JP2000319678A - 潤滑剤 - Google Patents

潤滑剤

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JP2000319678A
JP2000319678A JP11125104A JP12510499A JP2000319678A JP 2000319678 A JP2000319678 A JP 2000319678A JP 11125104 A JP11125104 A JP 11125104A JP 12510499 A JP12510499 A JP 12510499A JP 2000319678 A JP2000319678 A JP 2000319678A
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JP
Japan
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carbon atoms
oils
oil
lubricant
alcohol alkoxylate
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JP11125104A
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Yoshiyuki Onda
義幸 恩田
Yutaka Yoshida
吉田  裕
Hideaki Tsuneki
英昭 常木
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の潤滑剤において、その使用用途に応じ
て求められている各種性能に優れた潤滑剤を提供する。 【解決手段】 一般式(1) 【化1】 [式中、R1 、R2 はアルキル基であって、R1 の炭素
原子数とR2 の炭素原子数の合計が7〜29で、かつR
2 の炭素原子数はR1 の炭素原子数以上(R1 の炭素原
子数≦R2 の炭素原子数)であり、Aは低級アルキレン
基を表し、nは平均で1〜300である。ただし、nが
2以上の場合には、AOで表されるオキシアルキレン基
の種類は1種類または2種類以上であってもよく、該オ
キシアルキレン基が2種類以上の場合には、各種オキシ
アルキレン基が全体で平均n個あることを示す。]で表
される高級第2級アルコールアルコキシレートであっ
て、R 1 がメチル基である高級第2級アルコールアルコ
キシレート(X)30〜90mol%と、R1 が炭素原
子数が2以上のアルキル基である高級第2級アルコール
アルコキシレート(Y)70〜10mol%と、からな
る高級第2級アルコールアルコキシレートを含むことを
特徴とする潤滑剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2サイクル、4サ
イクルエンジン潤滑油などのエンジン油;ギヤー油、軸
受け油、タービン油などの機械用潤滑油;油圧作動油;
圧縮機油、冷凍機油;圧延油、切削油、研削油、プレス
加工油などの金属加工油;紡糸油、紡績油などの繊維加
工用潤滑剤;押出成型用滑剤や圧縮成型用離型剤などに
用いる樹脂成形用潤滑剤;などに好適に添加して使用す
ることができる潤滑剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
機械工業や繊維工業や樹脂工業の分野において生産性や
品質の向上、作業環境改善や環境負荷の低減といった目
的で、優れた特性を有する潤滑剤が要求されるようにな
っている。
【0003】従来、2サイクル、4サイクルエンジン潤
滑油などのエンジン油やギヤー油、軸受け油、タービン
油などの機械用潤滑油においては、ネオペンチルポリオ
ールポリエステルなどのエステル系、ポリプロピレング
リコールなどのポリエーテル系、ポリ−α−オレフィン
系、鉱油系、合成油系、などの潤滑剤が使用されてい
る。エンジン油や機械用潤滑油には熱安定性、低温流動
性、低温始動性、スラッジ分散性、磨耗防止、などの機
能が要求され、更なる改善が必要とされている。また、
2サイクルエンジン油は、一部が排気ガスと共に排出さ
れるため、環境保護の目的で、使用量の低減、生分解性
などが要求されている。
【0004】従来、圧縮型冷凍機の冷媒としてクロロフ
ルオロカーボンが使用され、その潤滑油として鉱油や合
成油が用いられてきた。近年環境汚染防止の観点から冷
凍機の冷媒にはハイドロフルオロカーボンや低級炭化水
素が検討されており、従来の潤滑油では相溶性が悪かっ
たり、潤滑性能が不足するため、これらの冷媒に添加し
て有効に作用する潤滑剤が求められている。
【0005】従来、圧延油、切削油、研削油、プレス加
工油などの金属加工油においては、鉱油系、天然油脂
系、脂肪酸エステル系、ポリエーテル系などの潤滑剤基
油が用いられ、水系金属加工油にはこれらの基油をポリ
エーテル型非イオン活性剤などで乳化させたエマルショ
ン型や、界面活性剤を主体としたソリュブル型の油剤が
使用されてきた。金属加工油には熱安定性、低流動性、
加工性などが要求されており、また、水系金属加工油に
用いられる界面活性剤には基油や、機械油を安定に乳化
させる機能、廃水処理の容易性、生分解性などが要求さ
れている。
【0006】従来、ポリエステル、ナイロン、ポリプロ
ピレンなどの紡糸油、紡績油などの繊維加工用潤滑剤に
は、鉱油系、シリコン系、ポリエーテル系などの潤滑剤
基油が用いられ、通常、これらの基油はポリエーテル型
非イオン活性剤などで水中に乳化させて使用されてき
た。繊維加工用潤滑剤には紡糸、延伸などの製糸時に繊
維の摩擦を低減し毛羽、糸切れの発生防止、綾落ち、ス
リップのない糸巻き上げパッケージを得る性能が求めら
