JP2000324910A - 植物の種子の処理装置及び植物の種子の処理方法 - Google Patents

植物の種子の処理装置及び植物の種子の処理方法

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JP2000324910A
JP2000324910A JP11290631A JP29063199A JP2000324910A JP 2000324910 A JP2000324910 A JP 2000324910A JP 11290631 A JP11290631 A JP 11290631A JP 29063199 A JP29063199 A JP 29063199A JP 2000324910 A JP2000324910 A JP 2000324910A
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JP
Japan
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plant
seed
container
magnetic field
field generating
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Fujio Shimazaki
冨士夫 嶋▲崎▼
Yoshitsugu Nishida
佳嗣 西田
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Original Assignee
SHIMAZAKI SHUBYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の既存の装置を用いて行う方法では、磁場
処理を行った後、電場処理を行うようにしているので、
どうしても処理時間が長くなってしまう。 【解決手段】高電圧発生装置21を作動させ電極板1
7、19に電圧を印加し、モータ37を駆動し出力軸3
9と共にカム板41を回転させる。カム板41が回転す
ると、駆動シャフト35が上下方向へ往復動作し、これ
に伴い駆動ベース25がガイドシャフト23にガイドさ
れて上下方向へ往復動作し、駆動ベース25と共にアー
ム27と容器28を支持する容器支持部29が上下方向
へ往復動作する。従って、容器28に入れられた種籾M
は永久磁石7のN極に接近する位置と永久磁石9のS極
に接近する位置とに往復動作し磁場に暴露され、同時に
電極板17、19の電場に暴露させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は植物の種子の処理装
置及び植物の種子の処理方法に係り、特に稲科植物の種
子等を電場及び磁場に暴露させる植物の種子の処理装置
と植物の種子の処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願の出願人によって、稲科植物の種
子に磁場処理及び電場処理を施し、収量の増加や食味の
向上を図る稲科植物の種子の処理方法に関する特許出願
(特願平10−278220号等)がされている。
【0003】植物の種子に磁場処理及び電場処理を行う
ための装置は開発されておらず、既存の装置を用いて種
子を磁場に暴露した後、別の装置を用いて種子を電場に
暴露している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
既存の装置を用いて行う方法では、磁場処理を行った
後、電場処理を行うようにしているので、どうしても処
理時間が長くなってしまう不都合がある。また、既存の
磁場処理装置は、植物の種子を容器にいれて、この容器
毎磁場に曝露するという、いわばバッチ処理を行ってい
る。このため、植物の種子を容器に入れたり容器から出
したり作業が必要であり、連続的な処理ができず大量処
理には向かないという問題点がある。
【0005】本発明は上記した従来の問題点に鑑みて為
されたものであり、植物の種子を短時間に効率よく磁場
処理及び電場処理することができる植物の種子の処理装
置、及びこの装置を用いた植物の種子の処理方法を提供
することを目的とし、また磁場処理を連続的に行うこと
ができる植物の種子の処理装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の発明は、植物の種子を入れる容器と、前
記容器内の植物の種子を磁場に暴露するための磁場発生
手段と、前記容器内の植物の種子を電場に暴露するため
の電場発生手段と、前記容器を前記磁場発生手段のS極
とN極に交互に接近するように動作させる容器駆動手段
とを具備することを特徴とする植物の種子の処理装置で
ある。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載した植
物の種子の処理装置において、容器駆動手段は、容器を
往復動作自在に支持する容器支持装置と、前記容器支持
装置に支持された容器を往復動作させる駆動装置とによ
って構成され、磁場発生手段のS極とN極のいずれか一
方が前記容器支持装置に支持され往復動作する容器の往
動作側終端の近傍に配置され、他方が復動作側の終端の
近傍に配置されていることを特徴とする植物の種子の処
理装置である。
【0008】請求項3の発明は、請求項1に記載した植
物の種子の処理装置において、容器駆動手段は、容器を
回転自在に支持する容器支持装置と、前記容器支持装置
に回転自在に支持された容器を回転させる駆動装置によ
