JP2000328679A - 乾式外装材用のガスケット - Google Patents
乾式外装材用のガスケットInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】スペーサを不要とし、反り等の変形が発生しな
い外装材用のガスケットを提供する。 【解決手段】1時間準耐火構造等の耐火性能を付与する
金属板14と、ガスケット本体15とを脱着自在に組み
合わせる方式であり、金属板14の重量が影響してガス
ケット13の全体に反りが発生しないようにしている。
そのため、縦目地方向に沿った直線性に優れ、取扱い作
業性並びに施工作業性が良い。
い外装材用のガスケットを提供する。 【解決手段】1時間準耐火構造等の耐火性能を付与する
金属板14と、ガスケット本体15とを脱着自在に組み
合わせる方式であり、金属板14の重量が影響してガス
ケット13の全体に反りが発生しないようにしている。
そのため、縦目地方向に沿った直線性に優れ、取扱い作
業性並びに施工作業性が良い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物躯体の外壁面
に乾式施工される外装材どうしの間の縦列の目地部に装
着されるガスケットの技術に関するものである。
に乾式施工される外装材どうしの間の縦列の目地部に装
着されるガスケットの技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の乾式施工された外壁構造を示せ
ば、図5〜図7に示す通りである。図5は外壁の縦断面
図、図6は外壁の出隅部の横断面図、図7の図(A)は
ガスケット部の拡大横断面図、図(B)はガスケットの
横断面図、図(C)はガスケット設置部の縦断面図であ
る。従来の乾式施工される外壁は、図5の縦断面図に示
すように、建物躯体1側に胴縁2を所定間隔毎にビス3
等で取り付け、これらの胴縁2に水平方向に長尺の金具
4をビス5等で取り付けた後、金具4に外装材6を取り
付け、更に外装材6の上側を金具4で固定する。これを
繰り返し、壁面を構成する。
ば、図5〜図7に示す通りである。図5は外壁の縦断面
図、図6は外壁の出隅部の横断面図、図7の図(A)は
ガスケット部の拡大横断面図、図(B)はガスケットの
横断面図、図(C)はガスケット設置部の縦断面図であ
る。従来の乾式施工される外壁は、図5の縦断面図に示
すように、建物躯体1側に胴縁2を所定間隔毎にビス3
等で取り付け、これらの胴縁2に水平方向に長尺の金具
4をビス5等で取り付けた後、金具4に外装材6を取り
付け、更に外装材6の上側を金具4で固定する。これを
繰り返し、壁面を構成する。
【0003】そして、図6及び図7に示すように、外装
材6どうしの縦列の目地部7においては、雨水等が建物
躯体側へ回り込まないように、当該目地部7に細幅で長
尺のガスケット8を配設している。従来のガスケット8
は、1時間耐火等の耐火性能を付与するために内部に金
属板9が一体的に埋設されており、中央部には目地部7
における隣位の外装材6,6のそれぞれの端面へ当接し
得る起立片10,10が立設されている。また目地部7
から外装材6の背面側(建物躯体1側)への雨水等の侵
入を防止するために、水返しのためのリブ11が多数設
置されている。このように構成された従来のガスケット
8は、その本体部分(リブ11の設けられた部分)の厚
みが金具4の厚みよりも相当に小さいため、所定厚みの
スペーサ12を介して目地部7に取り付けられる。な
お、図7において、符号7aは、起立片10,10どう
しの間に嵌合装着された乾式施工タイプの目地材であ
る。
材6どうしの縦列の目地部7においては、雨水等が建物
躯体側へ回り込まないように、当該目地部7に細幅で長
尺のガスケット8を配設している。従来のガスケット8
は、1時間耐火等の耐火性能を付与するために内部に金
属板9が一体的に埋設されており、中央部には目地部7
における隣位の外装材6,6のそれぞれの端面へ当接し
得る起立片10,10が立設されている。また目地部7
から外装材6の背面側(建物躯体1側)への雨水等の侵
入を防止するために、水返しのためのリブ11が多数設
置されている。このように構成された従来のガスケット
8は、その本体部分(リブ11の設けられた部分)の厚
みが金具4の厚みよりも相当に小さいため、所定厚みの
