JP2004137001A - 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】透明部材表面の汚れを防ぐことのできる画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】上方に湾曲した原稿搬送通路Rにより、原稿を画像読取手段による透明部材4上の読取位置5aの上流から読取位置5aに向って下降させ、読取位置通過後は下流に向って上昇させるようにする。そして、読取位置5aの上流に、原稿が読取位置5aに向って下降する際、原稿の透明部材4に臨む面に当接する当接部材4aを設け、原稿が読取位置5aを通過する際、原稿搬送通路Rの湾曲形状によって原稿を透明部材4の方向に撓ませることにより透明部材4に接触させ、かつ透明部材4に臨む面を当接部材4aに当接させながら通過させるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】上方に湾曲した原稿搬送通路Rにより、原稿を画像読取手段による透明部材4上の読取位置5aの上流から読取位置5aに向って下降させ、読取位置通過後は下流に向って上昇させるようにする。そして、読取位置5aの上流に、原稿が読取位置5aに向って下降する際、原稿の透明部材4に臨む面に当接する当接部材4aを設け、原稿が読取位置5aを通過する際、原稿搬送通路Rの湾曲形状によって原稿を透明部材4の方向に撓ませることにより透明部材4に接触させ、かつ透明部材4に臨む面を当接部材4aに当接させながら通過させるようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特に画像読取手段を読み取り位置に停止した状態で画像を読み取るようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタル複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、画像形成部と、原稿を読み取る画像読取装置とを備え、この画像読取装置により読み取った画像情報に基づいて画像を形成するようにしたものがある。
【0003】
そして、この画像読取装置による原稿画像読み取り方法の1つとして、画像読取装置に備えられたプラテンガラスの所定の読み取り位置に画像読み取り手段を固定し、この読み取り位置上を、原稿を一定の速度で移動させることにより、画像を読み込む方法(以下、流し読みという)が知られている。ここで、この流し読みは、原稿交換速度を速くできるという利点があり、大量の原稿を高速に処理する読み取り方法として、多くの製品で用いられている。
【0004】
ところで、このような流し読みにおいて、ピンボケや、原稿のばたつきによる画像ブレを防止し、安定した画像読み取りを行うためには、読み取り位置において、原稿のプラテンガラスからの浮き上がりを防止する必要がある。このため、従来は、例えば流し読み位置においてプラテンガラスに対して所定の間隔を隔てて回転駆動されるプラテンローラを設ける方法が用いられている。
【0005】
図5は、このようなプラテンローラを備えた従来の画像読取装置の、流し読みにより画像を読み取る読取部の構成を示すものであり、同図において、50はプラテンローラである。そして、このプラテンローラ50により、原稿Sをプラテンガラス53の表面に密着させながら通過させることにより、原稿画像を画像読み取り手段54によって確実に読み取ることができるようにしている。なお、このような構成の画像読取装置は、下記の特許文献に記載されている。
【0006】
【特許文献】
特開平06−133121号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来の画像読取装置においては、原稿を透明部材(プラテンガラス53)へ押し付けることにより原稿が透明部材から浮き上がらず、良好な読取画像を得ることができるが、原稿が透明部材にて直擦れするため、例えば、修正液、万年筆インク等が生乾きの原稿、糊が付いた状態或はポストイットを剥がした直後の原稿、鉛筆書きされた原稿等を通紙した場合には、修正液、糊等が透明部材の表面に付着し、表面が汚れてしまう。
【0008】
そして、このように表面が汚れてしまうと、例えば図6の(a)に示す原稿を読み取った際、(b)に示すように読取画像に副走査方向の黒スジが発生してしまい、この結果、読取画像に基づく形成画像の品質が低下してしまう。
【0009】
ここで、このような透明部材表面の汚れを防ぐには、例えば上記のような修正液、糊等が付着した原稿を通紙しないようにすればよいが、このようにした場合、使用制限原稿が増えユーザビリティが低下する。なお、透明部材表面を清掃することにより、付着した修正液、糊等を除去すれば良いが、これはユーザにとって手間がかかるようになる。
