JP2000321696A - 乳剤調製方法 - Google Patents

乳剤調製方法

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Philip J Dale
ジェー.デール フィリップ
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アール.ミス マーク
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エル.ブラック ドナルド
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真に有用な輻射線感受性ハロゲン化銀乳剤
の調製方法を提供する。 【解決手段】 ホスト高臭化物{111}平板状粒子乳
剤析出の続きとして、選択部位高塩化物エピタキシ堆積
を単一の反応容器で行う方法。分散媒体1L当たり0.
05〜1.5Agモルを計上するホスト平板状粒子乳剤
を析出させる。平板状粒子の主面でのヨウ化物を均一に
分配し、粒子の表面領域のヨウ化物表面領域での銀基準
で7モル未満の量である。エピタキシが形成されるま
で、pHを3〜8に維持する。1〜40g/Agモルの
ゼラチン解こう剤を乳剤に添加する。0.03〜0.1
5/Lの塩化物イオンを乳剤に分散させる。エピタキシ
が形成されるまで、pBrを3.0〜3.8に維持す
る。粒子表面積1m2 当たり5×10-6〜1×10-4
ルの濃度のヨウ化物イオンを平板状粒子の主面に均一に
吸着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は写真及び放射線写真
に有用な輻射線感受性ハロゲン化銀乳剤を調製する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術を記載する前に、本明細書で用
いる用語を次のように規定する。「等価円直径」又は
「ECD」の用語は、ハロゲン化銀粒子と同じ投影面積
をもつ円の直径を示すのに用いる。「アスペクト比」の
用語は、粒子厚み(t)に対する粒子ECDの比を表
す。「平板状粒子」の用語は、残りの結晶面のどれより
も明らかに大きな2つの平行な結晶面を有し、少なくと
も2のアスペクト比を有する粒子を示す。
【0003】「平板状粒子乳剤」の用語は、平板状粒子
が総粒子投影面積の50%超を占める乳剤をいう。粒子
及び乳剤に関して用いる「{111}平板状」の用語
は、平板状粒子が{111}結晶面に平行主結晶面を有
しているものを示すのに用いる。粒子及び乳剤に関して
用いる「高臭化物」及び「高塩化物」の用語は、臭化物
又は塩化物が、それぞれ、総銀に対して50モル%超の
濃度で存在することを表す。
【0004】二種類以上のハロゲン化物を含有するハロ
ゲン化物粒子及び乳剤をいう場合、濃度が高くなる順に
ハロゲン化物を命名する。「エピタキシ」の用語は、第
一の結晶格子構造が上に成長する第二の、別の(ホス
ト)結晶格子構造からその配向を誘導する第一の結晶格
子構造を表す。「エッジ領域」の用語は、粒子のエッジ
の0.2μmの範囲内にあるハロゲン化銀粒子部分を示
すのに用いる。「表面領域」の用語は、粒子の表面付近
にある、銀量基準でハロゲン化粒子の40%部分を表
す。
【0005】「堅牢」の用語は、乳剤調製における偶発
的な変動にもかかわらず、乳剤がその目的とする特性に
非常に近く変わらないままであることを示すのに用い
る。「Pluronic 31R1 」は、BASFの商標であり、次式で
表される:HO- [CH(CH3)CH2O ]x -(CH2CH2O)y - [CH
2(CH3)CHO ]x'-H(ここで、x=25、x’=25及び
y=7である)。リサーチディスクロージャー(Resear
ch Disclosure )は、Kenneth Mason Publications, Lt
d., Dudley House, 12a North St., Emsworth, Hampshi
re PO107DQ, England によって出版されている。
【0006】Joe E. Maskasky の、「平板状粒子乳剤の
エピタキシャル選択部位増感(Epitaxial Selective Sit
e Sensitization of Tabular Grain Emulsions) 」、Jo
urnal of Imaging Science, 32巻, No.4, 1988年7 月/
8 月及びMaskaskyの米国特許第4,435,501号明
細書(以下、特に断らないかぎり、集合的に単に「Mask
asky」という)には、ホスト高臭化物{111}平板状
粒子上に高塩化物ハロゲン化銀エピタキシの選択部位の
最初の蓄積研究報告である。Maskaskyによって開示され
た態様の大部分では、エピタキシは選択的にホスト粒子
のエッジに向けられている(ホスト平板状粒子のコーナ
ーにのみ向けられている場合を含む。
【0007】Maskaskyによる好ましい方法及び他の人に
よって採用されたその後の方法は、高臭化物{111}
平板状粒子乳剤を析出させ、この乳剤を洗浄し、その後
この平板状粒子の主面上に分光増感色素を吸着すること
を要する。適当に選択すると、その後の高塩化物ハロゲ
ン化銀の析出時に、分光増感色素はエピタキシを平板状
粒子のエッジに導入する。エピタキシが堆積した後、こ
の乳剤は化学増感される。一般的には、イオウ及び金増
感剤が用いられ、そして高温で乳剤を保持する。分光増
感色素導入エピタキシの別の説明は、Daubendiek等の米
国特許第5,494,789号、同5,503,971
号及び同5,576,168号明細書、Deaton等の米国
特許第5,582,965号明細書、Eshelman等の米国
特許第5,612,175号、同5,612,176
号、及び同5,614,359号明細書、並びにLevyの
米国特許第5,612,177号明細書に記載されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】エピタキシャル堆積の
ための部位ディレクターとして分光増感色素を用いるこ
とは、多くの欠点を有する。第一に、反応容器から移
動、洗浄、そしてエピタキシャル堆積が始まる前の色素
添加によって、ホスト粒子がエピタキシャル堆積前に劣
化する危険を冒すことになる。第二に、エピタキシャル
位置選定のために分光増感色素に頼ることは、可能な色
素選択を制限する。第三に、化学増感時中に高温に加熱
されるとき、分光増感色素が劣化する危険を冒すことに
なる。
【0009】好ましい方法ではないが、Maskaskyは、高
臭化物{111}平板状粒子上への選択部位エピタキシ
ャル堆積を、分光増感色素を用いないで達成することが
できることを見いだした。Maskaskyは、銀量基準で均一
に分配されたヨウ化物を8モル%より多く含有するホス
ト平板状粒子が、分光増感色素無しに、高塩化物エピタ
キシを導入するのに十分なヨウ化物を含有することを見
いだした。残念なことに、このことは多くの画像用途に
は非常に有害な表面領域ヨウ化物レベルを必要とする。
エピタキシを導入する不均一なヨウ化物配置が示されて
いるが、ホスト粒子の決められた領域にエピタキシを限
定するために、ホスト粒子の表面領域の大部分は高ヨウ
化物レベルを示さなければならない。
【0010】Maskaskyの特許明細書の、第65欄、例3
