JP2000331463A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

Info

Publication number
JP2000331463A
JP2000331463A JP11136356A JP13635699A JP2000331463A JP 2000331463 A JP2000331463 A JP 2000331463A JP 11136356 A JP11136356 A JP 11136356A JP 13635699 A JP13635699 A JP 13635699A JP 2000331463 A JP2000331463 A JP 2000331463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
address
access
data
conversion table
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11136356A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotoshi Iwano
裕利 岩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP11136356A priority Critical patent/JP2000331463A/ja
Publication of JP2000331463A publication Critical patent/JP2000331463A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 動画をディスク前方から、音声をディスク後
方からそれぞれ連続的に記録するディスク装置におい
て、ディスクの後方から記録するデータ量があらかじめ
決まっていなくてもデータを効率よく記録する。 【構成】 ディスク装置は、ホスト装置1,前方アクセ
ス用アドレス変換テーブル4,後方アクセス用アドレス
変換テーブル5,空き領域管理テーブル7,論理アドレ
ス物理アドレス変換テーブル8,ディスク10から構成
されている。ディスクの最後から連続的にアクセスする
場合、後方アクセス用アドレス変換テーブル5を使用
し、ディスクの一番最後のトラックn内の一番小さいア
ドレスから昇順でアクセスを行う。そのトラック内で最
後のアドレスまできたら、トラックジャンプを行い、1
つ前のトラックn−1に移動する。同様にして、トラッ
ク1まで順番にアクセスを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データを記録再生
するディスク装置に関し、より詳しくは、例えばディス
クを記録媒体としたビデオカメラ装置等に好適に用いら
れ、ディスクの後方からデータを効率よく記録できるデ
ィスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディアの普及等に伴い、
動画,音楽,静止画などのコンテンツを様々な記録媒体
への記録する需要が高まっている。記録媒体の中でも、
従来は、ビデオテープやオーディオテープといったテー
プメディアが主流であったが、近年は、ハードディス
ク,磁気ディスクなどといったディスク媒体に記録する
ことが多くなってきている。当然ながら、同一ディスク
に動画像や音楽など種類の異なるデータを記録するとい
った状況が発生する。
【0003】一般的に、マルチメディアデータはデータ
量が大きく、また、動画や音声といったデータは、ユー
ザが録画や録音をいつ停止するかが決まっていないた
め、あらかじめディスクへ記録すべきデータ量が分から
ない場合が多い。一般的にディスク媒体を利用した場
合、テープメディアの場合と異なり、アクセスしたい場
所を瞬時に読み出せるランダムアクセス性に優れてい
る。その反面、ディスク上で一連の連続したデータであ
っても分断されて記録されることもある。
【0004】動画や音声などといった時系列と同期した
データをディスクに記録する場合、データが途切れるこ
となく記録や再生できるといったリアルタイム性が重要
になってくるが、このリアルタイム性を保証するために
は、データをディスク上に記録する際、連続的に配置す
る方が好ましい。連続的に配置されていれば、データの
読み出しの際、ヘッドの回転待ちやトラックジャンプな
どといった遅延要素を最小限に押さえることが可能とな
