JP2000332234A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JP2000332234A
JP2000332234A JP11138402A JP13840299A JP2000332234A JP 2000332234 A JP2000332234 A JP 2000332234A JP 11138402 A JP11138402 A JP 11138402A JP 13840299 A JP13840299 A JP 13840299A JP 2000332234 A JP2000332234 A JP 2000332234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
source
drain
trapezoidal
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11138402A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroichi Goto
博一 後藤
Shinichi Iwagami
信一 岩上
Yasuyuki Asahara
康之 朝原
Emiko Chino
恵美子 千野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanken Electric Co Ltd filed Critical Sanken Electric Co Ltd
Priority to JP11138402A priority Critical patent/JP2000332234A/ja
Publication of JP2000332234A publication Critical patent/JP2000332234A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 HEMT及びMESFETの高耐圧化を図る
ことが困難であった。 【解決手段】 HEMTの主動作領域を半導体基体1の
台状部分12に形成する。この台状部分12におけるソ
ース細条部分2aとドレイン細条部分3aとの間に食い
込む溝20を設ける。台状部分12の側面を絶縁膜で覆
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高電子移動度トラ
ンジスタ(HEMT)又は金属半導体接触(ショットキ
バリア)電界効果トランジスタ(MESFET)等の半
導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】素子主動作領域をボンディングパッド形
成領域等から区画するために、素子主動作領域をメサ構
造にしたMESFETやHEMT(High Electron Mobi
lity Transistor )は公知である。図1及び図2は、従
来のこの種のHEMTを示す。従来のHEMTは、半導
体基体1と、2つのソース電極2と、ドレイン電極3
と、ゲート電極4と、図示が省略されている絶縁膜とを
備えている。なお、ソース電極2、ドレイン電極3、及
びゲート電極4には他の領域と区別するために点々が付
されている。
【0003】半導体基体1は、半絶縁性のGaAs半導
体から成る半導体基板5と、この基板5の上面に形成さ
れた相対的に不純物濃度の低いP形のGaAs半導体層
とAlGaAs半導体層が複数積層されて成るバッファ
層6と、相対的に不純物濃度の高いN形のAlGaAs
半導体から成る第1の電子供給層7と、実質的に不純物
がドープされていないAlGaAs半導体やInGaA
s半導体から成るチャネル層8と、相対的に不純物濃度
の高いN形のAlGaAs半導体から成る第2の電子供
給層9と、実質的に不純物がドープされていないAlG
aAs半導体から成るショットキ層10と、相対的に不
純物濃度の高いGaAs半導体から成るオーミックコン
タクト層11とを備えている。
【0004】半導体基体1は一方の主面にメサ構造の主
動作領域用台状部分12を有する。この台状部分12
は、バッファ層6の上に第1の電子供給層7とチャネル
層8と第2の電子供給層9とショットキ層10とコンタ
クト層11とを順次に有するHEMTの主動作領域であ
る。半導体基体1の台状部分12の外周領域は基板1と
バッファ層6とから成り、HEMTの主動作領域を含ま
ない。
【0005】台状部分12の側面13は、半導体基体1
の一方の主面から他方の主面側に向って広がる傾きを有
する傾斜面であり、ここにバッファ層6の一部、第1の
電子供給層7、チャネル層8、第2の電子供給層9、シ
ョットキ層10、コンタクト層11が露出している。コ
ンタクト層11は、図2及び図3から明らかなようにシ
ョットキ層10から突出する複数の帯状体から成る。従
って、ショットキ層10は複数のコンタクト層11の相
互間に露出している。なお、図3では台状部分12の傾
斜側面13に露出する複数の層の図示が省略されてい
る。
【0006】第1の電極としての左右に分割された2つ
のソース電極2は一般にフィンガ部と呼ばれている複数
のソース細条部分2aとソースパッド部分2bとソース
連結部分2cとをそれぞれ有している。ソース細条部分
2aの図1で斜線を付して区別している部分がコンタク