Bには、部位ディレクターとしてヨウ化カリウムの表面
処理だけを用いた、平板状粒子のコーナーに向けられた
塩化銀エピタキシを有するホスト臭化物{111}平板
状粒子乳剤の例が記載されている。この例では、塩化銀
エピタキシは、乳剤が析出されそして洗浄された後にお
いてのみ導入される。言い換えれば、エピタキシ堆積
は、ホスト粒子析出の続きとして同じ反応容器では行わ
れなかった。
【0011】
【課題を解決するための手段】(1)水性分散媒体及び
銀量基準で50モル%超の臭化物を含むハロゲン化銀粒
子を含有し、総粒子投影面積の50%超が{111}主
面を有する平板状粒子によって占められている乳剤を析
出させること、そして(2)銀量基準で50モル%超の
塩化物を含むハロゲン化銀エピタキシを、前記平板状粒
子のエッジのところに選択的に堆積させることを含んで
なる乳剤調製方法であって、1つ反応容器中で工程
(1)と(2)を行い、(a)工程(1)の乳剤析出
が、分散媒体の銀0.05〜1.5モル/Lを占め、
(b)平板状粒子の主面のところでヨウ化物は均一に分
配されており、総銀の40%を占める表面領域のヨウ化
物が、当該表面領域の銀量基準で7モル%未満に達し、
(c)工程(1)の後と、次工程(d)〜(h)の乳剤
のpHは、3〜8に維持されており、(d)1〜40g
/Agモルの量のゼラチン解こう剤を前記乳剤に添加
し、(e)0.03〜0.15モル/Lの範囲の塩化物
イオンを前記乳剤に分散し、(f)次工程(g)と
(h)の完了をとおして、3.0〜3.8の範囲のpB
rに前記乳剤を制限し、(g)粒子表面積の1平方メー
トル当たり、5×10-6〜1×10-4モルの濃度のヨウ
化物イオンが、前記平板状粒子の主面に均一に吸着さ
れ、そして(h)前記乳剤中の総銀1モル当たり、少な
くとも0.02モル/分の割合で乳剤に銀イオンを添加
して、総銀の0.1〜50モル%の量のハロゲン化銀エ
ピタキシを堆積させる工程を含んでなる乳剤調製方法。
【0012】本発明の乳剤調製方法は、分光増感色素の
添加を必要としない。このように、ハロゲン化銀固有の
感度の分光領域に像様露光量を記録する用途の場合に
は、着色しない乳剤を調製できる。分光増感色素を本発
明の乳剤に添加する場合は、その導入を化学増感が完了
する後まで延期することができる。従って、分光増感色
素を、化学増感時に通常遭遇する高い保持温度に曝す必
要がない。
【0013】1つの反応容器内でホスト粒子調製とエピ
タキシャル堆積とを行うことによって、エピタキシ前に
ホスト粒子が劣化するのを避ける。使用した特定の工程
が、予期しない優れた特性を示す輻射線感光性乳剤を生
じることも見いだされた。部位ディレクターとして分光
増感色素を用いる場合よりも色素減感レベルが低いこと
がわかった。さらに、顕微鏡粒子検査によって、エッジ
エピタキシに近接する高レベルの結晶格子転位が見られ
た。エッジ転位は、高臭化物{111}平板状粒子乳剤
の画像形成感度を高めることが認められている(例え
ば、Black 等の米国特許第5,709,988号明細書
を参照されたい)。最後に、本発明の方法によって生成
された乳剤は、特に、乳剤増感における偶発的な変動を
受けた場合にも、堅牢であることがわかった。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、高臭化物{111}平
板状粒子ホスト乳剤の反応容器での析出に始まり、さら
に同一容器内で平板状粒子のエッジのところに高塩化物
ハロゲン化銀エピタキシを堆積させる乳剤の調製方法に
向けられている。エピタキシャル堆積は分光増感色素無
しに生じる。
【0015】通常のバッチ式のシングルジェット又はダ
ブルジェット析出技法を用いて、ホスト粒子平板状粒子
乳剤を析出させることができる。このホスト粒子乳剤
は、高臭化物{111}平板状粒子含有し、ハロゲン化
銀エピタキシのホスト粒子の役割を果たす。本発明の好
ましい形態では、ホスト粒子を通常の臭化銀{111}
平板状粒子乳剤によって用意することができる。エピタ
キシが無いカメラ感度乳剤は、感度増加のために高臭化
物粒子内のヨウ化物に普通は頼っているのに対して、粒
子増感におけるエピタキシの役割は、画像形成感度を増
加させるためにヨウ化物を用いる必要性を除くことがで
きることである。ヨウ化物を減らすか又は無くすと現像
速度が速くなる。
【0016】ホスト平板状粒子内のヨウ化物は、青光吸
収の増加及び/又はインターイメージ効果の増強に有用
となることができる。ヨウ化物をホスト粒子に導入する
と、それは平板状粒子の主面全体に均一に分配される。
さらに、ヨウ化物は粒子の表面領域内(即ち、粒子を形
成する総銀の40%を占める表面付近にある粒子部分
内)では7モル%未満に制限される。粒子の内部は、都
合のよい通常の濃度のヨウ化物(最高で、銀量基準で一
般的に40モル%であるヨウ化物の飽和限界まで)を含
有することができる。ヨウ化物をほとんど含有しない
か、全く含有しない平板状粒子コアを形成し、その後、
表面領域を堆積する前に、高ヨウ化物シェルを堆積させ
ることが有利であることが多い。この形態では、最も高
いヨウ化物濃度が、埋め込みシェル又はサブ表面シェル
としてホスト粒子内に出現する。多くの場合、ホスト平
板状粒子の全体的なヨウ化物濃度は20モル%未満、典
型的には10モル%未満である。
【0017】臭化銀及びヨウ臭化銀ホスト平板状粒子に
加えて、ホスト平板状粒子に塩化物を導入することも可
能である。塩化銀濃度は好ましくは、総銀に対して30
モル%未満、最適には10モル%未満に限定される。塩
臭化銀、ヨウ塩臭化銀及び塩ヨウ臭化銀ホスト平板状粒
子が考えられる。
【0018】ホスト高臭化物{111}平板状粒子乳剤
を、上述の記載を満たすハロゲン化物を利用するために
使用する又は改良した通常の技法によって、析出させる
ことができる。代表的な技法には、以下の特許文献リス
トに記載されているものが含まれる:
【0019】[特許文献リストHT]米国特許第4,4
14,310号明細書(Daubendiek等)、米国特許第
4,425,426号明細書(Abbott等)、米国特許第
4,434,226号明細書(Wilgus等)、米国特許第
4,439,520号明細書(Kofron等)、米国特許第
4,504,570号明細書(Evans 等)、米国特許第
4,647,528号明細書(Yamada等)、米国特許第
4,672,027号明細書(Daubendiek等)、米国特
許第4,693,964号明細書(Daubendiek等)、米
国特許第4,665,012号明細書(Sugimoto等)、
米国特許第4,672,027号明細書(Daubendiek
等)、米国特許第4,679,745号明細書(Yamada
等)、米国特許第4,693,964号明細書(Dauben
diek等)、米国特許第4,713,320号明細書(Ma
skasky)、米国特許第4,722,886号明細書(No
ttorf )、米国特許第4,755,456号明細書(Su
gimoto)、米国特許第4,775,617号明細書(Go
da)、米国特許第4,797,354号明細書(Saitou
等)、米国特許第4,801,522号明細書(Ellis
)、米国特許第4,806,461号明細書(Ikeda
等)、米国特許第4,835,095号明細書(Ohashi
等)、米国特許第4,835,322号明細書(Makino