れている。また、これら潤滑剤は繊維精練工程で洗浄さ
れ環境に排出されるため生分解性が求められている。
【0007】従来、ポリエチレン、塩化ビニル、ポリエ
ステル、ポリカーボネート、ナイロンなどの合成樹脂や
ゴムなどの押出成形用滑剤や圧縮成型用離型剤などに用
いる樹脂成形用潤滑剤としてポリアルキレングリコール
系、脂肪酸エステル系、金属石鹸系、ワックス系、鉱油
系、シリコン油系などが使用されてきた。滑剤や離型剤
には高温安定性、樹脂成型時の流れ安定性や付着防止
性、得られる成形体の表面平滑性、光沢性、透明性の保
持性能などが要求されている。
【0008】そこで、本発明の目的は、従来の潤滑剤に
おいて、その使用用途に応じて求められている各種性能
(例えば、エンジン油や機械用潤滑油では熱安定性、
低温流動性、低温始動性、スラッジ分散性、磨耗防止な
ど、2サイクルエンジン油では、さらに使用量の低減
化や生分解性など、圧縮機油や冷凍機油などでは冷媒
等に添加して有効に作用する相溶性や潤滑性能、金属
加工油では熱安定性、低流動性、加工性など、さらに
水系金属加工油に用いられる界面活性剤では基油や機械
油を安定に乳化させる機能、廃水処理の容易性、生分解
性など、繊維加工用潤滑剤では製糸時に繊維の摩擦を
低減し毛羽、糸切れの発生防止、綾落ち、スリップのな
い糸巻き上げパッケージを得る性能、さらに生分解性な
ど、滑剤や離型剤などの樹脂成形用潤滑剤では高温安
定性、樹脂成型時の流れ安定性や付着防止性、得られる
成形体の表面平滑性、光沢性、透明性の保持性能など)
に優れた潤滑剤を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、潤滑剤とし
てその用途に応じてそれぞれ異なった性能が要求される
のに対応できるものを種々検討した結果、熱安定性、低
温流動性、潤滑性、摩擦低減性、相溶性、離型性などに
優れる潤滑剤であり、さらには生分解性に優れた潤滑剤
であって、アルキレンオキサイドの種類や付加モル数を
変化させて動粘度をコントロールでき、エンジン油、機
械用潤滑油、油圧作動油、圧縮機械油、冷凍機油、金属
加工油、繊維加工用潤滑剤、滑剤や離型剤などの分野に
広く適用できる潤滑剤を見出し、本発明を完成するに至
った。
【0010】すなわち、本発明の目的は、一般式(1)
【0011】
【化2】
【0012】[式中、R1 、R2 はアルキル基であっ
て、R1 の炭素原子数とR2 の炭素原子数の合計が7〜
29で、かつR2 の炭素原子数はR1 の炭素原子数以上
(R1 の炭素原子数≦R2 の炭素原子数)であり、Aは
低級アルキレン基を表し、nは平均で1〜300であ
る。ただし、nが2以上の場合には、AOで表されるオ
キシアルキレン基の種類は1種類または2種類以上であ
ってもよく、該オキシアルキレン基が2種類以上の場合
には、各種オキシアルキレン基が全体で平均n個あるこ
とを示す。]で表される高級第2級アルコールアルコキ
シレートであって、R1 がメチル基である高級第2級ア
ルコールアルコキシレート(X)30〜90mol%
と、R1 が炭素原子数が2以上であるアルキル基である
高級第2級アルコールアルコキシレート(Y)70〜1
0mol%と、からなる高級第2級アルコールアルコキ
シレートを含むことを特徴とする潤滑剤により達成され
るものである。
【0013】また、本発明の他の目的は、長鎖オレフィ
ンの2重結合に、(ポリ)アルキレングリコールを付加
して得られた高級第2級アルコールアルコキシレートお
よび/またはさらにアルキレンオキサイドを付加して得
られた高級第2級アルコールアルコキシレートを含むこ
とを特徴とする潤滑剤によっても成されるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係る潤滑剤の1つは、一
般式(1)
【0015】
【化3】
【0016】[式中、R1 、R2 はアルキル基であっ
て、R1 の炭素原子数とR2 の炭素原子数の合計が7〜
29で、かつR2 の炭素原子数はR1 の炭素原子数以上
(R1 の炭素原子数≦R2 の炭素原子数)であり、Aは
低級アルキレン基を表し、nは平均で1〜300であ
る。ただし、nが2以上の場合には、AOで表されるオ
キシアルキレン基の種類は1種類または2種類以上であ
ってもよく、該オキシアルキレン基が2種類以上の場合
には、各種オキシアルキレン基が全体で平均n個あるこ
とを示す。]で表される高級第2級アルコールアルコキ
シレートであって、R1 がメチル基である高級第2級ア
ルコールアルコキシレート(X)30〜90mol%
と、R1 が炭素原子数が2以上であるアルキル基である
高級第2級アルコールアルコキシレート(Y)70〜1
0mol%とからなる高級第2級アルコールアルコキシ
レート(以下、単に高級第2級アルコールアルコキシレ
ート(I)ともいう)を含むことを特徴とするものであ
る。
【0017】上記一般式(1)中、Aで表される低級ア
ルキレン基としては、炭素原子数2〜8、好ましくは炭
素原子数2〜4のアルキレン基である。炭素原子数9以
上ののアルキレン基の場合、製造コストが高く、疎水性
が強すぎて広範囲の用途に対応できないなど好ましくな
い。従って、AOで表されるオキシアルキレン基として
は、例えば、オキシエチレン基、オキシプロピレン基、
オキシブチレン基、オキシペンチレン基、オキシヘキシ
レン基、オキシヘプチレン基、オキシオクチレン基、お
よびオキシフェニルエチレン等、好ましくは、オキシエ
チレン基、オキシプロピレン基およびオキシブチレン基
が挙げられる。また、上記一般式(1)中のAOで定義
したように、これらのオキシアルキレン基は、1種類の
みで構成されていてもよいほか、2種類以上で構成され
