JP2000328965A - ガスタービン燃焼器および燃料供給装置 - Google Patents

ガスタービン燃焼器および燃料供給装置

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JP2000328965A
JP2000328965A JP11137531A JP13753199A JP2000328965A JP 2000328965 A JP2000328965 A JP 2000328965A JP 11137531 A JP11137531 A JP 11137531A JP 13753199 A JP13753199 A JP 13753199A JP 2000328965 A JP2000328965 A JP 2000328965A
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fuel
gas fuel
diffusion combustion
gas
combustion
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Kenji Takahara
健司 高原
Yasunori Iwai
保憲 岩井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】運転中、ガス燃料供給設備に不測の事態が発生
したとき、ガス燃料から液体燃料への安定切替えができ
るようにしたガスタービン燃焼器および燃料供給装置を
提供する。 【解決手段】本発明に係るガスタービン燃焼器および燃
料供給装置は、燃焼室26に液体燃料拡散燃焼用ノズル
29、常用ガス燃料拡散燃焼用ノズル30、ガス燃料予
混合燃焼用ノズル33と新たに加えた非常用ガス燃料拡
散燃焼用ノズル31とを備えるとともに、常用時、常用
ガス燃料拡散燃焼用ノズル30とガス燃料予混合燃焼用
ノズル33とで運転し、非常時、常用ガス燃料拡散燃焼
用ノズル30と非常用ガス燃料拡散燃焼用ノズル31と
で運転した後、液体燃料拡散燃焼用ノズル29のみで運
転させたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス燃料と液体燃
料との相互切替え運転の際、安定燃焼を確保させたガス
タービン燃焼器および燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス燃料と液体燃料との相互切替
え運転ができるガスタービン燃焼器および燃料供給装置
には、幾つかのタイプがあり、その一つに図9および図
10に示す構成のものがある。なお、図9は、ガスター
ビン燃焼器の概略図を、図10は図9で示したガスター
ビン燃焼器に燃料を供給する燃料供給装置の概略系統図
をそれぞれ示している。
【0003】ガスタービン燃焼器は、図9に示すよう
に、燃焼器ライナ1で区画した燃焼室2の頭部側に設け
た燃料噴射部3と、燃焼器ライナ1の外側に設けた予混
合燃料噴射部4とを備えて構成される。
【0004】燃料噴射部3は、燃焼器ライナ1の頭部側
の中央に配置した液体燃料拡散燃焼用ノズル5と、その
外側に配置したガス燃料拡散燃焼用ノズル6とを設けて
いる。
【0005】また、予混合燃料噴射部4は、燃焼器ライ
ナ1の周方向に沿って配置した予混合ダクト7と、予混
合ダク7の入口側に設置したガス燃料予混合燃焼用ノズ
ル8とを設けている。
【0006】一方、燃料供給装置は、図10に示すよう
に、液体燃料拡散燃焼用ノズル5に接続する液体燃料供
給系9と、ガス燃料拡散燃焼用ノズル6およびガス燃料
予混合燃焼用ノズル8のそれぞれに接続するガス燃料供
給系10とを設けている。
【0007】液体燃料供給系9は、液体燃料Flの流れ
に沿って順に、燃料ポンプ11、バイパス系12の逆止
弁13、流量調節弁14、燃料フローディバイダ15、
逆止弁16をそれぞれ設けている。なお、黒塗りで示し
た逆止弁16は、ガス燃料Fgdの使用中、燃焼室2か
らの背圧を受けているため閉じており、液体燃料Flが
液体燃料拡散燃焼用ノズル5に流れないようになってい
る。
【0008】また、ガス燃料供給系10はガス燃料コン
プレッサ17、ガス燃料遮断弁18を介して供給された
ガス燃料Fgdを二手に分け、一方をガス燃料拡散燃焼
用制御弁19と燃料マニホールド20とを設けるととも
に、他方をガス燃料予混合燃焼用制御弁21と燃料マニ
ホールド22とを設けている。
【0009】このような構成を備えたガスタービン燃焼
器および燃料供給装置において、ガス燃料Fgdを使用
する起動運転時、ガス燃料供給系10から供給されたガ
ス燃料Fgdは、ガス燃料コンプレッサ17で圧縮され
て高圧化した後、ガス燃料遮断弁18、ガス燃料拡散燃
焼用制御弁19、燃料マニホールド20を介してガス燃
料拡散燃焼用ノズル8に供給され、ここから燃焼室2に
噴出され、拡散燃焼する。なお、ガス燃料供給系10か
ら供給されるガス燃料Fgdが液化天然ガス(LNG)
の場合、その圧力を高くしているので、ガス燃料コンプ
レッサ17は不要とされる。
【0010】ガスタービンが併入後、予め定められた負
荷運転になると、ガス燃料供給系10はガス燃料拡散燃
焼用制御弁19を絞り込ませるとともに、ガス燃料予混
合燃焼用制御弁21を開弁させ、予混合用ガス燃料Fg
pmを燃料マニホールド22を介してガス燃料予混合燃
焼用ノズル8に供給し、こで空気Aを加えて燃料希薄状
態にし、その予混合気を予混合ダクト7を介して燃焼室
2に供給し、上述ガス燃料拡散燃焼用ノズル6からの拡
散燃焼ガスを保炎として予混合燃焼させている。
【0011】また、液体燃料Flで運転する場合、液体
燃料供給系9から供給された液体燃料Flは、燃料ポン
プ11で昇圧され、バイパス系12の液体燃料制御弁1
4で流量制御させた後、燃料フローディバイダ15で各
ガスタービン燃焼器の液体燃料拡散燃焼用ノズル5に分
配され、ここから燃焼室2に向って広く噴出され、拡散
燃焼運転を行っている。
【0012】このように、従来のガスタービン燃焼器お
よび燃料供給装置では、ガス燃料Fgdの起動運転時、
ガス燃料Fgdに拡散燃焼させて保炎を確保し、予め定
められた負荷になると、予混合用ガス燃料Fgpmに空
気Aを加えて予混合気にし、その予混合気を上述の拡散
燃焼ガスを保炎として予混合燃焼させ、低NOx運転を
行う一方、ガス燃料供給設備が何らかの事情で事故が発
