JP2000331225A - 情報記憶媒体処理装置 - Google Patents

情報記憶媒体処理装置

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JP2000331225A
JP2000331225A JP11136015A JP13601599A JP2000331225A JP 2000331225 A JP2000331225 A JP 2000331225A JP 11136015 A JP11136015 A JP 11136015A JP 13601599 A JP13601599 A JP 13601599A JP 2000331225 A JP2000331225 A JP 2000331225A
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Hiroki Senda
浩揮 千田
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WIZARD KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ遊技機の遊技島に設けることができ
るスペースは様々で、それぞれの状況に応じたICカー
ド回収機構が必要であった。 【解決手段】 複数の回収経路を構成し、予め利用者所
望の回収経路を選択する。従って、小スペース部分に使
用して好適な構成にするか、回収者の労力を低減するの
に好適な構成にするかなどは利用者の必要に応じて任意
に選択することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記憶媒体処理
装置に関し、特に、パチンコ遊技機の遊技球貸出機やパ
チスロ遊技機のメダル貸機に使用して好適な情報記憶媒
体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機の遊技球貸出機やパチス
ロ遊技機のメダル貸機においては、通常これらの遊技台
の間にサンド部分が設けられており、遊技者はサンド部
分に設けられた情報記憶媒体読取部に金額情報等が記憶
された情報記憶媒体等を挿入し、かかる金額を減らすこ
とと引き替えに遊技媒体であるパチンコ球等を借りる。
ここで、一般には情報記憶媒体はいわゆるプリペイドカ
ードであり、磁気カードやICカード等が使用されてい
る。遊技者においては遊技媒体を借りるなどして記憶金
額分を使い切ると、そのプリペイドカードは不要にな
る。かかる不要プリペイドカードの処分を遊技者に任せ
ると、店の周りに不要プリペイドカードが散乱してしま
ったり、カード挿入口に残されたままになってしまうこ
とがあった。
【0003】また、特に上記ICカードはその媒体自体
が高価であり、さらに、情報の書き込みが可能であるた
め一度記憶金額を使い切ってしまったカードであっても
再利用することが好ましい。そこで従来は、遊技島の中
央にベルトコンベア式の搬送装置を設け、使用済みIC
カードをサンド部分の奥側に落としてベルトコンベアに
て遊技島の両面に並設された複数の遊技台からの使用済
みICカードを一カ所で回収していた。また、他の従来
例として各サンド部分の底に回収箱を設けて、使用済み
ICカードを下方に落下させて、各回収箱に蓄積された
使用済みICカードを回収してまわるなどしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の情報記
憶媒体処理装置においては、次のような課題があった。
すなわち、前者の技術のように使用済みICカードをベ
ルトコンベアにて回収すると、回収する人の労力は低い
ものの遊技島の中央にベルトコンベアのためのスペース
を設ける必要があり、また、店舗の端にみられるような
片側にのみ遊技台がある遊技島においてはベルトコンベ
アのために新たなスペースを設けるのが困難であった。
【0005】後者の技術においては回収箱は各サンドの
下に配設されるため、一台一台回収してまわるのは面倒
であった。本発明は、上記課題にかんがみてなされたも
ので、小スペース部分に使用して好適な構成とするか、
回収者の労力を低減するのに好適な構成とするかを利用
者の必要に応じて任意に選択することが可能な情報記憶
媒体処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、挿入口から挿入される情
報記憶媒体の所定読取書込位置までの経路となる挿入経
路と、同挿入経路内の所定読取書込位置にある情報記憶
