JP2002042628A - 接点装置 - Google Patents

接点装置

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JP2002042628A JP2000219893A JP2000219893A JP2002042628A JP 2002042628 A JP2002042628 A JP 2002042628A JP 2000219893 A JP2000219893 A JP 2000219893A JP 2000219893 A JP2000219893 A JP 2000219893A JP 2002042628 A JP2002042628 A JP 2002042628A
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勉 下村
Ritsu Yamamoto
律 山本
Riichi Uotome
利一 魚留
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英樹 榎本
Takehiko Toguchi
武彦 戸口
Mamoru Tateno
守 立野
Yoshiyuki Iwami
善之 岩見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】衝撃音を軽減して消音化した接点装置を提供す
ることにある。 【解決手段】接点機構2を構成する可動接触子41の両
端部に可動接点2bが固着される。可動接触子41の中
間部は接触子ホルダ50の一端部に設けたホルダ部51
により保持され、接触子ホルダ50の他端部は可動鉄心
61に結合される。電磁石装置3は上部ヨーク64と一
体にコイル60に挿入された案内筒64bを備え、案内
筒64bの内底面と接触子ホルダ50の中間部に設けた
係止部53との対向面間に弾性材料からなるダンパ67
が配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として電力によ
って走行する移動体において電路の開閉に用いられる接
点装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の接点装置は電動走行
する自動車の電源の開閉などの目的で用いられている。
この種の接点装置では電磁石装置により接点機構を開閉
駆動する構成が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、接点機
構が電磁石装置により開閉されるものであるから、接点
機構の開閉時には衝撃音が発生するという問題を有して
いる。
【0004】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、衝撃音を軽減して消音化した接点装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電路
を開閉する接点機構と、接点機構を開閉駆動する電磁石
装置と、接点機構および電磁石装置を収納する密閉され
た器体とを備える接点装置であって、電磁石装置が、コ
イルと、コイルを囲むヨークと、コイルの一端部内に挿
入されコイルの軸方向に移動可能な可動鉄心と、ヨーク
に磁気結合されるとともにコイルの他端部内に挿入され
先端面が可動鉄心に対向する磁極面となった案内筒と、
コイルの非励磁時に引き離す向きに付勢する復帰ばねと
を備え、接点機構が、それぞれ固定接点を固着した一対
の固定端子板と、各固定接点に離接する一対の可動接点
を両端部に固着した可動接触子とを備え、可動接触子の
中間部を保持するホルダ部を一端部に備えるとともに前
記可動鉄心に挿通された形で可動鉄心に固定される連結
軸部を他端部に備えた接触子ホルダを介して前記電磁石
装置と前記接点機構とが結合され、接触子ホルダの中間
部に設けた係止部と案内筒の内底面との間に弾性材料か
らなるダンパが設けられているものである。この構成で
は、接触子ホルダの中間部に設けた係止部と案内筒の内
底面との間にダンパを設けているから、ダンパによって
衝撃を緩和して衝撃音の発生を抑制することができるの
はもちろんのこと、ダンパがコイルの内部に配置される
ことになるから、コイルによっても衝撃音の伝達が抑制
され、騒音の発生が緩和されることになる。
【0006】請求項2の発明は、電路を開閉する接点機
構と、接点機構を開閉駆動する電磁石装置と、接点機構
および電磁石装置を収納する密閉された器体とを備える
接点装置であって、接点機構が、それぞれ固定接点を固
着した一対の固定端子板と、各固定接点に離接する一対
の可動接点を両端部に固着し電磁石装置により駆動され
る可動接触子とを備え、器体が、一面開口し開口周縁に
立ち上がり縁を備えたボディと、ボディに覆着されるカ
バーとからなり、ボディに固定端子板を端子台との間で
保持する突台部および押さえリブが形成されるととも
に、カバーには突台部と押さえリブの間に形成される差
込溝に挿入される差込突起が突設され、差込突起の近傍
に液状のシール材を注入する注入孔が形成されているも
のである。この構成によれば、接点機構の開閉に伴って
振動する固定端子板を、器体に設けた突台部および押さ