【0010】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、透明部材表面の汚れを防ぐことのできる画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取手段を備え、透明部材上を通過する原稿の画像を読み取る際には前記画像読取手段を前記透明部材の下方に停止した状態で画像を読み取るようにした画像読取装置において、前記原稿を前記画像読取手段による透明部材上の読取位置の上流から前記読取位置に向かって下降させ、読取位置通過後は下流に向かって上昇させる透明部材側に湾曲した原稿搬送通路と、前記読取位置の上流に設けられ、前記原稿が前記読取位置に向かって下降する際、該原稿の前記透明部材に臨む面に当接する当接部材と、を備え、前記原稿が前記読取位置を通過する際、前記原稿搬送通路の湾曲形状によって該原稿を前記透明部材の方向に撓ませることにより該透明部材に接触させ、かつ前記透明部材に臨む面を前記当接部材に当接させながら通過させるようにしたことを特徴とするものである。
【0012】
また本発明は、前記透明部材の上方に前記原稿を搬送する搬送ローラを設け、前記湾曲した原稿搬送通路は、前記搬送ローラの外周面に沿うように形成され、前記搬送ローラは前記透明部材とは当接しないように設けられたものであることを特徴とするものである。
【0013】
また本発明は、前記当接部材は、前記原稿が前記読取位置に向かって下降する際、角部が該原稿の前記透明部材に臨む面に当接するように構成されていることを特徴とするものである。
【0014】
また本発明は、前記読取位置は前記原稿搬送通路の略最下点であることを特徴とするものである。
【0015】
また本発明は、前記搬送ローラは前記原稿の原稿搬送方向と直交する幅方向の略中央に接触するように設けられ、前記搬送ローラの両側部には前記原稿の透明部材から離れる方向への動きを規制する規制手段を設けたことを特徴とするものである。
【0016】
また本発明は、前記規制手段は、略平面部を有する部材に白色系のシート材を貼り合わせたものであることを特徴とするものである。
【0017】
また本発明は、画像形成装置において、上記のいずれかに記載の画像読取装置と、前記画像読取装置により読み取った画像情報に基づいて画像を形成する画像形成部とを備えたことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
【0019】
図2は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置の斜視図、図3はその断面図である。
【0020】
図2及び図3において、50は画像読取装置であり、この画像読取装置50は、原稿読取搬送部A、読取ユニットBを備えている。ここで、読取ユニットBは、ブック原稿を読み取るためのプラテンガラス3と、ブック原稿をプラテンガラス3に押し付ける原稿圧板1と、流し読みをする際、原稿が通過する透明部材であるシートガラス4と、プラテンガラス3及びシートガラス4の下方を移動する画像読取手段である密着型イメージセンサ5を備えている。
【0021】
ここで、原稿圧板1は、読取ユニットBのユニット本体B1に、不図示のヒンジを介して開閉に保持されると共に、下面にはプラテンガラス上に載置されたブック原稿を読み取る時に原稿をプラテンガラス3に密着させるための圧板白地板2が取り付けられている。
【0022】
また、原稿圧板1の上方には複数枚の原稿Sが載置可能な原稿載置台1aが設けられており、この原稿載置台1aには原稿Sの搬送方向と直交する幅方向にスライド可能なスライダ1bが設けられている。そして、このスライダ1bにより原稿載置台1a上に載置された原稿Sの両端を揃えることができるようになっている。
【0023】
密着型イメージセンサ5は、光源としてのLEDアレイから原稿Sの画像情報面に光を照射し、画像情報面で反射した反射光をセルフォックレンズ(商標)でセンサ素子に結像して画像情報を読取るものである。
【0024】
そして、この密着型イメージセンサ5は、図3の矢印で示す左右方向に移動可能となっており、静止原稿読取、即ちブック原稿読取時は、図中の右側を走査することでブック原稿画像を読取り、原稿読取搬送部Aにより搬送された原稿を流し読みにて読取る場合は、同図の位置で固定され、搬送されてくる原稿Sを読取る構成となっている。
【0025】
原稿読取搬送部Aは、原稿載置台1aに載置された原稿Sを送り出すピックアップローラ8、ピックアップローラ8により送り出された原稿Sを分離する分離ローラ9及び分離パット10により構成される分離部と、分離部により1枚ずつ分離された原稿Sを搬送し、固定された密着型イメージセンサ5の上方を通過させる搬送ローラ6とを備えている。
【0026】
なお、同図において、7は搬送ローラ6の円弧と同一形状の略U字状の原稿搬送路(以下、Uターンパスという)であり、このUターンパス7には、原稿Sの先端位置を規制する原稿ストッパ13、原稿Sの有無を検出する原稿有無センサ11、搬送ローラ6に対向するコロ6a〜6d、排紙ローラ12、排紙ローラ12に対向するコロ12a、及び原稿Sの先端部及び後端部を検出する図示しない原稿エッジセンサ等が配置されている。
【0027】