媒体から記憶情報の読み取りと書き込みとを行う読取書
込手段と、上記読取書込手段にて情報記憶媒体が継続使
用不能であると読み取られたときに、複数の回収経路に
て同情報記憶媒体を回収可能な回収機構とを具備する構
成としてある。
【0007】上記のように構成した請求項1にかかる情
報記憶媒体処理装置において、遊技者は自己の持つ情報
記憶媒体に予め所望の金額等を記憶させることが可能で
あり、同記憶金額を減らすことの代償として種々の取引
を行う。かかる取引のために遊技者によって情報記憶媒
体が所定の挿入口から挿入され、挿入経路にて情報記憶
媒体が所定読取書込位置に搬送される。
【0008】読取書込手段は同挿入経路内の所定読取書
込位置にある情報記憶媒体から記憶情報の読み取りと書
き込みとを行い、同読取書込手段にて情報記憶媒体が継
続使用不能であると読み取られたときに、回収機構によ
って情報記憶媒体を回収する。また、かかる回収機構は
複数の回収経路を有している。
【0009】すなわち、本発明は情報記憶媒体を回収す
るための複数の回収経路を有しているので、情報記憶媒
体を回収または蓄積する位置として複数の位置が選択可
能であり、情報記憶媒体処理装置の設置空間に対する許
容度が増す。従って、本発明にかかる情報記憶媒体処理
装置を遊技機に使用した場合、遊技島中央部分にスペー
スを確保できるときには、サンド部分前面から挿入する
情報記憶媒体を回収時には遊技島中央に落とすような回
収経路を選択し、遊技島中央に設ける搬送装置にて情報
記憶媒体を搬送すれば一カ所にて情報記憶媒体を回収で
きて、回収労力が低減される。
【0010】また、遊技島中央部分にスペースを確保で
きない場合には、サンド部分前面から挿入する情報記憶
媒体をサンド下部に落とすような回収経路を選択し、回
収時にはサンド部分の下部に設けられた回収箱に蓄積さ
れた情報記憶媒体を集めるようにすれば遊技島を構成す
るのに必要なスペースが低減される。つまり、本発明に
かかる情報記憶媒体処理装置を採用すれば、小スペース
部分に使用して好適な構成でも、回収者の労力を低減す
るのに好適な構成でも任意に選択することが可能にな
る。
【0011】上記読取書込手段においては情報記憶媒体
に保持された情報を読み取り、情報記憶媒体に新たに情
報を書き込むことができればよい。従って、例えば、情
報記憶媒体としてICカードを採用したときは、同IC
カードのリーダライタ等で構成される。ここで、情報記
憶媒体としては接触型でも非接触型でもよく、読取書込
手段もかかる情報記憶媒体に応じた形態にて構成され
る。また、上記情報記憶媒体が継続使用不能とするの
は、かかる場合に当該情報記憶媒体を回収すべきときで
あり、例えば、記憶残高が尽きたときであるが、情報記
憶媒体に保持された情報から不正が発覚したときに適用
してもよい。
【0012】さらに、上述の発明においては複数の回収
経路があるので、本情報記憶媒体処理装置の設置時には
予めどの回収経路を利用するのか選択可能であると好適
である。そこで、かかる場合の構成の一例として、請求
項2にかかる発明は、請求項1に記載の情報記憶媒体処
理装置において、上記回収機構は、上記複数の回収経路
のなかで回収に使用する経路を予め選択可能である構成
としてある。
【0013】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、回収機構において使用する回収経路を予
め選択可能である。ここで、選択は複数の回収経路を任
意選択できればよい。すなわち、ディップスイッチ等の
スイッチによって行ってもよいしコンピュータ装置等の
外部機器によって遠隔操作で行ってもよく、様々な態様
が考えられる。
【0014】さらに、回収機構において複数の回収経路
を設けるには様々な態様が考えられる。そこで、かかる
構成の具体例として請求項3にかかる発明は、請求項1
〜請求項2のいずれかに記載の情報記憶媒体処理装置に
おいて、上記回収機構は、上記挿入経路の挿入方向奥方
への第一回収経路と挿入方向下方への第二回収経路とを
具備し、情報記憶媒体を上記第一回収経路を通じて挿入
方向奥方に落下させることが可能であるとともに、上記
第二回収経路を通じて挿入方向下方へ落下させることが
可能である構成としてある。
【0015】上記のように構成した請求項3にかかる発
明においては、上記複数の回収経路として第一回収経路
と第二回収経路との二つの回収経路を具備しており、第
一回収経路によると情報記憶媒体は挿入方向奥方に落下
され、第二回収経路によると情報記憶媒体は挿入方向下
