JP2000325700A - 無塵衣管理装置,エアシャワ室及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

無塵衣管理装置,エアシャワ室及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2000325700A
JP2000325700A JP14458199A JP14458199A JP2000325700A JP 2000325700 A JP2000325700 A JP 2000325700A JP 14458199 A JP14458199 A JP 14458199A JP 14458199 A JP14458199 A JP 14458199A JP 2000325700 A JP2000325700 A JP 2000325700A
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Hiroki Ota
裕樹 太田
Michio Kuniie
三智雄 国家
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F95/00Laundry systems or arrangements of apparatus or machines; Mobile laundries 

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  • Textile Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無塵衣毎の管理が可能な無塵衣管理装置を提
供する。 【解決手段】 無塵衣2には固有の識別データ1が付与
されている。測定部12は、無塵衣2の清浄度を測定し
て得られた測定データRを出力する。識別データ入力部
11は、当該無塵衣2の識別データ1を読み取って識別
データCとして出力する。データベース14には少なく
とも前回の測定時における測定データRが識別データC
と関連付けられて格納されている。信号処理部13は、
上記測定データR及び識別データCを受信する。信号処
理部13は、受信した識別データCに基づいて当該無塵
衣2の前回の測定データRをデータベース14から読み
込み、今回の測定データRと前回の測定データRとの差
分(増加量)を算出する。信号処理部13は、当該差分
を所定の判定基準と照合して当該無塵衣の清浄度の判定
を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置等の
製造室として用いられるクリーンルーム内において作業
者が着用する無塵衣の管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】作業者が着用する無塵衣にダストが付着
している場合、そのままの状態で作業者がクリーンルー
ム内へ入室すると、クリーンルーム内にそのダストが持
ち込まれることがある。かかるダストはクリーンルーム
内で製造する製品、例えば半導体装置や液晶パネル等の
歩留まりを低下させる原因となるので、クリーンルーム
内へ入室する作業者が着用する無塵衣は清浄であること
が望まれる。このため、一般的に、クリーンルーム内を
所定の清浄度に保つために、作業者は、更衣室等のクリ
ーンルーム外において無塵衣を着用し、エアシャワ室に
おいて無塵衣に付着したダストを除去した後に、クリー
ンルーム内へ入室する。
【0003】かかる点に関して、エアシャワ室の従来の
構造の一例が特開平4−186043号公報に開示され
ている。当該公報に係る先行技術は、エアシャワ室内
の清浄度が規定量に達するまで、エアの吹き出しとイオ
ナイザからのイオンの放出とを続けることによって、作
業者の無塵衣又はクリーンルーム内に持ち込もうとする
物体に付着したダストを除去しようとするものである。
このとき、当該先行技術に係るエアシャワ室では、エ
アシャワ室内に作業者等が入室すると上述のダスト除去
を実施する一方で同室内のダスト数を計測しており、そ
の計測値が所定の規格値よりも低くなれば、クリーンル
ームへの入室を可能とする。
【0004】また、クリーンルームの従来の構造の一例
が特開平7−208784号公報に開示されている。当
該公報に係る先行技術では、クリーンルームへ入室す
る前に、エアシャワ室と化学汚染物質除去室とにおい
て、作業者の無塵衣又はクリーンルーム内に持ち込もう
とする物体に付着しているダスト及び化学不純物質を除
去して、ダスト等の侵入を防止しようとするものであ
る。このとき、当該先行技術に係るクリーンルーム
は、上記化学汚染物質除去室内に作業者等が入室すると
同室内の化学汚染物質の濃度を計測して、その計測値が
所定の規格値よりも低ければ、クリーンルームへの入室
を可能とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、一般的に、無塵
衣の交換は所定の期間毎に実施されているのみであり、
現在のところ、上記所定の期間内における無塵衣の交換
は、その無塵衣を着用する作業者の個々の判断に委ねら
れていることが多い。しかも、かかる判断は概して主観
的である。また、クリーンルーム内での作業においても
ダストや化学不純物質が無塵衣に付着してしまう場合が
ある。しかも、かかる付着量は、例えば無塵衣のサイズ
や作業者の作業内容又は環境等の要因によって異なる。
しかしながら、現行のエアシャワ室やクリーンルームで
は画一的な判定基準を設けて無塵衣の清浄度を管理して
いるため、上述の無塵衣毎に異なるダスト等の付着要因
まで考慮した無塵衣の管理体制はとられていないのが現
状である。なお、上述の先行技術,に係る上記両公
報は無塵衣の区別をすることなく単にダスト等の除去及
び清浄度の監視を実施するための技術の開示に留まり、
上記両公報中には、上述の現状を改善して無塵衣毎の清
浄度の管理を実施しうる手段を見出すことはできない。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、無塵衣の清浄度を無塵衣毎毎に管理しうる無塵