って構成され、磁場発生手段のS極とN極は前記駆動装
置によって回転させられる容器の軌道の近傍に配置され
ていることを特徴とする植物の種子の処理装置である。
【0009】請求項4の発明は、請求項1から3に記載
した植物の種子の処理装置を用いて、植物の種子を電場
に暴露させる電場処理と、磁場に暴露させる磁場処理と
を同時に行うことを特徴とする植物の種子の処理方法で
ある。
【0010】請求項5の発明は、請求項4に記載した植
物の種子の処理装置において、磁場発生手段の複数の磁
石は上下方向へ配置され、種子通過路は上下方向へ延び
ていることを特徴とする植物の種子の処理装置である。
【0011】請求項6の発明は、請求項4または5に記
載した植物の種子の処理装置において、種子通過路を通
過する植物の種子を電場に暴露するための電場発生手段
を具備することを特徴とする植物の種子の処理装置であ
る。
【0012】請求項7の発明は、請求項6に記載した植
物の種子の処理装置において、電場発生手段は種子通過
路を挟んで互いに対向して配置される電場発生部と前記
電場発生部に電圧を印加する電圧発生装置とによって構
成されていることを特徴とする植物の種子の処理装置で
ある。
【0013】請求項8の発明は、請求項7に記載した植
物の種子の処理装置において、電場発生部と種子通過路
との間には、ねずみ鋳鉄製の鉄体が配置されていること
を特徴とする植物の種子の処理装置である。
【0014】請求項9の発明は、請求項1、2、3、
6、7、8のいずれかに記載した植物の種子の処理装置
を用いて、植物の種子を電場に暴露させる電場処理と、
磁場に暴露させる磁場処理とを同時に行うことを特徴と
する植物の種子の処理方法である。
【0015】請求項10の発明は、植物の種子を磁場に
暴露するための電場発生手段を有する植物の種子の処理
装置において、前記電場発生手段の電場発生部と処理さ
れる植物の種子が位置する領域との間にねずみ鋳鉄製の
鉄体を配置したことを特徴とする植物の種子の処理装置
である。
【0016】請求項11の発明は、請求項10に記載し
た植物の種子の処理装置おいて、植物の種子を磁場に暴
露するための磁場発生手段を具備することを特徴とする
植物の種子の処理装置である。
【0017】請求項12の発明は、植物の種子を磁場に
暴露するための電場発生手段を有する植物の種子の処理
装置において、前記電場発生手段の電場発生部と磁場に
暴露される植物の種子との間にねずみ鋳鉄製の鉄体を配
置したことを特徴とする植物の種子の処理装置である。
【0018】請求項13の発明は、請求項12に記載し
た植物の種子の処理装置において、種子搬送手段によっ
て搬送される植物の種子が磁場発生手段のS極とN極に
交互に接近するように磁場発生手段を駆動する駆動手段
を具備することを特徴とする植物の種子の処理装置であ
る。
【発明の実施の形態】
【0019】以下、図1から図3によって本発明の第1
の実施の形態に係る植物の種子の処理装置1を説明す
る。符号3はボックス形の本体を示し、この本体3には
側方からみてL字形の支持体5が設けられている。本体
3の上面には永久磁石7が固定され、支持体5の水平方
向へ突出した部分の下面には永久磁石9が固定されてい
る。永久磁石7はN極側を上方に向け、永久磁石9はS
極側を下方に向けて配置され、永久磁石7と永久磁石9
は互いに対向している。磁場発生手段は、永久磁石7、
9によって構成されている。
【0020】本体3と支持体5の左右両端部には、それ
ぞれ支持軸11が渡して取り付けられている。左右一対
の支持軸11には、絶縁体によって構成される電極板ホ
ルダ13がそれぞれ回動自在に支持されており、この電
極板ホルダ13は図3に示す閉じた位置で図示しないロ
ック機構によって固定できるようになっている。また左
右一対の電極板ホルダ13の外側面には取っ手15が取
り付けられている。
【0021】左右一対の電極板ホルダ13には、電極板
17、19がそれぞれ固定されている。電極板17は本
体3内に備えられた高電圧発生装置21の+極に接続さ
れ、電極板19は−極に接続されている。図示しないス
イッチをオンにすると電極板17、19に直流電圧で
7.5kVから10kVの電圧が印加される。電場発生
手段は電極板17、19と高電圧発生装置21によって
構成されている。
【0022】本体3の上面の前端部には一対のガイドシ
ャフト23が設けられ、このガイドシャフト23には駆
動ベース25が摺動自在に支持されている。この駆動ベ
ース25にはアーム27が備えられ、このアーム27は
水平に永久磁石7、9の対向領域へ向かって延びてい
る。アーム27の先端には容器支持部29が固定され、
この容器支持部29はプラスチックによって構成されて
いる。容器支持部29にはプラスチック製の容器31が
支持され、この容器31には植物の種子としての種籾M
が入れられる。
【0023】駆動ベース25の前面には支持シャフト3
3が設けられ、この支持シャフト33に駆動シャフト3
5の一端が回動自在に取り付けられている。本体3には
モータ37が備えられ、このモータ37の出力軸39に
はカム板41が固定されている。カム板41の中心から
外れ外周縁側へ偏った位置には支持シャフト43が固定
され、この支持シャフト43に駆動シャフト35の他端
が回動自在に取り付けられている。駆動シャフト35は
本体3の上面の端部に形成された矩形の長孔4に収容さ
れ、一端側が本体3の上面から突出している。このよう
に永久磁石7は容器28の往動作(下降動作)側の終端
の近傍に配置され、永久磁石9は復動作(上昇動作)側
