JP2000321476A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JP2000321476A
JP2000321476A JP11127475A JP12747599A JP2000321476A JP 2000321476 A JP2000321476 A JP 2000321476A JP 11127475 A JP11127475 A JP 11127475A JP 12747599 A JP12747599 A JP 12747599A JP 2000321476 A JP2000321476 A JP 2000321476A
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cam
groove
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lens barrel
optical axis
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Kazuo Mikami
和生 三上
Hitoshi Shirai
均 白井
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カム環式のレンズ鏡筒において、カム環に組み
込まれる鏡枠が複数であっても組み立て性のよいレンズ
鏡筒を提供すること。 【構成】本発明のレンズ鏡筒は、幅の異なる3本のカム
溝を有するカム環51と進退駆動される移動枠53,第
2群ズーム枠55,フレア枠57を有しており、上記3
本のカム溝には、移動枠53,第2群ズーム枠55,フ
レア枠57の小,中,大3つの従動ピン(カムフォロ
ワ)が摺動自在に嵌入し、上記各枠部材が進退駆動され
る。上記3本のカム溝は、各端部で幅の異なる3つの連
通部51h,i,jからなる挿入溝51dに連結されて
おり、上記3つの従動ピンは、対応する3つの連通溝部
51h,i,jを経由して各カム溝に挿入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カム環により進退
駆動される複数の移動枠を有するレンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カム環により進退駆動される複数
の移動枠を有するレンズ鏡筒に関して、特開平4−35
3811号公報に開示のレンズ鏡筒は、カムフォロワを
有する3つの移動枠を有しており、その移動枠は、それ
ぞれのカムフォロワが回動可能なカム環に設けられた3
つのカム溝に嵌合しており、カム環の回動に伴って進退
駆動されるものである。
【0003】そして、それぞれのカムフォロワの径とカ
ム溝の幅を異なる寸法を採用しているので、組み立て時
にカム環の各カム溝にそれぞれ対応する組み合わせでカ
ムフォロワを挿入できる。さらに、カムフォロワの挿入
を容易にするために、上記カム環の複数のカム溝の一端
部と連通するカムフォロワ用挿入溝が設けられている。
上記挿入溝は、光軸方向の端部が開放されており、その
端部開放口から上記各カムフォロワを所定の順序で挿入
される。挿入溝に挿入された各カムフォロワは、上記カ
ム環を回動操作することによってそれぞれ対応するカム
溝に嵌入せしめることによって移動枠の組み込みがなさ
れる。
【0004】上述のように上記従来のレンズ鏡筒におい
ては、上記3組のカムフォロワとカム溝の寸法がそれぞ
れ異なっていることから所定の組み合わせ状態でない
と、組み込みができないようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平4−353
811号公報に開示のレンズ鏡筒においては、上記カム
フォロワ用挿入溝の幅は、最も大きいカムフォロワの径
に合わせた寸法になっており、所定の順序でカムフォロ
ワを上記挿入溝に挿入しなければならない。しかし、上
記カムフォロワの挿入の順序が変わっても挿入溝には挿
入可能な状態である。したがって、不用意にカムフォロ
ワを挿入溝に挿入してしまうとカムフォロアとカム溝の
組み付けができない。その場合、挿入したカムフォロワ
を再度入れ替えなければならず、組み付けがやりにくい
不具合があった。
【0006】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたもので、カム環に組み込まれる移動枠を有する
レンズ鏡筒において、組立性のよいレンズ鏡筒を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
レンズ鏡筒は、カムフォロアが設けられた第1および第
2の移動枠と、上記第1および第2の移動枠をそれぞれ
移動させるために上記カムフォロアと係合する、上記第