方へ落下される。ここで、挿入方向下方は情報記憶媒体
の挿入方向に対して略直角下方であって、情報記憶媒体
を自重で落下させるような構成であればよい。この場合
にはサンド部分の下にて回収箱等で情報記憶媒体を回収
する場合に使用して好適である。
【0016】挿入方向奥方は情報記憶媒体の挿入方向の
さらに奥であり、かかる部分にまで情報記憶媒体を押し
出してからスロープ等を通じて自重で落下させるように
などすればよい。この場合には、遊技島の中央部分に情
報記憶媒体を落下させることができ、遊技島の中央下部
にベルトコンベア等を設け、情報記憶媒体を搬送して一
カ所で回収する場合に使用して好適である。
【0017】このように上記第一回収経路においては情
報記憶媒体を挿入方向奥方に落下させることができれば
よく、その構成は様々である。そこで、かかる構成の一
例として請求項4にかかる発明は、請求項3に記載の情
報記憶媒体処理装置において、上記挿入経路は前方に挿
入口を具備し、同挿入口から挿入される情報記憶媒体を
挿入方向に対して進退可能にする経路であって、上記回
収機構は、上記挿入経路に沿って情報記憶媒体を進退さ
せる駆動ローラを有し、同駆動ローラの回転により情報
記憶媒体を上記第一回収経路へ搬送するとともに、挿入
経路の奥側で自重にて落下させる構成としてある。
【0018】上記のように構成した請求項4にかかる発
明において、上記挿入経路は前方に挿入口を具備し、同
挿入口から挿入される情報記憶媒体を挿入方向に対して
進退可能にする経路である。例えば情報記憶媒体がカー
ド形状であるときに、挿入口をカード面幅より少し幅広
でカードの一辺長より少し長い孔で構成し、かかる挿入
口と略同一大の空間をカードの長さと略同一長になる程
度の奥方まで設ければよい。この結果、カードは挿入方
向に対し、経路に沿って進退可能である。
【0019】上記回収機構は上記挿入経路に沿って情報
記憶媒体を進退させる駆動ローラを有し、同駆動ローラ
の回転により情報記憶媒体を上記第一回収経路へ搬送す
るとともに、挿入経路の奥側で自重にて落下させる。か
かる回収機構においては、情報記憶媒体を挿入方向奥方
に落下させることができればよく、情報記憶媒体を所望
の回収位置まで搬送するためには、上記挿入経路の奥側
にスロープを設けて情報記憶媒体を落下させるとともに
滑らせて奥行き方向へある程度の距離移動させるように
してもよいし、駆動ローラで情報記憶媒体を搬送する際
にある程度の慣性を付けるようにしてもよく、様々な構
成が考えられる。
【0020】また、上記第二回収経路においては情報記
憶媒体を挿入方向下方に落下させることができればよ
く、その構成は様々である。そこで、かかる構成の一例
として請求項5にかかる発明は、請求項3〜請求項4の
いずれかに記載の情報記憶媒体処理装置において、上記
回収機構は、挿入経路の側壁が開閉可能であり、同側壁
が開閉することにより上記第二回収経路を通じて情報記
憶媒体を挿入方向下方へ落下させる構成としてある。
【0021】上記のように構成した請求項5にかかる発
明においては、上記回収機構は挿入経路の側壁が開閉可
能であって、同側壁が開くと情報記憶媒体が中空に位置
するように構成されている。従って、挿入経路の側壁が
開くと情報記憶媒体は自重によって挿入方向下方へ落下
する。
【0022】さらに、このように挿入経路の側壁を開閉
させる構成は様々であり、かかる構成の具体例として請
求項6にかかる発明は、請求項5に記載の情報記憶媒体
処理装置において、上記回収機構は、上記挿入経路の挿
入口に沿う軸を支点として上記側壁を揺動可能にする蝶
番構造と、通常時に同側壁を挿入経路面に付勢する付勢
部材と、情報記憶媒体の回収時に同側壁を揺動させる駆
動片とを具備する構成としてある。
【0023】上記のように構成した請求項6にかかる発
明においては、側壁は蝶番構造によって挿入経路の挿入
口に沿う軸を支点として揺動可能であり、通常時には付
勢部材によって挿入経路面に付勢され、回収時には駆動
片が駆動することにより揺動される。すなわち、上記側
壁は通常時には挿入経路を形成しており挿入方向下方へ
の回収時に揺動する。このとき、例えば側壁が情報記憶
媒体をともなって揺動するよう構成し、挿入経路として
の底面は動かないようにすると、情報記憶媒体は中空位
置に運ばれることとなって自重で落下する。
【0024】さらに、他の具体例として請求項7にかか
る発明は、請求項3に記載の情報記憶媒体処理装置にお
いて、上記回収機構は、挿入経路の下方に情報記憶媒体
の落下経路を有して第二回収経路をなし、情報記憶媒体