このような原稿読取搬送部Aにおいては、操作者が原稿Sを原稿載置台1aに載置するとき、原稿Sの読取画像面を上側にして画像読取装置50の右側からセットされるようになっており、この原稿セットの際には、原稿Sの先端位置が原稿ストッパ13によって規制され、また原稿有無センサ11により原稿Sが有ることが検知される。
【0028】
そして、操作者が不図示の操作部から読取開始を指示すると、不図示の駆動部が回転し、ピックアップローラ8を回転自在に保持しているピックアップアーム8aが下方回動する。これにより、原稿ストッパ13がピックアップアーム8aによって押し下げられると共に、回転しているピックアップローラ8が原稿Sに当接し、原稿Sが送り出される。
【0029】
この後、送り出された原稿Sは原稿ストッパ13上の傾斜面を通り、分離ローラ9及び分離パット10によって1枚ずつに分離され、最上位の原稿SがUターンパス7の内部へと送り込まれる。
【0030】
さらに、このようにUターンパス7の内部へと送り込まれた原稿Sは搬送ローラ6と対向コロ6a〜6cによってUターンパス7に沿って搬送され、シートガラス4の直下に位置する密着型イメージセンサ5の読取位置へと搬送される。この後、図示しない原稿エッジセンサにより原稿Sの先端部が検知されると、その位置から所定量搬送されたところで、密着型イメージセンサ5による画像情報の読取りが開始される。
【0031】
ここで、原稿Sを搬送する搬送ローラ6は図4に示すように原稿読取幅全域ではなく、原稿搬送方向と直交する幅方向の中央のみ(本実施の形態では、約20mm幅)に当接しながら原稿Sを搬送すると共に、搬送ローラ6の両側にはシートガラス4からの浮き上がりを規制する規制手段である読取白地板14が配されている。
【0032】
これにより、画像を読み取る際、原稿Sは、搬送ローラ6の両側に配された読取白地板14によりシートガラス4から離れる方向への動きを規制されながら、幅方向の中央部に接する搬送ローラ6によりシートガラス4上の読取位置を通過し、これにより画像が読取られるようになっている。
【0033】
なお、本実施の形態において、密着型イメージセンサ5はプラテンガラス上に貼り付けた図示しない白基準シートにより、絶対白を取る構成としている。また、流し読みを行う場合には、この読取白地板14により、絶対白を取る構成としている。即ち、読取白地板14はバックグラウンドカラーとしての機能と、シートガラス4へ原稿Sを密着させ、かつ原稿搬送ガイドとしての機能を有するようになっている。
【0034】
そして、このように画像読取が開始された後、原稿は、シートガラス4の下流側に形成された後述するすくい上げ部によりすくい上げられ、この後、搬送ローラ6及び対向コロ6dによって搬送され、排紙ローラ12と対向コロ12aに向かう。なお、この時、排紙ローラ12の速度は、搬送ローラ6に対し、読取位置を通過する原稿Sが、即ち読取中の原稿が常に等速状態にて搬送がなされるような速度に設定されている。
【0035】
この後、図示しない原稿エッジセンサにより原稿Sの後端部が検知されると、その位置から所定量搬送されたところで、密着型イメージセンサ5による画像情報の読取りを終了する。そして、原稿Sは、排紙ローラ12によって原稿排出台兼用の原稿圧板1の上面へと排出される。なお、原稿搬送部A及び読取ユニットBでは、原稿有無センサ11が原稿無しを検知するまで上述した読取動作を繰り返す。
【0036】
ところで、図1は、流し読みにより原稿画像を読み取る読取部の拡大図であり、同図において、7aはUターンパス7の一部を構成する下部ガイド、7bはUターンパス7の一部を構成すると共に、既述したようにシートガラス4の下流側に形成され、原稿Sをすくい上げるすくい上げ部である。
【0037】
そして、搬送ローラ6と、これら下部ガイド7a及び原稿すくい上げ部7bとにより、原稿Sをシートガラス上の読取位置の上流から読取位置に向って下降させ、読取位置通過後は下流に向って上昇させる上方に湾曲した原稿搬送通路Rが形成される。ここで、このようにUターンパス7の下部部分に、このような湾曲形状を有する原稿搬送通路Rを設けることにより、原稿Sは、搬送ローラ6の外周面に沿って同図に示す読取位置に対応した読取ライン5aに向って下降した後、読取ライン通過後は下流に向かって上昇するようになっている。
【0038】
ところで、このように原稿Sが原稿搬送通路Rを通過する際、原稿搬送通路Rの湾曲形状により原稿Sはシートガラス側に撓むようになり、このように原稿Sが撓むと、例えば本実施の形態において、搬送ローラ6とシートガラス4の隙間aを0.5mm、原稿Sの厚さを0.1mmとすると、原稿Sはシートガラス4上の読取ライン5a付近で、自体の剛性により非常に軽い押圧でシートガラス4に接した状態となる。
【0039】
つまり、原稿Sが通過する読取位置近傍の原稿搬送通路Rを上方に湾曲した形状とすることによって原稿搬送通路Rを通過する際、原稿Sをシートガラス側に凸となるように撓ませるようにすることにより、原稿Sを自体の剛性により非常に軽い押圧でシートガラス4に接するようにすることができる。
【0040】