1および第2の移動枠のそれぞれの移動量に応じた第1
および第2のカム溝と、上記第1および第2のカム溝が
少なくともそれぞれの一端側で連通して略光軸方向に延
びて端面に開放される挿入口を有する共通の挿入溝とを
有する円環状のカム環とを具備し、上記第1および第2
のカム溝と、上記第1および第2の移動枠に設けられた
上記カムフォロアとはそれぞれ形状が対応しており、ま
た、上記第1のカム溝は、挿入口からみて、光軸方向で
上記第2のカム溝よりも奥側で上記挿入溝と連通して配
置されるとともに、上記第1のカム溝の溝幅は、上記第
2のカム溝の溝幅よりも細く形成されていて、上記第1
および第2の移動枠を、光軸方向より上記挿入溝から順
次挿入して組み立てが可能である。
【0008】本発明の請求項2記載のレンズ鏡筒は、請
求項1に記載のレンズ鏡筒において、上記挿入溝の溝幅
が上記第2のカム溝との連通部よりも上記挿入口からみ
て奥側では、上記第2のカム溝よりも細く形成されてい
る。
【0009】本発明の請求項3記載のレンズ鏡筒は、第
1のカムフォロアを有する第1の移動枠と、上記第1の
カムフォロアとは異なる第2のカムフォロアを有する第
2の移動枠と、上記第1の移動枠および第2の移動枠を
移動ガイドする円環状のカム環と、上記カム環の円周上
に設けられ、上記第1の移動枠を光軸方向に移動ガイド
させるために上記第1のカムフォロアと嵌合する第1の
カム溝と、上記カム環の円周上に設けられ、上記第2の
移動枠を光軸方向に移動ガイドさせるために上記第2の
カムフォロアと嵌合する、上記第1のカム溝よりも溝幅
が大きく形成された第2のカム溝と、上記カム環の円周
上に略光軸方向に延びて端面に開放される挿入口を有す
るように形成されていて、上記挿入口から順に略光軸方
向に沿って、まず、上記第2のカム溝の一端側と連通し
て上記第1および第2のカムフォロアが挿通可能な溝幅
でなる第2の連通部と、次に、該第2の連通部に連続し
て形成され、上記第1のカム溝の一端側と連通して上記
第1のカムフォロアのみが挿通可能な溝幅でなる第1の
連通部とを有する挿入溝とを具備しており、上記第1の
カムフォロワは、上記第1,第2の連通部を挿通して第
1のカム溝に嵌入され、上記第2のカムフォロワは、上
記第2の連通部を挿通して第2のカム溝に嵌入される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を用いて説明する。図1,2,3は、本発明の一実
施の形態を示すレンズ鏡筒であるズームレンズ鏡筒の縦
断面図である。そのうち、図1は、光軸Oに沿った縦断
面図であって、上半部はワイド状態、下半部はテレ状態
をそれぞれ示している。また、図2は、バリヤ蓋を外し
た状態での被写体側からみたバリヤ周りの縦断面図であ
る。また、図3は、結像面側からみた縦断面図である。
更に、図4は、カム環のカム溝の展開図であり、図5
は、AF(オートフォーカス)カムの展開図である。ま
た、図6,7,8は、上記ズームレンズ鏡筒の分解斜視
図である。更に、図9,10,11は、それぞれバリヤ
開閉レバーの作動状態を示す図である。
【0011】本実施形態のズームレンズ鏡筒は、インナ
ーフォーカス式の2群レンズを用いたレンズ鏡筒であっ
て、主に円環状のカム環51と、固定枠52と、移動枠
(鏡枠)53と、シャッタユニット62と、シャッタユ
ニットに支持されるセクタ61およびAF(オートフォ
ーカス)カム63と、合焦レンズ群である第1群レンズ
を保持する第1群レンズ保持枠64と、第2群レンズを
保持する第2群レンズ保持枠59とその保持枠59を支
持する移動枠(鏡枠)としての第2群ズーム枠55と、
移動枠としてのフレア絞り57と、バリヤ部材であるバ
リヤ70と、連結部材であるバリヤリング69と、係合
部材であるバリヤ開閉レバー68とで構成されている。
【0012】まず、上記図1〜8を用いて上記ズームレ
ンズ鏡筒のズーム機構部の構成について説明する。上記
固定枠52の外周には、カム環51が回転自在に嵌合し
ており、上記カム環51は、後述する移動枠等の各カム
フォロワ(従動ピン)が組み込み挿入可能な挿入位置
と、移動枠等が沈胴位置に繰り込まれる沈胴位置と、移
動枠等が撮影位置であるズームワイド位置に繰り出され
るワイド位置およびズームテレ位置に繰り出されるテレ
位置とに回動可能である。また、カム環51の光軸O方
向の移動は、止めリング54で規制されている。
【0013】上記カム環51の内周側には、図4,6に
示すようにテレ位置からワイド位置の範囲で光軸Oに対
して傾斜した状態で内周をほぼ3等分した位置に各々3
箇所の複数のカム溝が設けられている。また、上記カム
環51の外周にはカム環51駆動用のズームギヤ−51
eが設けられている。
【0014】上記複数のカム溝は、結像面側から第3の
カム溝であるフレア絞り用カム溝51c,第2のカム溝
