JP2000322181A - ソフトウェアキーボードの表示方法 - Google Patents

ソフトウェアキーボードの表示方法

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JP2000322181A
JP2000322181A JP11126711A JP12671199A JP2000322181A JP 2000322181 A JP2000322181 A JP 2000322181A JP 11126711 A JP11126711 A JP 11126711A JP 12671199 A JP12671199 A JP 12671199A JP 2000322181 A JP2000322181 A JP 2000322181A
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software keyboard
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Yasuhiro Nakamichi
康弘 中道
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、携帯情報端末装置に表示されるソフト
ウェアキーボードは、表示画面の制約上、キー操作が難
しくなりがちであったので、ローマ字入力を行うときに
は、次入力候補に相当するキー表示を拡大表示するとい
った工夫がなされてきたが、文字入力後に行う漢字変換
等の文字に対する処理選択決定キーについては改善がな
されておらず、小さなキー表示のままで操作がしづらか
った。 【解決手段】 漢字変換機能を備えたソフトウェアキー
ボード23を入力用ペン26で操作して文字入力を行う
もので、入力バッファ24に1文字以上の変換可能な文
字が入力されたときに、「変換」、「採用」などの文字
に対するの処理選択決定キーを大きく表示し、さらに
「変換」キーが押されれば、「次候補」、「前候補」な
どの処理選択決定キーを大きく表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯情報端末装置
等におけるソフトウェアキーボードの表示方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯情報端末等において、文字入
力をおこなうためにソフトウェアキーボードを表示し、
ペンやマウスといったポインティングデバイスを用いて
入力させるものが多くある。このソフトウェアキーボー
ドは、たとえば図2に示すように、LCD等による表示
画面22上に表示された、タイプライタの形状を模した
入力部品であり、構成される文字キーをペンやマウス等
のポインティングデバイスで指定することにより、該当
文字が入力できるように構成されている。
【0003】具体的には、ソフトウェアキーボードの表
示形態を複数、例えば、アルファベットキーボード、数
字キーボード、記号キーボード等として用意する。それ
ぞれのソフトウェアキーボードは、限定的なキー構成に
なっているので、ひとつひとつのボタンが大きくて見や
すく、キー押下が容易である。その上で、アルファベッ
トのみ入力すればよい場合にはアルファベットキーボー
ド、数字のみの入力でよい場合には数字キーボード等と
いうように、入力場面に応じて表示するキーボード種を
切り替える方法である。
【0004】ここで、文字入力用のアルファベットキー
ボードに注目すると、図2において、ソフトウェアキー
ボード23が表示画面22に占める占有面積を見ても明
らかなように、限られた表示面積のなかで、数多くの文
字入力キー、各種文字に対する処理選択決定キーを表示
せねばならないので、1つあたりの表示面積が小さくな
る。そのため、キーを押下しにくい性質をもっており、
これまでキーを表示するうえでの工夫がなされてきた。
【0005】その改善方法として、次の2つの技術が開
示されている。
【0006】(1)特開平9−160910号公報に開
示されている技術は、携帯情報端末装置の画面上に表示
されるソフトウェアキーボードのアルファベット入力に
