JP2000323790A - 半導体近接場光源、その製造方法、及びこれを用いた近接場光学システム - Google Patents

半導体近接場光源、その製造方法、及びこれを用いた近接場光学システム

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JP2000323790A
JP2000323790A JP11133416A JP13341699A JP2000323790A JP 2000323790 A JP2000323790 A JP 2000323790A JP 11133416 A JP11133416 A JP 11133416A JP 13341699 A JP13341699 A JP 13341699A JP 2000323790 A JP2000323790 A JP 2000323790A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高効率で、アレイ化可能で、作製の容易な半導
体近接場光源、その製造方法、及びこれを用いた近接場
光学システムである。 【解決手段】半導体近接場光源は、化合物半導体基板1
1表面の正三角形の基板露出面上に、その露出面を1面
として有する三角錐構造の化合物半導体層が積層され、
三角錐構造が、層厚方向に積層された一対の半導体多層
膜反射鏡及び活性層を少なくとも含む面発光レーザ構造
12を有する。三角錐構造の頂点近傍に面発光レーザ1
2の発振波長オーダ以下の微小開口13が形成され、面
発光レーザ12の発振光が微小開口13に導かれて近接
場光を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超高分解顕微鏡や
超高分解フォトリソグラフィなどに用いることができる
半導体近接場光源の構造、その製造方法、及びこれを用
いた近接場光学システムに関する。
【0002】
【従来の技術】光を利用して波長以下の分解能で測定及
び加工を可能にする近接場光学系及びその応用システム
が、近年、活発に提案されている。
【0003】これらに用いられる近接場光発生装置は幾
つかの例がある。例えば、ファイバプローブ(S. M
ononobe et al. Applied Op
tics 36, 1496(1997))は、コアに
GeOを分布を持たせドーピングした石英ファイバを
選択的にエッチングして、微小突起及び微小開口を形成
するものである。極めて細い開口のピンホールが作製で
きるだけでなく、不純物分布を制御することで多段テー
パ構造にできることから、微小開口近傍の光強度の減衰
率を小さくすることが出来る。よって、近接場発生効率
を高くすることが出来る。
【0004】反面、生産性が低く、特に、今後多くのア
プリケーションで必須と思われるアレイ化に対しては適
していないことや、開口形状に自由度が少ないなど、将
来的には問題が多い。
【0005】また、半導体プロセスを用いてアレイ化を
考慮した例として、特開平5−100168号公報に開
示されたもの(図9参照)がある。この文献には、「面
発光レーザの活性層805上に電極中央部にホトリソグ
ラフィにより形成された波長同等以下のピンホール81
3が開けられており、このピンホールからエバネッセン
ト光が放射される」と記載されているのみで、具体的な
デバイス構造や製作方法については記載されていない。
また、効率良く近接場光を取り出す方法も述べられてい
ないため、現実的な構成とはいえない。尚、図9におい
て、801はレーザ基板、802はバッファ層、803
は半導体多層膜ミラー、804、808、809は電流
狭窄用半導体層、806はクラッド層、807はコンタ
クト層、810は絶縁層、812はレーザ電極である。
【0006】よって、本発明の目的は、高効率で、アレ
イ化可能で、作製の容易な半導体近接場光源の構造、そ
の製造方法、及びこれを用いた近接場光学システムを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の半導体近接場光源は、化合物半導体基板表面の正三
角形の基板露出面上に、その露出面を1面として有する
三角錐構造の化合物半導体層が積層され、該三角錐構造
が、層厚方向に積層された一対の半導体多層膜反射鏡及
び活性層を少なくとも含む面発光レーザ構造を有し、該
三角錐構造の頂点近傍に該面発光レーザの発振波長オー
ダ以下の微小開口が形成され、該面発光レーザの発振光
が該微小開口に導かれて近接場光を発生することを特徴
とする。
【0008】この基本構成に基づいて下記の如き態様が
可能である。前記化合物半導体基板は(111)面を有
する化合物半導体基板であり、前記三角錐構造は、該化
