JP2000320134A - 屋根用足場 - Google Patents

屋根用足場

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JP2000320134A
JP2000320134A JP11132647A JP13264799A JP2000320134A JP 2000320134 A JP2000320134 A JP 2000320134A JP 11132647 A JP11132647 A JP 11132647A JP 13264799 A JP13264799 A JP 13264799A JP 2000320134 A JP2000320134 A JP 2000320134A
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Japan
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roof
support pipe
leg
tread
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JP11132647A
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English (en)
Inventor
Manabu Yashiro
▲学▼ 社
Masatoshi Asano
雅稔 浅野
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Hashima Co Ltd
Original Assignee
Hashima Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な角度で傾斜した屋根に対して容易に固
定することができるうえ、足場の踏板を厳密に水平方向
に配設することができる屋根用足場を提供する。 【解決手段】 屋根用足場11は、足場の踏板12と、
その踏板12を支承する左右一対の水平材14と、各水
平材14を支持する前脚15、後脚16及び連結脚17
と、前脚15と後脚16とを繋ぐ架設部材18とから構
成されている。前脚15の下端部には楔19が設けら
れ、後脚16の下端部には添着部20が設けられてい
る。連結脚17は、外周面に雄ネジが螺刻された下部支
持パイプ30と、その下部支持パイプ30にスライド可
能に外嵌された上部支持パイプ28と、下部支持パイプ
30の外周面に上下動可能に螺着された支持筒34とか
ら構成されている。下部支持パイプ30の長孔31と上
部支持パイプ28の円孔にはボルト32が挿通されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築物の建設現
場での足場の組み立てにおいて、屋根に足場の踏板を水
平に固定するための屋根用足場に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の屋根用足場として
は、特開平11−50623号公報に開示されている屋
根足場用ブラケットが知られている。この屋根足場用ブ
ラケットは、足場の踏板が支承される踏板受と、その踏
板受を支持する支持部材と、支柱に固定される固定部材
とを備えている。さらに、前記支持部材は、複数の係合
孔が形成された上部支持パイプと、先端部の一箇所に係
合孔が形成された下部支持パイプとから構成されてい
る。
【0003】そして、下部支持パイプを上部支持パイプ
に嵌入し、両支持パイプの係合孔に係合ピンを挿通させ
ることによって、支持部材は所定の長さを保持すること
ができるように構成されている。さらに、係合ピンを挿
通させる上部支持パイプの係合孔を適宜選択することに
よって、支持部材の長さを調節することができ、様々な
角度で傾斜した屋根に対して、足場の踏板をほぼ水平に
支持することができるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
屋根足場用ブラケットでは、支持部材の長さを、上部支
持パイプに形成された係合孔の個数に対応する種類の長
さにしか調節することができなかった。このため、この
屋根足場用ブラケットを様々な角度で傾斜した屋根に固
定する場合に、足場の踏板を厳密に水平方向に固定する
ことができなかった。
【0005】一方、支柱に固定された屋根足場用ブラケ
ットの支持部材の長さを調節する際には、上部支持パイ