の終端の近傍に配置されている。
【0024】容器駆動手段は支持装置と駆動装置とによ
って構成されている。支持装置は一対のガイドシャフト
23、駆動ベース25、アーム27及び容器支持部29
によって構成されている。駆動装置は出力軸39を有す
るモータ37、カム板41、支持シャフト33、43及
び駆動シャフト35によって構成されている。
【0025】次に、この植物の種子の処理装置1の動作
について説明する。容器28に種籾Mを入れ、電極板ホ
ルダ13を固定しているロック機構を解除して、図1に
示すように取っ手15を握り左右いずれか側の電極板ホ
ルダ13を開く。そして、図2、図3に示すように容器
支持部29に容器28を置き、電極板ホルダ13を閉じ
る。電極板ホルダ13は図示しないロック機構によって
閉じた状態に固定される。図2、図3に示すように容器
支持部31に置かれた容器28は上下方向に配置された
永久磁石7と永久磁石9の対向領域及び左右方向に配置
された電極板17と電極板19の対向領域に位置するこ
とになる。
【0026】図示しないスイッチをオンにして高電圧発
生装置21を作動させ電極板17、19に電圧を印加
し、また図示しないスイッチをオンにして、モータ37
を駆動し出力軸39と共にカム板41を回転させる。カ
ム板41が回転すると、図3において実線と一点鎖線で
示すように駆動シャフト35が上下方向へ往復動作し、
これに伴い駆動ベース25がガイドシャフト23にガイ
ドされて上下方向へ往復動作する。そして駆動ベース2
5と共にアーム27と容器28を支持する容器支持部2
9が上下方向へ往復動作する。従って、容器28に入れ
られた種籾Mは、容器28の往動作側の終端近くになる
と永久磁石7のN極に接近し、復動作側の終端近くにな
ると永久磁石9のS極に接近して、磁場に暴露される。
【0027】また、電極板17、19には電圧が印加さ
れているので、容器28内の種籾Mは電場に暴露させ
る。このように種籾Mに対し磁場と暴露される磁場処理
と電場に暴露される磁場処理が同時に行われる。
【0028】図4から図6によって第2実施例に係る植
物の種子の処理装置51を説明する。符号53は円盤状
の本体を示し、この本体53の中心には回転軸55が備
えられている。図5に示すように回転軸55は本体53
内に備えられた軸受57に回転自在に支持されている。
また回転軸55にはプーリ59が取り付けられている。
本体53内にはモータ61が備えられ、このモータ61
の出力軸63にはプーリ65が取り付けられている。こ
のプーリ65と回転軸55のプーリ59には駆動ベルト
67が掛け渡されている。
【0029】回転軸55には90度間隔で4本のアーム
69の基端が固定されており、アーム69の先端には容
器支持部71が設けられている。容器支持部71は底部
73とこの底部73と一体に形成された周壁75とによ
って構成され、また上面が円形の開口72を有してい
る。周壁75は回転軸55と反対側の部分が欠落してお
り、容器支持部71に支持される容器77の周面が露出
するようになっている。容器77はプラスチック製で種
籾Mを入れるものであり、容器本体79と蓋81とによ
って構成され、蓋81を閉じるとほぼ円柱形になる。容
器駆動手段は支持装置と駆動装置とによって構成されて
いる。支持装置は回転軸55、軸受57及び容器支持部
71によって構成されている。駆動装置はプーリ59、
出力軸63を有するモータ61、プーリ65及び駆動ベ
ルト67によって構成されている。
【0030】本体53には一対の磁石ホルダ81が対向
して備えられ、この磁石ホルダ81には永久磁石83、
85がそれぞれ固定されている。永久磁石83はN極を
回転軸55の方向へ向けて固定され、永久磁石85はS
極を回転軸55の方向へ向けて固定されている。永久磁
石83と永久磁石85は互いに対向して配置されてい
る。
【0031】また本体53には一対の電極板ホルダ87
が設けられており、この電極板ホルダ87は絶縁体によ
って構成されている。一対の電極板ホルダ87には電極
板89、91がそれぞれ固定され、この電極板89は本
体53内の高電圧発生装置93の+極に接続され、電極
板91は−極に接続されている。図示しないスイッチを
オンにすると電極板89、91に直流電圧で7.5kV
から10kVの電圧が印加される。一対の電極板ホルダ
87を閉じると電極板89と電極板91は互いに対向す
る。電場発生手段は電極板89、91と電圧発生装置9
3とによって構成されている。
【0032】次に、この植物の種子の処理装置51の動
作について説明する。容器本体81に種籾Mを入れ蓋7
9を閉め、容器77を開口72から挿入し、底部73に
設置する。このようにして種籾Mを収容した4つの容器
77を4つの容器支持部71にそれぞれセットする。次
いで、電極板89、91に7.5kVから10kVの電
圧を印加する。また図示しないスイッチをオンにしてモ
ータ61を駆動させ、出力軸63と共にプーリ65を回
転させる。プーリ65が回転すると、回転力が駆動ベル
ト67を介して回転力がプーリ59へ伝達され、プーリ
59と共に回転軸55が回転する。
【0033】すると、回転軸55と共に容器77を支持
した容器支持部71が回転する。これにより容器77内
の種籾Mは永久磁石83のS極と、永久磁石85のN極
に交互に接近する。即ち、永久磁石83のS極と永久磁
石85のN極は回転軸55を中心として回転させられる
容器77の軌道の近傍に配置されているので、種籾Mは
S極とN極に交互に接近し、磁場に曝露される。
【0034】また、電極板89、91には電圧が印加さ