合物半導体基板表面上に選択成長マスクとして形成され
た正三角形の基板露出面を有する誘電体膜を用いて該基
板露出面上に選択的に形成されたものである。このと
き、前記正三角形の基板露出面の1辺が〈−110〉方
向に沿う様に設定されている。
【0009】また、前記面発光レーザ構造は、III−
VN材料(III族及びV族からなる化合物半導体材料
のうち、V族材料としてN(窒素)を含むものを本明細
書ではこう表記する)を含む活性層を有する。この効果
については、後述の実施例の説明中に述べられている。
【0010】前記三角錐構造は、前記微小開口を除い
て、電極と光シールド膜を兼ねる金属膜で覆われてい
る。この効果についても、後述の実施例の説明中に述べ
られている。
【0011】前記微小開口は以下の様な方法で作製され
得る。第1に、前記微小開口は、前記三角錐構造を頂点
まで完全に形成した後、この頂点付近が他に比べ薄くな
るように金属を蒸着した後、ドライエッチング、収束イ
オンビームなどで頂点付近の金属及び半導体を除去して
形成された発振波長オーダ以下の微小開口である(後述
する第1実施例参照)。
【0012】第2に、前記微小開口は、前記三角錐構造
を頂点まで完全に形成した後、この頂点付近が他に比べ
薄くなるように金属を蒸着した後、ドライエッチング、
収束イオンビームなどで頂点付近の金属及び半導体を除
去して発振波長オーダ程度或は以上の開口部を形成した
後、塩素などのエッチングガス中で、該三角錐構造の面
発光レーザを発光させながら、光熱励起エッチングを行
うことで前記開口部に形成された発振波長オーダ以下の
微小開口である(後述する第2実施例参照)。
【0013】第3に、前記微小開口は、前記三角錐構造
が頂点を形成する前に結晶成長を停止し、発振波長オー
ダ以下の微小開口を開けてから、該微小開口を含む頂点
付近が他に比べ薄くなるように金属を蒸着した後、ドラ
イエッチングなどにより頂点付近のみ該金属を除去して
前記微小開口を露出させることで形成された発振波長オ
ーダ以下の微小開口である(後述する第3実施例参
照)。
【0014】また、前記微小開口は、前記三角錐構造が
頂点を形成する前に結晶成長を停止し、発振波長オーダ
以下の微小開口を開けてから、該微小開口を含む頂点付
近が他に比べ薄くなるように金属を蒸着した後、塩素な
どのエッチングガス中で、該三角錐構造の面発光レーザ
を発光させながら、光熱励起エッチングを行うことで頂
点付近のみ該金属を除去して前記微小開口を露出させる
ことで形成された発振波長オーダ以下の微小開口である
(後述する第3実施例参照)。
【0015】更に、上記目的を達成する本発明の半導体
近接場光源の製造方法は、(111)面を有する化合物
半導体基板表面上に正三角形の基板露出面を有する誘電
体膜を形成する工程と、該誘電体膜を選択成長マスクと
して用いることで、一対の半導体多層膜反射鏡及びそれ
に挟まれた活性層を少なくとも含む面発光レーザ構造を
結晶成長して前記基板露出面上にのみ三角錐構造を選択
的に形成する工程と、該三角錐構造の頂点近傍に面発光
レーザの発振波長オーダ以下の微小開口を作製する工程
を有することを特徴とする。
【0016】本発明の半導体近接場光源の製造方法にお
いても、この基本構成に基づいて下記の如き態様が可能
である。前記正三角形の基板露出面の1辺が〈−11
0〉方向に沿う様に設定される。前記活性層は、III
−VN材料を含んで成膜される。前記三角錐構造を、電
極と光シールド膜を兼ねる金属膜で覆う工程を有する。
また、前記微小開口は上記の如き方法で作製され得る。
【0017】更に、上記目的を達成する本発明の近接場
光学システムは、同一平面上にアレイ化された上記の半
導体近接場光源、及び該半導体近接場光源が独立或はマ
トリクス駆動可能になる様に形成された電極を有し、該
半導体近接場光源アレイに近接配置した被加工物に対
し、高密度に且つ高速に加工、露光、記録或は読み取り
などの作業を行うことを特徴としたり、曲面形状の基板
に接合(接着材を用いないで圧着される)或は接着(接
着材を用いる)されたアレイ化された上記の半導体近接
場光源、及び該半導体近接場光源が独立或はマトリクス
駆動可能になる様に形成された電極を有し、該半導体近
接場光源アレイに近接配置した曲面を有する被加工物に
対し、高密度に且つ高速に加工、露光、記録或は読み取
りなどの作業を行うことを特徴とする。
【0018】
【作用】本発明は、典型的には、III−V族化合物半
導体が成長条件によって大幅に成長速度の面方位依存性
が大きくなることを利用し、面発光レーザと微小開口を
ほぼ同時に化合物半導体で作製するものである。図1は