である第2群用カム溝51b,第1のカム溝である第1
群用カム溝51aの順で配置され、そのカム溝幅は、上
記配置の順にフレア絞り用カム溝51cが最も広く、第
2群用カム溝51bが中位の広さで、第1群用カム溝5
1aが最も狭い。
【0015】なお、上記第1群用カム溝51aだけは、
図4の展開図に示すようにワイド位置から沈胴位置まで
の区間でも更に、結像面側に傾斜して変化している。
【0016】上記各カム溝は、それぞれ有底のテ−パ状
を有するカム溝形状を有し、フレア絞り用カム溝51c
には後述するフレア絞り57のテ−パ状の第3のカムフ
ォロワである従動ピン57aが摺動自在に嵌合可能であ
る。第2群用カム溝51bには後述する第2群ズーム枠
55のテ−パ状の第2のカムフォロワである従動ピン5
5aが摺動自在に嵌合可能である。
【0017】さらに、第1群用カム溝51aには、後述
する移動枠53のテ−パ状の第1のカムフォロワである
従動ピン53aが摺動自在に嵌合可能である。そして、
上記各従動ピンの外径は、それぞれ嵌合するカム溝の溝
幅に対応しており、従動ピン57aが最も大きく、従動
ピン55aが中位の大きさで、従動ピン53aが最も小
さい。
【0018】上記カム溝51a,51b,51cは、図
4に示すように沈胴位置から更に回転した従動ピンの挿
入位置上でそれぞれの端部が互いに連通し、従動ピン挿
入溝51dに連結されている。
【0019】上記従動ピン挿入溝(挿入溝)51dは、
カム環51の結像面側の後端面上の開口部51gを有し
ており、従動ピン57a,55a,53aが挿入可能で
カム溝51cとほぼ同一幅の第3の連通溝部51jと、
上記連通溝部51jの奥側で挿通し、従動ピン55a,
53aが挿入可能でカム溝51bとほぼ同一幅の第2の
連通溝部51iと、上記連通溝部51iの奥側で挿通
し、従動ピン53aのみが挿入可能でカム溝51aとほ
ぼ同一幅の第1の連通溝部51hとで形成される。
【0020】なお、カム溝51c,51b,51aにそ
れぞれ嵌入するフレア絞り57の従動ピン57a、第2
群ズーム枠55の従動ピン55a、移動枠53の従動ピ
ン53aは、その作動範囲のテレ〜ワイド〜沈胴位置の
範囲で上記従動ピン挿入溝51dには干渉しないように
配設されている。
【0021】一方、固定枠52には、光軸Oに平行な回
転規制溝52aが円周方向を3等分した3箇所に設けら
れ、移動枠53の回転規制部53bおよびラジアル嵌合
部53cと、第2群ズーム枠55,フレア絞り57の各
ガイド部55e,57bがそれぞれ摺動自在に嵌入して
おり、上記回転規制溝52aの側面で回転方向を規制さ
れ、回転規制溝52a部に設けられたラジアル嵌合部5
2bでラジアル方向が規制されている。
【0022】また、2つの上記回転規制溝52aの間に
連動ピン58が摺動自在に嵌入する連動ピンカム52c
が一つ設けられている。このカムの形状は、図2,3の
カム2c展開部、あるいは、図6に示すようにテレ〜ワ
イド間は光軸Oに平行であって、ワイド〜沈胴間は傾斜
している。
【0023】移動枠53の後方(結像面側)外周には、
周方向3等分した位置の3箇所に回転規制部53bおよ
びラジアル嵌合部53cとテ−パ状のカムフォロワであ
る従動ピン53aがそれぞれ一体的に設けられている。
【0024】そして、上述のようにこの回転規制部53
bおよびラジアル嵌合部53cは固定枠52の回転規制
溝52aとラジアル嵌合部52bに嵌合し、また、従動
ピン53aはカム環51のカム溝51aに摺動自在に嵌
入する。
【0025】更に、移動枠53の内周側には、合焦レン
ズ群保持枠である第1群レンズ保持枠64を光軸O方向
に摺動自在に保持するシャッタユニット62が取り付け
られている。なお、第1群レンズ保持枠64は合焦レン
ズ群の第1群レンズを保持するものとする。
【0026】第2群ズーム枠55の外周には、上記移動
枠53と同様に固定枠52の回転規制溝52aに嵌合す
るガイド部55eとカム環51のにカム溝51bに摺動
自在に嵌入するテ−パ状のカムフォロワである従動ピン
55aが周方向3等分した3箇所に設けられている。
【0027】また、第2群ズーム枠55の内周には、ヘ
リコイドネジ部55bを有し、第2群レンズ保持枠59
のヘリコイドネジ部59aと螺合している。更に、内周
側前方(被写体側)には、弾性体である一体構造の爪状
のバネ受け55dが周方向3等分した3箇所に設けられ
ている。
【0028】上記バネ受け55dの裏面部は圧接面55
cを形成している。この爪状のバネ受け55d部は、弾
性変形可能なL字形状であって、そこに第2群レンズ枠
59の圧接面59bが侵入してくるとバネ受け55d部
にラジアル方向に少したわみが生じ、圧接面55cと5
9cとの間に圧接力が発生する。この圧接力による摩擦
保持力のため、ガタつきがなくなり、落下等の衝撃など
