JP2000320713A - 電磁弁におけるソレノイドコイルのシール構造 - Google Patents

電磁弁におけるソレノイドコイルのシール構造

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JP2000320713A
JP2000320713A JP11135079A JP13507999A JP2000320713A JP 2000320713 A JP2000320713 A JP 2000320713A JP 11135079 A JP11135079 A JP 11135079A JP 13507999 A JP13507999 A JP 13507999A JP 2000320713 A JP2000320713 A JP 2000320713A
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JP
Japan
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solenoid coil
case
bobbin
coil
flange
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JP11135079A
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English (en)
Inventor
Katsumi Tsuchimoto
勝己 土本
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Kane Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kane Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂成形などの手法によらないソレノイドコ
イルのシール構造を提供する。 【解決手段】 ソレノイドコイル5を巻装したボビン6
の鍔部10、11にOリング12、12aを装着し、ソレノイド
コイル5をケース7で囲繞して水密状に密閉することに
より防水する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁弁におけるソ
レノイドコイルのシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁弁におけるソレノイドコイル
は、防水の目的からエポキシ樹脂含浸テープを巻いたも
のやエポキシ樹脂などによる成形品が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ものは、その巻装作業に手間を差程要しないが、経時的
使用によりテープが剥離するなどの欠点を有し、製品の
信頼性に欠けていた。又、後者のものは、ソレノイドコ
イルの熱発散が悪いため、樹脂含浸が不十分で内部に空
隙が残っていると巻線間の絶縁が不良になり、ソレノイ
ドコイルの発熱、焼損の原因となり、よって、成形時に
おいて脱泡しながら硬化させる手間を要していた。又、
成形後にあっては、成形品のバリ取り作業を要してお
り、この様に成形品の場合は、その成形工程が煩雑化し
コストの高騰を招来していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
み、中空部に鉄心及びプランジャを収容する円筒状の胴
部の両端側に鍔部を設け、該鍔部間の胴部にソレノイド
コイルを巻装し、筒型ケースでソレノイドコイルを囲繞
すると共に、鍔部に装着したOリングで以てケース内を
水密状に密閉し、コ字板状のヨークの間にケースを介在
することにより、防水性に優れ、且つ絶縁不良のないソ
レノイドコイルを提供し、煩雑な作業を省略することで
コストの低減化を図ると共に、製品の信頼性向上を図る
様にして、上記課題を解決する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図面に基
づいて説明する。1は電磁弁2に装着する電磁石であ
り、該電磁石1はコイル部3と鉄心4から成る。コイル
部3は、ソレノイドコイル5を巻装したボビン6と、該
ボビン6を囲繞するケース7と、該ケース7に外嵌する
ヨーク8とから成る。
【0006】ボビン6は、ソレノイドコイル5を巻装し
た円筒状の胴部9と、該胴部9の両端側(上下端側)に
外方突設した鍔部10、11とから成る。上方の鍔部10(以
下、上鍔部10と称する。)は、前方後円板状に形成さ
れ、その円板部10aを胴部9と同心円上に設けると共
に、円板部10aの下部にOリング12を装着した小径段部
10cを設けている。方形板部10bの先端は、その幅方向
にわたってヨーク8と同厚の高さを有する一条の突提10
dを立設すると共に、該突提10dの後端部の端面中央に
は舌状凸部10eを円板部10aの求心方向へ突設してい
る。そして、方形板部10bの先端壁面の左右には一対の
端子13、13aを固定している。
