JP2000327204A - シート積載装置 - Google Patents

シート積載装置

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JP2000327204A
JP2000327204A JP11140863A JP14086399A JP2000327204A JP 2000327204 A JP2000327204 A JP 2000327204A JP 11140863 A JP11140863 A JP 11140863A JP 14086399 A JP14086399 A JP 14086399A JP 2000327204 A JP2000327204 A JP 2000327204A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のシートをスタックするシートスタック
台を有するシート積載装置において、シートのスタック
容量を減少させることなく、カールしたシートも円滑に
スタックさせることができるようにする。 【解決手段】 排出ローラ16,17から排出されたシ
ートSをスタックするシートスタック台20に切欠23
を形成し、ここに上下動可能な可動シート受け24を設
け、シートスタック台20に排出されるシートSの数が
増すに従って、その自重により、可動シート受け24を
下降させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート排出部から
排出されたシートをスタックするシートスタック台を有
するシート積載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記形式のシート積載装置は、各種の技
術分野における機械、装置に広く採用されている。例え
ば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、印刷機、又はこ
れらのうちの少なくとも2つの機能を備えた複合機など
として構成される画像形成装置や、原稿画像を読み取る
イメージスキャナなどにおいては、画像の形成された記
録媒体又は処理済みの原稿より成るシートを、上記形式
のシート積載装置のシートスタック台上に1枚ずつ排出
し、複数のシートをそのシートスタック台に積載するよ
うにしている。
【0003】図10は、かかるシート積載装置の一従来
例を示す断面図であり、シートSは一対の排出ローラ1
6A,17Aによって矢印BA方向に排出され、シート
スタック台20A上に載置される。このようにして、シ
ート排出部21Aから1枚ずつ排出されたシートSがシ
ートスタック台20Aにスタックされる。
【0004】上記形式のシート積載装置18Aにおいて
は、そのシートスタック台20A上に多数枚のシートS
をスタックできるように、シート排出部21Aと、その
近傍のシートスタック台部分との間に大きな段差HAが
形成されている。ところが、このような大きな段差HA
を設けると、シートSは紙、樹脂フィルム又は樹脂シー
トなどの可撓性を有するものであるため、図10に鎖線
で示すように、排出されるシートがカールしていると、
その先端側がシート排出部21Aの側を向いて大きく丸
まり、そのまま或いはこれが反転してシートスタック台
20A上に載置されることがある。
【0005】このような不具合を防止するには、段差H
Aを小さく設定すればよいが、このようにすると、シー
トスタック台20A上にスタックできるシートの枚数が
少なくなり、シート積載装置18Aのシート積載容量が
減少する欠点を免れない。
【0006】そこで、シートスタック台20Aのシート
排出部側端部28Aが上下動し得るように、シート排出
部から離れた側のシートスタック台端部25Aを回動可
能に枢支すると共に、そのシートスタック台20Aを、
図10には示していないスプリングによって最上位の位
置に持ち上げておき、シートスタック台20A上にスタ
ックされるシートの枚数が増大するに従って、そのシー
トの重量により、シートスタック台20Aを下方に押し
下げて行くように構成したシート積載装置が提案されて
いる。
【0007】ところが、この形式のシート積載装置にお
いては、シートスタック台はかなり大きなサイズを有し
ているため、かかるシートスタック台の全体を上下動可