の外力により第2群レンズ保持枠59の第2群ズーム枠
55に対する調整位置が容易に変化しないように保持さ
れる。
【0029】そして、ズーミングピント移動調整は、上
記第2群ズーム枠55に対して第2群レンズ保持枠59
をネジ部55b,59aによって前後させることによっ
て確実に行うことができる。
【0030】なお、上記シャッタユニット62と第2群
ズーム枠55との間には、第2群バネ60が介在してお
り、カム環51のカム溝51a,51bと従動ピン53
a,55aの嵌合ガタを取るようになっている。
【0031】また、フレア絞り57の外周には、第2群
ズーム枠55と同様に固定枠52の回転規制溝52aに
嵌入するガイド部57bとカム環51のカム溝51cに
嵌入するテ−パ状のカムフォロワである従動ピン57a
が周方向3等分した3箇所に設けられている。
【0032】次に、本実施の形態のズームレンズ鏡筒の
組み込みの手順について図4、および、図6〜8によっ
て説明する。まず、固定枠52にカム環51を嵌入し、
更に、シャッタユニット62等が組み付けられた移動枠
53を嵌入し、続いて、第2群バネ60、第2群ズーム
枠55、さらに、フレア絞り57の順に嵌入していく。
そのとき、最初に移動枠53の従動ピン53aをカム環
51の後端面の従動ピン挿入溝51dの最も奥側の連通
溝部51hの底部51fに挿入する。
【0033】続いて、第2群ズーム枠55の従動ピン5
5aを従動ピン挿入溝51dの連通溝部51iの底部に
挿入する。最後にフレア絞り57の従動ピン57aを従
動ピン挿入溝51dから連通溝部51jの底部に挿入す
る。
【0034】上述の従動ピン挿入状態でカム環51を回
転させると、上記各従動ピン53a,55a,57aが
それぞれカム環51のカム溝51a,51b,51cに
組み合わせミスのない状態で嵌入され、各枠部材の組み
込みが終了する。
【0035】次に、以上のように構成されたズーム機構
部のズーム、および、沈胴動作について説明する。図示
しないズームモータユニットのギヤ−がカム環51のギ
ヤ−51eに噛合しており、該ズームモータユニットに
よりズーム、および、沈胴駆動が行われる。いま、該鏡
筒がワイド状態にあるとし、カム環51を該ズームモー
タユニットにより被写体側からみて反時計回りに回す
と、移動枠53が従動ピン53aにより、また、第2群
ズーム枠55が従動ピン55aにより、更に、フレア絞
り57が従動ピン57aによりそれぞれ直進的に繰り出
される。
【0036】そして、第1群レンズ、第2群レンズ、お
よび、フレア絞り57もそれぞれテレ位置まで繰り出さ
れテレ状態になる。続いて、時計回りに回すと、上記各
枠53,55およびフレア絞り57はワイド位置を通
り、更に、沈胴位置へ繰り込まれることになる。
【0037】次に、本ズームレンズ鏡筒のフォーカシン
グ機構部の構成について図1,5によって説明する。シ
ャッタユニット62の結像面側の後部内周には、AF
(オートフォーカス)カム63が回転自在に嵌合してい
る。そのAFカム63の外周にはギヤ部63bが設けら
れ、フォーカスモータ(図示せず)により回転駆動され
る。また、内周にはカム面63aが設けられる。
【0038】そして、上記AFカム63の内側には、第
1群レンズ群を保持した第1群レンズ群保持枠64が配
されている。この第1群レンズ保持枠64は、シャッタ
ユニット62で支持されるフォーカス軸72に上記保持
枠64と一体の軸受部64bが嵌入されて摺動自在に支
持される。更に、上記保持枠64にはシャッタユニット
62に対する回転止め用のピン64dが設けられてい
る。
【0039】そして、第1群レンズ保持枠64のAFカ
ム当接ピン64aがAFバネ75の付勢力により上記A
Fカム面63aに当接せしめられる。従って、AFカム
63の回転駆動に伴って、上記保持枠64は光軸O方向
に進退することになる。
【0040】以上のように構成されたフォーカシング機
構のフォーカシング動作について図1,5により説明す
る。パワースイッチオンに伴ないフォーカスモータはA
Fカム63を上記当接ピン64aがリセット位置に位置
するまで移動せしめる。続いて、フォーカシング信号を
受けるとフォーカスモータが再度起動され、AFスイッ
チがオンとなりAFパルスカウントが開始される。
【0041】そして、図示しないAF装置の測距情報に
基づいて、∞位置から、至近位置までの間でAFカム6
3は停止し、フォーカシング動作は終了する。その後、
シャッタが開閉され、再び、フォーカスモータは起動
し、カム面63aのピーク位置(リフト量LT )でAF
スイッチがオフとなり、パワースイッチがオフされる。
【0042】次に、本ズームレンズ鏡筒のバリヤ開閉機
構部について図1〜11により説明を行なう。図7に示
すようにシャッタユニット62の後部(結像面側)外方
