JP2000330209A - 平面型レンズ及びその製造方法、並びに背面投射型プロジェクタ用スクリーン - Google Patents

平面型レンズ及びその製造方法、並びに背面投射型プロジェクタ用スクリーン

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JP2000330209A
JP2000330209A JP11139513A JP13951399A JP2000330209A JP 2000330209 A JP2000330209 A JP 2000330209A JP 11139513 A JP11139513 A JP 11139513A JP 13951399 A JP13951399 A JP 13951399A JP 2000330209 A JP2000330209 A JP 2000330209A
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JP11139513A
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Hidetoshi Watanabe
英俊 渡辺
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正常な球形の材料と共に不良な形状の透明微
小球体が混入していても、透過する入射光の直線的な光
抜けが低減され、良好な性能が得られる平面型レンズ及
びその製造方法、並びに背面投射型プロジェクタ用スク
リーンを提供すること。 【解決手段】 透明基板4上の透明粘着剤層5及び着色
層3に、直径の半分程度を埋め込んだ透明微小球体2の
入射側の面にならうように、透明層12を所定の厚さに
形成する。これにより混入した不良ビーズ2Aへの入射
光も透明層12の界面で光が拡散して入射し、不良ビー
ズ2Aのレンズ効果により集光されるため光抜けが生じ
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、背面投射
型プロジェクタ用スクリーンに用いる平面型レンズ及び
その製造方法、並びに背面投射型プロジェクタ用スクリ
ーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば、HDTV(ハイビジョ
ン)用やシアター用等の大画面ディスプレイとして、液
晶ライトバルブやCRTを用いた背面投射型プロジェク
タの開発が活発化している。
【0003】図19に、従来の背面投射型プロジェクタ
の概略構成を示す。
【0004】図示の例はボックスタイプのプロジェクタ
で、映像投射部101からの投射映像光Lは、例えば、
反射ミラー102で反射されて透過型スクリーン105
に導かれる。透過型スクリーン105は、フレネルレン
ズ103と、通常、垂直方向に延びるレンチキュラーレ
ンズ104とで構成されている。そして、透過型スクリ
ーン105の背面から入射した投射映像光Lは、フレネ
ルレンズ103でほぼ平行光となった後、レンチキュラ
ーレンズ104により主として水平方向に拡散される。
【0005】図20(a)及び(b)に示すように、レ
ンチキュラーレンズ104には、その背面側(光出射
側)に垂直方向に延びる突条部104aが設けられ、こ
の突条部104aに、外光を吸収して画面コントラスト
を向上させるためのブラックストライプ104bが設け
られている。例えば、押し出し成形により、アクリル樹
脂を、突条部104aを含むレンチキュラーレンズ10
4の形状に成形した後、突条部104aのみに黒色印刷
を施し、ブラックストライプ104bを形成する。
【0006】図20(b)に示すように、ブラックスト
ライプ104bの幅wは、通常、レンチキュラーレンズ
104のピッチpの0.3〜0.4倍である。
【0007】しかし、上述したようなレンチキュラーレ
ンズを用いた透過型スクリーンでは、例えば、水平方向
では光が広く拡散するために広い視野角が得られるが、
垂直方向では狭い範囲にしか光が拡散しないため、垂直
方向での視野角が狭いという欠点があった。この欠点を
克服するために、垂直方向に延びるレンチキュラーレン
ズと水平方向に延びるレンチキュラーレンズを組み合わ
せた構造のものもあるが、部品点数が増えるために部品
コスト及び製造コストが高くなるという問題があり、ま
た、スクリーンの積層数が増えるためにスクリーンの厚
みが大きく且つ重くなり、更に、各層間での多重反射の
影響も増えるという問題があった。
【0008】また、上述した如く、コントラスト向上の
ためにブラックストライプを設ける場合、レンチキュラ
ーレンズの光出射側に黒色印刷のための突条部を形成す
る必要があり、且つ、その突条部を出射光の邪魔になら
ない幅に形成する必要があるため、ブラックストライプ
による外光吸収部の面積率が、通常、30〜40%程度
に留まっていた。このため、コントラスト向上の効果が
比較的悪かった。