能に支持するには、その支持部やスプリングの強度を高
める必要があるため、そのコストが大幅に上昇するおそ
れがあるばかりか、シートスタック台上にスタックされ
た多数枚のシートの束を取り出すとき、最下位の位置に
下降していた大サイズのシートスタック台の全体が、ス
プリングの作用によって急激に最上位の位置に復帰する
ので、大きな衝撃音が発生したり、シート束の取り出し
作業がやりずらくなるなどの欠点を免れない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した新
規な認識に基づきなされたものであって、その目的とす
るところは、シートの積載容量の減少を伴うことなく、
シートを正しくシートスタック台上にスタックさせるこ
とができ、しかも大きな衝撃音を発生せずに、スタック
されたシート束の取り出し作業を楽に行うことのできる
冒頭に記載した形式のシート積載装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式のシート積載装置にお
いて、前記シートスタック台上にシートが載置されてい
ないときの最上位の位置と、シートスタック台上にスタ
ックされたシートの重量によって下方に下がった最下位
の位置との間を作動可能な可動シート受けと、該可動シ
ート受けを前記最上位の位置に向けて付勢する付勢手段
とを具備することを特徴とするシート積載装置を提案す
る(請求項1)。
【0010】その際、前記可動シート受けは、シートの
排出方向に長く延びていると共に、前記シート排出部に
近い側の端部が上下動し得るように、該シート排出部か
ら離れた側の端部が支持体に回動可能に支持され、かつ
該可動シート受けが最上位の位置を占めたとき、該可動
シート受けのシート受け面が、これに隣接するシートス
タック台部分の上面よりも上方に突出するように構成さ
れていると有利である(請求項2)。
【0011】また、上記請求項1に記載のシート積載装
置において、前記シートスタック台は、その一般面より
も上方に突出していてシートの排出方向に長く延びた突
部を有し、前記可動シート受けは、前記突部とシート排
出部との間に配置され、かつ該可動シート受けのシート
受け面は、該可動シート受けが前記最上位の位置を占め
たとき、該可動シート受けに隣接するシートスタック台
の一般面よりも上方に突出して、当該可動シート受けと
前記突部とが、シートの排出方向に延びるリブを構成し
ていると有利である(請求項3)。
【0012】さらに、上記請求項3に記載のシート積載
装置において、前記可動シート受けは、シート排出部に
近い側の端部が上下動し得るように、該シート排出部か
ら離れた側の端部が支持体に回動可能に支持されている
と有利である(請求項4)。
【0013】また、上記請求項3に記載のシート積載装
置において、前記可動シート受けは、シート排出部から
離れた側の端部が上下動し得るように、該シート排出部
に近い側の端部が支持体に回動可能に支持されていると
有利である(請求項5)。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0015】図1は画像形成装置の一例であるプリンタ
の内部構造を示す概略断面図である。画像形成装置本体
1内には、像担持体の一例であるドラム状の感光体2が
配置され、この感光体2が時計方向に回転駆動されると
き、帯電装置の一例である帯電ローラ3によって感光体
表面が所定の極性に一様に帯電される。その帯電面に
は、露光装置の一例であるレーザ書き込みユニット4か
ら出射する光変調されたレーザ光Lが照射され、これに
よって感光体表面に、画信号に対応した静電潜像が形成
され、この静電潜像は、現像装置5によってトナー像と
して可視像化される。現像装置5は、感光体2に対向配
置された現像ローラ6を有し、現像剤がその現像ローラ
6に担持されて搬送され、かかる現像剤によって、静電
潜像がトナー像として可視像化される。
【0016】一方、画像形成装置本体1の下部には、カ
ット紙、樹脂シート又は樹脂フィルムなどから成る可撓
性を備えたシートSが積載収容された給紙カセット7が
配置されている。本例では、このシートSは、記録媒体
としての用をなす。かかるシートSが給紙ローラ8の回
転によって1枚ずつ送り出される。送り出されたシート
Sは、一対のレジストローラ9,10の手前で一旦待機