れているので、容器77内の種籾Mは電場に暴露させ
る。このように種籾Mを磁場に暴露する磁場処理と電場
に暴露する電場処理とが同時に行われる。特にこの植物
の種子の処理装置51では、回転数を高くすれば、種籾
Mを短時間でS極とN極とに交互に接近させることがで
き効率よく磁場処理及び電場処理を行うことができる。
【0035】以下、図7から図10によって本発明の第
3実施の形態に係る植物の種子の処理装置90を説明す
る。符号93は本体を示し、本体93には4本の脚部9
4が設けられている。本体93には、8枚の永久磁石9
5が積み重ねられて収容されている。永久磁石95はあ
る程度の厚さをもつ板状で中央に矩形の穴97が形成さ
れている。積み重ねられた永久磁石95の穴97によっ
て種子通過路99が構成されている。
【0036】図8に示すように永久磁石95は上下方向
にS極とN極が配置されるものであり(図9、図10参
照)、この永久磁石95は重なり合う部位が同じ極性と
なるように配置されている。即ち、上側に備えられてい
る永久磁石95が上下方向にS極、N極となっている場
合、その下側に備えられている永久磁石95は上下方向
にN極、S極となるように配置されている。
【0037】種子通過路99の上端部にはホッパー10
1が接続されて設けられ、下端部にはシュート103が
接続されている。ホッパー101の投入口は大きく拡が
り、下方へいくに従って絞られている。シュート103
は前方へ向かって湾曲し、排出口104がほぼ前方に開
口している。シュート103の排出口104の前には、
受箱105を置いておく。
【0038】次に、この植物の種子の処理装置90の使
用方法について説明する。まず、図7に示すように種籾
Mをホッパー101から投入する。投入された種籾Mは
種子通過路99を通って落下し、シュート103を通
り、排出口104から受箱15内に落下して収容され
る。種籾Mが種子通過路99を通って落下するに伴いS
極、N極、S極、N極…に囲まれた領域を順次通過す
る。即ち、種子通過路99を通って落下する際にS極と
N極に交互に接近することなる。このように植物の種子
の処理装置90では、極めて容易に磁化処理を行うこと
ができる。
【0039】以下、図11から図13によって本発明の
第4実施の形態に係る植物の種子の処理装置111を説
明する。第4の実施の形態に係る植物の種子の処理装置
111は、第3の実施の形態に係る植物の種子の処理装
置90と同様の構成部分を有するので、相違点について
のみ説明することとし、同様の構成部分については第3
の実施の形態で用いた符号を付して、その説明を省略す
る。
【0040】植物の種子の処理装置111は永久磁石1
13の形状及び配置が第3実施例に係る植物の種子の処
理装置90と異なる。永久磁石113は左右に8枚ずつ
互いに対向して配置されており、対向面が同じ極性とな
るように備えられている。即ち、最上段に配置されてい
る永久磁石113はS極どうしが対向するように配置さ
れ、2段目の永久磁石113はN極どうしが対向するよ
うに配置されている。以下左右の永久磁石113はS極
とN極が交互に対向するように配置されている。そし
て、永久磁石113の対向領域に種子通過路115が形
成されている。
【0041】この植物の種子の処理装置111は、第3
の実施の形態の植物の種子の処理装置90と同様に、ホ
ッパー101から種籾Mを投入すれば、種子通過路11
5を通って落下する際にS極とN極に交互に接近するこ
となる。
【0042】図14によって本発明の第5実施の形態に
係る植物の種子の処理装置201を説明する。植物の種
子の処理装置201は第1の実施の形態に係る植物の種
子の処理装置1と同じ構成部分を有するので、同じ構成
部分については第1の実施の形態と同じ符号を付してそ
の説明を省略し、異なる構成部分についてのみ説明す
る。符号203はねずみ鋳鉄製の鉄体を示し、この鉄体
203は平板状に形成されている。鉄体203は電場発
生部としての電極板17、19にそれぞれ貼られてい
る。この植物の種子の処理装置201では容器28内の
種籾Mが鉄体203の対向領域で上下方向に往復動作す
る。そして、電極板17、19に電圧が印加されると、
容器28内の種籾Mが鉄体203を介して電場に暴露さ
れる。これにより種籾Mは鉄体203から発生する鉄イ
オンに曝される。
【0043】図15、16によって本発明の第6実施の
形態に係る植物の種子の処理装置301を説明する。符
号303はボックス形の本体を示し、この本体303の
下面の四隅にはキャスタ305が取り付けられ、また本
体303の側面には操作スイッチ307が設けられてい
る。
【0044】本体303の上面には軸受309、311
が設けられ、これら軸受309、311はそれぞれ左右
一対配置されている。軸受309にはローラ313が固
定された回転軸315が回転自在に支持されている。回
転軸315にはモータ317の駆動力が図示しない動力
伝達機構を介して伝達され、回転軸315がローラ31
3と共に回転する。モータ317は操作スイッチ307
を操作して駆動、停止させる。
【0045】ベルト用軸受311にはローラ319が固
定された回転軸321が回転自在に支持されている。ロ
ーラ313とローラ319には無端状の搬送ベルト32
3が掛け渡されている。この搬送ベルト323はプラス
チック製で極細かい網目のネット状に形成されている。
軸受309、311、ローラ313、319、回転軸3
15、321、モータ317、搬送ベルト323及びモ
ータ317の駆動力を回転軸315に伝達する図示しな
