JP2000330466A - 点字投票システム - Google Patents

点字投票システム

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JP2000330466A
JP2000330466A JP13996099A JP13996099A JP2000330466A JP 2000330466 A JP2000330466 A JP 2000330466A JP 13996099 A JP13996099 A JP 13996099A JP 13996099 A JP13996099 A JP 13996099A JP 2000330466 A JP2000330466 A JP 2000330466A
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Hachiro Sekikawa
八郎 関川
Juichi Tatsumi
寿一 巽
Takeshi Sakane
健 坂根
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Musashi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚障害者等の投票参加を、確実なプライバ
シー保護の下、投票者に余計な負担感や不安感を与える
ことなく支援するとともに、投票管理や開票等の事務を
円滑に行わせる。 【構成】 タッチ操作可能な手動操作手段と、ヘッドホ
ン等の個別音響伝達手段と、上記手動操作手段による候
補者の選択操作を上記音響伝達手段を介して伝達される
音声案内によって支援する対話型操作支援制御手段と、
この操作支援制御手段の制御下で選択された候補者の氏
名を触覚的な点字情報と視覚的な文字情報とで出力する
データ処理手段と、上記点字情報を表す点字パターンと
上記文字情報を表す墨字パターンを同一投票用紙上に併
記の形で形成するプリンタとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、点字投票システ
ム、さらには視覚障害等により通常の筆記による投票が
困難な障害者の投票を支援するシステムに適用して有効
な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、視覚障害等により通常の筆記によ
る投票が困難な障害者の投票を支援する手段としては、
特別に用意された点字投票用紙による点字投票と、第3
者に筆記を代行してもらう代理筆記とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た手段には、次のような問題のあることが本発明者らに
よってあきらかとされた。
【0004】すなわち、点字投票では、通常投票用紙と
は別に点字投票用紙を用意しなければならない事務上の
不便に加えて、開票時にはその点字投票用紙に記載され
た点字を識字できる要員を開票所ごとに配置しなければ
ならず、このことは投票管理および開票の事務を円滑化
する上で大きな支障となっていた。
【0005】また、代理投票では、投票者のプライバシ
ー保護に不安があり、さらに投票用紙に実際に記載され
た候補者名を投票者が自分自身で直接確認できないとい
う問題もあった。
【0006】そのほか、投票所には候補者一覧のような
ものがあって、一般の投票者はその一覧から自分の投票
したい候補者を確認することができるが、視覚等の障害
者の場合は、その一覧による候補者の確認ができないと
いう不自由もあった。
【0007】本発明の目的は、視覚障害者等の投票参加
を、確実なプライバシー保護の下、投票者に余計な負担
感や不安感を与えることなく支援するとともに、投票管
理や開票等の事務円滑化を可能にする、という技術を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する手
段として、第1の手段は、視覚障害者等に案内を行う機
能と、この案内にしたがって候補者選択を含む内容を入
力できる機能と、この入力内容を情報処理して選択され
た候補者の氏名を含む内容を点字情報と視覚的情報との
2つの情報にして出力する機能とを有する情報処理手段
を備えたものである(第1発明)。
【0009】また、第2の手段は、タッチ操作可能な手
動操作手段と、ヘッドホン等の個別音響伝達手段と、上
記手動操作手段による候補者の選択操作を上記音響伝達
手段を介して伝達される音声案内によって支援する対話
型操作支援制御手段と、この操作支援制御手段の制御下
で選択された候補者の氏名を触覚的な点字情報と視覚的
な文字情報とで出力するデータ処理手段と、上記点字情
報を表す点字パターンと上記文字情報を表す墨字パター
ンを同一投票用紙上に併記の形で形成するプリンタとを
備えるものである(第2発明)。
【0010】第3の手段は、第2の手段において、熱に