し、次いでそのレジストローラ9,10の回転によっ
て、シートSは、感光体表面に形成されたトナー像に整
合するタイミングで、転写ローラ11より成る転写装置
と感光体2との間の転写部Tに向けて搬送される。この
とき、転写ローラ11には、感光体上のトナー像のトナ
ーとは逆極性の電圧が印加され、これによって、転写部
Tを通過するシートSの表面に、感光体表面に形成され
たトナー像が静電的に転写される。トナー像転写後の感
光体表面に付着する転写残トナーはクリーニング部材1
2によって除去され、次いでその感光体表面が図示して
いない除電ランプによって除電作用を受ける。
【0017】一方、転写部Tを通ったシートSは、定着
装置13の定着ローラ14と加圧ローラ15の間を通過
し、このとき熱と圧力の作用によって、シートSの表面
に転写されたトナー像がそのシート表面に定着される。
その後、シートSは矢印方向にそれぞれ回転する対をな
した排出ローラ16,17によって、矢印Bで示すよう
にシート積載装置18に排出される。
【0018】図2は、図1に示したシート積載装置18
の外観斜視図であり、ここに例示したシート積載装置1
8は、画像形成装置本体1の外装カバー19の上壁によ
って形成されたシートスタック台20を有している。画
像の形成されたシートSは、前述のように排出ローラ1
6,17によりシート積載装置18に排出されるので、
図示した例では、その排出ローラ16,17のシート出
口側がシート排出部21を構成し、シートSは、かかる
シート排出部21から1枚ずつ矢印B方向に排出され、
図2に鎖線で示したように、シートスタック台20上に
載置され、ここに多数枚のシートSがスタックされる。
多数のシートSがシートスタック台20上に積み重ねら
れるのである(図3参照)。このように、シート積載装
置18は、シート排出部21から排出されたシートSを
スタックするシートスタック台20を有している。また
シートスタック台20のシート排出部側端部には、スタ
ックされたシートSを揃える板状の規制部22がほぼ垂
直に立上がった状態で連結されている。
【0019】ここで、先にも説明したように、シートス
タック台20上に多数枚のシートSをスタックできるよ
うに、シート排出部21と、この排出部側のシートスタ
ック台端部との間に大きな段差Hが形成されており、こ
のため、従来のシート積載装置においては、排出される
シートがカールしていると、これが正しくシートスタッ
ク台上に載置されなくなるおそれがあった。
【0020】そこで、本例のシート積載装置18におい
ては、図2に明示するように、シートスタック台20の
幅方向中央部に切欠23が形成され、この切欠23に可
動シート受け24が上下方向に作動可能に嵌合してい
る。ここに例示した可動シート受け24は、図1乃至図
3から明らかなように、シートSの排出方向Bに長く延
び、シート排出部21から離れた側の可動シート受け2
4の端部25は、外装カバー19の上壁の下側に入り込
み、その外装カバー19の舌片26に、枢ピン27を介
して回動可能に枢支されている。また、図1に示すよう
に、可動シート受け24のシート排出部側の端部28の
下面と、画像形成装置本体1のばね受け31との間に
は、付勢手段の一例である圧縮コイルスプリング(以
下、単にスプリングという)29が圧装されている。こ
のように、可動シート受け24は、そのシート排出部側
端部28が上下動し得るように、その反対側の端部25
が、支持体(図の例では外装カバー19)に回動可能に
支持され、シート排出部側端部28の下面がスプリング
29によって支えられている。
【0021】シートスタック台20上にシートSが載置
されていないとき、可動シート受け24は、スプリング
29の加圧作用によって、図1及び図2に示すように上
方に持ち上げられ、可動シート受け24のシート受け面
30、すなわち可動シート受け24の上端面が、これに
隣接するシートスタック台部分の上面よりも上方に突出
している。このときの可動シート受け24の位置を最上
位の位置と称することにする。
【0022】上述した状態で、シート排出部21から排
出されたシートSが、シートスタック台20上に排出さ
れるが、このとき可動シート受け24のシート受け面3
0はシートスタック台20の上面よりも上方に突出して
いるので、シート排出部21とシート受け面30との間