を挿入方向奥方へ落下させるときには同第二回収経路内
にて挿入方向手前から挿入方向奥下方へ傾斜したスロー
プを出現させて第一回収経路とする構成としてある。
【0025】上記のように構成した請求項7にかかる発
明においては、挿入経路の下方に情報記憶媒体の回収経
路を有しており、回収時には挿入経路の底面を揺動させ
るなどしてかかる回収経路に情報記憶媒体を落下させ
る。挿入方向下方へ落下させる場合はこのまま落下させ
ればよく、かかる回収経路が上記第二回収経路となる。
挿入方向奥方へ落下させる場合には同第二回収経路内に
て挿入方向手前から挿入方向奥下方へ傾斜したスロープ
を出現させる。従って、情報記憶媒体はかかるスロープ
上を伝って挿入方向奥下方へ移動し、最終的には挿入方
向奥方へと落下し、かかる回収経路が上記第一回収経路
となる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の回収経路を選択することが可能になって汎用性が高
くなる。また、請求項2にかかる発明によれば、回収経
路を予め選択することができるので便利である。さら
に、請求項3にかかる発明によれば、小スペース部分に
使用して好適な構成でも、回収者の労力を低減するのに
好適な構成でも任意に選択することが可能になる。
【0027】さらに、請求項4にかかる発明によれば、
簡易な構成により挿入方向奥方で情報記憶媒体を回収す
ることが可能となる。さらに、請求項5にかかる発明に
よれば、簡易な構成により挿入方向下方で情報記憶媒体
を回収することが可能となる。さらに、請求項6にかか
る発明によれば、簡易な構成により挿入方向下方で情報
記憶媒体を回収することが可能となる。さらに、請求項
7にかかる発明によれば、簡易な構成により挿入方向奥
方および挿入方向下方で情報記憶媒体を回収することが
可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態にかか
る情報記憶媒体処理装置を使用したパチンコ遊技機を採
用したパチンコホールの外観を示している。このパチン
コホールにはいくつかの遊技島が備えられており、遊技
島10aは壁際に備えられており、遊技島10bは通路
と通路との間の島である。従って、遊技島10aには片
面のみにパチンコ遊技機11が備えられており、遊技島
10bには両面にパチンコ遊技機11が備えられてい
る。
【0029】パチンコ遊技機11の左脇にはサンド1
2,12が設けられており、同サンド12,12の前面
にはパチンコ球を借りるためにICカードを挿入するた
めの挿入口が設けられている。また、本発明にかかる情
報記憶媒体処理装置は主としてかかるサンド12のIC
カード挿入部20に構成される。
【0030】遊技島10aのサンド12の下部には回収
箱13が出し入れ可能に配設されており、遊技島10b
のサンド12の奥側下部、すなわち遊技島10bの中央
位置にはベルトコンベア14が配設されている。従っ
て、遊技島10aのサンド12に挿入されたICカード
のうち使用済みのものは回収箱13にて集められ、遊技
島10bのサンド12に挿入されたICカードのうち使
用済みのものはベルトコンベア14にて搬送されて一カ
所に集められる。
【0031】つまり、遊技島10aにおいてはICカー
ド挿入部20にて使用済みと判定されたICカードはそ
の挿入方向下方に落下され、遊技島10bにおいてはI
Cカード挿入部20にて使用済みと判定されたICカー
ドはその挿入方向奥方に落下される。
【0032】図2はICカード挿入部20の要部を示す
斜視図であり、図3は一部が揺動した状態を示す図であ
る。図において、ICカード21は挿入口22から挿入
可能になっており、挿入口22内部においては読取書込
部30と側壁40とがICカード21と略同一幅だけ離
間させつつ配設されてICカード21の挿入経路を形成
している。また、ICカード21は同挿入経路上を所定
位置まで挿入されると、読取書込部30の動作によって
記憶された情報が読み取られたり、新たに情報が書き込
まれるようになっている。
【0033】側壁40は、挿入経路の奥側に備えられる
駆動片41によって揺動される部材であり、挿入口22
側の上下が垂直に屈曲されて揺動可能に支持されてい
る。また、同側壁40の奥側の下部は垂直に2度屈曲さ
れており、これらの屈曲部と屈曲部との間で形成する面
はICカード21を挿入方向奥方に落下させるための経
路の底面40aとなっている。さらに、2度目の屈曲に
よって側壁40と対面する対面壁40bを形成してお