なお、このように原稿Sを自体の剛性によりシートガラス4に接するようにすることにより、原稿Sをシートガラス4に接するようにする他の手段を設ける必要がなくなるため、画像読取装置50の小型化を図ることができると共に、コストの低減が可能になる。
【0041】
ところで、同図において、4aはシートガラス4に貼り付けられた当接部材である段差シートであり、この段差シート4aは、原稿搬送通路Rを通過する際、角部である下流側エッジ4a1が原稿Sのシートガラス4に臨む面である読取面と直擦れするように配置されている。
【0042】
なお、本実施の形態において、このように下流側エッジ4a1が原稿Sの読取面に直擦れするよう、搬送ローラ6の径を40mm、搬送ローラ6とシートガラス4の隙間aを0.5mmとすると、この段差シート4aは、搬送ローラ6の最下点に対応する読取ライン5aからの距離cが読取ライン5aより搬送方向上流側に2mmとなる位置に配されると共に、例えばPETにより薄さbが0.2mmで形成されている。
【0043】
そして、このように下流側エッジ4a1が原稿Sの読取面に直擦れするようにすることにより、原稿Sの読取面にボールペンのインク溜まりや、生乾きの修正液、糊があった場合、下流側エッジ4a1により修正液、糊等が剥ぎ取られるようになる。これにより、修正液、糊等がシートガラス4に付着するのを防ぐことができる。
【0044】
さらに、既述したように原稿Sをシートガラス側に湾曲させて軽くシートガラス4に押圧した状態にて読取動作を行うようにすることにより、シートガラス4への修正液、糊等の付着をより減少させることができる。これにより、既述した図6に示したような副走査方向への黒スジが発生しない、常に安定した画像読み取りが可能となる。
【0045】
このように、原稿搬送通路Rの湾曲形状により、原稿Sが読取位置を通過する際、原稿Sをシートガラス4に当接させ、かつ原稿Sの読取面を段差シート4aに接触させることにより、修正液、糊等がシートガラス4に付着するのを防ぐことができ、シートガラス4の汚れに起因した画像読取の品質低下を防ぐことができる。この結果、原稿Sの表面状態を選ばず常に安定した読取画像を得ることができ、使い勝手の良い画像読取装置50を提供することが可能になる。
【0046】
ところで、これまでは画像読取装置単体の構成について述べてきたが、本発明はこれに限らず、例えば画像読取装置により読み取った画像情報に基づいて画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置に設けられる画像読取装置についても適用できることは言うまでもない。
【0047】
また、これまでは原稿Sをシートガラス4の上面に当接させながら原稿画像を読み取る構成について述べてきたが、原稿Sをシートガラス4の下面に当接させながらシートガラス4の上方に固定した画像読取手段により原稿画像を読み取るような構成の画像読取装置においても、適用することができることは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のように、原稿が読取位置を通過する際、原稿搬送通路の湾曲形状によって原稿を透明部材の方向に撓ませることにより透明部材に接触させ、かつ透明部材に臨む面を当接部材に当接させながら通過させるようにすることにより、透明部材表面の汚れを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像読取装置の要部拡大図。
【図2】上記画像読取装置の斜視図。
【図3】上記画像読取装置の断面図。
【図4】上記画像読取装置の搬送ローラと搬送ローラの両端に設けられた読取白地板を説明する斜視図。
【図5】従来の画像読取装置の流し読みにより画像を読み取る読取部の構成を示す図。
【図6】従来の画像読取装置において発生する黒スジ読取画像を説明する図。
【符号の説明】
4 シートガラス
4a 段差シート
4a1 下流側エッジ
5 密着型イメージセンサ
5a 読取ライン
6 搬送ローラ
7 Uターンパス
14 読取白地板
50 画像読取装置
A 原稿読取搬送部
B 読取ユニット
R 原稿搬送通路
S 原稿
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特に画像読取手段を読み取り位置に停止した状態で画像を読み取るようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタル複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、画像形成部と、原稿を読み取る画像読取装置とを備え、この画像読取装置により読み取った画像情報に基づいて画像を形成するようにしたものがある。
【0003】
そして、この画像読取装置による原稿画像読み取り方法の1つとして、画像読取装置に備えられたプラテンガラスの所定の読み取り位置に画像読み取り手段を固定し、この読み取り位置上を、原稿を一定の速度で移動させることにより、画像を読み込む方法(以下、流し読みという)が知られている。ここで、この流し読みは、原稿交換速度を速くできるという利点があり、大量の原稿を高速に処理する読み取り方法として、多くの製品で用いられている。