等)、米国特許第4,914,014号明細書(Dauben
diek等)、米国特許第4,962,015号明細書(Ai
da等)、米国特許第4,985,350号明細書(Iked
a 等)、米国特許第5,147,771号明細書(Tsau
r 等)、米国特許第5,147,772号明細書(Tsau
r 等)、米国特許第5,147,773号明細書(Tsau
r 等)、米国特許第5,171,659号明細書(Tsau
r 等)、米国特許第5,210,013号明細書(Tsau
r 等)、米国特許第5,250,403号明細書(Anto
niades等)、米国特許第5,272,048号明細書
(Kim 等)、米国特許第5,310,644号明細書
(Delton)、米国特許第5,314,793号明細書
(Chang 等)、米国特許第5,334,469号明細書
(Sutton等)、米国特許第5,334,495号明細書
(Black 等)、米国特許第5,358,840号明細書
(Chaffee 等)、米国特許第5,372,927号明細
書(Delton)、米国特許第5,604,085号(Mask
asky)、米国特許第5,604,086号(Reed等)、
米国特許第5,620,840号(Maskasky)、米国特
許第5,667,955号(Maskasky)、米国特許第
5,691,131号(Maskasky)、米国特許第5,6
93,459号(Maskasky)、米国特許第5,723,
278号(Jagannathan 等)、米国特許第5,733,
718号(Maskasky)、米国特許第5,736,312
号(Jagannathan 等)、米国特許第5,750,326
号(Antoniades等)、米国特許第5,763,151
(Brust )、及び米国特許第5,792,602号(Ma
skasky等)。
【0020】考えられる高臭化物{111}平板状粒子
乳剤は、{111}平板状粒子が総粒子投影面積の50
%超、好ましくは70%超、最適には90%超を占める
乳剤である。{111}平板状粒子が総粒子投影面積の
実質的に全部(>97%)を占める高臭化物乳剤が、上
記の特許文献リストHTに開示されており、これらが特
に考えられる。この{111}平板状粒子は、好ましく
は0.3μm未満、最も好ましくは0.2μm未満の平
均厚を有する。0.07μm未満の厚みを有する平板状
粒子が、総粒子投影面積の50%超を占める極薄型平板
状粒子乳剤を用いることも特に考えられる。
【0021】青記録層ユニットにおける潜像形成を平板
状粒子に頼る場合、平板状粒子は上述の厚み特性を有し
てもよい。しかし、粒子内の青光の吸収(即ち、固有の
吸収)によって感度を高めるためには、最大0.50μ
mの厚みを有する平板状粒子が青記録層ユニットの総粒
子投影面積の少なくとも50%を占めてもよいことがわ
かっている。
【0022】高臭化物{111}平板状粒子が、少なく
とも5、好ましくは8を超える平均アスペクト比を有す
るのが好ましい。平均アスペクト比は最大100、さら
にはそれ以上の範囲になることができるが、典型的に
は、12〜60の範囲である。潜像形成乳剤の平均EC
Dは一般的に10μm未満であり、低レベルの粒状度を
維持するためには6μm未満の平均ECDが特に好まし
い。
【0023】ホスト乳剤の粒子を水と解こう剤を含有す
る水性分散媒体中で析出させる。典型的な解こう剤濃度
は、反応容器の乳剤の総質量に対して0.2〜10%で
ある。ホスト乳剤粒子の析出に通常の親水性コロイド解
こう剤を用いることができる。ゼラチン解こう剤(即
ち、ゼラチン及びゼラチン誘導体解こう剤)が好まし
い。アセチル化及びフタル化ゼラチンが通常用いられる
ゼラチン誘導体である。乳剤解こう剤はリサーチディス
クロージャー、389 巻、1996年9 月、アイテム38957 、
II.「ベヒクル、ベヒクル増量剤、ベヒクル状添加物
及びベヒクル関連添加物」、A.「ゼラチン及び親水性
コロイド解こう剤」に要約されている。
【0024】カチオン性デンプンを高臭化物{111}
平板状粒子乳剤の解こう剤として用いることも考えられ
る。高臭化物{111}平板状粒子乳剤の解こう剤とし
てカチオン性デンプンを用いることは、Maskaskyの米国
特許第5,604,085号、同5,620,840
号、同5,667,955号、同5,691,131
号、及び同5,733,718号明細書に教示されてい
る。酸化されたカチオン性デンプンは、ゼラチン解こう
剤よりも低い粘度を示すので有利である。このことは混
合を容易にする。
【0025】本発明の方法に従ってエピタキシャル堆積
を行うために、析出終了時の反応容器内の銀レベルは、
分散媒体の銀0.05(好ましくは、0.1)〜1.5
モル/Lを占めることを企図する。圧倒的多数の乳剤析
出がこの範囲の銀濃度を有する乳剤を生成するので、ホ
スト粒子乳剤の調整は通常必要とされない。析出した後
に調整工程を追加するよりも、ホスト粒子乳剤の析出が
起きている間に、銀濃度を指定した範囲内に調整するこ
とが好ましい。
【0026】高塩化物ハロゲン化銀エピタキシ堆積をホ
スト乳剤粒子上に導入する工程は、pH3〜8、好まし
くはpH5〜6に保持されたホスト粒子乳剤を用いて行
われる。pH8はアルカリ側によった中性状態である
が、このpHではアンモニウムイオンにアンモニア(強
力な粒子解こう剤)を放出させる程には高くない。
【0027】高塩化物ハロゲン化銀エピタキシ堆積を導
入する工程は通常のいずれのハロゲン化銀析出温度でも
行うことができる。都合のよい好ましい範囲は、20〜
60℃である。上記の銀濃度、温度及びpH範囲内のホ
スト粒子乳剤に関して、1(好ましくは5)〜40(好
ましくは20)g/Agモルの量のゼラチン解こう剤を
加える。ゼラチンは好ましくは測定可能なレベルのメチ
オニン、最も好ましくは、1g当たり少なくとも12
(最適には、少なくとも30)マイクロモルのメチオニ
ンを含有する。測定不可能な低レベルのメチオニンを含
有するいわゆる「酸化された」ゼラチンは、メチオニン
含有ゼラチン解こう剤よりも大きく劣った解こう能力を
示す(Maskaskyの米国特許第4,713,320号明細
書を参照されたい)。
【0028】高レベルの解こう作用を確実にする目的の
ために、ゼラチン解こう剤を追加する。もちろん、析出
される際に解こう剤は乳剤中に存在するが、これらは劣
った解こう剤となる場合がある。さらに、高温で長時間
にわたる析出では、析出時に存在する解こう剤の効率は
悪くなる。
【0029】ゼラチン解こう剤を添加した後、塩化物イ
オンをホスト粒子乳剤に加える。反応容器内の塩化物イ
オン濃度は、乳剤1リットル当たり0.03〜0.15
モルの範囲となることが考えられる。塩化物イオンを可
溶性塩、例えば、アルカリ、アルカリ土類又はアンモニ
ウム塩化物の水溶液の形態で加えることができる。混合
することによって、塩化物イオンは水性媒体中に均一に
分配される。
【0030】次に、反応容器内の水性媒体中の臭化物イ
オン濃度を、高臭化物{111}平板状粒子乳剤析出の
場合に用いられる濃度よりも上のレベルに高める。これ
により、分散媒体中の理論量過剰の臭化物イオンを減ら
す。pBrを3.0〜3.8の範囲に調整することが考
えられる。
【0031】ホスト粒子のエッジに限定されたエピタキ
シのホスト平板状粒子を調製するために、粒子表面積1