スペーサ12を介して目地部7に取り付けられる。な
お、図7において、符号7aは、起立片10,10どう
しの間に嵌合装着された乾式施工タイプの目地材であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、前記従来
のガスケット8では、外装材6が金具4の厚みの分だけ
浮いた状態で設置されるため、ガスケット8にスペーサ
12を介在させる必要があり、スペーサ12の分だけ余
分に材料を準備しなければならなかった。しかも、スペ
ーサ12は建物躯体1側へ設置する方式では、建物躯体
側の納まり精度が粗いため、採用することができず、ガ
スケット8の裏面側に貼り付けて取り付けるようにして
いたが、ガスケット8が細幅のものであるため、困難な
作業となっていた。更に、外装材6の厚みが異なる場合
には、使用することができず、各種仕様の変化に対応し
難いという欠点があった。
のガスケット8では、外装材6が金具4の厚みの分だけ
浮いた状態で設置されるため、ガスケット8にスペーサ
12を介在させる必要があり、スペーサ12の分だけ余
分に材料を準備しなければならなかった。しかも、スペ
ーサ12は建物躯体1側へ設置する方式では、建物躯体
側の納まり精度が粗いため、採用することができず、ガ
スケット8の裏面側に貼り付けて取り付けるようにして
いたが、ガスケット8が細幅のものであるため、困難な
作業となっていた。更に、外装材6の厚みが異なる場合
には、使用することができず、各種仕様の変化に対応し
難いという欠点があった。
【0005】また前記従来のガスケット8は、耐火性能
を付与するために金属板9をガスケット本体内に一体的
に埋め込んでおり、金属板9の重みによってガスケット
8の全体に反りが発生するので、施工作業時にガスケッ
ト8の上下端を少なくとも二人の作業員が押さえながら
行わなければならなかった。更にまた、リブ11を外装
材6の裏面側に接触させることによって、雨水等の建物
躯体側への侵入を防止する方式では、図5及び図7の図
(C)に示すように、外装材6の裏面側に凹凸部が形成
される場合には、凹部6aとリブ11との間に隙間Sが
形成され、防水機能を発揮し得ないという欠点があっ
た。
を付与するために金属板9をガスケット本体内に一体的
に埋め込んでおり、金属板9の重みによってガスケット
8の全体に反りが発生するので、施工作業時にガスケッ
ト8の上下端を少なくとも二人の作業員が押さえながら
行わなければならなかった。更にまた、リブ11を外装
材6の裏面側に接触させることによって、雨水等の建物
躯体側への侵入を防止する方式では、図5及び図7の図
(C)に示すように、外装材6の裏面側に凹凸部が形成
される場合には、凹部6aとリブ11との間に隙間Sが
形成され、防水機能を発揮し得ないという欠点があっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の前記課題
に鑑みてこれを改良除去したものであって、スペーサを
不要とし、また外装材の裏面側に凹凸部が形成されてい
ても確実に防水機能を発揮できる外装材用のガスケット
を提供せんとするものである。
に鑑みてこれを改良除去したものであって、スペーサを
不要とし、また外装材の裏面側に凹凸部が形成されてい
ても確実に防水機能を発揮できる外装材用のガスケット
を提供せんとするものである。
【0007】而して、前記課題を解決するために本発明
が採用した請求項1の手段は、外装材どうしの縦列の目
地部に配設されるガスケットであって、建物躯体側に配
設される耐火用金属板と、中央部に隣位の外装材どうし
の端面へ接合する起立片が設けられたガスケット本体と
を脱着自在に組み合わせたことを特徴とする乾式外装材
用のガスケットである。この発明によれば、耐火用の金
属板とガスケット本体とを脱着自在に組み合わせる方式
であり、目地方向の直線性に優れ、施工作業性が良い。
が採用した請求項1の手段は、外装材どうしの縦列の目
地部に配設されるガスケットであって、建物躯体側に配
設される耐火用金属板と、中央部に隣位の外装材どうし
の端面へ接合する起立片が設けられたガスケット本体と
を脱着自在に組み合わせたことを特徴とする乾式外装材
用のガスケットである。この発明によれば、耐火用の金
属板とガスケット本体とを脱着自在に組み合わせる方式
であり、目地方向の直線性に優れ、施工作業性が良い。
