JP2000332138A - 不揮発性半導体記憶装置、及びその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置、及びその製造方法

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JP2000332138A
JP2000332138A JP11142591A JP14259199A JP2000332138A JP 2000332138 A JP2000332138 A JP 2000332138A JP 11142591 A JP11142591 A JP 11142591A JP 14259199 A JP14259199 A JP 14259199A JP 2000332138 A JP2000332138 A JP 2000332138A
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semiconductor memory
nonvolatile semiconductor
insulating film
forming
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Takeshi Okazawa
武 岡澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セルのソース、ドレイン間における非対象性
に起因した、互いに鏡像の関係にある隣接したメモリセ
ルの形状におけるばらつきを、外部から見た特性上には
影響しないようなメモリセルの構成を有する不揮発性半
導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 間に浮遊ゲート電極13とオフセットに
形成されたソース16を挟むようにして隣接した二つの
浮遊ゲート電極13から構成されたメモリセルを一つの
単位として、書き込み並びに読み出しを行うことによ
り、特性の良い浮遊ゲートを介する電流のみを、外部か
ら検出できるようにする。さらに、書き込みに際しては
前記一組のメモリセルに1ビットのみならず2ビット以
上の記憶を行わせることにより従来のメモリセルと同等
以上の記憶密度を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気的に書き換え
可能な不揮発性半導体記憶装置に関し、特に動作時の消
費電力が従来よりも小さく、かつ高速で動作することが
可能な不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気的に書き換えのできる不揮発性半導
体記憶装置の内、複数のメモリセルを同時に一括消去す
る機能を有するものを、フラッシュメモリと称する。こ
のフラッシュメモリは多くの応用分野に利用されている
が、例として携帯用機器に使用される場合、動作時の消
費電力が小さく、かつ高速で動作することが求められ
る。そのために、これまで各種の技術的提案がなされて
いるが、そのような一例となる従来技術として、いまま
でのようなドレイン側からの書き込みに代わって、ソー
ス側から電子を注入するセル(SSIセル:Sourc
e Side Injection セル)による不揮
発性半導体記憶装置がある。
【0003】この種のメモリセルの構造及び動作の一例
として、1986年国際固体素子学会(1986 In
ternational Electron Devi
ces Meeting)講演予稿集108から111
頁記載のA.T.Wuらの「A Novel High
−Speed 5−Volt Programming
EPROM Structure with Sou
rce−Side Injection」を挙げること
ができる。
【0004】これらの構造及び動作の説明を図1、及び
図2と図3とを用いて詳細に説明する。まず、図1の
(a)に示す様に、上記講演予稿集が開示する不揮発性
半導体記憶装置は、P型シリコン基板11の表面に約1
0nmのゲート絶縁膜12を有し、ゲート絶縁膜12上
には多結晶シリコンより成る浮遊ゲート電極13、さら
に浮遊ゲート電極13上には約25nmの膜厚の浮遊ゲ
ート上絶縁膜14が積層され、浮遊ゲート上絶縁膜14
上には制御ゲート電極15を有している。浮遊ゲート電
極13及び制御ゲート電極15に覆われていないシリコ
ン基板11表面にはN型不純物によるソース16及びド
レイン17が形成される。さらに少なくても浮遊ゲート
の側面とソース不純物拡散領域との間に、側壁18と呼
ばれる膜が積層され、ソースと浮遊ゲート電極の間に一
定の間隔が設けられる。このタイプのSSIセルの動作
を簡単に説明する。
【0005】メモリセルの書込みでは、例えばシリコン
基板11とソース16とに0V(接地電位)を印加し
て、ドレイン17及び制御ゲート電極15にそれぞれ例
えば5V、12Vを印加する。その際、側壁18を例え
ば多結晶シリコン等で形成して例えば4V程度の正電圧
を印加してもよい。もしくは、側壁18を例えば酸化シ
リコンや窒化シリコンなどの絶縁膜で形成し外部からの
電位は与えない(接地電位)ようにしてもよい。
【0006】このような各部電位を設定した結果、メモ
リセルのソース16とドレイン17の間の浮遊ゲート電
極13に覆われたP型シリコン基板11の表面領域はチ
ャネルと呼ばれる反転領域が形成される。また、同じく
P型シリコン基板11の表面領域でも側壁18に覆われ
た領域は、シリコン基板の接地電位もしくは側壁18に
印可された4Vからしきい値(約2V)を引いた約2V
程度に設定される(図1の(b)参照)。その場合、チ
ャネル領域は表面反転が実現され高電気伝導状態にある
ので、電位はドレイン17に印可された5Vがそのまま
出現すると考えられる。そのため、水平方向の表面電界
強度は、図1の(c)に示すように、表面電位が急速に
変化する領域、すなわち浮遊ゲート電極13と側壁18
の境界の直下で最大になる。
【0007】このような状態でメモリセルのチャネルに
電流が流れると、電流を構成する電子の一部は、前述し
た水平方向の表面電界強度が最大になる領域、すなわち
浮遊ゲート電極13と側壁18の境界の直下で非常に大
きなエネルギーを持つことがある。そのような電子のう