よって不可逆的に膨張変化する感熱膨張層と熱によって
被転写体への接着性が生じる感熱接着インク層とが透明
ベース上に形成された転写フィルムを使用し、この転写
フィルムを投票用紙に接触状態で重ねるとともに、上記
透明ベースの背後から照射するレーザービームの強度を
制御することにより、感熱接着インク層だけが選択的に
熱感応して形成される墨字パターンと、感熱膨張層が熱
感応して形成される点字パターンとを、上記投票用紙上
に併記の形で形成させるようにするものである(第3発
明)。
【0011】上述した手段によれば、投票者は、例え
ば、ヘッドホン等の個別音響伝達により、プライバシー
を保ちながら候補者の選択することができ、さらにその
選択した候補者の氏名を通常の筆記用投票用紙に点字と
墨字の両者併記で記載させることができる。
【0012】これにより、視覚障害者等の投票参加を、
確実なプライバシー保護の下、投票者に余計な負担感や
不安感を与えることなく支援するとともに、投票管理や
開票等の事務円滑化を可能にする、という目的が達成さ
れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施態様を
図面を参照しながら説明する。
【0014】なお、図において、同一符号は同一あるい
は相当部分を示すものとする。
【0015】図1は本発明の技術が適用された点字投票
システムの一実施態様を示す。
【0016】同図に示すシステムは、まず、その主要部
として、操作パネル2、ヘッドホン26、点字/墨字ハ
イブリッドプリンタ4、制御部7などを有する。
【0017】操作パネル2には、「操作」「選択」「印
字」の3つの手動押しボタン21,22,23が配置さ
れている。これらの押しボタン21,22,23は、た
とえば一定以上の操作感触と操作ストロークを持たせら
れ、さらに各ボタンの側に点字ラベル24を貼るなどし
て、視覚に頼らないタッチ操作が可能なように構成され
ている。
【0018】ヘッドホン26は、音響伝達情報である音
声案内(ガイダンス)を、外部には聞かせず、装着者
(投票者)だけに聞かせる個別音響伝達手段をなす。こ
のヘッドホン26は、視覚等の障害者が確認しやすい位
置に設けられたコネクタジャック25に差し込んで使用
する。図示の例では、操作パネル2に点字の案内ラベル
24と共に配置されている。
【0019】点字/墨字ハイブリッドプリンタ4は、詳
細は後述するが、点字情報を表す点字パターンと文字情
報を表す墨字パターンを同一投票用紙3上に併記の形で
形成するように構成されている。
【0020】制御部7は、対話型操作支援制御部71、
手動操作I/F(インタフェイス)、音声I/F73、
投票データベース74、点字化データ処理部75、文字
化データ処理部76、プリンタI/F77、モニターラ
ンプ27などにより構成される。
【0021】対話型操作支援部71は、操作パネル2に
よる候補者の選択操作を音声I/F73およびヘッドホ
ン26を介して操作者に個別伝達される音声案内(ガイ
ダンス)によって支援する。
【0022】投票データベース74は、選択対象となる
全候補者の氏名のほか、音声案内による対話型操作支援
を実行するためのガイドテキストおよび音声データなど
が格納されている。
【0023】点字化データ処理部75は、対話型操作支
援制御部71の制御下で選択された候補者の氏名を触覚
的な点字情報に変換して出力する。文字化データ処理部
76は、対話型操作支援制御部71の制御下で選択され
た候補者の氏名を視覚的な文字情報に変換して出力す
る。各データ処理部75,76にて変換された情報はそ
れぞれ、プリンタI/F77を介してプリンタ4へ転送
される。
【0024】図2は、上述した投票システムの機構的部
分の構成例を示す。
【0025】同図において、(A)は前面パネル側の配
置構成を示し、(B)は内部配置構成を示す。(C)は
プリンタ4の要部構成を示す。
【0026】同図に示すように、プリンタ4や操作パネ
ル2は単一筐体からなる支援端末1に組み込まれて一体
化されている。
【0027】支援端末1の前面のほぼ中央には操作パネ
ル2が配置され、上部には投票用紙3の受口11、下部
には投票用紙3の出口12が設けられている。
【0028】受口11から投入された投票用紙3はベル
ト搬送手段41によって案内および搬送されて出口12
から排出されるようになっている。この搬送手段41の
搬送経路の途中にプリンタ4が設けられている。
【0029】プリンタ4は、搬送手段41によってプラ
テンローラ42上に搬送されてきた投票用紙3上に、転
写フィルム5を圧接触状態で重ね合わせて、レーザービ
ームL1/L2による転写印字を行うように構成されて
いる。
【0030】レーザービームL1/L2は、出力可変型
のレーザ発振器、収束光学系62、およびレーザービー
ムをXY方向にスキャンさせる可動ミラー63などによ
り構成される。このようにして形成されるレーザービー