生したとき、液体燃料供給系9からの液体燃料Flを液
体燃料拡散燃焼用ノズル5に供給して拡散燃焼を行わ
せ、万一の事故に対しても迅速な対応を図っていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ガス燃料Fgdによる
運転時、拡散燃焼と予混合燃焼とを併用する従来のガス
タービン燃焼器では、定格負荷運転中におけるガス燃料
Fgdの消費流量の内訳けが、拡散燃焼で30%以下、
予混合燃焼で70%以上の比率になっており、この比率
に見合うようにガス燃料拡散燃焼用ノズル6およびガス
燃料予混合燃焼用ノズル8のそれぞれの開口面積が設定
されている。
【0014】しかし、このような比率の下、ガス燃料拡
散燃焼用ノズル6およびガス燃料予混合燃焼用ノズル8
のそれぞれの開口面積を設定していると、幾つかの問題
点があり、その一つにガス燃料Fgdによる運転から液
体燃料Flによる運転への切替えの際のトラブルが発生
することがある。
【0015】今、ガス燃料Fgdの運転中、何らかの事
情でガス燃料供給設備に異常があった場合、ガスタービ
ン燃焼器は、ガス燃料供給系10からガス燃料拡散燃焼
用ノズル6およびガス燃料予混合燃焼用ノズル8のそれ
ぞれに供給していたガス燃料Fgdを減らし、液体燃料
供給系9から液体燃料拡散燃焼用ノズル5に供給してい
た液体燃料Flを増やすとともにトータルの発熱量を各
燃料の増減に関係なく設計値に維持させようとする。こ
の場合、ガスタービン燃焼器は、ガス燃料供給系10か
らガス燃料拡散燃焼用ノズル6およびガス燃料予混合燃
焼用ノズル8のそれぞれに供給していたガス燃料Fgd
の流量をともに一定比率で減少させてゆくと、保炎用と
しての拡散燃焼ガスが少なくなって失火するか、あるい
は予混合用ガス燃料Fgpmが燃料希薄になりすぎて予
混合燃焼ガスが失火するかのいずれかが発生し、ガスタ
ービン出力を急激に低下させる要因になり、ガス燃料F
gdから液体燃料Flへの切替えを難しくさせていた。
【0016】予混合用ガス燃料Fgpmは、保炎として
の拡散燃焼ガスの発熱量が低くなると燃焼性が急激に低
下するので、できれば、拡散燃焼用のガス燃料Fgdを
増加させ、予混合燃焼用のガス燃料Fgpmを少なくさ
せて、まずガス燃料同士の切替えを行い、ガス燃料が全
て拡散燃焼用に切り替った後、液体燃料Flに切り替え
ることが望ましい。
【0017】しかし、ガス燃料拡散燃焼用ノズル6は、
上述のとおり、定格負荷運転におけるガス燃料の全消費
流量に見合う開口面積になっていないので、定格負荷運
転中にガス燃料から液体燃料Flに切り替えることがで
きない。このため、ガス燃料拡散燃焼用ノズル6は、そ
の開口面積を定格負荷運転におけるガス燃料の全消費流
量に見合うように設定し、低NOx運転の際、拡散燃焼
割合を例えば30%にすると、ノズル差圧(ノズル圧力
比)が小さくなりすぎて燃焼振動等が発生し、不安定燃
焼のおそれがあり、低NOx運転と相俟ってガス燃料か
ら液体燃料への安定切替えへの両立性を難しくさせてい
た。
【0018】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたもので、ガス燃料供給設備に何らかの事情により事
故が発生しても、低NOx運転を維持しつつ、ガス燃料
から液体燃料への安定切替えができるようにしたガスタ
ービン燃焼器および燃料供給装置を提供することを目的
とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガスタービ
ン燃焼器は、上記目的を達成するために、請求項1に記
載したように、燃焼器ライナで区画した燃焼室の頭部側
の中央に配置した液体燃料拡散燃焼用ノズルと、この液
体燃料拡散燃焼用ノズルの外側に同心的に配置した常用
ガス燃料拡散燃焼用ノズルと、この常用ガス燃料拡散燃
焼用ノズルの外側に同心的に配置した非常用ガス燃料拡
散燃焼用ノズルと、上記燃焼室の周方向に沿って配置さ
れた予混合ダクトに対応するガス燃料予混合燃焼用ノズ
ルとを備えたものである。
【0020】また、本発明に係る燃料供給装置は、上記
目的を達成するために、請求項2に記載したように、燃
焼器ライナで区画した燃焼室の頭部側の中央に配置した
液体燃料拡散燃焼用ノズルに接続する液体燃料供給系
と、上記液体燃料拡散燃焼用ノズルの外側に同心的に配
置した常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルに接続する常用ガ
ス燃料管と、上記常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルの外側
に同心的に配置した非常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルに
接続する非常用ガス燃料管と、上記燃焼室の周方向に沿
って配置された予混合ダクトに対応するガス燃料予混合
燃焼用ノズルに接続する予混合用ガス燃料管とを備え、
常用時、上記常用ガス燃料管および予混合用ガス燃料管
のそれぞれから上記常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルおよ
び上記ガス燃料予混合燃焼用ノズルのそれぞれにガス燃
料を供給し、非常時、上記ガス燃料予混合燃焼用ノズル
へのガス燃料の供給を断ち、上記非常用ガス燃料管から
上記非常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルにガス燃料を供給
し、拡散燃焼運転が安定化した後、上記常用ガス燃料拡
散燃焼用ノズルおよび上記ガス燃料予混合燃焼用ノズル
へのガス燃料の供給を断ち、上記液体燃料供給系から上
記液体燃料拡散燃焼用ノズルに液体燃料を供給したもの
である。
【0021】また、本発明に係る燃料供給装置は、上記
目的を達成するために、請求項3に記載したように、燃
焼器ライナで区画した燃焼室の頭部側の中央に配置した
液体燃料拡散燃焼用ノズルに接続する液体燃料供給系
と、上記液体燃料拡散燃焼用ノズルの外側に同心的に配
置した常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルに接続する常用ガ
ス燃料管と、上記常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルの外側