り、この対面壁40bは駆動片41と当接している。
【0034】対面壁40bの底辺は底面40aの一辺よ
り長くなっており、側壁40が揺動したときにはICカ
ード21を導いてICカード21を中空へ移動させるよ
うになっている。すなわち、ICカード21を適正な読
み取り位置まで挿入したときには、同ICカード21の
奥側の一端がちょうど底面30aの奥側の一端の上部に
位置するようになっており、挿入経路の底面30aは読
取書込部30と一体として形成されており固定されてい
る。従って、側壁40が揺動したときには対面壁40b
がICカード21の一端を押しつつ底面30a上を摺動
させながら中空位置まで移動させる。
【0035】また、対面壁40bにはバネ42の一方が
固定されており、同バネ42の他方は固定部材50に固
定されている。従って、側壁40は通常では固定部材5
0方向に付勢され、側壁40が適正な挿入経路を形成す
るように保っている。ここで、上記駆動片41はICカ
ード21の挿入方向に対して垂直な面内にて回転可能に
支持されており、上述のように一端は対面壁40bと当
接するよう屈曲され、他端がソレノイド43から突出す
るプランジャ43aに接続されている。ソレノイド43
はプランジャ43aを引き込み駆動可能であり、かかる
プランジャ43aの引き込みにより駆動片41が支持軸
を支点として回転し、当接する対面壁40bを押して側
壁40を揺動するようになっている。
【0036】読取書込部30の奥側には駆動ローラ60
を内包する空間が設けられており、同空間にモータ61
にて駆動される駆動ローラ60が配設される。同駆動ロ
ーラ60に対面する位置の側壁40には補助ローラ6
2,62が取り付けられるようになっている。そして、
モータ61によってその軸が正逆回転されることにより
駆動ローラ60が回転され、挿入されるICカード21
を駆動ローラ60と補助ローラ62,62とで挟みつつ
挿入経路に沿ってスムーズに前後進させることが可能と
なっている。
【0037】ICカード21を挿入方向奥方へと落下さ
せる際には、上記駆動ローラ60がICカード21の駆
動源となる。すなわち、駆動ローラ60が図2において
反時計回りに回転するとICカード21は奥方に移動
し、その前端が駆動ローラ60に当接しなくなる位置で
は、もはやICカード21の重心は底面30aもしくは
底面40aの上にはないので、底面40aの奥に配設さ
れたスロープ70を伝って挿入方向奥方へ落下されてい
く。
【0038】図4は上記構成の機器を制御するための電
気的回路の構成を示すブロック図である。同図におい
て、読取書込部30は、変調・復調回路31と送受信ア
ンテナ32を備えており、挿入されたICカード21と
無線電波信号による通信を行う。また、変調・復調回路
31はバスを介してCPU33等と接続されており、送
受信アンテナ32を介してICカード21から取得した
情報はCPU33に分析される。
【0039】すなわち、CPU33はRAM35を一時
的なワークエリアとして使用しつつROM34に書き込
まれたプログラムを実行可能となっており、本発明にか
かる情報記憶媒体処理装置においては後述するように、
ICカード21の残金が「0」という情報を取得すると
ソレノイド43もしくはモータ61を駆動するプログラ
ムが実行される。
【0040】さらに、このバスにはその他、モータI/
O36,ディップスイッチ37,ソレノイドI/O38
が接続されており、CPU33はモータI/O36に信
号を送信してモータの回転を制御可能であり、ソレノイ
ドI/O38に信号を送信してプランジャの引き込み駆
動が可能である。また、ディップスイッチ37において
所定番号のスイッチがON/OFFにされることによ
り、ICカード21の落下方向が設定される。
【0041】すなわち、CPU33における処理におい
て同ディップスイッチ37の設定内容が読み取られ、同
CPU33がディップスイッチ37における所定番号の
スイッチがONであると判別するとICカード21を挿
入方向下方に落下させるための制御がなされ、同スイッ
チがONではないと判別するとICカード21を挿入方
向奥方に落下させるための制御がなされる。
【0042】ここで、上記構成においては落下方向の設
定はディップスイッチ37にて行うようにしているが、
同スイッチでは情報記憶媒体の回収経路を選択できれば
よく、必ずしもディップスイッチで構成する必要がある
わけではない。例えば、上記CPU33等が接続される
バスにコンピュータ装置を接続可能な通信I/Oを構成