【0009】そこで、レンチキュラーレンズの代わり
に、透明微小球体を2次元配列して構成した平面型レン
ズによる透過型スクリーンが注目され(例えば、米国特
許第2,378,252号、同第3,552,822
号、日本国実用新案登録第2513508号公報参
照)、大画面高精細ディスプレイでの実用化に向けた研
究開発が行われている。
【0010】例えば、本出願人は先に特願平9−100
590号(平成9年4月17日出願)により提案してい
る。この先願発明の一実施形態を図21〜図23により
説明する。
【0011】図21は、オープンタイプの背面投射型プ
ロジェクタの主要構成を示すもので、映像投射部21か
らの投射映像光Lは、フレネルレンズ22と平面型レン
ズ23とからなる透過型スクリーン10を介して前方に
拡散される。平面型レンズ23は、図示の如く、ガラス
ビーズのような透明微小球体2を2次元的に最密充填配
列して構成している。従って、1層の透明微小球体2に
より、投射映像光Lを水平方向及び垂直方向の夫々広い
範囲に拡散させることができる。
【0012】図22は、ボックスタイプの背面投射型プ
ロジェクタで、筐体25内に配された映像投射部21か
らの投射映像光Lは、反射ミラー24で反射されて、や
はり、フレネルレンズ22と、透明微小球体2により構
成された平面型レンズ23とからなる透過型スクリーン
10を介し前方に拡散される。
【0013】図23に、上記出願(以下、先願と称す
る。)に記載されているうちの最も基本的な構成の平面
型レンズ23を示す。
【0014】この最も基本的な構成の平面型レンズ23
では、例えば、ガラスビーズのような多数の透明微小球
体2が、ガラス板等の透明基板4上に、粘着又は接着機
能を有する着色層(光吸収層)3により固着されてい
る。各透明微小球体2は、その光入射側において直径の
50%程度が着色層3から露出するように着色層3内に
埋め込まれ、且つ、その光出射側で透明基板4に接触し
ている。
【0015】図示省略したフレネルレンズを経て入射し
た入射光Linは、図示の如く、各透明微小球体2により
収斂され、各透明微小球体2と透明基板4との接触部近
傍を透過して、拡散、出射される。Lout は出射光であ
る。一方、透明基板4側から入射した外光Lexは、その
殆どが着色層3により吸収され、外光Lexの反射による
コントラストの低下が低減される。
【0016】この時、この平面型レンズ23では、光出
射側での着色層3による光吸収層の面積率を、例えば、
80%程度以上にすることができる。従って、外光Lex
の反射によるコントラストの低下を大幅に低減すること
ができて、外光の影響を受け難いコントラストの高いス
クリーンを実現することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな平面型レンズに用いられる透明微小球体には、その
製造時や取扱い時、粘着剤層への埋め込み作業時などに
おいて、形状が不良な微小球体が混入する場合がある
が、これを完全に除去することは困難であり、このよう
な不良ビーズが平面型レンズの製造に用いられてしまう
ことがある。
【0018】図24は、上記先願発明における基本的な
構成として示した図23において、基板4と着色層3と
の間に透明粘着剤層5を設けたものであるが、鋭角状の
不良ビーズ2Aが混入した場合の光の透過を模式的に示
す断面図である。
【0019】正常な透明微小球体に混って配設される不
良ビーズの中でも、図24に示すような鋭角状の粒子が
特に悪い影響を及ぼす。即ち、その表面形状に従ってス
ネルの法則に従う屈折を繰り返し、ある方向への直線的
な光抜けを生じる。この光抜けは、スクリーンとして映
像を投射した際には見る人に非常に不快快感を与えると
共に、その製品の品質低下の最大の原因となる。
【0020】図24において、Aは正常な透明微小球体
2による入射光Lの集光拡散を示し、B及びCは鋭角な
不良ビーズ2Aによる入射光Lの挙動を示す。
【0021】図24に示すように、平面型レンズに不良
ビーズが混入した場合、ある方向に直線的に光抜けが起
ることが分かる。従って実際のスクリーンでは、この光
が抜けてくる方向に視線が一致した時に不快な輝点とし
て観測される。特に、正常ビーズの拡散能が大きい場合
(例えば屈折率の高いガラス材料使用時、n=1.9な
ど)では、光抜け部との光強度差が大きいために非常に
明るい輝点と感じられる。
【0022】そこで本発明の目的は、正常な球形の材料
と共に不良な形状の透明微小球体が混入していても、直
線的な光抜けが低減され、良好な性能が得られる平面型
レンズ及びその製造方法、並びに背面投射型プロジェク
タ用スクリーンを提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、平面状
又は曲面状に分布する透明微小体と、前記透明微小体の
光入射側の面を覆う透明層と、前記透明微小体間の間隙
に配された遮光層とを有し、前記透明層の光入射側の表