えリブと端子台との間で保持することで固定端子板の振
動を抑制することができ、しかも固定端子板の周囲にシ
ール材を注入していることにより固定端子板と器体との
結合強度が高くなり、固定端子板の振動を抑制すること
ができる。ここで、固定端子板を保持するために設けた
突台部と押さえリブとの間に差込溝となる空間が形成さ
れるが、この空間に差込突起を挿入することによって間
隙を少なくしているから、少量のシール材で固定端子板
を固定することが可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】接点装置は、図1ないし図6に示
すように、合成樹脂成形品の器体1に、電路を開閉する
接点機構2と、接点機構2を開閉駆動する電磁石装置3
とを収納した構成を有する。器体1の材料としては、水
酸化マグネシウムを添加したナイロン6あるいはナイロ
ン66、PBT、もしくは不飽和ポリエステルを用い
る。これらの材料は接点機構2の開極時に生じるアーク
により加熱されると消弧性のガスを発生する。なお、器
体1を形成する材料は消弧性のガスを発生可能な材料で
あれば、上述したものに限定されるものではない。
【0008】器体1は、一面側が開放された箱状に形成
され接点機構2および電磁石装置3を収納するボディ1
aと、ボディ1aの上記一面側に覆着されるカバー1b
とからなり、後述するように、ボディ1aとカバー1b
とはシール材を用いて封着される。ボディ1aは、図7
ないし図13に示すように、下側収納部10の上面中央
部に、下側収納部10よりも前後方向(図7の面に直交
する方向)の寸法の小さい上側収納部20が連続一体に
突設された形状に形成されている。ただし、下側収納部
10の上部と上側収納部20の下部とにおける左右方向
(図7における左右方向)の寸法は等しく、下側収納部
10と上側収納部20との左右の各外側面は面一に連続
している。
【0009】下側収納部10の左右の各外側面には、そ
れぞれ1つずつの取付台11が突設され、各取付台11
の下面はボディ1aの下面と同一平面に揃えられてい
る。また、一方の取付台11は下側収納部10の後部に
設けられるとともに後面がボディ1aの後面と同一平面
に揃えられ、他方の取付台11は下側収納部10の前部
に設けられるとともに前面がボディ1aの前面と同一平
面に揃えられている。各取付台11には上下に貫通する
取付孔11aが穿孔され、取付孔11aには金属製の受
け筒11bが圧入される。器体1を別部材に固定する際
には、受け筒11bにねじなどの固定具を挿通する。
【0010】下側収納部10の下壁内周面には左右に離
間して一対の支持リブ12が突設される。また、下側収
納部10の左右の両側壁内周面の下部にはそれぞれ位置
決めリブ13a,13bが突設される。位置決めリブ1
3a,13bよりも上方であって下側収納部10の内部
には左右両側壁に沿う部分と上側収納部20の下端に沿
って形成される部分とを連続させてL字状に形成した一
対の隔壁14が形成される。各隔壁14は下側収納部1
0の左右の側壁とは離間して形成され、左右の側壁との
間に通気路15を形成する。隔壁14のうち上側収納部
20の下端に沿う部分の前端面には上側が切欠された位
置合わせ段部14aが形成される。下側収納部10の下
壁における左右方向の中央部にはボディ1aの前縁に開
放されたU字状の嵌合切欠16が形成される。嵌合切欠
16の周縁のうち後端側(U字の底部分)には下壁の上
面側に開放された合わせ溝16aが形成され、嵌合切欠
16の周縁の残りの部分には下壁の下面側が上面側より
も広幅になった受け段16bが形成される。さらに、下
側収納部10の一方の側壁の下部には位置決めリブ13
bの上下においてボディ1aの前縁に開放されたU字状
の導出溝17a,17bが形成される。上側の導出溝1
7bは位置決めリブ13bの近傍に形成され、位置決め
リブ13bには導出溝17bと同程度の幅を有し位置決
めリブ13bの前縁に開放されたガイド溝13cが形成
される。つまり、導出溝17bとガイド溝13cとは中
心線方向が互いに直交することになる。
【0011】上側収納部20は上述のように下部におい
ては左右方向の寸法が下側収納部10と等しいが、上側
収納部20の上部外側面には左右一対の肩部21が形成
されて肩部21よりも上側は下側よりも左右方向の寸法
が小さく形成されている。また、上側収納部20の周壁
において肩部21よりも上方には切り溝22が形成さ
れ、切り溝22よりも上側は下側よりも左右方向の寸法
が小さく形成されている。切り溝22の下側面は端子台
23の上面であり、端子台23は左右一対設けられてい
る。各端子台23は前後方向に貫通する差込孔23aを
備える角筒状であって、差込孔23aは断面形状が左右
方向に長い矩形状になっている。また、差込孔23aの
前端部は後部よりも断面積が大きく形成され、差込孔2
3aの前端部と後部との間に段差部23bが形成されて
いる。
【0012】両端子台23の間は左右方向において離間
しており、両端子台23の間には上側収納部20の上壁
内側面に突設された突台部24が挿入される。この突台
部24と各端子台23との間には接点機構2を構成する
固定端子板40(後述する)の厚み寸法に相当する間隙
が形成される。突台部24の下面は端子台23の上下の