【0008】本発明が採用した請求項2の手段は、外装
材どうしの縦列の目地部に配設されるガスケットであっ
て、建物躯体側に配設される耐火用金属板と、中央部に
隣位の外装材どうしの端面へ接合する起立片が設けられ
たガスケット本体とを脱着自在に組み合わせて成り、ガ
スケット本体は前記起立片の根元部に切断用の切り込み
が刻設されていることを特徴とする乾式外装材用のガス
ケットである。切断用の切り込みを利用してガスケット
本体の一方側の外装材に対応する部分を切除することが
でき、ガスケット本体の半分を外装材が金具を介して取
り付けられる部分へ適用し、残りの半分を外装材が建物
躯体へ直接に取り付けられる部分へ適用することが可能
である。つまり、外壁面に金具を介して外装材が取り付
けられる部分と、直接取り付けられる部分とが混在する
場合に、その境界部分へ適用することが可能である。
材どうしの縦列の目地部に配設されるガスケットであっ
て、建物躯体側に配設される耐火用金属板と、中央部に
隣位の外装材どうしの端面へ接合する起立片が設けられ
たガスケット本体とを脱着自在に組み合わせて成り、ガ
スケット本体は前記起立片の根元部に切断用の切り込み
が刻設されていることを特徴とする乾式外装材用のガス
ケットである。切断用の切り込みを利用してガスケット
本体の一方側の外装材に対応する部分を切除することが
でき、ガスケット本体の半分を外装材が金具を介して取
り付けられる部分へ適用し、残りの半分を外装材が建物
躯体へ直接に取り付けられる部分へ適用することが可能
である。つまり、外壁面に金具を介して外装材が取り付
けられる部分と、直接取り付けられる部分とが混在する
場合に、その境界部分へ適用することが可能である。
【0009】本発明が採用した請求項3の手段は、ガス
ケット本体の中央部に隣位の外装材どうしの端面へ接合
する起立片をそれぞれ設けると共に、ガスケット本体の
両端部側に建物躯体側へ取り付けられる金具を当接載置
するための段部を形成した請求項1又は2に記載の乾式
外装材用のガスケットである。ガスケット本体の両端部
側に金具を当接載置した状態で、金具を胴縁等へ取り付
けることで、金具の取り付けと同時にガスケット本体を
建物躯体側へ取り付けることが可能である。
ケット本体の中央部に隣位の外装材どうしの端面へ接合
する起立片をそれぞれ設けると共に、ガスケット本体の
両端部側に建物躯体側へ取り付けられる金具を当接載置
するための段部を形成した請求項1又は2に記載の乾式
外装材用のガスケットである。ガスケット本体の両端部
側に金具を当接載置した状態で、金具を胴縁等へ取り付
けることで、金具の取り付けと同時にガスケット本体を
建物躯体側へ取り付けることが可能である。
【0010】本発明が採用した請求項4の手段は、ガス
ケット本体の中央部に隣位の外装材どうしの端面へ接合
する起立片をそれぞれ設けると共に、該起立片から所定
間隔離れた位置に凸条を形成し、前記起立片と凸条との
間に縦排水路を形成した請求項1〜4のいずれか一つに
記載の乾式外装材用のガスケットである。強制的に排水
路を形成することで、縦目地部から外装材の裏面側へ雨
水等が侵入したとしても、これを強制的に排出すること
が可能である。
ケット本体の中央部に隣位の外装材どうしの端面へ接合
する起立片をそれぞれ設けると共に、該起立片から所定
間隔離れた位置に凸条を形成し、前記起立片と凸条との
間に縦排水路を形成した請求項1〜4のいずれか一つに
記載の乾式外装材用のガスケットである。強制的に排水
路を形成することで、縦目地部から外装材の裏面側へ雨
水等が侵入したとしても、これを強制的に排出すること
が可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の構成を図面に示
す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りであ
る。なお、従来の場合と同一符号は同一部材である。図
1及び図2は本発明の第1の実施の形態に係るものであ
り、図1は外壁の出隅部の横断面平面図、図2はガスケ
ット13を示すものであり、図(A)は金属板14の横
断面図、図(B)はガスケット本体15の横断平面図、
図(C)は組み立てた状態を示す横断面平面図である。
図2に示すように、このガスケット13は、外装材6ど
うしの縦列に配設されるものであり、細幅で縦方向に長