面が前記透明微小体の表面形状に追随して曲面状に形成
されている、平面型レンズ(以下、本発明の平面型レン
ズと称する。)に係るものである。
【0024】本発明の平面型レンズによれば、透明層が
透明微小体の光入射側の表面形状に追随して曲面状に形
成されているので、透明微小体の光入射側に鋭角の如き
不正常な形状が存在していても、透明層によってその不
正常な形状がゆるやかな曲面を呈し易くなり、入射光が
透明層の界面で種々の方向に進路変更(即ち、拡散)さ
れるため、出射光が拡散され易くなり、或る方向への直
線的な光抜けの如き現象を低減して不快感を解消するこ
とができる。その結果、不良品の混入がない高精度な透
明微小球体揃いの高額な材料を用いるのに比べて、安価
な材料を用いて製造コストを低減することができる。
【0025】また、本発明は、透明粘着剤層上に複数の
透明微小体を平面状又は曲面状に分布する工程と、前記
透明微小体間の間隙に遮光層を形成する工程と、前記透
明微小体の光入射側の面に追随した曲面状の表面形状を
呈するように、前記透明微小体の前記光入射側の面を覆
う透明層を形成する工程とを有する、平面型レンズの製
造方法(以下、本発明の製造方法と称する。)に係るも
のである。
【0026】本発明の製造方法によれば、上記した平面
型レンズと同様な効果が奏せられる平面型レンズの再現
性の良い製造方法を提供することができる。
【0027】また、本発明は、平面状又は曲面状に分布
する複数の透明微小体と、前記透明微小体の光入射側の
面を覆う透明層と、前記透明微小体間の間隙に配された
遮光層とを有し、前記透明層の光入射側の表面が前記透
明微小体の表面形状に追随して曲面状に形成されている
平面型レンズを用いた、背面投射型プロジェクタ用スク
リーン(以下、本発明のプロジェクタ用スクリーンと称
する。)に係るものである。
【0028】本発明のプロジェクタ用スクリーンによれ
ば、上記した本発明の平面型レンズが用いられるので、
光抜け現象が少なく、不快感のないプロジェクタ用スク
リーンを提供することができる。
【0029】なお、本発明において、上記の平面型レン
ズの形状は、主として平坦な平板状のものであるが、幾
分曲面状を呈していてもよく、これらを総じて「平面
型」と定義する。また透明粘着層や透明微小体等は、目
的とする光の大部分を透過し得るものであれば、必ずし
も完全な透明体でなくてもよく「透明」という用語をい
わゆる半透明程度までの透明度を含めた意味で用いる。
また、上記の「微小体」とは、本来的には、少なくとも
光入射側の相当部分が球面状をなし、レンズ作用を奏す
るものを称し、完全な球体でなくてもよい。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面を参照しながら説明する。
【0031】上記した本発明の平面型レンズ、製造方法
及びプロジェクタ用スクリーンにおいては、図1に示す
ように、透明微小体の光入射面を覆う透明樹脂からなる
透明層12の前記曲面状の表面形状が、前記透明微小体
2、2Aの表面形状にならって一対一に対応しているこ
とが望ましい。
【0032】そのためには、前記透明層12が前記透明
微小体2、2Aの表面に薄くコーティングにより形成さ
れていることが望ましく、その厚さが前記透明微小体
2、2Aの直径又は長径の1/10〜1/3(更に好ま
しくは、例えば1/5)であることが望ましい。
【0033】そして、図1に示すように、前記透明微小
体2、2Aの光入射側の所定箇所以外が前記遮光層3に
埋設され、前記透明微小体2、2Aの直径又は長径のほ
ぼ1/2が前記遮光層3に埋設されていることが望まし
い。
【0034】また、図1に示すように、透明基体4上に
設けられた透明粘着剤層5上に、前記複数の透明微小体
2、2Aが単層をなすように、平面状又は曲面状に分布
し、更に、前記透明微小体2、2Aの光出射側の所定箇
所が前記透明粘着剤層内に埋め込まれていることが望ま
しい。
【0035】また、前記複数の透明微小体2、2Aの光
入射側に、第2の透明粘着剤層を介して更に第2の透明
基体が接合されていてもよい。
【0036】これにより、背面投射型プロジェクタ用ス
クリーンに用いる平面型レンズを形成することができ
る。
【0037】以下、本発明の好ましい実施の形態を更に
詳細に説明する。
【0038】図1は、既述した図24と同様に、正常な
透明微小球体2に混って不良ビーズ2Aが配されている
平面型レンズを模式的に示す。
【0039】図1に示すように、本実施の形態の平面型
レンズは、光の出射側に、例えば、ガラス板やプラスチ
ック板やプラスチックフィルム等からなる剛性又は可撓
性を有する透明基材4を設け、その光入射側の面に、例
えば、UV(紫外線)硬化樹脂等の粘着及び接着機能を
有する透明粘着剤層5を設け、この透明粘着剤層5に、
例えば、ガラスビーズ等からなる多数の透明微小球体2
を埋め込んで保持する。
【0040】なお、この基材4や、透明粘着剤層5及び
