JP2001007453A - プリント配線基板及びその製造方法 - Google Patents

プリント配線基板及びその製造方法

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JP2001007453A
JP2001007453A JP17193499A JP17193499A JP2001007453A JP 2001007453 A JP2001007453 A JP 2001007453A JP 17193499 A JP17193499 A JP 17193499A JP 17193499 A JP17193499 A JP 17193499A JP 2001007453 A JP2001007453 A JP 2001007453A
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JP
Japan
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board
substrate
printed wiring
wiring board
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JP17193499A
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English (en)
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Tetsuya Otsuka
哲也 大塚
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板本体の厚さを増すことなく、また、反り
防止専用治具を用いることなく、プリント配線基板自身
でリフロー時の反り発生を防止でき、更に、ビルドアッ
プ基板等の高密度実装基板にも適用可能であること。 【解決手段】 捨て基板3の積層数を基板本体2より多
くして、強化用積層部8を形成する。強化用積層部8の
分、捨て基板3が基板本体2より厚くなり、基板強度が
向上し、リフロー時の反りを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント配線基板に
関し、特に、リフロー時の反り発生を防止して、はんだ
付け不良を低減するように工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】プリント配線基板に部品を乗せてリフロ
ーによりはんだ付けを行う場合、リフロー時に受ける熱
により、プリント配線基板に反りが生じることがある。
この反りは、はんだブリッジの一因となっている。
【0003】近年、電子機器の小型化のために、ビルド
アップ法により製造された多層プリント配線基板(以
下、ビルドアップ基板と呼ぶ)が用いられるようになっ
ているが、ビルドアップ基板は従来のプリント配線基板
よりも一般に板厚が薄いために基板強度が弱く、リフロ
ー時に反りが発生し易い。
【0004】リフロー時の反り防止方法として、従来、
下記(1)(2)(3)(4)に示すものが知られている。 (1) 反り防止専用の治具を用いる方法:例えば、特開平
06−244242号公報には、リフロー時に、強度が
高く重い治具をプリント配線基板上に載せることによ
り、治具の自重で反りを防止する技術が開示されてい
る。 (2) 銅泊のパターンを多く残す方法:特開平05−21
8598号公報には、電気導通用パターンとは別に、同
電気導通用パターンの周囲を除いた絶縁部分に補助用パ
ターンを形成しておくことにより、プリント配線基板の
反りを防止する技術が開示されている。 (3) 捨て基板にパターンを形成する方法(その1):特
開平10−322035号公報には、多層プリント配線
基板の各層の捨て基板に、帯状の導体パターンを等間隔
に、且つ、層毎にパターン方向を90度ずらして形成し
ておくことにより、反りを防止する技術が開示されてい
る。捨て基板とは、プリント配線基板のハンドリングや
位置決め等のために、製品として使用される基板本体に
付加された余白部分であり、通常は部品のはんだ付け後
に、基板本体から切り離されて捨てられる。 (4) 捨て基板にパターンを形成する方法(その2):特
開平09−181445号公報には、1枚のベース上に
多数のビルドアップ基板を製造する際に、各層の捨て基
板に導体層と同じ材質でダミーパターンを形成し、各層
のダミーパターンを層間の導電皮膜で接続しておくこと
により、反りを防止する技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、反り防止専用
治具を用いる方法では、形状及び寸法が異なる多種類の