い動力伝達機構によって種子搬送手段が構成されてい
る。
【0046】また、本体303の上面には一対の軸受3
25が設けられ、円柱状の永久磁石327が固定された
回転軸329が回転自在に支持されている。図16に示
すように磁場発生手段としての円柱状の永久磁石327
は周方向にN極とS極が交互に配置されている。回転軸
329にはモータ331の駆動力が図示しない動力伝達
機構を介して伝達され、回転軸329が永久磁石327
と共に図16において反時計回りの方向へ回転する。一
対の軸受325、永久磁石327、回転軸329、モー
タ331、図示しない動力伝達機構によって磁場発生手
段を駆動する駆動手段が構成されている。モータ331
は操作スイッチ307を操作して駆動、停止させる。
【0047】本体303の上面には支持アーム333と
支持アーム333より高さ寸法の小さい支持アーム33
5がそれぞれ一対設けられている。支持アーム333に
は電場発生部としての電極板337と平板状のねずみ鋳
鉄製の鉄体339が重ねられて支持され、支持アーム3
35には、電場発生部としての電極板338と平板状の
ねずみ鋳鉄製の鉄体340が支持されている。電極板3
37の下面側に鉄体339が重ねられ、また電極板33
8の上面側に鉄体340が重ねられており、鉄体339
と鉄体340は搬送ベルト323を挟んで上下方向に間
隔をあけて配置され、互いに対向している。上側に配置
された電極板337は図示しない電圧発生装置の−極
に、また下側に配置された電極板338は+極に接続さ
れている。この電圧発生装置と電極板337、338と
によって電場発生手段が構成されている。
【0048】符号341はホッパーを示し、このホッパ
ー341は本体303に支持部材343を介して取り付
けられている。ホッパー341の投入口342は上方を
向き、排出口345は搬送ベルト323上面の後端に臨
んでいる。符号347はシュートを示し、このシュート
347は本体303に支持部材349を介して取り付け
られている。このシュートの投入口351は搬送ベルト
323上面の終端の下方に位置しており、排出口353
の下方には受箱357が備えられている。
【0049】次に、この植物の処理装置301の使用方
法について説明する。操作スイッチ307を操作し電圧
発生装置を作動させて、電極板337、338に電圧を
印加する。また、操作スイッチ307を操作してモータ
317を駆動させ、ローラ313を回転させる。ローラ
313が回転すると、搬送ベルト323が矢印で示す方
向へ走行し、これに伴いローラ319も回転する。さら
に、操作スイッチ307を操作してモータ331を駆動
させ、永久磁石327を反時計回りの方向へ回転させ
る。
【0050】次いで、ホッパー341の投入口342へ
種籾Mを投入する。この種籾Mは排出口345から搬送
コンベア323上の後端に排出され、鉄体338と鉄体
339との対向領域に搬送される。ここで、種籾Mは電
場に暴露され、鉄体338、339から発生する鉄イオ
ンに曝される。さらに、搬送コンベア323上の種籾M
は搬送され、永久磁石327の下方の領域に搬送され、
ここで種籾Mは磁場に暴露される。永久磁石327は反
時計回りの方向へ回転しているので、種籾MはN極とS
極に交互に接近して磁場に暴露される。
【0051】そして、電場及び磁場に暴露された搬送コ
ンベア323上の種籾Mは、さらに搬送され、搬送コン
ベア323からシュート347の投入口へ落下し、排出
口353から受箱357内へ排出される。このように植
物の種子の処理装置301では、種籾M等の植物の種子
を電場及び磁場に暴露させる連続して処理を行うことが
できる。
【0052】図17によって本発明の第7実施の形態に
係る植物の種子の処理装置401を説明する。符号40
3はボックス形の本体を示し、この本体403下面の四
隅にはキャスタ405が取り付けられ、側面には操作ス
イッチ407が設けられている。本体403には回転軸
409が設けられ、この回転軸409は本体403の上
面に突出している。回転軸409には、本体403内に
備えられたモータ410の駆動力が図示しない動力伝達
機構を介して伝達される。回転軸409の先端にはプラ
スチック製のターンテーブル411が固定され、回転軸
409と共に矢印で示す方向(上方から見て反時計回り
の方向)へ回転する。ターンテーブル411は図17に
おいて右方向へ僅かに傾斜している(詳細は後述)。
【0053】本体403の上面には周壁支持部材408
が設けられ、この周壁支持部材408の先端には周壁4
13が支持されている。周壁413はターンテーブル4
11の外周の約4分の3を囲むように配置され、周壁4
13の上端部はターンテーブル411の上面より突出し
ている。これら回転軸409、モータ410、ターンテ
ーブル411によって種子搬送手段が構成されている。
【0054】本体403上には支持アーム415、41
7が設けられている。支持アーム415には電場発生部
としての電極板419、423及びねずみ鋳鉄製の鉄体
421、425が支持されている。電極板419、42
3及び鉄体421、425はいずれも円板を4分の1に
切断した扇型に形成されている。電極板419の下面側
には鉄体421が重ねられ、これらはターンテーブル4
11の上面側に配置されている。電極板423の上面側
には鉄体425が重ねられ、これらはターンテーブル4
11の下面側に配置されている。即ち、鉄体421と鉄
体425はターンテーブル411を挟んで互いに対向し
ている。
【0055】上側に配置された電極板419は図示しな
