JP2000329586A - 光学式エンコーダおよび光学式エンコーダ製造方法 - Google Patents

光学式エンコーダおよび光学式エンコーダ製造方法

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JP2000329586A
JP2000329586A JP11136957A JP13695799A JP2000329586A JP 2000329586 A JP2000329586 A JP 2000329586A JP 11136957 A JP11136957 A JP 11136957A JP 13695799 A JP13695799 A JP 13695799A JP 2000329586 A JP2000329586 A JP 2000329586A
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Katsuhiko Yanagawa
克彦 柳川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造コストの低減、製造時間の短縮、および、
信頼性の向上をともに実現する光学式エンコーダおよび
この光学式エンコーダの製造方法を提供する。 【解決手段】金属製の中空回転軸1とプラスチック製の
スリット円板3とを接着固定する紫外線硬化型弾性接着
層2の弾性率は、スリット円板3の弾性率より小さくす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体の回転数ま
たは回転角度を検出する光学式エンコーダおよびこの光
学式エンコーダを製造するための光学式エンコーダ製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、従来の光学式エンコーダについて
概略説明する。図2は、従来の光学式エンコーダの構成
図である。従来の光学式エンコーダは、中空回転軸1
1、接着層12、接着層13、スリット円板14、リン
グ状フランジ部材15、発光素子16、受光素子17、
信号処理回路18をそれぞれ備えている。
【0003】中空回転軸11は、アルミニウム製であ
り、図示しないモータ軸が挿入される孔部11aを備え
ている。接着層12および接着層13は、例えば、室温
硬化型エポキシ系接着剤や加熱硬化型接着剤などを硬化
させた層などである。ガラス製のスリット円板14は、
スリット部14aを備えている。このスリット部14a
は、ガラス基板の片面に感光性材料を塗布した後、露光
・現像して放射状に構成される。
【0004】リング状フランジ部材15は、スリット円
板14を中空回転軸11に確実に固定する部材である。
発光素子16・受光素子17は、スリット円板14を挟
む様に対向して配置されている。発光素子16による出
射光は、スリット円板14のスリット部14aの有無に
より遮光または透過され、受光素子17は出射光の有無
に応じて検出信号を出力する。信号処理回路18は、受
光素子17が検出したパルス状の検出信号を処理し、回
転数、回転角度を演算出力する。
【0005】続いて、従来の光学式エンコーダ製造方法
について概略説明する。図2に示す中空回転軸11にデ
ィスペンサ等により室温硬化型エポキシ系接着剤または
加熱硬化型接着剤などの接着剤(以下、単に接着剤とい
う。)を塗布して接着層12を形成し、この接着層12
上にスリット円板14を配置する。この接着層12が硬
化する前に中空回転軸11とスリット円板14との貼り
合わせ位置を決定する位置合わせ作業を行う。位置合わ
せ作業終了後、接着層12を硬化させて、中空回転軸1
1とスリット円板14とを接着固定する。
【0006】さらにスリット円板14上にディスペンサ
等により接着剤を塗布して接着層13を形成し、リング
状フランジ部材15を中空回転軸11にはめ込んで接着
層13上にリング状フランジ部材15を配置する。その
後、接着層13を硬化させてスリット円板14とリング
状フランジ部材15とを接着固定する。その後、中空回
転軸11に、図示しないモータ軸が挿入される。光学式
エンコーダは、このように製造される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の光学式エンコー