ていてもよい。オキシアルキレン基が2種類以上で構成
される場合には、2種類以上のオキシアルキレン基がラ
ンダムに配置されていてもよく、それぞれがブロックで
配置されていてもよい。例えば、オキシエチレン基の長
鎖の一部がオキシプロピレン基であるとした構成であっ
てもよい。
【0018】上記一般式(1)中、R1 、R2 で表され
るアルキル基は、好ましくは直鎖アルキル基であり、R
1 の炭素原子数とR2 の炭素原子数の合計は、7〜2
9、好ましくは9〜19で、かつR2 の炭素原子数がR
1 の炭素原子数以上(R1 の炭素原子数≦R2 の炭素原
子数)である。なお、R1 の炭素原子数とR2 の炭素原
子数の合計が6以下の場合には、アルキル基が短すぎて
潤滑性能、界面活性能が不足するなど好ましくなく、一
方、R1 の炭素原子数とR2 の炭素原子数の合計が30
以上の場合には、アルキル基が長すぎて潤滑性能、界面
活性能が不足する、低温流動性が低下するなど好ましく
ない。すなわち、R1 の炭素原子数とR2の炭素原子数
の合計を上記範囲にコントロールすることで、低温流動
性、潤滑性、摩擦低減性、相溶性、離型性、界面活性能
などの特性を発現させることができ、潤滑剤としての有
用性を高める上で有用な要件といえる。
【0019】上記一般式(1)中のnは、平均で1〜3
00、好ましくは1〜200である。nが300を超え
る場合には、潤滑性能、界面活性能が不足する、粘度が
高くなりすぎる、生分解性が低下するほか、動粘度特性
が低下し、この高級第2級アルコールアルコキシレート
を含む潤滑剤の汎用性が失われ、低温流動性が強く求め
られる分野での利用が制限されるなど好ましくない。ま
た、このAOの付加モル数nを変化させることで所望の
動粘度にコントロールできるため、潤滑剤の使用用途に
応じて最適な動粘度となるようにnの範囲を決定するの
がより好ましいと言える(後述する用途ごとの説明にお
いてこれらの用途に応じた最適なnの範囲を例示す
る)。なお、nが2以上の場合には、AOで表されるオ
キシアルキレン基の種類は1種類または2種類以上であ
ってもよく、該オキシアルキレン基が2種類以上の場合
には、各種オキシアルキレン基が全体で平均n個あるも
のとする。
【0020】さらに、本発明の潤滑剤では、上記一般式
(1)で表される高級第2級アルコールアルコキシレー
トにおいて、R1 がメチル基である高級第2級アルコー
ルアルコキシレート(X)30〜90mol%、好まし
くは40〜80mol%と、R1 が炭素原子数が2以上
のアルキル基である高級第2級アルコールアルコキシレ
ート(Y)70〜10mol%、好ましくは60〜20
mol%とからなる構成比率で含まれていることを要件
とする。これは、高級第2級アルコールアルコキシレー
ト(X)の割合が90mol%を超えると、高級第2級
アルコールアルコキシレート(I)全体の流動点が高く
なり、潤滑性能が低下し、これを含む潤滑剤の特性も低
下するため好ましくない。これに対して、高級第2級ア
ルコールアルコキシレート(X)の割合が30mol%
未満であると、製法上、潤滑性能を低下させる不純物が
混入したり、また反応時間が長く生産性が低いため、製
造コストが高くなり、経済的に有利とはならない。
【0021】本発明の潤滑剤に含まれる上記高級第2級
アルコールアルコキシレート(I)は、例えば、以下の
反応によって合成することができる。
【0022】すなわち、炭素原子数8〜30の長鎖オレ
フィンと(ポリ)アルキレングリコールを酸触媒の存在
下で反応させ、その生成物を蒸留、抽出、その他の方法
により分離することにより製造される。
【0023】ここで、高級第2級アルコールアルコキシ
レートを得るために原料として用いられる長鎖オレフィ
ンは、エチレン系不飽和結合を有する炭素原子数8〜3
0の炭化水素であることが必須であり、エチレン系不飽
和結合を有する炭素原子数10〜20の非環式炭化水素
であることが好ましい。長鎖オレフィンの具体的として
は、オクテン、デセン、ドデセン、テトラデセン、ヘキ
サデセン、オクタデセン、エイコセン、ドコセン、テト
ラコセン、ヘキサコセン、オクタコセン、及びトリアコ
セン、例えば、1−デセン、2−デセン、1−ドデセ
ン、2−ドデセン、3−ドデセン、4−ドデセン、5−
ドデセン、1−テトラデセン、2−テトラデセン、及び
1−ヘキサデセンなどが挙げられる。これらのうち、低
温流動性、潤滑性、摩擦低減性、相溶性、離型性、界面
活性能の観点から、デセン、ドデセン、テトラデセン、
ヘキサデセン、オクタデセンおよびエイコセンが好まし
いといえる。また、これらは、単独で用いてもよく、あ
るいは2種以上の混合物の形態で用いてもよい。
【0024】また、これらの長鎖オレフィンは、その不
飽和結合の位置がα位であるものでも、インナー位であ
るものでも、あるいはα位であるもの及びインナー位で
あるものの混合物であってもよく、特に制限なく用いる
ことができる。もちろん、不飽和結合の位置を異にする
これらの長鎖オレフィンの2種以上を併用することもで
きる。
【0025】上記高級第2級アルコールアルコキシレー
ト(I)を得るために原料として用いられる(ポリ)ア
ルキレングリコールの具体例としては、モノエチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、モノプロピレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、1,3−プロパンジ
オール、1,2−ブタンジオール、2,3−ブタンジオ
ール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、1,4−シクロヘキサンメタンジオールなどが挙