い電圧発生装置の−極に、また下側に配置された電極板
423は+極に接続されている。この電圧発生装置と電
極板419、423とによって電場発生手段が構成され
ている。支持アーム417には永久磁石418が支持さ
れ、この永久磁石418は円板を4分の1に切断した扇
形に形成されており、ターンテーブル411に対向する
面にN極とS極が交互に配置される。永久磁石418は
ターンテーブル411の上面に対向している。
【0056】符号427はガイド板を示し、このガイド
板427は本体403に固定された支持部材429に支
持されている。ガイド板427はターンテーブル411
の上面に対して極僅かな隙間を開けて備えられ、且つ周
壁413が形成されていない部位のターンテーブル41
1の回転方向側に配置されている。符号431はシュー
トを示し、このシュート431は本体403に支持され
ている。シュート431の投入口432は周壁413の
形成されていない部位の下方に位置し、排出口433は
受箱434内に位置している。前述したターンテーブル
411の傾斜方向はシュート431の投入口432に対
応する方向である。
【0057】符号435はホッパー支持部材を示し、こ
のホッパー支持部材435の上端部にはホッパー437
が支持されている。ホッパー支持部材435の下端部に
は、図示しないキャスタが設けられ、ホッパー支持部材
435をホッパー437と共に容易に移動できる。ホッ
パー437の排出口439がターンテーブル411の上
面に臨み、且つガイド板427よりターンテーブル41
1の回転方向側に位置するようにホッパー支持部材43
5を配置する。ホッパー437の投入口441は上方に
開口している。
【0058】次に、植物の種子の処理装置401の使用
方法について説明する。操作スイッチ407を操作して
モータ410を駆動し、ターンテーブル411を矢印で
示す方向(上方から見て反時計回りの方向)へ回転させ
る。また、操作スイッチ407を操作し電圧発生装置を
作動させて、電極板419、423に電圧を印加する。
そして、ホッパー437の投入口441から種籾Mを投
入する。種籾Mはホッパー437の排出口441からタ
ーンテーブル411上に排出されて、鉄体421と鉄体
425との対向領域に搬送される。ここで、種籾Mは電
場に暴露され、鉄体421、425から発生する鉄イオ
ンに曝される。
【0059】さらに、ターンテーブル411上の種籾M
は搬送され、永久磁石418の下方の領域に搬送され
る。ここで、種籾Mは永久磁石418のN極とS極に交
互に接近して磁場に暴露される。そして、ターンテーブ
ル411上の種籾Mはガイド板427にガイドされ、周
壁413が形成されていない部位からシュート431の
投入口432へ落下し、排出口433から排出され受箱
434へ回収される。前述のようにターンテーブル41
1は投入口432の方向へ傾斜しているので、種籾Mは
投入口432へ向かって確実に落下する。
【0060】図18から図21の本発明の第8実施の形
態に係る植物の種子の処理装置501を説明する。符号
503は本体を示し、本体503には4本の脚部504
が設けられている。本体503には、8枚の永久磁石5
05が積み重ねられて収容されている。永久磁石505
は左右に8枚ずつ互いに対向して配置されており、対向
面が同じ極性となるように備えられている。即ち、最上
段に配置されている永久磁石505はS極どうしが対向
するように配置され、2段目の永久磁石505はN極ど
うしが対向するように配置されている。以下左右の永久
磁石505はS極とN極が交互に対向するように配置さ
れている。そして、永久磁石505の対向領域に種子通
過路507が形成されている。
【0061】符号509、511は電場発生部として電
極板を示し、電極板509、511は平板状をしてい
る。符号513、515はねずみ鋳鉄製の鉄体を示し、
鉄体513、515は平板状をしている。電極板509
には鉄体513が、電極板511には鉄体515が、そ
れぞれ重ねられている。電極板509は鉄体513が重
ねられた面を種子通過路507に向け、また電極板51
1は鉄体515が重ねられた面を向けて配置されてい
る。即ち、電極板509と電極板511は種子通過路5
07を挟んで互いに対向して配置され、さらに電極板5
09、511と種子通過路507との間には鉄体51
3、515がそれぞれ配置されている。電極板509は
図示しない電圧発生装置の−極に、また電極板511は
+極に接続されている。この電圧発生装置と電極板50
9、511とによって電場発生手段が構成されている。
【0062】種子通過路507の上端部にはホッパー5
17が接続されて設けられ、下端部にはシュート519
が接続されている。ホッパー517の投入口は大きく拡
がり、下方へいくに従って絞られている。シュート51
9は前方へ向かって湾曲し、排出口521がほぼ前方に
開口している。シュート519の排出口521の前に
は、受箱523を置いておく。
【0063】次に、この植物の種子の処理装置501の
使用方法について説明する。電圧発生装置を作動させ、
電極板509、511に電圧を印加する。そして、図1
8に示すように種籾Mをホッパー517から投入する。
投入された種籾Mは種子通過路507を通って落下し、
シュート519を通り、排出口521から受箱523内
に落下して収容される。種籾Mが種子通過路507を通
って落下するに伴いS極、N極、S極、N極…に囲まれ
た領域を順次通過する。即ち、種子通過路507を通っ
て落下する際にS極とN極に交互に接近することなる。