ダの接着層12に、先に挙げた室温硬化型エポキシ系接
着剤を使用する場合、接着層12の硬化に時間を要し、
接着層12が硬化するまで光学式エンコーダを移動でき
なかった。
【0008】使用する室温硬化型エポキシ接着剤の種類
にもよるが、硬化時間は、短くて10分、長くて2〜3
時間要する。接着層12が硬化するまでは、次の製造工
程へ移行できないため、光学式エンコーダの製造時間は
長く、生産効率が悪いという欠点があった。
【0009】また、比較的重いガラス製のスリット円板
14を確実に固定するために、リング状フランジ部材1
5を用いているが、接着層13により固定せねばなら
ず、先の理由により製造時間がさらに長くなっていた。
【0010】また、ガラス製のスリット円板14やリン
グ状フランジ部材15自体も製造コスト上昇の要因であ
り、製造コスト低減のためプラスチック製のスリット円
板の使用が検討されている。この場合、固定用のリング
状フランジ部材15が必要でなくなり、金属製の中空回
転軸11とプラスチック製のスリット円板とのみを接着
層12で接着固定する構成となる。
【0011】しかし、このような光学式エンコーダを高
温環境下で使用する場合、熱膨張率の差に起因して、ス
リット円板がバイメタルの様に湾曲する現象を生じる。
スリット円板が湾曲するとスリット円板が受光素子17
に接触してしまうため、プラスチック製のスリット円板
は従来使用できなかった。
【0012】また、接着層12および接着層13とし
て、例えば、室温硬化型エポキシ接着剤の代わりに加熱
硬化型接着剤を使用した場合は硬化時間を短縮できる。
しかし、加熱硬化型接着剤を硬化させるため、加熱硬化
炉等の硬化設備が新たに必要となり、やはり製造コスト
上昇の要因となった。
【0013】また、加熱硬化炉等の硬化設備を用いる
と、この硬化設備内に多数の光学式エンコーダを配置し
て一度に加熱硬化させるような処理となり、一旦製造ラ
インから外すこととなり、製造ラインへのインライン化
が難しくなる。1本の製造ライン上で製造できるように
し、製造時間を短縮したいという要請があった。
【0014】また、生産性の観点から接着層の硬化は速
い方が望ましいが、一方、時間の掛かる中空回転軸11
とスリット円板14との位置合わせ作業を行うために硬
化時間が長い室温硬化型エポキシ接着剤や、硬化時期を
制御できる加熱硬化型接着剤を、従来は利用せざるを得
なかった。トレードオフ関係にある両者の関係を克服
し、接着層の硬化時間の短縮化および位置合わせ作業性
の維持をともに実現したいという要請があった。
【0015】上述の問題点を解決し、製造コストの低
減、製造時間の短縮、および、信頼性の向上をともに実
現する光学式エンコーダおよびこの光学式エンコーダの
製造方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の光学式エンコーダによれば、金属
製の中空回転軸と、放射状に広がるスリット部を有する
プラスチック製のスリット円板と、前記中空回転軸と前
記スリット円板とを接着固定する紫外線硬化型弾性接着
層と、を備える光学式エンコーダであって、前記紫外線
硬化型弾性接着層の弾性率は、前記スリット円板の弾性
率より小さいことを特徴とする。
【0017】また、請求項2記載の光学式エンコーダに
よれば、請求項1に記載の光学式エンコーダにおいて、
前記紫外線硬化型弾性接着層は、アクリル系紫外線硬化
型弾性接着剤を硬化させた層であることを特徴とする。
【0018】また、請求項3記載の光学式エンコーダに
よれば、請求項1に記載の光学式エンコーダにおいて、
前記紫外線硬化型弾性接着層は、シリコーンゴム系紫外
線硬化型弾性接着剤を硬化させた層であることを特徴と
する。
【0019】また、請求項4記載の光学式エンコーダに
よれば、請求項1に記載の光学式エンコーダにおいて、
前記紫外線硬化型弾性接着層の弾性率は、4kg/mm
2から15kg/mm2までの範囲にあることを特徴とす
る。
【0020】また、請求項5記載の光学式エンコーダ製
造方法によれば、金属製の中空回転軸に紫外線硬化型弾
性接着剤を塗布し、前記紫外線硬化型弾性接着剤上にプ
ラスチック製のスリット円板を配置し、前記中空回転軸
と前記スリット円板との貼り合わせ位置を決定する位置
