JP2000327159A - 自動原稿送り装置 - Google Patents

自動原稿送り装置

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JP2000327159A
JP2000327159A JP11134871A JP13487199A JP2000327159A JP 2000327159 A JP2000327159 A JP 2000327159A JP 11134871 A JP11134871 A JP 11134871A JP 13487199 A JP13487199 A JP 13487199A JP 2000327159 A JP2000327159 A JP 2000327159A
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Tomiyoshi Misumi
富義 三角
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿読み取り部に原稿を搬送する自動原稿送
り装置において、原稿の画像面上の汚れが原稿読み取り
部に付着して、正常な画像読み取りが行われなくなるこ
とを防止する。 【解決手段】 原稿読み取り部14よりも、原稿Dの搬
送方向Aにおける上流側に、クリーニングローラ15A
を設け、そのクリーニングローラ15Aに接触する原稿
Dの画像面の汚れを、クリーニングローラ15Aに転移
させて、画像面を清掃し、原稿読み取り部14に汚れが
付着することを未然に防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像面に形
成された原稿画像の読み取りが行われる原稿読み取り部
に当該原稿を搬送する原稿搬送手段を備え、前記原稿読
み取り部は、該原稿読み取り部に搬送された原稿の画像
面に接触する位置に配置されている自動原稿送り装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機、ファクシミリ、印刷機又は
これらの少なくとも2つの機能を備えた複合機などとし
て構成される画像形成装置や、イメージスキャナなどに
採用される上記形式の自動原稿送り装置は従来より周知
である。原稿読み取り部は、例えば、原稿が載置される
コンタクトガラスや、原稿画像を読み取る原稿読み取り
センサや、かかるセンサと原稿との間に配置された透明
ガラスなどから構成される。原稿は、このような原稿読
み取り部に搬送され、ここで原稿読み取り部に接触して
原稿画像を読み取られる。
【0003】ところで、上述のように原稿読み取り部に
搬送される原稿の画像面に塵や埃などの異物や、半乾き
の描画材や修正液などが付着していることがある。例え
ば原稿作成時に使用したボールペンのインキ等の描画材
が半乾きのまま原稿の画像面に付着しているのである
が、このような半乾きの描画材や修正液、或いは異物が
付着した原稿が、そのまま原稿読み取り部に搬送される
と、その描画材や修正液、或いは異物が原稿読み取り部
に付着し、次回の原稿画像の読み取り時に、その付着物
が画像として読み取られ、正常な画像読み取りが行われ
なくなるおそれがある。
【0004】上述の塵や埃などの異物や、半乾きの修正
液や描画材などを「汚れ」と称することにすると、かか
る汚れが原稿読み取り部に付着したときは、これを除去
すべく、原稿読み取り部を清掃すればよい。ところがこ
のような清掃作業は大変煩しい。しかも、原稿読み取り
部に汚れが付着した事実は、正常な原稿画像の読み取り
が行われない不具合が発生して初めて気付くのが普通で
ある。原稿読み取り部に汚れが付着することを未然に防
ぐことができれば、このような不具合の発生自体を阻止
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した新
規な認識に基づきなされたものであって、その目的とす
るところは、原稿読み取り部に汚れが付着することを未
然に防止することの可能な冒頭に記載した形式の自動原
稿送り装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式の自動原稿送り装置に
おいて、前記原稿読み取り部よりも原稿搬送方向上流側
の部分に、搬送される原稿の画像面に接触して、該画像
面を清掃するクリーニング部材を設けたことを特徴とす
る自動原稿送り装置を提案する(請求項1)。
【0007】その際、前記クリーニング部材は、搬送さ
れる原稿の画像面に接触して回転するクリーニングロー
ラより成ると有利である(請求項2)。
【0008】また、上記請求項2に記載の自動原稿送り
装置において、前記クリーニングローラは、前記原稿の
画像面に接触する周面部分が、該原稿の搬送方向と同じ