プと下部支持パイプの両係合孔を位置合わせしながら、
係合ピンを係合孔に挿入する作業を行う必要があった。
ところが、この屋根足場用ブラケットは鋼材によって構
成され、上部支持パイプ等の重量が非常に大きかったこ
とから、前記両係合孔を位置合わせする作業が非常に困
難であった。特に、この作業は、屋根の上の足場が非常
に不安定な状態で行われることから、係合ピンを挿入す
るまでに長時間を費やし、作業性が著しく悪いものであ
った。
【0006】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、様々な角度で傾斜した屋根に対して容易
に固定することができるとともに、足場の踏板を厳密に
水平方向に配設することができる屋根用足場を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の屋根用足場は、足場の踏
板と、その踏板を支承する左右一対の踏板受けと、各踏
板受けを支持するための前後一対の脚部と、その脚部を
屋根面に沿って配置された支柱に固定するための固定部
材とを備えた屋根用足場において、前記脚部を踏板受け
に回動可能に連結するとともに、少なくとも一方の脚部
を、周面に雄ネジが螺刻された嵌合部材と、その嵌合部
材にスライド可能に外嵌される外嵌部材と、その外嵌部
材の下端縁と当接するとともに嵌合部材の周面に螺着さ
れる支持部材とより構成し、かつ嵌合部材と外嵌部材と
の間に抜け止め手段を設け、前記支持部材を嵌合部材に
対して螺進又は螺退させることにより上下動させて、脚
部の長さを調節するように構成したものである。
【0008】請求項2に記載の発明の屋根用足場は、請
求項1に記載の発明において、前記抜け止め手段を、嵌
合部材に穿設された長孔と、外嵌部材に穿設された孔
と、それら長孔と孔との間に挿通される抜け止め部材と
より構成するとともに、前記支持部材にハンドルを設け
たものである。
【0009】請求項3に記載の発明の屋根用足場は、請
求項1又は請求項2に記載の発明において、後方側の脚
部を長さ調節可能に構成するとともに、その下端部を固
定部材に回動可能に連結したものである。
【0010】請求項4に記載の発明の屋根用足場は、請
求項1から請求項3のいずれかに記載の発明において、
前記固定部材はクランプであり、支柱に対して位置調節
可能に固定するように構成したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、この発明
の第1実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1に示すように、屋根用足場11は、作
業者の足を載置するための足場の踏板12と、その踏板
12を両側方で支持するための左右一対の屋根足場用ブ
ラケット13とから構成されている。この屋根足場用ブ
ラケット13は、足場の踏板12の側方に添設するため
の水平材14と、この水平材14を水平方向に支持する
ための前脚15、後脚16及び連結脚17と、前脚15
と後脚16とを架設するための架設部材18とから構成
されている。
【0013】さらに、前脚15の下端部には、図3
(a)及び(b)に二点鎖線で示される屋根51面に沿
って配設されている支柱52に、屋根用足場11を固定
するための楔19が設けられ、後脚16の下端部には、
前記支柱52に添着するための添着部20が設けられて
いる。なお、この屋根用足場11は、全て鋼材によって
構成されているうえ、その表面には溶融亜鉛メッキが施
されており、防食性、防錆性に優れるとともに、長期間
の使用に耐えることができるように構成されている。
【0014】図1に示すように、四角板状に形成された
足場の踏板12の各コーナ部には、鉤状の引掛け部材2
1が側方に向かって突設されている。これらの引掛け部
材21は、円筒状に形成された左右一対の水平材14の
両端部に係合されることによって、踏板12を所定の位
置に架設して支持することができるようになっている。
【0015】水平材14の両端には四角板状の規制板2
2が設けられているうえ、その規制板22のやや内側に
は踏板係合部23が突設され、前記踏板12の引掛け部
材21を規制板22と踏板係合部23との間に引掛ける
ことによって、踏板12が水平材14から落下するのを
防止することができるようになっている。また、図1及
び図2に示すように、水平材14の一端部下面には第一
