JP2000324362A - 撮影装置及び内視鏡装置 - Google Patents

撮影装置及び内視鏡装置

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JP2000324362A
JP2000324362A JP11134591A JP13459199A JP2000324362A JP 2000324362 A JP2000324362 A JP 2000324362A JP 11134591 A JP11134591 A JP 11134591A JP 13459199 A JP13459199 A JP 13459199A JP 2000324362 A JP2000324362 A JP 2000324362A
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JP
Japan
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signal
circuit
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amplitude
imaging
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JP11134591A
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English (en)
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Takayuki Hanawa
隆行 塙
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像信号の振幅のバラツキに起因する歩留ま
りの悪化を抑え、低廉化を可能とする撮影装置及び内視
鏡装置を提供する。 【解決手段】撮影装置の一例である内視鏡装置1のCC
D16で得られる撮像信号の振幅は、クリップ回路21
により所定の振幅範囲に抑えられて、ビデオプロセッサ
4へ与えられる。これにより、撮像信号の振幅のバラツ
キに起因する歩留まりの悪化が抑えられ、低廉化が可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体像を撮像素
子で撮像して映像信号を得る撮影装置及び内視鏡装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、撮像手段としてのCCD(電荷結
合素子)等の撮像素子で被写体像を撮像し、この撮像素
子で得られる撮像信号から表示装置等で表示可能な映像
信号を得る内視鏡装置やビデオカメラ装置やデジタルカ
メラ装置等の撮影装置が広く利用されている。このよう
な内視鏡装置等の撮影装置に設けられる撮像素子は、一
般に、製品の種類によって信号レベルの動作特性が異な
り、また、同一種類の製品であっても動作特性にバラツ
キがある。そこで、例えば特公平3−16070号で
は、撮像素子を駆動する駆動信号の信号レベルを調節す
る手段を備えることで、撮像素子の違いによる駆動信号
のレベルの違いを吸収することを可能とする内視鏡装置
が示されている。また、例えば特開平1−268536
号では、撮像素子で得られる撮像信号から抽出した色差
信号の利得を調整する手段を設けることで、撮像素子の
違いによる色バランスの違いを吸収することを可能とす
る内視鏡装置が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公平
3−16070号及び特開平1−268536号に挙げ
られる従来の内視鏡装置等の撮影装置では、撮像素子か
ら出力される撮像信号の波形のバラツキを吸収する手段
が示されていなかった。内視鏡装置等の撮影装置を製造
するに当たっては、良好な画質を維持するために、撮像
信号の波形特性が許容範囲となるように撮像素子の選別
が一般に行われており、撮像信号の波形特性のバラツキ
が大きいと、歩留まりが悪くなり、コスト増加を招いて
いた。本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであ
り、撮像信号の振幅のバラツキに起因する歩留まりの悪
化を抑え、低廉化を可能とする撮影装置及び内視鏡装置
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の撮影装置は、撮像手段で被写体像を撮像し
て得られる撮像信号の振幅範囲を所定の振幅範囲に制限
する振幅制限手段と、前記振幅制限手段で得られる撮像
信号から表示手段に表示可能な映像信号を得る映像信号
処理回路とを具備したことを特徴としている。また、本
発明の内視鏡装置は、内視鏡に設けられ被写体像を撮像
する撮像手段と、前記撮像手段で得られる撮像信号の振
幅範囲を所定の振幅範囲に制限する振幅制限手段と、前
記振幅制限手段で得られる撮像信号から表示手段に表示
可能な映像信号を得る映像信号処理回路とを具備したこ
とを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1及び図2は本発明の第1の実
施の形態に係り、図1は内視鏡装置の構成を示すブロッ
ク図、図2はクリップ回路の作用を示すタイムチャート
である。
【0006】図1に示すように、撮影装置の一例として
の本実施の形態の医療用の内視鏡装置1は、体腔内等の
被写体を撮像して撮像信号を得る内視鏡2と、前記内視
鏡2に照明光を供給する光源装置3と、前記内視鏡2で
得られる撮像信号からモニタ表示可能な例えばRGB映
像信号や輝度/色独立映像信号やコンポジット映像信号
等の標準形式の映像信号を得るビデオプロセッサ4と、
このビデオプロセッサ4で得られる映像信号を映し出す
モニタ装置5を備えて構成されている。
【0007】前記内視鏡2は、体腔内等に挿入する細長
の挿入部11と、この挿入部11の基端側に連設され内
視鏡2を把持し操作するための操作部12と、例えば前
記操作部12の側部から延出して入射端部が前記光源装
置3に接続され、前記光源装置3から供給される照明光
を前記挿入部11の先端へ導くライトガイド13と、前
記挿入部11の先端に設けられ、前記ライトガイド13
で導かれる照明光を被写体へ向けて配光する配光光学系
14と、前記挿入部11の先端に設けられ、被写体像を
結像する対物光学系15と、前記対物光学系15の結像
位置に受光面が配置され被写体像を撮像して撮像信号を
得るための撮像手段としてのCCD16と、前記CCD
16で得られる撮像信号を電流増幅して信号線18へ出
力する増幅回路17と、前記信号線18を介して伝送さ
れた撮像信号の波形整形を行って前記ビデオプロセッサ
4へ出力する波形整形回路19を備えて構成されてい
る。
【0008】前記波形整形回路19は、前記信号線18
で伝送された撮像信号を増幅する固定増幅回路20と、
この固定増幅回路20から出力される撮像信号の振幅を
所定の振幅範囲に制限するクリップ回路21を備えて構
成されている。
【0009】前記ビデオプロセッサ4は、前記内視鏡2
のCCD16を駆動し前記内視鏡2から撮像信号を得る
撮像制御回路31と、この撮像制御回路31で得られる
撮像信号からモニタ表示可能な映像信号を得る映像信号
処理回路32と、これら撮像制御回路31と映像信号処
理回路32とを電気的に絶縁しつつ前記撮像制御回路3
1から前記映像信号処理回路32へ撮像信号を伝えるフ
ォトカプラ或いはアイソレーショントランス等で構成さ
れるアイソレーション素子33を備えて構成されてい
る。なお、医療用内視鏡装置の分野では、患者に接する
内視鏡2寄りの回路と、モニタ装置5等の高電圧を扱う
装置寄りの回路とを電気的に絶縁するアイソレーション
素子33が設けられており、このアイソレーション素子
33より内視鏡2寄りの回路は患者回路と呼ばれ、この
アイソレーション素子33で患者回路と絶縁される回路
は二次回路と呼ばれる。
【0010】前記撮像制御回路31は、前記CCD16
へ電源を供給するCCD用電源回路41と、前記CCD
16を駆動する駆動信号を生成する駆動信号生成回路4
2と、この駆動信号生成回路42で得られる駆動信号を
増幅して前記CCD16を駆動するドライブ回路43
と、前記内視鏡2とビデオプロセッサ4とを接続する信
号ケーブルのインピーダンスを整合させたり、ビデオプ
ロセッサ4から出力される駆動信号と内視鏡2から入力