ち特にシリコン基板と酸化シリコンの障壁(約3.1e
V)を越える、いわゆるホットな電子はチャネルからゲ
ート絶縁膜12を越えて浮遊ゲート電極13へ注入され
る。その結果、メモリセルに書き込みが行われる。
【0008】従来のSSIセル構造を有しない不揮発性
半導体記憶装置のドレイン端部で行われるホットな電子
の発生、および浮遊ゲートへの注入では、ホットな電子
を発生するための水平方向の高電界領域の発生場所と最
大電界強度とが、ドレインでの接合耐圧によって制限さ
れるためと、垂直方向の電界がドレイン端部では水平方
向電界を緩和するためとにより、ホットな電子を発生さ
せて浮遊ゲートに注入する効率が非常に低く、約0.0
01〜0.01%を越えることはなかった。
【0009】それに対して、上記従来例によるSSIメ
モリセルでは、ホットな電子を発生するための水平方向
の高電界発生場所と最大電界強度は、ドレインの接合耐
圧とは独立に決定でき、さらに垂直方向の電界も独立に
設定できるため、ホットな電子を発生させ、それを浮遊
ゲート13へ注入させる効率は、従来のSSIセルより
も約10倍以上高く、すなわち約0.01〜0.1%に
高めることが出来る。その結果、書き込み時の消費電流
は、従来の方法より約十分の一に下げることが出来た。
【0010】次に、図2と図3とを用いて上記従来のS
SIセルの製造方法の一実施例を詳細に説明する。図2
の(a) に示すように、P型シリコン基板11の表面に約
10nmのゲート絶縁膜12を積層し、ゲート絶縁膜1
2上には第1の多結晶シリコン130を約150nm積
層する。第1の多結晶シリコン130上には約20nm
の膜厚の浮遊ゲート上絶縁膜14、さらに浮遊ゲート上
絶縁膜14上には約300nmの第2の多結晶シリコン
150が積層される。
【0011】次に図2の(b)に示すように、所定のマ
スクパターンを用いて、第2の多結晶シリコン150、
浮遊ゲート上絶縁膜14、第1の多結晶シリコン130
を順次エッチングして、制御ゲート電極15と浮遊ゲー
ト電極13との間に浮遊ゲート上絶縁膜14を挟んだ複
合ゲート電極を形成する。
【0012】続いて図2の(c)に示すように、装置全
面に酸化シリコン膜180を約150nmの膜厚で積層
する。図2の(d)では、図2の(c)で示した酸化シ
リコン膜180に異方性エッチングを行うことにより、
浮遊ゲート電極13と浮遊ゲート上絶縁膜14と制御ゲ
ート電極15で構成された複合ゲート電極の側面に側壁
18を形成する。その後、図2の(e)に示すように、
SSIセルのソース領域となる領域にのみフォトレジス
ト20を積層する。このフォトレジスト20を図3の
(f)に示すように、SSIセルのドレイン領域の側壁
18を選択的に除去し、さらに、例えばヒ素のようなN
型不純物のヒ素イオン注入21を行う。
【0013】その結果、ソース領域には上記複合ゲート
電極の側面に側壁18が存在しているためソース16は
浮遊ゲート電極13に対してオフセットにN型不純物拡
散領域が形成され、一方ドレイン領域には浮遊ゲート電
極と自己整合的にドレイン17が形成される。
【0014】上記の加工後、図3の(g)に示すよう
に、複合ゲートを覆うように層間絶縁膜23を積層し、
最後に、図3の(h)に示すように、コンタクトホール
24と、配線層25を積層する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように形成された
浮遊ゲート電極13に対してオフセット構造に形成され
たソース16は、オフセットの形成方法が側壁18の形
成に依存しているため、例えばオフセット幅が酸化シリ
コン膜180の膜厚のばらつきによって変動するという
影響があった場合、その影響を受けやすい。また、側壁
18の形成時に酸化シリコン膜180の異方性エッチン
グを用いるためエッチングのばらつきの影響も受けやす
い。このようなオフセット領域のばらつきは、個々のメ
モリセルの特性のばらつきに繋がり、特に隣接したセル
が互いに鏡像の関係で形成される場合、側壁18がその
形状に於いて互いに反転の形態を持つため、側壁18の
形状のばらつきがセル特性のばらつきを通じて装置全体
の特性のばらつきになってしまうといった問題を有して
いた。
【0016】すなわち、上記従来のSSIメモリセルで
は、従来のドレイン端部からの書き込み方式に対して、
ゲート電極のソース側にオフセット領域を設けること
で、発生電界をドレイン接合耐圧とは独立に設定できる
ので、従来よりも高い書き込み効率を得ることが出来る
が、それを実現するためには、メモリセルの浮遊ゲート
電極側に再現性良く側壁(図1の(a)の側壁18)を
形成しなければならない。
【0017】しかしながら、製造過程におけるばらつき
を無くすというのは不可能に近い作業であり、不揮発性
半導体記憶装置の製造における問題となっていた。
【0018】本発明は、かかる問題に鑑みなされたもの
で、従来のSSIセルの特徴であるソースの浮遊ゲート
電極に対するオフセットの形成、すなわち、セルのソー
ス、ドレイン間における非対象性に起因した、互いに鏡
像の関係にある隣接したメモリセルの形状におけるばら
つきを、外部から見た特性上には影響しないようなメモ
リセルの構成を有する不揮発性半導体記憶装置を提供す
ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明によれば、一つ以上のメモリ
セルで構成される不揮発性半導体記憶装置において、メ
モリセルは、半導体基板の第1の導電型と反対の導電型
である第2の導電型で構成され、電子を入力する電極と
して用いられる電子入力手段と、第2の導電型で構成さ
れ、入力手段により入力された電子を取り出す電極とし
て用いられる複数の電子取出手段と、半導体基板に積層
され、電圧をかけることで電子入力手段と電子取出手段
との間の半導体基板表面に電流を通すチャネルを形成す
るチャネル作成手段と、チャネル作成手段と半導体基板
との間に積層され、自身が保持する電荷によりチャネル
形成手段の半導体基板に及ぼす効力を制御するチャネル
制御手段とを有する。
【0020】また、請求項2記載の発明は、電子入力手
段と、複数のチャネル形成手段それぞれとの間に所定の
間隔を設けることにより、電子入力手段とチャネル形成