突出部24が突設され、他端部下面には第二突出部25
が突設されている。
【0016】図1に示すように、前脚15はほぼ長四角
板状に形成されるとともに、その上端部に設けられた第
一連結部26によって、前記第一突出部24に回動可能
に連結されている。前脚15の下端部には、先端ほど細
くなるように傾斜した楔19が取付けられ、前記支柱5
2の周面上部に突設され、断面コの字状をなす被嵌合部
53に嵌合されて固定することができるようになってい
る。また、楔19の上方位置には、後脚16との間を架
設し、前脚15及び後脚16を支柱52に対して垂直方
向に固定するための架設部材18の一端部が固定されて
いる。
【0017】図1及び図2に示すように、ほぼ丸棒状に
形成された連結脚17は、その上端部に設けられた第二
連結部27によって、前記第二突出部25に回動可能に
連結されている。この第二連結部27の下方位置には円
筒状の上部支持パイプ28が配設され、その上部支持パ
イプ28の下部対向位置には一対の円孔29が穿設され
ている。
【0018】上部支持パイプ28の内側には、ほぼ円筒
状に形成された下部支持パイプ30が、上部支持パイプ
28内をスライド可能に嵌入されている。この下部支持
パイプ30は、その外周面に雄ネジが螺刻されるととも
に、図3(a)、(b)に点線で示されるように、対向
する一対の長孔31が上下方向に穿設されている。そし
て、図2に示すように、これらの長孔31と前記上部支
持パイプ28の両円孔29にボルト32を挿通してナッ
ト33を螺着させることにより、上部支持パイプ28が
下部支持パイプ30からスライドして抜け出るのを防止
することができ、この構成によって抜け止め手段が構成
されている。
【0019】図1及び図2に示すように、上部支持パイ
プ28の下方には円筒状の支持筒34が上部支持パイプ
28の下端縁と当接されて配置されている。また、この
支持筒34の外面には一対のハンドル35が突設されて
いる。さらに、支持筒34の内周面には雌ネジが螺刻さ
れ、前記下部支持パイプ30の外周面に螺刻された雄ネ
ジと螺合されている。また、下部支持パイプ30の下方
位置には第三突出部36が突設されている。
【0020】後脚16はほぼ長四角板状に形成されると
ともに、その上端部に設けられた第三連結部37によっ
て、前記連結脚17の第三突出部36に回動可能に連結
されている。この第三連結部37の下方位置には、前記
架設部材18の他端部が固定されている。さらに、後脚
16の下端部にはほぼ逆U字状に形成された添着部20
が突設され、前記支柱52に跨るように添着されてい
る。
【0021】上記屋根用足場11の作用について以下に
記載する。さて、図1に示されるように、上記のように
構成される屋根用足場11を支柱52に固定して構築す
る場合には、まず、一方の屋根足場用ブラケット13を
一方の支柱52に固定しながら組み立てる。
【0022】すなわち、まず、前脚15の楔19を支柱
52の周面上部に突設された被嵌合部53に嵌合させる
とともに、後脚16下端部の添着部20を支柱52の周
面上部に添着させる。次に、楔19の基端側の一端面を
ハンマーで殴打することによって、楔19を支柱52の
被嵌合部53に打ち込む。続いて、図3(a)に示され
る連結脚17のハンドル35を回動させることによって
支持筒34を所定距離上動させ、図3(b)に示される
ように、水平材14を水平方向に配向させる。
【0023】このとき、連結脚17の上部支持パイプ2
8は、その下端部が当接されている支持筒34の上動に
伴って上方にスライドされ、水平材14の第二突出部2
5を押し上げる。さらに、この第二突出部25の押し上
げに伴って、水平材14の後方側は第一突出部24を中
心に上方に回動される。そして、第一から第三突出部2
4、25、36は、これら一連の動作を無理なく調節し
ながら回動される。
【0024】さらに、他方の屋根足場用ブラケット13
を上記と同様に、他方の支柱52に平行に固定して組み
立てた後、左右の屋根足場用ブラケット13の水平材1
4に踏板12の引掛け部材21を引掛け、屋根用足場1
1を構築する。
【0025】上記第1実施形態によって発揮される効果
について、以下に記載する。 ・ 第1実施形態の屋根用足場11は、上部支持パイプ
28が下部支持パイプ30にスライド可能に嵌合されて
いるうえ、上部支持パイプ28を支持する支持筒34
が、下部支持パイプ30に対して上下動することができ
ると同時に固定することができるように構成されてい
