JP2000325032A - 有効な抽出成分を配合するプロポリス製品の製造方法 - Google Patents

有効な抽出成分を配合するプロポリス製品の製造方法

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JP2000325032A
JP2000325032A JP11177291A JP17729199A JP2000325032A JP 2000325032 A JP2000325032 A JP 2000325032A JP 11177291 A JP11177291 A JP 11177291A JP 17729199 A JP17729199 A JP 17729199A JP 2000325032 A JP2000325032 A JP 2000325032A
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JP
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propolis
extracted
alcohol
water
extracted propolis
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Sadao Nishio
貞男 西尾
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PURONOSU KK
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PURONOSU KK
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Abstract

(57)【要約】 〔課 題〕アルコール抽出プロポリス並びに水抽出プロ
ポリスの夫々が有する難点を、夫々の難点を克服し、夫
々の成分の相乗効果が期待でき、飲用に適したプロポリ
スを得る。 〔解決手段〕アルコール抽出プロポリスに、水抽出プロ
ポリスを徐々に添加・混合することにより、アルコール
抽出プロポリス特有の樹脂成分並びにやに成分を沈澱濾
過させ、双方の有する有効成分を損うことなく、混合液
に残留配合することにより、夫々のプロポリス抽出分の
有効成分の相乗効果と、飲用に適したプロポリスとする
ことにより、この問題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔産業上の利用分野〕この発明は、健康食
品、医薬品、並びに化粧品等に利用できるプロポリス抽
出物を2種類混合し、樹脂成分を除去し、有効成分のみ
を抽出配合したプロポリス製品の製造方法に関する。
【0002】〔従来の技術〕プロポリスは蜂ヤニとも云
われ蜂の巣等に蓄積するにかわ状の物質で、抗生物質よ
りも優れた抗ウイルス、抗バクテリア作用する抗酸化物
質である。副作用もほとんどなく、従来より水で薄めて
飲んだり、粉末にして飲む等で利用されて来た。
【0003】プロポリス製品は、一般的にはプロポリス
原塊を粉細して、アルコール等の溶媒でその有効成分を
抽出するというのが、一般的である。しかし、抽出した
エキスは水に溶けにくく、且つ樹脂(やに)成分が含ま
れるために製品としての利用しにくいことと、アルコー
ル独特の強い刺激があるため多くの人には好まれないの
が実情である。
【0004】これに対するものとして、水抽出プロポリ
ス製品は、有効成分が極く少量しか抽出出来ず、使用に
際しては量的な問題点があつたが、弊社は特願平5−1
16306号にて、水溶性プロポリスの原塊をイオン水
で抽出した水溶性プロポリスを開発した。この製品は摂
取後の身体への吸収が早く、容易に酵素作用を受けて免
疫機能の応答が高まり、植物性フラボノイドの相互相乗
効果が高まる等で、有用性は増大したが、アルコール抽
出に比して刺激や臭いも少くなつた。しかし、アルコー
ル抽出品と比較すると即効性において多少劣る面があつ
た。
【0005】〔発明が解決しようとする課題〕アルコー
ル抽出プロポリスは水に溶け難く且つ独特の臭気があ
り、単独で使用するより夫々の難点を克服し、夫々の成
分の相乗効果が期侍でき、まろやかな味があるプロポリ
スで、水に溶け難いやにやろう成分が簡単に除去できる
プロポリスの出現が強く望まれていた。
【0006】〔課題を解決するための手段〕アルコール
抽出プロポリスに、水抽出プロポリスを徐々に添加・混
合することにより、アルコール抽出プロポリス特有の樹
脂成分を沈澱濾過し、双方の有する有効成分を損うこと
なく、相乗効果と、飲用に適したプロポリス製品にする
ことにより、この問題を解決した。
【0007】〔発明の実施の形態〕本発明実施例に係る
プロポリス製品の製造方法は、2種類のプロポリス抽出
成分を適当な割合で混合し、有効成分が損われることな
く、飲み易いプロポリス製品を得るものである。プロポ
リスは、通常はアルコール抽出プロポリス抽出成分であ
るが、脂溶性成分が多く抽出されており、それは水に不
溶成のフラボノイドが主成分で、アルコールの刺激臭や
やにの成分も残留してはいるが、保存性は良好である。
【0008】アルコール抽出プロポリスは、フラボノイ
ドを始め、殆どの成分が水に不溶性であるため、プロポ
リスの加工若しくは使用時に種々の不都合を生じる。例