部には、連動レバー回転軸62cが設けられ、連動レバ
ー65が回動自在に嵌入している。そして、該レバー6
5の回転軸方向の規制はE型止め輪67で行われる。ま
た、該連動レバー65には、その後方部にネジ部65a
が設けてあり、連動ピン58が固定枠52の外周より固
定枠52の連動ピンカム52cに嵌入した状態で、該ネ
ジ部65aに螺着される。
【0043】また、上記連動レバー65の前方部には、
バリヤ開閉レバー68を回動自在に嵌合支持した状態の
回転軸66がカシメにより固着されている。従って、上
記バリヤ開閉レバー68は、その軸穴68bに嵌入され
る回転軸66を中心に回動することが可能となる。
【0044】上記バリヤ開閉レバー68は、ワイド時の
状態を示した図9,沈胴時の状態を示した図10,沈胴
・バリヤ閉時の状態を示した図11のように光軸Oと平
行な溝部68cBと、その溝部68cBと略直交する方
向の溝部68cAとで形成される「く」の字状カム溝6
8cを有し、そのカム溝68cには第1群レンズ枠64
に設けられたピン64cが挿入されている。
【0045】そして、フォーカシング動作中には上記ピ
ン64cは図9に示されるようにカム溝68cB中のピ
ン位置64cAから64cB間を往復し、また連動レバ
ー65のピン66も移動しないのでバリヤ開閉レバー6
8もその位置を変えない。
【0046】一方、沈胴時には、連動レバー65の後部
に螺着された連動ピン58が固定枠52の連動ピンカム
52cにより連動レバー回転軸62c回りに時計回りに
回動され、バリヤ開閉レバー68が図10のように上方
に持ち上がる。そして、第1群レンズ保持枠64のピン
64cがバリヤ開閉レバー68の溝部68cAに入り込
む。このような状態において、第1群レンズ保持枠64
を被写体方向(至近)に移動させると図11に示される
ように該閉レバー68は時計方向に回動せしめられる。
【0047】なお、上記アーム部68aは該開閉レバー
68の回動方向に弾性を有しており、この状態では弾性
変形している。そして、この回動により後述するように
バリヤ部材のバリヤ70は閉状態になる。
【0048】バリヤ開閉レバー68の前方部には、シャ
ッタユニット62のリング支持部62dに回動自在に支
持される連結部材のバリヤリング69が配設されてい
る。そして、上記開閉レバー68のアーム部68aがバ
リヤリング69の当接部69cに沈胴状態では当接して
おり、バリヤ開閉レバー68が上記時計方向、即ち、バ
リヤ閉方向に回動すると、バリヤリング69は被写体側
から見て時計方向に回動する(図2参照)。
【0049】更に、上記バリヤリング69は、バネ掛け
69bが設けられ、シャッタユニット62のバネ掛け6
2iとの間にバリヤ開放バネ74を掛け、常に被写体側
からみて反時計方向に付勢されている。また、バリヤリ
ング69には、光軸Oに対して対称位置にバリヤ駆動用
穴69aが設けられ2つのバリヤ70のピン70aがそ
れぞれ嵌入している。
【0050】また、バリヤ70は、シャッタユニット6
2のバリヤ回転軸62bに回動自在に嵌合している。従
ってバリヤリング69が被写体側からみて時計方向に回
動するとバリヤ70は閉状態となる(図2参照)。
【0051】そして、バリヤ閉時には閉時ストッパ部7
0bがシャッタユニット62のバリヤ閉時ストッパ62
aに当てつき、また、バリヤ開時にはバリヤ70の背面
側が、移動枠53の内壁に当接する。なお、通常の使用
状態では、バリヤ開放バネ74の付勢力によりバリヤリ
ング69は左回転してバリヤ70は開状態を維持するこ
とになる。
【0052】また、バリヤ蓋71が、シャッタユニット
62前方部に取付けられており、バリヤリング69およ
びバリヤ70のスラストを規制している。なお、上記バ
リヤ70は図2に示されるように上下2枚で構成され、
同一の開閉動作を行う。
【0053】以上のように構成されたバリヤ開閉機構の
開閉作動について説明する。ワイドあるいはテレ状態に
おいて、パワースイッチをオフにすると、図示しないズ
ームモータユニットにより、レンズ収納位置である沈胴
位置までカム環51が回転する。その回転に伴い移動枠
53が後退し、シャッタユニット62の連動レバー回転
軸62cも同時に後退しする。そして、連動レバー65
が固定枠52の連動ピンカム52cにより図10に示さ
れるように時計回りに回動せしめられ、バリヤ開閉レバ
ー68が持ち上がって第1群レンズ保持枠64のピン6
4cが上記開閉レバー68のカム溝68cAに入り込
む。
【0054】一方、図5に示されるようにフォーカスモ
ータが起動し、AFカム63の回転によりリセット位置
からカムリフトピークのパワーオフ位置まで回転して停
止する。このとき第1群レンズ保持枠64のピン64c
は、64cAの位置から64cBの位置まで移動してお
り、バリヤ開閉レバー68は、ピン64cに押されて図