合わせ作業を行い、位置合わせ作業終了後に紫外線硬化
型弾性接着剤に紫外線を照射して中空回転軸とスリット
円板とを接着固定することを特徴とする。
【0021】また、請求項6記載の光学式エンコーダ製
造方法によれば、請求項5に記載の光学式エンコーダ製
造方法において、前記スリット円板の弾性率よりも硬化
時の弾性率が小さい紫外線硬化型弾性接着剤を塗布する
ことを特徴とする。
【0022】また、請求項7記載の光学式エンコーダ製
造方法によれば、請求項6に記載の光学式エンコーダ製
造方法において、前記紫外線硬化型弾性接着剤としてア
クリル系紫外線硬化型弾性接着剤を塗布することを特徴
とする。
【0023】また、請求項8記載の光学式エンコーダ製
造方法によれば、請求項6に記載の光学式エンコーダ製
造方法において、前記紫外線硬化型弾性接着剤としてシ
リコーンゴム系紫外線硬化型弾性接着剤を塗布すること
を特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の光学式エンコーダおよび
この光学式エンコーダの製造方法である第1実施形態に
ついて説明する。図1は、本発明の第1実施形態の光学
式エンコーダの構成図である。図1に示す光学式エンコ
ーダの構成は、中空回転軸1、紫外線硬化型弾性接着層
2、スリット円板3、発光素子4、受光素子5、信号処
理回路6をそれぞれ備えている。
【0025】中空回転軸1はアルミニウム製であって、
図示しないモータの回転軸に挿入される孔部1aがその
中心に設けられている。紫外線硬化型弾性接着層2は、
紫外線硬化型弾性接着剤を硬化させた層であり、本実施
形態では、アクリル系紫外線硬化型弾性接着剤を使用し
ている。アクリル系紫外線硬化型弾性接着剤に紫外線を
照射して硬化させたときの弾性率は約15kg/mm2
である。
【0026】スリット円板3は、プラスチック材料の1
つであるポリエステルフィルム基板を使用している。ポ
リエステルフィルム基板は安価であり、光学式エンコー
ダの低コスト化が可能となる。ポリエステルフィルム基
板を使用したスリット円板3の弾性率は、約400kg
/mm2である。このスリット円板3は、スリット部3
aを備えている。このスリット部3aは、ガラス基板の
片面に感光性材料を塗布した後、露光・現像して放射状
に構成される。
【0027】このように紫外線硬化型弾性接着層2の弾
性率よりも、スリット円板3の弾性率は著しく低くなっ
ている。高温環境下で光学式エンコーダを使用する場
合、紫外線硬化型弾性接着層2とスリット円板3との熱
膨張率の相違により応力が発生しても、弾性率が低い紫
外線硬化型弾性接着層2がこの応力を吸収し、応力に起
因するスリット円板3のそりの発生を防止する。
【0028】発光素子4と受光素子5とは、スリット円
板3を挟む様に対向して配置されている。発光素子4に
よる出射光は、スリット円板3のスリット部3aの有無
により遮光または透過され、受光素子5は出射光の有無
に応じて検出信号を出力する。信号処理回路6は、受光
素子5が検出したパルス状の検出信号を処理し、回転
数、回転角度を演算出力する。なお、信号処理回路6
は、速度、加速度等の各種演算・出力をすることも可能
であり、演算内容・出力内容については適宜設計され
る。
【0029】続いて、図1に示す光学式エンコーダの製
造方法のうち、本発明に係る中空回転軸1とスリット円
板3との貼り合わせについて説明する。ディスペンサ等
を用いて中空回転軸1にアクリル系紫外線硬化型弾性接
着剤を塗布して紫外線硬化型弾性接着層2を形成し、こ
の紫外線硬化型弾性接着層2上にスリット円板3を配置
する。
【0030】続いて、中空回転軸1とスリット円板3と
の貼り合わせ位置を決定する位置合わせ作業を開始す
る。紫外線の照射前の紫外線硬化型弾性接着層2は液体
状であり、スリット円板3の貼り合わせ位置の変更は容
易である。この位置合わせ作業として、中空回転軸1の
中心軸とスリット円板3の中心軸とを所定精度内で略一
致させる同芯度位置合わせ作業や、中空回転軸1の中心
軸に対しスリット円板3が垂直となるような垂直位置合
わせ作業などが行われる。
【0031】これら位置合わせ作業が完了した時点で、
紫外線硬化型弾性接着層2に紫外線を照射して硬化させ