に同心的に配置した非常用ガス燃料拡散燃焼用ノズル
と、上記燃焼室の周方向に沿って配置された予混合ダク
トに対応するガス燃料予混合燃焼用ノズルに接続する予
混合用ガス燃料管とを備えるとともに、上記常用ガス燃
料管に介装させた燃料マニホールドから上記非常用ガス
燃料拡散燃焼用ノズルにガス燃料を供給する非常用ガス
燃料管を備えたものである。
【0022】また、本発明に係る燃料供給装置は、上記
目的を達成するために、請求項4に記載したように、燃
焼器ライナで区画した燃焼室の頭部側の中央に配置した
液体燃料拡散燃焼用ノズルに接続する液体燃料供給系
と、上記液体燃料拡散燃焼用ノズルの外側に同心的に配
置した常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルに接続する常用ガ
ス燃料管と、上記常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルの外側
に同心的に配置した非常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルに
接続する非常用ガス燃料管と、上記燃焼室の周方向に沿
って配置された予混合ダクトに対応するガス燃料予混合
燃焼用ノズルに接続する予混合用ガス燃料管とを備える
とともに、上記非常用ガス燃料管を、上記予混合用ガス
燃料管に介装させたガス燃料予混合燃焼用制御弁の下流
側に設けた三方切替え弁に接続させたものである。
【0023】また、本発明に係る燃料供給装置は、上記
目的を達成するために、請求項5に記載したように、燃
焼器ライナで区画した燃焼室の頭部側の中央に配置した
液体燃料拡散燃焼用ノズルに接続する液体燃料供給系
と、上記液体燃料拡散燃焼用ノズルの外側に同心的に配
置した常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルに接続する常用ガ
ス燃料管と、上記常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルの外側
に同心的に配置した非常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルに
接続する非常用ガス燃料管と、上記燃焼室の周方向に沿
って配置された予混合ダクトに対応するガス燃料予混合
燃焼用ノズルに接続する予混合用ガス燃料管とを備える
とともに、並列配置の上記常用ガス燃料管に設けた常用
ガス燃料拡散燃焼用制御弁、上記非常用ガス燃料管に設
けた非常用ガス燃料拡散燃焼用制御弁および上記予混合
用ガス燃料管に設けたガス燃料予混合燃焼用制御弁のそ
れぞれを独立に開閉制御する構成としたことを特徴とす
るものである。
【0024】また、本発明に係る燃料供給装置は、上記
目的を達成するために、請求項6に記載したように、燃
焼器ライナで区画した燃焼室の頭部側の中央に配置した
液体燃料拡散燃焼用ノズルに接続する液体燃料供給系
と、上記液体燃料拡散燃焼用ノズルの外側に同心的に配
置した常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルに接続する常用ガ
ス燃料管と、上記常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルの外側
に同心的に配置した非常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルに
接続する非常用ガス燃料管と、上記燃焼室の周方向に沿
って配置された予混合ダクトに対応するガス燃料予混合
燃焼用ノズルに接続する予混合用ガス燃料管とを備える
とともに、常用時、上記常用ガス燃料管および予混合用
ガス燃料管のそれぞれに設けた常用ガス燃料拡散燃焼用
制御弁およびガス燃料予混合燃焼用制御弁のそれぞれを
開弁させる常用運転制御系と、非常時、上記ガス燃料予
混合燃焼用制御弁を閉弁させ、上記非常用ガス燃料管に
設けた非常用ガス燃料拡散燃焼用制御弁を開弁させ、拡
散燃焼運転が安定化した後、上記常用ガス燃料拡散燃焼
用制御弁および上記非常用ガス燃料拡散燃焼用制御弁を
閉弁させ、上記液体燃料供給系に設けた液体燃料拡散燃
焼用制御弁を開弁させる非常用運転制御系と、常用復帰
時、上記液体燃料拡散燃焼用制御弁を閉弁させ、上記常
用ガス燃料拡散燃焼用制御弁および上記ガス燃料予混合
燃焼用制御弁のそれぞれを開弁させる常用復帰運転制御
系とを備えたものである。
【0025】また、本発明に係る燃料供給装置は、上記
目的を達成するために、請求項7に記載したように、常
用運転制御系は、全燃料流量信号発生器から出力される
全燃料流量信号のうち、拡散燃焼用ガス燃料信号を演算
する常用拡散燃焼用ガス燃料割合演算器と、予混合燃焼
用ガス燃料信号を演算する常用予混合燃焼用ガス燃料割
合演算器と、上記全燃料流量信号を液体燃料信号に変換
する液体燃料流量信号発生器と、上記常用拡散燃焼用ガ
ス燃料割合演算器からの拡散燃焼用ガス燃料信号と上記
常用予混合燃焼用ガス燃料割合演算からの予混合燃焼用
ガス燃料信号と上記液体燃料流量信号発生器からの液体
燃料信号とをストアするメモリ部と、上記拡散燃焼用ガ
ス燃料信号に基づいて常用ガス燃料拡散燃焼用制御弁に
与える弁開度信号を演算する常用拡散燃焼用ガス燃料弁
開度演算器と、上記予混合燃焼用ガス燃料信号に基づい
てガス燃料予混合燃焼用制御弁に与える弁開度信号を演
算する常用予混合燃焼用ガス燃料弁開度演算器とで構成
したものである。
【0026】また、本発明に係る燃料供給装置は、上記
目的を達成するために、請求項8に記載したように、非
常用運転制御系は、「ガス燃料コンプレッサ故障」およ
び「実ガス燃料圧力が設定圧力よりも低い」のいずれか
一方の条件と、メモリ部から出力する拡散燃焼用ガス燃
料信号、予混合燃焼用ガス燃料信号および液体燃料信号
とに基づいて非常用燃料フローパターンを演算する非常
用燃料フローパターンプログラム部と、この非常用燃料
フローパターンプログラム部からの出力に基づいて非常
用ガス燃料拡散燃焼用制御弁に与える弁開度信号を演算
する非常用拡散燃焼用ガス燃料弁開度演算器と、上記非
常用燃料フローパターンプログラム部の出力に基づいて
液体燃料拡散燃焼用制御弁に与える弁開度信号を演算す
る拡散燃焼用液体燃料弁開度演算器とで構成したもので
ある。
【0027】また、本発明に係る燃料供給装置は、上記