ト層11に低抵抗接触している。ソースパッド部分2b
は台状部分12の外周のバッファ層6上に配置されてい
る。ストライプ状に配置された複数のソース細条部分2
aはソース連結部分2cによってソース接続導体即ちソ
ースパッド部分2bにそれぞれ接続されている。なお、
ソース細条部分2aの一部は台状部分12の側面13に
接触している。
【0007】第2の電極としてのドレイン電極3は複数
のドレイン細条部分3aと、ドレインパッド部分3bと
ドレイン連結部分3cとから成る。複数のドレイン細条
部分3aの図1で斜線を付して区別している部分がコン
タクト層11に低抵抗接触している。複数のドレイン細
条部分3aは複数のソース細条部分2aの相互間に配置
されている。ソース細条部分2aとドレイン細条部分3
aとは直線状に延びる帯状体であり、規則正しく互いに
平行に配置されている。ドレイン接続導体としてのドレ
インパッド部分3bは半導体基体1の台状部分12の外
周のバッファ層6の上に配置されている。ドレイン連結
部分3cは複数のドレイン細条部分3aをドレインパッ
ド部分3bに接続している。なお、ドレイン細条部分3
aの一部は台状部分12の側面13に接触している。
【0008】ゲート電極4は複数のゲート細条部分4a
とゲートパッド部分4bとゲート連結部分4cとから成
る。ゲート細条部分4aの大部分は台状部分12のショ
ットキ層10にショットキ接触(金属半導体接触)して
いる。ゲート接続導体としてのゲートパッド部分4bは
台状部分12の外周側でバッファ層6の上に配置されて
いる。ゲート連結部分4cは複数のゲート細条部分4a
をゲートパッド部分4bに接続している。なお、ゲート
電極4は平面的に見てソース電極2に交差しているが、
両者は絶縁膜(図示せず)によって電気的に分離されて
いる。
【0009】図1及び図2では省略されているが、ソー
スパッド部分2b、ドレインパッド部分3b、ゲートパ
ッド部分4bの周知のワイヤボンディング技術によって
リード細線(ワイヤ)がボンディングされる領域以外の
半導体基体1の上面側を被覆する絶縁膜が設けられてい
る。
【0010】このHEMTにおいて、ゲート電極4に印
加する電圧を変化させると、チャネル層8に形成される
空乏層の広がりが制御され、ドレイン電極3とソース電
極2との間を流れる電流が制御される。
【0011】図1〜図3のHEMTでは、FETの主動
作領域を台状部分12に設け、各電極のパッド部分2
b、3b、4bを台状部分12の外周側に設けたので、
主動作領域がパッド部分2b、3b、4bの影響を受け
ない。また、1枚の半導体ウエハに基づいて複数のHE
MTを作製する場合、ウエハ段階で個々のHEMTが電
気的に分離され、個々のHEMTの電気的特性をウエハ
段階で正確に測定することが可能になる。また、1つの
半導体チップ内に複数のHEMTを設けた複合素子又は
ICを製造する時に個々のHEMTの電気的分離を容易
且つ確実に達成することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、この
種のHEMT及びこれに類似のMESFETに対する高
耐圧化の要求が高まっている。例えば、この種のHEM
Tをカスケード方式のビデオアンプの電圧増幅部に使用
する場合には、100V程度のドレイン・ソース間耐圧
が得られることが望まれる。しかしながら、従来のHE
MTやMESFETでは20〜35V程度の耐圧しか得
られず、この要求を十分に満足することができなかっ
た。図9の特性線A、Bは、従来の2種類のHEMTの
ソース・ドレイン間の電圧と最大許容電流との関係を示
す。即ち、特性線Aは従来の高耐圧用HEMTの特性を
示し、特性線Bは従来の携帯電話用HEMTの特性を示
す。なお、特性線Cは後述する本発明に従う実施例のH
EMTの特性を示す。特性線A、B、Cの左側領域は安
全領域であり、右側領域は破壊領域である。また、図9
のDはカスケード方式のビデオアンプの負荷線である。
カスケード接続の場合は、負荷線Dが安全領域になけれ
ばならない。
【0013】従来の携帯電話用HEMTの場合は特性線
がBとなるので、ドレイン・ソース間電圧を約20Vよ
りも高めることができない。また、従来の高耐圧用HE
MTの場合には、ドレイン電流を低い値に保つとドレイ
ン・ソース間電圧を120V程度にすることができる
が、ドレイン・ソース間電圧が30〜70V程度の範囲
においてドレイン電流の大きさが大幅に制限され、負荷
線Dに従う電流を流すことができなくなる。以上、HE
MTについて述べたが、MESFET等の半導体装置に
おいても、耐圧向上が望まれている。
【0014】そこで、本発明の目的は、素子主動作領域
を台状部分に形成する半導体装置の耐圧向上を図ること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するための本発明は、単一又は複数の半導体
層を有し且つ一方の主面に主動作領域用台状部分を有す
る半導体基体と、前記台状部分の上に互いに対向するよ
うに配置された少なくとも第1及び第2の電極とを備
え、且つ前記台状部分の少なくとも一部が電流通路とな
って電流が前記第1及び第2の電極の相互間に流れるよ
うに構成された半導体装置において、前記第1及び第2
の電極の端部領域の相互間に位置するように前記台状部