中間部に位置し、突台部24の下面中央部には端子台2
3の下面よりも下方に突出する分離突起24aが突設さ
れる。また、上側収納部20の上壁には周壁よりも内側
で端子台23の上面に対向する押さえリブ25が突設さ
れる。端子台23の上面と押さえリブ25の先端面との
間の間隙の寸法は、切り溝22の上下方向の幅に等し
く、接点機構2を構成する固定端子板40の厚み寸法に
相当する寸法に設定される。したがって、突台部24の
左右の側面と各押さえリブ25との間には差込溝26が
形成され、また押さえリブ25と上側収納部20の側壁
との間にも差込溝26が形成されることになる。また、
端子台23の上面で左右方向において切り溝22の上側
面と押さえリブ25との間に対応する部位には押さえ突
起23cが突設され、端子台23において突台部24と
の対向面にも押さえ突起23cが突設される。一方、上
側収納部20の後面には差込孔23aの下方において両
差込孔23aの左右の両端間に跨る左右寸法を有した矩
形状に開口する磁石取付凹所27が形成されている。
【0013】ところで、ボディ1aの開口周縁には略全
周に亘って前方(図7の手前側)に突出する立ち上がり
縁28が形成され、立ち上がり縁28の内側には立ち上
がり縁28の前面よりも後方に位置する受け面29が形
成される。さらに、ボディ1aの左右両側壁における立
ち上がり縁28の内側面には、下側収納部10と上側収
納部20とにおいてそれぞれ左右一対ずつ合計4個の押
さえ突起18が突設される。これらの押さえ突起18は
受け面29よりも前方に位置し、ボディ1aの成形時に
アンダカットとして形成される。
【0014】ボディ1aに覆着されるカバー1bは、図
14ないし図19に示す形状を有し、ボディ1aの下側
収納部10に覆着される下側覆着部30と上側収納部2
0に覆着される上側覆着部31とを連続一体に備える。
下側覆着部30の下縁中央部にはボディ1aに設けた嵌
合切欠16に嵌合するように周縁がU字状に形成された
嵌合突片32が形成され、嵌合突片32の先端部には合
わせ溝16aに嵌合する合わせ突起32aが突設され
る。ここに、嵌合切欠16の周縁に形成されている受け
段16bに合致するように、嵌合突片32の周縁には下
面側が上面側よりも広幅になった受け片32bが形成さ
れている。また、嵌合突片32が嵌合切欠16に嵌合し
た状態では、合わせ突起32aがボディ1aの内側に挿
入され合わせ溝16aに嵌合するようにしてある。
【0015】カバー1bはボディ1aの立ち上がり縁2
8の内側に嵌合し、受け面29に当接する形でボディ1
aと結合される。また、カバー1bにおいて下側覆着部
30の右側縁には、導出溝17a,17bに挿入され導
出溝17a,17bとの間でリード線68a,68b
(後述する)を保持する保持片33a,33bが突設さ
れる。上側覆着部31の下端には隔壁14に設けた位置
合わせ段部14aに係合する位置合わせ突起34が突設
され、上側覆着部31の両側縁には切り溝22の一部に
嵌合する覆い片35が突設される。上側覆着部31の後
面においてボディ1aの端子台23に設けた差込孔23
aに対応する部位には、差込孔23aに挿入可能なガイ
ド筒36が突設され、ガイド筒36を差込孔23aを挿
入した状態では、ガイド筒36の先端面は差込孔23a
の段差部23bに当接する。ここに、ガイド筒36には
差込孔36aが形成されており、差込孔23aにおいて
段差部23bよりも後方部位の断面形状と差込孔36a
の断面形状とは一致している。したがって、差込孔23
aにガイド筒36を挿入した状態では差込孔23aと差
込孔36aとは連続した1つの孔になる。さらに、カバ
ー1bの外側面であって差込孔36aの下方には両差込
孔36aの左右の両端間に跨る左右寸法を有した矩形状
に開口する磁石取付凹所38が形成されている。
【0016】差込孔23a,36aには、それぞれL字
状に形成されたヨーク48の一片が重ね合わされた形で
器体1の前後から挿入される。各ヨーク48の他片には
それぞれ永久磁石49が固着される。各ヨーク48の上
記他片はそれぞれ器体1の前後(つまり、ボディ1aの
後面とカバー1bの前面)に配置され、器体1の前後両
外側面に形成した磁石取付凹所27,38と各ヨーク4
8の上記他片との間に永久磁石49が保持される。
【0017】ところで、カバー1bの上部内側面にはボ
ディ1aに設けた各差込溝26にそれぞれ挿入される4
本の差込突起37が突設される。カバー1bの複数箇所
には表裏に貫通した注入孔39が形成されている。注入
孔39は、位置決めリブ13aの近傍に1個、位置決め
リブ13bの近傍に2個、導出溝17aの近傍に1個、
各差込突起37の近傍にそれぞれ1個ずつ設けられ、合
計8個の注入孔39が形成されている。これらの注入孔
39は液状のシール材を注入するために設けられ、ボデ
ィ1aに接点機構2および電磁石装置3を収納し、カバ
ー1bをボディ1aに覆着した後に、シール材を注入孔
39から注入することによって、ボディ1a内に配置さ
れた接点機構2を固定するとともに、ボディ1aとカバ
ー1bとを封着することができるように注入孔39の位
置が設定されている。
【0018】ボディ1aに収納される接点機構2は、そ
れぞれ固定接点2aを保持した2個の固定端子板40