2 当たり5×10-6〜1×10-4モル(好ましくは、
1×10-5〜3×10-5モル)の濃度のヨウ化物イオン
を、反応容器の分散媒体内に与える。このヨウ化物イオ
ンは高臭化物{111}平板状粒子の主面に均一に吸着
される。ヨウ化物イオンを均一に吸着させるには、吸着
が起きる前に分散媒体内にヨウ化物イオンを均一に分配
させる注意が必要である。これには反応容器内の分散媒
体を撹拌する必要がある。急速撹拌を用いて、可溶性
塩、例えば、アルカリ、アルカリ土類又はアンモニウム
ヨウ化物の形態のヨウ化物イオンを、分散媒体に添加す
ることができる。これらの塩類は直ぐに溶解してヨウ化
物イオンを放出する。上述の塩化物の添加と異なり、放
出されたヨウ化物イオンは分散媒体内の粒子表面にすぐ
吸着される。
【0032】反応容器内の均一なヨウ化物イオン分配、
従って、高臭化物{111}平板状粒子の主面上の均一
な吸着を確実にするためには、ヨウ化物イオン源物質が
均一に分配された後、反応容器内にヨウ化物イオンを生
成させてもよいことがわかる。Jagannathan 等の米国特
許第5,736,312号明細書には、ヨウ素酸塩(I
3 - )からのヨウ化物イオンの放出が教示されてい
る。Maskaskyの米国特許第5,858,638号明細書
には、ヨウ素(I2 )からのヨウ化物イオンの放出が教
示されている。Takeda等の米国特許第5,389,50
8号明細書には、次式の化合物の形態でヨウ化物を反応
容器に導入することが教示されている。(I) R−
I(式中、Rは塩基又はヨウ化物イオン放出剤として作
用する親核性剤、例えば、亜硫酸塩と反応してヨウ化物
イオンを放出する、一価の有機性残基を表す)。
【0033】ホスト平板状粒子の主面へのヨウ化物吸着
の後、乳剤の総銀量の1モル当たり少なくとも0.02
(好ましくは、0.04)モル/分の割合で乳剤に銀イ
オンを添加して、選択的に平板状粒子のエッジに高塩化
物ハロゲン化銀エピタキシを堆積させる。特に好ましい
形態では、このエピタキシを粒子のコーナーのところの
エッジ部分に限定する。六方主面を有する高臭化物{1
11}平板状粒子を含有するホスト粒子乳剤では、高塩
化物エピタキシを粒子の1〜6個のコーナーに向けるこ
とができるが、平均して、一般的に2〜5個のコーナー
エピタキシ部位がホスト粒子に存在する。銀イオン添加
の最大速度は、導入を行うための入手可能な装置によっ
てのみ制限される。入手可能な装置ができるのであれ
ば、いわゆる「ダンプ」添加(即ち、ほとんど瞬間的な
添加速度)が考えられる。
【0034】一般的には、銀イオンを硝酸銀溶液として
反応容器に導入する。総銀の少なくとも0.1モル%の
量の銀イオンが考えられる。導入した銀は、高塩化物ハ
ロゲン化銀エピタキシとして全てホスト粒子上に堆積す
る。銀導入と生じるエピタキシは総銀の最大50モル%
の範囲になることができるが、好ましくは総銀の25モ
ル%以下に限定される。銀導入と生じるエピタキシの最
適範囲は、総銀の3〜5モル%である。
【0035】導入する銀イオンのレベルが低いところで
は、分散媒体内に前もって分配されている塩化物イオン
がこの銀イオンと反応してエピタキシを形成する。導入
する銀イオンのレベルが高いところでは、上述したよう
な水性塩溶液の別個のジェットを介して塩化物イオンを
同時に導入してもよい。前もって導入されている塩化物
イオン全部と反応するのに要する過剰の銀を、塩化銀リ
ップマン乳剤の形態で加えてもよい。平均粒径0.3μ
m未満のAgClが考えられる。微粒子の形態で塩化物
イオンを添加する場合、解こう剤と一緒に混合すると均
一に塩化物が分散媒体内に分配される。
【0036】銀イオンを塩化物イオンだけと一緒に導入
して高塩化物ハロゲン化銀エピタキシャル堆積を形成す
る場合、高塩化物ハロゲン化銀エピタキシは、エピタキ
シの銀量基準で90モル%超の塩化物を含有し、導入さ
れた少量のヨウ化物及び/又は臭化物イオンも反応容器
内に存在する。全ての場合において、エピタキシャル堆
積の塩化物濃度は、エピタキシの銀量基準で50モル%
を超えるようになることが考えられる。
【0037】析出プロセス中何時でも粒子にドーパント
を導入することができる。ホスト乳剤として有用な高臭
化物{111}平板状粒子乳剤を開示する上述の特許明
細書には、これらの粒子に配置することができる通常の
ドーパント選定が開示されている。あるいは、高塩化物
ハロゲン化銀エピタキシ内に1種以上のドーパントを配
置することもできる。高塩化物ハロゲン化銀エピタキシ
内の写真に有用なドーパントの位置は、Olm 等の米国特
許第5,503,970号明細書に記載されている。高
塩化物ハロゲン化銀エピタキシにドーパントを導入する
簡単で且つ一般的な方法は、塩化銀リップマン粒子中に
ドーパントを組み込むことである。ドーパントを組み合
わせて用いると、各粒子内のドーパントの空間的な分離
を維持することによって性能の向上が実現されることが
多い。ホスト粒子に1種以上のドーパントを配置し、そ
して高塩化物ハロゲン化銀エピタキシにも1種以上のド
ーパントを配置することが考えられる。また、1種以上
のドーパントをホスト粒子内で間隔を空けて配置するこ
とによって、ホスト粒子内のドーパントを離すことも考
えられる。
【0038】エピタキシをホスト粒子上に堆積した後、
都合のよい通常様式の写真要素又は放射線写真要素の用
途のために、この乳剤をさらに調製することができる。
通常、乳剤は析出プロセスの最後のところで反応容器か
ら取り出され、洗浄される。本発明のプロセスでは、エ
ピタキシが堆積された後洗浄する。乳剤洗浄技法は、リ
サーチディスクロージャー、アイテム38957 、III .
「乳剤洗浄」に記載されている。あるいは、可溶性塩類
を、それが反応容器内に生成されたときに乳剤から取り
除いてもよい。例えば、Mignotの米国特許第4,33
4,012号明細書には、析出時の限外濾過技法が教示
されている。
【0039】高塩化物ハロゲン化銀エピタキシ追加は単
独で、生じた平板状粒子乳剤の感度を大きく増加する。
しかし、このハロゲン化銀エピタキシを、次の通常の化
学増感及び分光増感と組み合わせると最大感度が実現さ
れる。銀塩エピタキシを有する高臭化物{111}平板
状粒子乳剤を、リサーチディスクロージャー、389 巻、
1996年9 月、アイテム38957 、IV.「化学増感」に記載
されているように化学増感するのが好ましい。ミドルカ
ルコゲン(即ち、イオウ、セレン及びテルル)並びに貴
金属(例えば、金)化学増感が好ましい。Kofron等の米
国特許第4,439,520号明細書に記載されている
増感が特に好ましい。
【0040】化学増感する特に好ましい方法は、ミドル
カルコゲン(一般的に、イオウ)と組み合わせたイオウ
含有熟成剤と貴金属(一般的に、金)化学増感剤との組
合わせを用いる。考えられるイオウ含有熟成剤には、Mc
Bride の米国特許第3,271,157号明細書、Jone
s の米国特許第3,574,628号明細書及びRosenc
rants 等の米国特許第3,737,313号明細書に具
体的に記載されている様なチオエーテルが含まれる。好
ましいイオウ含有熟成剤は、Nietz 等の米国特許第2,
222,264号明細書、Lowe等の米国特許第2,44
8,534号明細書及びIllingsworthの米国特許第3,
320,069号明細書に具体的に記載されているチオ