の段差hは、シート排出部21とシートスタック台20
の上面との間の段差Hよりも小さい。このため、シート
排出部21から排出される可撓性を有するシートSがカ
ールしていても、そのシートSは、矢印Bで示すよう
に、可動シート受け24のシート受け面30とシートス
タック台20の上面に滑り込むように搬送され、その上
に載置される。カールしたシートSが大きく巻き込む前
に、そのシートSの先端部分が可動シート受け24のシ
ート受け面30に当接し、その面に案内されながら滑ら
かにシートシート受け面30とシートスタック台20の
上面に載置されるのである。このようにシートSがカー
ルしていても、これがカールしたまま、或いはこれが反
転してシートスタック台20上に載置される不具合を阻
止できる。
【0023】また可動シート受け24は、シートSの排
出方向Bに長く延び、そのシート受け面30がシートス
タック台20の上面よりも上方に突出して位置している
ので、このシート受け面30とシートスタック台20の
上に排出されるシートSが、その全面に亘って、シート
スタック台20の平坦な上面にのみ接触することはな
く、図2に鎖線で示すように、シート受け面30と、そ
の両側のシートスタック台部分の両者にまたがって接触
する。このため、排出されるシートSの先端部分がシー
トスタック台20の上面に静電的に貼り付き、シートの
スタック不良を起こす不具合も防止できる。
【0024】仮に、可動シート受け24がなく、平坦な
シートスタック台20の上面にのみ、シートSが排出さ
れるとすると、そのシートの先端部分がシートスタック
台20の上面に接触したとき、その先端部分がシートス
タック台20の上面に密着して静電的に貼り付き、その
進行が止められ、シートの排出動作が引き続き行われる
間に、シートが丸まってしまい、スタック不良を起こす
おそれがある。ところが、シートSの排出方向に延びる
可動シート受け24を設けることによって、このような
不具合の発生を効果的に防止することができる。可動シ
ート受け24がシートSのスタック不良防止用のリブを
構成するのである。
【0025】上述のようにして、シートSが1枚ずつシ
ート積載装置18に排出されてスタックされるが、その
スタックされたシートSの枚数が増大するに従って、そ
の重量により、可動シート受け24は、そのシート排出
部側端部28が下方に下がる向きに回動する。可動シー
ト受け24が、スタックされたシートSの重量によっ
て、シートSが載置されていないときの最上位の位置か
ら下方に下がるのである。このようにして、シート排出
部21と可動シート受け24のシート受け面30との間
の段差が、スタックされたシートSの枚数が増えるに従
って漸次増大する。このため、スタックされたシートS
の枚数が増えても、シート排出部21から排出されるシ
ートSは、スタックされたシートに邪魔されることな
く、そのスタックされたシートの上に載置されて行く。
可動シート受け24が設けられてはいるが、これによっ
てシートSの積載容量が減ることはなく、多数枚のシー
トSをシートスタック台20上にスタックすることがで
きるのである。
【0026】スタックされたシートSの枚数がさらに増
大すると、その重量によって、可動シート受け24は、
図3に示すように最下位の位置まで下げられる。図示し
た例では、このとき可動シート受け24が切欠23に入
り込み、その上面のシート受け面30とシートスタック
台20の上面が面一状態となる。このようにして、例え
ば250乃至500枚程の大量のシートSをシートスタ
ック台20上にスタックすることができる。
【0027】ここで、作業者が図3に示すようにスタッ
クされたシートSの束を上方に持ち上げて取り出すと、
可動シート受け24は、スプリング29の加圧作用によ
って、図1及び図2に示した最上位の位置に回動する。
【0028】上述のように、シート積載装置18のシー
トスタック台20上にスタックされたシートSの枚数が
少ないときは、可動シート受け24のシート受け面30
がシートスタック台20の上面よりも上方に突出するの
で、シート排出部21から排出されるシートSを円滑
に、かつ正しく可動シート受け24とシートスタック台
20の上面に載置でき、しかもここにスタックされたシ
ートSの数が増大するに従って、可動シート受け24が
下方に下がるので、大量のシートをシートスタック台2