治具を用意しておき、プリント配線基板の種類に応じて
治具を使い分ける必要があり、更に、リフローの都度、
治具の装着と取り外しが必要であるので、面倒である。
【0006】銅泊パターンを多く残す方法では、ビルド
アップ基板のように実装密度が高くなると、補助用パタ
ーンを形成する余地が少なくなるから、補助用パターン
の数が減り十分な効果を発揮できない。
【0007】捨て基板にパターンを形成する方法では、
板厚が薄い基板に適用しても、反り防止の効果が不十分
である。
【0008】上述した従来技術の問題点に鑑み、本発明
の課題は、基板本体の板厚を増すことなく、また、反り
防止専用治具を用いることなく、プリント配線基板自身
の強度が向上してリフロー時の反り発生を効果的に防止
でき、更に、ビルドアップ基板等の高密度実装基板にも
適用可能なプリント配線基板及びその製造方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプリント配
線基板は、捨て基板の板厚が基板本体の板厚より厚いこ
とを特徴とする。捨て基板の板厚が厚い分、基板強度が
向上し、リフロー時の反りを防止できる。従って、従来
の捨て基板にパターンを形成する方法とは異なり、捨て
基板を十分な基板強度が得られるように厚くすれば良い
ので、基板本体の板厚は本来必要とされる積層数、従っ
て薄さのままで良く、板厚を増す必要がない。また、従
来のような反り防止専用治具を用いることなく、リフロ
ー時の反りを防止できる。更に、従来の補助用パターン
を形成する方法とは異なり、ビルドアップ基板等の高密
度実装基板の場合でも、捨て基板の板厚を厚くすること
が可能であるから、リフロー時の反りを防止することが
できる。
【0010】本発明に係る他のプリント配線基板は、捨
て基板の積層数が基板本体の積層数より多いことを特徴
とする。捨て基板の積層数が多い分、捨て基板が基板本
体より厚くなる。これにより、基板本体の板厚を増すこ
となく、反り防止専用治具を用いることなく、高密度実
装基板の場合でも、基板強度が向上してリフロー時の反
りを防止できる。この場合、基板本体よりも多く捨て基
板に形成する層の例として、絶縁層及び導体層のうち少
なくとも1つ、あるいは、絶縁層とその上の導体層、あ
るいは、熱伝導率の低い材料の層例えばセラミック層を
挙げることができる。プリント配線基板は、従来から適
用されている「めっきスルーホール法」で製造されたも
のでもであっても、あるいは、最近の「ビルドアップ
法」で製造されたものであっても良い。
【0011】更に、本発明に係るプリント配線基板の製
造方法は、基板本体と捨て基板とを含む基板を最初に形
成し、次いで、前記基板の捨て基板上に強化用積層部を
少なくとも1層形成することを特徴とする。この場合
も、従来の「めっきスルーホール法」、あるいは、最近
の「ビルドアップ法」を適用することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態例を、図1〜
図3に基づいて説明する。
【0013】図1に本発明の実施形態例として、ビルド
アップ法により製造されたプリント配線基板、つまり、
ビルドアップ基板の断面構造を示す。
【0014】図1において、ビルドアップ基板1は基板
本体2とこれの端部に連なる捨て基板3からなる。基板
本体2と捨て基板3の間には分割線4が設けられてい
る。基板本体2には部品搭載用ランド等の導体パターン
が形成されている。捨て基板3は、例えばリフローによ
るはんだ付け後に、分割線4に沿って基板本体2から切
り離され、基板本体2が製品として使用される。図1
中、5は絶縁層(例えば樹脂層)、6は導体層(例えば
銅泊層)、7は層間接続用バイアである。分割線4とし
ては、ミシン目、スリット、V溝等が設けられる。
【0015】ビルドアップ基板1において、捨て基板3
の積層数は基板本体2より多い。具体的には、基板本体
2に比べ、捨て基板3の表面に、所望の基板強度を得る
に十分な強化用積層部8が余分に形成されている。捨て
基板3の板厚は、強化用積層部8の分、基板本体2の板
厚より厚くなっている。
【0016】強化用積層部8の材質は特に限定されるも
のでなく、例えば、絶縁層5と同じ絶縁物質でも、ある
いは、導体層6と同じ導電性物質でも問題ない。リフロ
ー時に熱の影響を受けないのが好ましいことを考慮する
と、セラミックなど、絶縁層5や導体層6に比べて熱伝
導率の低い物質が効果的である。
【0017】また、強化用積層部8の厚さは、その材質
にもよるが、所望の強度が得られるように適宜な厚さに
設定される。
【0018】強化用積層部は1層に限らず、複数層形成
されても良い。図2に示す例では、絶縁物質からなる強
化用積層部8aを下に、その上に銅泊からなる強化用積
層部8bを形成した2層構造となっている。これとは逆