おいて、1文字以上のアルファベットが入力されたとき
に、次候補をローマ字変換規則表の検索によって求め、
求めたアルファベット相当のキー表示を拡大表示すると
いうものである。
【0007】(2)特開平6−202835号公報に開
示されている技術は、図形入力時に、操作に応じてメニ
ューを自動選択する方法であり、CAD等での図形入力
装置においてメニューを選択する場合、座標入力時に該
座標上にある図形に応じて関連するメニュー候補を列挙
するというものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記記
載の各技術においては、なお以下のような課題を有して
いる。
【0009】前記(1)の特開平9−160910号公
報に開示されている技術は、通常文字入力としてのアル
ファベットキーの拡大表示方法であって、アルファベッ
ト入力された文字をさらに漢字変換したり、入力を確定
するための処理選択決定キーの表示面積はやはり小さな
ものとなっていた。
【0010】また、前記(2)の特開平6−20283
5号公報に開示されている技術は、図形、あるいは文
字、あるいはシンボルといった処理対象によって、提示
するメニューを自動的に選択するものであるが、それぞ
れのメニューボタンは、すべて同じ形状をしている。し
たがって、同一処理対象のメニュー数が多くなればなる
ほど、すべてのメニューボタンが均等に小さくなってし
まい、やはり、操作がしづらくなるという問題を含んで
いる。
【0011】つまり、上記(1)、(2)を含めた従来
のソフトウェアキーボードの表示方法では、文字に相当
するキー表示が、入力文字種に応じて変化することはあ
っても、漢字変換あるいは変換確定等の文字に対する、
及び、移動あるいは反転等図形に対する処理選択決定キ
ーは、入力状態によらず一定の狭い表示面積、すなわち
入力領域にあり、漢字変換あるいは図形移動等を行うた
めには小さな処理選択決定キーの中から目的のキーを捜
す必要があるので、操作が困難であった。
【0012】そこで、本願発明は上記課題を解決するた
めに、キャラクタの入力状態に応じて、画面上の文字に
対する処理選択決定キーを拡大縮小表示する、あるい
は、画面上の処理選択決定キーの配置を変更する、ある
いは、新たに画面上に処理選択決定キーを表示すること
によって、たとえば、漢字変換等の処理選択決定キーに
よる操作をより容易に行うことができるソフトウェアキ
ーボードの表示方法を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】キャラクタを入力する入
力ステップと、前記入力されたキャラクタが、ある処理
単位にまとまったことを検出する検出ステップと、前記
検出された処理単位に対する固有の処理を選択する処理
選択決定ステップと、前記検出された処理単位の内容に
よって前記固有の処理を起動するためのキーの表示を切
り替える表示ステップと、を備えることを特徴とする。
【0014】前記表示ステップは、前記固有の処理を起
動するためのキーの全部もしくは一部を、拡大もしくは
縮小表示することを特徴とする。
【0015】前記表示ステップは、前記固有の処理を起
動するためのキーの全部もしくは一部を、置き換えて表
示することを特徴とする。
【0016】前記表示ステップは、前記固有の処理を起
動するためのキーの表示数を、加減することを特徴とす
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る実施の形態
を、図面を用いて説明する。つまり、本願発明の特徴で
ある、キャラクタの入力状況に応じて、画面上の処理選
択決定キーを拡大もしくは縮小表示する、あるいは、画
面上の処理選択決定キーの配置を変更する、あるいは、
画面上に表示する処理選択決定キーの数を加減すること
によって、漢字変換等の処理選択決定キーによる操作を
より容易に行うことを特徴とするソフトウェアキーボー
ドの表示方法について、実施形態にそくして詳細に記載
する。
【0018】[第1の実施例]図1はソフトウェアキー
ボードの表示方法を実現する携帯情報端末装置のハード
ウェア要部の構成を示すブロック図である。1は、ペ
