JP2000329017A - 吸気マニホールドのブランチ管接合構造 - Google Patents

吸気マニホールドのブランチ管接合構造

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JP2000329017A
JP2000329017A JP13848199A JP13848199A JP2000329017A JP 2000329017 A JP2000329017 A JP 2000329017A JP 13848199 A JP13848199 A JP 13848199A JP 13848199 A JP13848199 A JP 13848199A JP 2000329017 A JP2000329017 A JP 2000329017A
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JP
Japan
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Application number
JP13848199A
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English (en)
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Norikatsu Kato
典克 加藤
Yasuo Sunaga
泰夫 須永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Machine Industry Co Ltd
Sanoh Industrial Co Ltd
Original Assignee
Aichi Machine Industry Co Ltd
Sanoh Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接合部分の重量増加を最小限に抑えて強度を
十分に確保できるブランチ管の接合構造の提供を目的と
する。 【構成】 ブランチ管1の先端がサージタンク2側に突
出形成された接合ボス部3内に挿入されて炉中ロー付け
される接合構造において、接合ボス部3内の位置決め用
段部3dに対応する接合ボス部3の外周部位には、接合
ボス部3の先端3aから付け根2aに向かって、鋳造上
必要とされる抜け勾配以上の勾配α2をなすように、増
肉部3cが増肉形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、吸気マニホールドの
ブランチ管の接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、図4の側面図で、ま
た図5の斜視図で示すように、吸気マニホールドを構成
する複数のブランチ管1,1,1,1のそれぞれの一端
側は、アルミニウム合金鋳物からなるサージタンク2に
突出形成された接合ボス部3内に挿入されて炉中ロー付
けで接合されており、また、各ブランチ管1,1,1の
他端側は、シリンダヘッドに取り付けるためのシリンダ
ヘッド取付フランジ4に接合されており、このシリンダ
ヘッド取付フランジ4にも突出状に接合ボス部5が形成
されて、この接合ボス部5内にブランチ管1の他端が挿
入されて炉中ロー付けで接合されたものとなっている。
【0003】このブランチ管1の前記接合ボス部3また
は接合ボス部5に対する接合構造の断面拡大図を図6に
示し説明すると、ブランチ管1の先端が挿入される接合
ボス部3の内周には、ブランチ管1の先端を当接させて
位置決めするために位置決め段部3bが切欠状に形成さ
れており、接合ボス部3の外周面には、鋳造上必要なα
1で示す抜け勾配が形成されており、この抜け勾配α1
は0.5°〜2°の範囲で形成されたものとなってお
り、この抜け勾配α1により、接合ボス部3の先端3a
の肉厚に対して接合ボス部3の根本側の肉厚は厚くなっ
て、抜け勾配α1分の増肉部3cが根本側に形成された
ものとなっている。
【0004】なお、炉中ロー付け前にブランチ管1を位
置決め段部3bに挿着した際に、寸法のバラつきにより
隙間Sが生ずることがあり、この状態で炉中ロー付けを
行うと、ブランチ管1の先端と位置決め段部3bとの間
にはローが流れず、この隙間Sの部分は接合されないた
め、エンジン運転中のブランチ管1への振動入力によ
り、伸びに対して強いブランチ管1よりも伸びに対して
強度が劣る接合ボス部3の位置決め段部3bに応力が集
中し、接合ボス部3に破損が生じやすいという問題点が
あった。なお、問題を解決するために、接合ボス部3の
先端3aの肉厚を十分に厚くする手法があるが、この手
法では、サージタンク2またはシリンダヘッド取付フラ
ンジ4と一体で接合ボス部3,5をダイカストで製造す
る場合に、鋳造時の湯流れ不良の原因となり、また重量
も重くなってしまうという欠点が生じていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、重量の増加を最小限に
抑えて、接合部分の強度を十分に確保することのできる
吸気マニホールドのブランチ管接合構造を提供せんこと
を目的とし、その第1の要旨は、ブランチ管の先端が、
サージタンク側またはシリンダヘッド取付フランジ側に
突出形成された接合ボス部内に挿入されて炉中ロー付け
される接合構造において、前記接合ボス部内の前記ブラ
ンチ管先端位置決め用の段部に対応する接合ボス部外周
部位には、該接合ボス部先端側の肉厚よりも肉厚状の増
肉部が形成されていることである。また、第2の要旨
は、前記増肉部は、接合ボス部の外周に、該接合ボス部
の先端側から付け根側に向かって、鋳造上必要とされる
抜け勾配以上の勾配をなすように増肉形成されているこ
とである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、サージタンク2に一体形成された接合ボ
ス部3内にブランチ管1の先端を挿着して接合した状態
の断面拡大構成図であり、接合ボス部3内の内周面に
は、ブランチ管1の先端を当接させて位置決めするため
の位置決め段部3bが切欠状に形成されており、本例の
接合ボス部3の外周面には、接合ボス部3の先端3aか
ら接合ボス部3の付け根のアール部2a側に向かって拡
径状に傾斜してα2の勾配をなす傾斜面が形成されてお
り、この傾斜面により、接合ボス部3の位置決め段部3