る。
【0005】また、記録の場合においても記録途中に繁
雑に回転待ちやトラックジャンプが発生すると、バッフ
ァメモリに貯えられたデータがオーバーフローしてしま
うため、記録データが欠落してしまうことも考えられ
る。
【0006】一種類のデータをディスクの端から順番に
記録していけば、前記問題は発生しにくいが、実際には
1つのディスクにデータ1種類のみ記録するということ
は少なく、動画や音楽などといったように複数種類のデ
ータがランダムに記録されることになる。これらのこと
により、同一種類のデータが連続的に記録されることは
保証されなくなる。よって、場合によっては動画像の再
生や記録をしている際に、データがディスク上で分断さ
れて配置されているために、回転待ちやトラックジャン
プが発生し、リアルタイム性を確保することが難しいこ
とも起こり得る。
【0007】これらの問題を防ぐために、あらかじめ動
画像や音声などといったデータを記録するための専用領
域を確保する手法がある。この場合、動画像はディスク
上の動画像領域に記録し、音声はディスク上の音声領域
に記録することになり、種類の異なるデータが同一領域
に混在することはなくなり、連続性が保たれる可能性が
高くなる。
【0008】また、ある種類のデータをディスクの先頭
から記録し、他方のデータをディスクの反対側から記録
することによってあらかじめ領域を区切ることなく効率
よく記録できる手法もある。これにより、動画像しか記
録しないといった場合にも、音声領域を明示的に確保し
ていないので効率よく対応できる。
【0009】ところで、実際にディスクにアクセスする
場合、ホスト装置における論理アドレスをディスク上の
物理レベルのアドレスに変換してアクセスする必要があ
る。物理的にディスクに振られたアドレス体系である物
理アドレスには、当該ディスク固有のディスクフォーマ
ットに関係する、ホスト装置から関知する必要のないパ
リティやディフェクトマネージメント用の代替領域など
が含まれている。よって、ホスト装置からディスクへア
クセスする場合、当該ディスク固有のディスクフォーマ
ットを考慮してアドレス変換など行ってアクセスする必
要がある。このアドレス変換には、論理アドレスと物理
アドレスの対応が記述されたアドレス変換テーブルを用
いる手法と、アドレス変換式に基づいて物理アドレスを
算出する手法がある。
【0010】図12は、従来のディスク装置の一例を示
す機能ブロック図であり、ホスト装置1,空き領域管理
テーブル7,論理アドレス物理アドレス変換テーブル
8,ディスク10から構成されており、基本論理ブロッ
クアドレス番号6とディスク10の物理アドレス9は論
理アドレス物理アドレス変換テーブル8によって対応付
けられている。このように、動画像や音声などをディス
ク10に記録する場合は、ホスト装置1で扱う論理アド
レス体系において空き領域管理テーブル7を利用してデ
ィスクの空き領域を探す。空き領域が見つかれば、その
領域に対応する論理アドレスをアドレス変換テーブル8
を利用して物理アドレスに変換し、実際にディスク10
への記録を行うことになる。このように、アドレス変換
テーブル8を用いることにより、ホスト装置1は物理レ
ベルのことを意識することなくディスク10にアクセス
することが可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
装置のように、あらかじめ記録するデータの種類に応じ
た領域を定義し、それぞれの領域に対応するデータを記
録するという方法では記録するデータ数があらかじめ分
かっていない場合、例えば動画をまったく記録しないで
音声のみ記録するような場合、動画領域が使われずに無
駄になってしまうといった問題があり、効率よくディス
クを使用することが困難であるという問題を有してい
る。
【0012】また、特開平10−341402号公報の
ように、ある種類のデータをディスクの先頭から記録
し、他方のデータをディスクの反対側から記録すること
によってあらかじめ領域を区切ることなく効率良く記録
できるといった手法においては、あらかじめ記録するデ
ータの大きさが分かっていなければ効率良くデータをデ
ィスクの最後から順番に記録することはできないとった
問題点がある。
【0013】図13は従来のディスク装置において、デ
ータをディスクの後方から書き込む場合の様子を示すも
ので、静止画などあらかじめ記録するデータの大きさが
分かっているものに関しては、ディスクの最後から書き
込むデータのサイズ分だけ領域を確保すれば目的は達成