シアネート類である。好ましいクラスのミドルカルコゲ
ン増感剤は、Herz等の米国特許第4,749,646号
及び同4,810,626号明細書に開示されたタイプ
のテトラ置換されたミドルカルコゲン尿素である。好ま
しい化合物には、次式で表されるものが含まれる:
【0041】
【化1】 (式中、Xはイオウ、セレンもしくはテルルであり;R
1 、R2 、R3 及びR4 の各々は独立してアルキレン、
シクロアルキレン、アルカリーレン、アラルキレン又は
複素環式アリーレン基を表すか、結合する窒素原子と一
緒になって、R1 とR2 又はR3 とR4 は、5〜7員複
素環を完成することができ;そしてA1 、A2 、A3
びA4 の各々は独立して水素又は酸基を含んでなる基を
表すことができるが、A11 〜A44 の少なくとも
一つは、炭素数1〜6の炭素鎖を介して尿素の窒素に結
合される酸基を含有する)。
【0042】Xは、好ましくはイオウであり、A11
〜A44 は、好ましくはメチル又はカルボキシメチル
(但し、カルボキシ基は酸形態でも塩形態でもよい)で
ある。特に好ましいテトラ置換されたチオ尿素増感剤
は、1,3−ジカルボキシメチル−1,3−ジメチルチ
オ尿素である。
【0043】好ましい金増感剤は、Deatonの米国特許第
5,049,485号明細書に開示されている金(I)
化合物である。これらの化合物には、下式で表される化
合物が含まれる: (III ) AuL2 + - 又は AuL(L1 ) + - (式中、Lはメソイオン化合物であり;Xはアニオンで
あり;そしてL1 はルイス酸供与体である)。
【0044】本発明の乳剤は、エピタキシを有する通常
の高臭化物{111}平板状粒子乳剤よりも分光増感色
素によって減感を受けることが少ないことが見いだされ
た。乳剤をハロゲン化銀の固有感度のその分光領域外の
光、例えば、緑又は赤光に対して暴露しようとする場
合、分光増感色素無しに緑光又は赤光に露光すると、こ
の乳剤は測定可能な感度をほとんど又は全く示さない。
粒子表面に緑又は赤光吸収性分光増感色素を吸着させる
と、この分光領域の乳剤の感度が劇的に増加する。しか
し、このことは色素がこの乳剤を減感しなかったことを
意味するものではない。分光増感色素を有しても有して
いなくても固有の感度の分光領域(例えば、近紫外)の
乳剤感度を比較すると、この乳剤の固有感度は分光増感
色素を添加することにより低下していることが多い。こ
の固有感度の低下は、分光増感の分光領域における潜在
的に利用可能な感度増加の全てが達成されていないこと
も示している。驚くことに、本発明の乳剤は固有の感度
と分光増感の分光領域の双方において、より低い色素減
感とより高い感度を示す。
【0045】本発明の実施では、分光増感は化学増感の
後に行われるのが好ましい。ハロゲン化銀エピタキシの
形成が完了する前の分光増感は考えられない。有用な分
光増感色素は、リサーチディスクロージャー、アイテム
38957 、V .「分光増感及び減感」、A.「増感色素」
に記載されている。
【0046】上述した特徴以外に、本発明の方法によっ
て調製される乳剤は、都合のよい従来の形態を取ること
ができ、現像可能な潜像を形成する用途の写真及び放射
線写真要素に導入することができる。前述の特許文献リ
ストHTに引用した特許明細書は全て、本発明の乳剤及
びその用途に適合する乳剤及び画像形成要素特徴を開示
する。他の通常の画像形成要素の特徴(添加物及び支持
体要素を含む)並びに通常の露光及び処理は、リサーチ
ディスクロージャー、アイテム38957 に記載されてい
る。
【0047】
【実施例】比較例A1 この比較例は、Maskaskyの米国特許第4,435,50
1号明細書、例3Bに記載されている手順を繰り返し
た。ホスト粒子が析出されそして洗浄された後、有機部
位ディレクターを用いないで、エピタキシャル堆積を析
出させた。
【0048】ホスト臭化銀{111}平板状粒子乳剤の
調製:6Lの反応容器を、水1958.9g、アルカリ
処理ゼラチン30.0g(1.5質量%)、臭化ナトリ
ウム15.02g(0.073モル/L)からなる水溶
液で充たした。80℃で十分に撹拌しながら、0.05
M硝酸銀を48.5mL/分で添加し、0.3M臭化ナ
トリウム溶液を用いて臭化物過剰に一定に維持した。そ
して0.05M硝酸銀溶液を4分かけて48.5mL/
分から145.5mL/分に直線的に増加する流量で加
え、3.0M臭化ナトリウム溶液を用いて臭化物過剰に
一定に維持した。
【0049】その後1.5M硝酸銀溶液を25分かけて
7mL/分から100mL/分に直線的に増加する流量
で加え、1.5M臭化ナトリウム溶液を用いて臭化物過
剰に一定に維持した。その後1.5M硝酸銀溶液を10
0mL/分で6.6分間加え、1.5M臭化ナトリウム
溶液を用いて過剰の臭化物レベルを一定に維持した。フ
タル化ゼラチン212gを加え、この乳剤を40℃まで
冷却し、Yutzy とRussell の米国特許第2,614,9
29号明細書の凝集プロセスで洗浄した。得られた臭化
銀{111}平板状粒子乳剤は平均粒子ECD3.77
μm及び平均粒子厚0.105μmを有した。
【0050】エピタキシャル堆積を次のように析出させ
た:上述の平板状粒子4モルを十分に撹拌しながら40
℃で溶融した。その後、0.04Mヨウ化カリウム溶液
を5mL/分で10分間添加した。この乳剤のサンプル
を0.04モル採り、5000rpm で10分間遠心分離
した。上澄みを除去し、この乳剤を0.0185M塩化
ナトリウム溶液に再分散させた。40℃で十分に撹拌し
ながら、0.5M硝酸銀溶液及び0.55M塩化ナトリ
ウム溶液を、5mL/分で4分間ダブルジェットで添加
した。
【0051】得られた乳剤は、4つ以上の粒子コーナー
にエピタキシャル堆積を有する粒子42%を有する平板
状粒子を含んでなっていた。総粒子集団の30%は6つ
の粒子コーナーにエピタキシを有していた。ほとんどの
エピタキシ接合部において少なくとも1つの転位が認識
できた。
【0052】比較例A2 この比較例は、ホスト臭化銀{111}平板状粒子乳剤
を、通常の限外濾過法を用いて洗浄した同様の平均粒径
の単分散平板状乳剤と置き換えた以外は、Maskaskyの米
国特許第4,435,501号明細書、例3Bに記載さ
れている手順を繰り返した。
【0053】ホスト臭化銀{111}平板状乳剤の調
製:18Lの反応容器を、水4460.4g、アルカリ
処理低メチオニンゼラチン2.52g(0.56g/
L)、臭化ナトリウム5.56g(1.235g/
L)、Pluronic 31R1 界面活性剤の70.8質量%メタ
ノール溶液1.56g、及び4.0M硝酸17.7gか
らなる水溶液で充たした。45℃で十分に撹拌しなが
ら、0.35M硝酸銀溶液を1分かけて35.0mL添
加し、次いで1分間保持した。保持後、3.0M臭化ナ
トリウムを1分かけて28.0mL添加した。その後、
温度を9分かけて60℃に上げた。この温度上昇の8分
後、3.74M硫酸アンモニウム溶液を49.21g加
えた。温度上昇が完了したところで、2.5M水酸化ナ
トリウム125.04gを加え、この溶液を9分間保持
した。保持後、アルカリ処理低メチオニンゼラチン15
0.0g、クエン酸30.26g、2.5M水酸化ナト
リウム87.68g、及びPluronic 31R1 界面活性剤の
70.8質量%メタノール溶液0.26gからなる1.