しておいて、同コンピュータ装置によって通信I/Oを
介して設定するように構成することもできる。この場
合、遊技島の制御回路をネットワークで接続しておけ
ば、同一遊技島における回収経路は同じになるように一
回で設定することもできる。
【0043】図5はCPU33がICカード21の残金
が「0」であると判別したときの制御フローを示してい
る。同図において、CPU33がICカード21の残金
が「0」であると判別すると、ステップS100にて上
記所定番号のディップスイッチがONか否かが判別され
る。
【0044】ステップS100にて上記所定番号のディ
ップスイッチがONにされていると判別したときには、
ステップS110にてCPU33はソレノイドI/O3
8に信号を送信することによりソレノイド43を駆動
し、ICカード21を挿入方向下方へ落下させる。
【0045】ステップS100にて上記所定番号のディ
ップスイッチがONにされていると判別されないときに
は、ステップS120にてCPU33はモータI/O3
6に信号を送信することにより駆動ローラ60を回転駆
動し、ICカード21を挿入方向奥方へ落下させる。
【0046】以下、上記構成において、本発明にかかる
情報記憶媒体処理装置を上記図1における遊技島10a
に備えるサンド12の内部に使用した場合の動作を説明
する。かかる場合は、ICカード21を挿入方向下方に
落下させる場合である。遊技者は、パチンコ遊技機11
にて遊技を開始する前にはパチンコ球を借りなければな
らない。そこで、ICカード21を予め用意しておき挿
入口22からICカード21を挿入した後、パチンコ遊
技機11前面の操作ボタン11aを操作して、パチンコ
球の貸出を指示する。
【0047】このとき、遊技者が常にICカード21の
残金を把握しているとは限らず、ICカード21の残金
が切れているときに本発明にかかる情報記憶媒体処理装
置が駆動してICカード21を回収箱13に落下させ
る。すなわち、読取書込部30がICカード21に記憶
された情報を読み取って、残高が尽きたと判別したとき
にはソレノイド43が駆動する。
【0048】この結果、駆動片41が回転して側壁40
を揺動させる。従って、ICカード21は対面壁40b
に押されて側壁40の揺動とともに移動して、自重によ
り図3の下矢印方向に落下する。従って、ICカード2
1は回収箱13へ落下し、回収者が集めるまで回収箱1
3に蓄積される。
【0049】次に、上記構成において、本発明にかかる
情報記憶媒体処理装置を上記図1における遊技島10b
に備えるサンド12の内部に使用した場合の動作を説明
する。かかる場合は、ICカード21を挿入方向奥方に
落下させる場合である。この場合には読取書込部30が
ICカード21に記憶された情報を読み取って、残高が
尽きたと判別したときにはモータ61が図2における反
時計周りに駆動する。
【0050】この結果、ICカード21は挿入方向奥方
へと搬送され、スロープ70を伝ってさらに奥方へと落
下していく。従って、最終的にはベルトコンベア14の
上に落下し、同ベルトコンベア14が駆動することによ
って遊技島10b内のどのパチンコ遊技機11に備え付
けられたサンド12の情報記憶媒体処理装置から回収さ
れたICカードでも一カ所にて回収することができる。
【0051】このように、本発明においては予め回収経
路を選択可能であって、利用者が複数の回収経路から使
用に適した回収経路を選ぶことができるが、回収経路の
構成は様々であって必ずしも上記構成に限るわけではな
い。図6は本発明にかかる第二の実施形態における回収
経路の要部を示す斜視図であり、図7は一部が駆動した
状態を示す図である。
【0052】図において、ICカード21の挿入経路の
底面300aは一端が幅広な板状部材からなり、挿入口
付近の一端を支点として挿入経路の底面内で回動可能に
支持されつつ奥側の幅広部分が直角に屈曲され、屈曲部
がバネ300bと接続されている。同バネ300bの他
端は図示しない上記第一の実施例と同様な固定部材50
に接続されており、通常は底面300aを固定部材50
方向へ付勢している。従って、底面300aは挿入経路
の底面をなしている。
【0053】ICカード21の回収時には図示しない上
記第一の実施例と同様なソレノイド43によって駆動片
41が駆動されて底面300aを回動させ、ICカード
21を落下させるようになっている。また、底面300
aの下部は板状部材710a,710bに挟まれてお
り、これらの板状部材710a,710bによって上記
第二回収経路が形成され、サンド12の下部に回収箱1