手段との間がオフセット構造になっている。
【0021】また、請求項3記載の発明は、電子入力手
段はソース電極であり、電子取出手段はドレイン電極で
ある。
【0022】また、請求項4記載の発明によれば、チャ
ネル形成手段は、半導体基板の所定の領域上に積層され
るゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に積層され、入力さ
れた電子を蓄える浮遊ゲートと、浮遊ゲート上に積層さ
れる浮遊ゲート上絶縁膜とを有する。
【0023】また、請求項5記載の発明は、電子入力手
段と各チャネル制御手段との間の、所定の間隔を隔てた
領域に側壁をさらに有する。
【0024】また、請求項6記載の発明によれば、メモ
リセルは、一つのチャネル制御手段に2ビット以上のデ
ータを記憶する。
【0025】また、請求項7記載の発明によれば、一つ
のメモリセルは、電子入力手段を中心として、該電子入
力手段の周りに、チャネル制御手段が配置され、さらに
その外側に、電子取出手段が配置される。
【0026】また、請求項8記載の発明によれば、複数
のチャネル形成手段は、全てをまとめて単一の電極によ
り構成される。
【0027】また、請求項9記載の発明は、複数のチャ
ネル形成手段に、同一の電圧をかけるための行方向制御
回路をさらに有する。
【0028】また、請求項10記載の発明は、第1の導
電型はP型であり、第2の導電型はN型である。
【0029】また、請求項11記載の発明によれば、メ
モリセルは、電子出力手段に電圧をかけることで、電子
入力手段から電子を注入する。
【0030】また、請求項12記載の発明は、半導体基
板の電子入力手段、及び電子出力手段が形成された面に
積層される層間絶縁膜と、層間絶縁層上に積層される配
線層と、配線層と各電子取出手段とを電気的に接続する
電導手段とをさらに有する。
【0031】また、請求項13記載の発明によれば、側
壁は、所定の膜厚の酸化シリコン膜、もしくは窒化シリ
コン膜で構成される。
【0032】また、請求項14記載の発明によれば、電
子入力手段は、ヒ素、またはリン、またはヒ素とリンの
多重拡散層である。
【0033】また、請求項15記載の発明は、一つのメ
モリセルが有する電子取出手段の数は2つであり、ま
た、チャネル制御手段の数も2つである。
【0034】また、請求項16記載の発明は、一つのメ
モリセルが有する電子取出手段の数は4つであり、ま
た、チャネル制御手段の数も4つである。
【0035】また、請求項17記載の発明は、一つ以上
のメモリセルで構成される不揮発性半導体記憶装置にお
いて、一つのメモリセル内に、第1の導電型の半導体基
板の第1の面に所定の膜厚である第1の絶縁膜を積層
し、第1の絶縁膜上に第1の多結晶シリコンを所定の厚
さに積層し、第1の多結晶シリコンの複数の第1の領域
を取り除くことで、複数の第1の開口部を作成する第1
の作成工程と、複数の第1の開口部に、それぞれ第1の
イオンを注入することで、複数の第1の開口部それぞれ
に、第1の導電型と反対の導電型である第2の導電型を
もつ第1の不純物拡散層を作成する第2の作成工程と、
半導体基板上に積層された第1の多結晶シリコンの第2
の領域以外を保護するためのフォトレジストを積層し、
該第2の領域の該第1の多結晶シリコンを削除した後、
該フォトレジストを取り除くことで、第2の開口部と、
複数の第1の開口部の数だけの、該第1の多結晶シリコ
ンから成る第1の電極とを作成する第3の作成工程と、
第1の面に、さらに所定の厚さの第2の絶縁膜を積層
し、該第2の絶縁膜に、所定の異方性エッチングを施す
ることで、各第1の開口部と第2の開口部との内側面に
所定の側壁を作成する第4の作成工程と、第2の開口部
に第2のイオンを注入することで、該第2の開口部に第
2の不純物拡散層を形成する第5の作成工程と、第1の
面に、さらに第3の絶縁膜を積層し、さらに、第2の不
純物拡散層と、第1の電極を覆うように第2の多結晶シ
リコンを積層し、該第2の多結晶シリコンを所定のパタ
ーンに形成することで、第2の電極を作成する第6の作
成工程とを有する。
【0036】また、請求項18記載の発明は、第1の面
に、第4の絶縁膜をさらに積層する第1の積層工程と、
第4の絶縁膜の複数の第1の領域に、電気的に接続する
ためのコンタクトホールを作成する第7の作成工程と、
コンタクトホールを介して、電子を取り出すための配線
層を、第1の面にさらに積層する第2の積層工程とをさ
らに有する。
【0037】また、請求項19記載の発明は、第2の不
純物拡散層と、複数の第1の電極との間には所定の間隔
を設けるように作成され、第2の不純物拡散層と、各第
1の電極との間がオフセット構造になる。
【0038】また、請求項20記載の発明によれば、第
2の不純物拡散層は、電子を入力する領域であり、第1
の不純物拡散層は、電子を出力する領域である。
【0039】また、請求項21記載の発明によれば、一
つのメモリセルは、第2の不純物拡散層を中心として、
該第2の不純物拡散層の周りに、第1の電極が配置さ
れ、さらにその外側に、第1の不純物拡散層が配置され
る。
【0040】また、請求項22記載の発明によれば、複
数の第2の電極は、全てをまとめて単一の電極に作成さ
れる。
【0041】また、請求項23記載の発明によれば、第
2の電極は、第1の電極それぞれに対して作成され、該
第2の電極全てに同一の電圧をかける制御を行う行方向
制御回路を接続する接続工程を有する。
【0042】また、請求項24記載の発明は、第1の導
電型はP型であり、第2の導電型はN型である。
【0043】また、請求項25記載の発明によれば、側
壁は、酸化シリコン膜、もしくは窒化シリコン膜であ
る。
【0044】また、請求項26記載の発明によれば、第
1、及び第2のイオンは、ヒ素イオン、もしくは、リン
イオン、もしくはヒ素とリンの混合イオンである。
【0045】また、請求項27記載の発明によれば、第
2の不純物拡散層は、ヒ素、もしくは、リン、もしく
は、ヒ素とリンの多重拡散層である。
【0046】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る不揮発性半導
体記憶装置の第1の実施例である構成と、その製造方法