0の上にスタックすることができる。しかも、大サイズ
のシートスタック台20の全体が上下動するのではな
く、小サイズの可動シート受け24が上下動するように
構成されているので、シート積載装置18のコスト上昇
を抑えることができると共に、スタックされたシートS
を取り出して、可動シート受け24が最上位の位置に戻
るとき、大きな衝撃音が発生することを阻止でき、楽に
そのシート束の取り出し作業を行うことができる。
【0029】図1乃至図3に示した例では、可動シート
受け24を回動可能に枢支したが、可動シート受け24
の全体が上下方向に移動できるように支持することもで
きる。
【0030】上述のように、本例のシート積載装置18
は、シートスタック台上にシートが載置されていないと
きの最上位の位置と、シートスタック台上にスタックさ
れたシートの重量によって下方に下がった最下位の位置
との間を作動可能な可動シート受けと、その可動シート
受けを上述の最上位の位置に向けて付勢する付勢手段と
を具備している。この構成自体は、図4乃至図9を参照
して後述する実施形態例のシート積載装置にも共通する
ものである。
【0031】図1乃至図3に示したシート積載装置18
においては、可動シート受け24は、シートSの排出方
向Bに長く延びていると共に、シート排出部21に近い
側の端部28が上下動し得るように、そのシート排出部
21から離れた側の端部25が支持体に回動可能に支持
され、かつその可動シート受け24が最上位の位置を占
めたとき、該可動シート受け24のシート受け面30
が、これに隣接するシートスタック台部分の上面よりも
上方に突出するように構成されている。
【0032】これに対し、図4乃至図6に示した第2の
例のシート積載装置18と、図7乃至図9に示した第3
の例のシート積載装置18においては、シートスタック
台20が、その一般面32よりも上方に突出していてシ
ートSの排出方向Bに長く延びた突部33を有し、可動
シート受け24は、上記突部33とシート排出部21と
の間に配置され、しかも可動シート受け24のシート受
け面30は、該可動シート受け24が最上位の位置を占
めたとき、該可動シート受け24に隣接するシートスタ
ック台20の一般面32よりも上方に突出して、当該可
動シート受け24と上記突部33とが、シートSの排出
方向Bに延びるリブを構成している。
【0033】シートスタック台20の一般面32とは、
突部33の設けられた部分以外のシートスタック台20
の面であって、その突部33の上面よりも下方に位置す
る面である。図5及び図8に示すように、シートスタッ
ク台20の突部33とシート排出部21との間のシート
スタック台20の部分には切欠123が形成され、ここ
に、可動シート受け24が上下方向に作動可能に嵌合し
ている。このように、図4乃至図9に示したシート積載
装置18の可動シート受け24は、図1乃至図3に示し
た可動シート受け24よりも小サイズに形成されてい
る。
【0034】ここで、図4乃至図6に示した第2の例の
シート積載装置18の可動シート受け24は、シート排
出部21に近い側の端部28が上下動し得るように、シ
ート排出部21から離れた側の端部25が、支持体、こ
の例ではシートスタック台20の突部33に、枢ピン1
27を介して回動可能に支持されている。また、図4に
明示するように、可動シート受け24の端部28の下面
と、画像形成装置本体1のばね受け31の間に、付勢手
段の一例であるスプリング129が圧装されている。図
4乃至図6に示した第2の例の他の構成は、図1乃至図
3に示した第1の例の構成と変りはなく、図4乃至図6
における、図1乃至図3の部分に対応する部分には、図
1乃至図3に付した符号と同一の符号を付してある。
【0035】図4乃至図6に示した第2の例において
も、シートスタック台20上にシートが載置されていな
いとき、可動シート受け24は、図4及び図5に示した
最上位の位置を占め、その上面のシート受け面30がシ
ートスタック台20の一般面32よりも上方に位置して
いる。このため、このシートスタック台20と可動シー
ト受け24の上面に排出されてくるシートSは、図1乃
至図3に示した第1の例の場合と同じく、滑らかにかつ
正しくシートスタック台20と可動シート受け24の上
に載置される。
【0036】このとき、可動シート受け24と突部33
は、シートSの排出方向Bに連続して延びるリブを構成