3を設けたときにはICカード21を同回収箱13に導
くようになっている。
【0054】さらに、板状部材710aはある位置で斜
めに所定幅の空間が設けられており、同空間には一辺に
軸を有した板状部材700が配設される。この板状部材
700はこの軸を支点として回動することが可能となっ
ており、その裏面の2カ所でバネ420,420の一端
と接続されている。これらのバネ420の他端は固定部
材50に接続されており、通常は板状部材700を固定
部材50方向に付勢するが、板状部材700の中央に設
けられたソレノイド430から突出したプランジャに同
板状部材700が当接することにより通常時に板状部材
710aと700とを面一に保つようになっている。
【0055】ソレノイド430はCPU33によって駆
動され、プランジャを押し出し駆動可能になっている。
従って、同ソレノイド430が駆動されたときにはプラ
ンジャに当接する板状部材700が回動され、図7に示
すように板状部材710aと板状部材710bとの間に
スロープを出現させる。
【0056】このため、板状部材700上にICカード
21が落下してくると、同ICカード21は板状部材7
00上を滑り落ちる。すなわち、ICカード21は挿入
方向奥方に落下することとなり、遊技島中央部にベルト
コンベア14を設けたときにはICカード21はベルト
コンベア14上に落下することになるので、かかる板状
部材700が上記第一回収経路を形成する。
【0057】電気回路の構成は、ほぼ上記第一の実施例
と同様であるが、上記モータI/Oがソレノイド430
を駆動するためのソレノイドI/Oとなる点で異なって
いる。このような構成において、ディップスイッチ等に
より予めICカード21を落下させる方向を選択してお
くことにより複数の回収経路のいずれによってもICカ
ード21を回収することができる。
【0058】すなわち、ICカード21を挿入方向下方
に落下させる場合、読取書込部30がICカード21に
記憶された情報を読み取って、残高が尽きたと判別した
ときにはソレノイド43が駆動し、底面300aを回動
させる。このときICカード21の左右には挿入経路の
側面が存在するので、ICカード21は中空に位置する
こととなり自重で落下する。この場合は、板状部材70
0は板状部材710aと面一であるので、ICカード2
1は板状部材710a,710bの間を回収箱13まで
落下していく。
【0059】上記構成において、ICカード21を挿入
方向奥方に落下させる場合は、読取書込部30がICカ
ード21に記憶された情報を読み取って、残高が尽きた
と判別したときにソレノイド43が駆動し、底面300
aを回動させるとともにソレノイド430が駆動する。
この結果、板状部材700が回動して板状部材710
a,710bの間にスロープができる。従って、落下す
るICカード21は板状部材700の上面を伝って滑
り、板状部材700の奥側の一端から滑り落ちると自重
で落下し、最終的にはベルトコンベア14の上に落下す
る。
【0060】このように、本発明では複数の回収経路が
構成されており、予め利用者所望の回収経路を選択する
ことができる。従って、小スペース部分に使用して好適
な構成にするか、回収者の労力を低減するのに好適な構
成にするかなどは利用者の必要に応じて任意に選択する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる情報記憶媒体処理
装置を使用したパチンコ遊技機を採用したパチンコホー
ルの外観を示す図である。
【図2】ICカード挿入部の要部を示す斜視図である。
【図3】ICカード挿入部の要部において一部が揺動し
た状態を示す図である。
【図4】本発明の電気的回路構成を示すブロック図であ
る。
【図5】情報記憶媒体処理装置内のCPUにおける制御
のフローチャートを示す図である。
【図6】本発明の第二の実施例にかかるICカード挿入
部の要部を示す斜視図である。
【図7】本発明の第二の実施例にかかるICカード挿入
部の要部において一部が駆動した状態を示す図である。
【符号の説明】
20…ICカード挿入部 21…ICカード 22…挿入口 30…読取書込部 30a…底面 40…側壁 40a…底面 40b…対面壁 41…駆動片 42…バネ 43…ソレノイド 43a…プランジャ 50…固定部材 60…駆動ローラ 61…モータ 62…補助ローラ 70…スロープ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入口から挿入される情報記憶媒体の所