の一例を、図面と共に詳細に説明する。
【0047】図4の(a)は、本発明に係る不揮発性半
導体記憶装置の第1の実施例における一単位となるSS
Iメモリセルの断面構造を示した構成図である。図4の
(b)および(c)は、本発明に係る不揮発性半導体記
憶装置の第1の実施例において、一単位となるSSIメ
モリセルの断面構造図における表面チャネル位置に対す
る表面ポテンシャル、および水平方向表面電界強度の一
例を示したものである。
【0048】また、図5は、本発明に係る不揮発性半導
体記憶装置の第1の実施例における一単位となるSSI
メモリセルの構成を示したブロック図である。
【0049】図6の(a)から(d)、及び図7の
(e)から(h)、及び図8の(i)から(k)は、本
発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一実施
例の主要工程を段階毎の一単位のSSIメモリセルの断
面構造を示すことによって表した構成図である。
【0050】まず、図4の(a)に示すように、P型シ
リコン基板11の表面に約10nmのゲート絶縁膜12
を積層し、さらにゲート絶縁膜12上には多結晶シリコ
ンより成る浮遊ゲート電極13(加工後、最終的に13
1及び132となる)を積層する。
【0051】さらに浮遊ゲート電極13上には約20n
mの膜厚の浮遊ゲート上絶縁膜14を積層し、さらに浮
遊ゲート上絶縁膜14上には制御ゲート電極15を積層
する。
【0052】浮遊ゲート電極13に覆われていないシリ
コン基板11の表面にはN型不純物によるソース16及
びドレイン17を形成する。
【0053】浮遊ゲート電極は隣接した二つの第1の浮
遊ゲート電極131と第2の浮遊ゲート電極132とを
一単位として構成され、それらの第1、第2の浮遊ゲー
ト電極131、132の側面の少なくても向き合ってい
る側とソース16の不純物拡散領域との間には、側壁1
8と呼ばれる膜が形成される。
【0054】これにより、ソース16と浮遊ゲート電極
13の間に一定の間隔が設けられる。制御ゲート電極1
5は第1及び第2の浮遊ゲート電極131及び132の
表面を覆うように形成された浮遊ゲート上絶縁膜14の
上に、第1及び第2の浮遊ゲート電極131及び132
と、ソース16を覆って積層される。
【0055】本発明のSSIメモリセルでは、間に浮遊
ゲート電極13とオフセットに形成されたソース16を
挟むようにして隣接した二つの浮遊ゲート電極13から
構成されたメモリセルを一つの単位として、書き込み並
びに読み出しを行う。
【0056】さらに、書き込みに際しては一組のメモリ
セルに1ビットのみならず2ビット以上の記憶を行わせ
ることにより従来のメモリセルと同等以上の記憶密度を
実現することが出来る。
【0057】本発明による不揮発性半導体記憶装置のS
SIメモリセルの第1の実施例における書き込みでは、
例えばシリコン基板11とソース16を0V(接地電
位)にして、ドレイン17及び制御ゲート電極15にそ
れぞれ例えば5V、12Vを印加する。その際、側壁1
8を例えば多結晶シリコン等で形成して4V程度の正電
圧を印加してもよい。側壁18は酸化シリコンや窒化シ
リコンなどの絶縁膜で形成し外部からの電位は与えない
(接地電位)ようにする。
【0058】このように各部電位を設定した結果、メモ
リセルのソース16とドレイン17の間の第1及び第2
の浮遊ゲート電極131,132に覆われたP型シリコ
ン基板11の表面領域は、チャネルと呼ばれる反転領域
が形成されるが、同じくP型シリコン基板11の表面領
域でも側壁18に覆われた領域は、シリコン基板の接地
電位に設定される。
【0059】その結果、チャネル領域の表面ポテンシャ
ルおよび水平方向の表面電界強度は、図4の(b)およ
び(c)に示されたように、P型シリコン基板11の表
面領域でも側壁18に覆われた領域は、シリコン基板の
接地電位もしくは側壁18の電位4Vからしきい値(約
2V)を引いた約2V程度に設定される(図4の(b)
参照)。
【0060】その場合、チャネル領域は表面反転が実現
され高電気伝導状態にあるので、電位はドレイン17に
印可された5Vが出現すると考えられる。そのため、水
平方向の表面電界強度は、図4の(c)に示すように、
表面電位が急速に変化する領域、すなわち第1および第
2の浮遊ゲート電極131,132と側壁18の境界の
直下で最大になる。
【0061】このような状態でメモリセルのチャネルに
電流が流れると、電流を構成する電子の一部は、前述し
た水平方向の表面電界強度が最大になる領域、すなわち
浮遊ゲート電極131、および132と側壁18の境界
の直下で非常に大きなエネルギーを持つことがある。そ
のような電子のうち特にシリコン基板と酸化シリコンの
障壁(約3.1eV)を越える、いわゆるホットな電子
はチャネルからゲート絶縁膜12を越えて、それぞれ第
1および第2の浮遊ゲート電極131,132へ注入さ
れる。その結果、メモリセルに書き込みが行われる。
【0062】ここで、本発明のSSIメモリセルでは、
仮に隣接した左右の浮遊ゲート電極の側壁の非対称性を
起因とした製造上のばらつきが生じたとしても、特性上
検出し易い方の特性のみが外部から見えるため、個々の
ばらつきが外部に現れにくい。
【0063】これは、左右の浮遊ゲート電極側壁の膜厚
にばらつきが存在しても、書き込み、読み出しの際には
側壁の膜厚が薄い方のセルの特性のみが外部から検出さ
れ、他方の特性は外部からはほとんど見えないためであ
る。
【0064】すなわち、本発明による不揮発性半導体記
憶装置のSSIメモリセルに対して、書き込みと読み出
しを行った場合、データは一つのSSIメモリセル内の
側壁の薄い浮遊ゲート電極に対してデータの書き込みと
読み出しを行うこととなる。
【0065】次に、図5は、本発明による不揮発性半導
体記憶装置の一つのSSIメモリセルの第1の実施例を
表した回路図である。ここで、印加電圧側には、予め所
定の電圧Vがかけられており、制御ゲート15にかける
電圧を制御することにより、各浮遊ゲート電極131、
132に書き込まれたデータに従った電流を読みだすこ
とができる。このとき、電流は原則として左右どちらか
の印加電圧Vに対してのみ流れる。すなわち、特性の良
い方のみに電流が流れる。