できる。しかし、動画や音声などといった、ユーザが録
画や録音を開始して任意のタイミングで停止できるよう
なあらかじめ記録するデータの大きさの分からない場合
は、単純に領域を確保できない。この場合は、ある決ま
った大きさのデータ量単位でデータをディスクに繰り返
し格納していくことになる。この場合、ディスクの最後
からこの書き込み単位では連続してディスク上に配置さ
れることにはなるが、データ全体通して見た場合、連続
的には配置されておらず、記録した単位毎に回転待ちが
発生することになり、リアルタイム性に支障を来す可能
性がある。
【0014】また、単純にディスクの一番最後のアドレ
スから降順にアクセスをすることも考えられる。しか
し、ディスク上のアドレスはディスクの回転方向と同一
方向に振られており、この方法では、ディスクの回転と
逆方向のアクセスになり回転待ちが発生してしまう。一
般的に回転待ちが発生してしまうことによるアクセス速
度の低下をディスク装置のキャッシュメモリでカバーす
るという考え方がある。しかし、ディスク装置のキャッ
シュメモリに格納される内容は、データの先読みを行う
ことによって実現されるものであるので、ディスクの一
番最後のアドレスから降順にアクセスする場合には、先
読みができないために有効な解決手段ではない。このよ
うに、ディスクの回転方向とアドレスの関係からディス
ク装置の先読みキャッシュの機能が使えなくなり、アク
セス時間の低下を招くことが考えられる。
【0015】本発明は、上述の問題点に鑑みて提案され
たものであり、あらかじめ記録するデータ量の分からな
いデータをディスクの最後から効率良く記録することを
可能とするディスク装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ディ
スクへアクセスするための論理アドレスから物理アドレ
スへの変換テーブルを持つディスク装置において、前記
論理アドレスから物理アドレスへの変換テーブルの上位
に更にアドレス変換テーブルを用途ごとに1つ以上具備
するとともに、状況に応じて前記アドレス変換テーブル
を使い分ける手段を具備したことを特徴とするディスク
装置に関する。
【0017】請求項2の発明は、請求項1記載のディス
ク装置において、前記アドレス変換テーブルの少なくと
も1つは、ディスク領域の最後から先頭方向にアクセス
するために最適な順番を提供することを特徴とするディ
スク装置に関する。
【0018】請求項3の発明は、請求項1または2記載
のディスク装置において、記録したデータを管理する管
理情報として、ファイルがどの前記アドレス変換テーブ
ルを利用して記録されたものかを記録することを特徴と
するディスク装置に関する。
【0019】請求項4の発明は、請求項1記載のディス
ク装置において、前記アドレス変換テーブルを管理情報
としてディスクに記録し、要求に応じて読み出すことを
特徴とするディスク装置に関する。
【0020】請求項5の発明は、請求項1記載のディス
ク装置において、前記変換テーブルを管理情報としてホ
スト装置のメモリに記録することを特徴とするディスク
装置に関する。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明によるディスク装置の実施
例を図1乃至図11に基づいて説明する。図1は、本発
明によるディスク装置の実施例における機能ブロック図
であり、ホスト装置1,前方アクセス用アドレス変換テ
ーブル4,後方アクセス用アドレス変換テーブル5,空
き領域管理テーブル7,論理アドレス物理アドレス変換
テーブル8,ディスク10から構成されている。ホスト
装置1で扱う前方アクセス用論理ブロックアドレス番号
2と基本論理ブロックアドレス番号6は前方アクセス用
アドレス変換テーブル4によって対応付けられており、
後方アクセス用論理ブロックアドレス番号3と基本論理
ブロックアドレス番号6は後方アクセス用アドレス変換
テーブル5によって対応付けられている。また、基本論
理ブロックアドレス番号6とディスク10の物理アドレ
ス9は図12に示す従来例と同様に論理アドレス物理ア
ドレス変換テーブル8によって対応付けられている。
【0022】同一ディスク上に動画像や音声などを記録
することを考えた場合、連続記録性や極力回転待ちなど
を減らし、読み込み時間を短縮する観点からそれぞれの
データをまとまった領域に記録することが好ましい。そ
こで、図12に示す従来のディスク装置に用いられてき
た論理アドレスから物理アドレスへの変換テーブル8や