げられる。これらのうち、反応性、収率、得られる高級
第2級アルコールアルコキシレートの潤滑性能の観点か
ら、モノエチレングリコール、モノプロピレングリコー
ル、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオー
ル、2,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール
が好ましいといえる。これらは、単独で用いてもよく、
あるいは2種以上の混合物の形態で用いてもよい。
【0026】ここで、上記長鎖オレフィンに対する上記
(ポリ)アルキレングリコールのモル比は、特に制限さ
れないが、好ましくは0.05〜20、より好ましくは
0.1〜10である。当該モル比が0.05未満の場合
には、高級第2級アルコールアルコキシレートの収率が
低下し、他方、20を超える場合には、反応器の容積が
大きくなり、経済的でないなど好ましくない。また、上
記長鎖オレフィンの不飽和結合に、上記(ポリ)アルキ
レングリコールを付加させる反応条件としては、反応温
度が、通常50〜250℃、好ましくは100〜200
℃であり、反応圧力は、減圧、常圧または加圧のいずれ
でもよいが、常圧〜20kg/cm2 の範囲が望まし
い。上記反応温度が50℃未満の場合には、反応速度が
遅くなりすぎ、他方、250℃を超える場合には、長鎖
オレフィンの重合、(ポリ)アルキレングリコールの分
解、縮重合等が起こり選択率が低下するなど好ましくな
い。
【0027】この長鎖オレフィンと(ポリ)アルキレン
グリコールの反応に用いる酸触媒の具体例としては、強
酸性イオン交換樹脂、BEA型ゼオライト等の結晶性ア
ルミノシリケート、ドデシルベンゼンスルホン酸などが
挙げられるが、反応性からみて、好ましくは、結晶性ア
ルミノシリケートであり、なかでも特に、BEA型ゼオ
ライトが望ましい。
【0028】また、該酸触媒量としては、上記長鎖オレ
フィンに対し、1〜50重量%、好ましくは2〜30重
量%である。該触媒量が1重量%未満の場合には、十分
な触媒能が得られず付加反応が促進できない。他方、5
0重量%を越える場合には、さらなる添加に見合うだけ
の効果が得られず不経済となるなど好ましくない。
【0029】本発明の潤滑剤に含まれる高級第2級アル
コールアルコキシレートとしては、上記したように炭素
原子数8〜30の長鎖オレフィンと(ポリ)アルキレン
グリコールとの反応により得られた生成物(I-a)の
ほかに、当該生成物(I-a)にさらにエチレンオキサ
イド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、ス
チレンオキサイドなどのアルキレンオキサイドを付加し
たものであってもかまわない。この生成物(I-a)に
アルキレンオキサイドを付加した高級第2級アルコール
アルコキシレート(I-b)は、例えば、上記生成物
(I-a)にアルカリ触媒の存在下でアルキレンオキサ
イドを付加することにより得られる。
【0030】ここで、上記生成物の高級第2級アルコー
ルアルコキシレート(I-a)に対するアルキレンオキ
サイドの付加モル数は、特に限定されないが、好ましく
は1〜299、より好ましくは1〜199である。アル
キレンオキサイドの付加モル数が299を超える場合に
は、高級第2級アルコールアルコキシレート(I-b)
を表した上記一般式(1)でのAOの付加モル数nが、
上記に規定する範囲を超えるため、所望の潤滑性能が得
られず好ましくない。
【0031】また、上記生成物(I-a)にさらにアル
キレンオキサイドを付加する反応条件としては、反応温
度が、通常50〜250℃、好ましくは100〜200
℃であり、反応圧力は、常圧または加圧のいずれでもよ
いが、常圧〜20kg/cm 2 の範囲が望ましい。上記
反応温度が50℃未満の場合には、反応速度が遅くな
り、他方、250℃を越える場合には、分解および副生
成物の増加が起こるなど好ましくない。
【0032】また、上記アルカリ触媒としては、アルカ
リ金属またはアルカリ土類金属に属する元素の水酸化
物、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化リチウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、
水酸化バリウムなどが挙げられる。入手のし易さおよび
反応性からみて、好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化
カリウムなどである。これらは、粉末でも、顆粒状で
も、さらには水溶液として添加し、脱水を行ってもよ
い。該アルカリ触媒の使用量としては、原料のアルコキ
シレートに対し、0.01〜2.0重量%、好ましくは
0.02〜0.5重量%がよい。
【0033】このように本発明の潤滑剤に含まれる高級
第2級アルコールアルコキシレートは、上記製造方法に
より得られる高級第2級アルコールアルコキシレート
(I-a)および/または(I-b)としてとらえること
もできる。したがって、本発明の潤滑剤はまた、長鎖オ
レフィンの2重結合に、(ポリ)アルキレングリコール
を付加して得られた高級第2級アルコールアルコキシレ
ート(I-a)および/またはさらにアルキレンオキサ
イドを付加して得られた高級第2級アルコールアルコキ
シレート(I-b)を含むことを特徴とするものであ
る、とすることもできる。すなわち、こうした製造工程
を経て得られる高級第2級アルコールアルコキシレート
は、上記一般式(1)で表され、かつ式中のR1 がメチ
ル基である高級第2級アルコールアルコキシレート
(X)と、式中のR1 が2以上のアルキル基である高級