に、銅泊からなる強化用積層部8bを下に形成し、その
上に絶縁物質からなる強化用積層部8aを形成しても良
い。
【0019】次に、本発明の実施形態例として、ビルド
アップ基板1の製造方法を図3に基づいて説明する。
【0020】まず、図3(a)に示すように、最初に、
積層数が同じ捨て基板9と基板本体2を有する基板10
をビルドアップ法で形成する。具体的には、絶縁層5、
導体層6及びバイア7を1層毎に形成し、これを所望回
数繰り返すことにより、所望層数の基板10を形成す
る。
【0021】基板10の形成に引き続いて、図3(b)
に示すように、捨て基板9上にのみ強化用積層部8を形
成し、ビルドアップ基板1を得る。
【0022】上述の各実施形態例はビルドアップ基板1
についての説明であるが、従来から用いられている「め
っきスルーホール法」で製造されるプリント配線基板で
あっても、本発明を適用することができる。例えば、
「めっきスルーホール法」により製造したプリント配線
基板の捨て基板上に、絶縁物質、あるいは、導電性物
質、あるいは、セラミックなど熱伝導率の低い物質等、
で作った板状部材を接着することにより実現することが
できる。
【0023】また、プリント配線基板(ビルドアップ基
板も含む)が複数の小基板が集合したいわゆる集合基板
であっても、本発明を適用することができる。
【0024】更に、1つの基板上に捨て基板3が多数存
在する場合は、全ての捨て基板3に強化用積層部8(8
a、8b)を形成しても良いが、予め試作等により反り
が生じる方向や反り防止に効果的な部分を調べ、それに
該当する捨て基板3にのみ強化用積層部8(8a、8
b)を形成するようにしても良い。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、捨て基板が基板本体よ
り厚い、あるいは、多くの層を有するので、プリント配
線基板の強度が向上する。従って、基板本体の厚さを増
すことなく、また、反り防止専用治具を用いることな
く、プリント配線基板自身でリフロー時の反り発生を効
果的に防止し、はんだ不良を防止することができる。本
発明は、ビルドアップ基板等、高密度実装基板に適用し
て有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係るプリント配線基板
(ビルドアップ基板)の断面図。
【図2】捨て基板の積層構造例を示す断面図。
【図3】本発明の一実施形態例に係るプリント配線基板
(ビルドアップ基板)の製造方法を示す図。
【符号の説明】 1 ビルドアップ基板 2 基板本体 3 捨て基板 4 分割線 5 絶縁層 6 導体層 7 層間接続用バイア 8、8a、8b 強化用積層部 9 捨て基板 10 基板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 捨て基板の板厚が基板本体の板厚より厚
    いことを特徴とするプリント配線基板。
  2. 【請求項2】 捨て基板の積層数が基板本体の積層数よ
    り多いことを特徴とするプリント配線基板。
  3. 【請求項3】 前記捨て基板に、前記基板本体よりも多
    い層として、絶縁層及び導体層のうち少なくとも1つが
    形成されていることを特徴とする請求項2記載のプリン
    ト配線基板。
  4. 【請求項4】 前記捨て基板に、前記基板本体よりも多
    い層として、絶縁層とその上の導体層が形成されている
    ことを特徴とする請求項2記載のプリント配線基板。
  5. 【請求項5】 前記捨て基板に、前記基板本体よりも多
    い層として、セラミック層が形成されていることを特徴
    とする請求項2記載のプリント配線基板。
  6. 【請求項6】 基板本体と捨て基板とを含む基板を最初
    に形成し、次いで、前記基板の捨て基板上に強化用積層
    部を少なくとも1層形成することを特徴とするプリント
    配線基板の製造方法。
JP17193499A 1999-06-18 1999-06-18 プリント配線基板及びその製造方法 Withdrawn JP2001007453A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6846549B2 (en) 2001-04-23 2005-01-25 Fujitsu Limited Multilayer printed wiring board
JP2007207934A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Kyocera Kinseki Corp シート状集合基板

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Effective date: 20060905