11の状態まで回転する。
【0055】そして、バリヤリング69がバリヤ開放バ
ネ74に抗して被写体側から見て時計回りに回動し、バ
リヤ70が閉方向に回動され閉時ストッパ62aに当付
き状態となる。この閉状態において図11に示されるよ
うにバリヤ開閉レバー68のアーム部68aは弾性変形
しており、寸法上のバラツキを吸収するために、付勢力
がチャージされた状態で閉状態を保持している。
【0056】続いて、撮影のためパワースイッチをオン
にすると図5に示されるようにフォーカスモータが移動
し、AFカム63が回動し、カム63aの斜面を下り、
再びリセット位置に戻り、一旦停止する。その動作に伴
い、図10に示されるように第1群レンズ保持枠64の
ピン64cが64cAの位置に後退するので、バリヤ開
閉レバー68による付勢力が働かない状態になる。そし
て、バリヤ開放バネ74の付勢力によりバリヤリング6
9が回動し、バリヤ70は開いて移動枠53の内壁に当
接して停止し開状態となる。
【0057】そして、ズームモータが起動すると本鏡筒
は、沈胴からワイド状態に戻り、連動レバー65が固定
枠52の連動ピンカム52cにより図9に示されるよう
に反時計回りに回動せしめられ、バリヤ開閉レバー68
が下方に下がる。そして、第1群レンズ保持枠64のピ
ン64cが上記開閉レバー68のカム溝68cBにあ
り、64cAの位置から64cBの位置までもどる。こ
の状態でフォーカシングを行っても図9に示されるよう
にカム溝68cB中をピン64cが往復するだけでバリ
ヤ開閉レバー68は回動することはなく、従って、バリ
ヤ70は開状態のままである。
【0058】次に、上記一実施の形態のズームレンズ鏡
筒のカム環の変形例について説明する。図12は、上記
カム環の変形例を示すカムの展開図である。上記実施の
形態のカム環はその従動ピン挿入溝51dが光軸方向に
略直線に沿った形状であったが、本変形例のカム環81
は、開口部81gを有する従動ピン挿入溝81dを形成
する連通溝部81j,81i,81hのうち、連通溝部
81hがクランク形状を有しているものである。なお、
上記連通溝部81j,81i,81h、および、カム溝
81c,81b,81aの溝幅は、前記実施の形態の場
合と同様に嵌入、または、挿入される各従動ピン57
a,55a,53aの外径に対応した寸法になってい
る。
【0059】本変形例のものの組み込み時における各部
材の嵌入順序は、上記実施の形態のものと略同一であっ
て、カム環81を嵌入した固定枠52に移動枠53を嵌
入し、続いて、第2群バネ60、第2群ズーム枠55、
および、フレア絞り57の順に嵌入しするが、そのと
き、図12に示すようにそれぞれの従動ピン53a,5
5a,57aを従動ピン挿入溝81dの対応する連通溝
部81h,81i,81jにそれぞれ挿入する。
【0060】そして、上記挿入状態でカム環81を僅か
回転させると、第2群ズーム枠55、および、フレア絞
り57の従動ピン55a,57aはカム溝81b,81
cに僅かの寸法だけ嵌入される。しかし、移動枠53の
従動ピン53aは、移動枠53が第2群バネ60により
被写体側に付勢されているため、連通溝部81hのクラ
ンク部に侵入し、ストッパ部81fに当接する。続い
て、カム環81を更に回転させるとすべての従動ピン5
3a,55a,57aがそれぞれカム溝81a,81
b,81cに嵌入した状態になる。
【0061】本変形例のものでは上述のようにカム環8
1を従動ピン53aがストッパ81fに当接するまで僅
かに回転した状態では、従動ピン55a,57aがカム
溝81b,81cに僅かに懸かっているために第2群ズ
ーム枠55、および、フレア絞り57が第2群バネ60
の付勢力により外部に飛び出すようなことがない。
【0062】前記実施の形態のものではカム環51の従
動ピン53aがカム挿入口51dのストッパ51fに当
接した状態では上記第2群ズーム枠55、および、フレ
ア絞り57が第2群バネ60の付勢力により外部に飛び
出す可能性があり、その点で組み付けがやりにくいとい
う不具合があった。しかし、本変形例のものはその点を
改善するものである。
【0063】なお、上記実施の形態、および、変形例の
ものでは、各枠部材の従動ピンを組立時に挿入する従動
ピン挿入溝51d,81dの開口部51g,81gは結
像面側にあるとしたが、被写体側に配設するようにして
もよい。
【0064】但し、この場合、各枠部材の従動ピン57
a,55a,53aの外径は、逆に従動ピン57aを最
も小さく、従動ピン53aを最も大きくする。そして、
対応するカム溝81c,81b,81aの溝幅もカム溝
81cを最も狭く、カム溝81aを最も広くする。同様
に対応する従動ピン挿入溝81dを構成する連通溝部8
1j,81i,81hの溝幅も連通溝部81jが最も狭
く、連通溝部81hが最も広くなる。さらに、組み込み