と、各固定接点2aに離接する2個の可動接点2bを保
持した可動接触子41とを備える。固定端子板40は、
ボディ1aに設けた端子台23を囲むように形成され、
端子台23の上面に沿って延長された端子片40aと、
端子台23の下面に沿って延長された接点保持片40b
と、端子片40aと接点保持片40bとの一端間を連結
する連結片40cとを連続一体に備えるコ字状に形成さ
れている。端子片40aの一端部は切り溝22を通して
ボディ1aの外側に突出しており、ボディ1aの内部で
は端子台23と押さえリブ25との間に挟持される。こ
こに、端子台23には押さえ突起23cが突設されてい
るから、端子片40aは切り溝22の上側面および押さ
えリブ25の下面と押さえ突起23cとの間に挟持され
ることになり、ボディ1aに対してがたつきなく保持さ
れる。また、連結片40cは端子台23と突台部24と
の間で保持され、端子台23における突台部24との対
向面にも押さえ突起23cが突設されているから、連結
片40cが突台部24と押さえ突起23cとの間で挟持
され、連結片40cはボディ1aに対してがたつきなく
保持される。接点保持片40bの下面には固定接点2a
が固着される。さらに、端子片40aにおいてボディ1
aの外側に突出する部位には端子ねじ43が設けられ
る。端子ねじ43は六角頭であって、端子片40aには
下側から挿入されており、ボディ1aの外側面に設けた
肩部21により脱落が防止されるとともに、肩部21よ
りも上側においてボディ1aの外側面に当接することに
よって回り止めがなされている。端子ねじ43の脚部に
は座金44が装着されナット45が螺合する。このよう
な構成によって、ナット45が緩んだときにも端子ねじ
43が脱落するのを防止することができ、かつナット4
5を締め付ける際に端子ねじ43が回るのを防止するこ
とができる。さらに、端子片40aにおいて端子ねじ4
3が挿通されている部位の近傍には両側縁をV字状に切
欠したカット部46され、端子ねじ43が挿通されてい
る透孔の周縁が薄肉に形成されている。したがって、カ
ット部46において端子片40aをかしめることがで
き、端子ねじ43のねじ部に端子片40aの一部を食い
込ませることで、端子ねじ43の端子片40aに対する
がたつきを防止することができる。この構成によって端
子片40aと端子ねじ43との遊びによるがたつきを防
止し、結果的に振動音の発生を抑制することができる。
【0019】2個の固定接点2aに対してそれぞれ離接
する2個の可動接点2bは上述のように可動接触子41
の両端部に固着されている。つまり、可動接触子41が
上下に移動することによって、両固定端子板40の間が
可動接触子41を通して電気的に接続される状態と、両
固定端子板40の間が電気的に分離される状態とが選択
され、接点機構2が開閉されるのである。可動接触子4
1は、各可動接点2bが固着され接点保持片40bに対
向して配置される一対の接点保持片41aを備えるとと
もに、両接点保持片41aの間を連結する上方に開放さ
れたコ字状の橋絡片41bとを連続一体に備える。ま
た、橋絡片41bの下面にはばね受け凹所41cが形成
されている。可動接触子41の長手方向の中間部である
橋絡片41bは合成樹脂成形品である接触子ホルダ50
に挿入される。
【0020】接触子ホルダ50は、図20および図22
に示すように、可動接触子41を保持するホルダ部51
の下面から断面十字形の上軸部52が突設され、上軸部
52の下端に設けた円形の係止部53の下面から断面十
字形の下軸部54が突設され、さらに下軸部54の下端
に設けた円形の係止部55の下面から連結軸部56が突
設された形状に形成されている。上軸部52の上下方向
の中間部には外形形状が円形であるガイド52aが形成
され、連結軸部56の下部外周面には螺子部56aが形
成されている。ホルダ部51は可動接触子41の厚み寸
法よりも上下寸法が大きく形成され左右に貫通する貫通
孔51aを有し、ホルダ部51の前壁には左右方向の中
央部で貫通孔51aに連通する組立窓51bが形成され
ている。貫通孔51aの下面中央部にはばね受け突起5
1cが突設され、ばね受け突起51cの上面は後方に向
かって上り傾斜する傾斜面51dになっている。ホルダ
部51の貫通孔51aには、可動接触子41の橋絡片4
1bとともにコイルばねからなる接圧ばね47が装着さ
れる。接圧ばね47の上端部は橋絡片41bの下面に形
成されたばね受け凹所41cに挿入され、接圧ばね47
の下端部にはばね受け突起51cが挿入される。ここに
おいて、ばね受け突起51cには傾斜面51dが形成さ
れているから、組立時には接圧ばね47の下面を傾斜面
51dに沿って押し込むことによって、接圧ばね47を
ホルダ部51に容易に装着することができる。
【0021】接触子ホルダ50の下部は電磁石装置3に
設けた可動鉄心61に結合される。電磁石装置3は、コ
イル60とコイル60内で上下に移動する可動鉄心61
とを備え、可動鉄心61に上述した接触子ホルダ50が
結合される。コイル60は、合成樹脂成形品である円筒
状のコイルボビン62に巻装され、コイルボビン60
は、上方に開放されたコ字状の下部ヨーク63と、下部
ヨーク63の両脚片の上端間に跨る上部ヨーク64によ