目的を達成するために、請求項9に記載したように、非
常用燃料フローパターンプロクラム部に、「ガス燃料コ
ンプレッサ故障」および「実ガス燃料圧力が設定圧力よ
りも低い」のいずれか一方の条件の入力を遅延させるタ
イマ回路を設けたものである。
【0028】また、本発明に係る燃料供給装置は、上記
目的を達成するために、請求項10に記載したように、
常用復帰運転制御系は、「ガス燃料コンプレッサ正常運
転」、「実ガス燃料圧力が設定圧力より高い」および
「ガス燃料運転への切替え」の揃った条件と、メモリ部
から出力する拡散燃焼用ガス燃料信号、予混合燃焼用ガ
ス燃料信号および液体燃料信号とに基づいて復帰用燃料
フローパターンを演算する復帰用燃料フローパターンプ
ログラム部と、この復帰用燃料フローパターンプログラ
ム部からの出力に基づいて常用ガス燃料拡散燃焼用制御
弁に与える弁開度信号を演算する常用拡散燃焼用ガス燃
料弁開度演算器と、上記復帰用燃料フローパターンプロ
グラム部の出力に基づいてガス燃料予混合燃焼用制御弁
に与える弁開度信号を演算する常用予混合燃焼用ガス燃
料弁開度演算器とで構成したものである。
【0029】また、本発明に係る燃料供給装置は、上記
目的を達成するために、請求項11に記載したように、
復帰用燃料フローパターンプログラム部に、「ガス燃料
コンプレッサ正常運転」、「実ガス燃料圧力が設定圧力
より高い」、および「ガス燃料運転への切替え」の揃っ
た条件の入力を遅延させるタイマ回路を設けたものであ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るガスタービン
燃焼器および燃料供給装置の実施形態を図面および図面
に付した符号を引用して説明する。
【0031】図1および図2は、本発明に係るガスター
ビン燃焼器および燃料供給装置の第1実施形態を示す概
略図である。なお、図1は、ガスタービン燃焼器の概略
図を、図2は、図1で示したガスタービン燃焼器に燃料
を供給する燃料供給装置の概略系統図をそれぞれ示して
いる。
【0032】本実施形態に係るガスタービン燃焼器は、
図1に示すように、燃焼器ライナ25で区画した燃焼室
26の頭部側に設けた燃料噴射部27と、燃焼器ライナ
25の外側に設けた予混合燃料噴射部28とを備えて構
成される。
【0033】燃料噴射部27は、燃焼器ライナ25の頭
部側の中央に配置した液体燃料拡散燃焼用ノズル29
と、この液体燃料拡散燃焼用ノズル29に同心的に配置
した常用ガス燃料拡散燃焼用ノズル30と、さらにこの
常用ガス燃料拡散燃焼用ノズル30に同心的に配置した
非常用ガス燃料拡散燃焼用ノズル31とを設けている。
【0034】また、燃料噴射部27は、非常用ガス燃料
拡散燃焼用ノズル31の外側にスワラ31aを設け、常
用ガス燃料拡散燃焼用ノズル30の噴出口30aおよび
非常用ガス燃料拡散燃焼用ノズル31の噴出口31bか
ら噴出するガス燃料に空気Aとともに旋回流を与えるよ
うになっている。
【0035】また、予混合燃料噴射部28は、燃焼器ラ
イナ1の周方向に沿って配置した予混合ダクト32と、
この予混合ダクト32の入口側に設置したガス燃料予混
合燃焼用ノズル33とを設けている。
【0036】一方、燃料供給装置は、図2に示すよう
に、液体燃料拡散燃焼用ノズル29に接続する液体燃料
供給系34と、常用ガス燃料拡散燃焼用ノズル30、非
常用ガス燃料拡散燃焼用ノズル31、およびガス燃料予
混合燃焼用ノズル33のそれぞれに接続するガス燃料供
給系35とを設けている。
【0037】液体燃料供給系34は、液体燃料Flの流
れに沿って順に、燃料ポンプ36、バイパス系37の逆
止弁38、液体燃料拡散燃焼用制御弁39a、燃料フロ
ーディバイダ40、逆止弁41をそれぞれ設けている。
なお、黒塗りで示した逆止弁41は、ガス燃料Fgdの
使用中、燃焼室26からの背圧を受けているため閉じて
おり、液体燃料Flが液体燃料管39bを介して液体燃
料拡散燃焼用ノズル29に流れないようになっている。
【0038】また、ガス燃料供給系35は、ガス燃料コ
ンプレッサ42、ガス燃料遮断弁43を介して供給され
たガス燃料を三つに分けて流すことができるようにする
ために、その一つをガス燃料Fgdとして常用ガス燃料
拡散燃焼用ノズル30に供給する常用ガス燃料拡散燃焼
用制御弁44、燃料マニホールド45を備えた常用ガス
燃料管50と、別の一つを予混合用ガス燃料Fgpmと
してガス燃料予混合燃焼用ノズル33に供給するガス燃
料予混合燃焼用制御弁48、燃料マニホールド49を備
えた予混合用ガス燃料管51と、さらにまた、別の一つ
を非常用ガス燃料Fgdeとして非常用ガス燃料拡散燃
焼用ノズル31に供給する非常用ガス燃料拡散燃焼用制
御弁46、燃料マニホールド47を備えた非常用ガス燃
料管52とを設けている。なお、黒塗りで示した非常用
ガス燃料拡散燃焼用制御弁46は、常用ガス燃料管50
および予混合用ガス燃料管51が運転されている限り、
閉じている。
【0039】次に作用を説明する。
【0040】常用運転時、ガス燃料供給系35のガス燃
料コンプレッサ42、ガス燃料遮断弁43を介して供給
されたガス燃料は、常用ガス燃料Fgdとして常用ガス
燃料管50の常用ガス燃料拡散燃焼用制御弁44、燃料
マニホールド45を介して常用ガス燃料拡散燃焼用ノズ
ル30に案内され、ここから燃焼室26に噴出され、拡
散燃焼ガスが生成される。
【0041】また、ガス燃料遮断弁43から供給された
ガス燃料は、予混合用ガス燃料Fgpmとして予混合用
ガス燃料管51のガス燃料予混合燃焼用制御弁48、燃
料マニホールド49を介してガス燃料予混合燃焼用ノズ
ル33に案内され、ここで空気Aを加えて燃料希薄状態
の予混合気にし、その予混合気を予混合ダクト32を介
して燃焼室26に噴出され、上述拡散燃焼ガスを保炎と
して予混合燃焼ガスが生成される。その際、生成された
予混合燃焼ガスに含まれるNOxは、その濃度が低くな
っている。
【0042】一方、ガスタービン燃焼器の運転中、ガス
燃料供給設備に何らかの事情による事故が発生すると、
ガス燃料供給系35は、ガス燃料予混合燃焼用制御弁4
8を閉じ、非常用ガス燃料拡散燃焼用制御弁46を開弁
させ、非常用ガス燃料Fgdeを非常用ガス燃料拡散燃
焼用ノズル31に案内し、非常用ガス燃料拡散燃焼用ノ
ズル31と常用ガス燃料拡散燃焼用ノズル30とで拡散