面発光レーザと微小開口の関係を模式的に示したもので
ある。化合物半導体基板11上に、選択成長マスクを介
して、層面に垂直な方向に面発光レーザ12の層構成を
成長すると、基板温度とV族、III族ソースなどの結
晶成長条件で成長速度の面方位依存性を利用することに
より、正三角形で囲まれた三角錐構造になる。三角錐構
造の面発光レーザは、頂点付近に光が集中するため、頂
点付近に微小開口13を作製すれば極めて高効率の近接
場発生光源が実現できる。微小開口13はドライエッチ
ングなどでも作製できるが、微小開口位置を発振ビーム
でセルフアライン方式で特定できれば、さらに高効率で
近接場光が発生できる。
【0019】面発光レーザの作製プロセスによれば、2
次元アレイ化が容易なため、平面に高密度に近接場光源
を配置できる。また、エピタキシャルリフトオフ等のプ
ロセスを適用すれば、曲面にも近接場光源をアレイ化し
て配置できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に沿って説明する。
【0021】[第1実施例]第1実施例は、正三角錐状
に半導体層を成長してから頂点部に微小開口を作る例に
係る。図1は本発明の第1の実施例を説明する模式的斜
視図である。図1において、11は基板であり、12は
基板11上に積層された正三角錐形状の面発光レーザで
あり、13はその頂点部に形成された微小開口13であ
る。図2は製造工程を説明する図である。
【0022】図2に沿って作製方法を説明しつつ構造に
ついて説明する。MOCVDやCBEなどのガスソース
系結晶成長法では、面方位に依存して選択的に結晶成長
面を得ることが出来る(例えば、文献Fukui他、E
lectoronics Letters誌、25巻、
410頁、1989年参照)。本実施例ではこのことを
利用する。
【0023】(1)選択成長マスク作製 先ず、(111)B面を有するn型GaAs基板101
上に、1辺が5μmの正三角形の基板露出面をもつSi
膜(厚さ約200nm)102を形成する。この
際、図2(b)に示す様に三角形の1辺が〈−110〉
方向に沿うように設定する。
【0024】(2)選択成長による面発光レーザ構造作
製 前記基板101上に、MOCVD或はCBEなどを用い
て、選択的に面発光レーザ構造の半導体層を積層する。
高温低砒素圧下(例えば、基板温度750℃、V族II
I族比5)で成長することにより、露出面(図2(b)
で三角形に見える3つの面)が(110)ファセットに
なった三角錐構造をエピタキシャルに形成することが出
来る。
【0025】このときの層構造は以下の通りである。n
型AlAs/GaAs層多層膜反射層103、AlGa
As/GaInNAs MQW活性層104、p型Al
As/GaAs層多層膜反射層105及びp型AlGa
Asキャップ層106を積層する(図2(a)正面断面
図、図2(b)平面図)。p型キャップ層106が3つ
の露出面からなる頂点部(各面の角度約100度)を形
成すると、成長は自動的に停止するため、この方法は極
めて制御性が高い。
【0026】また、近接場発生光源の設計面からは、頂
点部が3面で構成されるため、4面以上で構成される頂
点部より先端の開口径を小さくすることができ、近接場
光源としての分解能を上げるのに有効な構造となってい
る。
【0027】本実施例の場合、活性層をAlGaAs/
GaInNAs MQW活性層104(V族元素にNを
含むIII−V半導体材料から成る活性層)としている
が、これは以下の2つの観点による。1つは、GaAs
基板101を用いていながら発振波長を長波長化(本実
施例では1.3μm)でき、微小開口を作製する上で、
0.6μmや0.8μmなどの短波光源に比べ、許容度
が大きい。
【0028】第2に、近接場光源同士の近接配置を可能
にすることである。後述するように、半導体近接場光源
は2次元的にアレイ配置できるだけでなく、物理的には
数10μm間隔で近接配置することも可能である。しか
し、実際の配置間隔は、熱、電気及び光のクロストーク
で決まる。特に熱に関しては、低消費電力及び温度特性
の優れた(周囲温度が変化しても特性が変わりにくいこ
と)レーザ構造を選ぶことが必要である。井戸が深いG
aInNAs/AlGaAs活性層104を用いた面発
光レーザはこの要求を満たすものである。これ以外のも
の、例えば、1.3μm帯で通常用いられているlnG
aAsP/lnGaAs系の面発光レーザでは、消費電
力及び温度特性両方が悪いため、熱的クロストークによ
る特性の劣化が無視できず、このような近接配置は極め
て困難である。
【0029】無論、用途に応じて波長は任意に選択して
よい。例えば、GaInN/AlGaN MQWを活性