第2級アルコールアルコキシレート(Y)との構成比率
が、上記に規定する割合であるため、製造後に、これら
の構成比率を調整するなどの煩わしい操作を行わなくて
もよい。ただし、上記に規定する、いわゆる方法的記載
の発明による本発明の潤滑剤では、必ずしも上記に規定
するような構成比率を有することがその要件ではなく、
上記の方法的記載の発明に示す構成要件を満足するもの
であれば、その発明の技術的範囲に含まれるものであ
る。
【0034】次に、本発明の潤滑剤には、上記高級第2
級アルコールアルコキシレート以外にも、必要に応じ
て、鉱油(石油系潤滑油)や合成油(合成潤滑油)など
の従来既知の潤滑剤と適当な割合で混合してもよい。こ
こで、従来公知の鉱油は、石油から作られる潤滑油であ
って、パラフィン系、芳香族系、脂環式系(ナフテン
系)成分の組成によってその物理的性状及び性能は大き
く左右されるが、基本的には炭化水素分子の複雑な混合
物であり、これらの成分は分子量が250程度の低粘度
のものから、分子量が1000程度の非常に高粘度のも
のまである。また、合成油(合成潤滑油)には、例え
ば、ポリ−α−オレフィン、ポリブテンなどのポリオレ
フィン系;ジメチルシリコーンなどのシリコーン系、ペ
ンタエリスリトールエステル、トリメチロールプロパン
エステルなどのポリオールエステル系;ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコールなどのポリアルキ
レングリコール系;テトラデシルシリケート、テトラオ
クチルシリケートなどのケイ酸エステル系;DIDA、
DOA、DOSなどのジエステル系、ポリフェニルエー
テルなどのポリフェニルエーテル系;プロピルフェニル
ホスフェート、TCPなどのリン酸エステル系;アルキ
ルベンゼンなどのアルキル芳香族系;2,4−ジシクロ
ヘキシル−2−メチルペンタンなどのアルキルナフテン
系;フッ化炭化水素などが挙げられる。
【0035】次に、本発明の潤滑剤には、さらに必要に
応じて、耐荷重添加剤、極圧剤、酸化防止剤、防錆剤、
清浄分散剤、流動点降下剤、粘度指数向上剤、消泡剤、
耐磨耗剤、ゲル化剤などの添加剤が含まれていてもよ
い。こうした添加剤の配合比率などに関しては、特に制
限されるものではなく、使用目的に応じて適宜その性能
を遺憾なく発揮できる程度に含まれていれば良い。具体
的には、酸化防止剤としては、例えば、ヒンダードフェ
ノール(2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾールな
ど)、芳香族アミン(フェニル−α−ナフチルアミンな
ど)などの連鎖停止剤、ジアルキルまたはジアリールジ
チオリン酸亜鉛、ジアルキルジチオカルバメート、硫黄
化合物(硫化テルペンなど)、ジアルキルセレナイドな
どの過酸化物分解剤、2,5−ジメルカプト−1,3,
4−チアジアゾール、ベンゾトリアゾールなどの金属不
活性化剤などが挙げられ、好ましくは0.01〜20重
量%の範囲で添加できる。清浄分散剤としては、例え
ば、石油スルホン酸、アルキルベンゼンスルホン酸、硫
化アルキルフェノール、アルキルホスホン酸、石油ナフ
テン酸、アルキルサリチル酸のアルカリ土類金属(C
a、Mg、Ba)、以上の中性・塩基性塩1モルに対し
10モル程度の炭酸塩微粒子を分散させて酸中和性を付
与したものなどの金属系清浄剤、ポリブテニルコハク酸
イミド、ポリブテニルヒドロキシベンジルアミン、イソ
ステアリン酸とポリアミンのアミドなどの無灰分散剤な
どが挙げられ、好ましくは0.5〜30重量%の範囲で
添加できる。極圧剤・磨耗防止剤としては、例えば、硫
化鯨脳油、ジベンジルジスルフィド、prefinポリ
スルフィドなどの硫黄系、リン酸トリクレシル、亜リン
酸トリブチル、亜リン酸ラウリルアミン塩などのリン
系、塩素化パラフィンなどの塩素系、ナフテン酸鉛、ジ
アルキルまたはジアリールジチオリン酸亜鉛などの有機
金属化合物、ホウ酸カリウム分散体などが挙げられ、好
ましくは0.5〜10重量%の範囲で添加できる。油性
剤・摩擦調整剤としては、脂肪酸(オレイン酸、ステア
リン酸など)、油脂(牛脂、豚脂など)、長鎖アルコー
ル(ラウリルアルコールなど)などの油性剤、ジアルキ
ルジチオリン酸モリブデン、多価アルコール半エステ
ル、アミン、アミド、硫化エステルなどの摩擦調整剤が
挙げられ、好ましくは0.1〜2.0重量%の範囲で添
加できる。粘度指数向上剤としては、例えば、ポリアル
キルメタクリレート(分子量1万〜100万)、分散型
ポリアルキルメタクリレート(N−ビニルピロリドンな
どの極性モノマーを共重合)、ポリイソブチレン(分子
量0.5万〜30万)、エチレン−プロピレン共重合体
(分子量2万〜10万)、スチレン−ジエン共重合体水
素化物(分子量2万〜10万)などが挙げられ、好まし
くは0.5〜30重量%の範囲で添加できる。流動点降
下剤としては、例えば、ポリアルキルメタクリレート
(粘度指数向上剤と共通)、塩素化パラフィン−ナフタ
レン縮合物、アルキル化ポリスチレンなどが挙げられ、
好ましくは0.1〜5.0重量%の範囲で添加できる。
【0036】また、本発明の潤滑剤は、その使用用途や
磨耗部分の形状、材質および荷重、速度、雰囲気などの
潤滑条件を考慮し、少なくとも(1)液体潤滑剤では使
用温度範囲で適正な粘度を有すること、グリースでは適
正なちゅう度を有すること、(2)用途に適した境界潤
滑性能を有すること、(3)熱、酸化等に対し安定なこ
と、(4)夾雑物を含まないこと、の条件を満足し、さ
らに従来よりそれぞれの用途で強く求められている性能
を満足し、より最適になるように選択することが重要で
あり、高級第2級アルコールアルコキシレートや添加剤
などの成分組成を調製すれば良い。すなわち、室温で流