尺の全体形状を呈し、1時間準耐火構造等の耐火性能を
付与するための金属板14と、ガスケット本体15と、
防水パッキン16とで構成されている。
す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りであ
る。なお、従来の場合と同一符号は同一部材である。図
1及び図2は本発明の第1の実施の形態に係るものであ
り、図1は外壁の出隅部の横断面平面図、図2はガスケ
ット13を示すものであり、図(A)は金属板14の横
断面図、図(B)はガスケット本体15の横断平面図、
図(C)は組み立てた状態を示す横断面平面図である。
図2に示すように、このガスケット13は、外装材6ど
うしの縦列に配設されるものであり、細幅で縦方向に長
尺の全体形状を呈し、1時間準耐火構造等の耐火性能を
付与するための金属板14と、ガスケット本体15と、
防水パッキン16とで構成されている。
【0012】前記金属板14は、平板状の金属材料を折
り曲げ加工したものであり、両端側にガスケット本体1
5の平坦な両端縁17,17を嵌合装着するための折り
返し片18,18が形成されており、中央部にガスケッ
ト本体裏面の凹条19へ嵌合するための凸条20が形成
されている。ガスケット本体15は、中央部の前面側に
外装材6,6どうしの端面に当接し得る起立片21,2
1が形成されており、起立片21,21どうしの間に緩
やかな傾斜面を持つ蟻溝22が形成されている。そし
て、起立片21,21から所定間隔離れた位置には、外
装材6,6の裏面に対応する凸条23,23が形成され
ており、スポンジ等の発泡成形された防水パッキン1
6,16が貼着されている。これにより、各起立片21
と凸条23との間に、縦方向の排水路24が形成され
る。また該縦方向の排水路24の溝底と起立片21,2
1との境界部分には、ガスケット本体15を切断して片
側の外装材6にのみ対応するための(図4参照)、切断
用の切り込み25が形成されている。
り曲げ加工したものであり、両端側にガスケット本体1
5の平坦な両端縁17,17を嵌合装着するための折り
返し片18,18が形成されており、中央部にガスケッ
ト本体裏面の凹条19へ嵌合するための凸条20が形成
されている。ガスケット本体15は、中央部の前面側に
外装材6,6どうしの端面に当接し得る起立片21,2
1が形成されており、起立片21,21どうしの間に緩
やかな傾斜面を持つ蟻溝22が形成されている。そし
て、起立片21,21から所定間隔離れた位置には、外
装材6,6の裏面に対応する凸条23,23が形成され
ており、スポンジ等の発泡成形された防水パッキン1
6,16が貼着されている。これにより、各起立片21
と凸条23との間に、縦方向の排水路24が形成され
る。また該縦方向の排水路24の溝底と起立片21,2
1との境界部分には、ガスケット本体15を切断して片
側の外装材6にのみ対応するための(図4参照)、切断
用の切り込み25が形成されている。
【0013】而して、前記金属板14と、ガスケット本
体15とは、それぞれ別個に製造され、個別に取り扱わ
れる。そのため、金属板14の重量がガスケット本体1
5に影響を与えることはなく、反り等の変形が発生し難
く(これらの材料の直線性に優れ)、取扱いも便利であ
る。また施工に際しては、先ず金属板14を胴縁2にビ
ス等で取り付けて固定した後、ガスケット本体15の平
坦な端縁17,17を、金属板14の折り返し片18,
18の間へ嵌合装着している。そして、外装材6を金具
4へ引っかけて壁面へ取り付けるようにしている。この
ようなガスケット13の施工構造であれば、外装材6,
6どうしの間の目地部7から侵入して外装材6の裏面側
へ廻り込もうとする雨水等は、縦方向の排水路24に至
ると一気に下方向に排出され、外装材6に滞留すること
がない。また外装材6の裏面側に凹凸が形成されている
場合であっても、伸縮性に優れたスポンジ等の防水パッ
キン16によって、密着性が保持され、雨水等の回り込
みが遮断される。
体15とは、それぞれ別個に製造され、個別に取り扱わ
れる。そのため、金属板14の重量がガスケット本体1
5に影響を与えることはなく、反り等の変形が発生し難
く(これらの材料の直線性に優れ)、取扱いも便利であ
る。また施工に際しては、先ず金属板14を胴縁2にビ
ス等で取り付けて固定した後、ガスケット本体15の平