る。このため、連結脚17の長さを容易に調節すること
ができることから、足場の踏板12を容易に水平方向に
固定することが可能である。
【0026】さらに、雄ネジと雌ネジの螺進及び螺退に
よって連結脚17の長さを調節するように構成したこと
から、連結脚17の長さを任意の長さに調節することが
でき、様々な角度で傾斜した屋根51に対して、足場の
踏板12を厳密に水平方向に配設することが可能であ
る。
【0027】・ 第一から第三突出部24、25、36
と、第一から第三連結部26、27、37とを、それぞ
れ回動可能に連結したことから、連結脚17の長さを調
節する際に、屋根足場用ブラケット13を構成する各部
材に無理な応力が加えられるのを効果的に防止すること
ができる。
【0028】・ この屋根用足場11においては、連結
脚17の上部支持パイプ28に一対の円孔29を穿設す
るとともに、下部支持パイプ30に一対の長孔31を穿
設し、それら円孔29及び長孔31内にボルト32を挿
通させてナット33を螺着することによって、抜け止め
手段が構成されている。このため、上部支持パイプ28
が下部支持パイプ30からスライドして抜け出すのを、
簡単な構成で容易かつ確実に防止することができる。
【0029】・ 支持筒34にハンドル35を設けたこ
とから、支持筒34を容易に回動させて上下動させるこ
とができる。 ・ 連結脚17の下端部を後脚16に対して回動可能に
連結したことから、連結脚17を可能な限り垂直方向に
配向させることができる。このとき、上部支持パイプ2
8がその自重等によって支持筒34に当接した状態を容
易に維持することが可能であり、屋根51の補修作業時
等に、上部支持パイプ28が下部支持パイプ30に対し
て不測にスライドするのを効果的に防止することが可能
である。(第2実施形態)以下、この発明の第2実施形
態の屋根用足場11を図面に基づいて説明する。なお、
この第2実施形態では上記第1実施形態と異なる点を中
心に説明する。
【0030】第2実施形態の前脚15の下端部は、上記
第1実施形態における楔19の代わりに、図4に示され
るようなクランプ41となっている。このクランプ41
は、支柱52の外周面と嵌合される上部嵌合部42及び
下部嵌合部43と、両嵌合部42、43を締付けて固定
するための締付けネジ44とから構成されている。
【0031】上部嵌合部42の下面は支柱52の外周面
上部と対応した形状をなしている。一方、湾曲板状に形
成された下部嵌合部43は、支柱52の外周面下部と対
応した形状をなすとともに、前記上部嵌合部42の一側
下端部に回動可能に連結されている。締付けネジ44の
外周面には雄ネジが螺刻されているうえ、その上端部は
上部嵌合部42の他側下端部の中央に回動可能に吊下さ
れている。また、下部嵌合部43の先端部中央には図示
しない長孔状の切欠きが形成され、前記締付けネジ44
の先端部と係合することができるように構成されてい
る。
【0032】さて、このクランプ41を支柱52に固定
する場合には、まず、図4に二点鎖線で示されるよう
に、下部嵌合部43及び締付けネジ44をクランプ41
の側方に配置した状態で、上部嵌合部42を支柱52の
外周面に沿って当接させた後、下部嵌合部43を回動さ
せて支柱52の外周面に当接させる。続いて、締付けネ
ジ44を下方に回動させ、その先端部を下部嵌合部43
の切欠きに係合させた後、締付けナット45を螺着して
締付けることによって、屋根用足場11の前脚15を支
柱52に固定することができる。
【0033】従って、この第2実施形態の屋根用足場1
1は、支柱52に突設された被嵌合部53に前脚15の
楔19を固定するように構成されていないことから、支
柱52の任意の位置にクランプ41を固定することがで
きる。このため、屋根用足場11を最も作業しやすく最
適な場所に構築することができるうえ、支柱52に被嵌
合部53を設ける必要がないことから、支柱52の構成
を簡略化することが可能である。
【0034】なお、上記各実施形態は、次のように変更
して具体化することも可能である。 ・ 下部支持パイプ30を円筒状に形成する代わりに円
柱状に形成すること。 ・ 上部支持パイプ28を角パイプによって構成するこ
と。
【0035】・ 上部支持パイプ28の外周面に下部支
持パイプ30の内周面が嵌合するように構成すること。 ・ 図5(a)に示すように、上部支持パイプ28に1
つのネジ孔46を穿設するとともに、下部支持パイプ3
0に1つの長孔31を穿設し、ボルト32をネジ孔46