動するものから、ナイフで切らなければならないような
れんがタイプのものまで多岐にわたって任意に調製する
ことができる。例えば、一般に冷却性あるいは耐火性が
重視される高速作業に適した油圧作動液、切削油剤、圧
延油剤などの金属加工油などでは、潤滑向上、防錆、加
湿のため、5%以上の添加剤を含んだ、水を約30%以
上含む水ベースの水溶液あるいはエマルションなどの水
性の液状の形態で使用されることもあり、また擦傷が制
約となる比較的低速の切削作業に適した切削油などで
は、硫黄と塩素極圧添加剤を含んだ油状の形態で使用さ
れることもあり、圧延、引き延ばし、その他の成形に適
した金属加工油では、油−水エマルションの形態(上記
高級第2級アルコールアルコキシレートを含む金属加工
油基油を適当な界面活性剤で乳化させてエマルション型
としたものなど)、あるいは上記高級第2級アルコール
アルコキシレートを含む潤滑剤と従来既知の適当な固体
潤滑剤とをブレンドした油状の形態で使用されることも
ある。
【0037】また、本発明の潤滑剤は、使用用途により
上記高級第2級アルコールアルコキシレートの種類や構
成比率を適当に選択することで所望の特性(例えば、優
れた熱安定性、低温流動性、潤滑性、摩擦低減性、相溶
性、離型性、生分解性等)を発現させることができるた
め、鉱油のように100〜120℃になると急速に酸化
され、また−20〜−30℃になると粘度上昇とワック
ス分離により使用不可能となったり、生分解性がなく外
部に排出される用途に使用不可能となることもないとい
う利点を有する。
【0038】また、本発明の潤滑油は、従来、鉱油や合
成油の潤滑油が用いられていた極めて幅広い用途に好適
に利用できる。特に上記したように従来の潤滑油では不
十分で更なる改善が求められていた熱安定性、低温流動
性、潤滑性、摩擦低減性、相溶性、離型性、生分解性等
に優れた潤滑剤を欲する分野により好適に適用できる。
具体的には、2サイクル、4サイクルエンジン潤滑油な
どのエンジン油、ギヤー油、自動変速機油、ブレーキ油
などの自動車用潤滑油、システム油、シリンダー油、デ
ィーゼルエンジン油などの船舶用潤滑油;工業用ギヤー
油、軸受け油、タービン油などの機械用潤滑油、油圧作
動油、(空気)圧縮機油、すべり案内面用潤滑油、圧延
油、切削油、研削油、プレス加工油などの金属加工油、
冷凍機油、マシン油、電気絶縁油、熱処理油、錆止め油
などの工業用潤滑油;紡糸油、紡績油などの繊維加工用
潤滑剤;押出成型用滑剤や圧縮成型用離型剤などに用い
る樹脂成形用潤滑剤;などに好適に添加して使用するこ
とができるものである。
【0039】以上、本発明の潤滑剤をその構成要件に則
して説明したものであるが、さらに、これらの潤滑剤の
代表的なもの用途につき、これに求められる機能を満足
する最適な要件について、より詳細に説明する。
【0040】(1)エンジン油、機械油、冷凍機油、繊
維加工用潤滑剤、樹脂成形用潤滑剤 本発明の潤滑剤のうち、エンジン油、機械油、冷凍機
油、繊維加工用潤滑剤、樹脂成形用潤滑剤などに用いる
場合、良好な潤滑性能を得るには流体潤滑の維持が第一
であり、そのためには粘度が最も重要な因子である。か
かる潤滑剤の粘度は、40℃における動粘度により規定
され、該40℃における動粘度1〜30000mm2
s、好ましくは5〜20000mm2/sの範囲である
ことが望ましい。潤滑剤の40℃における動粘度が1m
2/s未満の場合には、潤滑性が不足し、一方、40
℃における動粘度が30000mm2/sを超える場合
には流動性が悪くなる。
【0041】したがって、これらの潤滑剤に適した高級
第2級アルコールアルコキシレートのアルキレンオキサ
イドの付加モル数(一般式(1)中のAOの付加モル数
n)は、1〜300である。該付加モル数nが300を
超える場合には、上記に規定する動粘度が得られず、流
体潤滑の維持が困難となるなど好ましくない。また、高
級第2級アルコールアルコキシレートの重量平均分子量
(MW)は、180〜20000、好ましくは200〜
10000である。また、これら高級第2級アルコール
アルコキシレートは、オキシエチレン基(以下、単にE
Oともいう)、オキシプロピレン基(以下、単にPOと
もいう)、オキシブチレン基(以下、単にBOともい
う)などのアルキレンオキシド単位(一般式(1)中の
AO)が1種類のみで構成されていてもよいほか、2種
類以上で構成されていてもよく、2種類以上で構成され
る場合には、2種類以上のオキシアルキレン基をランダ
ム共重合させたものでも、それぞれをブロック共重合さ
せたものでもよい。
【0042】これらの潤滑剤に適した高級第2級アルコ
ールアルコキシレートでは、一般式(1)中のAOにつ
いて、全般に、PO、BO単位の割合が増えると潤滑性
は良くなるが、生分解性が低下する。よって、鉱油や冷
凍機用冷媒などと相溶性を発現させるためにはPO、B
Oを共重合させたものを用いるのが好ましい。一方、E
O単位が増えると生分解性は良くなり、水溶性が向上す
る。
【0043】また、上記に規定した高級第2級アルコー
ルアルコキシレートの重量平均分子量やオキシアルキレ
ン基の付加モル数はその範囲内で、潤滑剤の用途、使用
目的に併せて適宜選択すればよい。ここで、重量平均分
子量を大きくする(一般式(1)中のAOの付加モル数
を増加する)と動粘度が増大することから、かかる関係
を考慮することで、重量平均分子量やオキシアルキレン
基の付加モル数を迅速に決定することができる。
【0044】また、これらの潤滑剤においては、上記高
級第2級アルコールアルコキシレートのほか、さらに必
要に応じて、従来既知の鉱油、ポリ−α−オレフィンな
どの合成油などと適当な割合に混合してもよい。
【0045】さらに、これらの潤滑剤においては、必要