坦な端縁17,17を、金属板14の折り返し片18,
18の間へ嵌合装着している。そして、外装材6を金具
4へ引っかけて壁面へ取り付けるようにしている。この
ようなガスケット13の施工構造であれば、外装材6,
6どうしの間の目地部7から侵入して外装材6の裏面側
へ廻り込もうとする雨水等は、縦方向の排水路24に至
ると一気に下方向に排出され、外装材6に滞留すること
がない。また外装材6の裏面側に凹凸が形成されている
場合であっても、伸縮性に優れたスポンジ等の防水パッ
キン16によって、密着性が保持され、雨水等の回り込
みが遮断される。
【0014】図3は及び図4は、本発明の第2の実施の
形態に係るものであり、出隅部に配される外装材26の
みが金具4を用いずに施工され、その他の壁面の領域で
は金具4を介して外装材6を施工する場合のものであ
る。この場合は、図4に示すガスケット27を用いて行
う。すなわち、図2に示すガスケット本体15の一方側
の切り込み25を利用してガスケット本体15の一部を
切断除去する。そして、切断除去した残りのガスケット
本体15を金属板14に装着する。金具4を用いて外装
材6を施工する壁面領域では、前記図1及び図2に示す
第1の実施の形態の場合と同じ要領で施工する。そし
て、金具4を用いない出隅部の外装材26の場合は、金
属板14の折り返し片18の上に外装材26を載置し、
外装材26を直接ビス等を用いて胴縁2へ取り付けるよ
うにすればよい。
形態に係るものであり、出隅部に配される外装材26の
みが金具4を用いずに施工され、その他の壁面の領域で
は金具4を介して外装材6を施工する場合のものであ
る。この場合は、図4に示すガスケット27を用いて行
う。すなわち、図2に示すガスケット本体15の一方側
の切り込み25を利用してガスケット本体15の一部を
切断除去する。そして、切断除去した残りのガスケット
本体15を金属板14に装着する。金具4を用いて外装
材6を施工する壁面領域では、前記図1及び図2に示す
第1の実施の形態の場合と同じ要領で施工する。そし
て、金具4を用いない出隅部の外装材26の場合は、金
属板14の折り返し片18の上に外装材26を載置し、
外装材26を直接ビス等を用いて胴縁2へ取り付けるよ
うにすればよい。
【0015】このように、ガスケット本体15の切り込
み25を利用して一部を切断除去することにより、一つ
のガスケット本体15で金具4を用いて外装材6を施工
する壁面と、金具4を用いないで直接に施工される外装
材26とが混在する壁面であっても、その境界部分の縦
目地部のガスケット27を構成することができ、一種類
のガスケットで二種類のものに対応することが可能であ
る。
み25を利用して一部を切断除去することにより、一つ
のガスケット本体15で金具4を用いて外装材6を施工
する壁面と、金具4を用いないで直接に施工される外装
材26とが混在する壁面であっても、その境界部分の縦
目地部のガスケット27を構成することができ、一種類
のガスケットで二種類のものに対応することが可能であ
る。
【0016】また本発明は上述した実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば、金具4の端部をガスケット
本体15の平坦部の端縁17上へ載置して施工すること
も可能である。この場合には、金具4の取り付けと同時
に、ガスケット本体15の取り付けも可能である。
れるものではなく、例えば、金具4の端部をガスケット
本体15の平坦部の端縁17上へ載置して施工すること
も可能である。この場合には、金具4の取り付けと同時
に、ガスケット本体15の取り付けも可能である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
耐火用の金属板と、ガスケット本体とを脱着自在に組み
合わせる方式であり、金属板の重量が影響してガスケッ
トの反りが発生することがないので、縦目地方向に沿っ
た直線性に優れ、取扱い作業性並びに施工作業性が良
い。
耐火用の金属板と、ガスケット本体とを脱着自在に組み
合わせる方式であり、金属板の重量が影響してガスケッ
トの反りが発生することがないので、縦目地方向に沿っ
た直線性に優れ、取扱い作業性並びに施工作業性が良
い。
【0018】また本発明にあっては、上記に加えて、ガ
スケット本体の起立片の根元部に切断用の切り込みを刻