燃焼運転を行わせる。この場合、ガス燃料予混合燃焼用
制御弁48から非常用ガス燃料拡散燃焼用制御弁46へ
の切替えは、ガス燃料予混合燃焼用ノズル33に供給さ
れていたガス燃料分が、単に非常用ガス燃料拡散燃焼用
ノズル31に移行するだけなので、燃焼ガスの安定維持
に影響を与えない。
【0043】非常用ガス燃料拡散燃焼用制御弁46への
切替えが完了し、常用ガス燃料拡散燃焼用ノズル30お
よび非常用ガス燃料拡散燃焼用ノズル31のそれぞれか
ら拡散燃焼が行われ、安定化すると、ガス燃料供給系3
5は、ガス燃料遮断弁43を閉弁させる。このとき、液
体燃料供給系34は、燃料ポンプ36を起動させ、バイ
パス系37の液体燃料拡散燃焼用制御弁39aで液体燃
料Flの流量制御をした後、その液体燃料Flを燃料フ
ローディバイダ40、逆止弁41、液体燃料管39bを
介して液体燃料拡散燃焼用ノズル29に供給し、液体燃
料Flによる拡散燃焼運転に移行する。
【0044】このように、本実施形態では、燃焼器ライ
ナ25で区画した燃焼室26の頭部側に設けた常用ガス
燃料拡散燃焼用ノズル30の外側に同心的に非常用ガス
拡散燃焼用ノズル31を設けるとともに、この非常用ガ
ス燃料拡散燃焼用ノズル31に接続する非常用ガス燃料
管52をガス燃料供給系35に設け、ガス燃料供給設備
に不測の事態が発生したとき、ガス燃料予混合燃焼ノズ
ル33への予混合用ガス燃料Fgpmの供給を断ち、常
用ガス燃料拡散燃焼用ノズル30に供給される常用ガス
燃料Fgdおよび非常用ガス燃料拡散燃焼用ノズル31
に供給される非常用ガス燃料Fgdeのそれぞれで拡散
燃焼運転を行った後、液体燃料拡散燃焼用ノズル29に
供給される液体燃料Flだけによる拡散燃焼運転に移行
させる、いわゆる燃料切替え二段方式にしたので、無理
のない安定した拡散燃焼ガスを生成して維持することが
できる。
【0045】図3は、本発明に係る燃料供給装置の第2
実施形態を示す概略系統図である。なお、第1実施形態
の構成部分または対応部分と同一には同一符号を付して
いる。
【0046】本実施形態に係る燃料供給装置は、常用ガ
ス燃料管50の燃料マニホールド45に複数の非常用ガ
ス燃料拡散燃焼用制御弁46を設け、非常用ガス燃料拡
散燃焼用制御弁46から非常用ガス燃料拡散燃焼用ノズ
ル31に接続する非常用ガス燃料管52を設けたもので
ある。
【0047】このように、本実施形態では、燃料マニホ
ールド45に非常用ガス燃料拡散燃焼用制御弁46を介
して、非常用ガス燃料拡散燃焼用ノズル31に接続させ
る非常用ガス燃料管52を設けたので、新設の母管工事
が省略できて配管施行上、工事が簡易化され、コスト上
も少なくなり、施工作業上有利になる。
【0048】図4は、本発明に係る燃料供給装置の第3
実施形態を示す概略系統図である。なお、第1実施形態
の構成部分または対応部分と同一には同一符号を付して
いる。
【0049】本実施形態に係る燃料供給装置は、予混合
用ガス燃料管51のガス燃料予混合燃焼用制御弁48と
燃料マニホールド49との間に三方切替え弁53を設
け、三方切替え弁53から燃料マニホールド47を介し
て非常用ガス燃料拡散燃焼用ノズル31に接続する非常
用ガス燃料管52を設け、ガス燃料予混合燃焼用ノズル
33への予混合用ガス燃料Fgpmと非常用ガス燃料拡
散燃焼用ノズル31への非常用ガス燃料Fgdeとの切
替えを簡易化させたものである。
【0050】したがって、本実施形態によれば、予混合
用ガス燃料管51におけるガス燃料予混合燃焼用制御弁
48の下流側に三方切替え弁53を設け、予混合用ガス
燃料Fgpmと非常用ガス燃料Fgdeとの切替えを簡
易化させたので、ガス燃料を安定状態に維持させてガス
タービン燃焼器に供給することができる。
【0051】図5は、本発明に係る燃料供給装置の第4
実施形態を示す概略系統図である。なお、第1実施形態
の構成部分または対応部分と同一には同一符号を付して
いる。
【0052】本実施形態に係る燃料供給装置は、常用ガ
ス燃料Fgdを常用ガス燃料拡散燃焼用ノズル30に供
給する常用ガス燃料管50、予混合用ガス燃料Fgpm
をガス燃料予混合燃焼用ノズル33に供給する予混合用
ガス燃料管51および非常用ガス燃料Fgdeを非常用
ガス燃料拡散燃焼用ノズル31に供給する非常用ガス燃
料管52を並列に配置するとともに、各管50,51,
52のそれぞれに設けた常用ガス燃料拡散燃焼用弁4
4、ガス燃料予混合燃焼用制御弁48、および非常用ガ
ス燃料拡散燃焼用制御弁46を個別に開閉制御させる独
立制御系にしたものである。
【0053】このように、本実施形態では、各管50,
51,52を並列配置し、各管50,51,52のそれ
ぞれに設けた各弁44,48,46の個別に独立制御を
行う構成にしたので、各弁44,48,46の開閉に際
し、誤操作がなくガス燃料のガスタービン燃焼器への安
定供給をすることができる。
【0054】図6は、本発明に係る燃料供給装置の第5
実施形態を示す制御ブロック図である。
【0055】本実施形態に係る燃料供給装置は、常用運
転制御系54、非常用運転制御系55、常用復帰運転制
御系56を備えて構成され、ガス燃料供給設備に不測の
事態が発生したとき、ガス燃料による拡散燃焼−予混合
燃焼から拡散燃焼−拡散燃焼の二重同種燃焼を経て液体
燃料による拡散燃焼に円滑に移行できるようにしたもの
である。すなわち、常用運転制御系54は、全燃料流量
信号発生器57、常用拡散燃焼用ガス燃料割合演算器5
8、常用予混合燃焼用ガス燃料割合演算器59、液体燃
料流量信号発生器60、メモリ部61を備え、全燃料流
量信号発生器57から出力した全燃料流量信号FSRを
常用拡散燃焼用ガス燃料割合演算器58、常用予混合燃
焼用ガス燃料割合演算器59、液体燃料流量信号発生器
60にそれぞれ与えるようになっている。
【0056】常用拡散燃焼用ガス燃料割合演算器58
は、全燃料流量信号FSRにガスタービン燃焼器の燃焼
ガス温度を考慮して拡散燃焼用ガス燃料信号nを演算
し、その演算信号nをスイッチXを介して常用拡散燃焼
用ガス燃料弁開度演算器62に与えて弁開度を演算し、
その弁開度信号を常用ガス燃料拡散燃焼用制御弁44に
与えて開弁させている。
【0057】また、常用予混合燃焼用ガス燃料割合演算
器59は、全燃料流量信号発生器57からの全燃料流量
信号FSRと常用拡散燃焼用ガス燃料割合演算器58か
らの拡散燃焼用ガス燃料信号nとを突き合せ、その偏差