ムL1/L2の照射による発熱を利用して転写印字を行
う。
【0031】図3は、プリンタ4による印字プロセスを
段階別に示す。
【0032】まず、同図(A)に示すように、転写フィ
ルム5は、耐水滑性層51、透明ベース52、離型層5
3、感熱膨張層54、および感熱接着インク層55が順
次積層された断面構造をなしている。感熱膨張層54
は、熱によって不可逆的に膨張変化する材質を用いて形
成されている。感熱接着インク層55は、熱によって被
転写体(投票用紙3)への接着性が生じる感熱接着剤に
着色顔料を分散させたものであって、熱を受けた部分だ
けが被転写体に接着する。
【0033】この転写フィルム5の感熱接着インク層5
5がある側の面を被転写体である投票用紙3上に圧接触
状態で重ね合わせ、(B)に示すように、投票用紙3と
は反対側の透明ベース52の背後からレーザービームL
1/L2を照射すると、その照射部分だけがレーザービ
ームL1/L2の熱に感応して変化する。
【0034】このときの変化は、レーザービームL1/
L2の強度により異なる。
【0035】すなわち、比較的弱い第1強度レベル(L
1)のレーザービームL1を照射した場合、その照射よ
り生じる熱は、感熱接着インク層55だけを感応させて
その部分に接着性を生じさせるが、感熱膨張層54には
変化をもたらさない。
【0036】上記第1強度レベル(L1)よりも強い第
2強度レベル(L2)のレーザービームL2を照射した
場合、その照射により生じる比較的強い熱は、感熱接着
インク層55を感応させてその部分に接着性を生じさせ
るとともに、感熱膨張層54も感応させてその部分を不
可逆的に大きく膨張変形させる。
【0037】したがって、レーザービームL1/L2の
強度レベルを2段階制御することにより、(C)に示す
ように、感熱接着シンク層55による墨字パターン32
の転写印字と、感熱膨張層54による点字パターン31
の転写印写とを、同一被転写体(投票用紙3)上にて任
意に行わせることができる。これにより、通常の投票用
紙3上に視覚的な墨字パターン32による候補者名と、
触覚的な点字パターン31による候補者名を併記の形で
形成することができる。
【0038】図4は、上記プリンタ4によって点字と墨
字が印字された投票用紙の例を示す。
【0039】同図において、感熱膨張層54の転写で形
成された点字パターン31と、感熱接着層55の転写で
形成された墨字パターン32は、共に同一の候補者氏名
を表している。
【0040】なお、上述した墨字/点字ハイブリッドプ
リンタ4については、たとえば特願平8−203662
号明細書などに詳細な構成例が記載されている。
【0041】次に、上述した投票システムの動作例につ
いて説明する。
【0042】(1)操作開始 視覚障害者(投票者)が来場した時、投票者を支援端末
1の前まで案内する。
【0043】支援端末1の前まで案内された投票者はヘ
ッドホン26を装着する。
【0044】このヘッドホンの装着以後、投票者は案内
人の手をまったく借りることなく、ヘッドホン26から
聞こえる音声案内にしたがって、候補者の選択および印
字の決定などの操作を進めることができる。
【0045】(2)印字までの動作 印字までの操作は、次のような音声案内にしたがって行
われる。
【0046】「『○○○○議会議員一般選挙』の投票に
ようこそ! このコーナーは障害を持つ方のために設け
られた点字投票システム○○○です。」 「ただ今から、この○○○があなたに代わって、あなた
の選んだ候補者の名前を投票用紙に点字で印字しま
す。」 「アナウンスにしたがって、あわてずゆっくり操作して
下さい。」 「「○○○○議会議員一般選挙」の立候補者は、全部で
3名です。」 「ボタンは、操作盤の手前に横一列に並んでいます。」 「左側のボタンは、次の候補者を呼び出す時に使用する
“操作”ボタンです。」 「中央のボタンは、候補者を選択するときに使用する
“選択”ボタンです。」 「右側のボタンは、選択した候補者を点字で印字する時
に使用する“印字”ボタンです。」 「それでは操作を開始します。」 「あなたは、この投票を行いますか?」 「投票を行わない場合は、右側の“印字”ボタンを押し
て下さい。投票用紙は、白紙でそのまま出てきます。」 「そうでない場合は、以下の説明にしたがって操作して
下さい。」 「左側の“操作”ボタンを押すと、最初の候補者を呼び
出します。」 「1番目の候補者は、○○○さん、○○○さんです。」 「あなたが投票する候補者であれば、中央の“選択”ボ
タンを押して下さい。」 「候補者が選択されたとみなし、再確認、印字の動作に
移ります。」 「そうでない場合は、左側の“操作”ボタンを押して下
さい。次の候補者の呼出に戻ります。」 ここで仮に、中央の“選択”ボタンが押されたとする
と、次のような音声案内で先へ進む。
【0047】「あなたは、○○○さんに投票しようとし