また、種籾Mは種子通過路507を通って落下する際
に、電場に暴露され、鉄体513、515から発生する
鉄イオンに曝される。このように植物の種子の処理装置
90では、極めて容易に磁場処理及び電場処理を行うこ
とができる。
【0064】以上、本発明の実施の形態について詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設
計の変更などがあっても本発明に含まれる。上記実施の
形態では、磁場発生手段として永久磁石を用いたが、電
磁石を使用してもよい。
【0065】また、上記実施の形態では種籾を対象に電
場処理及び磁場処理を行ったが、本発明はこれに限定さ
れず稲科のトウモロコシ、その他の科に属する植物の種
子を対象にできることはいうまでもない。上記第1の実
施の形態に係る植物の種子の処理装置1では、容器を往
復動作させているが、容器に蓋を設けて容器を回転させ
て永久磁石のS極とN極に交互に接近させる構成とする
ことも可能である。
【0066】第3の実施の形態に係る植物の種子の処理
装置90は、永久磁石95は重なり合う部位が同じ極性
となるように配置されているが、永久磁石が重なり合う
部位が異なる極性となるようにしてもよい。即ち、上側
に備えられている永久磁石が上下方向にS極、N極とな
っている場合、その下側に備えられている永久磁石も上
下方向にS極、N極となるように配置してもよい。
【0067】第4の実施の形態に係る植物の種子の処理
装置111は、左右の永久磁石113の対向面が同じ極
性となるように備えられているが、左右の永久磁石の対
向面が異なる極性となるように備える構成としてもよ
い。第3、第4及び第8の実施の形態に係る植物の種子
の処理装置の永久磁石の個数、即ちS極とN極の配置数
は上記の実施の形態に限定されず、いくつでもよい。な
お、第8の実施の形態における永久磁石505のN極と
S極の配置は、第3及び第4の実施の形態において或い
は上述した範囲で自由に変更することが可能である。第
6、7、8の実施の形態において永久磁石を設けない構
成とし、電場処理のみを行う構成とすることも可能であ
る。
【0068】
【発明の効果】以上のように、請求項1から3及び6か
ら13の発明によれば、植物の種子を短時間に効率よく
磁場処理及び電場処理することができるようになる。ま
た、請求項4及び5の発明によれば、植物の種子を連続
的に磁化処理することができるようにる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る植物の種子の
処理装置の片側の電極板ホルダを開いた状態の斜視図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る植物の種子の
処理装置の電極板ホルダを閉じた状態の斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る植物の種子の
処理装置の電極板ホルダを閉じた状態の正面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る植物の種子の
処理装置の斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る植物の種子の
処理装置の正面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る植物の種子の
処理装置の平面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る植物の種子の
処理装置の斜視図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る植物の種子の
処理装置の一部断面図である。
【図9】図8においてA―Aで示す部位の断面図であ
る。
【図10】図8においてB―Bで示す部位の断面図であ
る。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係る植物の種子
の処理装置の一部断面図である。
【図12】図11においてA―Aで示す部位の断面図で
ある。
【図13】図11においてB―Bで示す部位の断面図で
ある。
【図14】本発明の第5の実施の形態に係る植物の種子
の処理装置の片側の電極板ホルダを開いた状態の斜視図
である。
【図15】本発明の第6の実施の形態に係る植物の種子
の処理装置の斜視図である。
【図16】本発明の第6の実施の形態に係る植物の種子
の処理装置の側面図である。
【図17】本発明の第7の実施の形態に係る植物の種子
の処理装置の斜視図である。
【図18】本発明の第8の実施の形態に係る植物の種子
の処理装置の斜視図である。
【図19】本発明の第8の実施の形態に係る植物の種子
の処理装置の一部断面図である。
【図20】図19においてA―Aで示す部位の断面図で
ある。