る。本実施形態で用いるアクリル系紫外線硬化型弾性接
着剤の硬化条件は、紫外線の波長365nmで照度20
0mW/cm2の紫外線を約15秒間照射するというも
のである。この紫外線の照射量としては、ほぼ3000
mJ/cm2となる。このように、アクリル系紫外線硬
化型弾性接着剤の硬化時間は15秒間程度で完了する。
硬化時間経過後は、位置ずれも発生せず、すぐに次工程
へ移ることができる。
【0032】このように、光学式エンコーダの製造方法
のうち、時間を要していた中空回転軸1とスリット円板
3との貼り合わせ作業での硬化待ち時間が少なくなり、
また、紫外線もスリット円板3を介して紫外線硬化型弾
性接着層に直接照射すれば良いため、設備の大型化を回
避でき、製造ラインへのインライン化が可能となる。
【0033】続いて本発明の第2実施形態のエンコーダ
およびエンコーダ製造方法について説明する。第1実施
形態の光学式エンコーダでは紫外線硬化型弾性接着層2
としてアクリル系紫外線硬化型弾性接着剤を硬化させて
いるが、第2実施形態の光学式エンコーダでは紫外線硬
化型弾性接着層2としてシリコーンゴム系紫外線硬化型
弾性接着剤を硬化させている点のみが相違している。そ
の他の構成については同じであり、その説明を省略す
る。
【0034】硬化したシリコーンゴム系紫外線硬化型弾
性接着剤の弾性率は、約4kg/mm2である。また、
ポリエステルフィルム基板を使用するスリット円板3の
弾性率は、約400kg/mm2である。
【0035】硬化したシリコーンゴム系紫外線硬化型弾
性接着剤の弾性率は、硬化したアクリル系紫外線硬化型
弾性接着剤の弾性率よりもさらに小さい。高温環境下に
おいて光学式エンコーダを使用した場合、熱膨張率の相
違により応力が発生しても、弾性率がより低いシリコー
ンゴム系の紫外線硬化型弾性接着層2がこの応力を吸収
し、この応力に起因するスリット円板3のそりの発生を
防止する。
【0036】また、第2実施形態の光学式エンコーダの
製造方法においても、アクリル系紫外線硬化型弾性接着
剤の代わりにシリコ−ンゴム系の紫外線硬化型弾性接着
層2とする以外は、第1実施形態と同じ製造方法であ
る。シリコーンゴム系紫外線硬化型弾性接着剤2の硬化
条件も、紫外線の波長365nmで照度200mW/c
2の紫外線を約15秒間照射するというものである。
この紫外線の照射量として、ほぼ3000mJ/cm2
となる。このように、シリコーンゴム系の紫外線硬化型
弾性接着層2の硬化時間は約15秒間程度で完了する。
硬化時間経過後は、位置ずれも発生せず、すぐに次工程
へ移ることができる。
【0037】このように、光学式エンコーダの製造方法
のうち、時間を要していた中空回転軸1とスリット円板
3との貼り合わせ作業での硬化待ち時間が少なくなり、
また、紫外線もスリット円板3を介してシリコーンゴム
系紫外線硬化型弾性接着剤に直接照射すれば良いため、
設備の大型化を回避でき、製造ラインへのインライン化
が可能となる。
【0038】以上、本発明の光学式エンコーダおよび光
学式エンコーダ製造方法によれば、紫外線硬化型弾性接
着層2は、プラスチック基板のスリット円板3の弾性率
よりも低い弾性率を有する層であり、特に、アクリル系
またはシリコーンゴム系紫外線硬化型弾性接着剤を硬化
させた紫外線硬化型弾性接着層2とする。これら紫外線
硬化型弾性接着層2の硬化時間は約15秒であって次の
製造工程へすぐに移行でき、生産効率を高めることがで
きる。
【0039】また、比較的軽いプラスチック製のスリッ
ト円板3とするため、従来のリング状フランジ部材など
の固定部材が必要でなくなって製造コストを低減し、ま
た、リング状フランジ部材などを固定する接着層も必要
でなくなって製造時間も短縮できる。
【0040】また、金属製の中空回転軸1にプラスチッ
ク製のスリット円板3を接着固定した場合、中空回転軸
1とスリット円板3との熱膨張率の差による熱応力を紫
外線硬化型弾性接着層2が吸収し、緩衝効果により熱変
形が抑えられる。高温環境下で使用してもスリット円板
3がバイメタルの様に湾曲せず、スリット円板3が受光
素子5に接触するような事態が回避され、低い製造コス
トと高信頼性をともに実現できる。
【0041】また、加熱硬化型接着剤を使用する場合の
ように加熱硬化型接着剤を硬化させる大型・高価な加熱