透明微小球体2等は、目的とする光の大部分を透過し得
るものであれば、必ずしも完全な透明体でなくてもよ
い。
【0041】そして、透明微小球体2を透明粘着剤層5
に固着後、図1に示すように透明微小球体2の光入射側
が半分程度露出するように、微粉末状のカーボンブラッ
ク等からなる着色層3を形成し、更にその上の全面に透
明樹脂層12を凹凸にならう程度の厚さに、ダイコート
又はスピンコート等により塗布し、硬化する。
【0042】これにより、図1に示すように、例えば正
常な透明微小球体2に混じり、光入射側に鋭角な形状を
有する不良ビーズ2Aが存在していても、透明層12の
材料の表面張力により鋭角部がなだらかな曲面となって
光の拡散性が生じ、空気とこの透明層12との界面で光
が拡散される。
【0043】その結果、図1に示すように、正常な透明
微小球体2へ入射するA部の入射光Lの如き好ましい集
光拡散は得られないものの、B部及びC部から入射する
不良ビーズ2Aへの入射光Lは透明層12との界面で種
々の方向に進路変更(拡散)され、その一部分は図示の
ように一旦集光され、拡散された出射光となり、他の部
分も拡散されて出射する。また、光出射側において不良
ビーズ2Aの如く鋭角な状態が存在していると不良ビー
ズ2Aと透明粘着剤層5との出射側境界では拡散作用が
ないので、完全な球体又は図2に示す如く出射側が球面
となったものほどの拡散性はないものの、上記したよう
に、出射光が既に拡散された状態で出射側へ進行して拡
散した出射光が得られるため、支障になることはない。
【0044】そのためには、透明層12の厚みは、光入
射側の凹凸になろう程度が必要であり、具体的にはビー
ズの直径の約1/10の厚さがよい。図2はその良否の
具体例を示す図であり、図2(a)は厚み(t1 )不足
を示し、薄過ぎては不良ビーズ2Aの鋭角が曲面となら
ず、コーティング不良が生じ易い。しかし、図2(b)
の如く所要の厚さ(t2 )に透明層12が形成されれば
角がなだらかな曲面を呈し、上記したような拡散効果を
得ることができる。
【0045】また、本実施の形態における透明微小球体
2は単層であることが望ましいが、その理由を図3の模
式図により説明する。
【0046】即ち、図3(a)に示すように、透明微小
球体2が複層であれば、入射光Lのパスがランダムにな
ってぼやけ、例えばすり硝子を透過する光のようにラン
ダムに散乱し、レンズにはなり難い。
【0047】しかし、図3(b)に示すように、透明微
小球体が平面状の単層であれば、それぞれの透明微小球
体2への入射光Lは、透明微小球体2のレンズ効果によ
り集光され、その後、あたかも小さな発光点から光が拡
散するような効果により、a、b、cいずれの視点から
見ても均一な輝度が得られる。従って、このような平面
型レンズをプロジェクタ用スクリーンに用いれば高画質
の映像を得ることができる。
【0048】次に、図4〜図9を参照して、本実施の形
態の平面型レンズの製造方法を説明する。
【0049】まず、図4(a)に示すように、例えば、
ガラス板やPMMA等のプラスチック板からなる透明基
材4の上に、例えば、UVキュアにより架橋反応が進ん
で硬化すると共に、UVキュア後も表面に粘性を保持
し、アクリル系のUV硬化樹脂からなる透明粘着剤層5
を、例えば、5μm程度の厚みに塗布する。
【0050】次に、図4(b)に示すように、例えば、
ホッパー42から多数の透明微小球体2を透明粘着剤層
5上に供給し、少なくとも最下層においては透明微小球
体2が2次元的に最密構造となるようにする。
【0051】各透明微小球体2の大きさは、例えば、平
均粒系(直径)50μm程度のマイクロガラスビーズと
する。この大きさがあまり大きいと、特に背面投射型プ
ロジェクタ用スクリーンを構成した時に、透明微小球体
2間の間隙が大きくなり過ぎて、解像度が低下するおそ
れがある。
【0052】各透明微小球体2は、上述したガラス以外
に、例えば、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂等のプラ
スチックで構成することもできる。
【0053】次に、図3(c)に示すように、例えば、
ドクタープレート39によりスキージンクを行って、透
明微小球体2の高さを均一化する。
【0054】次に、図3(d)に示すように、例えば、
シリコーンゴム等の加圧ロール31により透明微小球体
2を上から押圧し、最下層の透明微小球体2を透明粘着
剤層5に埋め込む。
【0055】次に、図4(e)に示すように、透明粘着
剤層5に埋め込まれて保持されなかった余剰の透明微小
球体2を、例えば、真空吸引手段43により吸引して除
去する。
【0056】これにより、図5(a)に示すように透明
粘着剤層5に保持された透明微小球体2のみが残る。
【0057】次に、図5(b)に示すように、加圧ロー
ル31により透明微小球体2を上から押圧し、最下層の
透明微小球体2を、その直径の半分(=25μm)程度