に螺着させて長孔31内を貫通させるように構成するこ
と。
【0036】このように構成した場合、抜け止め手段の
構成を簡略化することができる。 ・ 上部支持パイプ28に一対の長孔31を穿設すると
ともに、下部支持パイプ30の上部に一対の円孔29を
穿設すること。
【0037】このように構成した場合、ボルト32をナ
ット33に対して締付けることによって、上部支持パイ
プ28と下部支持パイプ30をコンパクトに固定するこ
とが可能であることから、屋根用足場11を容易に運搬
することができる。
【0038】・ 図5(b)に示すように、上部支持パ
イプ28の円孔29及び下部支持パイプ30の長孔31
を省略するとともに、抜け止め手段として、下部支持パ
イプ30の上端縁を僅かに外方向に突出させて第一係合
フランジ47を形成し、さらに上部支持パイプ28の下
端縁を僅かに内方向に突出させて第二係合フランジ48
を形成し、これら第一係合フランジ47と第二係合フラ
ンジ48とが係合するように構成すること。
【0039】このように構成した場合、上部支持パイプ
28が下部支持パイプ30からスライドして抜け出すの
を確実に防止することができる。 ・ 上部支持パイプ28の下端縁を外方向又は内方向に
突出させて周縁フランジを形成すること。或いは、上部
支持パイプ28と支持筒34との間にワッシャーを装着
させること。
【0040】このように、上部支持パイプ28に周縁フ
ランジを突設した場合には、上部支持パイプ28の下端
部と支持筒34の上面とが、周縁フランジによって広い
面積で当接することから、支持筒34を上下動させると
き、支持筒34の上面と上部支持パイプ28の下端部と
が引掛かって係止されるのを効果的に防止することがで
きる。また、上部支持パイプ28と支持筒34との間に
ワッシャーを装着させた場合にも同様に、支持筒34の
上面と上部支持パイプ28の下端部とが引掛かって係止
されるのを効果的に防止することができる。
【0041】・ 支持筒34をナットにより構成するこ
と。 ・ 架設部材18を長さ調節可能に構成すること。 このように構成した場合、架設部材18の長さを調節す
ることによって、連結脚17をほぼ鉛直方向に配設する
ことが可能であり、屋根用足場11の安定性をより一層
向上させることができる。
【0042】・ 添着部20の代わりに、楔19又はク
ランプ41を設けること。このように構成した場合、屋
根用足場11を支柱52に対してより一層強固に固定す
ることができる。
【0043】・ 前脚15の第一連結部26と水平材1
4の第一突出部24との間に連結脚17を設けること。
或いは、前脚15の第一連結部26と水平材14の第一
突出部24との間に連結脚17を設けるとともに、後脚
16側の連結脚17を省略し、後脚16の第三連結部3
7と水平材14の第二突出部25とを回動可能に連結す
るように構成すること。なお、これらの場合において、
前脚15及び後脚16の長さは適宜変更しても構わな
い。
【0044】・ 架設部材18、規制板22、踏板係合
部23、第二突出部25、第二連結部27、ハンドル3
5、第三突出部36及び第三連結部37の少なくとも1
種を省略して構成すること。
【0045】このように構成した場合、屋根用足場11
の構成を簡略化することができる。さらに、前記実施形
態より把握できる技術的思想について以下に記載する。 ・ 前記後方側の脚部に、支柱を跨いで添着するための
添着部材を備えた請求項1から請求項4のいずれかに記
載の屋根用足場。
【0046】このように構成した場合、屋根用足場をさ
らに容易に構築することができる。 ・ 足場の踏板が支承される踏板受けと、その踏板受け
を支持するための前後一対の脚部と、その脚部を屋根面
に沿って配置された支柱に固定するための固定部材とを
備えた屋根足場用ブラケットにおいて、前記脚部を踏板
受けに回動可能に連結するとともに、少なくとも一方の
脚部を、周面に雄ネジが螺刻された嵌合部材と、その嵌
合部材にスライド可能に外嵌される外嵌部材と、その外
嵌部材の下端縁と当接されるとともに嵌合部材の周面に
螺着される支持部材とより構成し、かつ嵌合部材と外嵌
部材との間に抜け止め手段を設け、前記支持部材を嵌合
部材に対して螺進又は螺退させることにより上下動させ
て、脚部の長さを調節するように構成した屋根足場用ブ
ラケット。
【0047】このように構成した場合、屋根足場用ブラ
ケットを用いて、様々な角度で傾斜した屋根に対して、