衣管理装置を提供することを第1の目的とする。
【0007】更に、本発明は、上記第1の目的の実現と
共に、無塵衣毎に異なるダスト等の付着要因を考慮して
無塵衣の清浄度を管理しうる無塵衣管理装置を提供する
ことを第2の目的とする。
【0008】加えて、本発明の第3の目的は、上記第1
又は/及び第2の目的を実現しうるエアシャワ室を提供
することにある。
【0009】また、本発明の第4の目的は、上記第1又
は/及び第2の目的を実現しうる処理をコンピュータに
より行うためのプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1に記載の
発明に係る無塵衣管理装置は、所定の無塵衣を識別可能
な識別データを取得して出力する識別データ入力部と、
前記所定の無塵衣の清浄度を測定して、その測定結果に
関する測定データを出力する測定部と、少なくとも無塵
衣の清浄度に関する比較データが前記識別データと関連
付けられて格納されているデータベースと、前記識別デ
ータ及び前記測定データを受信する一方、前記データベ
ースを参照して、前記受信した識別データと関連付けら
れた前記比較データと、前記受信した測定データとを比
較する比較処理を実行する信号処理部とを備えることを
特徴とする。
【0011】(2)請求項2に記載の発明に係る無塵衣
管理装置は、請求項1に記載の無塵衣管理装置であっ
て、前記比較データは、前記測定データであることを特
徴とする。
【0012】(3)請求項3に記載の発明に係る無塵衣
管理装置は、請求項2に記載の無塵衣管理装置であっ
て、前記データベースには、前記測定データの測定順序
に関するデータが前記測定データと関連付けられて更に
格納されていることを特徴とする。
【0013】(4)請求項4に記載の発明に係る無塵衣
管理装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の無塵衣
管理装置であって、前記比較処理は、前記データベース
を参照して、前記受信した識別データと関連付けられた
前記比較データと、前記受信した測定データとを比較し
て、両者の差分を算出する処理であることを特徴とす
る。
【0014】(5)請求項5に記載の発明に係る無塵衣
管理装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の無塵衣
管理装置であって、前記測定部は、気体中のダストをカ
ウントするダストカウンタと気体中の不純物の濃度を測
定する不純物測定装置との内の少なくとも一方であるこ
とを特徴とする。
【0015】(6)請求項6に記載の発明に係る無塵衣
管理装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の無塵衣
管理装置であって、前記測定部は、画像取り込み装置か
ら成り、前記測定データ及び比較データは、画像データ
から成り、前記信号処理部は、前記比較処理を画像比較
処理で以て実行することを特徴とする。
【0016】(7)請求項7に記載の発明に係る無塵衣
管理装置は、請求項1に記載の無塵衣管理装置であっ
て、前記測定部は、画像取り込み装置から成り、前記測
定データは、前記画像取り込み装置により取り込まれた
前記所定の無塵衣の全体の画像データであり、前記比較
データは、前記識別データと関連付けられた前記所定の
無塵衣の清浄な状態の画像データであり、前記信号処理
部は、前記比較処理を画像比較処理で以て実行すること
を特徴とする。
【0017】(8)請求項8に記載の発明に係る無塵衣
管理装置は、請求項1乃至7のいずれかに記載の無塵衣
管理装置であって、前記信号処理部は、更に、前記比較
処理の結果に基づいて、前記無塵衣に共通に設けられた
判定基準で以て前記所定の無塵衣の清浄度を判定する判
定処理を実行することを特徴とする。
【0018】(9)請求項9に記載の発明に係る無塵衣
管理装置は、請求項1乃至7のいずれかに記載の無塵衣
管理装置であって、前記データベースには、前記識別デ
ータと関連付けられた参照データが更に格納されてお
り、前記信号処理部は、更に、前記データベースを参照
して前記受信した識別データと関連付けられた前記参照
データに基づく判定基準を設定し、前記設定された判定
基準で以て前記所定の無塵衣の清浄度を判定する判定処
理を実行することを特徴とする。
【0019】(10)請求項10に記載の発明に係る無
塵衣管理装置は、請求項1乃至9のいずれかに記載の無
塵衣管理装置であって、前記識別データは、前記無塵衣
を着用する作業者のIDカードに記録されていることを
特徴とする。
【0020】(11)請求項11に記載の発明に係る無
塵衣管理装置は、請求項1乃至9のいずれかに記載の無
塵衣管理装置であって、前記識別データは、前記無塵衣
に記録されていることを特徴とする。
【0021】(12)請求項12に記載の発明に係るエ
アシャワ室は、請求項1乃至11のいずれかに記載の前
記無塵衣管理装置を備えることを特徴とする。
【0022】(13)請求項13に記載の発明に係るコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体は、所定の無塵衣を
識別可能な識別データを取得して出力する識別データ入
力部と、前記所定の無塵衣の清浄度を測定して、その測
定結果に関する測定データを出力する測定部と、少なく
とも無塵衣の清浄度に関する比較データが前記識別デー
タと関連付けられて格納されているデータベースとを用
いて、無塵衣の清浄度の管理をコンピュータにより行う
ためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体であって、(a)前記識別データ入力部が出
力する前記識別データを取得するステップと、(b)前
記測定部が出力する前記測定データを取得するステップ
と、(c)前記データベースを参照して、前記取得した
識別データと関連付けられた前記比較データと、前記取
得した測定データとを比較するステップとをコンピュー
タに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴
とする。
【0023】
【発明の実施の形態】<実施の形態1> A.無塵衣管理装置の構成 図1に、本発明に係る無塵衣管理装置10の構成を説明
するための模式的なブロック図を示す。特に、図1に示
すように、無塵衣管理装置10を運用するにあたり、各
無塵衣2には無塵衣を識別するための固有の識別データ
1が付与されている。
【0024】図1に示すように、無塵衣管理装置10
は、(a)測定対象である無塵衣2の清浄度を測定し
て、その測定結果に関する測定データRを出力する測定
部12と、(b)無塵衣2を識別可能な識別データ1を
取得して、後述の信号処理部13が受信可能な識別デー
タCとして出力する識別データ入力部11と、(c)上
記の測定データR及び識別データCを受信して、両デー
タR,Cに基づいて後に詳述する所定の処理を実行する
信号処理部13と、(d)無塵衣の清浄度に関する比較
データDが蓄積されており、信号処理部13による読み
込み動作及び書込み動作が可能なデータベース14とを
備える。信号処理部13として例えばマイクロコンピュ
ータ等の信号処理器が適用可能である。このとき、デー
タベース14を上記マイクロコンピュータ等がアクセス
可能な機器、例えばメモリやハードディスク等に格納し
ておくことにより、信号処理部13はデータベース14
に対して読み込み動作及び書込み動作を実行することが
可能である。
【0025】ここで、無塵衣管理装置10のより具体的
な構成を、無塵衣管理装置10Aとして図2に示す模式
的な構成図を用いて説明する。図2に示すように、無塵
衣管理装置10Aは、作業者が無塵衣2を着用するため
の更衣室(図2中の矢印A側)とクリーンルーム(図2
中の矢印B側)との間に介在するエアシャワ室57に付
随して配置されている。なお、図面の煩雑化を避けるた
めに、更衣室とクリーンルームとを仕切る壁等の図2中
への図示化は省略している。
【0026】特に、無塵衣管理装置10Aを運用するに
あたり、無塵衣2には無塵衣毎に固有のIDカード31
Aが供与される。このIDカード31Aには、当該ID
カード31Aが属する無塵衣2を特定するための情報で
ある識別データ1が記録されている。なお、所定の無塵
衣2を所定の作業者が着用するときには、作業者個人を
特定するために予めに供与されているIDカードをID
カード31Aとして利用しても構わない。
【0027】このとき、IDカード31Aへの識別デー
タ1の記録方法の一例として、例えば磁気的な記録方法
や、ホログラム等の光学的な記録方法や、文字・数字・
記号やバーコード等の各種図形等の印刷による記録方法
等が挙げられる。更に、いわゆるICカード(接触型/
非接触型を問わない)内のICメモリ内に識別データ1
を記録しても良い。また、識別データ1を、IDカード
31Aにパンチ穴や切り欠き等を形成することによって
当該カードの形状として記録しても良い。
【0028】これに対応して、無塵衣管理装置10A
は、識別データ入力部11として、IDカード31Aに
記録されている識別データ1を読みとり可能なIDカー
ドリーダ(以下、単に「カードリーダ」とも呼ぶ)51
を備えている。
【0029】更に、無塵衣管理装置10Aは、測定部1
2として、ダストカウンタ52を備える。無塵衣管理装
置10Aでは、図1に示す信号処理部13及びデータベ
ース14はユニット53内に配置されると共に当該ユニ
ット53と上記カードリーダ51とは互いに隣接して配
置されて両筐体が一体的に構成されているので、これら
の構成要素13,14及びカードリーダ51から信号処
理部13へのデータ転送経路の図2中への詳細な図示化
は省略している。なお、ダストカウンタ52は、エアシ
ャワ室57内の空気をダクト58を介して取り込んで、
エアシャワ室57内の空気中のダスト量を測定する。そ
して、その測定結果をデータ転送ケーブル59を介して
ユニット53中の信号処理部13(図1参照)へ送信す
る。ここで、ダストは固形物として計測可能な物質を言
うものとする。
【0030】B.無塵衣管理装置の動作 次に、図1及び図2に加えて図3のフローチャートを参
照しつつ、作業者がクリーンルームに入室するまでの経
過に沿って、無塵衣管理装置10Aの動作を説明する。
【0031】まず、無塵衣2を着用した作業者が、カー
ドリーダ51のカード挿入口56へIDカード31Aを
挿入し、更衣室側の扉55を開けてエアシャワ室57へ
入る。このとき、カードリーダ51は、挿入されたID
カード31Aに記録されている識別データ1を読み取
り、読み取った結果としての識別データCを信号処理部
13へ送信する(ステップST1)。そして、信号処理
部13は、データベース14にアクセスして比較データ
Dを読み込む又は取得する(ステップST2)。特に、
実施の形態1に係るデータベース14には、ダストカウ
ンタ51が測定して出力する測定データRの内で少なく
とも前回の測定時の測定データRが、識別データCと関
連付けられて格納されている。なお、本ステップST2
は、後述のステップST4が開始されるまでに実行完了
していれば良い。
【0032】そして、作業者がエアシャワ室57に入室
したならば、所定の時間、無塵衣2又は作業者にエアが
吹き付けられる(エアブロー)。そして、エアの吹き付
け終了後の例えば数秒間の待ち時間の経過後に、ダスト
カウンタ52が所定の時間の間、エアシャワ室57内の
ダスト量を測定し、測定したダスト量を測定データRと
して信号処理部13へ送信する(ステップST3)。こ
のように、無塵衣管理装置10Aでは、測定されたダス
ト量で以て無塵衣の清浄度を把握する。
【0033】信号処理部13は、受信した測定データR
と上記読み込んだ測定データR(ないしは比較データ
D)とを比較して、差分ないしは増加量を算出する(ス
テップST4)。続いて、信号処理部13は、上記算出
されたダストの増加量が、所定の判定基準の範囲内の値
であるか否かの判定処理を実行する(ステップST
5)。そして、その判定結果に基づいて所定の制御信号
Sを後述の各種の制御対象21に対して出力する(ステ
ップST6)。
【0034】上記ステップST5での判定処理におい