に応じて、耐荷重添加剤、極圧剤、酸化防止剤、防錆
剤、清浄分散剤、流動性降下剤、粘度指数向上剤、消泡
剤などの従来既知の各種添加剤を適当な割合で配合する
ことができる。
【0046】(2)金属加工油 本発明の潤滑剤のうち、金属加工油などに用いる場合、
これらの潤滑剤に適した高級第2級アルコールアルコキ
シレートのアルキレンオキサイドの付加モル数(一般式
(1)中のAOの付加モル数n)は、1〜100、好ま
しくは1〜70である。該付加モル数nが100を超え
る場合には、流体潤滑を良好に維持するのが困難となる
など好ましくない。
【0047】特に、水溶性金属加工油として使用する場
合は、一般式(1)中のAOとしては、オキシエチレン
基(EO)の含有量が大きいほどよい。具体的には、オ
キシアルキレン基が2種類以上の場合、オキシエチレン
基の単位(含有量)は、オキシアルキレン基全体の50
%以上、好ましくは70%以上であることが望ましい。
この際のアルキレンオキサイドの付加モル数(一般式
(1)中のAOの付加モル数n)は、3〜100、好ま
しくは5〜70である。該付加モル数nが3未満の場合
には、水溶性が低下するなど好ましくなく、該付加モル
数nが100を超える場合には、流体潤滑を良好に維持
するのが困難となるなど好ましくない。
【0048】また、水で稀釈しない金属加工油や、疎水
性の金属加工油基油(これを適当な界面活性剤で乳化さ
せてエマルション型とすることもできる)として使用す
る場合は、一般式(1)中のAOとしては、オキシエチ
レン基(EO)の含有量が少ない、またはEOの付加モ
ル数の少ないもの、POやBOを付加したものがよい。
具体的には、オキシアルキレン基が2種類以上の場合、
オキシエチレン基の(EO)の単位は、オキシアルキレ
ン基全体の50%以下、好ましくは30%以下、EOの
付加モル数は10モル以下、好ましくは5モル以下であ
る。
【0049】こうした水で稀釈しない金属加工油や、疎
水性の金属加工油基油は、非水溶性の金属加工油剤とし
て特に好適である。
【0050】上記に本発明の潤滑剤の代表的な用途に用
いられる場合の好適な要件を示したが、本発明の潤滑剤
は、こられに示す用途以外にも、例えば、磁気記録材料
用潤滑剤や精密機器用潤滑剤、さらには、溶解性(相溶
性)や可塑性が高いので、インク、塗料等の潤滑剤、溶
剤、樹脂やプラスチックなどの可塑剤としても使用でき
る。
【0051】
【実施例】以下、本発明の潤滑剤を実施例により具体的
に説明する。
【0052】合成例1 1−ドデセン1680g、モノエチレングリコール18
60gおよびPQ社製BEA型ゼオライト(商品名CP
811E−22)206gを撹拌機および還流冷却器を
備えた5000mlのガラス製反応器に仕込み、窒素雰
囲気下、150℃で10時間反応させた。反応終了後、
反応液を室温まで冷却し、相分離した上層のドデセン層
を分離し、バッチ蒸留を行った。未反応の異性化したド
デセン(NMRによる分析結果ドデセン中の1−ドデセ
ンは7モル%であった)を留出させた後、減圧度3mm
Hgで135〜137℃の留分を276g回収した。こ
の留分は第2級ドデカノールモノエトキシレートであ
り、NMRによる分析から、R1がメチル基であるエト
キシレートの割合は70モル%であった。
【0053】合成例2 合成例1において1−ドデセンの代わりに1−テトラデ
セン1960gを用いた以外は合成例1と同様の方法に
より反応を行った。反応終了後、反応液を室温まで冷却
し、相分離した上層のテトラデセン層を分離し、バッチ
蒸留を行った。未反応の異性化したテトラデセン(NM
Rによる分析結果テトラデセン中の1−テトラデセンは
7モル%であった)を留出させた後、減圧度3mmHg
で155〜157℃の留分を306g回収した。この留
分は第2級テトラデカノールモノエトキシレートであ
り、NMRによる分析から、R1がメチル基であるエト
キシレートの割合は67モル%であった。
【0054】合成例3 合成例1において1−ドデセンの代わりに1−ヘキサデ
セン2240gを用いた以外は合成例1と同様の方法に
より反応を行った。反応終了後、反応液を室温まで冷却
し、相分離した上層のヘキサデセン層を分離し、バッチ
蒸留を行った。未反応の異性化したヘキサデセン(NM
Rによる分析結果ヘキサデセン中の1−ヘキサデセンは
6モル%であった)を留出させた後、減圧度2mmHg
で170〜172℃の留分を314g回収した。この留
分は第2級ヘキサデカノールモノエトキシレートであ
り、NMRによる分析から、R1がメチル基であるエト
キシレートの割合は68モル%であった。
【0055】合成例4 1−ドデセン1680g、モノプロピレングリコール2
280gおよびPQ社製BEA型ゼオライト(商品名C
P811E−22)254gを撹拌機および還流冷却器
を備えた5000mlのガラス製反応器に仕込み、窒素
雰囲気下、150℃で10時間反応させた。反応終了
後、反応液を室温まで冷却し、相分離した上層のドデセ
ン層を分離し、バッチ蒸留を行った。未反応の異性化し
たドデセン(NMRによる分析結果ドデセン中の1−ド
デセンは7モル%であった)を留出させた後、減圧度3
mmHgで140〜142℃の留分を240g回収し
た。この留分は第2級ドデカノールモノプロポキシレー
トであり、NMRによる分析から、R1がメチル基であ
るプロポキシレートの割合は80モル%であった。
【0056】合成例5 合成例1の第2級ドデカノールモノエトキシレート5
0.0g、水酸化カリウム0.15gを500mlの撹
拌式ステンレス製オートクレーブに仕込み、窒素置換し
た後、110℃に昇温し50mmHgで1時間脱水し
た。次いで150℃に昇温しエチレンオキサイド57.