えばプロポリス含有ドリンク剤を製造する場合、ドリン
ク剤を含む水溶液にプロポリス抽出液を添加すると、不
溶性成分の一部が油状になつて析出する。この油状析出
物は、器具、容器に付着して汚染するばかりでなく、析
出した油状析出物には有効成分も少くなく、そのため製
品の品質低下を招くことになる。
【0009】アルコール抽出プロポリスの外に、乳化剤
を用いたもの、炭酸ガスを用いた超臨界抽出法によるも
の等があるが、水抽出プロポリスには水に溶ける蛋白質
や多糖類などの成分が多く含まれ、ガン治療に有効であ
るとされているが、プロポリス成分が5%程度の稀薄な
水溶液製品としてか存在しない。
【0010】本発明で用いる水抽出プロポリスは、プロ
ポリス原塊を精製し、微粉化したものを高圧滅菌し、イ
オン水、クラスター化した水を加えて抽出した水溶性プ
ロポリスである。この水溶性プロポリスは、多糖体糖を
有する蛋白質茶褐色の液体で、抗菌、抗炎症、免疫能力
促進、抗腫瘍、抗ガン剤との併用でガン抑圧の相乗効果
と副作用抑圧の作用があることが知られている。
【0011】この発明は、前記した2種類のアルコール
抽出プロポリスと、水抽出プロポリスを適当な割合で混
合した後に一定の精製を行うことにより、プロポリス特
有のやに成分を沈澱除去し、双方の抽出成分であるフラ
ボノイド類、多糖類、蛋白質のすべてが含まれた効力の
高い、且つ飲み易いプロポリス製品を得るものである。
【0012】3年程熟成したアルコール抽出プロポリス
エキス170mlに、水抽出プロポリスエキスを少量ず
つ30ml加え、均等に混合すると、時間の経過と共に
アルコール抽出プロポリスに溶解していた樹脂状物質並
びにやに等の物質が沈澱物となつて容器の底部に蓄積さ
れる。沈澱物の析出が略々終了した時点で、この沈澱し
た不純物を濾紙で濾過して液体成分のみを飲用に供す
る。両者を混合した製品には、アルコール抽出プロポリ
スの有効成分であるフラボノイド類と、水抽出プロポリ
スの有効成分である蛋白質と多糖類の両成分が含まれて
いるので、プロポリスの有効性が向上する。
【0013】アルコール抽出プロポリスと水抽出プロポ
リスの混合比率は、前記した比率に限定されるものでは
なく、重量比で約15〜30%の比率、望ましくは約2
0%程度の混合比が適当で、この程度の比率ならば、両
プロポリスの特徴を失うことなく、有効成分を含んだ飲
用剤が得られる。
【0014】本発明は請求項4記載の一実施例を以下に
述べる。水抽出プロポリス(原液)にアルコール抽出プ
ロポリスを徐々に配合する場合は、その配合比は、前者
80〜90に対して、後者20〜10の割合が理想的
で、この方法により両プロポリスの有効成分を含有する
プロポリス製品が得られる。
【0015】〔発明の効果〕本発明の有効な抽出成分を
配合したプロポリス製品の製造方法には、種々の利点が
ある。アルコール抽出プロポリス並びに水抽出プロポリ
スの両成分を混合するため、アルコール抽出プロポリス
のフラボノイド等の有効成分、並びに水抽出プロポリス
の蛋白質及び多糖類等の有効成分がそのまま含まれるこ
とである。又、両有効成分を混合することにより、アル
コール抽出プロポリスの最大の欠陥であつた樹脂成分が
沈澱により除去され、更にアルコール抽出プロポリスに
特有な刺激臭が緩和されるので、何人にも飲み易いプロ
ポリス飲料を提供することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルコール抽出プロポリスに、水抽出プロ
    ポリスを徐々に添加・混合することにより、アルコール
    抽出プロポリス特有の樹脂成分を沈澱濾過させ、飲用に
    適したプロポリス製品とすることを特徴とする有効な抽
    出成分を配合したプロポリス製品の製造方法。
  2. 【請求項2】アルコール抽出プロポリスの抗酸物質であ
    るフラボノイド類と、水抽出プロポリスの生理活性作用
    の強い多糖類及び蛋白質の両者の有効成分を損うことな
    く、混合液に残留配合させることにより、夫々のプロポ
    リス抽出物の有効成分の相乗効果が得られることを特徴
    とする請求項1記載の有効な抽出成分を配合したプロポ
    リス製品の製造方法。
  3. 【請求項3】アルコール抽出プロポリスと、水抽出プロ
    ポリスの混合比は、重量比において15〜30%の比率
    で混合したことを特徴とする請求項1記載の有効な抽出
    成分を配合したプロポリス製品の製造方法。
  4. 【請求項4】水抽出プロポリスにアルコール抽出プロポ
    リスを徐々に添加・混合することにより、アルコール抽
    出プロポリス特有の樹脂成分の沈澱濾過が可能であり、
    さらにアルコール臭を軽減し、吸収が良好となる非常に
    飲みやすい製品の製造方法。両者の配合は、水抽出プロ
    ポリス15〜30%、アルコール抽出プロポリス85〜
    70%の比率であることを特徴とする請求項1記載の有
    効な抽出成分を配合したプロポリス製品の製造方法。
JP11177291A 1999-05-20 1999-05-20 有効な抽出成分を配合するプロポリス製品の製造方法 Pending JP2000325032A (ja)

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