層に選べば300nm帯の波長を選べるし、AlGaA
s/GaAs MQWを活性層に選べば800nm帯の
波長を選ぶことが出来る。本実施例の場合、発振波長に
合わせてp型及びn型多層膜層103、105の層厚や
組成も最適化してある。
【0030】(3)電極形成 n型AlAs/GaAs層多層膜反射層103及び活性
層104を完全に覆うようにSiN膜等の絶縁膜107
を形成した後、全体を覆うようにTi/Pt/Au膜1
08を蒸着する(図2(c))。このとき、スパッタ或
は電子ビーム蒸着などを用いた斜め蒸着法やマスク蒸着
法を用いることで、Ti/Pt/Au膜108は頂点付
近のみ薄く成膜する。Ti/Pt/Au膜108の夫々
の金属の厚さは、斜面部で50nm/50nm/200
nm程度である。この金属膜108は、正電極の機能及
び内部で発生した光のシールド膜の機能の両方を兼ねて
いる。又、基板101裏面には負電極109を形成し
た。
【0031】(4)微小開口作製 微小開口110を作製するため、Ar−イオンミリング
を用いて基板101に対して垂直にArビームを照射す
ることで、先端部において最初に金属膜108が剥離さ
れる。これは先端部の金属膜108が最も薄いためであ
る。引き続きArプラズマでAlGaAs層106をエ
ッチングすることで、開口径100nm程度の微小開口
110を形成することが出来る(図2(d))。
【0032】次に本実施例の動作原理について説明す
る。正電極108と負電極109の間に電圧をかけ、数
mAの電流を流すことで、p型多層膜105及びn型多
層膜103を介して活性層104にキャリアが注入さ
れ、しきい電流密度に至ると面に垂直な方向に発振を開
始する。発振光の波長は空気中で1300nmに設定し
てあるが、レーザ内では、半導体積層構造の屈折率との
関係で約400nmである。
【0033】発振光は微小開口110に至ると、近接場
成分のみが開口から染み出し、他の光は、一部共振器で
吸収されるが、シールド膜である金属膜108で反射さ
れて活性層104に戻り、再利用される。この様に、微
小開口部以外の斜面に到達した光は反射されて、結局、
活性層104に吸収され再び発振に寄与するため、単に
面発光レーザの表面に微小開口を形成しただけの場合に
比べ、極めて光の利用効果が高くなっている。
【0034】[第2実施例]第2実施例は、正三角錐状
に半導体層を成長してから頂点部に下記のセルフアライ
ン方式で微小開口を開ける例に係る。第1実施例の微小
開口形成方法は、工程は簡単であるが、微小開口の形成
プロセスの終点(AlGaAs層106のエッチングの
終点)を確認するには、時間制御で行う必要があった。
本実施例は、微小開口形成プロセス工程は増えるが、確
実に微小開口作製を行うとともに、さらに高性能の近接
場光発生光源を実現できる例である。
【0035】図3はその作製工程を示す模式的断面図で
ある。図3において、図2に示す部分と同一の機能部分
は同一の符号で示す。電極形成工程(3)までは第1実
施例と同様である。工程(4)において、金属膜108
が除去された後、開口径が約300〜400nm(内部
波長程度)になるまでオーバーエッチングすることで、
AlGaAs106もエッチングされ、図3(a)のよ
うな状態になる。このあと、該サンプルをドライエッチ
ングチャンバ200に装填する(図3(b))。このと
き、例えば、塩素ガス雰囲気201中で該面発光レーザ
に通電して発振状態にすることで、光密度が高い部分の
み塩素によるエッチングが進行し(光熱アシスト効
果)、微小開口204が形成される(図3(c))。こ
のプロセスの終点検出は、近接場プローブで行ってもよ
いし(形成される微小開口204から染み出す近接場光
をプローブで検出する)、時間制御で行ってもよい。
【0036】本実施例特有の効果として下記の効果があ
る。 (1)近接場発生効率が高い光源を容易に作製できる。
従来、微小開口から漏れ出す近接場光の取り出し効率は
10−5程度であるが、本実施例では10−3程度に飛
躍的に改善される。
【0037】(2)発振によるセルフアラインで開口個
所を設定できるため、プロセスが容易である。 (3)微小開口形成プロセス終点を容易に確認できる。 (4)駆動時の電流を制御することで、任意の開口形な
いし径を制御性良く作製できる。 (5)光源をアレイ化した場合に各光源の駆動電流を制
御することで、それぞれに独立に開口(例えば、径の異
なる所望の微小開口)を作製できる。 (6)発振光の偏光やニアフィールドパターンに応じた
形状の微小開口を開けられる。これにより、例えば、使
用時の発振光の偏光に応じて微小開口から近接場光が出
たり出なかったりできる。