4gを3時間で導入し、その後さらに1時間150℃で
保持した。反応終了後冷却し、内部ガスをパージし、第
2級ドデカノールポリエトキシレートを得た。このポリ
エトキシレートにおけるエチレンオキサイドの付加モル
数は平均で7モル(合成例1で付加したエチレングリコ
ールもエチレンオキサイド付加モルとして含める。以下
同様)である。
【0057】合成例6 合成例5と同様の要領で、合成例2の第2級テトラデカ
ノールモノエトキシレート50.0gにエチレンオキサ
イド59.7gを付加した第2級テトラカノールポリエ
トキシレートを得た。このポリエトキシレートにおける
エチレンオキサイドの付加モル数は平均で8モルであ
る。
【0058】合成例7 合成例5と同様の要領で、合成例3の第2級ヘキサデカ
ノールモノエトキシレート50.0gにエチレンオキサ
イド15.4gを付加した第2ヘキサデカノールポリエ
トキシレートを得た。このポリエトキシレートにおける
エチレンオキサイドの付加モル数は平均で3モルであ
る。
【0059】合成例8 合成例1の第2級ドデカノールモノエトキシレート5
0.0g、水酸化カリウム0.15gを500mlの撹
拌式ステンレス製オートクレーブに仕込み、窒素置換し
た後、110℃に昇温し50mmHgで1時間脱水し
た。次いで150℃に昇温しエチレンオキサイド38.
2gを3時間で導入し、その後さらに1時間150℃で
保持した。次いで温度を120℃まで冷却し、プロピレ
ンオキサイド126.1gを3時間で導入し、その後さ
らに1時間で保持した。反応終了後冷却し、内部ガスを
パージし、第2級ドデカノールポリアルコキシレートを
得た。このポリアルコキシレートにおけるエチレンオキ
サイドの付加モル数は平均で5モル、プロピレンオキサ
イドの付加モル数は平均で10モルである。
【0060】合成例9 合成例8と同様の要領で、合成例3の第2級ヘキサデカ
ノールモノエトキシレート50.0gに150℃でエチ
レンオキサイド30.8g、120℃でプロピレンオキ
サイド101.4g、さらに150℃でエチレンオキサ
イド38.4gを付加させた第2級ヘキサデカノールポ
リアルコキシレートを得た。このポリアルコキシレート
は、アルキレンオキシドの平均付加モル数で、エチレン
オキシド5モル、プロピレンオキシド10モル、エチレ
ンオキシド5モルなからなるブロック共重合体である。
【0061】合成例10 合成例8と同様の要領で、合成例4の第2級ドデカノー
ルモノプロポキシレート50.0gに120℃でプロピ
レンオキサイド106.9gを付加させた第2級ドデカ
ノールポリプロポキシレートを得た。このポリプロポキ
シレートにおけるプロピレンオキサイドの付加モル数は
平均で10モルである。
【0062】合成例11 合成例8と同様の要領で、合成例4の第2級ドデカノー
ルモノプロポキシレート50.0gに120℃でプロピ
レンオキサイド106.9g、次いで150℃でエチレ
ンオキサイド45.1gを付加させた第2級ドデカノー
ルポリアルコキシレートを得た。このポリアルコキシレ
ートにおけるプロピレンオキサイドの付加モル数は平均
で10モル、エチレンオキサイドの付加モル数は平均で
5モルである。
【0063】実施例1〜11 合成例1〜11で得られた化合物に関して、流動点、4
0℃における動粘度、摩擦係数、生分解度を評価した。
【0064】結果を表1に示す。
【0065】<評価方法> ・流動点:JIS K−2269に準拠 ・動粘度:JIS K−2283に準拠 ・摩擦係数:振り子型摩擦試験機 ・生分解度:MITI法に準拠(25℃、14日間)。
【0066】比較例1〜2 PPG(ポリプロピレングリコール、平均分子量100
0)および鉱物油を比較潤滑剤として評価した。
【0067】結果を表1に示す。
【0068】
【表1】
【0069】
【発明の効果】本発明に係る潤滑剤は、熱安定性、低温
流動性、潤滑性、摩擦低減性、相溶性、離型性などに優
れ、さらには生分解性に優れ、アルキレンオキサイドの
種類や付加モル数を変化させて動粘度をコントロールす
ることで、エンジン油、機械用潤滑油、油圧作動油、圧
縮機械油、冷凍機油、金属加工油、繊維加工用潤滑剤、
滑剤や離型剤などの分野に広く適用できる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10M 145/28 C10M 145/28 D06M 13/18 D06M 13/18 15/53 15/53 // B22C 3/00 B22C 3/00 C C10N 30:00 30:02 30:06 30:08 40:08 40:20 40:25 40:30 40:36 (72)発明者 常木 英昭 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内 Fターム(参考) 4E092 AA23 DA03 GA01 4F202 CA09 CB01 CM43 4G015 HA02 4H104 BB08A BB08C BB44A BB44C CB14A CB14C LA01 LA03 LA04 LA20 PA01 PA05 PA20 PA21 PA41 PA48 PA50 4L033 AC09 CA48

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 [式中、R1 、R2 はアルキル基であって、R1 の炭素
    原子数とR2 の炭素原子数の合計が7〜29で、かつR
    2 の炭素原子数はR1 の炭素原子数以上(R1 の炭素原
    子数≦R2 の炭素原子数)であり、Aは低級アルキレン
    基を表し、nは平均で1〜300である。ただし、nが
    2以上の場合には、AOで表されるオキシアルキレン基
    の種類は1種類または2種類以上であってもよく、該オ
    キシアルキレン基が2種類以上の場合には、各種オキシ
    アルキレン基が全体で平均n個あることを示す。]で表
    される高級第2級アルコールアルコキシレートであっ
    て、 R1 がメチル基である高級第2級アルコールアルコキシ
    レート(X)30〜90mol%と、 R1 が炭素原子数が2以上のアルキル基である高級第2
    級アルコールアルコキシレート(Y)70〜10mol
    %と、からなる高級第2級アルコールアルコキシレート
    を含むことを特徴とする潤滑剤。
  2. 【請求項2】 長鎖オレフィンの2重結合に、(ポリ)
    アルキレングリコールを付加して得られた高級第2級ア
    ルコールアルコキシレートおよび/またはさらにアルキ
    レンオキサイドを付加して得られた高級第2級アルコー
    ルアルコキシレートを含むことを特徴とする潤滑剤。
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