て、信号処理部13が上記増加分は判定基準の範囲内の
値である判定した場合、信号処理部13はそのような判
定結果に係る制御信号Sをカードリーダ51に対して出
力する(ステップST6)。制御信号Sを受信したカー
ドリーダ51は、IDカード31Aをクリーンルーム側
の取り出し口(図2中へ図示せず)へ転送する(ステッ
プST7)。また、上記制御信号Sはエアシャワ室57
のクリーンルーム側の扉(図2中に図示せず)のロック
機構の制御部(図2中に図示せず)に対しても出力され
て、当該扉のロックが解除される。なお、信号処理部1
3から上記扉のロック機構の制御部への制御信号Sの伝
達経路の図2中への図示化は省略している。作業者はク
リーンルームへ入室して、カードリーダ51の上記取り
出し口からIDカード31Aを取り出して所持する。
【0035】他方、上記ステップST5での判定処理に
おいて、信号処理部13が上記増加分は判定基準の範囲
内の値でないと判定した場合、信号処理部13はそのよ
うな判定結果に係る制御信号Sをカードリーダ51に対
して出力する。制御信号Sを受信したカードリーダ51
は、IDカード31Aを更衣室側の挿入口56へ転送す
る(ステップST7)。また、かかる制御信号Sは上述
の扉のロック機構の制御部に対しても出力されて、当該
制御信号Sを受信した当該制御部はアシャワ室57のク
リーンルーム側の扉をロックして、作業者のクリーンル
ーム内への入室を制限する。作業者は更衣室へ戻り、カ
ード挿入口56からIDカード31Aを取り出して所持
する。その後、作業者は無塵衣2を交換する等の処置を
取る。
【0036】なお、例えば警告灯や表示装置をエアシャ
ワ室内に配置して、上記制御信号Sで以てこれらの点灯
や表示動作等を制御することによって、作業者にクリー
ンルーム内への入室の許可/不許可を知らせても良い。
【0037】また、信号処理部13は、今回の測定デー
タRを上記ステップST1で受信した識別データCと関
連付けて(比較データDとして)データベース14に格
納する(又は更新する)(ステップST8)。なお、本
ステップST8は、信号処理部13が今回の測定データ
Rを受信した時点以降であれば、どの時点で実行しても
良い。
【0038】このように、無塵衣管理装置10Aによれ
ば、識別データ1(又は識別データC)と所定の無塵衣
2とが関連付けられていると共に、識別データC(又は
識別データ1)と比較データD(ないしは測定データ
R)とが関連付けられている。このため、所定の無塵衣
2の清浄度の測定データRと比較データDとは互いに識
別データCを介して関連付られている。このため、信号
処理部13における比較処理ステップST4を、無塵衣
毎に実行することができる。従って、かかる比較結果を
用いることによって、無塵衣2の清浄度を無塵衣毎に管
理すること可能となる。
【0039】このとき、信号処理部13は、上記比較処
理ステップST4において、今回の測定データRと前回
の測定データRとの差分を算出する。従って、たとえ全
ての無塵衣に共通の(統一的な)判定基準で以て清浄度
の判定を実施する場合であっても、上記差分という相対
値を用いることにより、例えば無塵衣2のサイズや無塵
衣2を着用する作業者の作業内容又は作業環境(清浄度
レベル)等に起因して各無塵衣毎に異なる清浄度のベー
ス量をキャンセルした上で判定処理ステップST5を実
行することができる。また、上記差分を用いることによ
り、判定処理ステップST5において、例えば突発的な
ダスト量の増加や無塵衣自体の不具合等の非定常的な事
象ないしは非日常的な事象を検出することができる。か
かる非定常的な事象の管理という点に鑑みれば、比較デ
ータDとして例えば前々回の測定データR等の過去の測
定データRを利用しても構わない。なお、例えばデータ
ベース14に過去の測定データRと共に各測定が実施さ
れた順序(例えば日時や測定順番を示す番号等)をその
測定データRと関連付けて格納しておくときには、(今
回の測定データRも加えて)上記差分(ダスト量)の履
歴を用いて上記非定常的な事象を管理しても良い。
【0040】このとき、上記判定基準として例えば無塵
衣2のサイズや無塵衣2を着用した作業者の作業内容又
は作業環境等のデータを用いて無塵衣毎に設定された基
準を用いるときには、無塵衣毎の管理をより詳細に実施
することができる。例えば、上述の無塵衣のサイズ等の
データを「参照データ」として識別データCと関連付け
けてデータベース14に更に格納しておき、図4のフロ
ーチャートに示すように、図3のフローチャートに対し
てステップST2Aを設けても良い。詳細には、ステッ
プST2Aにおいて、信号処理部13が、ステップST
1で受信した識別データCと関連付けられた上記参照デ
ータを読み込んで、当該参照データに基づく判定基準を
設定する。そして、信号処理部13が、かかる判定基準
を用いてステップST5の判定処理を実行する。ステッ
プST2Aは判定処理ステップST5の実施前までに実
行されれば良い。なお、その他の処理ステップは図3に
示す処理ステップと同様であるため、図4では既述の処
理ステップと同等のものには同一の符号を付して、その
詳細な説明を援用するに留める。かかる点は以下の説明
において同様とする。
【0041】以上のように、無塵衣管理装置10A(1
0)ないしは当該装置10A(10)を備えるエアシャ
ワ室によれば、クリーンルーム内の清浄度を所定のレベ
ルに保持することができ、その結果、半導体装置等のク
リーンルーム内で製造する製品の高い歩留まりを実現す
ることができる。
【0042】<実施の形態1の変形例1>無塵衣管理装
置10の第2の具体例を無塵衣管理装置10Bとして図
5に示す。図5に示すように、無塵衣管理装置10B
は、ダストカウンタ52(図2参照)に代えて、測定部
12として不純物計測器62、例えばガスクロマトグラ
フィーを適用しても良い。ここで、不純物とは気相とし
て計測可能な物質を言うものとする。なお、既述の構成
要素と同等のものには同一の符号を付してその詳細な説
明を援用する。かかる点は以下の説明において同様とす
る。
【0043】無塵衣管理装置10Bでは、図6のフロー
チャートに示すように、既述のステップST3(図3参