まで透明粘着剤層5内に埋め込む。
【0058】次に、図5(c)に示すように、紫外線ラ
ンプ32により紫外線を照射して、UV硬化樹脂からな
る透明粘着剤層5を硬化させ、透明微小球体2を固定す
る。
【0059】次に、図6(a)に示すように、ホッパー
33により、全面に微粉末状のカーボントナーを供給
し、着色層(以下、遮光層と称することがある。)3を
形成する。
【0060】カーボントナーとしては、例えば、着色剤
としてカーボンブラック、固着剤として酢酸セルロース
が使用された粒径0.05〜0.2μmの超微粒子状の
ものを用いる。
【0061】酢酸セルロースは、水酸基を多く有し、未
架橋のUV硬化樹脂との親和性に優れている。これは、
透明粘着層5の表面に物理化学的に吸着し易いことを意
味する。また、粒径0.05〜0.2μmの超微粒子
は、各粒子が固着剤を介して凝集した状態となっている
が、その凝集状態は変形し易く、また、各粒子が分散も
し易い。従って、これらの超微粒子は、例えば、数珠つ
なぎ状態となって微小間隙にも入って行き易く、この性
質により、マイクロビーズが密に詰まった状態の間隙に
も均一に充填し易い。
【0062】なお、カーボントナーとしては、固着剤に
エポキシ樹脂を用いた熱定着型のものもあるが、エポキ
シ樹脂は、ガラスビーズ表面に対しても親和力が強く、
後に、透明微小球体2の光出射部の着色層3を実質的に
完全に除去することが難しくなるので、この種のカーボ
ントナーは、あまり好ましくない。
【0063】次に、図6(b)に示すように、例えば、
回転ブラシ44を回転させながら着色層3に押し付け、
この状態で、回転ブラシ44を相対的に移動させて、着
色層3のカーボントナーを透明微小球体2間の間隙にむ
らなく均一に充填する。
【0064】次に、図6(c)に示すように余剰なトナ
ーを除去する。このトナーの除去には、例えば、極微細
繊維布(直径数μm程度の極細繊維で織った布。例え
ば、東レ社製“トレシー”、鐘紡社製“ザヴーナミニマ
ックス”等)35を、透明基材4に対し相対的に移動さ
せながら着色層3の上面に連続的に接触させ、その繊維
間にカーボントナーをトラップさせて同伴させることに
より行うことができる。
【0065】極微細繊維布35は、例えば、テープ状に
加工したものを鏡面円柱ガイド36に架張して連続的に
走行させながら使用する。これにより、極微細繊維布3
5に一定のテンションをかけて着色層3に対する接触部
の平面性を保持するとともに、常時新しい繊維面が着色
層3に接触するようにする。なお、極微細繊維布35を
エンドレスに構成して、トナー除去性能に支障のないレ
ベルで連続使用することも可能である。
【0066】このような極微細繊維布35は、繊維の抜
け落ち等によるゴミが出難く、また、繊維間にトラップ
されたトナー粉が、そこから離脱して落ちることも稀で
あるため、このトナー除去工程には非常に好都合であ
る。
【0067】なお、極微細繊維布35の代わりに、弱粘
着性等の粘着テープを用いても良い。
【0068】このようにして、図6(d)に示すように
各透明微小球体2の頂部近傍領域のカーボントナーを除
去して、各透明微小球体2における光出射部位を着色層
3から露出させる。
【0069】図7は、上記した図6(d)の状態の拡大
図23であるが、既述した如く、平面型レンズの作製に
用いられている透明微小球体2には、正常な球体のもの
ばかりでなく、不良ビーズ2Aが混入し易く、不良ビー
ズ2Aが混入した場合の状態を誇張して図示している。
以下の各図も同様。
【0070】次に、図8に示すように、ダイヤコートや
スピンコート等により塗布して透明層12を形成し、硬
化させる。または、薄い厚みのドライフィルム状に予め
形成しておき、これをラミネートの手法により被覆、硬
化させてもよい。
【0071】また、透明層12の材料としては、UV硬
化型樹脂、熱硬化型樹脂、EB硬化型樹脂、ホットメル
ト及び2液反応型樹脂等を使用することができる。
【0072】また、本実施の形態においては既述した如
く、透明微小球体2を透明粘着剤層5に固着後に、黒色
遮光層3を形成するとしたが、着色したホットメルト接
着層に押し込む方法でもよく、透明粘着剤層を染色され
易い層と染色され難い層との2層構造、即ち光入射側を
染色され易い透明粘着剤層とし、これらの粘着剤層に透
明微小球体2を固着した後、光入射側の透明粘着剤層を
染色により黒色遮光層としてもよい。
【0073】また、不良ビーズの入射側の鋭角形状をゆ
るやかにするためには、上記した透明樹脂に限らず例え
ばゾルーゲル法や液相成長法により無機透明膜を形成し
てもよい。
【0074】更に、上記透明層12を形成後に、その光
入射側、もしくは出射側、あるいはその両方に反射防止
処理等を施してもよい。
【0075】図9〜図16は、本実施の形態の製造方法
により製造される種々の態様の平面型レンズ23を示
す。
【0076】図9の例は、図8に示した基本的な構成に