される撮像信号との信号遅延による位相のずれを整合さ
せるべく撮像信号を調節するケーブルマッチング回路4
4を備えて構成されている。
【0011】前記駆動信号生成回路42は、配線ロジッ
クをプログラム可能なFPGA42a(フィールドプロ
グラマブルゲートアレイ)と、このFPGA42aへ与
える配線ロジック情報を格納するROM42b(リード
オンリーメモリ)を備えて構成されている。
【0012】前記映像信号処理回路32は、撮像信号か
ら映像信号成分を抽出するアナログ信号処理回路51
と、このアナログ信号処理回路51で得られる映像信号
をアナログ信号からデジタル信号へ変換するA/D変換
回路52と、このA/D変換回路52で得られるデジタ
ル映像信号にガンマ補正処理や輝度・色分離処理及び信
号合成処理や画像強調処理等の信号処理を施すデジタル
信号処理回路53と、このデジタル信号処理回路53で
得られる映像信号をアナログ信号に変換しモニタ表示可
能な映像信号を得るD/A変換回路54を備えて構成さ
れている。
【0013】次に、本実施の形態の作用を説明する。内
視鏡装置1の電源が起動されると、CCD用電源回路4
1は、CCD16及びその周辺回路へ電源を供給する。
また、FPGA42aは、ROM42bから配線ロジッ
ク情報を読み込み、CCD16を駆動するための駆動信
号の出力を開始する。そして、この駆動信号は、ドライ
ブ回路43で電圧増幅されて、CCD16へ与えられ
る。
【0014】すると、CCD16は、駆動信号に従って
被写体像を撮像し、撮像信号を出力する。そして、この
撮像信号は、増幅回路17で電流増幅され信号線18を
伝送し、この信号線18で減衰した撮像信号は固定増幅
回路20で増幅されてクリップ回路21へ与えられる。
このクリップ回路21は、図2に示すように、予め設定
された最大飽和振幅の範囲に撮像信号の振幅を制限して
出力し、ビデオプロセッサ4へ与える。つまり、このク
リップ回路21は、CCD16の出力特性に関わらず、
所定の振幅範囲の撮像信号を出力する。なお、最大飽和
振幅とは、CCD16へ飽和光量を与えたときのCCD
16から出力される撮像信号の振幅である。
【0015】そして、ビデオプロセッサ4は、与えられ
た撮像信号をモニタ表示可能な映像信号に変換してモニ
タ装置5へ出力し、モニタ装置5に被写体像が表示され
る。
【0016】なお、クリップ回路21は、増幅回路17
の近傍に配設してもよい。
【0017】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、CCD16から出力される撮像信号は、クリップ回
路21により所定の振幅範囲の撮像信号に変換される。
従って、本実施の形態によれば、撮像信号の振幅のバラ
ツキに起因する歩留まりの悪化が抑えられ、低廉化が可
能となるという効果が得られる。また、CCD16から
出力される撮像信号が過大なことにより生じる画像不良
を防ぐことができる。
【0018】(第2の実施の形態)図3及び図4は本発
明の第2の実施の形態に係り、図3は波形整形回路の構
成を示すブロック図、図4はクリップ回路の作用を示す
タイムチャートである。なお、本実施の形態では、前記
第1の実施の形態と同様に構成されている部位には同じ
符号を付してその説明を省略する。また、本実施の形態
では、前記第1の実施の形態と異なる点を説明する。
【0019】図3に示すように、本実施の形態では、前
記第1の実施の形態の波形整形回路19(図1参照)に
代わって、波形整形回路101が設けられている。他の
構成は、前記第1の実施の形態と同様である。本実施の
形態の前記波形整形回路101は、前記第1の実施の形
態の固定増幅回路20(図1参照)と同様の構成の固定
増幅回路102と、撮像信号に含まれるフィードスルー
期間(一般に「0レベル期間」とも呼ばれる)の信号レ
ベルを一定に維持して安定化するクランプ回路103
と、前記クランプ回路103が出力するフィードスルー
期間の信号レベルに撮像信号の例えば全期間の波高の上
限を制限することで撮像信号の振幅を制限するクリップ
回路104を備えて構成されている。
【0020】次に、本実施の形態の作用を説明する。な
お、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と異なる