硬化炉等の硬化設備を必要とせず、製造コスト上昇を抑
えることができる。また、製造ライン上を流れる光学式
エンコーダに紫外線を直接照射でき、1本の製造ライン
へのインライン化が可能となり製造時間を短縮できる。
【0042】また、紫外線硬化型弾性接着層2への紫外
線の照射前に、配置した中空回転軸1とスリット円板3
との位置合わせ作業を行い、位置合わせ作業が完了した
時点で短時間紫外線を照射して紫外線硬化型弾性接着層
2を硬化させるデジタルキュアリングシステムが可能と
なり、接着層の硬化時間の短縮化および位置合わせ作業
性の維持をともに実現できる。
【0043】
【発明の効果】以上、本発明によれば、製造コストの低
減、製造時間の短縮、および、信頼性の向上をともに実
現する光学式エンコーダおよびこの光学式エンコーダの
製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1,第2実施形態の光学式エンコー
ダの構成図である。
【図2】従来の光学式エンコーダの構成図である。
【符号の説明】
1 中空回転軸 1a 孔部 2 紫外線硬化型弾性接
着層 3 スリット円板 3a スリット部 4 発光素子 5 受光素子 6 信号処理回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製の中空回転軸と、 放射状に広がるスリット部を有するプラスチック製のス
    リット円板と、 前記中空回転軸と前記スリット円板とを接着固定する紫
    外線硬化型弾性接着層と、 を備える光学式エンコーダであって、 前記紫外線硬化型弾性接着層の弾性率は、前記スリット
    円板の弾性率より小さいことを特徴とする光学式エンコ
    ーダ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の光学式エンコーダにおい
    て、 前記紫外線硬化型弾性接着層は、アクリル系紫外線硬化
    型弾性接着剤を硬化させた層であることを特徴とする光
    学式エンコーダ。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の光学式エンコーダにおい
    て、 前記紫外線硬化型弾性接着層は、シリコーンゴム系紫外
    線硬化型弾性接着剤を硬化させた層であることを特徴と
    する光学式エンコーダ。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の光学式エンコーダにおい
    て、 前記紫外線硬化型弾性接着層の弾性率は、4kg/mm
    2から15kg/mm2までの範囲にあることを特徴とす
    る光学式エンコーダ。
  5. 【請求項5】金属製の中空回転軸に紫外線硬化型弾性接
    着剤を塗布し、 前記紫外線硬化型弾性接着剤上にプラスチック製のスリ
    ット円板を配置し、 前記中空回転軸と前記スリット円板との貼り合わせ位置
    を決定する位置合わせ作業を行い、 位置合わせ作業終了後に紫外線硬化型弾性接着剤に紫外
    線を照射して中空回転軸とスリット円板とを接着固定す
    ることを特徴とする光学式エンコーダ製造方法。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の光学式エンコーダ製造方
    法において、 前記スリット円板の弾性率よりも硬化時の弾性率が小さ
    い紫外線硬化型弾性接着剤を塗布することを特徴とする
    光学式エンコーダ製造方法。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の光学式エンコーダ製造方
    法において、 前記紫外線硬化型弾性接着剤としてアクリル系紫外線硬
    化型弾性接着剤を塗布することを特徴とする光学式エン
    コーダ製造方法。
  8. 【請求項8】請求項6に記載の光学式エンコーダ製造方
    法において、 前記紫外線硬化型弾性接着剤としてシリコーンゴム系紫
    外線硬化型弾性接着剤を塗布することを特徴とする光学
    式エンコーダ製造方法。
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