おいて、光入射側に透明粘着剤層6を直接塗布形成し、
その上に透明基板1を形成した平面型レンズ23Aであ
る。なお、図9では透明粘着剤層6の光入射側の面を平
らに描いているが、ビーズの凹凸にならう様に被覆され
ていてもよい。例えば、比較的低粘度のUV硬化樹脂を
スピンコート法などを用いてコーティングした場合、上
述の様な形状を呈する。また、透明基板1と4とは同じ
材料、透明粘着剤層5と6は同じ材料を使用することが
できる(以下の各例も同様)。
【0077】図10の例は、図8の基本的な構成におい
て透明粘着剤層5を省略し、基板4上に接着機能を有す
る着色層3を形成し、これにより透明微小球体2を保持
すると共に、その上に図9と同様に透明粘着剤層6を形
成した平面型レンズ23Bである。
【0078】図11の例は、上記した図9の構成におい
て、透明基板1を省略した平面型レンズ23Cである。
【0079】図12の例は、上記した図11の構成に加
え、光入射側及び光出射側の面に反射防止膜7を設けた
平面型レンズ23Dである。
【0080】図13の例は、上記した図10の構成にお
いて、透明基板4を省略する代わりに透明粘着剤層6上
に透明基板1を設け、光入射側及び光出射側に反射防止
膜7をそれぞれ形成した平面型レンズ23Eである。こ
の構造は、例えば、光入射側の透明基板4の代わりに剥
離可能な基板を用いて図13の構造を製造し、その過程
の適当な時期にその基板を剥離すれば、製造することが
できる。
【0081】図14の例は、上記した図9の構成におい
て光出射側の透明基板4を省略し、光入射側及び光出射
側に反射防止膜7をそれぞれ形成した平面型レンズ23
Fである。
【0082】図15の例は、上記した図10の構成に加
え、透明粘着剤層6上に透明基板1を設け、光入射側及
び光出射側にそれぞれ反射防止膜7を形成した平面型レ
ンズ23Gである。
【0083】図16の例は、上記した図9の構成に加
え、光入射側及び光出射側のそれぞれ反射防止膜7を形
成した平面型レンズ23Hである。
【0084】図17及び図18に、既述した図8に示し
た本実施の形態の基本的な構造をベースとした平面型レ
ンズを用いた背面投射型プロジェクタ用スクリーンを示
す。
【0085】図17は、基本的構造の入射側に透明粘着
剤層6を形成した図11に示す平面型レンズ23の光入
射側にフレネルレンズ22を接合して、一体型の透過型
スクリーン10Aを構成したものである。
【0086】また、図18は、上記した一態様である図
11の光出射側に反射防止膜7を形成後、その平面型レ
ンズ23の光入射側にフレネルレンズ22を接合して、
一体型の透過型スクリーン10Bを構成したものであ
る。
【0087】なお、上記した実施形態の他の態様につい
ても、フレネルレンズを接合して一体型の透過型スクリ
ーンを構成できることは勿論である。
【0088】本実施の形態によれば、透明微小球体2に
不良ビーズ2Aが混っている場合でも、これらの直径の
半分程度を露出させた光入射側の面を透明樹脂層12に
より、その表面形状にならう如く、透明微小球体2の直
径の1/10程度の厚さで被覆すれば、入射光は透明層
12の界面で拡散して入射するので、不良ビーズ2Aも
レンズ効果を発揮し、入射光は集光されて光出射側へ出
射させることができる。従って、レンズ効果のない又は
少ない不良ビーズ2Aの場合に発生する光抜けを防止又
は少なくして、不快感を抑えることができる。
【0089】上述した各実施の形態に本発明の技術的思
想に基づき変形が可能である。
【0090】例えば、各実施の形態は両面又は片面に透
明基材を設けたが、いずれの実施の形態の場合も両面共
に透明基材を設けないことができる。
【0091】また、各実施の形態で作製する平面型レン
ズの入射側に接合するレンズはフレネルレンズに限ら
ず、平行光を作るレンズに適用することができる。
【0092】また、平面型レンズの構成や構造及びコー
ティング用の材料等も前述の実施の形態に限らず適宜に
行うことができる。
【0093】
【発明の作用効果】上述した如く、本発明は、平面状又
は曲面状に分布する複数の透明微小体と、前記透明微小
体の光入射側の面を覆う透明層と、前記透明微小体間の
間隙に配された遮光層とを有し、前記透明層の光入射側
の表面が前記透明微小体の表面形状に追随して曲面状に
形成されているので、透明微小体の光入射側に鋭角の如
き不正常な形状が存在していても、透明層によってその
不正常な形状がゆるやかな曲面を呈し易くなり、入射光
が透明層の界面で種々の方向に進路変更(即ち、拡散)
されるため、出射光が拡散され易くなり、或る方向への
直線的な光抜けの如き現象を低減して不快感を解消する
ことができる。その結果、不良品の混入がない高精度な
透明微小球体揃いの高額な材料を用いるのに比べて、安
価な材料を用いて製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による平面型レンズを模式
的に示す断面図である。