点を説明する。固定増幅回路102から出力される撮像
信号は、クランプ回路103により、フィードスルー期
間の信号レベルを安定化すべくクランプされてクリップ
回路104へ与えられる。そして、図4に示すように、
クリップ回路104がクランプ回路103のフィードス
ルー期間の出力信号レベルで撮像信号の波高の上限を制
限することで、撮像信号に含まれるリセット期間からフ
ィードスルー期間の振幅が制限される。これにより、こ
のクリップ回路104は、CCD16の出力特性にバラ
ツキがあっても、所定の振幅範囲の撮像信号を出力す
る。
【0021】なお、クランプ回路103を設ける代わり
に、フィードスルー期間の駆動信号を停止する手段を設
けてもよい。以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、CCD16から出力される撮像信号は、クリップ回
路104により所定の振幅に変換される。従って、本実
施の形態によれば、撮像信号の振幅のバラツキに起因す
る歩留まりの悪化が抑えられ、低廉化が可能となるとい
う効果が得られる。また、CCD16から出力される撮
像信号が過大なことにより生じる画像不良を防ぐことが
できる。また、クリップ回路104は、クランプ回路1
03で得られるクランプ出力を基準にして信号レベルを
制限するので、精度良く振幅の制限が行われる。
【0022】(第3の実施の形態)図5は本発明の第3
の実施の形態に係り、波形整形回路の構成を示すブロッ
ク図である。なお、本実施の形態では、前記第1の実施
の形態と同様に構成されている部位には同じ符号を付し
てその説明を省略する。また、本実施の形態では、前記
第1の実施の形態と異なる点を説明する。
【0023】図5に示すように、本実施の形態では、前
記第1の実施の形態の波形整形回路19(図1参照)に
代わって、波形整形回路201が設けられている。本実
施の形態の波形整形回路201は、波形整形回路201
を制御する制御手段であるマイクロプロセッサ202
と、このマイクロプロセッサ202に読み書き可能に接
続されたEEPROM(電気的消去及び書き込み可能な
ROM)或いはフラッシュROM等の書き換え可能な不
揮発性メモリ203と、ビデオプロセッサ4から供給さ
れる電源電圧を所定の電圧に変換し前記マイクロプロセ
ッサ202及び前記不揮発性メモリ203に電源を供給
する電源回路204と、この電源回路204による電源
電圧の変動を検出しこの電源電圧に異常が生じた際に前
記マイクロプロセッサへ例えばリセット信号を与える電
源電圧変動検出回路205と、前記第1の実施の形態の
固定増幅回路20(図1参照)と同様の構成の固定増幅
回路206と、この固定増幅回路206から出力される
撮像信号の振幅を制限するクリップ回路207と、前記
マイクロプロセッサ202からD/A変換回路209を
介して与えられる指示に応じて前記クリップ回路207
により制限する振幅レベルを制御するクリップレベル制
御回路208と、前記マイクロプロセッサ202により
制御され前記マイクロプロセッサ202が前記ビデオプ
ロセッサ4に備えられた図示しないCPU等の制御手段
と通信する際の信号伝送方向を切り替えるセレクタ21
0を有して構成されている。
【0024】前記マイクロプロセッサ202は、例え
ば、プログラムにより動作するCPU221(中央演算
処理装置)と、このCPU221が実行するプログラム
を記憶するROM222と、前記CPU221が実行す
るプログラム領域及び作業領域を確保するRAM223
(ランダムアクセスメモリ)と、PIO224(パラレ
ル入出力回路)と、SIO225(シリアル入出力回
路)と、CTC226(カウンタタイマ回路)と、WD
T227(ウォッチドッグタイマ回路)等が、ワンチッ
プに内蔵されて構成されている。
【0025】前記不揮発性メモリ203は、前記マイク
ロプロセッサ202により、例えば内視鏡2の種類、C
CD16の種類、CCD16の出力波形の情報等の撮像
信号の特性を特定するための情報が読み書きされる。
【0026】次に、本実施の形態の作用を説明する。な
お、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と異なる