【0038】[第3実施例]第3実施例は、1回の結晶
成長でVCSELと微小開口を同時に形成する例に係
る。図4は本発明の第3の実施例を説明する模式的断面
図である。図3において、図2に示す部分と同一の機能
部分は同一の符号で示す。本実施例においても、工程
(1)と工程(2)の選択成長による面発光レーザ構造
作製工程の途中までは第1及び第2実施例と同じであ
る。
【0039】(2)選択成長によるVCSEL構造作製 前記基板101上にMOCVD或はCBEなどを用いて
選択的にVCSEL構造のエピを積層する。高温低砒素
圧下(例えば、基板温度750℃、V族III族比5)
で成長することにより、選択マスク102の開口部だけ
に(110)ファセットからなる三角錐構造(正確には
頂点部が未形成の三角錐構造)をエピキシャルに形成で
きる(図4(a))。
【0040】このときの層構造は以下の通りである。上
記実施例とは電流狭窄構造の存否の点で異なるが、この
構造を上記実施例で採用してもよい。n型AlGaAs
/GaAs多層膜反射層103、AlGaAs/GaI
nAs MQW活性層104、p型AlAs電流狭窄層
111、p型AlGaAs/GaAs層多層膜反射層1
05及びp型AlGaAsキャップ層106を積層す
る。
【0041】第1実施例では、完全に頂点部が形成され
るまでAlGaAsキャップ層106の成長を行った
が、本実施例では、時間制御により、頂点付近の径が約
100nm以下になった時点で成長を停止する(図4
(a))。成長の終点判断が簡単ではない点や開口形状
が三角形に制限されるという制約はあるが、1回の成長
でレーザ構造と微小開口110を同時に作製できるとい
うメリットがある。
【0042】本実施例では、電流狭窄層として、AlA
s層111を導入して一層の低消費電力化を図ってい
る。この形成は以下の様に行なわれる。
【0043】(3)電流狭窄層酸化 高温水蒸気中で、熱処理することで、p型AlAs層1
11のみを外部から内部に向かって部分的に酸化する
(図4(a)中の層111で黒く塗った部分)。本実施
例では電流経路が1μmφ程度になるまで酸化を行っ
た。こうして電流狭窄構造が作製できる。
【0044】(4)電極形成 n型AlAs/GaAs層多層膜反射層103及び活性
層104を完全に覆うようにSiN膜等の絶縁膜107
を形成した後、全体を覆うようにTi/Pt/Au膜1
08を蒸着する(図4(b))。このとき、スパッタ或
は電子ビーム蒸着などを用いることで頂点付近のみ薄く
成膜する。それぞれの厚さは斜面部で50nm/50n
m/200nm程度である。この金属膜108は正電極
及び内部で発生した光のシールド膜を兼ねている。これ
らのことは、上記実施例と同じである。
【0045】(4)微小開口作製 微小開口110(径が約100nmのキャップ層106
の頂上面)はすでに開いているので、開口を覆っている
金属膜108を除去すればよい。第1実施例の方法(ド
ライエッチング)でも、第2実施例の方法(光熱アシス
トドライエッチング)でも、どちらの方法でも可能であ
るが、除去部と光軸を合わせるという観点からは後者の
方法が望ましい。
【0046】本実施例では、電流狭窄構造が存在するこ
ともあって、極めて微小電流(1mA以下)且つ高効率
(>10−2)で近接場光が発生できることが大きな特
徴である。
【0047】[第4実施例]第4実施例は、本発明の近
接場光源をアレイ化した例に係る。図5は第4の実施例
を説明する模式的平面図である。図5において、502
は2次元アレイ状に並べられた微小開口501を有する
面発光レーザであり、503は各面発光レーザ502を
マトリクス態様(電圧のかけられた行と列の電極配線が
交差する所のレーザ502が励起される態様)で駆動す
る為のマトリスク配線であり、504はマトリスク配線
503を施した基板である。基板504は、面発光レー
ザ502を成長した基板そのものを用いてもよい。
【0048】ここでは、各デバイス502を50μm間
隔で4×4=16個2次元アレイ状に配置した例を示し
たが、間隔やレイアウトはこれに限るものではない。
【0049】本実施例の動作は、例えば、縦・横(行・
列)の電極それぞれに電気信号を印加することで、或る
時間に1つの近接場光源502を選択的に駆動できる。
ここではマトリスク配線503の例を示したが、独立配
線で各面発光レーザ502を独立に駆動する方法も、無
論、可能である。
【0050】図6には、この様な近接場光源アレイの実
際の使用の一例を示した。正面図である図6において、
601は基板上の該近接場光源アレイであり、602は
このアレイ601を支え、機械移動するための支持体で
あり、603は被加工物或はサンプルである。
【0051】例えば、サンプル603が、レジストを塗
布したサンプルとすると、近接場光源アレイ601を近
接して近づけることにより、100nm以下の分解能を
有するレジストパターンを高速に露光することが出来
る。また、603を回転する記録媒体としてみると、6
01及び602は光ピックアップとなり、やはり高速且
つ高密度にデータを書き込み且つ読み出すことが出来
る。
【0052】[第5実施例]第5実施例は、他の応用例
として、曲面に本発明の近接場光源をアレイ化した例に
係る。図7はその使用例を模式的に示したものである。
一部正面図である図7において、701は本発明の近接
場光源であり、702は、近接場光源701がアレイ状
に配置されて貼り付けられた曲面形状を有する基板であ
り、703は、例えばボール状の、曲面形状を有する被
加工物体である。
【0053】この様な配置を用いれば、第4実施例の平
面のときと同様に、曲面にも高速で高密度の記録或は加
工が可能である。
【0054】近接場光源701を曲面に配置する方法に
ついて簡単に説明する。図8はその工程を示す模式的断
面図である。この方法はエピタキシャルリフトオフ法と
して知られている方法(例えば、Applied Ph
ysics誌、51巻、2222ページ(1987年)
参照)である。まず、(111)B面を有するGaAs
基板900上にAlAs犠牲層(厚さ0.5μm)90
2及びGaAsバッファ層(厚さ1μm)を積層してお
き、この基板を用いて第1乃至第3実施例のいずれかの
方法で近接場光源アレイ901を作製する。このあと、
犠牲層902を完全に貫くように、各レーザを分離する
平面パターンで素子分離溝903を形成する(図8
(a))。
【0055】次に、ワックス905などを介して仮支持
基板(例えばSi基板)904に近接場光源アレイ90
1を貼り付けたあと、HFなどを用いて、AlAs犠牲
層902のみをエッチングして完全に基板900から各
素子901を分離する(図8(b)参照)。そして、最
終的な支持基板906に接合或は接着により近接場光源
901を貼り付ける(図8(c))。
【0056】支持基板906は、曲面形状をした固いも
のでもよいし、フレキシブルなフィルムな様なものでも
よい。後者の場合、さらに所望の形状をした固い基板に
貼り付けてもよい。何れの方法でも、図7に示したよう
な基板702に支持された近接場光源アレイが実現でき
る。使用法は第4実施例と同じである。
【0057】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば以下
の通りの効果が奏される。 (1)近接場光発生効率が高い光源を実現できる。 (2)近接場光発生用の微小開口を容易に作製できる。 (3)微小開口と半導体レーザを同時に作製できる(第
3実施例参照)。 (4)駆動電流を制御することで、任意の開口径ないし
形の近接場光発生用微小開口を作製できる(第2実施例
参照)。 (5)同じく駆動電流を制御することで、近接場光源ア
レイにおいて夫々に独立に開口(径ないし形の異なる近
接場光発生用微小開口)を作製できる(第2実施例参
照)。 (6)平面でも曲面上でもアレイ化して近接場光源を配
置できる(第4及び第5実施例参照)。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の半導体近接場光源(面発光レー
ザ)の模式的斜視図である。
【図2】図2は本発明の第1実施例の作製工程図であ
る。
【図3】図3は本発明の第2実施例の作製工程を示す模
式的断面図である。
【図4】図4は本発明の第3実施例の作製工程を示す模
式的断面図である。
【図5】図5は本発明の第4実施例を示す模式的平面図
である。
【図6】図6は本発明の第4実施例を示す模式的正面図
である。
【図7】図7は本発明の第5実施例を示す模式的正面図
である。
【図8】図8は本発明の第5実施例の作製工程例を示す
模式的断面図である。
【図9】図9は従来例を説明する断面図である。
【符号の説明】
11、101、504、900 基板 12、502 近接場光源(面発光レーザ) 13、110、204、501 微小開口 102 選択成長マスク 103、105 DBR(distributed
bragg reflector)多層膜 104 活性層 106 キャップ層 107 絶縁膜 108 正電極 109 負電極 111 電流狭窄層 200 ドライエッチングチャンバ 201 塩素ガス雰囲気 202 通電装置 203 発振光 503 マトリクス配線 601、701、901 近接場光源アレイ 602、702、906 支持体(支持基板) 603、703 被加工物体 902 犠牲層 903 素子分離溝 904 仮支持基板 905 ワックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H052 AA00 AA07 AC33 AC34 5F046 AA02 AA10 DA27 5F073 AA74 AA89 AB05 AB16 BA09 CA04 CA07 CA17 DA05 DA27 DA35