【0004】
ところで、このような流し読みにおいて、ピンボケや、原稿のばたつきによる画像ブレを防止し、安定した画像読み取りを行うためには、読み取り位置において、原稿のプラテンガラスからの浮き上がりを防止する必要がある。このため、従来は、例えば流し読み位置においてプラテンガラスに対して所定の間隔を隔てて回転駆動されるプラテンローラを設ける方法が用いられている。
【0005】
図5は、このようなプラテンローラを備えた従来の画像読取装置の、流し読みにより画像を読み取る読取部の構成を示すものであり、同図において、50はプラテンローラである。そして、このプラテンローラ50により、原稿Sをプラテンガラス53の表面に密着させながら通過させることにより、原稿画像を画像読み取り手段54によって確実に読み取ることができるようにしている。なお、このような構成の画像読取装置は、下記の特許文献に記載されている。
【0006】
【特許文献】
特開平06−133121号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来の画像読取装置においては、原稿を透明部材(プラテンガラス53)へ押し付けることにより原稿が透明部材から浮き上がらず、良好な読取画像を得ることができるが、原稿が透明部材にて直擦れするため、例えば、修正液、万年筆インク等が生乾きの原稿、糊が付いた状態或はポストイットを剥がした直後の原稿、鉛筆書きされた原稿等を通紙した場合には、修正液、糊等が透明部材の表面に付着し、表面が汚れてしまう。
【0008】
そして、このように表面が汚れてしまうと、例えば図6の(a)に示す原稿を読み取った際、(b)に示すように読取画像に副走査方向の黒スジが発生してしまい、この結果、読取画像に基づく形成画像の品質が低下してしまう。
【0009】
ここで、このような透明部材表面の汚れを防ぐには、例えば上記のような修正液、糊等が付着した原稿を通紙しないようにすればよいが、このようにした場合、使用制限原稿が増えユーザビリティが低下する。なお、透明部材表面を清掃することにより、付着した修正液、糊等を除去すれば良いが、これはユーザにとって手間がかかるようになる。
【0010】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、透明部材表面の汚れを防ぐことのできる画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取手段を備え、透明部材上を通過する原稿の画像を読み取る際には前記画像読取手段を前記透明部材の下方に停止した状態で画像を読み取るようにした画像読取装置において、前記原稿を前記画像読取手段による透明部材上の読取位置の上流から前記読取位置に向かって下降させ、読取位置通過後は下流に向かって上昇させる透明部材側に湾曲した原稿搬送通路と、前記読取位置の上流に設けられ、前記原稿が前記読取位置に向かって下降する際、該原稿の前記透明部材に臨む面に当接する当接部材と、を備え、前記原稿が前記読取位置を通過する際、前記原稿搬送通路の湾曲形状によって該原稿を前記透明部材の方向に撓ませることにより該透明部材に接触させ、かつ前記透明部材に臨む面を前記当接部材に当接させながら通過させるようにしたことを特徴とするものである。
【0012】
また本発明は、前記透明部材の上方に前記原稿を搬送する搬送ローラを設け、前記湾曲した原稿搬送通路は、前記搬送ローラの外周面に沿うように形成され、前記搬送ローラは前記透明部材とは当接しないように設けられたものであることを特徴とするものである。
【0013】
また本発明は、前記当接部材は、前記原稿が前記読取位置に向かって下降する際、角部が該原稿の前記透明部材に臨む面に当接するように構成されていることを特徴とするものである。
【0014】
また本発明は、前記読取位置は前記原稿搬送通路の略最下点であることを特徴とするものである。
【0015】
また本発明は、前記搬送ローラは前記原稿の原稿搬送方向と直交する幅方向の略中央に接触するように設けられ、前記搬送ローラの両側部には前記原稿の透明部材から離れる方向への動きを規制する規制手段を設けたことを特徴とするものである。
【0016】
また本発明は、前記規制手段は、略平面部を有する部材に白色系のシート材を貼り合わせたものであることを特徴とするものである。
【0017】
また本発明は、画像形成装置において、上記のいずれかに記載の画像読取装置と、前記画像読取装置により読み取った画像情報に基づいて画像を形成する画像形成部とを備えたことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
【0019】
図2は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置の斜視図、図3はその断面図である。
【0020】
図2及び図3において、50は画像読取装置であり、この画像読取装置50は、原稿読取搬送部A、読取ユニットBを備えている。ここで、読取ユニットBは、ブック原稿を読み取るためのプラテンガラス3と、ブック原稿をプラテンガラス3に押し付ける原稿圧板1と、流し読みをする際、原稿が通過する透明部材であるシートガラス4と、プラテンガラス3及びシートガラス4の下方を移動する画像読取手段である密着型イメージセンサ5を備えている。