点を説明する。内視鏡装置1が起動されると、電源回路
204は、マイクロプロセッサ202及び不揮発性メモ
リ203等の波形整形回路201各部へ電源を供給し、
マイクロプロセッサ202が起動される。電源回路20
4の電源電圧は、電源電圧変動検出回路205により監
視されており、電源電圧に異常が生じると、マイクロプ
ロセッサ202が再起動或いは異常回復処理を実行する
ようになっている。また、マイクロプロセッサ202が
暴走する等して異常状態となると、WDT227により
異常状態が検出され、マイクロプロセッサ202が再起
動或いは異常回復処理を実行するようになっている。ま
た、マイクロプロセッサ202がSIO225等により
通信を行っている際に通信異常が発生すると、CTC2
26により通信異常が検出され、マイクロプロセッサ2
02が異常回復処理を実行するようになっている。
【0027】マイクロプロセッサ202が起動される
と、このマイクロプロセッサ202は、ビデオプロセッ
サ4と通信可能な状態となり、マイクロプロセッサ20
2は、例えばビデオプロセッサ4からの指示に従って、
撮像信号の特性を特定するための撮像信号情報を不揮発
性メモリ203へ書き込む。ここで、不揮発性メモリ2
03へ撮像信号情報を書き込んでおくことで、内視鏡装
置1を再度使用するときに、撮像信号情報の再設定が不
要となる。
【0028】不揮発性メモリ203に撮像信号情報が設
定された状態でマイクロプロセッサ202が起動される
と、或いは、不揮発性メモリ203の設定情報が更新さ
れると、マイクロプロセッサ202は、不揮発性メモリ
203に設定された撮像信号情報に応じて、撮像信号の
例えば上限レベルや下限レベル等のクリップレベルをD
/A変換回路209を介してクリップレベル制御回路2
08へ与え、このクリップレベル制御回路208により
制御されて、クリップ回路207が撮像信号の振幅を制
限する。これにより、クリップ回路207は、様々なC
CD16の出力特性に対して、適切なクリップ処理を行
い、所定の振幅及び所定の波形の撮像信号を出力する。
【0029】また、本実施の形態の構成では、クリップ
回路207による振幅制限レベルは、ビデオプロセッサ
4からの指示により変化させることができる。従って、
撮像信号の振幅が過大であることにより、例えば映像信
号処理回路32(図1参照))のアナログ信号処理回路
51で行われる撮像信号から映像信号成分を抽出するた
めのCDS(相関二重サンプリング)処理におけるサン
プルホールドのタイミングのずれが生じたときには、振
幅を減少させる要求をビデオプロセッサ4がマイクロプ
ロセッサ202へ与えることで、サンプルホールドのタ
イミングのずれによる画像不良が防止される。
【0030】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、CCD16から出力される撮像信号は、クリップ回
路207により所定の振幅範囲の撮像信号に変換され
る。従って、本実施の形態によれば、撮像信号の振幅の
バラツキに起因する歩留まりの悪化が抑えられ、低廉化
が可能となるという効果が得られる。また、CCD16
から出力される撮像信号が過大なことにより生じる画像
不良を防ぐことができる。また、クリップ回路104
は、マイクロプロセッサ202からの指示により異なる
CCD16の出力特性に対応した処理を行うので、振幅
の制限が精度良く行われる。また、ビデオプロセッサ4
からの指示によりクリップ回路207の振幅制限レベル
を調節することができるので、映像信号処理回路32に
おけるサンプルホールドのタイミングのずれによる画像
不良を防止することができる。
【0031】なお、本発明は、上述の実施の形態のみに
限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能である。例えば、前記第1ないし第
3の実施の形態では、撮影装置の一例として医療用の内
視鏡装置を挙げたが、これに限らず、撮影装置は、工業
用の内視鏡装置であってもよい。また、撮影装置は、内
視鏡装置に限らず、ビデオカメラや、デジタルカメラ等
であっても本発明の範疇である。
【0032】ところで、近年、撮像手段としてのCCD