順序は上記実施の形態の場合と逆になる。
【0065】以上、述べたように本実施の形態または変
形例のズームレンズ鏡筒においては、カム環にカム溝の
ための外周に抜ける貫通溝部分がないので剛性が高く、
プラスチック化が容易になり、高精度の安価なカム環が
得られる。また、カム環の外周部に貫通溝部がないこと
から駆動用のギヤ−を一体的に設けることができ、鏡枠
である各枠部材の遮光性を高めることができる。また、
各枠部材の直進案内を固定枠の共通の回転規制溝で行う
ので群間の相対偏心が極めて少ない鏡筒を得ることがで
きる。
【0066】さらに、上記本実施の形態または変形例に
おいては、従動ピン挿入溝81dを構成する連通溝部お
よびカム溝81c,81b,81aの溝幅と、それぞれ
の溝に挿入、または、嵌入される枠部材の従動ピン57
a、55a,53aの径とが挿入方向の奥側の方から順
に小寸法から大寸法に変化するように設定されているこ
とから挿入される上記移動枠,第2群レンズ枠,フレア
絞り等の枠部材の挿入順が必然的に定る。したがって、
不注意によって上記枠部材の組み込み順を誤ることがな
い。
【0067】以上、説明した本実施の形態、および、そ
の変形例のズームレンズ鏡筒は、2群タイプのズームレ
ンズであるが、レンズ収納位置を設けた単焦点カメラに
も、本発明の要旨は適用できる。また、上記実施の形態
では沈胴動作をズームモータで実行したが、手動による
沈胴を行うようなレンズ鏡筒に適用してもよい。
【0068】上述の実施の形態に基づいて、(1) 第
1のカムフォロアが設けられた第1の移動枠と、上記第
1のカムフォロアとは異なる嵌合形状寸法の第2のカム
フォロアが設けられた第2の移動枠と、上記第1および
第2の移動枠をそれぞれ移動させるために上記第1およ
び第2のカムフォロアと係合する、上記第1および第2
の移動枠のそれぞれの移動量に応じた第1および第2の
カム溝と、上記第1および第2のカム溝が少なくともそ
れぞれの一端側で連通して略光軸方向に延びて端面に開
放される挿入口を有する共通の挿入溝とを有する円環状
のカム環と、を具備し、上記第1のカム溝は、挿入口か
らみて、光軸方向で上記第2のカム溝よりも奥側で上記
挿入溝と連通して配置されるとともに、上記第1のカム
溝の溝幅は、上記第2のカム溝よりも狭く形成されてい
て、上記挿入溝の溝幅は、上記第2のカム溝との連通部
よりも上記挿入口からみて奥側では、上記第2のカム溝
よりも狭く形成されていて、上記第1および第2の移動
枠を、光軸方向より上記挿入溝から順次挿入して組み立
て可能としたことを特徴とするレンズ鏡筒を提案するこ
とができる。
【0069】(2) 上記挿入溝は、上記挿入口から順
に略光軸方向に沿って、まず、上記第2のカム溝の一端
側と連通して上記第1および第2のカムフォロアが挿通
可能な溝幅でなる第2の連通部と、次に、該第2連通部
に連続して形成され、上記第1のカム溝の一端側と連通
して上記第1のカムフォロアのみが挿通可能な溝幅でな
る第1の連通部とから形成されていることを特徴とする
上記(1)記載のレンズ鏡筒を提案することができる。
【0070】(3) 第1のカムフォロアを有する第1
の移動枠と、上記第1のカムフォロアとは異なる嵌合寸
法形状の第2のカムフォロアを有する第2の移動枠と、
上記第1の移動枠および第2の移動枠を移動ガイドする
円環状のカム環と、上記カム環の円周上に設けられ、上
記第1の移動枠を光軸方向に移動ガイドさせるために上
記第1のカムフォロアと嵌合する第1のカム溝と、上記
カム環の円周上に設けられ、上記第2の移動枠を光軸方
向に移動ガイドさせるために上記第2のカムフォロアと
嵌合する、上記第1のカム溝よりも溝幅が広く形成され
た第2のカム溝と、上記カム環の円周上に略光軸方向に
延びて端面に開放される挿入口を有するように形成され
ていて、上記挿入口から順に略光軸方向に沿って、ま
ず、上記第2のカム溝の一端側と連通して上記第1およ
び第2のカムフォロアが挿通可能な溝幅でなる第2の連
通部と、次に、該第2連通部に連続して形成され、上記
第1のカム溝の一端側と連通して上記第1のカムフォロ
アのみが挿通可能な溝幅でなる第1の連通部とを有する
挿入溝と、を具備し、上記第1の連通部の終端は、上記
第1のカム溝の一端と光軸方向で一致して、また、上記
第2の連通部の終端は、上記第2のカム溝の一端と光軸
方向で一致して、形成されていて、これにより、上記第
1と第2の移動枠を光軸方向より上記挿入口から順次挿
入して、それぞれ対応する上記第1および第2のカム溝
に嵌合可能に組み込み、ガイドすることを特徴とするレ
ンズ鏡筒を提案することができる。
【0071】
【発明の効果】上述のように本発明のレンズ鏡筒によれ
ば、カム環に組み込まれる複数の移動枠を有するレンズ
鏡筒において、移動枠の組み立て時の挿入順を間違える