ン、マウス、ジョイスティックなどの入力デバイスで構
成された入力装置である。2は、LCDなどのデバイス
で構成された表示装置であり、入力部品としてのソフト
ウェアキーボードの表示、入力された文字の表示を行
う。3は、CPUなどの中央演算処理装置である。4
は、メモリであり、たとえばROM41、RAM42で
構成され、RAM42には入力された文字を保持してお
く入力バッファ領域421や、図には示していないが作
業領域が設けられている。ROM41にはプログラム記
憶領域411と漢字変換規則テーブル412とさらに図
示していないが表示用フォントデータなどからなる。プ
ログラム記憶領域411には、中央演算処理装置3で実
行されるプログラムが格納されており、漢字変換規則テ
ーブル412には漢字変換に必要な辞書情報が格納され
ている。以上のデバイスは、データバス5を介して必要
なデータのやり取りを行う。
【0019】ここで、前述のハードウェア要部と、本発
明の各請求項記載の各ステップとの関連について説明す
る。請求項1記載の入力ステップは、たとえば図1の入
力装置1を構成するペン等によって、表示装置2上に表
示されたソフトウェアキーボード上のアルファベットキ
ーを押下し、該当キーに対応する文字コードを受理し、
データバス5を介して入力バッファ領域421に保持す
る処理である。
【0020】上記処理過程において、たとえば、ペンが
キーを押下したかどうかの判定、あるいは入力文字コー
ドのメモリへの転送といった各処理は、中央演算処理装
置3の制御によるもので、必要な処理手順は、プログラ
ムコードとしてプログラム記憶領域411に保持されて
いる。以下、ソフトウェアキーボード上のキー押下検知
などのGUI(Graphical User Interface)制御、デー
タ転送など、装置としてのシステム制御は中央演算処理
装置3によるものとし、必要な処理手順は、プログラム
コードとしてプログラム記憶領域411に保持されてい
るものが、適宜、読み込まれて処理実行されるものとす
る。
【0021】請求項1記載の検出ステップは、たとえ
ば、アルファベット文字をキャラクタとして、1つ以上
のアルファベット文字のまとまりからかな文字を検出す
るかな文字検出ステップであり、中央演算処理装置3
が、メモリ4内のプログラムおよびデータを制御するこ
とにより実現される。具体的には、つぎのような処理が
行われる。たとえば、アルファベットキー「S」が入力
された場合、これを1つのキャラクタとして受理して記
憶すると同時に、かな文字になりうる処理単位にまとま
ったかどうかを判定し、この場合は、かな文字にはなら
ないので引き続き入力を待つ。つづいて「A」が入力さ
れた場合、これを2つ目のキャラクタとして受理して記
憶すると同時に、これまで記憶された「SA」がかな文
字になりうるかどうかを判定し、「さ」となりうるの
で、ただちに「SA」を「さ」に変換してこれを記憶す
る、という具合に処理される。以上、「S」からはじま
り、「SA」、「さ」へといたる入力状況を表示装置2
に表示させてもよい。
【0022】つづいて、請求項1記載の処理選択決定ス
テップは、たとえば、前記ソフトウェアキーボード上で
「変換」「取消」といった文字処理を選択可能にする。
【0023】また、請求項1、請求項2、請求項3、請
求項4記載の、固有の処理を起動するためのキーを切り
替え表示する表示ステップは、たとえば前記検出ステッ
プが、前記入力バッファ領域421にかな文字を検出し
たときに「変換」「採用」といった固有の処理を起動す
るためのキーの表示領域を拡大または縮小したり、表示
レイアウトを変更したり、表示キーの数を加減する処理
を行う。
【0024】図2は、ソフトウェアキーボードの表示方
法を実現する携帯情報端末装置の外観図である。図2に
おいて、21はLCD等による表示装置本体、22はそ
の表示画面部、23はソフトウェアキーボード、24は
入力バッファ領域421の内容を表示する入力バッファ
表示領域、25は入力バッファ領域421から入力を確
定した文字を表示する確定文字表示領域、26は座標入
力して文字入力操作を行う入力用ペンである。