(電荷結合素子)等の撮像素子で被写体像を撮像し、こ
の撮像素子で得られる撮像信号から表示装置等で表示可
能な映像信号を得る内視鏡装置やビデオカメラ装置やデ
ジタルカメラ装置等の撮影装置が広く利用されている。
このような内視鏡装置等の撮影装置の例として、特許第
2559510号では、サンプルホールドパルスに従っ
て撮像信号のフィードスルー期間と映像信号信号期間と
の差分をとることで撮像信号のリセットノイズを低減し
つつ映像信号成分を抽出するCDS(相関二重サンプリ
ング)回路を備えた内視鏡装置が示されている。しかし
ながら、従来のCDS回路では、このCDS回路に与え
られるサンプルホールドパルスの高調波成分がCDS回
路内部の電源ライン等を介してCDS回路の出力信号に
伝達したり、サンプルホールドパルスの急峻な電圧レベ
ル変化によって、CDS回路から出力される映像信号に
ノイズが生じる問題があった。そこで、相関二重サンプ
リング処理により生じるノイズを低減することで映像信
号の画質を向上することを可能とする撮影装置の一例で
ある内視鏡装置について図6を参照して説明する。
【0033】図6に示す撮影装置の一例である医療用の
内視鏡装置301は、体腔内等の被写体像を撮像して撮
像信号を得る撮像手段としてのCCD302を備えた内
視鏡303と、前記CCD302を駆動して得られる撮
像信号からモニタ表示可能な映像信号を得るビデオプロ
セッサ304と、このビデオプロセッサ304で得られ
る映像信号を映し出すモニタ装置305を有して構成さ
れている。
【0034】前記ビデオプロセッサ304は、前記CC
D302を駆動する駆動信号を発生する駆動信号発生回
路311と、前記CCD302で得られる撮像信号を増
幅する増幅回路312と、この増幅回路312から出力
される撮像信号を伝達しつつ電気的に絶縁するアイソレ
ーション素子313と、このアイソレーション素子31
3を介して与えられる撮像信号に含まれるフィードスル
ー期間と映像信号期間との差分をとるCDS(相関二重
サンプリング)処理を行うことで撮像信号から映像信号
成分を抽出するCDS回路314と、このCDS回路3
14で得られる映像信号に含まれるOB(オプティカル
ブラック)期間の信号レベルをクランプすることでこの
OB期間のノイズを低減するOBクランプ回路315
と、このOBクランプ回路315で得られる映像信号を
アナログ信号からデジタル信号へ変換するA/D変換回
路316と、このA/D変換回路316で得られるデジ
タル映像信号にガンマ補正処理や輝度・色分離処理及び
信号合成処理や画像強調処理等の信号処理を施すデジタ
ル信号処理回路317と、このデジタル信号処理回路3
17で得られる映像信号をアナログ信号に変換しモニタ
表示可能な映像信号を得るD/A変換回路318と、前
記CDS回路314へ与えるサンプルホールドパルスを
発生するサンプルホールドパルス発生回路319と、こ
のサンプルホールドパルス発生回路319から出力され
るサンプルホールドパルスに含まれる高調波成分を低減
するフィルタ回路320を有して構成されている。
【0035】次に、内視鏡装置301に係る作用を説明
する。内視鏡装置301が起動されると、駆動信号発生
回路311からCCD302へ駆動信号が与えられ、こ
の駆動信号に従って、CCD302は、被写体像を撮像
して得た撮像信号を出力し、この撮像信号は、内視鏡3
03とビデオプロセッサ304とを接続する信号ケーブ
ルを介して、ビデオプロセッサ304へ与えられる。
【0036】ビデオプロセッサ304へ与えられた撮像
信号は、前記信号ケーブルによる減衰を回復すべく増幅
回路312で増幅され、アイソレーション素子313に
より電気的に絶縁されつつ、CDS回路314へ与えら
れる。そして、このCDS回路314は、サンプルホー
ルドパルス発生回路319から与えられるサンプルホー
ルドパルスに従って、撮像信号にCDS処理を施し、撮
像信号に含まれるフィードスルー期間と映像信号期間と
の差分をとることでリセットノイズを低減するとともに
撮像信号から映像信号成分を抽出する。このとき、サン
プルホールドパルス発生回路319から出力されるサン
プルホールドパルスは、フィルタ回路320により高調
波成分が低減されてCDS回路314へ与えられるの