分に食い込んだ溝が設けられていることを特徴とする半
導体装置に係わるものである。
【0016】なお、請求項2に示すように、更に第3の
電極を設け、HEMT(高電子移動度トランジスタ)又
はMESFET(ショットキゲート電界効果トランジス
タ)等の電界効果トランジスタを構成することができ
る。また、請求項3に示すように第1及び第2の電極を
台状部分の側面に接触させないことが望ましい。また、
請求項4に示すように、ソース電極、ドレイン電極及び
ゲート電極が複数の細条部分を有することが望ましい。
【0017】
【発明の効果】各請求項の発明によれば、台状部分上の
第1及び第2の電極の相互間に配置された溝によって台
状部分の上における第1及び第2の電極の端部の相互間
の沿面距離即ち電流経路の長さが長くなり、第1及び第
2の電極の端部の相互間での破壊が生じ難くなり、耐圧
向上を図ることができる。また、請求項2の発明によれ
ば、HEMT又はMESFETの耐圧向上を良好に達成
することができる。また、請求項3の発明によれば、台
状部分の側面に第1及び第2の電極を接続しないので、
第1及び第2の電極間の不要電流が少なくなり、破壊し
にくくなる。また、請求項4の発明によれば、HEMT
又はMESFET等のFETの電力容量の増大を図るこ
とができる。
【0018】
【実施形態及び実施例】次に、図4〜図11を参照して
本発明に係わる実施形態及び実施例を説明する。但し、
図4〜図11において図1〜図3と実質的に同一の部分
には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0019】
【第1の実施例】図4は第1の実施例のHEMTを図1
と同様に絶縁膜を省略して示す平面図である。図5は図
4のB−B線断面図である。図6は図4のC−C線断面
図である。図7は図4のD−D線拡大断面図である。図
8は図4の半導体基体の平面図である。
【0020】この第1の実施例のHEMTは、次の
において図1〜図3の従来のHEMTと相違し、この
他は図1〜図3のHEMTと実質的に同一に構成されて
いる。 台状部分12に複数の食い込み溝20が周知のエッ
チング技術で設けられている。 ソース電極2及びドレイン電極3は、バッファ層6
及び台状部分12の側面13に直接に接触せずに、絶縁
膜21の上に配置されている。 2つのソースパッド用台状部分22、ドレインパッ
ド用台状部分23が設けられ、これ等の上にソースパッ
ド部分2b、ドレインパッド部分3bが配置されてい
る。
【0021】第1の実施例のHEMTは、図1〜図3の
従来のHEMTと同様に、半導体基体1、ソース電極
2、ドレイン電極3、ゲート電極4を有している。ま
た、第1の実施例の半導体基体1は、図1〜図3と同様
に、半導体基板5、バッファ層6、第1の電子供給層
7、チャネル層8、第2の電子供給層9、ショットキ層
10、コンタクト層11を有している。しかし、第1の
実施例の半導体基体1の表面は図1〜図3と相違し、主
動作領域用台状部分12の他に、2つのソースパッド用
台状部分22、1つのドレインパッド用台状部分23を
有している。これ等の追加した台状部分22、23の半
導体層の構成は図7から明らかなように主動作領域用台
状部分12の半導体層の構成と同一である。
【0022】主動作領域用台状部分12は外周縁に複数
の食い込み溝20を有している。溝20はソース細条部
分2aとドレイン細条部分3aとの間に食い込んでい
る。即ち、島状の台状部分12に入り江状に溝20が設
けられ、ソース細条部分2aの端部とドレイン細条部分
3aの端部との間が溝20で分離されている。溝20
は、バッファ層6の一部、第1の電子供給層7、チャネ
ル層8、第2の電子供給層9、ショットキ層10を切り
欠くように形成されている。従って、溝20の底面には
バッファ層6が露出している。主動作領域用台状部分1
2は略平面形状長方形であり、この長手の対向する2辺
に食い込み溝20が形成されている。各細条部分2a、
3aは長方形の2辺に直交する方向に延びているので、
溝20も各細条部分2a、3aと同一方向に延びてい
る。
【0023】ソース細条部分2aとドレイン細条部分3
aとの間に配置されたゲート細条部分4aは、ソース細
条部分2a寄りに配置され、溝20とソース細条部分2
aとの間にゲート細条部分4aが配置されている。溝2
0の食い込みの深さは耐圧と電流容量との両方を考慮し
て決定される。好ましくは、ソース細条部分2aとドレ
イン細条部分3aとの中央部の耐圧と端部の耐圧とが等
しくなるように溝20の食い込み深さが決定される。コ
ンタクト層11に接触しているソース細条部分2a及び
ドレイン細条部分3aの端部の相互間には図6に示すよ
うに溝20が介在しているので、半導体層の表面に沿う
距離即ち沿面距離の増大が図られ、耐圧が向上する。な
お、溝20の底面はバッファ層であるので、溝20の底
面を通るドレイン細条部分3aからソース細条部分2a
との間の電流通路は実質的に生じない。溝20の底面よ
りも高い位置にある半導体層(ショットキ層10等)を
通るドレイン細条部分3aの端部とソース細条部分2a
の端部との間の電流通路の長さは、ドレイン細条部分3
aと溝20との間の幅狭部分及びソース細条部分2aと
溝20との間の幅狭部分の分だけ、ドレイン細条部分3