り囲まれる。つまり、電磁石装置3のヨークは下部ヨー
ク63と上部ヨーク64とにより構成される。下部ヨー
ク63は図23ないし図26に示すように両脚片の上端
部に各一対の連結溝63aを備え、上部ヨーク64は図
27および図28に示すように両側縁に連結溝63aと
嵌合する各一対の連結突起64aを備えている。下部ヨ
ーク63の下片の中央部には上方に立ち上がる円筒状の
スライド筒63bがカウンタシンクとして形成され、ス
ライド筒63bはコイルボビン62の下部内に挿入され
る。一方、上部ヨーク64の中央部には下方に突出する
円筒状の案内筒64bが連続一体に形成され、案内筒6
4bの下壁の中央部には挿通孔64cが形成され、案内
筒64bの下壁の下面中央部にはばね受け溝64dが形
成される。
【0022】ところで、可動鉄心61はスライド筒63
bに挿入される円筒状に形成されており、可動鉄心61
の外周面にはスライド筒63bとの摩擦を低減するとと
もに可動鉄心61と案内筒64bの下面である磁極面と
の分離を容易にする(いわゆる、レシジュアル性)ため
に樹脂(たとえばフッ素樹脂)がコーティングされる。
このように、可動鉄心61の移動方向を上下方向に規制
するスライド筒63bが下部ヨーク63に一体に形成さ
れているから、スライド筒63bを下部ヨーク63とは
別部品で構成する場合よりも部品点数を削減することが
できる。
【0023】可動鉄心61の下面には取付凹所61aが
形成され、可動鉄心61の上面にはばね保持凹所61b
が開口する。取付凹所61aとばね保持凹所61bとの
間は通孔61cにより貫通している。しかして、ばね保
持凹所61bの底面にはスペーサ69が配設され、上述
した接触子ホルダ50の下端部である連結軸部56を通
孔61cに挿通すると、係止部55の下面とばね保持凹
所61bの底面との間にスペーサ69が保持された状態
で螺子部56aの下端部が取付凹所61aの中に露出す
る。この状態で螺子部56aにナット65を螺合させる
と、係止部55とナット65との間で可動鉄心61を保
持することができる。螺子部56aの下端部はナット6
5に熱融着され、接触子ホルダ50とナット65とが分
離不能に結合される。ここにスペーサ69の厚みを調節
すれば、案内筒64bの下面である磁極面と可動鉄心6
1との距離を調節することが可能になる。なお、上述の
例では可動鉄心61にのみ樹脂のコーティングを施して
いるが、樹脂のコーティングはスライド筒63bについ
て施すようにしても、またスライド筒63bと可動鉄心
61との両方に施すようにしてもよい。
【0024】可動鉄心61のばね保持凹所61bと上部
ヨーク64のばね受け溝64dとの間にはコイルばねか
らなる復帰ばね66が装着されており、復帰ばね66は
可動鉄心61を下向きに付勢する。接触子ホルダ50に
設けた上軸部52は上部ヨーク64に設けた案内筒64
bに挿入される。上軸部52に設けたガイド52aは案
内筒64bの内周面に当接するように寸法が設定され、
案内筒64bにより接触子ホルダ50の移動が上下方向
に規制される。このように、案内筒64bの上部におい
てガイド52aが当接し、また可動鉄心61がスライド
筒63bに当接するから、接触子ホルダ50と可動鉄心
61とからなる可動部材を上下の2箇所で支持すること
になり、しかも支持する2箇所間の距離を大きくとるこ
とができるから、接触子ホルダ50および可動鉄心61
の傾きを抑制することができ、結果的に可動部材の移動
時におけるがたつきを抑制して機械的消耗を低減化でき
る。ここに、接触子ホルダ50の移動方向を規制する案
内筒64bが上部ヨーク64に連続一体に形成されてい
るから、案内筒64bを別部品で形成する場合よりも部
品点数が削減されることになる。また、本実施形態の接
触子ホルダ50は可動接触子41および接圧ばね47を
保持する機能と、可動鉄心61を連結する機能とを兼ね
備えているから、両機能を別部材で実現する場合よりも
部品点数が少なく、とくに合成樹脂成形品により両機能
を兼ね備えた接触子ホルダ50を形成したことによって
コストの低減につながるものである。
【0025】案内筒64bの下壁上面には弾性材料から
なるダンパ67が装着されており、上軸部52の下端に
設けた係止部53がダンパ67に接触可能になってい
る。すなわち、係止部53が下方に移動したときにダン
パ67に当接することで衝撃音が緩和されるようにして
ある。ここで、ダンパ67は案内筒64bの内底面に配
置されているからコイル60に囲まれていることにな
り、衝撃音を発生する部位がコイル60に囲まれている
ことによっても外部への衝撃音の伝達が緩和されること
になる。
【0026】上述の構成を有する電磁石装置3は、下部
ヨーク63の下面を支持リブ12に当接させるととも
に、下部ヨーク63の側面を位置決めリブ13a,13
bに当接させる。また、この状態において上部ヨーク6
4も隔壁14と下部ヨーク63との間に挟持されること
になる。コイル60の末端に接続される2本のリード線
(絶縁被覆されている)68a,68bのうちの一方の
リード線68aは導出溝17aを通して器体1の外部に
引き出され、他方のリード線68bはガイド溝13cを
通った後、導出溝17bを通して器体1の外部に引き出