【図2】同、平面型レンズにおける透明層の具体例を示
し、(a)は透明層が薄くて効果がない例、(b)は良
好な例を示す概略断面図である。
【図3】同、平面型レンズにおける透明微小球体の単層
の効果を模式的に示し、(a)は複層の場合の効果がな
い例、(b)は単層の効果を示す図である。
【図4】同、平面型レンズの製造方法を工程順に示す概
略断面図である。
【図5】同、平面型レンズの他の製造工程を工程順に示
す概略断面図である。
【図6】同、平面型レンズの他の製造工程を工程順に示
す概略断面図である。
【図7】同、製造工程において形成された状態を示す拡
大概略断面図である。
【図8】同、平面型レンズの更に他の製造工程を経て形
成された基本的な構成を示す概略断面図である。
【図9】同、平面型レンズの他の構成を示す概略断面図
である。
【図10】同、平面型レンズの他の構成を示す概略断面
図である。
【図11】同、平面型レンズの他の構成を示す概略断面
図である。
【図12】同、平面型レンズの他の構成を示す概略断面
図である。
【図13】同、平面型レンズの他の構成を示す概略断面
図である。
【図14】同、平面型レンズの他の構成を示す概略断面
図である。
【図15】同、平面型レンズの他の構成を示す概略断面
図である。
【図16】同、平面型レンズの更に他の構成を示す概略
断面図である。
【図17】同、実施の形態の一態様の平面型レンズを用
いた背面投射型プロジェクタ用スクリーンの一態様を示
す概略断面図である。
【図18】同、実施の形態の他の態様の平面型レンズを
用いた背面投射型プロジェクタ用スクリーンの一態様を
示す概略断面図である。
【図19】従来の背面投射型プロジェクタを示す概略図
である。
【図20】従来の背面投射型プロジェクタにおけるレン
チキュラーレンズの構成を示す概略図及び断面図であ
る。
【図21】先願発明における透明微小球体による平面型
レンズを用いたオープンタイプの背面投射型プロジェク
タを示す概略図である。
【図22】同、透明微小球体による平面型レンズを用い
たボックスタイプの背面投射型プロジェクタを示す概略
図である。
【図23】同、透明微小球体による平面型レンズの基本
構成を示す概略断面図である。
【図24】同、平面型レンズにおいて不良ビーズが混入
した場合の光の透過を模式的に示す概略断面図である。
【符号の説明】
1、4…透明基板、2…透明微小体、2A…不良ビー
ズ、3…着色層(遮光層)、5、6…透明粘着剤層、7
…反射防止膜、10…透過スクリーン、12…透明層、
22…フレネルレンズ、23…平面型レンズ、31…加
圧ロール、32…紫外線ランプ、39…ドクタープレー
ド、43…真空吸引手段、a、b、c…視点、t…厚
さ、L…入射光

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面状又は曲面状に分布する複数の透
    明微小体と、 前記透明微小体の光入射側の面を覆う透明層と、 前記透明微小体間の間隙に配された遮光層とを有し、前
    記透明層の光入射側の表面が前記透明微小体の表面形状
    に追随して曲面状に形成されている、平面型レンズ。
  2. 【請求項2】 前記透明層の前記曲面状の表面形状が前
    記透明微小体の表面形状と一対一に対応している、請求
    項1に記載した平面型レンズ。
  3. 【請求項3】 前記透明層が前記透明微小体の表面に薄
    くコーティングされている、請求項1に記載した平面型
    レンズ。
  4. 【請求項4】 前記透明層の厚さが前記透明微小体の直
    径又は長径の1/10〜1/3である、請求項1に記載
    した平面型レンズ。
  5. 【請求項5】 前記透明微小体の光入射側の所定箇所以
    外が前記遮光層に埋設されている、請求項1に記載した
    平面型レンズ。
  6. 【請求項6】 前記透明微小体の直径又は長径のほぼ1
    /2が前記遮光層に埋設されている、請求項5に記載し
    た平面型レンズ。
  7. 【請求項7】 透明基体上に設けられた透明粘着剤層上
    に、前記複数の透明微小体が単層をなすように、平面状
    又は曲面状に分布している、請求項1に記載した平面型
    レンズ。
  8. 【請求項8】 前記透明微小体の光出射側の所定箇所が
    前記透明粘着剤層内に埋め込まれている、請求項7に記
    載した平面型レンズ。
  9. 【請求項9】 前記複数の透明微小体の光入射側に、第
    2の透明粘着剤層を介して更に第2の透明基体が接合さ
    れている、請求項7に記載した平面型レンズ。
  10. 【請求項10】 背面投射型プロジェクタ用スクリーン
    に用いられる、請求項1に記載した平面型レンズ。
  11. 【請求項11】 透明粘着剤層上に複数の透明微小体を
    平面状又は曲面状に分布する工程と、 前記透明微小体間の間隙に遮光層を形成する工程と、 前記透明微小体の光入射側の面に追随した曲面状の表面