【0066】次に図6の(a)から(d)、及び図7の
(e)から(h)、及び図8の(i)から(k)は、本
発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一実施
例の主要工程を段階毎の一単位のSSIメモリセルの断
面構造を示すことによって表した図である。
【0067】図6の(a)に示すように、P型シリコン
基板11の表面に約10nmのゲート絶縁膜12を積層
し、ゲート絶縁膜12上には第1の多結晶シリコン13
0を約150nm積層する。
【0068】次に図6の(b)に示すように、所定のマ
スクパターンを用いてドレイン領域の第1の多結晶シリ
コン130を除去して、浮遊ゲート電極13を形成す
る。さらに、第1のヒ素イオン注入を行い、ドレイン開
口部にのみN型のドレイン不純物拡散層17を形成す
る。
【0069】続いて、図6の(c)に示すように、フォ
トレジスト20を少なくてもソース領域を開口するよう
に積層し、フォトレジスト20をマスクにして第1の多
結晶シリコン130のソース領域を開口し、図6の
(d)に示すようにソース開口部160と第1および第
2の浮遊ゲート電極131,132を形成し、その後、
フォトレジスト20を除去する。
【0070】続いて図7の(e)に示すように、装置全
面に酸化シリコン膜180を約150nmの膜厚に積層
し、異方性エッチングを行うことにより、浮遊ゲート電
極の側面に、図7の(f)のように側壁18を形成す
る。
【0071】次に、図7の(g)に示すように、第2の
ヒ素イオン注入22を行い第1の多結晶シリコン130
の開口部にソース領域およびドレイン領域を形成する。
ソース領域には複合ゲートの側面に側壁18が存在して
いるため,その結果、ソース16は第1および第2の浮
遊ゲート電極131,132に対してオフセットにN型
不純物拡散領域が形成される。一方ドレイン領域には第
1および第2の浮遊ゲート電極131、132に対して
自己整合的にドレイン17が形成される。
【0072】続いて図7の(h)に示すように、装置全
面に浮遊ゲート上絶縁膜14を約20nmの膜厚に積層
し、図8の(i)に示すように、浮遊ゲート上絶縁膜1
4上には約300nmの第2の多結晶シリコン150を
積層する。
【0073】図8の(i)に示すように、積層された第
2の多結晶シリコンを、図8の(j)のように所定のパ
ターンに形成することにより制御ゲート電極15を形成
する。
【0074】最後に、装置全体を覆って層間絶縁膜23
を積層し、コンタクトホール24を作成後、さらに配線
層25を積層し、最終的に図8の(k)の構造を得る。
【0075】次に本発明の第2の実施例について図面と
共に詳細に説明する。図9は、本発明に係る不揮発性半
導体記憶装置の第2の実施例において一単位となるSS
Iメモリセルの断面構造を示した構成図である。
【0076】以下、図9を用いて本発明の第2の実施例
の要旨を説明する。本第2の実施例では、制御ゲート電
極15が第1および第2の浮遊ゲート電極131および
132に対応して独立に形成される。すなわち上記第1
の実施例のときは単一に形成されていた制御ゲート電極
15を、第1の制御ゲート電極151と第2の制御ゲー
ト電極152に分離するように形成する。そして、それ
らの第1および第2の制御ゲート電極151および15
2を行方向制御回路で制御することで、上記第1の実施
例と同様にメモリセルの書き込み、および読み出しを、
同一の信号により制御し、常に一組の単位として動作す
るようにする。これにより、上記第1の実施例と同等の
効果を得ることが可能である。
【0077】この本発明による第2の実施例の製造方法
は、上記第1の実施例における製造方法とほぼ同様であ
るが、相違点としては、上記第1の実施例では、図8の
(j)のように制御ゲート電極15を単一の電極で形成
するが、第2の実施例では、制御ゲート電極を第1およ
び第2の浮遊ゲート電極131および132に対応して
独立に形成することである。すなわち上記第1の実施例
では、図4の(a)のように単一に形成されていた制御
ゲート電極15を、図9のように第1の制御ゲート電極
151と第2の制御ゲート電極152に分離するように
形成する。
【0078】次に本発明の第3の実施例について図面と
共に詳細に説明する。図10は、本発明に係る不揮発性
半導体記憶装置の第3の実施例におけるソースとドレイ
ンの配列の一実施形態を表した構成図である。
【0079】この配列の縦方向および横方向の断面図
は、共に図4の(a)と同じである。また、本第3の実
施例による制御ゲート電極15は、十字型に作成される
ことで、中心のソース16と四方のドレイン17との間
に作成された4つの浮遊ゲート電極を介して書き込みや
読み出しを行うか、もしくは、第2の実施例のように、
一つのソース16に対する4つのドレイン17それぞれ
に対する制御ゲート電極を作成し、その4つの制御ゲー
ト電極を行方向制御回路により制御することで、4つの
浮遊ゲート電極を介して書き込みや読み出しを行う。
【0080】このことにより、書き込みや読み出しは、
この4つの浮遊ゲート電極のうち特性の良い、すなわち
四方の浮遊ゲート電極の内、側壁が薄く、オフセットが
小さいものに対してのみ行われ、その側壁の薄い浮遊ゲ
ート電極の特性のみが現れるため、個々のばらつきが外
部にさらに現れにくい。
【0081】ここで、本発明の第3の実施例によるSS
Iメモリセルでは、上記第1、及び第2の実施例での制
御と同様に、仮に隣接した四方の浮遊ゲート電極の側壁
に非対称性を起因とした製造上のばらつきが生じたとし
ても、特性上検出し易い方の特性のみが外部から見える
ため、個々のばらつきが外部に現れにくい。
【0082】これは、左右の浮遊ゲート電極側壁の膜厚
にばらつきが存在しても、書き込み、読み出しの際には
側壁の膜厚が薄い方のセルの特性のみが外部から検出さ
れ、他方の特性は外部からはほとんど見えないためであ
る。
【0083】さらに、書き込みに際しては一組のメモリ
セルに1ビットのみならず4ビット以上の記憶を行わせ
ることにより従来のメモリセルと同等以上の記憶密度を
実現することが出来る。
【0084】この本発明による不揮発性半導体記憶装置
の第3の実施例による製造方法の一実施例は、上記第1