5L溶液を加え、3分間保持した。保持後、3.0M臭
化ナトリウム61.6mLを2.67分かけて加え、そ
の後0.5分間保持した。
【0054】その後0.35M硝酸銀溶液を10.4分
かけて14.5mL/分から60mL/分に直線的に増
加する流量で加えた。その後1分間保持した。その後
0.35M硝酸銀溶液の直線的増加流量を15.8分か
けて60.0mL/分から85.0mL/分に継続し、
3.0M臭化ナトリウム溶液を約7.8〜11.0mL
/分加えて、一定の過剰のハロゲン化物レベルに維持し
た。その後3.0M臭化ナトリウム溶液を13.9mL
/分で2分間加え過剰のハロゲン化物レベルに調節し
た。その後、3.0M硝酸銀溶液を71.24分かけて
9.9mL/分から54.0mL/分に直線的に増加す
る流量で加え、同時に3.0M臭化ナトリウム溶液を約
10.6mLから55.9mL/分に上げて、過剰のハ
ロゲン化物レベルを一定に維持した。その後、3.0M
硝酸銀添加を54.0mL/分で13.72分間継続
し、3.0M臭化ナトリウムを添加して過剰のハロゲン
化物レベルを一定に維持した。その後、20分かけて温
度を40℃まで上げた。この乳剤を洗浄し限外濾過で濃
縮した。得られた臭化銀{111}平板状粒子乳剤は平
均粒子ECD4.4μm及び平均粒子厚0.10μmを
有した。
【0055】エピタキシャル堆積を次のように析出させ
た:上述の平板状粒子0.4モルを十分に撹拌しながら
40℃で溶融した。その後、0.04Mヨウ化カリウム
溶液を5mL/分で10分間添加した。この乳剤のサン
プルを0.04モル採り、5000rpm で10分間遠心
分離した。上澄みを除去し、この乳剤を0.0185M
塩化ナトリウム溶液に再分散させた。40℃で十分に撹
拌しながら、0.5M硝酸銀溶液及び0.55M塩化ナ
トリウム溶液を、5mL/分で4分間ダブルジェットで
添加した。得られた乳剤は高臭化物{111}平板状粒
子を含んでなっていた。粒子の約3%は、4つ以上の粒
子コーナーにエピタキシャル堆積を有し、6つのコーナ
ー全部にエピタキシ堆積を有していたのは僅か1%であ
った。
【0056】比較例A3 この例は、単分散平板状乳剤を洗浄し、そしてYutzy と
Russell の米国特許第2,614,929号明細書の手
順に従って濃縮した。ホスト臭化銀{111}平板状粒
子乳剤を、通常の限外濾過法を用いて洗浄した同様の平
均粒径の単分散平板状乳剤と置き換えた以外は、Maskas
kyの米国特許第4,435,501号明細書、例3Bに
記載されている手順を繰り返した。しかし、ホスト析出
と洗浄プロセスの後は、有機部位ディレクターを用いな
いで、エピタキシャル堆積を析出させた。
【0057】析出の最後にフタル化ゼラチン676gを
加えた以外はこの乳剤を比較例A1と同じように調製
し、一連のpH調節と再分散を行って硝酸塩を除去し、
YutzyとRussell の米国特許第2,614,929号明
細書に記載されているようにこの乳剤を濃縮した。得ら
れた臭化銀{111}平板状粒子乳剤は平均粒子ECD
4.7μm及び平均粒子厚0.097μmを有した。得
られた乳剤は、臭化銀{111}平板状粒子を含んでな
っていた。平板状粒子の67%は、4つ以上の粒子コー
ナーにエピタキシャル堆積を有していた。総粒子集団の
37%は6つ以上の粒子コーナーにエピタキシを有して
いた。透過電子顕微鏡によると、ほとんどのエピタキシ
接合部は1つ以上の認識できる転位を有していた。
【0058】比較例B この例は、通常の析出の後、部位ディレクターとして分
光増感色素を用いる分光化学増感時にエピタキシャル堆
積を析出させた。
【0059】十分に撹拌している反応容器を、アルカリ
処理低メチオニンゼラチン0.5g、臭化ナトリウム
0.6267g/L、及びPluronic 31R1 界面活性剤の
70.8質量%メタノール溶液0.032g/Lを含有
する水溶液で充たした。温度を30℃に調節し、4.0
M硝酸を用いてpHを1.80に調節した。その後、
0.5M硝酸銀溶液と0.54M臭化ナトリウム溶液
を、総銀量の0.08%を占める、モル添加流量で1分
間同時に加えた。その後、1.0M臭化ナトリウムを添
加し、0.022モル/Lだけハロゲン化物を過剰に高
めた。その後温度を15分かけて60℃に上げた。この
溶液を9分間保持した。アルカリ処理低メチオニンゼラ
チン66.7g/Lを加えて、28.4%容量を増加
し、2.5M水酸化ナトリウム溶液でpHを5.5に調
節した。
【0060】0.5M硝酸銀及び0.54M臭化ナトリ
ウムの溶液を、核生成流量の94%で20分間添加し、
総銀量の更なる1.5%を加えた。臭化物塩溶液を変え
て一定の過剰のハロゲン化物を維持した。2.75M硝
酸銀溶液及び2.79M臭化ナトリウムと0.279M
塩化ナトリウムを含有する塩溶液を、総銀量のさらなる
35%を占める直線的に増加させた流量で添加した。そ
して、これらの溶液をさらに31分間一定流量で添加
し、析出を完了した。再度臭化物塩溶液を一定の過剰の
ハロゲン化物レベルを維持するように変えた。この乳剤
を洗浄し、限外濾過で濃縮し、そして追加の骨ゼラチン
を40g/モルの濃度まで加えた。得られた臭化銀{1
11}平板状粒子乳剤は電子顕微鏡の画像分析による平
均粒子ECD3.7μm及び比表面積測定から決定した
平均粒子厚0.08μmを有した。
【0061】エピタキシャル堆積を次のように析出させ
た:上述の乳剤の試料0.15モルを40℃で十分に撹
拌した反応容器に加えた。0.05M硝酸銀溶液を用い
て乳剤のpBrを4.05に調節した。2.66mLの
3.764M塩化ナトリウムを加え、次いでヨウ化銀リ
ップマン乳剤0.0064モルを加えた。その後0.5
M硝酸銀と0.5M臭化ナトリウムの釣り合いをとった
モル添加を行い、銀量の更なる0.0025Mを加え
た。そして予備混合した6%骨ゼラチンを含有するゼラ
チン分散物として、0.585ミリモルの赤光吸収性色
素A[アンヒドロ−5,5’−ジクロロ−9−エチル−
3,3’−ジ(3−スルホプロピル)チアカルボシアニ
ンヒドロキシド]と、0.146ミリモルの赤光吸収性
増感色素B[アンヒドロ−9−5’,6’−ジメトキシ
−5−フェニル−3’−(3−スルホブチル)−3−
(3−スルホプロピル)オキソチアカルボシアニンヒド
ロキシド]を添加した。この後20分間保持した。そし
て反応容器に2.23mLの3.764M塩化ナトリウ
ム、23.14mLの0.5M臭化ナトリウム及び1m
g/Lのカリウムヘキサシアノルテネート7.44mL
を加えた。そしてさらにヨウ化銀リップマン粒子0.8
モルを加え、次いで1.67分かけて0.5Mの硝酸銀
を38.4mL加えた。
【0062】平板状粒子の少なくとも75%がそのコー
ナーに4つ以上エピタキシャル堆積を有する臭化銀{1
11}平板状粒子乳剤が提供されたが、エピタキシとホ
スト粒子の接合部での転位は、エピタキシャル接合の僅
か約4%しか見られなかった。
【0063】例C この例は、粒子コーナーへの非常に均一な塩臭化銀エピ
タキシャル堆積を導入する0.75モル%のヨウ化物を
添加した大型低分散度臭化銀{111}平板状粒子の析
出を具体的に説明する。エピタキシャル堆積は洗浄又は
増感プロセスの前に、有機部位ディレクターを用いない
で、正常な析出中に行われる。
【0064】18Lの反応容器を、水4460.4g、
アルカリ処理低メチオニンゼラチン2.52g(0.5
6g/L)、臭化ナトリウム5.56g(1.235g
/L)、Pluronic 31R1 界面活性剤の70.8質量%メ
タノール溶液1.56g、及び4.0M硝酸17.7g
からなる水溶液で充たした。45℃で十分に撹拌しなが
ら、0.35M硝酸銀溶液を1分かけて35.0mL添
加し、次いで1分間保持した。保持後、3.0M臭化ナ
トリウムを1分かけて28.0mL添加した。その後、
温度を9分かけて60℃に上げた。この温度上昇の8分
後、3.74M硫酸アンモニウム溶液を49.21g加
えた。温度上昇が完了したところで、2.5M水酸化ナ
トリウム125.04gを加え、この溶液を9分間保持
した。保持後、アルカリ処理低メチオニンゼラチン15
0.0g、クエン酸30.26g、2.5M水酸化ナト
リウム87.68g、及びPluronic 31R1 界面活性剤の
70.8質量%メタノール溶液0.26gからなる1.