    形状を呈するように、前記透明微小体の前記光入射側の
    面を覆う透明層を形成する工程とを有する、平面型レン
    ズの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記透明層の前記曲面状の表面形状を
    前記透明微小体の表面形状と一対一に対応させる、請求
    項11に記載した平面型レンズの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記透明層を前記透明微小体の表面に
    薄くコーティングする、請求項1に記載した平面型レン
    ズの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記透明層の厚さを前記透明微小体の
    直径又は長径の1/10〜1/3とする、請求項11に
    記載した平面型レンズの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記透明微小体の光入射側の所定箇所
    以外を前記遮光層に埋設する、請求項11に記載した平
    面型レンズの製造方法。
  16. 【請求項16】 前記透明微小体の直径又は長径のほぼ
    1/2を前記遮光層に埋設する、請求項15に記載した
    平面型レンズの製造方法。
  17. 【請求項17】 透明基体上に設けられた透明粘着剤層
    上に、前記複数の透明微小体を単層とするように、平面
    状又は曲面状に分布させる、請求項11に記載した平面
    型レンズの製造方法。
  18. 【請求項18】 前記透明微小体の光出射側の所定箇所
    を前記透明粘着剤層内に埋め込む、請求項17に記載し
    た平面型レンズの製造方法。
  19. 【請求項19】 前記複数の透明微小体の光入射側に、
    第2の透明粘着剤層を介して更に第2の透明基体を接合
    する、請求項17に記載した平面型レンズの製造方法。
  20. 【請求項20】 背面投射型プロジェクタ用スクリーン
    に用いる、請求項11に記載した平面型レンズの製造方
    法。
  21. 【請求項21】 平面状又は曲面状に分布する複数の
    透明微小体と、 前記透明微小体の光入射側の面を覆う透明層と、 前記透明微小体間の間隙に配された遮光層とを有し、前
    記透明層の光入射側の表面が前記透明微小体の表面形状
    に追随して曲面状に形成されている平面型レンズを用い
    た、背面投射型プロジェクタ用スクリーン。
  22. 【請求項22】 前記透明層の前記曲面状の表面形状が
    前記透明微小体の表面形状と一対一に対応している平面
    型レンズを用いた、請求項21に記載した背面投射型プ
    ロジェクタ用スクリーン。
  23. 【請求項23】 前記透明層が前記透明微小体の表面に
    薄くコーティングされている前記平面型レンズを用い
    た、請求項21に記載した背面投射型プロジェクタ用ス
    クリーン。
  24. 【請求項24】 前記透明層の厚さが前記透明微小体の
    直径又は長径の1/10〜1/3である前記平面型レン
    ズを用いた、請求項21に記載した背面投射型プロジェ
    クタ用スクリーン。
  25. 【請求項25】 前記透明微小体の光入射側の所定箇所
    以外が前記遮光層に埋設されている前記平面型レンズを
    用いた、請求項21に記載した背面投射型プロジェクタ
    用スクリーン。
  26. 【請求項26】 前記透明微小体の直径又は長径のほぼ
    1/2が前記遮光層に埋設されている前記平面型レンズ
    を用いた、請求項25に記載した背面投射型プロジェク
    タ用スクリーン。
  27. 【請求項27】 透明基体上に設けられた透明粘着剤層
    上に、前記複数の透明微小体が単層をなすように、平面
    状又は曲面状に分布している前記平面型レンズを用い
    た、請求項21に記載した背面投射型プロジェクタ用ス
    クリーン。
  28. 【請求項28】 前記透明微小体の光出射側の所定箇所
    が前記透明粘着剤層内に埋め込まれている前記平面型レ
    ンズを用いた、請求項27に記載した背面投射型プロジ
    ェクタ用スクリーン。
  29. 【請求項29】 前記複数の透明微小体の光入射側に、
    第2の透明粘着剤層を介して更に第2の透明基体が接合
    されている前記平面型レンズを用いた、請求項27に記
    載した背面投射型プロジェクタ用スクリーン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100493361B1 (ko) * 2002-05-10 2005-06-07 주식회사 마이크로아이 후면 투사 스크린

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