の一実施形態における製造方法の上記一実施例とほぼ同
様であり、相違点は、第3の一実施形態では、図8の
(j)において制御ゲート電極15を、十字の単一の電
極で作成することである。これは、ソースとドレインと
の間に作成されたそれぞれの浮遊ゲートとソースとを結
ぶ形に依存しているため、本第3の一実施形態で作成さ
れる制御ゲート電極の形状は、図10からも分かるよう
に、十字の形になる。これは、例えば、ソースと各浮遊
ゲートを結んだ形が「*」のような六角形に似た形であ
れば、制御ゲートもこの形となる。
【0085】次に、図11は、本発明による不揮発性半
導体記憶装置の一つのSSIメモリセルの第3の実施例
を回路図で表したブロック図である。ここで、印加電圧
側には、予め所定の電圧Vがかけられており、制御ゲー
ト15にかける電圧を制御することにより、各浮遊ゲー
ト電極131、132、133、及び134に書き込ま
れたデータに従った電流を読みだすことができる。この
とき、電流は原則として四方の内、一つの印加電圧Vに
対してのみ流れる。すなわち、特性の良いものに対して
のみに電流が流れる。
【0086】なお、上述の各実施形態は本発明の好適な
実施の一例であり、本発明の実施形態はこれに限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変形して実施することが可能である。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来のSSIメモリセルにおける浮遊ゲート電極とソー
スのオフセットの関係は、オフセットの形成方法が側壁
の形成に依存していたので、例えばオフセット幅が酸化
シリコン膜の膜厚のばらつきによって変動するという影
響を受けやすいという問題があったが、本発明では、側
壁の形成時にばらつきが生じ、個々の浮遊ゲート電極の
特性が異なる不揮発性半導体記憶装置においても、複数
のセル、もしくは隣接した2個の互いに鏡像の関係にあ
るセルを一組として取り扱いことで外部から見た特性上
には影響しないようなメモリセルの構成が実現できる。
【0088】このことにより、従来よりも高速で、消費
電力の小く、しかも動作の安定した不揮発性半導体記憶
装置を提供することが可能となる。
【0089】さらに、本発明に係るメモリセル一つに2
ビット以上記憶させることで、外部的には1メモリセル
当たり1ビット以上という従来のメモリセルと同等以上
の記憶容量を実現することも出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、従来技術によるSSIメモリセルの
断面構造を示した構成図である。(b)は、従来技術に
よるSSIメモリセルの断面構造図における表面チャネ
ル位置に対する表面ポテンシャル一例を示した図であ
る。(c)は、従来技術によるSSIメモリセルの断面
構造図における表面チャネル位置に対する水平方向表面
電界強度の一例を示した図のある。
【図2】従来のSSIセルの製造方法における主要工程
を段階毎の一単位のメモリセルの断面構造で示すことに
よって表した構成図である。(前段階)
【図3】従来のSSIセルの製造方法における主要工程
を段階毎の一単位のメモリセルの断面構造で示すことに
よって表した構成図である。(後段階)
【図4】(a)は、本発明に係る不揮発性半導体記憶装
置の第1の実施例における一単位となるSSIメモリセ
ルの断面構造を示した構成図である。(b)は、本発明
に係る不揮発性半導体記憶装置の第1の実施例におい
て、一単位となるSSIメモリセルの断面構造図におけ
る表面チャネル位置に対する表面ポテンシャル一例を示
した図である。(c)は、本発明に係る不揮発性半導体
記憶装置の第1の実施例において、一単位となるSSI
メモリセルの断面構造図における表面チャネル位置に対
する水平方向表面電界強度の一例を示した図のある。
【図5】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第1の
実施例における一単位となるSSIメモリセルの構成を
示したブロック図である。
【図6】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一実施例における主要工程を段階毎の一単位のSS
Iメモリセルの断面構造で示すことによって表した構成
図である。(前段階)
【図7】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一実施例における主要工程を段階毎の一単位のSS
Iメモリセルの断面構造で示すことによって表した構成
図である。(中段階)
【図8】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一実施例における主要工程を段階毎の一単位のSS
Iメモリセルの断面構造で表した構成図である。(後段
階)
【図9】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第2の
実施例において一単位となるSSIメモリセルの断面構
造を示した構成図である。
【図10】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第3
の実施例におけるソースとドレインの配列の一実施形態
を表した構成図である。
【図11】本発明による不揮発性半導体記憶装置の一つ
のSSIメモリセルの第3の実施例を回路図で表したブ
ロック図である。
【符号の説明】
11 P型シリコン基板 12 ゲート絶縁膜 13 浮遊ゲート電極 14 浮遊ゲート上絶縁膜 15 制御ゲート電極 16 ソース 17 ドレイン 18 側壁 20 フォトレジスト 21 第1のヒ素イオン注入 22 第2のヒ素イオン注入 23 層間絶縁膜 24 コンタクトホール 25 配線層 100 メモリセル 130 第1の多結晶シリコン 131 第1の浮遊ゲート 132 第2の浮遊ゲート 133 第3の浮遊ゲート 134 第4の浮遊ゲート 150 第2の多結晶シリコン 151 第1の制御ゲート電極 152 第2の制御ゲート電極 160 ソース開口部 180 酸化シリコン膜 200 行方向制御回路

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つ以上のメモリセルで構成される不揮