【0025】続いて、図3、図4、図5で示されるフロ
ーチャート、および図6、図7、図8、図9に示される
表示画面図を用いて、本発明に係る各処理動作の詳細を
説明する。
【0026】図3は、前記図1の入力バッファ領域42
1に文字が保持されていない状態での動作フローで、図
6はこの状態でのソフトウェアキーボードの表示画面例
である。まず、図3のS311で、入力バッファ領域4
21が初期化されると同時に、分岐処理での判断上必要
なフラグもすべて初期化される。たとえば、現在、漢字
変換中であるかどうかのフラグはここでOFFに設定さ
れる。つづいて、S312でソフトウェアキーボード2
3を表示して入力待ちとなる。何らかの入力があった場
合には、入力種別によって以下のように処理が分岐す
る。入力終了であった場合は、S313で終了処理に向
かうが、入力継続の場合はS314に進む。S314で
は、現在、漢字変換中であるかどうかが、特定のフラグ
を見ることにより判定され、漢字変換中であると判断さ
れた場合には、図5で示される処理BのS331に進
む。ここで、判定フラグはあらかじめS311ですべて
初期化されているので、S315に進む。S315では
入力バッファに、かな文字があるかどうかが判定される
が、ここでもあらかじめS311において入力バッファ
領域421が初期化されているので、S316へ処理が
進む。S316で、かな文字入力がなかった場合には、
S313にもどって再び入力待ちとなるが、かな文字が
検出された場合には、検出されたかな文字を入力バッフ
ァ領域421に保持してS317に進み、図6での「変
換」「確定」キーを拡大表示する。図7はその表示画面
例である。つまり、S316からS317へ進むのは、
アルファベット文字というキャラクタからかな文字へ変
換可能な処理単位が検出された場合のみで、アルファベ
ット文字のみの入力で、かな文字が存在しない状態にお
いてはS316からS313に戻って繰り返し入力を待
つ動作になる。たとえば「SA」から「さ」というよう
に、1つ以上のキャラクタがかな文字に置き換えられる
場合は、ここで置き換えが行われて、かな文字「さ」が
入力バッファ領域421に保持される。
【0027】さて、S317に進んだ場合は、その後い
ったんS313に戻り、再びS315に来たときには、
入力バッファ領域421にかな文字が存在するので、図
4で示される処理AのS321に進む。
【0028】図4は、前記図1の入力バッファ領域42
1に、かな文字が保持された状態での動作フローであ
る。
【0029】まず、S321でアルファベット文字入力
があったかどうかが判定されるが、文字入力が継続する
かぎり、S322で入力バッファ領域421に該入力文
字を蓄積して、いったん図3のS313に処理が戻る
が、S315にて入力バッファ領域421に文字ありと
判定されるので、再びS321に進み、以降文字の蓄積
が続けられる。この過程で、1つ以上のアルファベット
文字がかな文字に変換可能な処理単位にある場合は、た
だちに置き換えられて保持される。図7は、処理Aにお
いて文字入力が継続された場合のソフトウェアキーボー
ドの表示画面例である。一方で、前記S321にてアル
ファベット文字入力がないと判定された場合は、処理が
S323に進み、変換キーが押下されたかどうかの判定
がなされる。
【0030】S323にて、変換キーが押下されたと判
定された場合は、S324に進み、「前候補」「次候
補」キーを拡大したパターンを表示すると同時に、「後
退」「削除」等のキーを縮小表示するが、図8はその表
示画面例である。さらに、S325に進んで、前記入力
バッファ領域421に保持されたかな文字の漢字変換を
行うと同時に、漢字変換モードに入ったことを識別でき
るフラグを立てる。このあと、いったん図3のS313
にもどるが、S314にて漢字変換中であると判断さ
れ、図5に示される処理Bに進む。一方で、前記S32
3にて、変換キーが押下されていないと判断されたとき
は、S326に進み、確定キーが押下されたかどうかが
判定される。
【0031】S326にて、確定キーが押下されたと判
定された場合はS327に進み、入力バッファ領域42
1に保持された文字を確定文字表示領域25に表示し、