設したから、必要に応じて前記切り込みを利用してガス
ケット本体の一部を切断除去することにより、外壁面に
金具を介して外装材が取り付けられる部分と、直接取り
付けられる部分とが混在する場合に、その境界部分へも
適用することが可能である。
スケット本体の起立片の根元部に切断用の切り込みを刻
設したから、必要に応じて前記切り込みを利用してガス
ケット本体の一部を切断除去することにより、外壁面に
金具を介して外装材が取り付けられる部分と、直接取り
付けられる部分とが混在する場合に、その境界部分へも
適用することが可能である。
【0019】更に、本発明にあっては、ガスケット本体
の外装材裏面と接合する部分に、発泡成形された防水パ
ッキンを取り付けるようにしたから、裏面に凹凸が形成
される外装材であっても、その防水機能を発揮させるこ
とが可能である。
の外装材裏面と接合する部分に、発泡成形された防水パ
ッキンを取り付けるようにしたから、裏面に凹凸が形成
される外装材であっても、その防水機能を発揮させるこ
とが可能である。
【0020】更にまた、本発明にあっては、ガスケット
本体の中央部に隣位の外装材どうしの端面へ接合する起
立片をそれぞれ設けると共に、ガスケット本体の両端部
側に建物躯体側へ取り付けられる金具を当接載置するた
めの段部を形成したから、ガスケット本体の両端部側に
金具を当接載置した状態で、金具を胴縁等へ取り付ける
ことで、金具の取り付けと同時にガスケット本体を建物
躯体側へ取り付けることが可能である。
本体の中央部に隣位の外装材どうしの端面へ接合する起
立片をそれぞれ設けると共に、ガスケット本体の両端部
側に建物躯体側へ取り付けられる金具を当接載置するた
めの段部を形成したから、ガスケット本体の両端部側に
金具を当接載置した状態で、金具を胴縁等へ取り付ける
ことで、金具の取り付けと同時にガスケット本体を建物
躯体側へ取り付けることが可能である。
【0021】それに加えて、本発明にあっては、ガスケ
ット本体の中央部に隣位の外装材どうしの端面へ接合す
る起立片をそれぞれ設けると共に、該起立片から所定間
隔離れた位置に凸条を形成し、前記起立片と凸条との間
に縦排水路を形成したから、縦目地部から外装材の裏面
側へ雨水等が侵入したとしても、これを強制的に且つ一
気に排出することが可能である。
ット本体の中央部に隣位の外装材どうしの端面へ接合す
る起立片をそれぞれ設けると共に、該起立片から所定間
隔離れた位置に凸条を形成し、前記起立片と凸条との間
に縦排水路を形成したから、縦目地部から外装材の裏面
側へ雨水等が侵入したとしても、これを強制的に且つ一
気に排出することが可能である。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る外壁の出隅部
の横断面平面図である。
の横断面平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るものであり、
図(A)は金属板の横断面図、図(B)はガスケット本
体の横断平面図、図(C)は組み立てた状態を示す横断
面平面図である。
図(A)は金属板の横断面図、図(B)はガスケット本
体の横断平面図、図(C)は組み立てた状態を示す横断
面平面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るものであり、
外壁の出隅部の横断面平面図である。
外壁の出隅部の横断面平面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るガスケットの
横断面平面図である。
横断面平面図である。
【図5】従来の金具を利用して外装材を施工する壁面の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図6】従来技術に関するものであり、外壁の出隅部の
横断面平面図である。
横断面平面図である。
【図7】従来技術に関するものであり、図(A)はガス
ケット部の拡大横断面図、図(B)はガスケットの横断
面図、図(C)はガスケット設置部の縦断面図である。
ケット部の拡大横断面図、図(B)はガスケットの横断
面図、図(C)はガスケット設置部の縦断面図である。
1…建物躯体、2…胴縁、4…金具、6…外装材、7…
縦目地部、13…ガスケット、14…金属板、15…ガ
スケット本体、16…発泡成形された防水パッキン、2