【0007】端子13、13aは、先端が上記壁面より突出
し、基端は先端壁面内を通過して上鍔部10の上面に陥没
形成した凹部10f内に露出しており、胴部9側から凹部
10fへ挿通導入したソレノイドコイル5の各端部(リー
ド線5a)を各端子13、13aの基端に接続している。そし
て、凹部10f内には、エポキシ樹脂などの合成樹脂Pを
充填硬化させてリード線5aの挿通穴10g、リード線5a及
び端子13、13aの基端部をシールしている。尚、凹部10
f内は、リード線5aと端子13、13aの基端部を有するの
みで、凹部10f内に注入した合成樹脂P中に空気が残留
する様な個所を有しないため、硬化した合成樹脂P内に
空隙を生じない。
【0008】下方の鍔部11(以下、下鍔部11と称す
る。)は、上記小径段部10cとほぼ同径の円板状に形成
して成り、上方と同様にOリング12aを装着した別途小
径段部11aを設けている。又、下鍔部11より下部には、
胴部9がヨーク8の肉厚分程度突出し、これより下方に
拡径形成した大径筒部14を設けている。大径筒部14は、
下鍔部11より若干小径で、且つその小径段部11aより若
干大径に形成して成り、下鍔部11との間にヨーク8の肉
厚分程度の間隙Sを設けている。
【0009】ケース7は、上方の小径段部10cから下方
の小径段部11aまでの高さを有した略円筒状の基体7aを
設けている。基体7aは、下鍔部11における小径段部11a
のOリング12aを圧接する口径を有し、又上端部は上鍔
部10における小径段部10cのOリング12を圧接する様に
口径を拡大形成している。又、基体7aの上端部周縁の左
右には、円弧状のガイド15、15aを立設しており、基体
7aの前方には、上鍔部10の方形板部10bを受承する台座
部16を突設している。台座部16は、方形板部10bより若
干幅小にして、且つその上面部及び下面部を、基体7aの
上端部及び下端部の夫々と同一平面上に設けて成り、又
前面部16aを下方へ向かうに従い徐々に突出長さが減縮
する傾斜面と成している。又、台座部16の下面部には、
胴部9と同径の幅を有すると共に、ヨーク8と同肉厚の
高さを有するコ字状凸部16bを突設している。そして、
ケース7をボビン6の下方から外嵌してソレノイドコイ
ル5を囲繞し、上下のOリング12、12aをケース7の上
下端部の内壁で圧接する様にして、ケース7で囲繞した
空間を水密状に密閉している。
【0010】ヨーク8は、ソレノイドコイル5に通電し
た時に磁束の通り道を作る鋼材から成り、略コ字板状に
形成している。ヨーク8の立壁8aは、ボビン6の上鍔部
10から下鍔部11までの高さを有し、立壁8aに連続する上
面部8bは、上鍔部10に略対応した前方後円形状に形成し
て成り、その円形部8b1 の中心には胴部9の中空部9aに
対応した透孔17を貫設している。又、方形部8b2 の先端
部の端面は、上鍔部10の突提10dの後部端面形状に対応
して垂壁状の先端部端面の中央に舌状の窪み18を設けて
いる。又、立壁8aに連続する下面部8cは、上鍔部10の円
板部10aより面積大の方形状に形成して成り、その先端
部の端面中央から胴部9の対応位置にわたって舌状の切
込み部8c1 を切欠し、四隅にビス挿通孔を貫設してい
る。そして、ケース7を外嵌した状態のボビン6をヨー
ク8の上下面部8b、8c間に介在して、ボビン6及びケー
ス7をヨーク8でホールドし、コイル部3を構成してい
る。
【0011】かかる状態では、ヨーク8の立壁8aにケー
ス7の基体7a後部が近接し、上面部8bは、その下面が上
鍔部10の上面に、又上面部8bの先端部端面が突提10dの
後部端面に夫々接合し、透孔17は胴部9の中空部9aに連
通している。又、下面部8cは、切込み部8c1 の奥行端部
に胴部9を、切込み部8c1 の開放端部にコ字状凸部16d
の夫々を配して大径筒部14と下鍔部11との間隙Sに介在
され、ケース7の下端を載上支持している。
【0012】鉄心4は、胴部9の中空部9aの上方に収容
されると共に、その基端部をヨーク8の透孔17にかしめ
て固定し、電磁石1を構成している。又、鉄心4は、O
リング19を周設し、胴部9の中空部9aをシールしてい
る。又、胴部9の中空部9aにおいて、鉄心4の先端に
は、プランジャ(可動鉄心)20をスプリング21を介して
収容しており、その先端には弁体22を固着している。
【0013】次に、上記電磁石1を装備した電磁弁2に
ついて図5に基づき説明する。この電磁弁2の弁箱23
は、その両側方に入口24及び出口25を開口形成し、該入
口24及び出口25は、弁箱23の内部を隔壁26で区画された
1次側流路27及び2次側流路28の夫々に通じている。隔
壁26には、1次側及び2次側流路27、28との連通路29を
設け、該連通路29の1次側開口部29aにダイヤフラム30
を配して、1次側及び2次側流路27、28を区画してい
る。ダイヤフラム30の中央には、剛性のフレーム31を一
体的に設け、該フレーム313の中心には、連通路29に通
ずる弁口32を形成すると共に、フレーム31の一側方には
1次側流路27とダイヤフラム30の背面側(上方)に通ず