を予混合燃焼用ガス燃料信号mとしてスイッチXを介し
て常用予混合燃焼用ガス燃料弁開度演算器63に与えて
弁開度を演算し、その弁開度信号をガス燃料予混合燃焼
用制御弁48に与えて開弁させている。
【0058】また、メモリ部61は、常用拡散燃焼用ガ
ス燃料割合演算器58からの拡散燃焼用ガス燃料信号
n、常用予混合燃焼用ガス燃料割合演算器59からの予
混合燃焼用ガス燃料信号mおよび液体燃料流量信号発生
器60からの拡散燃焼用液体燃料信号lのそれぞれを常
時、ストアしている。なお、液体燃料流量信号発生器6
0は、全燃料流量信号発生器57からの全燃料信号FS
Rを拡散燃焼用液体燃料信号lに変換してメモリ部61
に出力している。
【0059】一方、非常用運転制御系55は、OR回路
64、タイマ回路65、非常用燃料フローパターンプロ
グラム部66を備え、「ガス燃料コンプレッサ故障」信
号Pまたは「実ガス燃料圧力≦設定圧力」信号Qのいず
れかがあったことを条件にOR回路64が出力し、その
出力信号が整定するまでタイマ回路65でホールドさせ
た後、メモリ部61からの拡散燃焼用ガス燃料信号n、
予混合燃焼用ガス燃料信号m、拡散燃焼用液体燃料信号
lとともに非常用燃料フローパターンプログラム部66
に与え、ここで図7で示す各種燃料のフローパターンに
沿って拡散燃焼用ガス燃料信号n、予混合燃焼用ガス燃
料信号mを出力させ、常用拡散燃焼用ガス燃料弁開度演
算器62のスイッチYをONさせ、常用予混合燃焼用ガ
ス燃料弁開度演算器63のスイッチYをOFFさせ、非
常用拡散燃焼用ガ燃料弁開度演算器67のスイッチYを
ONさせ、各演算器62,67で弁開度を演算した後、
常用ガス燃料拡散燃焼用制御弁44および非常用ガス燃
料拡散燃焼用制御弁46を開弁させ、ガス燃料予混合燃
焼用制御弁48を閉弁させ、ガスタービン燃焼器にガス
燃料による拡散燃焼のみの運転を行わせる。
【0060】ガスタービン燃焼器の拡散燃焼運転が安定
化すると、非常用運転制御系55は、各演算器62,6
7のスイッチYをOFFさせ、拡散燃焼用液体燃料弁開
度演算器68のスイッチYをONさせ、拡散燃焼用液体
燃料弁開度演算器68で弁開度を演算した後、液体燃料
拡散燃焼用制御弁39aを開弁させ、ガスタービン燃焼
器に液体燃料による拡散燃焼のみの運転を行わせる。
【0061】他方、常用復帰運転制御系56は、AND
回路69、タイマ回路70、復帰用燃料フローパターン
プログラム部71を備え、「ガス燃料コンプレッサ正常
運転」信号R、「実ガス燃料圧力>設定圧力」信号S、
および「ガス燃料運転への切替え」信号Tのうち三つの
信号R,S,Tが揃ったことを条件にAND回路69が
出力し、その出力信号が整定するまでタイマ回路70で
ホールドさせた後、メモリ部61からの拡散燃焼用ガス
燃料信号n、予混合燃焼用ガス燃料信号m、拡散燃焼用
液体燃料信号lとともに復帰用燃料フローパターンプロ
グラム部71に与え、ここで図8で示す各種燃料のフロ
ーパターンに沿って拡散燃焼用ガス燃料信号n、予混合
燃焼用ガス燃料信号mを出力させ、常用拡散燃焼用ガス
燃料弁開度演算器62のスイッチZおよび常用予混合燃
焼用ガス燃料弁開度演算器63のスイッチZをONさ
せ、非常用ガス燃料拡散燃焼用ガス燃料弁開度演算器6
7のスイッチZおよび拡散燃焼用液体燃料弁開度演算器
68のスイッチZをOFFさせ、各演算器62,63で
弁開度を演算した後、常用ガス燃料拡散燃焼用制御弁4
4およびガス燃料予混合燃焼用制御弁48を開弁させ、
非常用ガス燃料拡散燃焼用制御弁46および液体燃料拡
散燃焼用制御弁39aを閉弁させ、ガスタービン燃焼器
にガス燃料による拡散燃焼運転と予混合燃焼運転とを行
わせて元の状態に戻す。
【0062】このように、本実施形態は、燃料供給装置
に、常用運転制御系54、非常用運転制御系55および
常用復帰運転制御系56を備え、ガス燃料供給設備に不
測の事態が発生したとき、常用運転制御系によるガス燃
料の拡散燃焼−予混合燃焼運転から非常用運転制御系5
5によるガス燃料の拡散燃焼−拡散燃焼運転を経て液体
燃料の拡散燃焼運転に円滑に移行させるとともに、事故
処理後の復帰時、常用復帰運転制御系56によるガス燃
料の拡散燃焼−予混合燃焼運転に円滑に戻すようにした
ので、燃料を安定状態に維持させてガスタービン燃焼器
に供給することができる。
【0063】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明に係るガス
タービン燃焼器および燃料供給装置は、燃焼室に常用ガ
ス燃料拡散燃焼用ノズルおよび液体燃料拡散燃焼用ノズ
ルに加えて非常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルを新たに設
けるとともに、各ノズルに接続させるガス燃料管および
液体燃料管をそれぞれ設け、ガス燃料供給設備に不測の
事態が発生したとき、各燃料管から常用ガス燃料拡散燃
焼用ノズルおよび非常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルのそ
れぞれにガス燃料を供給して拡散燃焼運転を行わせ、拡
散燃焼運転が安定化した後、液体燃料管から液体燃料拡
散燃焼用ノズルに液体燃料を供給して拡散燃焼運転に切
り替える燃料切替え手段を備えたので、燃料の安定供給
の下、燃焼ガスを生成し、燃焼ガスの失火や燃焼振動を
確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガスタービン燃焼器の実施形態を
示す概略図。
【図2】本発明に係る燃料供給装置の第1実施形態を示
す概略系統図。
【図3】本発明に係る燃料供給装置の第2実施形態を示
す概略系統図。
【図4】本発明に係る燃料供給装置の第3実施形態を示
す概略系統図。
【図5】本発明に係る燃料供給装置の第4実施形態を示
す概略系統図。
【図6】本発明に係る燃料供給装置の第5実施形態を示
す制御ブロック図。
【図7】本発明に係る燃料供給装置における非常用燃料
フローパターンプログラム部に組み込まれた各種燃料の
フローパターン線図。
【図8】本発明に係る燃料供給装置における復帰用燃料
フローパターンプログラム部に組み込まれた各種燃料の
フローパターン線図。
【図9】従来のガスタービン燃焼器の概略図。
【図10】従来の燃料供給装置の概略系統図。
【符号の説明】