【図21】図19においてB―Bで示す部位の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 植物の種子の処理装置 7、9 永久磁石 17、19 電極板 21 高電圧発生装置 23 ガイドシャフト 25 駆動ベース 27 アーム 28 容器 29 容器支持部 33 支持シャフト 35 駆動シャフト 37 モータ 39 出力軸 41 カム板 43 支持シャフト 51 植物の種子の処理装置 55 回転軸 57 軸受 59 プーリ 61 モータ 63 出力軸 67 駆動ベルト 71 容器支持部 77 容器 83、85 永久磁石 89、91 電極板 91 植物の種子の処理装置 95 永久磁石 99 種子の通過路 111 植物の種子の処理装置 113 永久磁石 115 種子通過路 201 植物の種子の処理装置 203 ねずみ鋳鉄製の鉄体 301 植物の種子の処理装置 309、311 軸受 313、319 ローラ 315、321 回転軸 317 モータ 323 搬送ベルト 325 軸受 327 永久磁石 329 回転軸 331 モータ 337、338 電極板 339、340 ねずみ鋳鉄製の鉄体 401 植物の種子の処理装置 409 回転軸 411 ターンテーブル 418 永久磁石 419、423 電極板 421、425 ねずみ鋳鉄製の鉄体 501 植物の種子の処理装置 505 永久磁石 507 種子通過路 509、511 電極板 513、515 鉄体

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】植物の種子を入れる容器と、前記容器内の
    植物の種子を磁場に暴露するための磁場発生手段と、前
    記容器内の植物の種子を電場に暴露するための電場発生
    手段と、前記容器を前記磁場発生手段のS極とN極に交
    互に接近するように動作させる容器駆動手段とを具備す
    ることを特徴とする植物の種子の処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した植物の種子の処理装置
    において、容器駆動手段は、容器を往復動作自在に支持
    する容器支持装置と、前記容器支持装置に支持された容
    器を往復動作させる駆動装置とによって構成され、磁場
    発生手段のS極とN極のいずれか一方が前記容器支持装
    置に支持され往復動作する容器の往動作側の終端近傍に
    配置され、他方が復動作側の終端の近傍に配置されてい
    ることを特徴とする植物の種子の処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載した植物の種子の処理装置
    において、容器駆動手段は、容器を回転自在に支持する
    容器支持装置と、前記容器支持装置に回転自在に支持さ
    れた容器を回転させる駆動装置によって構成され、磁場
    発生手段のS極とN極は前記駆動装置によって回転させ
    られる容器の軌道の近傍に配置されていることを特徴と
    する植物の種子の処理装置。
  4. 【請求項4】S極とN極が交互に配列された複数の磁石
    からなる磁場発生手段と、前記複数の磁石のS極とN極
    の配列方向へ延びる種子通過路とを具備することを特徴
    とする植物の種子の処理装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載した植物の種子の処理装置
    において、磁場発生手段の複数の磁石は上下方向へ配置
    され、種子通過路は上下方向へ延びていることを特徴と
    する植物の種子の処理装置。
  6. 【請求項6】請求項4または5に記載した植物の種子の
    処理装置において、種子通過路を通過する植物の種子を
    電場に暴露するための電場発生手段を具備することを特
    徴とする植物の種子の処理装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載した植物の種子の処理装置
    において、電場発生手段は種子通過路を挟んで互いに対
    向して配置される電場発生部と前記電場発生部に電圧を
    印加する電圧発生装置とによって構成されていることを
    特徴とする植物の種子の処理装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載した植物の種子の処理装置
    において、電場発生部と種子通過路との間には、ねずみ
    鋳鉄製の鉄体が配置されていることを特徴とする植物の
    種子の処理装置。
  9. 【請求項9】請求項1、2、3、6、7、8のいずれか
    に記載した植物の種子の処理装置を用いて、植物の種子
    を電場に暴露させる電場処理と、磁場に暴露させる磁場
    処理とを同時に行うことを特徴とする植物の種子の処理
    方法。
  10. 【請求項10】植物の種子を磁場に暴露するための電場
    発生手段を有する植物の種子の処理装置において、前記
    電場発生手段の電場発生部と処理される植物の種子が位
    置する領域との間にねずみ鋳鉄製の鉄体を配置したこと
    を特徴とする植物の種子の処理装置。
  11. 【請求項11】請求項10に記載した植物の種子の処理
    装置おいて、植物の種子を磁場に暴露するための磁場発
    生手段を具備することを特徴とする植物の種子の処理装
    置。
  12. 【請求項12】請求項10または11に記載した植物の
    種子の処理装置において、植物の種子をねずみ鋳鉄製の
    鉄体に対向する領域に搬送する種子搬送手段を具備する
    ことを特徴とする植物の種子の処理装置。
  13. 【請求項13】請求項12に記載した植物の種子の処理
    装置において、種子搬送手段によって搬送される植物の
    種子が磁場発生手段のS極とN極に交互に接近するよう
    に磁場発生手段を駆動する駆動手段を具備することを特
    徴とする植物の種子の処理装置。
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