向きであって、かつ該原稿の搬送速度と同じ周速で移動
するように回転駆動されると有利である(請求項3)。
【0009】さらに、上記請求項1乃至3のいずれかに
記載の自動原稿送り装置において、前記クリーニング部
材に圧接する加圧部材を有していると有利である(請求
項4)。
【0010】また、上記請求項1乃至4のいずれかに記
載の自動原稿送り装置において、前記クリーニング部材
は、搬送される原稿の全幅に亘って接触できる長さを有
していると有利である(請求項5)。
【0011】さらに、上記請求項1乃至5のいずれかに
記載の自動原稿送り装置において、前記クリーニング部
材は着脱可能に装着され、かつ当該クリーニング部材
は、本体と、該本体に着脱可能に取り付けられた清掃部
片とを有し、該清掃部片が、前記原稿の画像面に接触し
て該画像面を清掃するように構成されていると有利であ
る(請求項6)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0013】図1はファクシミリにおける自動原稿送り
装置を示す部分断面概略図である。例えばシート状の用
紙又は樹脂シートやフィルムなどからなる原稿Dは、上
下に重ね合わされて原稿載置台1上にセットされる。こ
のとき、最上位原稿の上面に、ばね2によって加圧され
た押え部材3が圧接し、束になった原稿Dを介して押え
部材3に対向配置された原稿取り込みローラ4に最下位
原稿の下面が圧接する。各原稿Dは、読み取られるべき
原稿画像の形成された画像面を下側に向けてセットされ
る。
【0014】後述するように原稿は矢印A方向に搬送さ
れるが、その搬送経路を区画するように上下のガイド板
5,6が設けられ、かつその搬送経路に沿って、原稿フ
ィードローラ7及びこれに対をなして当該原稿フィード
ローラ7の周面に圧接する原稿分離ローラ8、第1搬送
ローラ9及びこれと対をなす第1圧接ローラ10、第2
搬送ローラ11及びこれと対をなす第2圧接ローラ12
がそれぞれ配設されている。原稿取り込みローラ4は原
稿載置台1に対して回転可能に支持され、また原稿フィ
ードローラ7と、第1及び第2搬送ローラ9,11は下
側のガイド板6に対し、さらに原稿分離ローラ8と第1
及び第2圧接ローラ10,12は上側のガイド板5に対
してそれぞれ回転可能に支持されている。また、原稿フ
ィードローラ7は、その周面の一部が原稿載置台先端部
の上面1Aよりも上方に突出し、第1及び第2搬送ロー
ラ9,11も、その周面の一部が、下側のガイド板6の
上面よりも上方に突出している。
【0015】さらに、第1搬送ローラ9と第2搬送ロー
ラ11との間には、画像読み取り装置の一例である原稿
読み取りセンサ13が配置されている。図示した例で
は、このセンサ13は所謂密着センサとして構成され、
その上面が、原稿画像の読み取りが行われる原稿読み取
り部14を構成する。
【0016】ファクシミリのスタートボタン(図示せ
ず)が押下されると、同じく図示していない駆動装置に
よって、原稿取り込みローラ4と、原稿フィードローラ
7と、第1及び第2搬送ローラ9,11がそれぞれ図1
における反時計方向に回転駆動され、各ローラ7,9,
11と対をなす原稿分離ローラ8と第1及び第2圧接ロ
ーラ10,12がそれぞれ時計方向に従動回転する。原
稿取り込みローラ4の回転により、原稿載置台1上の最
下位の原稿Dが、原稿取り込みローラ4から受ける摩擦
力によって矢印A方向に搬送される。この原稿は原稿フ
ィードローラ7及び分離ローラ8の間を通り、さらに第
1搬送ローラ9と第1圧接ローラ10により一定速度で
搬送されながら、これらのローラ9,10の間を通り、
原稿読み取りセンサ13の上面、すなわち原稿読み取り
部14に接しながら、ここを通過する。この時、原稿D
の画像面に形成された文字、イラストなどの画像が、原
稿読み取りセンサ13によって読み取られる。引き続
き、この原稿は第2搬送ローラ11と第2圧接ローラ1
2によってさらに搬送され、図示していない原稿排出部
に排出される。
【0017】原稿載置台1から複数枚の原稿が同時に送
り出され、最下位原稿よりも上側の原稿が分離ローラ8
に至ると、分離ローラ8が停止することにより、最上位
原稿以外の原稿が原稿読み取り部14に給送されること
はない。このように、原稿分離ローラ8は、原稿フィー
ドローラ7と協働して、原稿の重送を防止する原稿分離
手段の一例を構成している。このように、原稿は1枚ず
つ原稿読み取り部14に送られ、その原稿読み取り部1
4に接触しながら、ここを通過するとき、その原稿画像
が原稿読み取りセンサ13によって読み取られる。
【0018】上述のように、自動原稿送り装置は、原稿
Dの画像面に形成された原稿画像の読み取りが行われる
原稿読み取り部14に当該原稿Dを搬送する原稿搬送手