しているので、シートスタック台20と可動シート受け
24の上に排出されるシートSが、シートスタック台2
0の上面に静電的に貼り付き、これが大きく丸まる不具
合も阻止できる。
【0037】シート積載装置18上にスタックされたシ
ートSの数が増大するに従って、図6に示すように可動
シート受け24がシートSの重量によってその端部28
が下方に下がる向きに回動するので、大量のシートSを
シートスタック台20上にスタックすることができる。
【0038】また図7乃至図9に示した第3の例におい
ては、可動シート受け24は、シート排出部21から離
れた側の端部25が上下動し得るように、該シート排出
部21に近い側の端部28が、支持体、図の例では画像
形成装置本体1に、枢ピン227を介して回動可能に支
持されている。可動シート受け24の端部28が、シー
ト排出部21の下方において、画像形成装置本体1に回
動可能に枢支されているのである。その際、図7に示す
ように、枢ピン227にねじりコイルばね229より成
る付勢手段が取り付けられ、このばね229によって、
可動シート受け24が図7及び図8に示した最上位の位
置に付勢されている。図7乃至図9に示した第3の例の
他の構成は、図1乃至図3に示した第1の例の構成と変
りはなく、図7乃至図9における、図1乃至図3に対応
する部分には、図1乃至図3に示した符号と同一の符号
を付してある。
【0039】図7乃至図9に示した第3の例において
も、シートスタック台20上にシートが載置されていな
いとき、可動シート受け24は、ねじりコイルばね22
9の作用で、図7及び図8に示した最上位の位置を占め
る。これにより、シート排出部21から排出されるシー
トSを滑らかにかつ正しくシートスタック台20と可動
シート受け24の上面に載置させることができる。しか
も可動シート受け24と突部33が直線状のリブを構成
するので、第2の例の場合と同じく、シートSを円滑に
かつ正しく載置できる。そして、スタックされたシート
の枚数が増えるに従って、可動シート受け24は枢ピン
227のまわりに図7における時計方向に回動し、その
端部25が下方に下がるので、大量のシートSをシート
積載装置18にスタックできることも先の例と変りはな
い。図9は、可動シート受け24が最下位の位置を占め
た様子を示している。そのシートSの束を取り出すと、
可動シート受け24はねじりコイルばね229の作用
で、図7及び図8に示した最上位の位置に戻る。
【0040】また第3の例においては、図7に示すよう
に、シート排出部21に近い側の可動シート受け端部2
8が、シート排出部21から離れた側の可動シート受け
端部25よりも上方に位置しているので、カールしたシ
ートSが排出されるとき、そのシートSと、可動シート
受け24のシート受け面30とのなす角度αが、先の第
1及び第2の例の場合よりも小さくなり、このシートS
をより安定した状態で正しくシートスタック台20と可
動シート受け24の上面に案内することができる。
【0041】上述のように、第2及び第3の例のシート
積載装置18によっても、第1の例のシート積載装置と
同じ作用効果を奏することができるが、そのほか、第2
及び第3の例では、可動シート受け24のサイズを、第
1の例の可動シート受け24よりも小さくできるので、
シート積載装置18のコストをより一層低減できると共
に、可動シート受け24の変位量を少なくできるため、
スタックされたシートSの束を取り出して、可動シート
受け24が最上位の位置に戻ったときの衝撃音をより一
層小さくでき、シート束の取り出し作業を一層容易に行
うことが可能となる。
【0042】本発明は、上述した実施形態例を各種改変
して構成することもでき、例えば可動シート受けを複数
個設けることもできる。
【0043】また本発明は、記録媒体より成るシートを
積載するシート積載装置に限らず、例えば各種の画像形
成装置、或いはイメージスキャナなどにおける自動原稿
送り装置のシート(この場合には原稿)を積載する装置
にも適用できる。記録媒体を丁合してスタックするソー
タなどにも、本発明の適用が可能である。
【0044】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、シート
の積載容量、すなわちスタックできるシートの枚数を減