空き領域管理テーブル7をそのまま使用し、図1に示す
ようにディスク10の前方からアクセスする場合と後方
からアクセスする場合とで使い分ける2つのアドレス変
換テーブル4,5を従来の論理アドレスから物理アドレ
スへの変換テーブル8の上位に持たせる。
【0023】図1において、論理ブロックアドレスから
物理アドレスへの変換テーブル(TBL)8は、図12
に示す従来例と同様に基本論理ブロックアドレス番号
(LBN)6から物理アドレス9への変換を行うもので
ある。また、前方アクセス用のアドレス変換テーブル
(TBL_F)4は、前方アクセス用論理ブロックアド
レス番号(LBN_F)2を基本論理ブロックアドレス
番号(LBN)6に変換し、後方アクセス用のアドレス
変換テーブル(TBL_B)5は、後方アクセス用論理
ブロックアドレス番号(LBN_B)3を基本論理ブロ
ックアドレス番号(LBN)6に変換するものである。
論理ブロックとは、ディスクにおける論理的に読み書き
できる最小単位のことを指し、論理ブロックアドレス番
号とは、ディスクにおけるホスト装置がアクセスできる
領域に対して0から昇順で論理ブロック単位で振られた
アドレスのことである。また、空き領域管理テーブルと
は、基本論理ブロック毎にそのブロックが使われている
か使われていないかを管理するためのものである。
【0024】図2は前方アクセスの概念を示す図であ
る。図2のようにディスクには同心円状のトラックが配
置されており、外周からトラック1〜nまであるものと
する。ここで、通常のディスクのアクセスにおいては、
トラック1内の一番小さいアドレスから昇順でアクセス
を行う。そのトラックで一番最後のアドレスまで来た
ら、トラックジャンプを行い、次のトラック2に移動す
る。同様にトラックnまで順番にアクセスをする。
【0025】図3は後方アクセスの概念を示す図であ
る。前方アドレス変換テーブルの場合とは逆に、一番最
後のトラックn内の一番小さいアドレスから昇順でアク
セスを行う。そのトラック内で一番最後のアドレスまで
来たら、トラックジャンプを行い、1つ前のトラックn
−1に移動する。同様にトラック1まで順番にアクセス
を行う。
【0026】更に、図4のように、便宜上、基本論理ブ
ロックアドレスがディスク領域に対して0〜55まで割
振られたディスクに関して説明を行う。図4では、基本
論理ブロックアドレス番号(LBN)6がディスク上で
どのように配置されるかを示している。図4における同
心円はトラックを意味し、基本論理ブロックアドレス番
号(LBN)6が、0〜31,32〜47,48〜55
のそれぞれは同一のトラック内にあるものとする。よっ
て、それぞれのアドレスの範囲内でのアクセスであれ
ば、トラックジャンプが発生しないことを意味する。
【0027】また、図5のように、このディスクの構成
として、ファイルの管理を行う管理記述子が格納される
管理領域がLBN=0からLBN=6まで続き、その後
にユーザがデータを書き込めるデータ領域がLBN=7
からLBN=55まで続くものとする。また、管理領域
に格納される管理記述子とは、データ領域に記録するフ
ァイル(データ)に関して、ファイル名や作成時刻,フ
ァイルの記録位置などに関して管理を行うものであり、
その一例がディスク領域との関連で図11に示されてい
る。
【0028】ディスクを連続的にアクセスする場合、通
常はLBN=0から始まって、昇順にアクセスしてい
く。LBN=31に来たところで、トラックジャンプを
して次のトラックに移動し、続けてLBN=32から順
番にディスクの最後までアクセスしていく。このよう
に、LBNを0から昇順でアクセスしていけば、ディス
クの最初から連続的にアクセスしていくことと等価にな
る。
【0029】前方アクセス用アドレス変換テーブル(T
BL_F)4は、ユーザがデータを書き込める領域であ
るデータ領域に関して先頭から最後まで順番にアクセス
するためのものである。前方アクセス用論理ブロックア
ドレス番号LBN_F=0が、基本論理ブロックアドレ
ス番号LBN=7にマッピングされ、後は昇順でアドレ
スがマッピングされる。ディスク上での全論理ブロック
数は56であるが、前方アクセス用アドレス変換テーブ
ル(TBL_F)4においては、管理領域の論理ブロッ
ク数を差し引いた49となる。図4のようなディスクの
場合の前方アクセス用アドレス変換テーブル(TBL_
F)4の内容は図6のようになる。
【0030】一方、ディスクの最後から連続的にアクセ
スする場合、単純にLBN=55から降順でアクセスし