aとソース細条部分2aとの中央の相互間距離即ち平面
的に見た最短距離よりも長くなり、これによる耐圧向上
効果も生じる。
【0024】主動作領域用台状部分12と同一の半導体
層を含むメサ構造の2つのソースパッド用台状部分22
とドレインパッド用台状部分23は、これ等の上面にソ
ースパッド部分2b及びドレインパッド部分3cを有す
る。各台状部分12、22、23はバッファ層6から立
上っているので、これ等の相互間は電気的に分離されて
いる。従って、この近傍の電界集中の緩和が達成され
る。また、パッド部分2b、3bの下の基体が厚くなるの
で、ワイヤボンディング時のチップの割れを防ぐことが
できる。ゲートパッド部分4bは2つのソースパッド用
台状部分22の相互間のバッファ層6の上に配置されて
いる。
【0025】絶縁膜21はチタン酸化膜とシリコン酸化
膜との積層膜から成り、図7から明らかなように各台状
部分12、22、23の側面を覆うように配置されてい
る。また、絶縁膜21はゲート連結部分4cとソース連
結部分2cとの間にも介在し、両者を電気的に分離して
いる。また、絶縁膜21は、図7から明らかなようにソ
ース細条部分2a及びドレイン細条部分3aを覆うよう
に形成され、ソース連結部分2c及びドレイン連結部分
4cは絶縁膜21の開口を介してソース細条部分2a及
びドレイン細条部分3aに接続されている。また、ソー
スパッド部分2b及びドレインパッド部分3bもワイヤ
ボンディング領域を除いて絶縁膜21で被覆され、ここ
に形成された開口を介してソース連結部分2c及びドレ
イン連結部分3cに接続されている。なお、ソース連結
部分2c及びドレイン連結部分3cは絶縁膜21の上に
形成されている。
【0026】本実施例によればHEMTのドレイン・ソ
ース間の耐圧向上を図ることができる。即ち、本実施例
のHEMTは図9の特性線Cに示す耐圧特性を有する。
この特性線Cから明らかなようにドレイン・ソース間電
圧が80Vよりも高い領域において負荷線Dよりも大き
いドレイン電流を流すことができるのみでなく、ドレイ
ン・ソース間電圧が30〜80Vの中間電圧領域におい
て従来の高耐圧用HEMTの特性線Aよりも大きいドレ
イン電流を流すことが可能になる。
【0027】本実施例に基づく耐圧向上には、溝20に
よってソース細条部分2aとドレイン細条部分3aとの
端部相互間を分離し、ここの電界集中を緩和したこと、
及びソース電極2及びドレイン電極3をバッファ層6の
上に直接形成しないためにバッファ層に電界集中が生じ
ないことが寄与しているものと考えられる。
【0028】
【第2の実施例】図10及び図11は第2の実施例に係
わるMESFETを示す。第2の実施例のMESFET
は、バッファ層6の上の半導体層の構成が第1の実施例
のHEMTと相違している点、及びソースパッド用台状
部分及びドレインパッド用台状部分を設けない点を除い
て、第1の実施例のHEMTと同一に構成されている。
即ち、図11から明らかなようにMESFETの半導体
基体1は、半絶縁性のGaAs半導体から成る半導体基
板5と、高抵抗のN形GaAsバッファ層6と、N形半
導体から成る活性層30とを有する。主動作領域用台状
部分12は活性層30とバッファ層6の一部とから成
り、平面的に見てバッファ層6に包囲されている。ソー
ス細条部分2a、ドレイン細条部分3a及びゲート細条
部分4aの大部分は台状部分12の表面上即ち活性層3
0の表面上に配置されている。台状部分12には、第1
の実施例と同様に食い込み溝20が形成されている。ま
た、図示はされていないが、第1の実施例の絶縁膜21
と同様なものが設けられている。この第2の実施例によ
っても第1の実施例と同様な効果を得ることができる。
【0029】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図4〜図8の第1の実施例においても、第2の
実施例のMESFETと同様にソースパッド用台状部分
22及びドレインパッド用台状部分23を設けないで、
バッファ層6にソースパッド部分2b及びドレインパッ
ド部分3bを直接に形成することができる。 (2) 図10及び図11の第2の実施例のMESFE
Tにおいて、第1の実施例のソースパッド用台状部分2
2及びゲートパッド用台状部分23に相当するものを設
けることができる。 (3) 実施例のようにゲート細条部分4aをソース細
条部分2aとドレイン細条部分3aとの中間から少しず
らすと溝20を形成し易いが、両者の中間にゲート細条
部分4aを配置し、ゲート細条部分4aとソース細条部
分2a又はドレイン細条部分3aとの間に溝20を形成
することができる。また、ゲート細条部分4aの両側に
溝20を形成することもできる。 (4) 半導体基体1の上面を保護する絶縁膜21とし
ては、チタン酸化膜のみから成る膜やチタン酸化膜の上
にシリコン酸化膜等を積んだ積層膜の他に例えば、シリ
コン酸化膜のみから成り、チタン酸化膜を使用しない膜
とすることもできる。しかし、チタン酸化膜から成る絶
縁膜は半導体基体1の上面に露出したバッファ層6の表
面を電気的に安定化する効果を有する。従って、少なく
ともバッファ層6に接する絶縁膜はチタン酸化膜とする
ことが望ましい。 (5) ゲート細条部分4aにループ形成部を設けない
で、ゲート細条部分4aの他端を開放状態にすることが