bに対応する外周側は、肉厚状に増肉された増肉部3c
となって、この部分の直径方向の肉厚は、先端3aの直
径方向の肉厚よりも肉厚に形成され、この部分の強度が
増肉部3cにより確保されたものとなっており、本例で
は、鋳造上必要な抜け勾配α1、即ち0.5°〜2°の
抜け勾配以上の勾配であるα2の勾配に形成されてお
り、即ちα2は2°以上の勾配をなすように設定されて
いる。
【0007】このように接合ボス部3の外周面に2°以
上の勾配をなす傾斜面により増肉部3cが形成されてい
るため、位置決め段部3bの外周側の強度が十分確保さ
れて、ブランチ管1の振動が位置決め段部3bに集中し
ても接合ボス部3が破損することがなく、しかも重量増
加を最小限に抑え、かつサージタンク2がダイカスト部
品の場合の鋳造時の湯流れ不良の発生も生じることのな
い接合ボス部3の形状となる。
【0008】次に、図2は第2実施例を示すものであ
り、図2では、接合ボス部3の位置決め段部3bに対応
する外周側の強度を確保するために、位置決め段部3b
に対応する外周位置に増肉部3cを形成させて、この部
分を肉厚状にしたものであり、増肉部3cの上端は接合
ボス部3の先端3a側の外周と段差部3dを形成して増
肉されたものとなっている。
【0009】さらに、図3は第3実施例を示すものであ
り、図3では、サージタンク2から接合ボス部3に続く
付け根アール部2aのアールを拡大して、付け根アール
部2aの上端と接合ボス部3の下端外周間に増肉部3c
を形成させ、位置決め段部3bに対応する接合ボス部3
の外周側をこの増肉部3cにより肉厚状として、この部
分の強度を確保したものであり、鋳造時の湯流れ不良の
発生を抑えつつ重量の増加を最小限に抑えることのでき
る形状の増肉部3cとして、位置決め段部3bの外周側
の強度を十分に確保させたものである。
【0010】なお、前記図1及び図2及び図3では、ブ
ランチ管1をサージタンク2側に接合する場合を例示し
ているが、ブランチ管1の他端側をシリンダヘッド取付
フランジ4に接合する場合にも、同様に、接合ボス部5
に増肉部3cを形成させて、接合部分の強度を確保し、
重量増加を最小限に抑えることができるものとなる。
【0011】
【発明の効果】本発明は、ブランチ管の先端が、サージ
タンク側またはシリンダヘッド取付フランジ側に突出形
成された接合ボス部内に挿入されて炉中ロー付けされる
接合構造において、前記接合ボス部内の前記ブランチ管
先端位置決め用の段部に対応する接合ボス部外周部位に
は、該接合ボス部先端側の肉厚よりも肉厚状の増肉部が
形成されていることにより、増肉部により、位置決め用
の段部の外周側の強度を十分に確保して、接合ボス部の
破損を良好に防ぐことができ、また、接合ボス部の重量
増加を最小限に抑えることができる効果を有する。
【0012】また、前記増肉部は、接合ボス部の外周
に、該接合ボス部の先端側から付け根側に向かって、鋳
造上必要とされる抜け勾配以上の勾配をなすように増肉
形成されていることにより、重量増加を最小限に抑え、
かつ鋳造時の湯流れ不良の発生を抑えることができて、
しかも位置決め用段部の外周側の強度を十分に確保でき
る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のブランチ管の接合構造の拡大断面
構成図である。
【図2】第2実施例のブランチ管の接合構造の拡大断面
構成図である。
【図3】第3実施例のブランチ管の接合構造の拡大断面
構成図である。
【図4】インテークマニホールドの側面構成図である。
【図5】図4の斜視構成図である。
【図6】従来のブランチ管の接合構造の拡大断面構成図
である。
【符号の説明】
1 ブランチ管 2 サージタンク 2a 付け根アール部 3 接合ボス部 3a 先端 3b 位置決め段部 3c 増肉部 3d 段差部 4 シリンダヘッド取付フランジ 5 接合ボス部 α2 勾配
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B22C 9/08 B22C 9/08 Z 9/24 9/24 A B22D 17/00 B22D 17/00 C (72)発明者 須永 泰夫 茨城県古河市本町4−2−27 三桜工業株 式会社内 Fターム(参考) 4E093 NA01 NB00 UA05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブランチ管の先端が、サージタンク側ま
    たはシリンダヘッド取付フランジ側に突出形成された接
    合ボス部内に挿入されて炉中ロー付けされる接合構造に
    おいて、前記接合ボス部内の前記ブランチ管先端位置決
    め用の段部に対応する接合ボス部外周部位には、該接合
    ボス部先端側の肉厚よりも肉厚状の増肉部が形成されて
    いることを特徴とする吸気マニホールドのブランチ管接
    合構造。
  2. 【請求項2】 前記増肉部は、接合ボス部の外周に、該
    接合ボス部の先端側から付け根側に向かって、鋳造上必
    要とされる抜け勾配以上の勾配をなすように増肉形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の吸気マニホ
    ールドのブランチ管接合構造。
JP13848199A 1999-05-19 1999-05-19 吸気マニホールドのブランチ管接合構造 Pending JP2000329017A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017514133A (ja) * 2014-04-21 2017-06-01 マイクロ モーション インコーポレイテッド 位置割出し用のボスを備えた流量計のマニホールド

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017514133A (ja) * 2014-04-21 2017-06-01 マイクロ モーション インコーポレイテッド 位置割出し用のボスを備えた流量計のマニホールド
US10545043B2 (en) 2014-04-21 2020-01-28 Micro Motion, Inc. Flowmeter manifold with indexing boss

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