される。つまり、両リード線68a,68bの大部分は
ボディ1の下壁と位置決めリブ13bとの間に配置され
ることになる。
【0027】ところで、位置決めリブ13a,13bと
隔壁14の下端とは上下に離間しており、この部位に対
応して下部ヨーク63の両脚片の前後両側縁にはそれぞ
れ逃がし切欠63cが形成されている。つまり、逃がし
切欠63cが設けられていることによって、ボディ1a
の両側壁と隔壁14との間に形成されている通気路15
とコイル60を配置している空間とが連通している。
【0028】上述した構成によって、コイル60に通電
していない状態では復帰ばね66のばね力により可動鉄
心61が上部ヨーク64から引き離され、図1の位置に
位置することになる。このとき、可動鉄心61に連結さ
れている接触子ホルダ50により可動接触子41が下向
きに付勢され、可動接点2bは固定接点2aから引き離
される。
【0029】一方、コイル60に所定の電流を通電する
と、コイル60の周囲に形成される磁束が通る経路の磁
気抵抗を小さくするように可動鉄心61が上部ヨーク6
4に吸引される。つまり、可動鉄心61が上方に移動
し、これに伴って接触子ホルダ50が上方に移動し、結
果的に可動接点2bが固定接点2aに接触する。このと
きオーバトラベル量に対応した接圧ばね47のばね力が
固定接点2aと可動接点2bとの間の接点圧として作用
することになる。つまり、接点圧はオーバトラベル量に
依存するから、上述したダンパ67ないしスペーサの厚
みを調節することによってオーバトラベル量すなわち接
点圧を調節することができる。本実施形態では、所望の
接点圧が得られるようにスペーサ69の厚みを調節した
後、接触子ホルダ50の螺子部56aにナット65を螺
合させ、連結軸部56の先端部を熱融着させるのであ
る。
【0030】コイル60に通電されている状態から通電
を停止すると、可動鉄心61は接圧ばね47のばね力と
復帰ばね66のばね力とによって下方に移動しようと
し、このとき可動接点2bが固定接点2aから離れるか
ら、固定接点2aと可動接点2bとの間にアークが生じ
る。本実施形態では固定接点2aと可動接点2bとの間
には直流を流すことを想定しており、電流の向きは一般
には一定方向に定められている。上述した永久磁石49
は、この向きの電流によってアークが生じたときに、ア
ークが互いに離れる向きに駆動するために設けられてい
る。つまり、永久磁石49は固定接点2aと可動接点2
bとが設けられている部位に一定方向の磁界を生成して
おり、可動接点2bが固定接点2aから離れてアークが
生じたときに、2つのアークが互いに離れる向きの電磁
力が作用するように磁界の向きが設定されているのであ
る。そのため、アークは引き伸ばされ、器体1に付勢さ
れることになる。そして、アークの引き伸ばし効果と器
体1からの消弧性ガスの発生により、アーク電圧が急激
に上昇し、迅速に遮断が完了する。ただし、この種の接
点装置では大電流は上述の向きで使用するものの、小電
流については逆向きに流すこともあり、このような小電
流に対して生じるアークは永久磁石49の磁界によって
互いに近付く向きに付勢されることになる。そこで、両
固定端子板40の間に設けた突台部24に分離突起24
aを突設しているのであって、上述のような小電流に対
して生じるアークについては、分離突起24aによって
アーク長を引き延ばすことが可能になり、迅速に消弧す
ることができる。
【0031】上述のように固定接点2aから可動接点2
bが離れたときにアークが生じると、高圧のアークガス
が発生するが、本実施形態ではボディ1aの周壁と隔壁
14との間に通気路15を形成することにより、高圧の
アークガスを通気路15に逃がすことで永久磁石49の
アーク駆動効果と合わせてアークが通気路15に導かれ
る。そのためアークはさらに引き延ばされることにな
り、アーク電圧は上昇し、大電流、高電圧遮断が容易に
なる。さらに、通気路15の一端部には下部ヨーク63
に設けた逃がし切欠63cが形成され、逃がし切欠63
cを通して通気路15がコイル60を配置している空間
とも連通しているから、コイル60の周囲の空間もアー
クガスを逃がすための空間として利用することができ
る。また、通気路15の下端付近にはリード線68a,
68bが配置されているが、位置決めリブ13bによっ
てコイル60の末端付近へアークガスが回り込むのを防
止することができるから、リード線68a,68bは位
置決めリブ13bによってアークガスから保護されるこ
とになる。
【0032】ボディ1aに接点機構2および電磁石装置
3が組み込まれた状態で、ボディ1aにはカバー1bが
取り付けられる。ここで、ボディ1aの立ち上がり縁2
8の内側にカバー1bが装着され、かつボディ1aの嵌
合切欠16にカバー1bの嵌合突片32が嵌合するとと
もに、合わせ溝16aに合わせ突起32aが嵌合するこ
とによって、カバー1bに反りが発生するのを抑制する
ことができる。しかも、カバー1bの周縁はボディ1a
に設けた押さえ突起18に当接するから、カバー1bの
ボディ1aに対する位置決めが確実に行われることにな
る。さらに、ボディ1aとカバー1bとの上部において
は差込溝26に差込突起37が挿入され、かつボディ1
aとカバー1bとが結合された状態で永久磁石49を保