【0021】
ここで、原稿圧板1は、読取ユニットBのユニット本体B1に、不図示のヒンジを介して開閉に保持されると共に、下面にはプラテンガラス上に載置されたブック原稿を読み取る時に原稿をプラテンガラス3に密着させるための圧板白地板2が取り付けられている。
【0022】
また、原稿圧板1の上方には複数枚の原稿Sが載置可能な原稿載置台1aが設けられており、この原稿載置台1aには原稿Sの搬送方向と直交する幅方向にスライド可能なスライダ1bが設けられている。そして、このスライダ1bにより原稿載置台1a上に載置された原稿Sの両端を揃えることができるようになっている。
【0023】
密着型イメージセンサ5は、光源としてのLEDアレイから原稿Sの画像情報面に光を照射し、画像情報面で反射した反射光をセルフォックレンズ(商標)でセンサ素子に結像して画像情報を読取るものである。
【0024】
そして、この密着型イメージセンサ5は、図3の矢印で示す左右方向に移動可能となっており、静止原稿読取、即ちブック原稿読取時は、図中の右側を走査することでブック原稿画像を読取り、原稿読取搬送部Aにより搬送された原稿を流し読みにて読取る場合は、同図の位置で固定され、搬送されてくる原稿Sを読取る構成となっている。
【0025】
原稿読取搬送部Aは、原稿載置台1aに載置された原稿Sを送り出すピックアップローラ8、ピックアップローラ8により送り出された原稿Sを分離する分離ローラ9及び分離パット10により構成される分離部と、分離部により1枚ずつ分離された原稿Sを搬送し、固定された密着型イメージセンサ5の上方を通過させる搬送ローラ6とを備えている。
【0026】
なお、同図において、7は搬送ローラ6の円弧と同一形状の略U字状の原稿搬送路(以下、Uターンパスという)であり、このUターンパス7には、原稿Sの先端位置を規制する原稿ストッパ13、原稿Sの有無を検出する原稿有無センサ11、搬送ローラ6に対向するコロ6a〜6d、排紙ローラ12、排紙ローラ12に対向するコロ12a、及び原稿Sの先端部及び後端部を検出する図示しない原稿エッジセンサ等が配置されている。
【0027】
このような原稿読取搬送部Aにおいては、操作者が原稿Sを原稿載置台1aに載置するとき、原稿Sの読取画像面を上側にして画像読取装置50の右側からセットされるようになっており、この原稿セットの際には、原稿Sの先端位置が原稿ストッパ13によって規制され、また原稿有無センサ11により原稿Sが有ることが検知される。
【0028】
そして、操作者が不図示の操作部から読取開始を指示すると、不図示の駆動部が回転し、ピックアップローラ8を回転自在に保持しているピックアップアーム8aが下方回動する。これにより、原稿ストッパ13がピックアップアーム8aによって押し下げられると共に、回転しているピックアップローラ8が原稿Sに当接し、原稿Sが送り出される。
【0029】
この後、送り出された原稿Sは原稿ストッパ13上の傾斜面を通り、分離ローラ9及び分離パット10によって1枚ずつに分離され、最上位の原稿SがUターンパス7の内部へと送り込まれる。
【0030】
さらに、このようにUターンパス7の内部へと送り込まれた原稿Sは搬送ローラ6と対向コロ6a〜6cによってUターンパス7に沿って搬送され、シートガラス4の直下に位置する密着型イメージセンサ5の読取位置へと搬送される。この後、図示しない原稿エッジセンサにより原稿Sの先端部が検知されると、その位置から所定量搬送されたところで、密着型イメージセンサ5による画像情報の読取りが開始される。
【0031】
ここで、原稿Sを搬送する搬送ローラ6は図4に示すように原稿読取幅全域ではなく、原稿搬送方向と直交する幅方向の中央のみ(本実施の形態では、約20mm幅)に当接しながら原稿Sを搬送すると共に、搬送ローラ6の両側にはシートガラス4からの浮き上がりを規制する規制手段である読取白地板14が配されている。
【0032】
これにより、画像を読み取る際、原稿Sは、搬送ローラ6の両側に配された読取白地板14によりシートガラス4から離れる方向への動きを規制されながら、幅方向の中央部に接する搬送ローラ6によりシートガラス4上の読取位置を通過し、これにより画像が読取られるようになっている。
【0033】
なお、本実施の形態において、密着型イメージセンサ5はプラテンガラス上に貼り付けた図示しない白基準シートにより、絶対白を取る構成としている。また、流し読みを行う場合には、この読取白地板14により、絶対白を取る構成としている。即ち、読取白地板14はバックグラウンドカラーとしての機能と、シートガラス4へ原稿Sを密着させ、かつ原稿搬送ガイドとしての機能を有するようになっている。
【0034】
そして、このように画像読取が開始された後、原稿は、シートガラス4の下流側に形成された後述するすくい上げ部によりすくい上げられ、この後、搬送ローラ6及び対向コロ6dによって搬送され、排紙ローラ12と対向コロ12aに向かう。なお、この時、排紙ローラ12の速度は、搬送ローラ6に対し、読取位置を通過する原稿Sが、即ち読取中の原稿が常に等速状態にて搬送がなされるような速度に設定されている。