で、CDS回路314内部の電源ラインを介してサンプ
ルホールドパルスの高調波成分によるノイズがCDS回
路314の出力信号に伝達したり、サンプルホールドパ
ルスの急峻な変化によりCDS回路314の出力信号に
ノイズが発生することが防止される。
【0037】そして、CDS回路314から出力された
映像信号は、OBクランプ回路315によりOB期間の
安定化処理が施され、A/D変換回路316によりデジ
タル信号に変換され、デジタル信号処理回路317によ
り各種映像信号処理が施され、D/A変換回路318に
よりモニタ表示可能な形式の映像信号に変換されてモニ
タ装置305へ与えられ、モニタ装置305には、信号
対ノイズ比の改善された良好な画質の被写体像が映し出
される。
【0038】なお、前記フィルタ回路320は、CDS
回路314の出力信号に含まれるノイズ成分を検出し、
このノイズ成分の大きさ等に応じてフィルタ特性を変化
させるように構成してもよい。
【0039】以上説明したように、撮影装置の一例であ
る内視鏡装置301によれば、相関二重サンプリング処
理により生じるノイズが低減することで映像信号の画質
が向上するという効果が得られる。
【0040】[付記] (付記項1−1)撮像手段で被写体像を撮像して得られ
る撮像信号の振幅範囲を所定の振幅範囲に制限する振幅
制限手段と、前記振幅制限手段で得られる撮像信号から
表示手段に表示可能な映像信号を得る映像信号処理回路
とを具備したことを特徴とする撮影装置。
【0041】(付記項1−2)付記項1−1に記載の撮
影装置であって、前記振幅制限手段は、前記撮像手段か
ら出力される前記撮像信号の振幅範囲を予め決められた
最大振幅範囲内に制限する。
【0042】(付記項1−3)付記項1−1に記載の撮
影装置であって、前記振幅制限手段は、前記撮像手段か
ら出力される前記撮像信号の信号レベルを、この撮像信
号のフィードスルー期間の信号レベルに制限する。
【0043】(付記項1−4)付記項1−1に記載の撮
影装置であって、前記振幅制限手段により制限する信号
レベルを可変制御する手段を備えた。
【0044】(付記項1−5)付記項1−1に記載の撮
影装置は内視鏡装置を含む。
【0045】(付記項2−1)内視鏡に設けられ被写体
像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段で得られる撮像
信号の振幅範囲を所定の振幅範囲に制限する振幅制限手
段と、前記振幅制限手段で得られる撮像信号から表示手
段に表示可能な映像信号を得る映像信号処理回路とを具
備したことを特徴とする内視鏡装置。
【0046】(付記項2−2)被写体像を撮像する撮像
手段及び前記撮像手段で得られる撮像信号の振幅範囲を
所定の振幅範囲に制限する振幅制限手段を有する内視鏡
と、前記振幅制限手段で得られる撮像信号から表示手段
に表示可能な映像信号を得る映像信号処理装置とを具備
したことを特徴とする内視鏡装置。
【0047】(付記項2−3)付記項2−1及び付記項
2−2に記載の内視鏡装置であって、前記振幅制限手段
は、前記撮像手段から出力される前記撮像信号の振幅範
囲を予め決められた最大振幅範囲内に制限する。
【0048】(付記項2−4)付記項2−1及び付記項
2−2に記載の内視鏡装置であって、前記振幅制限手段
は、前記撮像手段から出力される前記撮像信号の信号レ
ベルを、この撮像信号のフィードスルー期間の信号レベ
ルの範囲に制限する。
【0049】(付記項2−5)付記項2−1及び付記項
2−2に記載の内視鏡装置であって、前記振幅制限手段
により制限する信号レベルを可変制御する手段を備え
た。
【0050】(付記項2−6)被写体像を撮像する撮像
手段と、前記撮像手段で得られる撮像信号の振幅範囲を
所定の振幅範囲に制限する振幅制限手段とを具備したこ
とを特徴とする内視鏡。
【0051】(付記項2−7)付記項2−6に記載の内
視鏡であって、前記振幅制限手段は、前記撮像手段から
出力される前記撮像信号の振幅範囲を予め決められた最
大振幅範囲内に制限する。
【0052】(付記項2−8)付記項2−6に記載の内
視鏡であって、前記振幅制限手段は、前記撮像手段から
出力される前記撮像信号の信号レベルを、この撮像信号
のフィードスルー期間の信号レベルの範囲に制限する。