できる。 (6) バイポーラトランジスタにも本発明を適用する
ことができる。この場合にはドレイン電極3をコレクタ
電極、ソース電極2をエミッタ電極、ゲート電極4をベ
ース電極とし、且つ半導体基体に周知のコレクタ領域、
エミッタ領域及びベース領域を設ける。また、ダイオー
ドにも本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のHEMTを絶縁膜を省いて示す平面図で
ある。
【図2】図1のA−A線に相当する部分の断面図であ
る。
【図3】図1の半導体基体の平面図である。
【図4】本発明の第1の実施例のHEMTを絶縁膜を省
いて示す平面図である。
【図5】図4のB−B線に相当する部分の断面図であ
る。
【図6】図4のC−C線に相当する部分の断面図であ
る。
【図7】図4のD−D線に相当する部分の断面図であ
る。
【図8】図4の半導体基体の平面図である。
【図9】従来のHEMT及び本発明の実施例のHEMT
の特性図である。
【図10】第2の実施例のMESFETを絶縁膜を省い
て示す平面図である。
【図11】図10のE−E線に相当する部分の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 半導体基体 2 ソース電極 3 ドレイン電極 4 ゲート電極 5 半導体基板 6 バッファ層 7 第1の電子供給層 8 チャネル層 9 第2の電子供給層 10 ショットキ層 11 コンタクト層 12 台状部分 20 溝 21 絶縁膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月1日(1999.9.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
フロントページの続き (72)発明者 朝原 康之 埼玉県新座市北野三丁目6番3号 サンケ ン電気株式会社内 (72)発明者 千野 恵美子 埼玉県新座市北野三丁目6番3号 サンケ ン電気株式会社内 Fターム(参考) 5F102 FA01 FA02 FA10 GB01 GB05 GC01 GD01 GJ05 GK08 GL04 GM06 GN05 GQ02 GQ03 GR04 GR09 GR11 GV03 GV06 GV07 HC01 HC17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一又は複数の半導体層を有し且つ一方
    の主面に主動作領域用台状部分を有する半導体基体と、
    前記台状部分の上に互いに対向するように配置された少
    なくとも第1及び第2の電極とを備え、且つ前記台状部
    分の少なくとも一部が電流通路となって電流が前記第1
    及び第2の電極の相互間に流れるように構成された半導
    体装置において、 前記第1及び第2の電極の端部領域の相互間に位置する
    ように前記台状部分に食い込んだ溝が設けられているこ
    とを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記台状部分の上に第3の電極を
    有し、前記第3の電極は前記第1及び第2の電極の相互
    間に配置され、前記半導体装置は電界効果トランジスタ
    であり、前記第1の電極はソース電極であり、前記第2
    の電極はドレイン電極であり、前記第3の電極はゲート
    電極である請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の電極は前記台状部分
    の上面に接触し、前記台状部分の側面には接触していな
    いことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記ソース電極、前記ドレイン電極、前
    記ゲート電極は複数の細条部分を有し、前記ソース電極
    の複数の細条部分と前記ドレイン電極の複数の細条部分
    とは前記主動作領域用台状部分の上面に交互に配置さ
    れ、前記ゲート電極の細条部分は前記ソース電極の細条
    部分と前記ドレイン電極の細条部分との間に配置され、 前記半導体基体はソース電極接続用台状部分とドレイン
    電極接続用台状部分を有し、 前記ソース電極接続用台状部分の上に前記ソース電極の
    前記複数の細条部分に接続されたソース接続導体が設け
    られ、 前記ドレイン電極接続用台状部分に上に前記ドレイン電
    極の複数の細条部分に接続されたドレイン接続導体が設
    けられ、 前記ゲート電極の複数の細条部分に接続されたゲート接
    続導体が前記半導体基体の前記主動作領域用台状部分の
    外側領域に設けられていることを特徴とする請求項2記
    載の半導体装置。
JP11138402A 1999-05-19 1999-05-19 半導体装置 Pending JP2000332234A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11138402A JP2000332234A (ja) 1999-05-19 1999-05-19 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11138402A JP2000332234A (ja) 1999-05-19 1999-05-19 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000332234A true JP2000332234A (ja) 2000-11-30