たのでは、次にアクセスすべき基本論理ブロックアドレ
ス番号はLBN=54となり、課題で述べた理由により
回転待ちが発生してしまい、アクセス速度の低下に結び
ついてしまう。また、ディスク装置に付加されたキャッ
シュメモリを利用した先読みができない。そこで、本発
明では、ディスクの後方から連続的にデータを書き込む
場合、ディスクアクセスを同一トラック内ではディスク
の回転方向と同一方向で行う。図8は、あらかじめ大き
さの分かっていないデータをディスクの後方から連続的
に書き込む場合の様子を示す図であって、ディスクの中
で一番最後のトラックでは、LBN=48から昇順でL
BN=55までアクセスし、1つ前のトラックへジャン
プを行い、引き続きLBN=32からLBN=47まで
昇順でアクセスをし、同様にデータ領域の先頭まで続け
る。
【0031】このように、同一トラック内では前方から
ディスクにアクセスするときと同じように、ディスクの
回転方向と同じようにアクセスを行い、そのトラック内
での一番最後のアドレスにアクセスした後は、1つ前の
トラックにジャンプを行い同様に続けていくことによ
り、あらかじめ記録するデータの大きさが分からない場
合であっても、アクセススピードを損なうことなく連続
的にディスクに書き込めるようになる。
【0032】よって後方アクセス用アドレス変換テーブ
ル(TBL_B)5は、ユーザがデータを書き込める領
域であるデータ領域に関して最後から先頭まで回転待ち
やトラックジャンプなどが極力起こらない形でアクセス
を可能にするためのものである。後方アクセス用論理ブ
ロックアドレス番号LBN_B=0が、基本論理ブロッ
クアドレス番号LBN=48にマッピングされる。ディ
スクの一番最後のトラック内のLBN=55にアクセス
した後は、1つ前のトラック内のLBN=32に移る。
図4のようなディスクの場合の後方アクセス用アドレス
変換テーブル(TBL_B)5の内容は図7のようにな
る。
【0033】前方アクセス用アドレス変換テーブル(T
BL_F)4、及び後方アクセス用アドレス変換テーブ
ル(TBL_B)5を、管理情報としてディスク10に
記録し、ホスト装置1の要求に応じて読み出し、論理ア
ドレスから物理アドレスへの変換テーブル8の上位に配
置するようにしてもよい。また、前方アクセス用アドレ
ス変換テーブル(TBL_F)4、及び後方アクセス用
アドレス変換テーブル(TBL_B)5を、管理情報と
してホスト装置1のメモリに記録し、要求に応じて読み
出し、論理アドレスから物理アドレスへの変換テーブル
8の上位に配置するようにしてもよい。
【0034】ここで、実際にデータを記録する際の処理
に関して図9に示すフローチャートに基づいて説明す
る。データの書き込み、つまりファイルを作成する場
合、まず記録するデータ種別に応じて前方あるいは後方
アクセス用論理ブロックアドレスのいずれを使うのかを
決定する。仮に動画をディスク前方から音声をディスク
後方から記録していくものとする。
【0035】ステップ1においてディスクに対してデー
タの書き込み要求が発生した場合、ステップ2でデータ
をデータ領域の前方から記録するか後方から記録する
か、それとも管理領域などにアクセスするための通常ア
クセスモードにするかの判定を行う。動画の場合、ディ
スクの前方からデータを書き込むので、ステップ3にお
いて前方アクセス用論理ブロックアドレス番号(LBN
_F)2を対象アドレスとして使用する。
【0036】まずデータ領域においてアクセス単位の領
域が確保できるかどうかを検索する。この際、書き込み
はデータ領域の前方から極力行いたいので、LBN_F
が小さい値から検索を行う。検索を行うには、まずステ
ップ4において前方アクセス用論理ブロックアドレス番
号(LBN_F)2から図6に示す前方アクセス用アド
レス変換テーブル(TBL_F)4を利用して、基本論
理ブロックアドレス番号(LBN)6に変換を行う。変
換を行うには、LBN=TBL_F[LBN_F]とい
った計算でできる。
【0037】これによって求まった記録論理ブロックア
ドレス番号(LBN)6から、ステップ5において空き
領域管理テーブル7を用いてそのブロックが使われてい
るか使われていないかを判定する。もしすでに使われて
いる場合は、ステップ2に戻り空き領域が見つかるまで
繰り返す。書き込み処理をする領域が確定したら、ステ
ップ6において基本論理ブロックアドレス番号(LB
N)6をアドレス変換テーブル8を用いて物理アドレス