【0035】
この後、図示しない原稿エッジセンサにより原稿Sの後端部が検知されると、その位置から所定量搬送されたところで、密着型イメージセンサ5による画像情報の読取りを終了する。そして、原稿Sは、排紙ローラ12によって原稿排出台兼用の原稿圧板1の上面へと排出される。なお、原稿搬送部A及び読取ユニットBでは、原稿有無センサ11が原稿無しを検知するまで上述した読取動作を繰り返す。
【0036】
ところで、図1は、流し読みにより原稿画像を読み取る読取部の拡大図であり、同図において、7aはUターンパス7の一部を構成する下部ガイド、7bはUターンパス7の一部を構成すると共に、既述したようにシートガラス4の下流側に形成され、原稿Sをすくい上げるすくい上げ部である。
【0037】
そして、搬送ローラ6と、これら下部ガイド7a及び原稿すくい上げ部7bとにより、原稿Sをシートガラス上の読取位置の上流から読取位置に向って下降させ、読取位置通過後は下流に向って上昇させる上方に湾曲した原稿搬送通路Rが形成される。ここで、このようにUターンパス7の下部部分に、このような湾曲形状を有する原稿搬送通路Rを設けることにより、原稿Sは、搬送ローラ6の外周面に沿って同図に示す読取位置に対応した読取ライン5aに向って下降した後、読取ライン通過後は下流に向かって上昇するようになっている。
【0038】
ところで、このように原稿Sが原稿搬送通路Rを通過する際、原稿搬送通路Rの湾曲形状により原稿Sはシートガラス側に撓むようになり、このように原稿Sが撓むと、例えば本実施の形態において、搬送ローラ6とシートガラス4の隙間aを0.5mm、原稿Sの厚さを0.1mmとすると、原稿Sはシートガラス4上の読取ライン5a付近で、自体の剛性により非常に軽い押圧でシートガラス4に接した状態となる。
【0039】
つまり、原稿Sが通過する読取位置近傍の原稿搬送通路Rを上方に湾曲した形状とすることによって原稿搬送通路Rを通過する際、原稿Sをシートガラス側に凸となるように撓ませるようにすることにより、原稿Sを自体の剛性により非常に軽い押圧でシートガラス4に接するようにすることができる。
【0040】
なお、このように原稿Sを自体の剛性によりシートガラス4に接するようにすることにより、原稿Sをシートガラス4に接するようにする他の手段を設ける必要がなくなるため、画像読取装置50の小型化を図ることができると共に、コストの低減が可能になる。
【0041】
ところで、同図において、4aはシートガラス4に貼り付けられた当接部材である段差シートであり、この段差シート4aは、原稿搬送通路Rを通過する際、角部である下流側エッジ4a1が原稿Sのシートガラス4に臨む面である読取面と直擦れするように配置されている。
【0042】
なお、本実施の形態において、このように下流側エッジ4a1が原稿Sの読取面に直擦れするよう、搬送ローラ6の径を40mm、搬送ローラ6とシートガラス4の隙間aを0.5mmとすると、この段差シート4aは、搬送ローラ6の最下点に対応する読取ライン5aからの距離cが読取ライン5aより搬送方向上流側に2mmとなる位置に配されると共に、例えばPETにより薄さbが0.2mmで形成されている。
【0043】
そして、このように下流側エッジ4a1が原稿Sの読取面に直擦れするようにすることにより、原稿Sの読取面にボールペンのインク溜まりや、生乾きの修正液、糊があった場合、下流側エッジ4a1により修正液、糊等が剥ぎ取られるようになる。これにより、修正液、糊等がシートガラス4に付着するのを防ぐことができる。
【0044】
さらに、既述したように原稿Sをシートガラス側に湾曲させて軽くシートガラス4に押圧した状態にて読取動作を行うようにすることにより、シートガラス4への修正液、糊等の付着をより減少させることができる。これにより、既述した図6に示したような副走査方向への黒スジが発生しない、常に安定した画像読み取りが可能となる。
【0045】
このように、原稿搬送通路Rの湾曲形状により、原稿Sが読取位置を通過する際、原稿Sをシートガラス4に当接させ、かつ原稿Sの読取面を段差シート4aに接触させることにより、修正液、糊等がシートガラス4に付着するのを防ぐことができ、シートガラス4の汚れに起因した画像読取の品質低下を防ぐことができる。この結果、原稿Sの表面状態を選ばず常に安定した読取画像を得ることができ、使い勝手の良い画像読取装置50を提供することが可能になる。
【0046】
ところで、これまでは画像読取装置単体の構成について述べてきたが、本発明はこれに限らず、例えば画像読取装置により読み取った画像情報に基づいて画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置に設けられる画像読取装置についても適用できることは言うまでもない。
【0047】