段を備えていて、原稿読み取り部14は、その原稿読み
取り部14に搬送された原稿Dの画像面に接触する位置
に配置されている。そして、図示した例では、原稿取り
込みローラ4、原稿フィードローラ7、原稿分離ローラ
8、第1搬送ローラ9及び第1圧接ローラ10が、上記
原稿搬送手段の一例を構成しているが、かかる原稿搬送
手段以外の構成を適宜採用できることは周知の通りであ
る。
【0019】ところで、先に説明したように、原稿読み
取り部14に搬送される原稿の画像面に塵や埃などの異
物や、半乾きの描画材や修正液などの汚れが付着してい
ることがあり、かかる原稿をそのまま原稿読み取り部1
4に給送すると、従来の自動原稿送り装置においては、
その汚れが原稿読み取り部14に付着するおそれがあっ
た。ユーザがその事実の気付かずに原稿画像の読み取り
を行ってしまえば、その読み取り時に、原稿読み取りセ
ンサ13は、これに付着した汚れを例えば黒いすじ状の
画像であるとして読み取ってしまい、正常な画像読み取
りが行われなくなる。
【0020】そこで、図1に示した自動原稿送り装置に
おいては、原稿読み取り部14よりも原稿搬送方向上流
側の部分に、搬送される原稿Dの画像面に接触して、該
画像面を清掃するクリーニング部材15が設けられてい
る。図1には、クリーニング部材15を1つ設けた例を
示したが、原稿の搬送経路に沿って複数のクリーニング
部材を設けることもできる。また、図1に示したクリー
ニング部材は、原稿分離ローラ8より成る原稿分離手段
よりも、原稿の搬送方向下流側に配置されているが、こ
れ以外の個所にクリーニング部材15を配置することも
できる。
【0021】原稿載置台1から送り出された原稿Dは、
原稿読み取り部14に達する前に、クリーニング部材1
5に接触する。このとき、原稿Dの画像面に付着した汚
れ、すなわち塵、埃、半乾きの描画材、修正液などが、
クリーニング部材15によって除去され、その画像面が
清掃される。このため、この原稿が原稿読み取り部14
を通過するとき、その原稿読み取り部14に汚れが付着
することはなく、正常な画像読み取りが行われる。原稿
読み取り部に汚れが付着する不具合を未然に防止するこ
とができるのである。
【0022】クリーニング部材15としては、原稿Dの
画像面に接触するブレード状部材、或いはブラシなどの
適宜な部材を用いることができるが、図1に示した自動
原稿送り装置においては、図2及び図3にも示すよう
に、クリーニング部材15が、搬送される原稿Dの画像
面に接触して回転するクリーニングローラ15Aにより
構成されている。このクリーニングローラ15Aは下側
のガイド板6に対して回転可能に支持されている。クリ
ーニング部材15として、かかるクリーニングローラ1
5Aを用いると、画像面に大きな外力を与えず、従って
その画像面に付着した半乾きの描画材や修正液を引き伸
ばして、これを広げてしまう不具合を伴うことなく、効
率よく画像面を清掃することができる。
【0023】クリーニングローラ15Aを回転自在に支
持し、搬送される原稿によって、そのクリーニングロー
ラ15Aを従動回転させるように構成しても上述した効
果を奏することができるが、そのクリーニングローラ1
5Aを、駆動装置によって、その周面が原稿の搬送速さ
を同じ速さに移動するように駆動すると特に有利であ
る。すなわち、クリーニングローラ15Aは、原稿Dの
画像面に接触する周面部分が、該原稿Dの搬送方向Aと
同じ向きであって、かつ該原稿Dの搬送速度と同じ周速
で移動するように回転駆動されるように構成するのであ
る。このように、クリーニングローラ15Aを、原稿D
の搬送速度と同期させて回転駆動することにより、クリ
ーニングローラ15Aが、搬送される原稿Dの画像面に
対して滑ることがなくなり、画像面の汚れをクリーニン
グローラ15Aの周面に効率よく転移させることができ
る。
【0024】また図1に示した自動原稿送り装置は、ク
リーニング部材15に圧接する加圧部材16を有してお
り、搬送される原稿Dは、クリーニング部材15と加圧
部材16の間を通り、このときその原稿Dの画像面がク
リーニング部材15に押圧される。これにより、画像面
の汚れをより一層効率よくクリーニング部材15に転移
させることができる。
【0025】加圧部材16としては、クリーニング部材
15に圧接する加圧板、ブラシ、或いはブレードなどを
適宜用いることもできるが、図1に示した自動原稿送り
装置においては、図2にも示すように、当該加圧部材1
6が上側のガイド板5に対して回転自在に支持された加
圧ローラ16Aとして構成され、その加圧ローラ16A
が、直接、又は搬送される原稿Dを介してクリーニング
ローラ15Aに圧接しながら従動回転するように構成さ
れている。これにより、原稿Dを円滑に搬送しながら、