9に変換し、ステップ7においてその領域に対してデー
タの書き込みを行う。ステップ8において、全データが
書き込み終わったかを判定する。
【0038】もし、終わっていなければ、ステップ2に
戻り処理を繰り返す。もし、処理が終わっていれば、ス
テップ9において、書き込んだ一連のファイルに関する
管理情報を管理領域の記述子に書き込みを行う。この
際、この管理記述子には、前方アクセス用アドレス変換
テーブル(TBL_F)4を使ったことを示す情報をセ
ットし、ファイルが記録されている位置情報に関して
は、前方アクセス用論理ブロックアドレス番号(LBN
_F)2を用いる。図11に管理記述子の一例を示す。
【0039】同様に、ステップ2において音声を書き込
む場合、ディスクの後方からデータを書き込むので、ま
ずステップS10において後方アクセス用論理ブロック
アドレス番号(LBN_B)3を対象アドレスとして使
用する。まずデータ領域においてアクセス単位の領域が
確保できるかどうかを検索する。この際、書き込みはデ
ータ領域の後方から極力行いたいので、LBN_Bが小
さい値から検索を行う。検索を行うには、まずステップ
11において後方アクセス用論理ブロックアドレス番号
(LBN_B)3から図7に示す後方アクセス用アドレ
ス変換テーブル(TBL_B)5を利用して、基本論理
ブロックアドレス番号(LBN)6に変換を行う。変換
には、LBN=TBL_B[LBN_B]を用いる。
【0040】これによって求まった基本論理ブロックア
ドレス番号(LBN)6から、ステップ5において空き
領域管理テーブル7を用いてそのブロックが使われてい
るか使われていないかを判定する。ステップ6において
書き込み処理をする領域が確定したら、ステップ7にお
いてその領域に対してデータの書き込みを行う。この処
理に関して記録終了まで繰り返して行う。記録が終了し
た後、ステップ9において書き込んだ一連のファイルに
関する管理情報を管理領域の記述子に書き込みを行う。
この際、この管理記述子には、図11に示すように後方
アクセス用アドレス変換テーブル(TBL_B)5を使
ったことを示す情報をセットし、ファイルが記録されて
いる位置情報に関しては、後方アクセス用論理ブロック
アドレス番号(LBN_B)3を用いる。
【0041】同様に、ステップ2において管理情報を書
き込む場合、管理領域にデータを書き込むので、まずス
テップS12において基本論理ブロックアドレス番号
(LBN)6を対象アドレスとして使用する。まずステ
ップ5においてデータ領域においてアクセス単位の領域
が確保できるかどうかを検索する。この際、LBNが小
さい値から検索を行う。ステップ6において空き領域管
理テーブル7を用いてそのブロックが使われているかい
ないかを判定する。書き込み処理をする領域が確定した
ら、ステップ7においてその領域に対してデータの書き
込みを行う。この処理に関して記録終了まで繰り返して
行う。ステップ8において記録が終了した後、ステップ
9において書き込んだ一連のファイルに関する管理情報
を管理領域の記述子に書き込みを行う。この際、この管
理記述子には、通常モードを使ったことを示す情報をセ
ットし、ファイルが記録されている位置情報に関して
は、基本論理ブロックアドレス番号(LBN)6を用い
る。
【0042】次に、書き込まれたデータを読み出す場合
の処理に関して図10に示すフローチャートに基づいて
説明する。ステップ20においてディスクに対してデー
タの読み込み要求が発生した場合、まずステップ21に
おいて該当ファイルの管理情報を管理領域から読み出
す。これにより、このファイルが前方アクセス用アドレ
ス変換テーブルを使って記録されたものなのか後方アク
セス用アドレス変換テーブルを使ったものなのか通常モ
ードで記録されたものかが分かる。また、この情報から
この管理記述子に格納されたディスク上でのアドレス情
報が、前方アクセス用論理ブロックアドレス番号(LB
N_F)2系なのか後方アクセス用論理ブロックアドレ
ス番号(LBN_B)3系なのか基本論理ブロック番号
(LBN)6系なのかが分かることになる。読み込んだ
管理情報を元に、ステップ22において前方アクセス用
アドレス変換テーブル(TBL_F)4を使うのか、後
方アクセス用アドレス変換テーブル(TBL_B)5を
使うのか、前方アクセス用アドレス変換テーブル(TB
L_F)4及び後方アクセス用アドレス変換テーブル
(TBL_B)5のいずれも使わないのかを判定する。
【0043】前方アクセス用論理ブロックアドレス番号