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化合物半導体基板表面の正三角形の基板露
    出面上に、その露出面を1面として有する三角錐構造の
    化合物半導体層が積層され、該三角錐構造が、層厚方向
    に積層された一対の半導体多層膜反射鏡及び活性層を少
    なくとも含む面発光レーザ構造を有し、該三角錐構造の
    頂点近傍に該面発光レーザの発振波長オーダ以下の微小
    開口が形成され、該面発光レーザの発振光が該微小開口
    に導かれて近接場光を発生することを特徴とする半導体
    近接場光源。
  2. 【請求項2】前記化合物半導体基板は(111)面を有
    する化合物半導体基板であり、前記三角錐構造は、該化
    合物半導体基板表面上に選択成長マスクとして形成され
    た正三角形の基板露出面を有する誘電体膜を用いて該基
    板露出面上に選択的に形成されたものであることを特徴
    とする請求項1に記載の半導体近接場光源。
  3. 【請求項3】前記正三角形の基板露出面の1辺が〈−1
    10〉方向に沿う様に設定されていることを特徴とする
    請求項2に記載の半導体近接場光源。
  4. 【請求項4】前記面発光レーザ構造は、III−VN材
    料を含む活性層を有することを特徴とする請求項1、2
    または3に記載の半導体近接場光源。
  5. 【請求項5】前記三角錐構造は、前記微小開口を除い
    て、電極と光シールド膜を兼ねる金属膜で覆われている
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の半導
    体近接場光源。
  6. 【請求項6】前記微小開口は、前記三角錐構造を頂点ま
    で完全に形成した後、この頂点付近が他に比べ薄くなる
    ように金属を蒸着した後、ドライエッチング、収束イオ
    ンビームなどで頂点付近の金属及び半導体を除去して形
    成された発振波長オーダ以下の微小開口であることを特
    徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の半導体近接場
    光源。
  7. 【請求項7】前記微小開口は、前記三角錐構造を頂点ま
    で完全に形成した後、この頂点付近が他に比べ薄くなる
    ように金属を蒸着した後、ドライエッチング、収束イオ
    ンビームなどで頂点付近の金属及び半導体を除去して発
    振波長オーダ程度或は以上の開口部を形成した後、塩素
    などのエッチングガス中で、該三角錐構造の面発光レー
    ザを発光させながら、光熱励起エッチングを行うことで
    前記開口部に形成された発振波長オーダ以下の微小開口
    であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載
    の半導体近接場光源。
  8. 【請求項8】前記微小開口は、前記三角錐構造が頂点を
    形成する前に結晶成長を停止し、発振波長オーダ以下の
    微小開口を開けてから、該微小開口を含む頂点付近が他
    に比べ薄くなるように金属を蒸着した後、ドライエッチ
    ングなどにより頂点付近のみ該金属を除去して前記微小
    開口を露出させることで形成された発振波長オーダ以下
    の微小開口であることを特徴とする請求項1乃至5の何
    れかに記載の半導体近接場光源。
  9. 【請求項9】前記微小開口は、前記三角錐構造が頂点を
    形成する前に結晶成長を停止し、発振波長オーダ以下の
    微小開口を開けてから、該微小開口を含む頂点付近が他
    に比べ薄くなるように金属を蒸着した後、塩素などのエ
    ッチングガス中で、該三角錐構造の面発光レーザを発光
    させながら、光熱励起エッチングを行うことで頂点付近
    のみ該金属を除去して前記微小開口を露出させることで
    形成された発振波長オーダ以下の微小開口であることを
    特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の半導体近接
    場光源。
  10. 【請求項10】請求項1乃至9の何れかに記載の半導体