    発性半導体記憶装置において、 前記メモリセルは、 半導体基板の第1の導電型と反対の導電型である第2の
    導電型で構成され、電子を入力する電極として用いられ
    る電子入力手段と、 前記第2の導電型で構成され、前記入力手段により入力
    された電子を取り出す電極として用いられる複数の電子
    取出手段と、 前記半導体基板に積層され、電圧をかけることで前記電
    子入力手段と前記電子取出手段との間の前記半導体基板
    表面に電流を通すチャネルを形成するチャネル作成手段
    と、 前記チャネル作成手段と前記半導体基板との間に積層さ
    れ、自身が保持する電荷により前記チャネル形成手段の
    前記半導体基板に及ぼす効力を制御するチャネル制御手
    段とを有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 前記電子入力手段と、前記複数のチャネ
    ル形成手段それぞれとの間に所定の間隔を設けることに
    より、前記電子入力手段と前記チャネル形成手段との間
    がオフセット構造になっていることを特徴とする請求項
    1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記電子入力手段はソース電極であり、
    前記電子取出手段はドレイン電極であることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記チャネル形成手段は、 前記半導体基板の所定の領域上に積層されるゲート絶縁
    膜と、 前記ゲート絶縁膜上に積層され、入力された電子を蓄え
    る浮遊ゲートと、 前記浮遊ゲート上に積層される浮遊ゲート上絶縁膜とを
    有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記
    載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記電子入力手段と前記各チャネル制御
    手段との間の、前記所定の間隔を隔てた領域に側壁をさ
    らに有することを特徴とする請求項2から4のいずれか
    に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記メモリセルは、一つの前記チャネル
    制御手段に2ビット以上のデータを記憶することを特徴
    とする請求項1から5のいずれかに記載の不揮発性半導
    体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記一つのメモリセルは、前記電子入力
    手段を中心として、該電子入力手段の周りに、前記チャ
    ネル制御手段が配置され、さらにその外側に、前記電子
    取出手段が配置されることを特徴とする請求項1から6
    のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記複数のチャネル形成手段は、全てを
    まとめて単一の電極により構成されることを特徴とする
    請求項1から7のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶
    装置。
  9. 【請求項9】 前記複数のチャネル形成手段に、同一の
    電圧をかけるための行方向制御回路をさらに有すること
    を特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の不揮発
    性半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の導電型はP型であり、前記
    第2の導電型はN型であることを特徴とする請求項1か
    ら9のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記メモリセルは、前記電子出力手段
    に電圧をかけることで、前記電子入力手段から電子を注
    入することを特徴とする請求項1から10のいずれかに
    記載の不揮発性半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記半導体基板の前記電子入力手段、
    及び前記電子出力手段が形成された面に積層される層間
    絶縁膜と、 前記層間絶縁層上に積層される配線層と、 前記配線層と前記各電子取出手段とを電気的に接続する
    電導手段とをさらに有することを特徴とする請求項13
    記載の不揮発性半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記側壁は、所定の膜厚の酸化シリコ
    ン膜、もしくは窒化シリコン膜で構成されることを特徴
    とする請求項5から12のいずれかに記載の不揮発性半
    導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記電子入力手段は、ヒ素、またはリ
    ン、またはヒ素とリンの多重拡散層であることを特徴と
    する請求項1から13のいずれかに記載の不揮発性半導
    体記憶装置。
  15. 【請求項15】 一つの前記メモリセルが有する前記電
    子取出手段の数は2つであり、また、前記チャネル制御
    手段の数も2つであることを特徴とする請求項1から1
    4のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 一つの前記メモリセルが有する前記電
    子取出手段の数は4つであり、また、前記チャネル制御
    手段の数も4つであることを特徴とする請求項1から1
    4のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  17. 【請求項17】 一つ以上のメモリセルで構成される不
    揮発性半導体記憶装置において、 一つのメモリセル内に、 第1の導電型の半導体基板の第1の面に所定の膜厚であ
    る第1の絶縁膜を積層し、前記第1の絶縁膜上に第1の