1 燃焼器ライナ 2 燃焼室 3 燃料噴射部 4 予混合燃料噴射部 5 液体燃料拡散燃焼用ノズル 6 ガス燃料拡散燃焼用ノズル 7 予混合ダクト 8 ガス燃料予混合燃焼用ノズル 9 液体燃料供給系 10 ガス燃料供給系 11 燃料ポンプ 12 バイパス系 13 逆止弁 14 液体燃料制御弁 15 燃料フローディバイダ 16 逆止弁 17 ガス燃料コンプレッサ 18 ガス燃料遮断弁 19 ガス燃料拡散燃焼用制御弁 20 燃料マニホールド 21 ガス燃料予混合燃焼用制御弁 22 燃料マニホールド 25 燃焼器ライナ 26 燃焼室 27 燃料噴射部 28 予混合燃料噴射部 29 液体燃料拡散燃焼用ノズル 30 常用ガス燃料拡散燃焼用ノズル 30a 噴出口 31 非常用ガス燃料拡散燃焼用ノズル 31a スワラ 31b 噴出口 32 予混合ダクト 33 ガス燃料予混合燃焼用ノズル 34 液体燃料供給系 35 ガス燃料供給系 36 燃料ポンプ 37 バイパス系 38 逆止弁 39a 液体燃料拡散燃焼用制御弁 39b 液体燃料管 40 燃料フローディバイダ 41 逆止弁 42 ガス燃料コンプレッサ 43 ガス燃料遮断弁 44 常用ガス燃料拡散燃焼用制御弁 45 燃料マニホールド 46 非常用ガス燃料拡散燃焼用制御弁 47 燃料マニホールド 48 ガス燃料予混合燃焼用制御弁 49 燃料マニホールド 50 常用ガス燃料管 51 予混合用ガス燃料管 52 非常用ガス燃料管 53 三方切替え弁 54 常用運転制御系 55 非常用運転制御系 56 常用復帰運転制御系 57 全燃料流量信号発生器 58 常用拡散燃焼用ガス燃料割合演算器 59 常用予混合燃焼用ガス燃料割合演算器 60 液体燃料流量信号発生器 61 メモリ部 62 常用燃焼用ガス燃料弁開度演算器 63 常用予混合用ガス燃料弁開度演算器 64 OR回路 65 タイマ回路 66 非常用燃料フローパターンプログラム部 67 非常用拡散燃焼用ガス燃料弁開度演算器 68 拡散燃焼用液体燃料弁開度演算器 69 AND回路 70 タイマ回路 71 復帰用燃料フローパターンプログラム部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼器ライナで区画した燃焼室の頭部側
    の中央に配置した液体燃料拡散燃焼用ノズルと、この液
    体燃料拡散燃焼用ノズルの外側に同心的に配置した常用
    ガス燃料拡散燃焼用ノズルと、この常用ガス燃料拡散燃
    焼用ノズルの外側に同心的に配置した非常用ガス燃料拡
    散燃焼用ノズルと、上記燃焼室の周方向に沿って配置さ
    れた予混合ダクトに対応するガス燃料予混合燃焼用ノズ
    ルとを備えたことを特徴とするガスタービン燃焼器。
  2. 【請求項2】 燃焼器ライナで区画した燃焼室の頭部側
    の中央に配置した液体燃料拡散燃焼用ノズルに接続する
    液体燃料供給系と、上記液体燃料拡散燃焼用ノズルの外
    側に同心的に配置した常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルに
    接続する常用ガス燃料管と、上記常用ガス燃料拡散燃焼
    用ノズルの外側に同心的に配置した非常用ガス燃料拡散
    燃焼用ノズルに接続する非常用ガス燃料管と、上記燃焼
    室の周方向に沿って配置された予混合ダクトに対応する
    ガス燃料予混合燃焼用ノズルに接続する予混合用ガス燃
    料管とを備え、常用時、上記常用ガス燃料管および予混
    合用ガス燃料管のそれぞれから上記常用ガス燃料拡散燃
    焼用ノズルおよび上記ガス燃料予混合燃焼用ノズルのそ
    れぞれにガス燃料を供給し、非常時、上記ガス燃料予混
    合燃焼用ノズルへのガス燃料の供給を断ち、上記非常用
    ガス燃料管から上記非常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルに
    ガス燃料を供給し、拡散燃焼運転が安定化した後、上記
    常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルおよび上記ガス燃料予混
    合燃焼用ノズルへのガス燃料の供給を断ち、上記液体燃
    料供給系から上記液体燃料拡散燃焼用ノズルに液体燃料
    を供給したことを特徴とする燃料供給装置。
  3. 【請求項3】 燃焼器ライナで区画した燃焼室の頭部側
    の中央に配置した液体燃料拡散燃焼用ノズルに接続する
    液体燃料供給系と、上記液体燃料拡散燃焼用ノズルの外
    側に同心的に配置した常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルに
    接続する常用ガス燃料管と、上記常用ガス燃料拡散燃焼
    用ノズルの外側に同心的に配置した非常用ガス燃料拡散
    燃焼用ノズルと、上記燃焼室の周方向に沿って配置され
    た予混合ダクトに対応するガス燃料予混合燃焼用ノズル
    に接続する予混合用ガス燃料管とを備えるとともに、上
    記常用ガス燃料管に介装させた燃料マニホールドから上
    記非常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルにガス燃料を供給す
    る非常用ガス燃料管を備えたことを特徴とする燃料供給
    装置。
  4. 【請求項4】 燃焼器ライナで区画した燃焼室の頭部側
    の中央に配置した液体燃料拡散燃焼用ノズルに接続する
    液体燃料供給系と、上記液体燃料拡散燃焼用ノズルの外
    側に同心的に配置した常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルに
    接続する常用ガス燃料管と、上記常用ガス燃料拡散燃焼
    用ノズルの外側に同心的に配置した非常用ガス燃料拡散
    燃焼用ノズルに接続する非常用ガス燃料管と、上記燃焼
    室の周方向に沿って配置された予混合ダクトに対応する
    ガス燃料予混合燃焼用ノズルに接続する予混合用ガス燃
    料管とを備えるとともに、上記非常用ガス燃料管を、上
    記予混合用ガス燃料管に介装させたガス燃料予混合燃焼
    用制御弁の下流側に設けた三方切替え弁に接続させたこ
    とを特徴とする燃料供給装置。
  5. 【請求項5】 燃焼器ライナで区画した燃焼室の頭部側