    定読取書込位置までの経路となる挿入経路と、 同挿入経路内の所定読取書込位置にある情報記憶媒体か
    ら記憶情報の読み取りと書き込みとを行う読取書込手段
    と、 上記読取書込手段にて情報記憶媒体が継続使用不能であ
    ると読み取られたときに、複数の回収経路にて同情報記
    憶媒体を回収可能な回収機構とを具備することを特徴と
    する情報記憶媒体処理装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の情報記憶媒体処理
    装置において、 上記回収機構は、上記複数の回収経路のなかで回収に使
    用する経路を予め選択可能であることを特徴とする情報
    記憶媒体処理装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1〜請求項2のいずれかに記
    載の情報記憶媒体処理装置において、 上記回収機構は、上記挿入経路の挿入方向奥方への第一
    回収経路と挿入方向下方への第二回収経路とを具備し、
    情報記憶媒体を上記第一回収経路を通じて挿入方向奥方
    に落下させることが可能であるとともに、上記第二回収
    経路を通じて挿入方向下方へ落下させることが可能であ
    ることを特徴とする情報記憶媒体処理装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項3に記載の情報記憶媒体処理
    装置において、 上記挿入経路は前方に挿入口を具備し、同挿入口から挿
    入される情報記憶媒体を挿入方向に対して進退可能にす
    る経路であって、 上記回収機構は、上記挿入経路に沿って情報記憶媒体を
    進退させる駆動ローラを有し、同駆動ローラの回転によ
    り情報記憶媒体を上記第一回収経路へ搬送するととも
    に、挿入経路の奥側で自重にて落下させることを特徴と
    する情報記憶媒体処理装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項3〜請求項4のいずれかに記
    載の情報記憶媒体処理装置において、 上記回収機構は、挿入経路の側壁が開閉可能であり、同
    側壁が開閉することにより上記第二回収経路を通じて情
    報記憶媒体を挿入方向下方へ落下させることを特徴とす
    る情報記憶媒体処理装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項5に記載の情報記憶媒体処理
    装置において、 上記回収機構は、上記挿入経路の挿入口に沿う軸を支点
    として上記側壁を揺動可能にする蝶番構造と、通常時に
    同側壁を挿入経路面に付勢する付勢部材と、情報記憶媒
    体の回収時に同側壁を揺動させる駆動片とを具備するこ
    とを特徴とする情報記憶媒体処理装置。
  7. 【請求項7】 上記請求項3に記載の情報記憶媒体処理
    装置において、 上記回収機構は、挿入経路の下方に情報記憶媒体の落下
    経路を有して第二回収経路をなし、情報記憶媒体を挿入
    方向奥方へ落下させるときには同第二回収経路内にて挿
    入方向手前から挿入方向奥下方へ傾斜したスロープを出
    現させて第一回収経路とすることを特徴とする情報記憶
    媒体処理装置。
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US6233469B1 (en) 1997-04-25 2001-05-15 Nec Corporation Portable wireless information terminal, apparatus in which view of display unit and operation of operational section are easy to perform during using
US6519483B1 (en) 1997-04-25 2003-02-11 Nec Corporation Portable wireless information terminal apparatus in which view of display unit and operation of operational section are easy to perform during using

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