Family

ID=15221128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11138402A Pending JP2000332234A (ja) 1999-05-19 1999-05-19 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000332234A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011210834A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Sumitomo Electric Ind Ltd 電界効果トランジスタ
JP2011249821A (ja) * 2011-07-12 2011-12-08 Renesas Electronics Corp 半導体装置
JP2012064900A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Panasonic Corp 半導体装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011210834A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Sumitomo Electric Ind Ltd 電界効果トランジスタ
US8624303B2 (en) 2010-03-29 2014-01-07 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Field effect transistor
JP2012064900A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Panasonic Corp 半導体装置
JP2011249821A (ja) * 2011-07-12 2011-12-08 Renesas Electronics Corp 半導体装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10950524B2 (en) Heterojunction semiconductor device for reducing parasitic capacitance
US8569843B2 (en) Semiconductor device
US7538394B2 (en) Compound semiconductor switch circuit device
WO2011064955A1 (ja) 双方向スイッチ
CN105789307B (zh) 半导体器件及其制造方法
US7855453B2 (en) Semiconductor device
JP3203858B2 (ja) 高耐圧mis電界効果トランジスタ
US20220336598A1 (en) Semiconductor device
JP2006086354A (ja) 窒化物系半導体装置
JP7195306B2 (ja) 窒化物半導体装置
US11489047B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
US20220181447A1 (en) SiC SEMICONDUCTOR DEVICE
US20020195617A1 (en) Compound semiconductor device
US8193612B2 (en) Complimentary nitride transistors vertical and common drain
US20210167061A1 (en) Nitride semiconductor device
US8384137B2 (en) Semiconductor device
CN111697076A (zh) 半导体装置
JP2000340580A (ja) 半導体装置
US11888060B2 (en) Power MOSFET with improved safe operating area
JP2000332234A (ja) 半導体装置
JP6372172B2 (ja) 化合物半導体装置及びその製造方法
CN115552636A (zh) 电子部件
JP4009804B2 (ja) 電界効果型半導体装置
JP7313197B2 (ja) 半導体装置
JPH0196966A (ja) 電界効果トランジスタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060816

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070214

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070613