照)に相当するステップST3Bにおいて、例えば数秒
間の待ち時間の後に、不純物計測器62が所定の時間の
間エアシャワ室57内の不純物量を測定し、測定した不
純物量を測定データRとして信号処理部13へ送信す
る。無塵衣管理装置10Bによっても、既述の無塵衣管
理装置10Aと同様の効果を得ることができる。
【0044】<実施の形態1の変形例2>更に、IDカ
ード31A(図2参照)に代えて、直接に或いは各種の
部材に識別データ1を記録した上で、無塵衣に識別デー
タ1を付与しても良い。このとき、IDカード31Aと
同様にして、無塵衣2に識別データ1を記録する。これ
に対応して、識別データ入力部11として識別データ1
を無塵衣から分離することなく直接的に読み取り可能な
機器を適用する。例えば、図7に示すように、識別デー
タ1がバーコード31Bとして印刷(バーコードの詳細
な図示化は省略する)された無塵衣2を用いるときに
は、無塵衣管理装置10の第3の具体例として示す無塵
衣管理装置10Cのように、識別データ入力部11とし
てバーコード読み取り部66を有するバーコード読み取
り器61を適用する。かかる場合には、無塵衣2と識別
データ1との対応関係を確実化することができる。ま
た、IDカード31Aを所持・管理する煩わしさを無く
することができる。
【0045】図8のフローチャートに示すように、無塵
衣管理装置10Cの動作は、図3のフローチャートにお
けるIDカードの転送ステップST7が不要になる点を
除いて、図3のフローチャートに示す無塵衣管理装置1
0Aの動作と同様である(エアシャワ室57の扉のロッ
ク機構の制御は、制御信号Sに基づいてエアシャワ室5
7の制御部が実行する)。
【0046】<実施の形態1の変形例3>なお、無塵衣
管理装置10Cのダストカウンタ52に代えて、無塵衣
管理装置10の第4の具体例として図9に示す無塵衣管
理装置10Dのように、測定部12(図1参照)として
既述の不純物測定装置62を適用しても構わない。無塵
衣管理装置10Dの動作は既述の各処理ステップを適用
可能であるため、図10にフローチャートを示すに留め
る。
【0047】また、上述のカードリーダ51やバーコー
ド読み取り器61等の測定部11は、エアシャワ室57
内に配置しても良いことを付記する。
【0048】<実施の形態2>さて、上述の実施の形態
1では、無塵衣2に付着したダスト量又は不純物量を、
測定部12としてのダストカウンタ52又は不純物測定
装置62によって測定する場合の構成を説明した。実施
の形態2では、無塵衣2の清浄度を(ダスト量,不純物
量と相関する)無塵衣の変色で以て管理しうる無塵衣管
理装置の構成を説明する。
【0049】無塵衣管理装置10の実施の形態2に係る
具体的な構成として、図11に無塵衣管理装置10Eを
示す。図11に示すように、無塵衣管理装置10Eは、
既述のユニット53及びカードリーダ51と、測定部1
2(図1参照)としてエアシャワ室57の内部にいる作
業者の無塵衣の全体を撮影可能に配置された画像取り込
み装置(ここではCCDカメラを一例として挙げる)7
2A,72Bとを備える。無塵衣管理装置10Eでは、
無塵衣の全体の画像をCCDカメラ72A,72Bで取
り込んで、無塵衣の清浄度の測定データRとして用い
る。つまり、無塵衣管理装置10Eでは、無塵衣の清浄
度を画像データとして把握する。CCDカメラ72A,
72Bが読み取った画像は、データ転送ケーブル79
A,79Bを介してユニット53内に配置された信号処
理部13へ送信される。
【0050】なお、CCDカメラは、1台又は3台以上
配置しても構わない。また、画像取り込み装置は、取り
込んだ画像を信号処理部13(図1参照)において処理
しうるデータ形式(デジタル画像)と出力しうる限り、
CCDカメラ以外の他のカメラを用いても良い。例えば
銀塩カメラ等を用いて画像を取り込み、取り込んだ画像
をデジタル処理した後に信号処理部13に対して出力し
ても良く、かかる場合には、銀塩カメラと上述のデジタ
ル処理を実行する構成要素との総称が「画像取り込み装
置」に該当する。
【0051】特に、実施の形態2に係るデータベース1
4(図1参照)には、比較データDとして各無塵衣2の
清浄な状態(例えばクリーニング直後の状態)の画像デ
ータが識別データCと関連付けられて格納されている。
【0052】次に、無塵衣管理装置10Eの動作を図1
2のフローチャートを参照しつつ説明する。まず、作業
者がIDカード31Aをカード挿入口56に挿入する
と、無塵衣管理装置10は既述のステップST1,ステ
ップST2を実行する。このとき、ステップST2にお
いて、信号処理部13は比較データDとして受信した識
別データCと関連付けられた上述の清浄な状態の画像デ
ータをデータベース14(図1参照)から読み込む。
【0053】そして、作業者がエアシャワー室へ入室す
るとエアの吹き付けが実施される。エアの吹き付け終了
後の待ち時間の経過後に、CCDカメラ72A,72B
が無塵衣の全体の画像を取り込み、取り込んだ画像を測
定データRとして信号処理部13へ送信する(ステップ
ST3D)。
【0054】信号処理部13は、受信した測定データR
と上記読み込んだ比較データDとを画像比較して、無塵
衣の変色の度合いを取得する(ステップST4D)。こ
のとき、例えば両画像データR,Dの画像濃度の比較に
より濃度の差分を取得する。なお、上記比較処理の結果
である変色の度合いは、数値化されたデータとして求め
ても良いし、画像データとして求めても良い。
【0055】続いて、信号処理部13は、上記変色の度
合いが所定の判定基準の範囲内にあるか否かの判定処理
を実行して(ステップST5)、その判定結果に基づい
て所定の制御信号Sを後述の各種の制御対象21に対し
て出力する(ステップST6)。その後の無塵衣管理装
置10Eの処理ないしは動作は、既述のステップST6
7と同様である。
【0056】このように、無塵衣管理装置10Eによれ
ば、既述の無塵衣管理装置と同様に、所定の無塵衣2の
清浄度の測定データRと比較データDとは互いに識別デ
ータCを介して関連付られている。従って、比較処理ス