    近接場光源の製造方法であって、(111)面を有する
    化合物半導体基板表面上に正三角形の基板露出面を有す
    る誘電体膜を形成する工程と、該誘電体膜を選択成長マ
    スクとして用いることで、一対の半導体多層膜反射鏡及
    びそれに挟まれた活性層を少なくとも含む面発光レーザ
    構造を結晶成長して前記基板露出面上にのみ三角錐構造
    を選択的に形成する工程と、該三角錐構造の頂点近傍に
    面発光レーザの発振波長オーダ以下の微小開口を作製す
    る工程を有することを特徴とする半導体近接場光源の製
    造方法。
  11. 【請求項11】前記正三角形の基板露出面の1辺が〈−
    110〉方向に沿う様に設定されることを特徴とする請
    求項10に記載の半導体近接場光源の製造方法。
  12. 【請求項12】前記活性層は、III−VN材料を含ん
    で成膜されることを特徴とする請求項10または11に
    記載の半導体近接場光源の製造方法。
  13. 【請求項13】前記三角錐構造を、電極と光シールド膜
    を兼ねる金属膜で覆う工程を有することを特徴とする請
    求項10、11または12に記載の半導体近接場光源の
    製造方法。
  14. 【請求項14】前記微小開口を作製する方法が、前記三
    角錐構造を頂点まで完全に形成した後、この頂点付近が
    他に比べ薄くなるように金属を蒸着した後、ドライエッ
    チング、収束イオンビームなどで頂点付近の金属及び半
    導体を除去して発振波長オーダ以下の微小開口を開ける
    工程を有することを特徴とする請求項10乃至13の何
    れかに記載の半導体近接場光源の製造方法。
  15. 【請求項15】前記微小開口を作製する方法が、前記三
    角錐構造を頂点まで完全に形成した後、この頂点付近が
    他に比べ薄くなるように金属を蒸着した後、ドライエッ
    チング、収束イオンビームなどで頂点付近の金属及び半
    導体を除去して発振波長オーダ程度或は以上の開口部を
    形成した後、塩素などのエッチングガス中で、該三角錐
    構造の面発光レーザを発光させながら、光熱励起エッチ
    ングを行うことで前記開口部に発振波長オーダ以下の微
    小開口を開ける工程を有することを特徴とする請求項1
    0乃至13の何れかに記載の半導体近接場光源の製造方
    法。
  16. 【請求項16】前記微小開口を作製する方法が、前記三
    角錐構造が頂点を形成する前に結晶成長を停止し、発振
    波長オーダ以下の微小開口を開ける工程と、該微小開口
    を含む頂点付近が他に比べ薄くなるように金属を蒸着し
    た後、ドライエッチングなどにより頂点付近のみ該金属
    を除去して前記微小開口を露出させる工程を有すること
    を特徴とする請求項10乃至13の何れかに記載の半導
    体近接場光源の製造方法。
  17. 【請求項17】前記微小開口を作製する方法が、前記三
    角錐構造が頂点を形成する前に結晶成長を停止し、発振
    波長オーダ以下の微小開口を開ける工程と、該微小開口
    を含む頂点付近が他に比べ薄くなるように金属を蒸着し
    た後、塩素などのエッチングガス中で、該三角錐構造の
    面発光レーザを発光させながら、光熱励起エッチングを
    行うことで頂点付近のみ該金属を除去して前記微小開口
    を露出させる工程を有することを特徴とする請求項10
    乃至13の何れかに記載の半導体近接場光源の製造方
    法。
  18. 【請求項18】同一平面上にアレイ化された請求項1乃
    至9の何れかに記載の半導体近接場光源、及び該半導体
    近接場光源が独立或はマトリクス駆動可能になる様に形
    成された電極を有し、該半導体近接場光源アレイに近接
    配置した被加工物に対し、高密度に且つ高速に加工、露
    光、記録或は読み取りなどの作業を行うことを特徴とす
    る近接場光学システム。
  19. 【請求項19】曲面形状の基板に接合或は接着されたア
    レイ化された請求項1乃至9の何れかに記載の半導体近
    接場光源、及び該半導体近接場光源が独立或はマトリク
    ス駆動可能になる様に形成された電極を有し、該半導体
    近接場光源アレイに近接配置した曲面を有する被加工物
    に対し、高密度に且つ高速に加工、露光、記録或は読み
    取りなどの作業を行うことを特徴とする近接場光学シス
    テム。
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