その画像面をクリーニングローラ15Aに押圧し、効率
よく汚れをクリーニングローラ15Aの周面に転移させ
ることができる。
【0026】また、図3に示すように、クリーニングロ
ーラ15Aより成るクリーニング部材15は、搬送され
る原稿Dの幅Wよりも長く形成されている。すなわち、
クリーニング部材15は、搬送される原稿Dの全幅Wに
亘って接触できる長さLを有しているのである。これに
より、原稿Dの画像面の全体がクリーニング部材15に
接触することができ、画像面のいかなる部位に付着した
汚れも除去でき、読み取り部14に汚れが付く不具合を
より一層確実に回避することができる。
【0027】さらに、クリーニング部材15の少なくと
も原稿画像面に接触する部分、図の例ではクリーニング
ローラ15Aの周面部分が、原稿Dの画像面上の汚れを
吸着しやすい材料、例えばスポンジや布などによって構
成されている。これにより、効率よく原稿画像面に付着
した汚れをクリーニング部材15に吸着することができ
る。
【0028】クリーニング部材15には、汚れが転移す
るので、そのクリーニング部材自体が経時的に汚れ、画
像面に対する清掃効率が経時的に劣化することが考えら
れる。そこで、クリーニング部材15を、図1に示した
下側のガイド板6より成る支持体に着脱可能に装着し、
そのクリーニング部材15を定期的又は必要に応じて、
新たなクリーニング部材15と交換できるように構成す
ることが望ましい。これにより、常に効率よく画像面の
汚れを除去することが可能となる。
【0029】上述のように、汚れたクリーニング部材1
5は、その全体を廃棄するようにしてもよいが、このよ
うにすると廃棄物の量を増やすおそれがある。そこで、
図2及び図3に明示するように、クリーニング部材15
を支持体に着脱可能に装着すると共に、当該クリーニン
グ部材15が、本体17と、その本体17に着脱可能に
取り付けられた清掃部片18とを有し、その清掃部片1
8が、搬送される原稿Dの画像面に接触して該画像面を
清掃するように構成することが望ましい。
【0030】例えば、図2及び図3に示すようにクリー
ニング部材15がクリーニングローラ15Aから構成さ
れているとき、中心軸19に固定されたローラ本体20
によって、クリーニング部材15の本体17を構成し、
そのローラ本体20のまわりに、布やスポンジなどから
成る筒状の清掃部片18を装着し、その清掃部片18に
画像面に付着した汚れを吸着させる。そして、その清掃
部片18が汚れたときは、クリーニングローラ15Aを
下側のガイド板6(図1)より成る支持体から外し、そ
の清掃部片18を図3に矢印Bで示した方向に引き、該
清掃部片18をローラ本体20から抜き出す。次いで、
新たな清掃部片18をローラ本体20に装着し、そのク
リーニングローラ15Aを下側のガイド板6に対して取
付けて使用するのである。
【0031】或いは図4に示すように、汚れた清掃部片
18をカットしてから、その清掃部片18をローラ本体
20から外し、次いで新たな清掃部片18をローラ本体
20に巻き付けて、図示していない係止部材又は接着剤
などによってその清掃部片18をローラ本体20に固定
し、これを使用する。
【0032】上述のようにすれば、汚れた清掃部片18
は廃棄するとしても、本体17の方は、何度も繰返し使
用できるので、廃棄物の量を最少限に抑えることができ
る。
【0033】図1に示した例では、原稿読み取りセンサ
13の表面が原稿読み取り部14を構成しているが、原
稿搬送経路に沿って、搬送される原稿が接触するガラス
板を設け、そのガラス板に対向する領域に、例えばCC
Dの如き原稿読み取り装置を設けた自動原稿送り装置に
も上述した構成を全て採用することができる。この例の
場合には、原稿が接触するガラス板の面が原稿読み取り
部を構成する。
【0034】また本発明は、ファクシミりに限らず、複
写機、印刷機、又はイメージスキャナなどの自動原稿送
り装置にも適用できる。電子複写機の場合には、例え
ば、原稿載置台上にセットされた原稿を1枚ずつ、搬送
ローラなどから成る原稿給送装置によってコンタクトガ
ラスへ向けて送り、そのコンタクトガラスに対向配置さ
れた原稿搬送ベルトによって、当該原稿をコンタクトガ
ラス上に搬送し、そのコンタクトガラス上に停止させ
る。そして、そのコンタクトガラス上の原稿を照明走査
し、その原稿画像を感光体、又はCCDなどの画像読み
取り装置に結像させることにより、原稿画像の読み取り
を行う(例えば実公平7−50364号公報参照)。か
かる自動原稿送り装置の場合には、上述のコンタクトガ
ラスが、原稿の画像面に形成された原稿画像の読み取り
が行われる原稿読み取り部を構成し、また上述の原稿給
送装置と原稿搬送ベルトが、原稿読み取り部に原稿を搬