ことがなく、組み立て性のよいレンズ鏡筒を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すレンズ鏡筒である
ズームレンズ鏡筒のワイドおよびテレ状態での光軸に沿
った縦断面図。
【図2】上記一実施の形態のズームレンズ鏡筒の被写体
側からみたバリヤの開閉状態を示す縦断面図。
【図3】上記一実施の形態のズームレンズ鏡筒の結像面
側からみた第2群ズーム枠、第2群レンズ保持枠の嵌入
状態を示す縦断面図。
【図4】上記一実施の形態のズームレンズ鏡筒のカム環
のカム溝部の展開図。
【図5】上記一実施の形態のズームレンズ鏡筒のAFカ
ムの展開図。
【図6】上記一実施の形態のズームレンズ鏡筒の分解斜
視図。
【図7】上記一実施の形態のズームレンズ鏡筒の分解斜
視図。
【図8】上記一実施の形態のズームレンズ鏡筒の分解斜
視図。
【図9】上記一実施の形態のズームレンズ鏡筒のワイド
時でのバリヤ開閉レバーの作動状態を示す図。
【図10】上記一実施の形態のズームレンズ鏡筒の沈胴
時でのバリヤ開閉レバーの作動状態を示す図。
【図11】上記一実施の形態のズームレンズ鏡筒の沈
胴、および、バリヤ閉時でのバリヤ開閉レバーの作動状
態を示す図。
【図12】上記一実施の形態のズームレンズ鏡筒のカム
環の変形例を示すカム溝部の展開図。
【符号の説明】
51,81……カム環 51a,81a,……カム溝(第1のカム溝) 51b,51c,81b,81c……カム溝(第2のカ
ム溝) 51d,81d……従動ピン挿入溝(挿入溝) 51h,81h……連通溝部(第1の連通部) 51i,81i……連通溝部(第2の連通部) 51j,81j……連通溝部(第2の連通部) 53 ……移動枠 55 ……第2群ズーム枠(移動枠) 57 ……フレア絞り(移動枠) 53a……従動ピン(第1のカムフォロワ) 55a,57a……従動ピン(第2のカムフォロワ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カムフォロアが設けられた第1および第
    2の移動枠と、 上記第1および第2の移動枠をそれぞれ移動させるため
    に上記カムフォロアと係合する、上記第1および第2の
    移動枠のそれぞれの移動量に応じた第1および第2のカ
    ム溝と、上記第1および第2のカム溝が少なくともそれ
    ぞれの一端側で連通して略光軸方向に延びて端面に開放
    される挿入口を有する共通の挿入溝とを有する円環状の
    カム環と、 を具備し、上記第1および第2のカム溝と、上記第1お
    よび第2の移動枠に設けられた上記カムフォロアとはそ
    れぞれ形状が対応しており、上記第1のカム溝は、挿入
    口からみて、光軸方向で上記第2のカム溝よりも奥側で
    上記挿入溝と連通して配置されるとともに、上記第1の
    カム溝の溝幅は、上記第2のカム溝の溝幅よりも狭く形
    成されていて、上記第1および第2の移動枠を、光軸方
    向より上記挿入溝から順次挿入して組み立て可能とした
    ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 上記挿入溝の溝幅は、上記第2のカム溝
    との連通部よりも上記挿入口からみて奥側では、上記第
    2のカム溝よりも狭く形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 第1のカムフォロアを有する第1の移動
    枠と、 上記第1のカムフォロアとは異なる第2のカムフォロア
    を有する第2の移動枠と、 上記第1の移動枠および第2の移動枠を移動ガイドする
    円環状のカム環と、 上記カム環の円周上に設けられ、上記第1の移動枠を光
    軸方向に移動ガイドさせるために上記第1のカムフォロ
    アと嵌合する第1のカム溝と、 上記カム環の円周上に設けられ、上記第2の移動枠を光
    軸方向に移動ガイドさせるために上記第2のカムフォロ
    アと嵌合する、上記第1のカム溝よりも溝幅が広く形成
    された第2のカム溝と、 上記カム環の円周上に略光軸方向に延びて端面に開放さ
    れる挿入口を有するように形成されていて、上記挿入口
    から順に略光軸方向に沿って、まず、上記第2のカム溝
    の一端側と連通して上記第1および第2のカムフォロア
    が挿通可能な溝幅でなる第2の連通部と、次に、該第2
    の連通部に連続して形成され、上記第1のカム溝の一端
    側と連通して上記第1のカムフォロアのみが挿通可能な
    溝幅でなる第1の連通部とを有する挿入溝と、 を具備することを特徴とするレンズ鏡筒。
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