ています。間違いありませんか?」 「正しければ、右側の“印字”ボタンを押して下さい。
このボタンが押されたら印字を開始します。やり直しが
ききませんので、十分に注意して押して下さい。」 「そうでなければ、左側の“操作”ボタンを押して下さ
い。次候補者の呼出に戻ります。」 ここで仮に、右側の“印字”ボタンが押されたとする
と、次のような音声案内で先へ進む。
【0048】「ただ今、あなたが選んだ候補者名の名前
を点字で印字しています。」 「しばらく、お持ち下さい。」 「印字が終了しました。」 「印字用紙が操作盤手前から出てきます。正しいかどう
か、確認して下さい。」 (3)印字操作後の動作。
【0049】次のような音声案内で印字終了後の手順を
知らせる。
【0050】「印字が終了したら、ランプ(図1のモニ
ターランプ27)が点灯し、選挙職員へ投票用紙の印字
が終わったことを知らせます。」 「点字投票システム○○○による作業は、これで終了で
す。ヘッドホンを外し、選管職員へ渡して下さい。ごく
ろうさまでした。」 「選管職員が投票箱まで誘導しますので、投票用紙を投
函して下さい。」 以上のような個別音声案内による対話型操作支援によっ
て、視覚等の障害者は、プライバシーを損なわれること
なく、候補者氏名を確認しながら、通常の投票用紙によ
る投票を行うことができる。
【0051】さらに、この通常投票用紙には、投票者が
投票を選択した候補者の氏名が、点字パターン31と墨
字パターン32の両方で併記されているため、投票者
は、投票用紙3に記載された候補者氏名を点字パターン
31の方で直接確認することができる。また、開票に際
しては、開票作業者が点字を識字できなくても、その墨
字パターン32の方からただちに候補者氏名を識別する
ことができる。
【0052】これにより、視覚障害者等の投票参加を、
確実なプライバシー保護の下、投票者に余計な負担感や
不安感を与えることなく支援するとともに、投票管理や
開票等の事務円滑化を可能にする、という目的が達成さ
れる。
【0053】以上説明したように、本願発明の1つの態
様は、タッチ操作可能な手動操作手段(2)と、ヘッド
ホン等の個別音響伝達手段(26)と、上記手動操作手
段による候補者の選択操作を上記音響伝達手段を介して
伝達される音声案内によって支援する対話型操作支援制
御手段(71)と、この操作支援制御手段の制御下で選
択された候補者の氏名を触覚的な点字情報と視覚的な文
字情報とで出力するデータ処理手段(75,76)と、
上記点字情報を表す点字パターン(31)と上記文字情
報を表す墨字パターン(32)を同一投票用紙(3)上
に併記の形で形成するプリンタ(4)とを備えたことを
特徴とする点字投票システムであって、これにより、視
覚障害者等の投票参加を、確実なプライバシー保護の
下、投票者に余計な負担感や不安感を与えることなく支
援するとともに、投票管理や開票等の事務円滑化が可能
になる。
【0054】また、上記態様におけるプリンタ(4)
は、熱によって不可逆的に膨張変化する感熱膨張層(5
4)と熱によって被転写体への接着性が生じる感熱接着
インク層(55)とが透明ベース(52)上に形成され
た転写フィルム(5)を使用し、この転写フィルムを投
票用紙に接触状態で重ねるとともに、上記透明ベースの
背後から照射するレーザービーム(L1/L2)の強度
を制御することにより、感熱接着インク層だけが選択的
に熱感応して形成される墨字パターンと、感熱膨張層が
熱感応して形成される点字パターンとを、上記投票用紙
上に併記の形で形成させるようにしたことを特徴とする
ものであって、これにより、投票所の雰囲気を損なうよ
うな騒音を出すことなく、通常の投票用紙上に点字パタ
ーンと墨字パターンを併記の形で印字することができ
る。
【0055】以上、本発明者によってなされた発明を実
施態様にもとづき具体的に説明したが、本発明は上記実
施態様に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0056】例えば、視覚障害者に対する案内手段とし
て、音声案内を用いたが、これは例えば点字その他の触
覚的手段による案内でもよい。また、候補者選択の入力
方法として手動操作入力方式を用いたがこれは例えば音
声入力でもよい。さらには、手書き文字を認識して入力
する方法でもよい。
【0057】又、墨字と点字を併記の形で印字するプリ
ンタは、レーザービーム照射以外の方法で不可逆的に膨
張変化するようなインク材料を用いるものであってもよ
い。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、視覚障
害者等に案内を行う機能と、この案内にしたがって候補
者選択を含む内容を入力できる機能と、この入力内容を
情報処理して選択された候補者の氏名を含む内容を点字
情報と視覚的情報との2つの情報にして出力する機能と
を有する情報処理手段を備えたことにより、視覚障害者