らすことなく、排出される各シートを正しく円滑にスタ
ックすることが可能である。しかも大きな衝撃音の発生
を伴うことなく、スタックされたシートの束を取り出す
ことができる。
【0045】請求項2に記載の発明によれば、可動シー
ト受けが、排出されるシートを正しくスタックさせるリ
ブとしての機能を果たすことができる。
【0046】請求項3乃至5に記載の発明によれば、突
部と可動シート受けが、排出されるシートを正しくスタ
ックさせるリブとしての機能を果たすことができると共
に、可動シート受けを一層小型化でき、より一層のコス
トの低減を達成でき、しかもスタックされたシート束を
取り出したときの衝撃音の発生をより一層効果的に抑制
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シート積載装置を有する画像形成装置の概略断
面図である。
【図2】図1に示したシート積載装置の外観斜視図であ
る。
【図3】図1に示したシート積載装置にシートがスタッ
クされたときの様子を示す断面図である。
【図4】図1に示したシート積載装置とは異なるシート
積載装置を備えた画像形成装置の概略断面図である。
【図5】図4に示したシート積載装置の外観斜視図であ
る。
【図6】図4に示したシート積載装置にシートがスタッ
クされたときの様子を示す断面図である。
【図7】図1に示したシート積載装置とはさらに異なる
シート積載装置を備えた画像形成装置の概略断面図であ
る。
【図8】図7に示したシート積載装置の外観斜視図であ
る。
【図9】図7に示したシート積載装置にシートがスタッ
クされたときの様子を示す断面図である。
【図10】従来のシート積載装置の一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
18 シート積載装置 20 シートスタック台 21 シート排出部 24 可動シート受け 25 端部 28 端部 30 シート受け面 32 一般面 33 突部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート排出部から排出されたシートをス
    タックするシートスタック台を有するシート積載装置に
    おいて、 前記シートスタック台上にシートが載置されていないと
    きの最上位の位置と、シートスタック台上にスタックさ
    れたシートの重量によって下方に下がった最下位の位置
    との間を作動可能な可動シート受けと、該可動シート受
    けを前記最上位の位置に向けて付勢する付勢手段とを具
    備することを特徴とするシート積載装置。
  2. 【請求項2】 前記可動シート受けは、シートの排出方
    向に長く延びていると共に、前記シート排出部に近い側
    の端部が上下動し得るように、該シート排出部から離れ
    た側の端部が支持体に回動可能に支持され、かつ該可動
    シート受けが最上位の位置を占めたとき、該可動シート
    受けのシート受け面が、これに隣接するシートスタック
    台部分の上面よりも上方に突出する請求項1に記載のシ
    ート積載装置。
  3. 【請求項3】 前記シートスタック台は、その一般面よ
    りも上方に突出していてシートの排出方向に長く延びた
    突部を有し、前記可動シート受けは、前記突部とシート
    排出部との間に配置され、かつ該可動シート受けのシー
    ト受け面は、該可動シート受けが前記最上位の位置を占
    めたとき、該可動シート受けに隣接するシートスタック
    台の一般面よりも上方に突出して、当該可動シート受け
    と前記突部とが、シートの排出方向に延びるリブを構成
    する請求項1に記載のシート積載装置。
  4. 【請求項4】 前記可動シート受けは、シート排出部に
    近い側の端部が上下動し得るように、該シート排出部か
    ら離れた側の端部が支持体に回動可能に支持されている
    請求項3に記載のシート積載装置。
  5. 【請求項5】 前記可動シート受けは、シート排出部か
    ら離れた側の端部が上下動し得るように、該シート排出
    部に近い側の端部が支持体に回動可能に支持されている
    請求項3に記載のシート積載装置。
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