テップST4を無塵衣毎に実行することができ、無塵衣
2の清浄度を無塵衣毎に管理することができる。
【0057】特に、無塵衣管理装置10Eによれば、無
塵衣の全体画像データを測定データRとして用いるの
で、既述の無塵衣管理装置10A等における測定データ
R(ダスト量又は不純物量)とは異なり、測定データR
自体に無塵衣のサイズの情報が含まれる。従って、その
サイズを考慮した無塵衣毎の清浄度の管理が可能であ
る。なお、既述の参照データを用いて、上記判定基準と
して無塵衣毎に設定された基準を用いるときには、無塵
衣毎の管理をより詳細に実施することができる。
【0058】また、データベース14に少なくとも前回
の測定時の測定データ(画像データ)Rを格納しておく
ことにより、既述の無塵管理装置10A等と同様に今回
の測定データRと前回の測定データRとを比較処理して
も構わない。このとき、図3に示すステップST7、即
ち、今回の測定データRを識別データCと関連付けてデ
ータベース14に格納する処理ステップを設ける。
【0059】<実施の形態2の変形例1>図13に示す
ように、IDカード31A(図11参照)の代わりに例
えばバーコート31B等ととして識別データ1が付与さ
れた無塵衣2を用いるときには、実施の形態2に係る第
2の具体例としての無塵衣管理装置10Fのように、バ
ーコード読み取り器61を適用する。このとき、バーコ
ード読み取り器61等の識別データ入力部11として、
画像取り込み装置72A,72Bを兼用しても構わな
い。無塵衣管理装置10Fの動作は既述の各処理ステッ
プを適用可能であるため、図14にフローチャートを示
すに留める。
【0060】また、上述のカードリーダ51やバーコー
ド読み取り器61等の測定部11は、エアシャワ室57
内に配置しても良いことを付記する。
【0061】また、上述の各無塵衣管理装置における測
定部を種々に組み合わせて別途の無塵衣管理装置を構成
しても良い。かかる場合には、無塵衣の清浄度の低下を
多面的に測定することができる。更に、識別データ入力
部11として例えばキーボード等の入力装置を適用し
て、作業者自身が識別データ1(又はC)を入力する構
成であっても構わない。また、作業者がクリーンルーム
から退室する際にも無塵衣2の清浄度を測定しても良
い。このとき、入退室時の双方で無塵衣2の清浄度を測
定するときには、その間の作業中における無塵衣の清浄
度の低下を検出することができる。
【0062】<実施の形態3>さて、既述の各無塵衣管
理装置の信号処理部13における信号処理に関するプロ
グラムを例えばコンピュータが備えるメモリ等の記憶部
に格納しておき、コンピュータに実施させることも可能
である。このとき、当該プログラムを予めに上記記憶部
に格納しておいても良いし、図15に示すように、上述
のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体
(例えば、フレキシブルディスクやCD−ROM等)4
5に記録しておき、コンピュータ43が当該プログラム
をインタフェース機器44を介して読み込んで実施する
形態であっても構わない。ここでは、図2に示す無塵衣
管理装置10Aの信号処理部13が実行する処理内容に
相当するプログラムを一例として挙げて、当該コンピュ
ータが実行するプログラムを図16に示すフローチャー
トを参照しつつ説明する。なお、図16のフローチャー
トは、既述の図3のそれに対応する。
【0063】まず、識別データ入力部11(カードリー
ダ51)が送信する識別データCをコンピュータ43が
受信して取得する(ステップST11)。次に、識別デ
ータCと関連付けられた比較データD(ここでは、前回
の測定データR)をデータベース14を参照して取得す
る(ステップST12)。また、測定部12(ダストカ
ウンタ52)が送信する測定データRをコンピュータ4
3が受信して取得する(ステップST13)。なお、ス
テップST12とステップST13とは逆の順序であっ
ても構わない。そして、コンピュータ43は、取得した
測定データRと比較データDとに基づいて既述のステッ
プST4(図3参照)と同様の比較処理を実行し(ステ
ップST14)、比較結果に対して既述のステップST
5(図3参照)と同様の判定処理を実行して(ステップ
ST15)、制御信号Sを出力する(ステップST1
6)。そして、上記ステップST13で取得した測定デ
ータRをデータベース14に格納する(ステップST1
7)。なお、ステップST16は、測定データRを取得
した後のいずれかの時点で実行すれば良い。
【0064】このように、図15に示す構成によって
も、無塵衣管理装置10Aと同様の効果を得ることがで
きる。なお、無塵衣管理装置10A以外の同装置の信号
処理部13における信号処理に関するプログラムについ
ても同様に適用できることは明らかである。
【0065】
【発明の効果】(1)請求項1に係る発明によれば、識
別データと所定の無塵衣とが関連付けられていると共
に、識別データと比較データとが関連付けられている。
このため、上記所定の無塵衣の清浄度の測定データと比
較データとは互いに識別データを介して関連付られてい
る。このため、信号処理部における比較処理を、無塵衣
毎に実行することができる。従って、かかる比較結果を
用いることによって、無塵衣の清浄度を無塵衣毎に管理
すること可能となる。
【0066】(2)請求項2に係る発明によれば、比較
データは測定データであるため、例えば、データベース
に(少なくとも)前回の測定時の測定データを格納して
おくことにより、信号処理部は、データベースを参照し
て今回の測定により得られた測定データと前回の測定デ
ータとを比較することが可能となる。
【0067】(3)請求項3に係る発明によれば、デー
タベースには測定データとその測定データの測定順序に
関するデータが格納されているので、データベースを参
照することにより、例えば、今回の測定データと過去の
測定データとの比較や、所定の無塵衣の清浄度の履歴等
の情報を得ることができる。
【0068】(4)請求項4に係る発明によれば、信号
処理部は、上記比較処理において、今回の測定データと
前回の測定データとの差分を算出する。従って、たとえ
全ての無塵衣に共通の(統一的な)判定基準で以て清浄
度の判定を実施する場合であっても、上記差分という相
対値を用いることにより、各無塵衣毎に異なる清浄度の
ベース量をキャンセルした上で、そのような判定を実施
することができる。
【0069】(5)請求項5に係る発明によれば、上記
(1)乃至(4)のいずれかの効果を得ることができ
る。
【0070】(6)請求項6に係る発明によれば、測定
データを無塵衣の変色として取得した上で、上記(1)
乃至(4)のいずれかの効果を得ることができる。
【0071】(7)請求項7に係る発明によれば、測定
データは、測定部である画像取り込み装置により取り込
まれた上記所定の無塵衣の全体の画像データであるた
め、測定データ自体に無塵衣のサイズの情報が含まれ
る。従って、そのサイズを考慮した無塵衣毎の清浄度の
管理が可能である。また、比較データは所定の無塵衣に
関連付けられたデータであるため、無塵衣毎に比較処理
を実行して清浄な状態からの清浄度の低下の度合いを得
ることができる。
【0072】(8)請求項8に係る発明によれば、上記
(1)乃至(7)のいずれかの効果を得た上で、無塵衣
の清浄度の判定を実施することができる。
【0073】(9)請求項9に係る発明によれば、信号
処理部は、受信した識別データと関連付けられた参照デ
ータに基づく判定基準を設定した上で、無塵衣の清浄度
の判定処理を実施する。このとき、参照データとして例
えば無塵衣のサイズや無塵衣を着用した作業者の作業内
容又は作業環境等のデータを用いることによって、その
ような内容をも考慮しつつ無塵衣の清浄度の判定処理を
実行することができる。従って、無塵衣毎の管理をより
詳細に実施することができる。
【0074】(10)請求項10に係る発明によれば、
作業者が所持するIDカードを当該無塵衣管理装置にお
いてそのまま流用することができる。
【0075】(11)請求項11に係る発明によれば、
識別データが無塵衣に記録されているので、無塵衣と識
別データとの対応関係を確実化することができる。
【0076】(12)請求項12に係る発明によれば、
上記(1)乃至(11)のいずれかの効果が発揮され
て、クリーンルームの清浄度を改善しうるエアシャワ室
を提供することができる。
【0077】(13)請求項13に係る発明によれば、
無塵衣の清浄度の管理をコンピュータにより実施するこ
とができ、上記(1)と同様の効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る無塵衣管理装置の構成を説明す
るための模式的なブロック図である。
【図2】 実施の形態1に係る、無塵衣管理装置の構成
を説明するための模式図である。
【図3】 図2に示す無塵衣管理装置の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図4】 図2に示す無塵衣管理装置の他の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図5】 実施の形態1の変形例1に係る、無塵衣管理
装置の第2の構成を説明するための模式図である。
【図6】 図5に示す無塵衣管理装置の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図7】 実施の形態1の変形例2に係る、無塵衣管理
装置の第3の構成を説明するための模式図である。
【図8】 図7に示す無塵衣管理装置の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図9】 実施の形態1の変形例3に係る、無塵衣管理
装置の第4の構成を説明するための模式図である。
【図10】 図9に示す無塵衣管理装置の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図11】 実施の形態2に係る、無塵衣管理装置の構
成を説明するための模式図である。
【図12】 図11に示す無塵衣管理装置の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図13】 実施の形態2に係る、無塵衣管理装置の第
2の構成を説明するための模式図である。
【図14】 図13に示す無塵衣管理装置の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図15】 実施の形態3に係る、無塵衣管理装置の構
成を説明するための模式図である。
【図16】 図15に示す無塵衣管理装置の構成におけ
るコンピュータの処理内容を説明するためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1,C 識別データ、2 無塵衣(測定対象)、10,
10A,10B,10C,10D,10E 無塵衣管理
装置、11 識別データ入力部、12 測定部、13
信号処理部、14 データベース、15 制御対象、3
2 無塵衣、31A IDカード、31B バーコー
ド、43 コンピュータ、44 インタフェース機器、
45 記録媒体、51 バーコード読み取り器(識別デ
ータ入力部)、52 ダストカウンタ(測定部)、53
ユニット、55 扉、57 エアシャワ室、61 I
Dカードリーダ(識別データ入力部)、62 不純物計
測器(測定部)、72A,72B CCDカメラ(画像
取り込み装置)、D 比較データ、R 測定データ、S
制御信号、ST1〜ST8,ST2A,ST3B,S
T3D,ST4D,ST11〜ST17 処理ステッ
プ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B035 AA03 AA14 BB01 BB02 BB03 BB07 BB09 BC01 CA11 5B049 AA02 BB07 CC13 CC21 CC31 DD00 DD04 DD05 EE02 FF09

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の無塵衣を識別可能な識別データを