5L溶液を加え、3分間保持した。保持後、3.0M臭
化ナトリウム61.6mLを2.67分かけて加え、そ
の後0.5分間保持した。
【0065】その後0.35M硝酸銀溶液を10.4分
かけて14.5mL/分から60mL/分に直線的に増
加する流量で加えた。その後1分間保持した。その後
0.35M硝酸銀溶液の直線的増加流量を15.8分か
けて60.0mL/分から85.0mL/分に継続し、
3.0M臭化ナトリウム溶液を約7.8〜11.0mL
/分加えて、一定の過剰のハロゲン化物レベルに維持し
た。その後3.0M臭化ナトリウム溶液を13.9mL
/分で2分間加え過剰のハロゲン化物レベルに調節し
た。その後、3.0M硝酸銀溶液を71.24分かけて
9.9mL/分から54.0mL/分に直線的に増加す
る流量で加え、同時に3.0M臭化ナトリウム溶液を約
10.6mLから55.9mL/分に上げて、過剰のハ
ロゲン化物レベルを一定に維持した。その後、3.0M
硝酸銀添加を64.0mL/分で13.72分間継続
し、3.0M臭化ナトリウムを添加して過剰のハロゲン
化物レベルを一定に維持した。その後、10分保持し、
ゼラチン35%を含有する水溶液272.7g加えて分
散させた。
【0066】その後、20分かけて温度を40℃まで上
げ、次いで3.674M塩化ナトリウム溶液364.2
9gを1分間保持している間に添加した。そして3.0
M硝酸銀を40mL/分で3分間添加し、次に0.26
Mヨウ化カリウム溶液を33.5mL/分で10分間添
加した。3.5g/Lのカリウムヘキサシアノルテネー
ト溶液24.45gを1分かけて加えた。その後1分か
けて3.0Mの硝酸銀を233.3mL加えた。そして
追加の塩化ナトリウムを添加し、この乳剤を洗浄して限
外濾過で濃縮し、その後保存のために骨ゼラチン222
gを添加した。
【0067】得られた臭化銀{111}平板状粒子乳剤
は平均粒子ECD4.15μm及び平均粒子厚0.11
4μmを有した。平板上粒子集団の合計で84%が粒子
コーナー上に4つ以上の高塩化物エピタキシを示す。平
板状粒子集団全体の約70%が、粒子当たり6つのエピ
タキシャル堆積を示した。エピタキシャル接合部の約6
0%に1つ以上の転位が見られた。
【0068】粒子特性を表Iに示す。
【表1】
【0069】例D この例は、粒子コーナーへの非常に均一な高塩化物エピ
タキシャル堆積を導入する銀量基準で0.75モル%の
ヨウ化物を添加した中型低分散度臭化銀{111}平板
状粒子の析出を具体的に説明する。エピタキシャル堆積
は洗浄又は増感プロセスの前に、有機部位ディレクター
を用いないで、正常な析出中に行われる。
【0070】18Lの反応容器を、水4458.9g、
アルカリ処理低メチオニンゼラチン4.50g(1.0
g/L)、臭化ナトリウム5.56g(1.235g/
L)、Pluronic 31R1 界面活性剤の70.8質量%メタ
ノール溶液1.56g(核生成において用いる総銀量に
対して61.9質量%)、及び4.0M硝酸18.5g
からなる水溶液で充たした。45℃で十分に撹拌しなが
ら、0.50M硝酸銀溶液を1分かけて35.0mL
(硝酸銀5.53g)添加し、次いで1分間保持した。
保持後、3.5M臭化ナトリウムを1分かけて25.5
mL(臭化ナトリウム9.18g)添加し、再度1分間
保持した。その後、温度を9分かけて60℃に上げた。
この温度上昇の7分後、3.74M硫酸アンモニウム溶
液を49.13g加えた。温度上昇が完了したところ
で、2.5M水酸化ナトリウム125.2gを加え、こ
の溶液を9分間保持した。保持後、アルカリ処理低メチ
オニンゼラチン150.1g、クエン酸30.29g、
2.5M水酸化ナトリウム87.59g、及びPluronic
31R1 界面活性剤の70.8質量%メタノール溶液0.
26gからなる1.5L溶液を加え、3分間保持した。
保持後、3.5M臭化ナトリウム58mLを4分かけて
加え、その後2分間保持した。
【0071】その後0.50M硝酸銀溶液を10.4分
かけて14.5mL/分から60mL/分に直線的に増
加する流量で加えた。その後1分間保持した。その後
0.5M硝酸銀溶液の直線的増加流量を15.8分かけ
て60.1mL/分から85.1mL/分に継続し、
3.5M臭化ナトリウム溶液を約9.2〜13.0mL
/分加えて、一定の過剰のハロゲン化物レベルに維持し
た。その後、3.5M硝酸銀溶液を71.24分かけて
12.4mL/分から67.5mL/分に直線的に増加
する流量で加え、同時に3.5M臭化ナトリウム溶液を
約12.9mLから68.8mL/分に上げて、過剰の
ハロゲン化物レベルを一定に維持した。その後、3.5
M硝酸銀添加を67.6mL/分で13.72分間継続
し、3.5M臭化ナトリウムを添加して過剰のハロゲン
化物レベルを一定に維持した。その後、10分保持し、
ゼラチン35%を含有する水溶液272.7g加えて溶
解させた。
【0072】その後、20分かけて温度を40℃まで上
げ、次いで3.674M塩化ナトリウム溶液380.2
6gを1分間保持している間に添加した。そして3.5
M硝酸銀を50mL/分で3分間添加し、次に0.38
Mヨウ化カリウム溶液を30.5mL/分で10分間添
加した。3.5g/Lのカリウムヘキサシアノルテネー
ト溶液33.82gを1分かけて加えた。その後1分か
けて3.5Mの硝酸銀を262.1mL加えた。そして
追加の塩化ナトリウムを添加し、この乳剤を洗浄して限
外濾過で濃縮し、その後保存のために骨ゼラチン385
gを添加した。
【0073】得られた臭化銀{111}平板状粒子乳剤
は平均粒子ECD2.5μm及び平均粒子厚0.122
μmを有した。この粒子集団は、粒子コーナー上の4つ
以上に形成された高塩化物エピタキシを有する{11
1}平板状粒子72%を含んでなっていた。総粒子集団
の約50%は、6つのコーナーエピタキシ部位を有する
{111}平板状粒子を含んでなっていた。エピタキシ
ャル接合部の少なくとも50%に1つ以上の転位が見ら
れた。
【0074】例E この例は、有機部位ディレクターを用いないで、正常な
析出中に形成される非常に均一な高塩臭物エピタキシャ
ル堆積を導入する、銀量基準で1.2モル%のヨウ化物
を有する大型の薄型臭化銀{111}平板状粒子の例で
ある。この例では、エピタキシャル堆積は平板状粒子の
主面の粒子コーナーにある。
【0075】18Lの反応容器を、水5950g、アル
カリ処理低メチオニンゼラチン3.0g(0.5g/
L)、臭化ナトリウム3.76g(1.235g/
L)、Pluronic 31R1 界面活性剤の70.8質量%メタ
ノール溶液0.42g(核生成において用いる総銀量に
対して61.9質量%)、及び4.0M硝酸18.5g
からなる水溶液で充たした。30℃で十分に撹拌しなが
ら、0.35M硝酸銀溶液14.3mLと0.35M臭
化ナトリウム溶液14.3mLとを1分かけて添加し、
次いで30秒間保持した。保持後、1.679M臭化ナ
トリウムを30秒かけて68.5mL添加した。その
後、温度を18分かけて60℃に上げた。保持後、アル
カリ処理低メチオニンゼラチン100g、及びPluronic
31R1 界面活性剤の70.8質量%メタノール溶液0.