前記入力バッファ領域421をクリアして処理Aを抜
け、S313にもどる。表示画面は再び、図6のように
なる。
【0032】図5は前記S325において漢字変換フラ
グを立てることにより、漢字変換中となった場合に分岐
してくる処理ルーチンである。
【0033】まず、S331でアルファベット文字入力
があったかどうかが判定されるが、アルファベットキー
により更に文字入力が行われた場合は、該文字入力直前
に前記入力バッファ領域421にて変換されていた文字
を確定文字表示領域25に表示し、いったん該入力バッ
ファ領域421をクリアすると同時に、漢字変換モード
から抜けたことを識別できるようにフラグを解除し、引
き続き、S333に進んで今しがた入力されたアルファ
ベット文字を、あらためて該入力バッファ領域421に
蓄積する。このあとS313に処理が戻るが、現時点で
処理状態が漢字変換中でないので処理はS315に進
み、入力バッファ領域421にかな文字が存在する場合
は、処理Aにすすむことになるので、ソフトウェアキー
ボードの表示状態は、図7に示すものなる。一方で、前
記S331にてアルファベット文字入力がないと判定さ
れた場合は、処理がS334に進み、前候補・次候補等
の変換制御キーが押下されたかどうかの判定がなされ
る。
【0034】S334にて、前候補・次候補等の変換制
御キーが押下されたと判定された場合は、S335に進
み、入力バッファ領域421で変換されている文字を制
御キーの指示内容にしたがって、更に変換する。したが
って、漢字変換中であることを示すフラグは立てたまま
であるので、いったんS313に戻った後、再び処理B
に入ることになり、漢字変換モードを継続する。ソフト
ウェアキーボードの表示画面は、図8の状態を保持する
ことになる。一方で、前記S334にて前候補・次候補
等の変換制御キーが押下されていないと判定された場合
は、処理がS336に進み、確定キーが押下されたかど
うかの判定がなされる。
【0035】S336にて、確定キーが押下されたと判
定された場合は、S337に進み、入力バッファ領域4
21に保持された文字を確定文字表示領域25に表示
し、該入力バッファ領域421をクリアすると同時に漢
字変換モードから抜けたことを識別できるようにフラグ
を解除する。このあと、処理Bを抜けてS313に戻る
が、S314では漢字変換中でないと判定され、かつ、
S315では入力バッファにかな文字なしと判定される
ので、ソフトウェアキーボードの表示状態は、図6に示
すものとなる。一方で、前記S336にて確定キーは押
下されていないと判定された場合は、処理がS338に
進み、取消キーが押下されたかどうかの判定がなされ
る。
【0036】S338にて、取消キーが押下されたと判
定された場合は、処理がS339に進み、前記入力バッ
ファ領域421で変換されている文字を変換開始前の状
態に戻すと同時に、漢字変換モードから抜けたことを識
別できるようにフラグを解除する。このあと、処理Bを
抜けてS313に戻るが、S314では漢字変換中でな
いと判定され、かつ、S315では入力バッファ領域4
21にかな文字ありと判定されるので、ソフトウェアキ
ーボードの表示状態は、図7に示すものとなる。
【0037】以降、入力される文字に対しては、上記と
同様の処理が繰り返し実行される。
【0038】このようにして、本実施例に基づくソフト
ウェアキーボードの表示方法によれば、入力バッファか
らかな文字が検出されていない状態では、「変換」等の
キーは他のキーと同等の大きさで表示されているが、1
文字以上のかな文字が入力バッファに入力されると「変
換」等のキーが他のキーよりも大きく表示される。
【0039】一方で、漢字変換中は「前候補」等のキー
が他のキーよりも大きく表示されると同時に、「後退」
「削除」等、漢字変換中にはさほど必要と思われないキ
ーは他のキーよりも小さく表示される。
【0040】以上、図6、図7、図8を用いて、上記で
説明した処理のフローに伴う実際の画面遷移の特徴をま
とめると次のようになる。
【0041】はじめ図6のようなレイアウトになってい
るソフトウェアキーボードに、たとえばアルファベット