1…起立片、23…凸条、24…排水路、25…切り込
み、26…外装材、27…ガスケット
縦目地部、13…ガスケット、14…金属板、15…ガ
スケット本体、16…発泡成形された防水パッキン、2
1…起立片、23…凸条、24…排水路、25…切り込
み、26…外装材、27…ガスケット
Claims (4)
- 【請求項1】外装材どうしの縦列の目地部に配設される
ガスケットであって、建物躯体側に配設される耐火用金
属板と、中央部に隣位の外装材どうしの端面へ接合する
起立片が設けられたガスケット本体とを脱着自在とした
ことを特徴とする乾式外装材用のガスケット。 - 【請求項2】外装材どうしの縦列の目地部に配設される
ガスケットであって、建物躯体側に配設される耐火用金
属板と、中央部に隣位の外装材どうしの端面へ接合する
起立片が設けられたガスケット本体とを脱着自在に組み
合わせて成り、ガスケット本体は前記起立片の根元部に
切断用の切り込みが刻設されていることを特徴とする乾
式外装材用のガスケット。 - 【請求項3】ガスケット本体の中央部に隣位の外装材ど
うしの端面へ接合する起立片をそれぞれ設けると共に、
ガスケット本体の両端部側に建物躯体側へ取り付けられ
る金具を当接載置するための段部を形成した請求項1又
は2に記載の乾式外装材用のガスケット。 - 【請求項4】ガスケット本体の中央部に隣位の外装材ど
うしの端面へ接合する起立片をそれぞれ設けると共に、
該起立片から所定間隔離れた位置に凸条を形成し、前記
起立片と凸条との間に縦排水路を形成した請求項1〜3
のいずれか一つに記載の乾式外装材用のガスケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13804399A JP2000328679A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 乾式外装材用のガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13804399A JP2000328679A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 乾式外装材用のガスケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000328679A true JP2000328679A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15212686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13804399A Pending JP2000328679A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 乾式外装材用のガスケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000328679A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009114800A (ja) * | 2007-11-09 | 2009-05-28 | Daiwa House Ind Co Ltd | 外壁構造およびその構築方法 |
-
1999
- 1999-05-19 JP JP13804399A patent/JP2000328679A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009114800A (ja) * | 2007-11-09 | 2009-05-28 | Daiwa House Ind Co Ltd | 外壁構造およびその構築方法 |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060907 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061003 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070220 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |