JP2000325699A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JP2000325699A
JP2000325699A JP11139655A JP13965599A JP2000325699A JP 2000325699 A JP2000325699 A JP 2000325699A JP 11139655 A JP11139655 A JP 11139655A JP 13965599 A JP13965599 A JP 13965599A JP 2000325699 A JP2000325699 A JP 2000325699A
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heater
lid
drying
opening
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恵次郎 矢木
Hideaki Munakata
英明 宗形
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常利 小松
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】被乾燥物の状況に応じて衣類乾燥機に設置され
た蓋の開閉を自動化し、乾燥コストの低減等を図る。 【解決手段】衣類乾燥機3のドラム4内に送り込む空気
を加熱するヒータ7と、このヒータと送風装置の間に設
けた循環風路12の途中に設けられ、機外の空気と通じ
る開閉自在な開閉手段と、この開閉手段を制御する制御
手段を備えるとともに、この開閉手段は、布量検知手段
によって得られた被乾燥物の量に応じて、又は基準備に
応じて開閉を行なうことを特徴とする衣類乾燥機を提供
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は衣類乾燥機に係り、
特に家庭で使用される衣類乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転ドラム式の衣類乾燥機の乾燥
方式は排気乾燥方式と除湿乾燥方式が知られている。と
ころが、排気乾燥方式は衣類の水分が居室内に充満して
湿気による不快感が生じる欠点を有しており、また除湿
乾燥方式は乾燥効率の低下や乾燥コストが高くつく等の
欠点を有している。
【0003】そして、これらの欠点を解消する乾燥方式
として、特開平9−75594号公報に記載されているよう
に、排気乾燥方式と除湿乾燥方式を使い分ける衣類乾燥
機が提案されている。
【0004】つまり、衣類乾燥機内にある循環風路の一
部に外気と通じる開閉可能な蓋を設けることにより、除
湿乾燥方式による乾燥を行う場合には蓋を閉じて除湿乾
燥を行い、排気乾燥方式による乾燥を行う場合には蓋を
開いて排気乾燥を行うものである。
【0005】この衣類乾燥機によれば、衣類に含まれる
水分量が多いときには使用者が蓋を閉じて除湿乾燥方式
による乾燥を行い、衣類に含まれる水分量が少ないとき
には蓋を開いて排気乾燥方式による乾燥を行うことで、
居室内の湿気による不快感をなくし、乾燥効率の向上
や、乾燥コストを低く抑えることができるという効果を
達成できるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では衣類乾燥機の循環風路に設けられた外気と通
じる蓋を開閉するかどうかの判断は使用者に任されてい
た。従って、 (1)衣類の水分量が多いかどうかの判断や、衣類量が
多い場合の蓋の開閉判断が難しいという問題があり、こ
れらの判断の違いによって例えば、衣類量が多いにもか
かわらず蓋17を開けた状態で乾燥運転を行うことによ
り居室内の湿度が高くなったり、衣類の量が少ないにも
かかわらず蓋を閉じた状態で乾燥運転を行うことにより
乾燥コストが高くなったりする。
【0007】(2)使用者が衣類乾燥機の運転毎に衣類
の水分量についての判断をして蓋を開閉するため衣類乾
燥機の利便性に問題がある。
【0008】(3)水分量が多い場合でも乾燥運転の全
期間を蓋を閉じて運転すると乾燥コストが高くなるた
め、乾燥コストを低減するために蓋を開けることが必要
となるが、この蓋開放のタイミングが早いと居室内の湿
度が高くなる。
【0009】という問題があった。
【0010】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、衣類の状況に応じて衣類
乾燥機に設置された蓋の開放を自動化し、乾燥コストの
低減と居室内の湿度の上昇を抑えた衣類乾燥機を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は 水分を含んだ被乾燥物を収納して回転す
るドラムと、このドラム内に送り込む空気を加熱するヒ
ータと、前記ドラム内に前記ヒータで加熱した空気を流
入させる送風装置と、前記ヒータと前記送風装置の間に
設けられた循環風路と、この循環風路途中に設けられ機
外空気と通じる開閉自在な開閉手段と、この開閉手段を
制御する制御手段を有する衣類乾燥機において、前記制
御手段は、前記被乾燥物の量に応じて前記開閉手段を開
くことを特徴とする。この構成によれば、布量に応じた
蓋の開放のタイミングを自動的に行うことができるた
め、乾燥コストの低減と居室内の温度の上昇を抑えるこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例になる衣
類乾燥機の構成を図面を用いて説明する。
【0013】図1及び図2において、外枠1内に設けら
れたドラム4は被乾燥物である衣類等を入れる衣類乾燥
室になっており、開閉可能なドア2を開き衣類投入口2
aを介して衣類が投入される。ドラム4の前側は外枠1
のフロント内面に取り付けたドラム支持体5に支持さ
れ、後側は乾燥機内の空気の循環と熱交換器の両方を併
せ持つ熱交換ファン6(すなわち送風装置)の保持機能
を有するファンケーシング8に回転自在に支持されてい
る。
【0014】ドラム4の後部側に電動機10の回転によ
りドラムベルト9を介して伝達され、これによってドラ
ム4が回転駆動される。これと同時に熱交換ファン6に
もファンベルト13を介して電動機10の回転が伝達さ
れて熱交換ファン6が回転駆動される。
【0015】衣類乾燥機内外の温度や乾燥機内の湿度の
検知は温度センサー及び湿度センサーを用いて行う。温
度センサーは通常はサーミスタ等を利用したものが用い
られ、湿度センサーは図3に示すような構造の湿度セン
サーが用いられる。図3に示す湿度センサーは、アルミ
ナ基板301上にある有機感湿材302が空気中の湿度
を吸収してイオンとなり、くし状電極303間に電気を
通す度合が変化することを利用する。すなわち、湿度セ
ンサー周囲の湿度が高くなるに従ってイオンの数が増し
て抵抗値が低くなり、反対に湿度が低くなるとイオンの
数が減少して抵抗値が高くなることを利用したものであ
る。
【0016】このような湿度センサーの特性は図4のよ
うになっている。図4は湿度センサーの電極304,3
05間に5Vの電圧をかけた時の横軸を湿度、縦軸を電
極間の電気抵抗としたグラフである。
【0017】本実施例では、図1に示すように衣類乾燥
機外の気温は冷却風取り込口14a近傍の補強板8aに
取り付けてある温度センサー21によって検知し、乾燥
機内の温度はドラム排気口4a近傍のファンケーシング
8に取り付けた温度センサー22によって検知する。
又、乾燥機内の湿度はドラム排気口4a近傍のファンケ
ーシング8に取り付けた湿度センサー23によって検知
する。
【0018】次に、衣類を乾燥させる空気の循環風路に
ついて図1を用いて説明する。
【0019】熱交換ファン6により循環ダクト12内に
送風された空気は、ドラム4の前側に設置されたヒータ
7で暖められて、ドラム4内に導かれ衣類を加熱して水
分を蒸発させる。衣類から蒸発した水分は循環風と共に
フィルター11を通過し、ドラム4後側壁のドラム排気
口4aを通りファンケーシング8の循環側に流入し、循
環ダクト12に戻ることにより空気が一巡し、循環風路
が構成される。ここで、ドラム排気口4aから流入した
循環風は水分を含んでおり、この水分を含んだ空気は裏
板14に設けた冷却風取り込み口14aより吸気した冷
却風により熱交換ファン6で冷却され、水蒸気が凝結さ
れて水となり排水口50から排出される。
【0020】電動機10及びヒータ7を制御するマイク
ロコンピュータ等のコントローラ15は乾燥機前面下部
でパネル16の裏側に取り付けられ、その反対側のパネ
ル16の表側には運転制御部16aが取り付けられる。
【0021】循環ダクト12の一部(図1では衣類乾燥
機前面)には機外と通じる開閉自在な開閉手段が設けら
れている。これは例えば図5に示す蓋17のようなもの
である。図5は図1のAーAで示す部分断面図である。
【0022】この蓋17は、循環風路12の一部を構成
する本体前面下部のパネル16の一部を長方形(横3cm
×縦10cm)に切り取り、その部分に設けてある。蓋1
7は回動支点17aを中心に開閉するようになっており
回動支点17aはピンによってパネル16に支持されて
いる。通常はバネ18の力により蓋17が閉まってい
る。そして蓋17を開くときは、コントローラ15の指
令によりソレノイド19に通電することによりアーム2
0が突出してガイドリブ17bを押すことによって蓋1
7を開ける。蓋17を閉じる場合には手動で行うが、別
途自動化してもよい。
【0023】又、蓋17は循環ダクト12途中に設けら
れ、機外に開放するような構成であれば図5に示す方式
以外の例えば上下や左右にスライドして開閉するもの等
であってもよい。
【0024】次に衣類乾燥機のコントローラ15の内部
回路を図6で説明する。コントローラ15は駆動回路,
マイクロコンピュータ,電源回路等により構成され、電
動機10,ヒータ7,蓋17用のソレノイド19等を駆
動制御するものである。
【0025】衣類の乾燥コースについては、例えば図7
に示すパネルのCで示す枠内にあるように通常の衣類を
乾燥させる「標準コース」,洗濯物の除菌効果を高めた
い時に使用する「除菌コース」、その他「毛布」「セー
タ」「ズック」等の被乾燥物の種類に適した乾燥コース
がある。
【0026】次に各乾燥コース毎の処理手順を説明す
る。
【0027】(1)標準コース 標準コースの処理手順はコントローラ15(制御装置)
によって図8のように行われる。
【0028】すなわち、使用者が乾燥機内に被乾燥物を
投入してドア2を閉じ、ステップ101で標準コースを
選択して図7に示すパネルのSで示す枠内にあるスター
トボタンを押す。尚、この際、使用者は排気乾燥を行わ
ない場合には、図7のパネルのRの枠内にあるスイッチ
によって蓋17が開かない状態の「ロック」モードで乾
燥運転を行うことができる。また、衣類の仕上げ乾燥度
を図7に示すDの枠内の乾燥具合選択ボタンで選択する
ことができる。
【0029】ドラムが回転し始め、ドラム内の衣類等に
ヒータにより暖められた空気が送風される。このとき蓋
17は閉じた状態となっている。
【0030】これにより乾燥機のドラム出口の温度(ド
ラム排気温度)は徐々に上昇し始める。
【0031】次に、ステップ102で布量を検知する。
【0032】ドラム排気温度の上昇の割合は図9に示す
ように乾燥機内の衣類の量によって異なる。一般に被乾
燥物の量が多い場合は、少ない場合に比べて変化の割合
が緩やかとなる。これは衣類が多いときは、多量の湿っ
た衣類を暖めなければならず、ドラム4からの排気温度
が一定になるまでには長い時間が必要となり、排気温度
の変化は図9の実線のように緩やかな立上りとなる。反
対に衣類が少ない時はドラム4内の衣類は暖まりやすい
のでドラム4からの排気温度は早く上昇し、図9の破線
のように衣類が多い場合に比べて立上りが急になる。
【0033】従ってステップ102で図1の温度センサ
ー22によりドラム排気温度の変化の割合を検出するこ
とによって被乾燥物の量が判る。すなわち、布量検知手
段として用いることができる。
【0034】具体的には図9に示すように乾燥時間T0
時のドラム排気温度と乾燥時間T1時のドラム排気温度
との差をΔKとした場合、衣類なしの場合にはΔK=Δ
Ka、衣類5kgの場合にはΔK=ΔKbであるから、Δ
KbとΔKaの間を5分割し、それぞれの衣類の量を
1,2,3,4kgと割り当てることで、ΔKの値に対し
て衣類の量が決定される。この温度変化量ΔKに応じて
布量を検出することはコントローラ15内に組み込まれ
たプログラムにより計算される。分割する量を細かくす
るほど、より細かい衣類の量の算出が可能となる。
【0035】以上は、温度変化による衣類の量の検出方
法であるが、必要によっては湿度変化による衣類の量の
検出の方法も同様に行うことができる。
【0036】次にステップ103で図7に示すパネルの
Dで示す枠内にある乾燥具合選択キー25で「標準」が
選ばれているかどうかをコントローラ15で判断する。
乾燥具合の選択は使用者が衣類の乾燥度を好みに応じて
変えたい場合があるために設けられている。アイロンが
けしたい場合は少し湿った状態で乾燥を終えるため等で
ある。ステップ103で乾燥度が「標準」を選択されて
いない場合はステップ107で蓋17が「ロック」モー
ドであるか否かを判断し、「ロック」モードでない場合
はステップ108で蓋17を開けた状態で乾燥運転を行
い、ステップ109で使用者の設定した乾燥度まで乾燥
し、その後ステップ110でヒータ7の通電を止めて、
送風運転を行ってから運転終了する(ステップ11
1)。
【0037】又、ステップ108で「ロック」モードが
選択されている場合には蓋17を閉じた状態でステップ
109で使用者の設定した乾燥度まで乾燥し、その後ス
テップ110でヒータ7の通電を止めて、送風運転を行
ってから運転終了する(ステップ111)。
【0038】このようにすることによって、使用者が仕
上乾燥度をあらかじめ設定する場合には好みに応じた乾
燥度で仕上げることができ、無駄な乾燥に使用されるエ
ネルギーを削除し、省エネルギー化が図れる。尚、乾燥
度とは乾燥機のJIS C9608 に規定しているものをいう。
【0039】ステップ103で使用者が乾燥具合の選択
キー25で「標準」に設定されている場合にはステップ
104へ進み、コントローラ15がステップ102で求
めた布量が、基準値(例えば3kg)以上と判断した場合
にはステップ105でドラム排気湿度センサー23によ
って高乾燥度(例えば95%)まで乾燥運転を行い、ステ
ップ107で蓋17が「ロック」モードであるか否かを
判断し、「ロック」モードでない場合はステップ108
で蓋17を開け、ステップ109で使用者の設定した乾
燥度まで乾燥し、その後ステップ110でヒータ7の通
電を止めて、送風運転を行ってから運転終了する(ステ
ップ111)。これにより、布量が多い場合に自動的に
高乾燥度で蓋17を開けることにより、湿気による不快
感を防止し、乾燥コストを低減することができる。又、
使用者が手動で蓋17を開けることによる煩雑さや、布
量の判断の謝りを防止できる。
【0040】一方、ステップ107で「ロック」モード
である場合には蓋17を閉じた状態で、ステップ109
で使用者の設定した乾燥度まで乾燥し、その後ステップ
110でヒータ7の通電を止めて、送風運転を行ってから
運転終了する(ステップ111)。
【0041】ステップ105で、蓋17の開放のタイミ
ングを高乾燥度(例えば95%)にしたのは、これ以降
は乾燥時間に比べて乾燥される割合が小さく、蓋17を
開けて乾燥運転を行うほうが速く乾燥し、従って乾燥に
かかるコストも少なくなるからである。又、この状態の
ときに蓋17を開放しても衣類に含まれる水分量も少な
く、居室内が湿気でこもってしまう心配もない。例えば
衣類量が5kgと多い場合には、乾燥度95%で蓋17を
開ければ衣類内の残水分はおおよそ260gであり、こ
の程度の水分であれば室内が湿気でこもってしまうこと
もない。
【0042】蓋17の開放タイミングは高乾燥度を95
%に限る必要はなく、図11において恒率乾燥行程から
減率乾燥行程へ変わるときに蓋17を開けるようにして
もよい。(ここで、「恒率乾燥行程」とは熱量のほとん
どが水分の蒸発に費やされるのでこの期間内では蒸発速
度はほぼ一定であり、前乾燥行程の60%を占める期間
である。又、「減率乾燥行程」とは、熱量は水分の蒸発
だけでなく、衣類そのものあるいは、機体の温度上昇の
ためにも費やされるので蒸発速度は段々と遅くなってい
く期間である。) ステップ104でコントローラ15が布量が基準値(3
kg)より少ないと判断した場合には、ステップ106で
所定の時間Δtだけ蓋17を閉じた状態で乾燥運転を行
う。このΔtは、図11で乾燥運転の開始時から乾燥機
内の温度が立上って一定温度に達してから予熱乾燥行程
が終了する低乾燥度(例えば90%程度)の状態までの時
間である。
【0043】ステップ106で、蓋17の開放のタイミ
ングをΔtにしたのは、衣類の量が少ないといっても、
ある程度蓋17を閉じた状態で乾燥させる方が居室内の
湿度を低く抑えることができるためである。
【0044】ここで「予熱乾燥行程」とはヒータが機体
の温度及び衣類の温度を高めるために費やされる期間で
蒸発速度(洗濯物に含まれる水分の蒸発量)は徐々に速
くなっていく期間であり、布量によって変化する。従っ
て、Δtも布量によって変化し、衣類の量が少ない程こ
のΔtは小さくなる。
【0045】次にステップ107で蓋17が「ロック」
モードであるか否かを判断し、「ロック」モードでない
場合はステップ108で蓋17を開け、ステップ109
で使用者の設定した乾燥度まで乾燥し、その後ステップ
110でヒータ7の通電を止めて、送風運転を行ってか
ら運転終了する(ステップ111)。
【0046】これにより、布量が少ない場合に自動的に
低乾燥度で蓋17を開けることにより湿気による不快感
を防止し、乾燥コストを低減できる。又、使用者が手動
で蓋17を開放する煩雑さや、布量の判断の誤りを防止
できる。
【0047】一方、ステップ108で「ロック」モード
である場合にはステップ109で蓋17を閉じた状態で
使用者の設定した乾燥度まで乾燥し、その後ステップ1
10でヒータ7の通電を止めて、送風運転を行ってから
運転終了する(ステップ111)。
【0048】衣類量が2.5kg と少ない場合にステップ
106でΔtだけ蓋17を閉じて運転し、低乾燥度(例
えば90%)で蓋17を開放させて運転すれば衣類内の
残水分はおおよそ280gが居室内に排出されるもの
の、この程度の水分であれば衣類量が5kgの場合に、ス
テップ105で高乾燥度(例えば95%)であるときに
蓋17を開放して運転したときに居室内に排出される衣
類内の残水分260gとほぼ同じであり、この程度の水
分であれば室内が湿気でこもってしまうこともない。
【0049】尚、衣類の乾燥度を更に正確に検知する場
合には、電極センサーすなわち2枚の電極板をドラム内
に露出させ、そこに触れる衣類の水分量により抵抗値が
変化することを利用したセンサーを用いても良い。
【0050】(2)「ズック」コース 次にスニーカー等を乾燥させるコースの実施例を図13
で説明する。
【0051】使用者が乾燥機内にスニーカー等を投入し
てドア2を閉じ、図7に示すパネルのCで示す枠内にあ
る「ズック」を選択する。この際、使用者は蓋17を開
放した状態で乾燥運転を行うか、又は蓋を閉じた状態で
乾燥運転を行うかを選択することができる。
【0052】使用者がステップ201で図7に示すパネ
ルのSで示す枠内にあるスタートボタンを押すと、ドラ
ム4内のズックにヒータ7により暖められた空気が送風
される。
【0053】ステップ202でコントローラ15は蓋1
7が「ロック」モードか否かを判断させ、「ロック」モ
ードでなければ、ステップ203で蓋17を開放し、ス
テップ204で一定時間乾燥運転を行ってから運転を終
了する(ステップ205)。一方、蓋17が「ロック」
モードである場合は、ステップ204で一定時間乾燥運
転を行ってから運転を終了する(ステップ205)。ス
テップ205で乾燥運転終了後はコントローラ15がヒ
ータ7の通電を止め一定時間送風運転を行って運転終了
する(206)。
【0054】このようにすることで蓋17の開閉を自動
化したため省エネルギー化、及び使用者の労力軽減を図
ることができる。
【0055】
【発明の効果】本発明は、水分を含んだ被乾燥物を収納
して回転するドラムと、このドラム内に送り込む空気を
加熱するヒータと、前記ドラム内に前記ヒータで加熱し
た空気を流入させる送風装置と、前記ヒータと前記送風
装置の間に設けられた循環風路と、この循環風路途中に
設けられ機外空気と通じる開閉自在な開閉手段と、この
開閉手段を制御する制御手段を有する衣類乾燥機におい
て、前記制御手段は、前記被乾燥物の量に応じて前記開
閉手段を開くことを特徴とする。この構成によれば、布
量に応じた蓋の開放のタイミングを自動的に行うことが
できるため、乾燥コストの低減と居室内の温度の上昇を
抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る衣類乾燥機の断面図で
ある。
【図2】図1の衣類乾燥機の鳥瞰図である。
【図3】本発明の一実施例に係る衣類乾燥機に使用され
る湿度センサーの構造図である。
【図4】図3の湿度センサーの特性図である。
【図5】本発明の一実施例に係る衣類乾燥機に使用され
る蓋の構造図である。
【図6】本発明の一実施例に係る衣類乾燥機に使用され
る制御部の回路構成のブロック図である。
【図7】本発明の一実施例に係る衣類乾燥機に使用され
る運転制御部である。
【図8】本発明の一実施例に係る衣類乾燥機の標準コー
スでのフローチャートである。
【図9】ドラム出口の排気温度の時間変化を表すグラフ
である。
【図10】除湿,排気乾燥方式の乾燥速度を衣類の含水
量で表すグラフである。
【図11】ドラム出口の空気(温度,湿度)の状態変化
を示すグラフである。
【図12】除湿,排気乾燥方式の乾燥度の時間変化を表
すグラフである。
【図13】本発明の一実施例に係る衣類乾燥機のズック
コースでのフローチャートである。
【符号の説明】
1…外枠、2…ドア、2a…衣類投入口、3…衣類乾燥
機、4…ドラム、4a…ドラム排気口、5…ドラム支持
体、6…熱交換ファン、7…ヒータ、8…ファンケーシ
ング、8a…補強板、9…ドラムベルト、10…電動
機、11…フィルター部、12…循環ダクト、12a…
排気口、13…ファンベルト、14…裏板、14a…冷
却風取り込み口、14b…冷却風排出口、15…コント
ローラ、16…パネル、16a…運転制御部、17…
蓋、17a…回動支点、17b…ガイドリブ、18…コ
イルバネ、19…電磁ソレノイド、20…アーム、21
…外気温度センサ、22…ドラム排気温度センサー、2
3…ドラム排気湿度センサー、24…排気蓋開放停止ス
イッチ、25…乾燥度選択スイッチ。
フロントページの続き (72)発明者 小松 常利 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部多賀本部 内 Fターム(参考) 4L019 EA06 EB01 EB04 EB07 EC07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水分を含んだ被乾燥物を収納して回転する
    ドラムと、このドラム内に送り込む空気を加熱するヒー
    タと、前記ドラム内に前記ヒータで加熱した空気を流入
    させる送風装置と、前記ヒータと前記送風装置の間に設
    けられた循環風路と、この循環風路途中に設けられ機外
    空気と通じる開閉自在な開閉手段と、この開閉手段を制
    御する制御手段を有する衣類乾燥機において、 前記制御手段は、前記被乾燥物の量に応じて前記開閉手
    段を開くことを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】水分を含んだ被乾燥物を収納して回転する
    ドラムと、このドラム内に送り込む空気を加熱するヒー
    タと、前記ドラム内に前記ヒータで加熱した空気を流入
    させると共に熱交換器を兼ね備えた送風装置と、前記ヒ
    ータと前記送風装置の間に設けられた循環風路と、この
    循環風路途中に設けられ機外空気と通じる開閉自在な開
    閉手段と、この開閉手段を制御する制御手段を有する衣
    類乾燥機において、 前記制御手段は前記被乾燥物の布量を検知する布量検出
    手段によって得られた布量に応じて前記開閉手段を開け
    ることを特徴とする衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】水分を含んだ被乾燥物を収納して回転する
    ドラムと、このドラム内に送り込む空気を加熱するヒー
    タと、前記ドラム内に前記ヒータで加熱した空気を流入
    させると共に熱交換器を兼ね備えた送風装置と、前記ヒ
    ータと前記送風装置の間に設けられた循環風路と、この
    循環風路途中に設けられ機外空気と通じる開閉自在な開
    閉蓋と、この開閉蓋を制御する制御手段を有する衣類乾
    燥機において、 前記制御手段は前記衣類乾燥機内の温度によって前記被
    乾燥物の布量を検知し、この布量に応じて前記開閉蓋を
    開放することを特徴とする衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】水分を含んだ被乾燥物を収納して回転する
    ドラムと、このドラム内に送り込む空気を加熱するヒー
    タと、前記ドラム内に前記ヒータで加熱した空気を流入
    させると共に熱交換器を兼ね備えた送風装置と、前記ヒ
    ータと前記送風装置の間に設けられた循環風路と、この
    循環風路途中に設けられ機外空気と通じる開閉自在な開
    閉蓋と、この開閉蓋を制御する制御手段を有する衣類乾
    燥機において、 前記制御手段は前記被乾燥物の布量を検出する布量検出
    手段によって布量を検知し、 前記布量が基準値より多い場合は高乾燥時に前記開閉蓋
    を開放し、 前記布量が前記基準値より少ない場合は低乾燥時に前記
    開閉蓋を開放することを特徴とする衣類乾燥機。
  5. 【請求項5】水分を含んだ被乾燥物を収納して回転する
    ドラムと、このドラム内に送り込む空気を加熱するヒー
    タと、前記ドラム内に前記ヒータで加熱した空気を流入
    させると共に熱交換器を兼ね備えた送風装置と、前記ヒ
    ータと前記送風装置の間に設けられた循環風路と、この
    循環風路途中に設けられ機外空気と通じる開閉自在な蓋
    と、この蓋を制御する制御手段を有する衣類乾燥機にお
    いて、 前記制御手段は運転開始後の前記ドラムの温度の上昇に
    応じて前記被乾燥物の布量を検知し、 前記布量が基準値より多い場合は高乾燥時に前記開閉蓋
    を開放し、 前記布量が前記基準値より少ない場合は低乾燥時に前記
    開閉蓋を開放することを特徴とする衣類乾燥機。
  6. 【請求項6】水分を含んだ被乾燥物を収納して回転する
    ドラムと、このドラム内に送り込む空気を加熱するヒー
    タと、前記ドラム内に前記ヒータで加熱した空気を流入
    させると共に熱交換器を兼ね備えた送風装置と、前記ヒ
    ータと前記送風装置の間に設けられた循環風路と、この
    循環風路途中に設けられ機外空気と通じる開閉自在な蓋
    と、この蓋を制御する制御手段を有する衣類乾燥機にお
    いて、 前記制御手段は運転開始後の前記ドラムの温度の上昇に
    応じて前記被乾燥物の布量を検知し、 前記制御手段は、前記布量が基準値より少ない場合には
    前記基準値より多い場合に比べて早く前記蓋を開放する
    ことを特徴とする衣類乾燥機。
  7. 【請求項7】請求項3〜6のいずれか1項に記載の衣類
    乾燥機において、使用者が前記開閉蓋を閉じて運転する
    ことを選択した場合には、前記制御手段は前記開閉蓋を
    閉じた状態で運転することを特徴とする衣類乾燥機。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の衣類乾燥機において、使
    用者が予め前記被乾燥物の乾燥度を設定した場合には、
    前記制御手段は設定された前記乾燥度のときに乾燥運転
    を終了することを特徴とする衣類乾燥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2016521166A (ja) * 2013-04-24 2016-07-21 海爾集団公司 衣類乾燥機の制御方法

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