足場の踏板を容易に固定することができるとともに、厳
密に水平方向に配設することができる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
屋根用足場によれば、様々な角度で傾斜した屋根に対し
て容易に固定することができるとともに、足場の踏板を
厳密に水平方向に配設することができる。
【0049】請求項2に記載の発明の屋根用足場によれ
ば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、屋根用足場
の構成を簡略化することができるとともに、足場の踏板
を容易に水平方向に配設することができる。
【0050】請求項3に記載の発明の屋根用足場によれ
ば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え
て、屋根用足場を支柱上に容易に構築することができる
うえ、構築された屋根用足場の安定性を向上させること
ができる。
【0051】請求項4に記載の発明の屋根用足場によれ
ば、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の効
果に加えて、屋根用足場を任意の場所に構築することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の屋根用足場を示す斜視図。
【図2】 図1の2−2線から見た屋根用足場の一部を
示す正断面図。
【図3】 (a)及び(b)は、いずれも第1実施形態
の屋根足場用ブラケットを示す側面図。
【図4】 第2実施形態の屋根用足場の一部を示す正断
面図。
【図5】 (a)及び(b)は、いずれも実施形態以外
の屋根用足場の一部を示す正断面図。
【符号の説明】
11…屋根用足場、12…足場の踏板、14…踏板受け
としての水平材、15…脚部としての前脚、16…脚部
としての後脚、17…脚部としての連結脚、19…固定
部材としての楔、20…固定部材としての添着部、28
…外嵌部材としての上部支持パイプ、29…孔としての
円孔、30…嵌合部材としての下部支持パイプ、31…
長孔、32…抜け止め部材としてのボルト、33…抜け
止め部材としてのナット、34…支持部材としての支持
筒、35…ハンドル、41…クランプ、46…抜け止め
手段を構成するネジ孔、47…抜け止め手段を構成する
第一係合フランジ、48…抜け止め手段を構成する第二
係合フランジ、51…屋根、52…支柱。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足場の踏板と、その踏板を支承する左右
    一対の踏板受けと、各踏板受けを支持するための前後一
    対の脚部と、その脚部を屋根面に沿って配置された支柱
    に固定するための固定部材とを備えた屋根用足場におい
    て、 前記脚部を踏板受けに回動可能に連結するとともに、少
    なくとも一方の脚部を、周面に雄ネジが螺刻された嵌合
    部材と、その嵌合部材にスライド可能に外嵌される外嵌
    部材と、その外嵌部材の下端縁と当接するとともに嵌合
    部材の周面に螺着される支持部材とより構成し、かつ嵌
    合部材と外嵌部材との間に抜け止め手段を設け、前記支
    持部材を嵌合部材に対して螺進又は螺退させることによ
    り上下動させて、脚部の長さを調節するように構成した
    屋根用足場。
  2. 【請求項2】 前記抜け止め手段を、嵌合部材に穿設さ
    れた長孔と、外嵌部材に穿設された孔と、それら長孔と
    孔との間に挿通される抜け止め部材とより構成するとと
    もに、前記支持部材にハンドルを設けた請求項1に記載
    の屋根用足場。
  3. 【請求項3】 後方側の脚部を長さ調節可能に構成する
    とともに、その下端部を固定部材に回動可能に連結した
    請求項1又は請求項2に記載の屋根用足場。
  4. 【請求項4】 前記固定部材はクランプであり、支柱に
    対して位置調節可能に固定するように構成した請求項1
    から請求項3のいずれかに記載の屋根用足場。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100804214B1 (ko) 2007-03-13 2008-02-18 이혜경 달대비계

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