送する原稿搬送手段を構成する。そして、コンタクトガ
ラスより成る原稿読み取り部が、そのコンタクトガラス
に搬送された原稿の画像面に接触する位置に配置されて
いる。かかる自動原稿送り装置の場合にも、コンタクト
ガラスから成る原稿読み取り部よりも原稿搬送方向上流
側の部分に、搬送される原稿の画像面に接触して、該画
像面を清掃するクリーニング部材を設け、しかも前述の
各構成を適宜採用することによって、コンタクトガラス
表面に汚れが付着して原稿画像の読み取りが正しく行わ
れなくなる不具合を阻止することができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、原稿読
み取り部に汚れが付着することを未然に防止し、常に正
常な画像読み取りを行うことが可能となる。
【0036】請求項2に記載の発明によれば、搬送され
る原稿の画像面に大きな外力を与えず、効率よくその画
像面の汚れを除去することができる。
【0037】請求項3に記載の発明によれば、搬送され
る原稿の画像面に対してクリーニングローラが滑ること
をなくし、画像面の汚れをクリーニングローラの周面に
効率よく転移させることができる。
【0038】請求項4に記載の発明によれば、搬送され
る原稿の画像面をクリーニング部材に押圧して、その画
像面の汚れをより一層効率的に除去することができる。
【0039】請求項5に記載の発明によれば、原稿の画
像面のいかなる個所に付着した汚れも除去できる。
【0040】請求項6に記載の発明によれば、汚れた清
掃部片を廃棄するとしても、クリーニング部材の本体に
ついては、何度も繰返し使用でき、廃棄物の量を減少さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動原稿送り装置の一例を示す部分断面概略図
である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】クリーニングローラの斜視図である。
【図4】クリーニングローラの本体から清掃部片を外す
ときの様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
14 原稿読み取り部 15 クリーニング部材 15A クリーニングローラ 16 加圧部材 17 本体 18 清掃部片 A 搬送方向 D 原稿 L 長さ W 幅

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像面に形成された原稿画像の読
    み取りが行われる原稿読み取り部に当該原稿を搬送する
    原稿搬送手段を備え、前記原稿読み取り部は、該原稿読
    み取り部に搬送された原稿の画像面に接触する位置に配
    置されている自動原稿送り装置において、 前記原稿読み取り部よりも原稿搬送方向上流側の部分
    に、搬送される原稿の画像面に接触して、該画像面を清
    掃するクリーニング部材を設けたことを特徴とする自動
    原稿送り装置。
  2. 【請求項2】 前記クリーニング部材は、搬送される原
    稿の画像面に接触して回転するクリーニングローラより
    成る請求項1に記載の自動原稿送り装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニングローラは、前記原稿の
    画像面に接触する周面部分が、該原稿の搬送方向と同じ
    向きであって、かつ該原稿の搬送速度と同じ周速で移動
    するように回転駆動される請求項2に記載の自動原稿送
    り装置。
  4. 【請求項4】 前記クリーニング部材に圧接する加圧部
    材を有している請求項1乃至3のいずれかに記載の自動
    原稿送り装置。
  5. 【請求項5】 前記クリーニング部材は、搬送される原
    稿の全幅に亘って接触できる長さを有している請求項1
    乃至4のいずれかに記載の自動原稿送り装置。
  6. 【請求項6】 前記クリーニング部材は着脱可能に装着
    され、かつ当該クリーニング部材は、本体と、該本体に
    着脱可能に取り付けられた清掃部片とを有し、該清掃部
    片が、前記原稿の画像面に接触して該画像面を清掃する
    請求項1乃至5のいずれかに記載の自動原稿送り装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7545544B2 (en) 2005-09-22 2009-06-09 Fuji Xerox Co., Ltd. Image reading apparatus and image forming apparatus
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