    取得して出力する識別データ入力部と、 前記所定の無塵衣の清浄度を測定して、その測定結果に
    関する測定データを出力する測定部と、 少なくとも無塵衣の清浄度に関する比較データが前記識
    別データと関連付けられて格納されているデータベース
    と、 前記識別データ及び前記測定データを受信する一方、前
    記データベースを参照して、前記受信した識別データと
    関連付けられた前記比較データと、前記受信した測定デ
    ータとを比較する比較処理を実行する信号処理部とを備
    えることを特徴とする、無塵衣管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の無塵衣管理装置であっ
    て、 前記比較データは、前記測定データであることを特徴と
    する、無塵衣管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の無塵衣管理装置であっ
    て、 前記データベースには、前記測定データの測定順序に関
    するデータが前記測定データと関連付けられて更に格納
    されていることを特徴とする、無塵衣管理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の無塵
    衣管理装置であって、 前記比較処理は、 前記データベースを参照して、前記受信した識別データ
    と関連付けられた前記比較データと、前記受信した測定
    データとを比較して、両者の差分を算出する処理である
    ことを特徴とする、無塵衣管理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の無塵
    衣管理装置であって、 前記測定部は、 気体中のダストをカウントするダストカウンタと気体中
    の不純物の濃度を測定する不純物測定装置との内の少な
    くとも一方であることを特徴とする、無塵衣管理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4のいずれかに記載の無塵
    衣管理装置であって、 前記測定部は、画像取り込み装置から成り、 前記測定データ及び比較データは、画像データから成
    り、 前記信号処理部は、前記比較処理を画像比較処理で以て
    実行することを特徴とする、無塵衣管理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の無塵衣管理装置であっ
    て、 前記測定部は、画像取り込み装置から成り、 前記測定データは、前記画像取り込み装置により取り込
    まれた前記所定の無塵衣の全体の画像データであり、 前記比較データは、前記識別データと関連付けられた前
    記所定の無塵衣の清浄な状態の画像データであり、 前記信号処理部は、前記比較処理を画像比較処理で以て
    実行することを特徴とする、無塵衣管理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の無塵
    衣管理装置であって、 前記信号処理部は、更に、 前記比較処理の結果に基づいて、前記無塵衣に共通に設
    けられた判定基準で以て前記所定の無塵衣の清浄度を判
    定する判定処理を実行することを特徴とする、無塵衣管
    理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至7のいずれかに記載の無塵
    衣管理装置であって、 前記データベースには、前記識別データと関連付けられ
    た参照データが更に格納されており、 前記信号処理部は、更に、 前記データベースを参照して前記受信した識別データと
    関連付けられた前記参照データに基づく判定基準を設定
    し、前記設定された判定基準で以て前記所定の無塵衣の
    清浄度を判定する判定処理を実行することを特徴とす
    る、無塵衣管理装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかに記載の無
    塵衣管理装置であって、 前記識別データは、前記無塵衣を着用する作業者のID
    カードに記録されていることを特徴とする、無塵衣管理
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至9のいずれかに記載の無
    塵衣管理装置であって、 前記識別データは、前記無塵衣に記録されていることを
    特徴とする、無塵衣管理装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれかに記載の
    前記無塵衣管理装置を備えることを特徴とする、エアシ
    ャワ室。
  13. 【請求項13】 所定の無塵衣を識別可能な識別データ
    を取得して出力する識別データ入力部と、前記所定の無
    塵衣の清浄度を測定して、その測定結果に関する測定デ
    ータを出力する測定部と、少なくとも無塵衣の清浄度に
    関する比較データが前記識別データと関連付けられて格
    納されているデータベースとを用いて、無塵衣の清浄度
    の管理をコンピュータにより行うためのプログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 (a)前記識別データ入力部が出力する前記識別データ
    を取得するステップと、 (b)前記測定部が出力する前記測定データを取得する
    ステップと、 (c)前記データベースを参照して、前記取得した識別
    データと関連付けられた前記比較データと、前記取得し
    た測定データとを比較するステップとをコンピュータに
    実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とす
    る、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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