文字「A」が入力された場合、かな文字「あ」に置き換
え可能な処理単位であるので、文字「あ」に置き換えら
れる。「あ」は漢字変換可能な文字であるので、ただち
に図7のようなレイアウトに変わる。このとき、漢字変
換に必要な「変換」「確定」キーが大きく表示される一
方で、「スペース」「改行」キーがその分小さく表示さ
れる。処理選択決定キー全体の表示面積は一定である。
【0042】さらに、図7において変換キーを選択する
ことにより漢字変換を開始した場合、図8へ遷移する
が、このとき、もはや変換キーは必要ないので表示され
ておらず、かわって必要になる「前候補」「次候補」
「取消」キーが大きく表示され、必要度の低くなった
「後退」「削除」「改行」キーが小さく表示される。処
理選択決定キー全体の表示面積は一定である。
【0043】[第2の実施例]入力バッファ領域421
で、かな文字が検出されていない状態の表示方法に係
る、第2の実施例について記載する。
【0044】画面表示例をもって説明すると、入力バッ
ファ領域421でかな文字が検出されない状態では、図
9に示すように「変換」「採用」等の処理選択決定キー
は表示されない。入力バッファに漢字変換可能なかな文
字が検出されて初めて、図7に示すように「変換」「採
用」等の処理選択決定キーが表示される。また、漢字変
換中は図8に示すように「前候補」「次候補」等の処理
選択決定キーが大きく表示されたパターンに切り替えら
れる。このように、必要に応じて表示する処理選択決定
キーの数を加減して、限られた表示領域を有効利用する
方法も容易に実現できる。
【0045】[第3の実施例]上記かな漢字変換処理と
は違った形での実施の形態についても、以下に記載す
る。
【0046】まず、前記請求項1記載のキャラクタは、
0〜9までの1桁の数字及び入力記号とし、前記検出ス
テップは前記入力記号検出ステップとする。また、前記
処理選択決定ステップは演算処理選択決定ステップと
し、四則演算あるいは平方根算出などの固有の処理を持
つものとする。さらに、前記表示ステップは前記四則演
算キーあるいは平方根算出キーを切り替え表示するもの
とし、はじめ、ソフトウェアキーボードには、前記四則
演算キーあるいは平方根算出キーは表示されておらず、
0〜9までの1桁の数字キー及び入力記号キーのみ表示
されているものとする。
【0047】ここで、前記入力記号検出ステップは、
「入力」キーが押下されるまでに入力される数字キャラ
クタの羅列をひとかたまりの数字として検出する。たと
えば、「1」「4」「4」「入力」の順でキーが押され
た場合は、「144」を数字に変換可能な処理単位とし
て保持する。この時点で、該「144」に対して可能な
演算として、平方根があげられるので、ただちに「平方
根」キーを表示させてもよい。また、ひきつづき、
「1」「2」「入力」の順で第1キーの入力があった場
合、2つ目の数字変換可能な処理単位として「12」と
いう数字を保持する。ここで、前記「144」及び「1
2」に対する可能な演算として「+」「−」「×」
「÷」などが考えられるので、ただちにこれらの四則演
算キーを表示してもよい。また、このとき、前記平方根
キーは必要なないので縮小表示するか、もしくは非表示
にしてもよい。
【0048】なお、第1、第2の実施例を通して、文字
に対する処理選択決定キー全体の表示面積は一定に保っ
ているが、これは、本願発明の効果を明瞭に示すための
ものであって、本発明が、これに制約を受けるというも
のではない。
【0049】つまり、ここまで挙げた実施形態における
内容は、本発明の主旨を変えない限り、上記記載内容に
限定されるものではない。
【0050】
【発明の効果】本発明によるソフトウェアキーボードの
表示方法では、以下の効果が得られる。
【0051】従来のソフトウェアキーボードの表示方法
では、漢字変換や変換確定等の処理選択決定キーが、入
力状態によらず一定の狭い表示面積、すなわち入力領域
にあり、漢字変換等を行うためには小さな処理選択決定
キーの中から目的のキーを捜す必要があり、漢字入力操
作の労力が大きいものとなっていた。
【0052】本願発明請求項1記載のソフトウェアキー