    多結晶シリコンを所定の厚さに積層し、前記第1の多結
    晶シリコンの複数の第1の領域を取り除くことで、複数
    の第1の開口部を作成する第1の作成工程と、 前記複数の第1の開口部に、それぞれ第1のイオンを注
    入することで、前記複数の第1の開口部それぞれに、第
    1の導電型と反対の導電型である第2の導電型をもつ第
    1の不純物拡散層を作成する第2の作成工程と、 前記半導体基板上に積層された前記第1の多結晶シリコ
    ンの第2の領域以外を保護するためのフォトレジストを
    積層し、該第2の領域の該第1の多結晶シリコンを削除
    した後、該フォトレジストを取り除くことで、第2の開
    口部と、前記複数の第1の開口部の数だけの、該第1の
    多結晶シリコンから成る第1の電極とを作成する第3の
    作成工程と、 前記第1の面に、さらに所定の厚さの第2の絶縁膜を積
    層し、該第2の絶縁膜に、所定の異方性エッチングを施
    することで、前記各第1の開口部と前記第2の開口部と
    の内側面に所定の側壁を作成する第4の作成工程と、 前記第2の開口部に第2のイオンを注入することで、該
    第2の開口部に第2の不純物拡散層を形成する第5の作
    成工程と、 前記第1の面に、さらに第3の絶縁膜を積層し、さら
    に、前記第2の不純物拡散層と、前記第1の電極を覆う
    ように第2の多結晶シリコンを積層し、該第2の多結晶
    シリコンを所定のパターンに形成することで、第2の電
    極を作成する第6の作成工程とを有することを特徴とす
    る不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記第1の面に、第4の絶縁膜をさら
    に積層する第1の積層工程と、 前記第4の絶縁膜の前記複数の第1の領域に、電気的に
    接続するためのコンタクトホールを作成する第7の作成
    工程と、 前記コンタクトホールを介して、電子を取り出すための
    配線層を、前記第1の面にさらに積層する第2の積層工
    程とをさらに有することを特徴とする請求項17記載の
    不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記第2の不純物拡散層と、複数の前
    記第1の電極との間には所定の間隔を設けるように作成
    され、前記第2の不純物拡散層と、前記各第1の電極と
    の間がオフセット構造になることを特徴とする請求項1
    7または18に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方
    法。
  20. 【請求項20】 前記第2の不純物拡散層は、電子を入
    力する領域であり、前記第1の不純物拡散層は、電子を
    出力する領域であることを特徴とする請求項17から1
    9のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方
    法。
  21. 【請求項21】 前記一つのメモリセルは、前記第2の
    不純物拡散層を中心として、該第2の不純物拡散層の周
    りに、前記第1の電極が配置され、さらにその外側に、
    前記第1の不純物拡散層が配置されることを特徴とする
    請求項17から20のいずれかに記載の不揮発性半導体
    記憶装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記複数の第2の電極は、全てをまと
    めて単一の電極に作成されることを特徴とする請求項1
    7から21のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置
    の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記第2の電極は、前記第1の電極そ
    れぞれに対して作成され、該第2の電極全てに同一の電
    圧をかける制御を行う行方向制御回路を接続する接続工
    程を有することを特徴とする請求項17から21のいず
    れかに記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  24. 【請求項24】 前記第1の導電型はP型であり、前記
    第2の導電型はN型であることを特徴とする請求項17
    から23のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置の
    製造方法。
  25. 【請求項25】 前記側壁は、酸化シリコン膜、もしく
    は窒化シリコン膜であることを特徴とする請求項17か
    ら24のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置の製
    造方法。
  26. 【請求項26】 前記第1、及び第2のイオンは、ヒ素
    イオン、もしくは、リンイオン、もしくはヒ素とリンの
    混合イオンであることを特徴とする請求項17から25
    のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方
    法。
  27. 【請求項27】 前記第2の不純物拡散層は、ヒ素、も
    しくは、リン、もしくは、ヒ素とリンの多重拡散層であ
    ることを特徴とする請求項17から26のいずれかに記
    載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7821057B2 (en) 2006-07-03 2010-10-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory device and manufacturing method thereof

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TW452984B (en) 2001-09-01
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