持したヨーク48がボディ1aとカバー1bとの前後か
ら差込孔27a,36aに挿入されるから、器体1の上
部においてもボディ1aとカバー1bとが結合されるこ
とになる。このように、ボディ1aにカバー1bを組み
付け、ヨーク48をボディ1aおよびカバー1bに装着
した状態で、ボディ1aとカバー1bとが位置合わせさ
れた状態で仮結合されることになる。
【0033】この状態で上述した8個の注入孔39に液
状のシール材が注入される。シール材はボディ1aに形
成された受け面29に流れるから、シール材の硬化によ
ってボディ1aとカバー1bとが封着されることにな
る。ここで、器体1の上部においては固定端子板40が
装着されており、固定端子板40は可動接点2bが固定
接点2aに接触する際の衝撃で振動しやすいから、固定
端子板40の固定強度を高めることによって騒音を低減
することが可能になる。そこで、器体1の上部には注入
孔39を4個並設することによって固定端子板40とボ
ディ1aとの間にシール材を十分に流し込むことができ
るようにしてある。ただし、差込溝26が空間として残
されていると多量のシール材が必要になるから、差込溝
26に差込突起37を挿入することでシール材が流れる
空間を小さくし、固定端子板40を固定するのに十分な
シール材を注入しながらも、不必要に多くのシールが注
入されるのを防止する構成になっている。なお、シール
材の一部は差込孔23a,36aにも流れ込むからヨー
ク48もシール材によって器体1に固定される。
【0034】ところで、上述の構成においては、上部ヨ
ーク64に設けた案内筒64bと可動鉄心61との対向
面を略平面状としていたが、案内筒64bと可動鉄心6
1との対向面の一方に突部を設け、他方には突部が挿入
可能な凹部を設ける構成を採用してもよい。たとえば、
図29に示すように、案内筒64bの下面の湾曲部分を
突部として利用し、この形状に合致する凹部61eを可
動鉄心61に設けるようにすればよい。突部は先端側ほ
ど径を小さくするように傾斜させ、同様に凹部の内側面
は底側ほど径を小さくするように傾斜させるのが望まし
い。このような構成を採用すれば、案内筒64bと可動
鉄心61との対向面積を大きくすることができ、コイル
60の励磁時における可動鉄心61への吸引力が増加す
るから、接点機構2を閉極させるのに要するコイル60
への印加電圧である感動電圧を引き下げることができ
る。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明は、電路を開閉する接点
機構と、接点機構を開閉駆動する電磁石装置と、接点機
構および電磁石装置を収納する密閉された器体とを備え
る接点装置であって、電磁石装置が、コイルと、コイル
を囲むヨークと、コイルの一端部内に挿入されコイルの
軸方向に移動可能な可動鉄心と、ヨークに磁気結合され
るとともにコイルの他端部内に挿入され先端面が可動鉄
心に対向する磁極面となった案内筒と、コイルの非励磁
時に引き離す向きに付勢する復帰ばねとを備え、接点機
構が、それぞれ固定接点を固着した一対の固定端子板
と、各固定接点に離接する一対の可動接点を両端部に固
着した可動接触子とを備え、可動接触子の中間部を保持
するホルダ部を一端部に備えるとともに前記可動鉄心に
挿通された形で可動鉄心に固定される連結軸部を他端部
に備えた接触子ホルダを介して前記電磁石装置と前記接
点機構とが結合され、接触子ホルダの中間部に設けた係
止部と案内筒の内底面との間に弾性材料からなるダンパ
が設けられているものであり、接触子ホルダの中間部に
設けた係止部と案内筒の内底面との間にダンパを設けて
いるから、ダンパによって衝撃を緩和して衝撃音の発生
を抑制することができるのはもちろんのこと、ダンパが
コイルの内部に配置されることになるから、コイルによ
っても衝撃音の伝達が抑制され、騒音の発生が緩和され
ることになる。
【0036】請求項2の発明は、電路を開閉する接点機
構と、接点機構を開閉駆動する電磁石装置と、接点機構
および電磁石装置を収納する密閉された器体とを備える
接点装置であって、接点機構が、それぞれ固定接点を固
着した一対の固定端子板と、各固定接点に離接する一対
の可動接点を両端部に固着し電磁石装置により駆動され
る可動接触子とを備え、器体が、一面開口し開口周縁に
立ち上がり縁を備えたボディと、ボディに覆着されるカ
バーとからなり、ボディに固定端子板を端子台との間で
保持する突台部および押さえリブが形成されるととも
に、カバーには突台部と押さえリブの間に形成される差
込溝に挿入される差込突起が突設され、差込突起の近傍
に液状のシール材を注入する注入孔が形成されているも
のであり、接点機構の開閉に伴って振動する固定端子板
を、器体に設けた突台部および押さえリブと端子台との
間で保持することで固定端子板の振動を抑制することが
でき、しかも固定端子板の周囲にシール材を注入してい
ることにより固定端子板と器体との結合強度が高くな
り、固定端子板の振動を抑制することができる。ここ
で、固定端子板を保持するために設けた突台部と押さえ
リブとの間に差込溝となる空間が形成されるが、この空
間に差込突起を挿入することによって間隙を少なくして