(LBN_F)2の場合は、ステップ23において前方
アクセス用アドレス変換テーブル(TBL_F)4を使
い、後方アクセス用論理ブロックアドレス番号(LBN
_B)3の場合は、ステップ27において後方アクセス
用アドレス変換テーブル(TBL_B)5を使い基本論
理ブロックアドレス番号(LBN)6に変換することに
なる。ステップ24において変換された基本論理ブロッ
クアドレス番号(LBN)6を物理アドレス9に変換
し、ステップ25においてディスク10に対して読み込
み命令を発行しデータを読み込む。ステップ26におい
て、読み込みが終了したかを判断し、終了してなけれ
ば、ステップ22に戻り処理を繰り返す。終了していれ
ばステップ28で処理が終了する。
【0044】
【発明の効果】本発明に係るディスク装置は、上述した
ような構成としているので、あらかじめ記録する大きさ
の分からないデータにおいても、ディスクの前方および
後方からディスクの性能を活かしつつ、効率良く記録す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスク装置の一実施例を示す機
能ブロック図である。
【図2】ディスク装置における前方アクセスの概念図で
ある。
【図3】ディスク装置における後方アクセスの概念図で
ある。
【図4】ディスク上での基本論理ブロックアドレス番号
の配置を示す図である。
【図5】ディスクの領域の構成を示す図である。
【図6】前方アクセス用アドレス変換テーブルを示す図
である。
【図7】後方アクセス用アドレス変換テーブルを示す図
である。
【図8】あらかじめ大きさの分かっていないデータをデ
ィスク後方から書き込む様子を示す図である。
【図9】ディスクへのデータ書き込み時の処理のフロー
チャートである。
【図10】ディスクからのデータ読み込み時の処理のフ
ローチャートである。
【図11】ファイルを管理する管理情報記述子の一例を
示す図である。
【図12】従来のディスク装置の一例を示す機能ブロッ
ク図である。
【図13】従来のディスク装置において、データをディ
スクの後方から書き込む場合の様子を示す図である。
【符号の説明】
1…ホスト装置、2…前方アクセス用論理ブロックアド
レス番号、3…後方アクセス用論理ブロックアドレス番
号、4…前方アクセス用ブロックアドレス変換テーブ
ル、5…後方アクセス用ブロックアドレス変換テーブ
ル、6…基本論理ブロックアドレス番号、7…空き領域
管理テーブル、8…論理アドレスから物理アドレスへの
アドレス変換テーブル、9…物理アドレス、10…ディ
スク。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクへアクセスするための論理アド
    レスから物理アドレスへの変換テーブルを持つディスク
    装置において、前記論理アドレスから物理アドレスへの
    変換テーブルの上位に更にアドレス変換テーブルを用途
    ごとに1つ以上具備するとともに、状況に応じて前記ア
    ドレス変換テーブルを使い分ける手段を具備したことを
    特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスク装置において、
    前記アドレス変換テーブルの少なくとも1つは、ディス
    ク領域の最後から先頭方向にアクセスするために最適な
    順番を提供することを特徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のディスク装置に
    おいて、記録したデータを管理する管理情報として、フ
    ァイルがどの前記アドレス変換テーブルを利用して記録
    されたものかを記録することを特徴とするディスク装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のディスク装置において、
    前記アドレス変換テーブルを管理情報としてディスクに
    記録し、要求に応じて読み出すことを特徴とするディス
    ク装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のディスク装置において、
    前記変換テーブルを管理情報としてホスト装置のメモリ
    に記録することを特徴とするディスク装置。