10gを含有する1.5L溶液を加え、2分間保持し
た。そして2分保持している間に、2.5M水酸化ナト
リウム49.44gを加えた。
【0076】保持後0.35M硝酸銀溶液を15分かけ
て14.5mL/分から57.1mL/分に直線的に増
加する流量で加え、0.35M臭化ナトリウム溶液を用
いて一定の過剰の臭化物を維持した。その後1.6M硝
酸銀溶液を70分かけて12.3mL/分から69.9
mL/分に直線的加速された流量で加え、1.679M
臭化ナトリウム溶液を用いて一定の過剰の臭化物を維持
した。その後、1.6M硝酸銀溶液を20分かけて6
9.9mL/分の一定流量で加え、1.679M臭化ナ
トリウム溶液用いて、過剰の臭化物レベルをコントロー
ルした。その後、10分保持し、ゼラチン35%を含有
する水溶液272.7g加えて溶解させた。
【0077】その後、20分かけて温度を40℃まで上
げ、次いで3.674M塩化ナトリウム溶液380.2
6gを1分間保持している間に添加した。そして3.5
M硝酸銀を50mL/分で3分間添加し、次に0.38
Mヨウ化カリウム溶液を25mL/分で10分間添加し
た。3.5g/Lのカリウムヘキサシアノルテネート溶
液16.9gを1分かけて加えた。その後30秒かけて
3.5Mの硝酸銀を262.1mL加えた。そして追加
の塩化ナトリウムを添加し、この乳剤を洗浄して限外濾
過で濃縮し、その後保存のために骨ゼラチン385gを
添加した。
【0078】得られた臭化銀{111}平板状粒子乳剤
は平均粒子ECD3.6μm及び平均粒子厚0.08μ
mを有した。粒子集団の約75%が、粒子の主面の隣接
する4つ以上の粒子コーナー位置に限定された高塩化物
エピタキシを有する{111}平板状粒子を含んでなっ
ていた。エピタキシャル接合部の少なくとも50%に近
接して転位が見られた。
【0079】例F この例は、粒子コーナーに限定された非常に均一な高塩
化物エピタキシャル堆積を有する低分散度臭ヨウ化銀
{111}平板状粒子の析出を具体的に説明する。ホス
ト粒子のヨウ化物(エピタキシ導入には頼らない)以外
は、ヨウ化物を銀量基準で0.75%でホスト粒子形成
後に加えて、洗浄又は増感プロセスの前の正常な析出中
にエピタキシ堆積を導入する。有機部位ディレクターは
用いなかった。
【0080】次のように変えた以外は例Dと同じように
この乳剤を析出させた。0.5M硝酸銀の初期流量を4
8mL/分に減らした。0.7Mヨウ化カリウム溶液の
添加を、総ホスト銀の30%が導入された後開始して、
総ホスト銀の52.5%が導入された後終了させて、銀
量基準で10モル%の内部局在ヨウ化物濃度を形成し
た。また、0.38Mヨウ化カリウム溶液の代わりに
0.7Mヨウ化カリウム溶液を添加して、エピタキシャ
ル堆積を導入した。
【0081】得られたヨウ臭化銀{111}平板状粒子
乳剤は平均粒子ECD3.08μm及び平均粒子厚0.
152μmを有した。粒子集団の約75%以上が、4つ
以上の粒子コーナーに限定された高塩化物エピタキシを
有する{111}平板状粒子を含んでなっていた。
【0082】例G この例は、粒子コーナーに限定された非常に均一な高塩
化物エピタキシャル堆積を有する低分散度臭ヨウ化銀
{111}平板状粒子の析出を具体的に説明する。ホス
ト粒子のヨウ化物(エピタキシ導入には頼らない)以外
は、ヨウ化物を銀量基準で0.75%でホスト粒子形成
後に加えて、洗浄又は増感プロセスの前の正常な析出中
にエピタキシ堆積を導入する。有機部位ディレクターは
用いなかった。
【0083】次のように変えた以外は例Dと同じように
この乳剤を析出させた。0.5M硝酸銀の初期流量を4
8mL/分に減らした。0.38Mヨウ化カリウム溶液
を、銀量基準で2.65モル%の局在ヨウ化物濃度を生
成する流量で第二及び第三成長セグメント(銀添加の5
〜90モル%)中に添加した。
【0084】得られたヨウ臭化銀{111}平板状粒子
乳剤は平均粒子ECD1.5μm及び平均粒子厚0.2
94μmを有した。平板状粒子集団の少なくとも50%
が、4つ以上のホスト粒子コーナーに限定された高塩化
物エピタキシを有する平板状粒子を含んでなっていた。
【0085】例H この例は、ヨウ化銀リップマン粒子をホスト平板状粒子
に導入するヨウ化物源として用いた点で例Gと異なる。
次のように変えた以外は例Dと同じようにこの乳剤を析
出させた。0.5M硝酸銀の初期流量を48mL/分に
減らした。第二及び第三成長セグメント(銀添加の5〜
90モル%)中に、ヨウ化銀リップマン乳剤の追加の流
れを、銀量基準で2.65モル%の局在ヨウ化物濃度を
生成する流量で添加した。
【0086】得られたヨウ臭化銀{111}平板状粒子
乳剤は平均粒子ECD1.46μm及び平均粒子厚0.
312μmを有した。平板状粒子集団の少なくとも50
%が、4つ以上の粒子コーナーに限定された高塩化物エ
ピタキシを有する粒子を含んでなっていた。
【0087】本発明の他の好ましい態様を請求項との関
連において、次に記載する。 (態様1)工程(1)で用意された乳剤が、分散媒体の
銀0.1〜1.5モル/Lを占める請求項1に記載の調
製方法。 (態様2)工程(d)〜(h)をとおして維持されるp
Hが5〜6の範囲である請求項1もしくは態様1に記載
の調製方法。 (態様3)前記ゼラチン解こう剤が、1g当たり少なく
とも30μモルのメチオニンを含有する請求項1、態様
1又は態様2のいずれか一つに記載の調製方法。
【0088】(態様4)工程(d)で加えるゼラチン解
こう剤を、5〜20g/Agモルの量で導入する請求項
1もしくは態様1〜3のいずれか1つに記載の調製方
法。 (態様5)ヨウ化物イオンが粒子表面面積1m2 当たり
5×10-6〜1×10-4モルの濃度で前記平板状粒子の
主面に吸着される請求項1もしくは態様1〜4のいずれ
か1つに記載の調製方法。 (態様6)工程(h)で添加される銀イオンが、前記乳
剤の総銀量の1モル当たり0.04〜0.2モル/分の
速度で添加される請求項1もしくは態様1〜5のいずれ
か1つに記載の調製方法。 (態様7)前記乳剤が、工程(d)〜(h)の間20〜
60℃の範囲の温度に維持される請求項1もしくは態様
1〜6のいずれか1つに記載の調製方法。
【0089】本発明をその好ましい特定の態様を引用し
て詳細に記載したが、本発明の精神及び範囲内で種々の
変更及び改造が可能であることは、理解されるであろ
う。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 1/035 G03C 1/035 B (72)発明者 マーク アール.ミス アメリカ合衆国,ニューヨーク 14227, チークトワガ,エッジブルック エステー ツ 64 (72)発明者 ドナルド エル.ブラック アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,ハイタワー ウエイ 803

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)水性分散媒体及び銀量基準で50
    モル%超の臭化物を含むハロゲン化銀粒子を含有し、総
    粒子投影面積の50%超が{111}主面を有する平板
    状粒子によって占められている乳剤を析出させること、
    そして (2)銀量基準で50モル%超の塩化物を含むハロゲン
    化銀エピタキシを、前記平板状粒子のエッジのところに
    選択的に堆積させることを含んでなる乳剤調製方法であ
    って、1つ反応容器中で工程(1)と(2)を行い、 (a)工程(1)の乳剤析出が、分散媒体の銀0.05
    〜1.5モル/Lを占め、 (b)平板状粒子の主面のところでヨウ化物は均一に分
    配されており、総銀の40%を占める表面領域のヨウ化
    物が、当該表面領域の銀量基準で7モル%未満に達し、 (c)工程(1)の後と、次工程(d)〜(h)の乳剤
    のpHは、3〜8に維持されており、 (d)1〜40g/Agモルの量のゼラチン解こう剤を
    前記乳剤に添加し、 (e)0.03〜0.15モル/Lの範囲の塩化物イオ
    ンを前記乳剤に分散し、 (f)次工程(g)と(h)の完了をとおして、3.0
    〜3.8の範囲のpBrに前記乳剤を制限し、 (g)粒子表面積の1平方メートル当たり、5×10-6
    〜1×10-4モルの濃度のヨウ化物イオンが、前記平板
    状粒子の主面に均一に吸着され、そして (h)前記乳剤中の総銀1モル当たり、少なくとも0.
    02モル/分の割合で乳剤に銀イオンを添加して、総銀
    の0.1〜50モル%の量のハロゲン化銀エピタキシを
    堆積させる工程を含んでなる乳剤調製方法。
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