ボードの表示方法によれば、入力バッファへの文字の入
力状況に応じて、処理選択決定キーの表示方法を変える
ことで、漢字変換等の操作をより容易に行うことができ
る。
【0053】本願発明請求項2記載のソフトウェアキー
ボードの表示方法によれば、文字の入力状況によって、
処理選択決定キーのうち、必要度の高いキーを拡大表示
し、必要度の低いキーを縮小表示することにより、使い
勝手のよいソフトウェアキーボードを提供することがで
きる。
【0054】本願発明請求項3記載のソフトウェアキー
ボードの表示方法によれば、画面上の処理選択決定キー
の配置を変更することで、たとえば、前記キーの拡大表
示によるレイアウト変更に対応することができるので、
処理選択決定キー全体の表示領域に影響を与えることな
く、文字の入力状況に応じた使い勝手のよいソフトウェ
アキーボードを提供することができる。
【0055】本願発明請求項4記載のソフトウェアキー
ボードの表示方法によれば、入力状況に応じて、不必要
な処理選択決定キーは表示しないで、必要になったとき
に必要な処理選択決定キーを表示することで、処理選択
決定キー全体の表示領域に影響を与えることなく、より
多くの固有の処理を選択枝として持つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る携帯情報端末装置の要部の構成
を示すブロック図である。
【図2】本願発明に係る携帯情報端末装置の外観図であ
る。
【図3】第1の実施例の動作説明に供するフローチャー
ト(部分)である。
【図4】第1の実施例の動作説明に供するフローチャー
ト(部分)である。
【図5】第1の実施例の動作説明に供するフローチャー
ト(部分)である。
【図6】入力バッファに文字入力されていない状態の表
示画面例およびソフトウェアキーボードの表示例であ
る。
【図7】入力バッファに文字入力された状態の表示画面
例およびソフトウェアキーボードの表示例である。
【図8】入力バッファに入力された文字を漢字変換して
いる状態の表示画面例およびソフトウェアキーボードの
表示例である。
【図9】第2の実施例に係る、入力バッファに文字入力
されていない状態の表示画面例およびソフトウェアキー
ボードの表示例である。
【符号の説明】
1 入力装置 2 表示装置 3 中央演算装置 4 メモリ 5 データバス 41 ROM 42 RAM 411 プログラム記憶領域 412 漢字変換規則テーブル 421 入力バッファ領域 21 端末装置本体 22 LCD等による表示画面 23 ソフトウェアキーボード 24 入力バッファの内容を表示する入力バッファ表
示領域 25 入力バッファから入力を確定した文字を表示す
る確定文字表示領域 26 座標入力して文字入力操作を行う入力用ペン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャラクタを入力する入力ステップと、
    前記入力されたキャラクタが、ある処理単位にまとまっ
    たことを検出する検出ステップと、前記検出された処理
    単位に対する固有の処理を選択する処理選択決定ステッ
    プと、前記検出された処理単位の内容によって前記固有
    の処理を起動するためのキーの表示を切り替える表示ス
    テップと、を備えるソフトウェアキーボードの表示方
    法。
  2. 【請求項2】 前記表示ステップは、前記固有の処理を
    起動するためのキーの全部もしくは一部を、拡大もしく
    は縮小表示することを特徴とする前記請求項1記載のソ
    フトウェアキーボードの表示方法。
  3. 【請求項3】 前記表示ステップは、前記固有の処理を
    起動するためのキーの全部もしくは一部を、置き換えて
    表示することを特徴とする前記請求項1記載のソフトウ
    ェアキーボードの表示方法。
  4. 【請求項4】 前記表示ステップは、前記固有の処理を
    起動するためのキーの表示数を、加減することを特徴と
    する前記請求項1記載のソフトウェアキーボードの表示
    方法。
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