JP11136356A 1999-05-17 1999-05-17 ディスク装置 Pending JP2000331463A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11136356A JP2000331463A (ja) 1999-05-17 1999-05-17 ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11136356A JP2000331463A (ja) 1999-05-17 1999-05-17 ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000331463A true JP2000331463A (ja) 2000-11-30

Family

ID=15173278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11136356A Pending JP2000331463A (ja) 1999-05-17 1999-05-17 ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000331463A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6779081B2 (en) Apparatus and method for defragmentation in disk storage system
EP2183744B1 (en) Direct mass storage device file indexing
CN1383563A (zh) 用于对在存储介质上可用的存储空间进行隐分区的方法
US8077567B2 (en) Recording and reproducing apparatus and recording and reproducing method
JPH11327800A (ja) ディスク記録媒体のデータコピー方法及びディスク記録装置
US6405283B1 (en) Method for handling buffer under-run during disc recording
US7613867B2 (en) Information recording apparatus, information recording method and recording medium recording program
US6401169B1 (en) Optical disc buffer under-run handling method
JP4634616B2 (ja) 実時間ファイル転送のための方法
JP2008112482A (ja) 光ディスク記録装置
JP2000331463A (ja) ディスク装置
US6047360A (en) System and method of organizing and defragmenting audio events recorded on a storage medium
JP4027726B2 (ja) 情報記録再生装置と情報記録再生方法とプログラムと記録媒体及び情報記録再生システム
JP3467094B2 (ja) 情報記録再生装置の再生方法
US7693013B2 (en) Optical disc for storing both data requiring defect management and real-time av data
KR100268386B1 (ko) Dvd-ram드라이브의 기록제어방법
JPH11306190A (ja) ビデオサーバシステム
JP2001014110A (ja) ファイル記録再生方法および装置
JP2001043662A (ja) ディスク媒体管理方法
JP3329083B2 (ja) データ記憶装置及び方法
JP2002042412A (ja) 記録再生装置
JP3650992B2 (ja) 情報記録方法とそれに用いる情報記録システム
WO2001080240A1 (fr) Dispositif de controle de disques, procede de controle de disques et unite de disques
JPH02299036A (ja) 情報記録再生方法
JP2009026368A (ja) 記録再生方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060706

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20061031