また、これまでは原稿Sをシートガラス4の上面に当接させながら原稿画像を読み取る構成について述べてきたが、原稿Sをシートガラス4の下面に当接させながらシートガラス4の上方に固定した画像読取手段により原稿画像を読み取るような構成の画像読取装置においても、適用することができることは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のように、原稿が読取位置を通過する際、原稿搬送通路の湾曲形状によって原稿を透明部材の方向に撓ませることにより透明部材に接触させ、かつ透明部材に臨む面を当接部材に当接させながら通過させるようにすることにより、透明部材表面の汚れを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像読取装置の要部拡大図。
【図2】上記画像読取装置の斜視図。
【図3】上記画像読取装置の断面図。
【図4】上記画像読取装置の搬送ローラと搬送ローラの両端に設けられた読取白地板を説明する斜視図。
【図5】従来の画像読取装置の流し読みにより画像を読み取る読取部の構成を示す図。
【図6】従来の画像読取装置において発生する黒スジ読取画像を説明する図。
【符号の説明】
4 シートガラス
4a 段差シート
4a1 下流側エッジ
5 密着型イメージセンサ
5a 読取ライン
6 搬送ローラ
7 Uターンパス
14 読取白地板
50 画像読取装置
A 原稿読取搬送部
B 読取ユニット
R 原稿搬送通路
S 原稿
Claims (7)
- 原稿の画像を読み取る画像読取手段を備え、透明部材上を通過する原稿の画像を読み取る際には前記画像読取手段を前記透明部材の下方に停止した状態で画像を読み取るようにした画像読取装置において、
前記原稿を前記画像読取手段による透明部材上の読取位置の上流から前記読取位置に向かって下降させ、読取位置通過後は下流に向かって上昇させる透明部材側に湾曲した原稿搬送通路と、
前記読取位置の上流に設けられ、前記原稿が前記読取位置に向かって下降する際、該原稿の前記透明部材に臨む面に当接する当接部材と、
を備え、
前記原稿が前記読取位置を通過する際、前記原稿搬送通路の湾曲形状によって該原稿を前記透明部材の方向に撓ませることにより該透明部材に接触させ、かつ前記透明部材に臨む面を前記当接部材に当接させながら通過させるようにしたことを特徴とする画像読取装置。 - 前記透明部材の上方に前記原稿を搬送する搬送ローラを設け、前記湾曲した原稿搬送通路は、前記搬送ローラの外周面に沿うように形成され、前記搬送ローラは前記透明部材とは当接しないよう設けられたものであることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
- 前記当接部材は、前記原稿が前記読取位置に向かって下降する際、角部が該原稿の前記透明部材に臨む面に当接するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
- 前記読取位置は前記原稿搬送通路の略最下点であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像読取装置。
- 前記搬送ローラは前記原稿の原稿搬送方向と直交する幅方向の略中央に接触するように設けられ、前記搬送ローラの両側部には前記原稿の透明部材から離れる方向への動きを規制する規制手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像読取装置。
- 前記規制手段は、略平面部を有する部材に白色系のシート材を貼り合わせたものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像読取装置。
- 前記請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像読取装置と、前記画像読取装置により読み取った画像情報に基づいて画像を形成する画像形成部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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JP2002301154A JP2004137001A (ja) | 2002-10-15 | 2002-10-15 | 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置 |
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JP2012199684A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-18 | Ricoh Co Ltd | 画像読取装置および画像形成装置 |
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-
2002
- 2002-10-15 JP JP2002301154A patent/JP2004137001A/ja active Pending
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