【0053】(付記項2−9)付記項2−6に記載の内
視鏡であって、前記振幅制限手段により制限する信号レ
ベルを可変制御する手段を備えた。
【0054】(付記項3−1)撮像素子で被写体像を撮
像して得られる撮像信号に相関二重サンプリング処理を
施す相関二重サンプリング手段と、前記相関二重サンプ
リング手段へ与えるサンプリング信号を生成するサンプ
リング信号生成手段と、前記サンプリング信号生成手段
から出力されるサンプリング信号の高調波成分を低減す
るフィルタ手段とを備えたことを特徴とする撮影装置。
【0055】(付記項3−2)撮像素子で被写体像を撮
像して得られる撮像信号に相関二重サンプリング処理を
施す相関二重サンプリング手段と、前記相関二重サンプ
リング手段へ与えるサンプリング信号を生成するサンプ
リング信号生成手段と、前記サンプリング信号生成手段
から出力されるサンプリング信号の高調波成分を低減す
るフィルタ手段とを備えたことを特徴とする内視鏡装
置。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
撮像信号の振幅のバラツキに起因する歩留まりの悪化が
抑えられ、低廉化が可能となるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1及び図2は本発明の第1の実施の形態に係
り、図1は内視鏡装置の構成を示すブロック図
【図2】クリップ回路の作用を示すタイムチャート
【図3】図3及び図4は本発明の第2の実施の形態に係
り、図3は波形整形回路の構成を示すブロック図
【図4】クリップ回路の作用を示すタイムチャート
【図5】本発明の第3の実施の形態に係り、波形整形回
路の構成を示すブロック図
【図6】映像信号のノイズを低減する内視鏡装置の構成
を示すブロック図
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…内視鏡 4…ビデオプロセッサ 16…CCD 19…波形整形回路 21…クリップ回路 32…映像信号処理回路 101…波形整形回路 103…クランプ回路 104…クリップ回路 201…波形整形回路 207…クリップ回路 208…クリップレベル制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H040 GA02 GA05 GA06 4C061 AA00 BB02 CC06 DD00 LL02 NN05 SS07 SS11 SS12 SS30 5C021 PA02 PA12 PA13 XA32 XA41 5C024 AA01 BA03 CA21 FA01 FA11 GA11 HA03 HA04 HA27 5C054 AA02 AA05 CA04 CC02 EA01 ED03 HA12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像手段で被写体像を撮像して得られる撮
    像信号の振幅範囲を所定の振幅範囲に制限する振幅制限
    手段と、 前記振幅制限手段で得られる撮像信号から表示手段に表
    示可能な映像信号を得る映像信号処理回路とを具備した
    ことを特徴とする撮影装置。
  2. 【請求項2】内視鏡に設けられ被写体像を撮像する撮像
    手段と、 前記撮像手段で得られる撮像信号の振幅範囲を所定の振
    幅範囲に制限する振幅制限手段と、 前記振幅制限手段で得られる撮像信号から表示手段に表
    示可能な映像信号を得る映像信号処理回路とを具備した
    ことを特徴とする内視鏡装置。
JP11134591A 1999-05-14 1999-05-14 撮影装置及び内視鏡装置 Withdrawn JP2000324362A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104101997A (zh) * 2013-04-12 2014-10-15 奥林巴斯株式会社 内窥镜装置
WO2017122586A1 (ja) * 2016-01-12 2017-07-20 オリンパス株式会社 内視鏡装置

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