等の投票参加を、確実なプライバシー保護の下、投票者
に余計な負担感や不安感を与えることなく支援するとと
もに、投票管理や開票等の事務円滑化が可能にするとい
う効果を得ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の技術が適用された点字投票システムの
一実施態様を示す系統ブロック図である。
【図2】上述した投票システムの機構部分の構成例を示
す図である。
【図3】プリンタによる印字プロセスを段階別に示す部
分拡大断面図である。
【図4】プリンタによって点字と墨字が印字された投票
用紙の例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 投票支援端末 2 操作パネル 21,22,23 手動押しボタン 24 点字による案内ラベル 25 ヘッドホン用コネクタジャック 26 ヘッドホン 27 モニターランプ 3 投票用紙 31 点字パターン 32 墨字パターン 4 点字/墨字ハイブリッドプリンタ 41 搬送手段 5 転写フィルム 51 耐水滑性層 52 透明ベース 53 離型層 54 感熱膨張層 55 感熱接着インク層 61 出力可変型のレーザ発振器 62 収束光学系 63 可動ミラー L1 レーザービーム(墨字パターン形成) L2 レーザービーム(点字パターン形成) レーザービームL1/L2 7 制御部 71 対話型操作支援制御部 72 手動操作I/F 73 音声I/F 74 投票データベース 75 点字化データ処理部(データ処理手段) 76 文字化データ処理部(データ処理手段) 77 プリンタI/F
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 巽 寿一 埼玉県日高市下高萩新田17ー2 シグマ光 機株式会社内 (72)発明者 坂根 健 東京都中央区銀座8丁目20番36号 株式会 社ムサシ内 Fターム(参考) 3E038 DA07 DB09 DB10 KA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視覚障害者等に案内を行う機能と、この
    案内にしたがって候補者選択を含む内容を入力できる機
    能と、この入力内容を情報処理して選択された候補者の
    氏名を含む内容を点字情報及び視覚的情報の2つの情報
    を含む情報にして出力する機能とを有する情報処理手段
    を備えた点字投票システム。
  2. 【請求項2】 タッチ操作可能な手動操作手段と、ヘッ
    ドホン等の個別音響伝達手段と、上記手動操作手段によ
    る候補者の選択操作を上記音響伝達手段を介して伝達さ
    れる音声案内によって支援する対話型操作支援制御手段
    と、この操作支援制御手段の制御下で選択された候補者
    の氏名を触覚的な点字情報と視覚的な文字情報とで出力
    するデータ処理手段と、上記点字情報を表す点字パター
    ンと上記文字情報を表す墨字パターンを同一投票用紙上
    に併記の形で形成するプリンタとを備えたことを特徴と
    する点字投票システム。
  3. 【請求項3】 熱によって不可逆的に膨張変化する感熱
    膨張層と熱によって被転写体への接着性が生じる感熱接
    着インク層とが透明ベース上に形成された転写フィルム
    を使用し、この転写フィルムを投票用紙に接触状態で重
    ねるとともに、上記透明ベースの背後から照射するレー
    ザービームの強度を制御することにより、感熱接着イン
    ク層だけが選択的に熱感応して形成される墨字パターン
    と、感熱膨張層が熱感応して形成される点字パターンと
    を、上記投票用紙上に併記の形で形成させるようにした
    ことを特徴とする請求項2に記載の点字投票システム。
JP13996099A 1999-05-20 1999-05-20 点字投票システム Pending JP2000330466A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004158099A (ja) * 2002-11-06 2004-06-03 Horon:Kk 印刷処理されたディスク状記憶媒体
JP2015153211A (ja) * 2014-02-17 2015-08-24 株式会社 ゆうちょ銀行 受付装置及び受付方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004158099A (ja) * 2002-11-06 2004-06-03 Horon:Kk 印刷処理されたディスク状記憶媒体
JP2015153211A (ja) * 2014-02-17 2015-08-24 株式会社 ゆうちょ銀行 受付装置及び受付方法

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