いるから、少量のシール材で固定端子板を固定すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態においてカバーを外した状
態の一部切欠正面図である。
【図2】同上の縦断面図である。
【図3】同上の正面図である。
【図4】同上の平面図である。
【図5】同上の側面図である。
【図6】同上の下面図である。
【図7】同上に用いるボディの正面図である。
【図8】同上に用いるボディの背面図である。
【図9】同上に用いるボディの平面図である。
【図10】同上に用いるボディの下面図である。
【図11】図7中A−A線断面図である。
【図12】図7中B−B線断面図である。
【図13】図7中C−C線断面図である。
【図14】同上に用いるカバーの正面図である。
【図15】同上に用いるカバーの背面図である。
【図16】同上に用いるカバーの下面図である。
【図17】同上に用いるカバーの側面図である。
【図18】図14中A−A線断面図である。
【図19】同上に用いるカバーの要部断面図である。
【図20】同上に用いる接触子ホルダの正面図である。
【図21】同上に用いる接触子ホルダの縦断面図であ
る。
【図22】同上に用いる接触子ホルダにおけるホルダ部
の水平断面図である。
【図23】同上に用いる下部ヨークの平面図である。
【図24】同上に用いる下部ヨークの縦断面図である。
【図25】同上に用いる下部ヨークの横断面図である。
【図26】同上に用いる下部ヨークの横断面図である。
【図27】同上に用いる上部ヨークの平面図である。
【図28】同上に用いる上部ヨークの縦断面図である。
【図29】同上の他の構成例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 器体 1a ボディ 1b カバー 2 接点機構 2a 固定接点 2b 可動接点 3 電磁石装置 23 端子台 24 突台部 25 押さえリブ 26 差込溝 37 差込突起 39 注入孔 40 固定端子板 41 可動接触子 50 接触子ホルダ 51 ホルダ部 53 係止部 56 連結軸部 60 コイル 61 可動鉄心 63 下部ヨーク 64 上部ヨーク 64b 案内筒 66 復帰ばね 67 ダンパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 魚留 利一 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 榎本 英樹 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 戸口 武彦 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 立野 守 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 岩見 善之 北海道帯広市西25条北1丁目2番1号 帯 広松下電工株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電路を開閉する接点機構と、接点機構を
    開閉駆動する電磁石装置と、接点機構および電磁石装置
    を収納する密閉された器体とを備える接点装置であっ
    て、電磁石装置が、コイルと、コイルを囲むヨークと、
    コイルの一端部内に挿入されコイルの軸方向に移動可能
    な可動鉄心と、ヨークに磁気結合されるとともにコイル
    の他端部内に挿入され先端面が可動鉄心に対向する磁極
    面となった案内筒と、コイルの非励磁時に引き離す向き
    に付勢する復帰ばねとを備え、接点機構が、それぞれ固
    定接点を固着した一対の固定端子板と、各固定接点に離
    接する一対の可動接点を両端部に固着した可動接触子と
    を備え、可動接触子の中間部を保持するホルダ部を一端
    部に備えるとともに前記可動鉄心に挿通された形で可動
    鉄心に固定される連結軸部を他端部に備えた接触子ホル
    ダを介して前記電磁石装置と前記接点機構とが結合さ
    れ、接触子ホルダの中間部に設けた係止部と案内筒の内
    底面との間に弾性材料からなるダンパが設けられている
    ことを特徴とする接点装置。
  2. 【請求項2】 電路を開閉する接点機構と、接点機構を
    開閉駆動する電磁石装置と、接点機構および電磁石装置
    を収納する密閉された器体とを備える接点装置であっ
    て、接点機構が、それぞれ固定接点を固着した一対の固
    定端子板と、各固定接点に離接する一対の可動接点を両
    端部に固着し電磁石装置により駆動される可動接触子と
    を備え、器体が、一面開口し開口周縁に立ち上がり縁を
    備えたボディと、ボディに覆着されるカバーとからな
    り、ボディに固定端子板を端子台との間で保持する突台
    部および押さえリブが形成されるとともに、カバーには
    突台部と押さえリブの間に形成される差込溝に挿入され
    る差込突起が突設され、差込突起の近傍に液状のシール
    材を注入する注入孔が形成されていることを特徴とする
    接点装置。
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