る流通路33を形成している。又、弁箱23の上部は、1次
側流路27に連通した電磁石1の装着口34を開設し、該装
着口34にボビン6における大径筒部14を挿入すると共
に、装着口34の開口端面に設置したヨーク8の下面部8c
をビス止めしている。かかる状態において、ダイヤフラ
ム30の周縁は、1次側流路27の壁面に設けた段部35と大
径筒部14の下端部の間に挾持されると共に、プランジャ
20の先端の弁体21が弁口32を閉塞している。又、弁箱23
の2次側流路28中において、連通路29と同一軸線上に
は、連通路29の2次側開口部29bに対し進退自在に設け
たポペット36を配し、該ポペッ36の進退移動により、連
通路29の流量調節する様に成している。
【0014】次に、上記電磁弁2の作動について説明す
る。電磁弁2の閉止状態において、弁体22はスプリング
21によって弁口32を閉塞すると共に、1次側圧力は流通
路33を通じてダイヤフラム30を押圧し、これによりダイ
ヤフラム30が連通路29の1次側開口部29aを閉塞してい
る。ここで、電磁操作する場合、電磁石1の端子13、13
aに通電することにより、励磁し磁束を発生させる。磁
束はプランジャ20、鉄心4、ヨーク8、プランジャ20へ
と流れ、鉄心4とプランジャ20の空隙部分では吸引力を
生じ、鉄心4がプランジャ20を吸引することで弁体22が
弁口32から離脱する。これにより、圧力流体が弁口32、
連通路29を経て2次側流路28へ流動し、やがて2次側圧
力が上昇すると、ダイヤフラム30が1次側へ変位して、
連通路29を開口し、圧力流体を連通路29を通して1次側
から2次側へ流動させる。又、電磁石1への通電を解除
して消磁することにより、鉄心4によるプランジャ20の
吸引を解除すると、スプリング21によってプランジャ20
が2次側へ押圧され、弁体22は弁口32を閉塞すると共
に、ダイヤフラム30は連通路29の1次側開口部29aを閉
塞し閉弁する。
【0015】
【発明の効果】要するに本発明は、ケース7でボビン6
に巻装したソレノイドコイル5を囲繞すると共に、ボビ
ン6の上下鍔部10、11に装着したOリング12、12aで以
てケース7内を水密状に閉塞(シール)したので、従来
の様に樹脂成形などによる従来手法を要せず、ソレノイ
ドコイル5を防水出来る。又、樹脂成形によるソレノイ
ドコイル5では熱発散が悪く、成形品内部に空隙が残っ
た場合、巻線間の絶縁不良、焼損等を生じ易いが、本発
明のものではケース7による囲繞空間内にソレノイドコ
イル5が存するので、上記従来品に比し熱発散が良好で
絶縁不良等の不具合を解消出来る。又、コ字板状のヨー
ク8の間にケース7を介在したので、電磁石1を励磁す
る時の磁束の通り道を構成することが出来ると共に、ケ
ース7がボビン6より抜け外れない様に保持できる。
【0016】又、本発明によれば、上記の様に構成が簡
単で組み立てが容易なため、樹脂成形による手法に比
し、作業工数を大幅に低減できると共に、従来必要とさ
れていた品質管理、例えば成形品中の気泡(空隙)の有
無やバリの有無などの確認作業を省略できるので、製品
コストをも大幅に低減できる等その実用的効果甚だ大で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁石の平面図である。
【図2】電磁石の底面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【図5】電磁弁の断面図である。
【符号の説明】
4 鉄心 5 ソレノイドコイル 7 ケース 8 ヨーク 9 胴部 10 鍔部 11 鍔部 12、12a Oリング 20 プランジャ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部に鉄心及びプランジャを収容する
    円筒状の胴部の両端側に鍔部を設け、該鍔部間の胴部に
    ソレノイドコイルを巻装し、筒型ケースでソレノイドコ
    イルを囲繞すると共に、鍔部に装着したOリングで以て
    ケース内を水密状に密閉し、コ字板状のヨークの間にケ
    ースを介在したことを特徴とする電磁弁におけるソレノ
    イドコイルのシール構造。
JP11135079A 1999-05-17 1999-05-17 電磁弁におけるソレノイドコイルのシール構造 Pending JP2000320713A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007100790A (ja) * 2005-10-03 2007-04-19 Bridgestone Corp シール装置
WO2014007230A1 (ja) * 2012-07-05 2014-01-09 株式会社ミクニ 電磁アクチュエータ

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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 20040518