    の中央に配置した液体燃料拡散燃焼用ノズルに接続する
    液体燃料供給系と、上記液体燃料拡散燃焼用ノズルの外
    側に同心的に配置した常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルに
    接続する常用ガス燃料管と、上記常用ガス燃料拡散燃焼
    用ノズルの外側に同心的に配置した非常用ガス燃料拡散
    燃焼用ノズルに接続する非常用ガス燃料管と、上記燃焼
    室の周方向に沿って配置された予混合ダクトに対応する
    ガス燃料予混合燃焼用ノズルに接続する予混合用ガス燃
    料管とを備えるとともに、並列配置の上記常用ガス燃料
    管に設けた常用ガス燃料拡散燃焼用制御弁、上記非常用
    ガス燃料管に設けた非常用ガス燃料拡散燃焼用制御弁お
    よび上記予混合用ガス燃料管に設けたガス燃料予混合燃
    焼用制御弁のそれぞれを独立に開閉制御する構成とした
    ことを特徴とする燃料供給装置。
  6. 【請求項6】 燃焼器ライナで区画した燃焼室の頭部側
    の中央に配置した液体燃料拡散燃焼用ノズルに接続する
    液体燃料供給系と、上記液体燃料拡散燃焼用ノズルの外
    側に同心的に配置した常用ガス燃料拡散燃焼用ノズルに
    接続する常用ガス燃料管と、上記常用ガス燃料拡散燃焼
    用ノズルの外側に同心的に配置した非常用ガス燃料拡散
    燃焼用ノズルに接続する非常用ガス燃料管と、上記燃焼
    室の周方向に沿って配置された予混合ダクトに対応する
    ガス燃料予混合燃焼用ノズルに接続する予混合用ガス燃
    料管とを備えるとともに、常用時、上記常用ガス燃料管
    および予混合用ガス燃料管のそれぞれに設けた常用ガス
    燃料拡散燃焼用制御弁およびガス燃料予混合燃焼用制御
    弁のそれぞれを開弁させる常用運転制御系と、非常時、
    上記ガス燃料予混合燃焼用制御弁を閉弁させ、上記非常
    用ガス燃料管に設けた非常用ガス燃料拡散燃焼用制御弁
    を開弁させ、拡散燃焼運転が安定化した後、上記常用ガ
    ス燃料拡散燃焼用制御弁および上記非常用ガス燃料拡散
    燃焼用制御弁を閉弁させ、上記液体燃料供給系に設けた
    液体燃料拡散燃焼用制御弁を開弁させる非常用運転制御
    系と、常用復帰時、上記液体燃料拡散燃焼用制御弁を閉
    弁させ、上記常用ガス燃料拡散燃焼用制御弁および上記
    ガス燃料予混合燃焼用制御弁のそれぞれを開弁させる常
    用復帰運転制御系とを備えたことを特徴とする燃料供給
    装置。
  7. 【請求項7】 常用運転制御系は、全燃料流量信号発生
    器から出力される全燃料流量信号のうち、拡散燃焼用ガ
    ス燃料信号を演算する常用拡散燃焼用ガス燃料割合演算
    器と、予混合燃焼用ガス燃料信号を演算する常用予混合
    燃焼用ガス燃料割合演算器と、上記全燃料流量信号を液
    体燃料信号に変換する液体燃料流量信号発生器と、上記
    常用拡散燃焼用ガス燃料割合演算器からの拡散燃焼用ガ
    ス燃料信号と上記常用予混合燃焼用ガス燃料割合演算か
    らの予混合燃焼用ガス燃料信号と上記液体燃料流量信号
    発生器からの液体燃料信号とをストアするメモリ部と、
    上記拡散燃焼用ガス燃料信号に基づいて常用ガス燃料拡
    散燃焼用制御弁に与える弁開度信号を演算する常用拡散
    燃焼用ガス燃料弁開度演算器と、上記予混合燃焼用ガス
    燃料信号に基づいてガス燃料予混合燃焼用制御弁に与え
    る弁開度信号を演算する常用予混合燃焼用ガス燃料弁開
    度演算器とで構成したことを特徴とする請求項6記載の
    燃料供給装置。
  8. 【請求項8】 非常用運転制御系は、「ガス燃料コンプ
    レッサ故障」および「実ガス燃料圧力が設定圧力よりも
    低い」のいずれか一方の条件と、メモリ部から出力する
    拡散燃焼用ガス燃料信号、予混合燃焼用ガス燃料信号お
    よび液体燃料信号とに基づいて非常用燃料フローパター
    ンを演算する非常用燃料フローパターンプログラム部
    と、この非常用燃料フローパターンプログラム部からの
    出力に基づいて非常用ガス燃料拡散燃焼用制御弁に与え
    る弁開度信号を演算する非常用拡散燃焼用ガス燃料弁開
    度演算器と、上記非常用燃料フローパターンプログラム
    部の出力に基づいて液体燃料拡散燃焼用制御弁に与える
    弁開度信号を演算する拡散燃焼用液体燃料弁開度演算器
    とで構成したことを特徴とする請求項6記載の燃料供給
    装置。
  9. 【請求項9】 非常用燃料フローパターンプロクラム部
    に、「ガス燃料コンプレッサ故障」および「実ガス燃料
    圧力が設定圧力よりも低い」のいずれか一方の条件の入
    力を遅延させるタイマ回路を設けたことを特徴とする請
    求項8記載の燃料供給装置。
  10. 【請求項10】 常用復帰運転制御系は、「ガス燃料コ
    ンプレッサ正常運転」、「実ガス燃料圧力が設定圧力よ
    り高い」および「ガス燃料運転への切替え」の揃った条
    件と、メモリ部から出力する拡散燃焼用ガス燃料信号、
    予混合燃焼用ガス燃料信号および液体燃料信号とに基づ
    いて復帰用燃料フローパターンを演算する復帰用燃料フ
    ローパターンプログラム部と、この復帰用燃料フローパ
    ターンプログラム部からの出力に基づいて常用ガス燃料
    拡散燃焼用制御弁に与える弁開度信号を演算する常用拡
    散燃焼用ガス燃料弁開度演算器と、上記復帰用燃料フロ
    ーパターンプログラム部の出力に基づいてガス燃料予混
    合燃焼用制御弁に与える弁開度信号を演算する常用予混
    合燃焼用ガス燃料弁開度演算器とで構成したことを特徴
    とする請求項6記載の燃料供給装置。
  11. 【請求項11】 復帰用燃料フローパターンプログラム
    部に、「ガス燃料コンプレッサ正常運転」、「実ガス燃
    料圧力が設定圧力より高い」、および「ガス燃料運転へ
    の切替え」の揃った条件の入力を遅延させるタイマ回路
    を設けたことを特徴とする請求項10記載の燃料供給装
    置。
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