JP2000319483A - グラフト化ポリカーボネート樹脂とその製造方法 - Google Patents

グラフト化ポリカーボネート樹脂とその製造方法

Info

Publication number
JP2000319483A
JP2000319483A JP11130764A JP13076499A JP2000319483A JP 2000319483 A JP2000319483 A JP 2000319483A JP 11130764 A JP11130764 A JP 11130764A JP 13076499 A JP13076499 A JP 13076499A JP 2000319483 A JP2000319483 A JP 2000319483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polycarbonate resin
plasticizer
producing
molecular weight
grafted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11130764A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirosuke Kawabata
裕輔 川端
Katsuyuki Tanaka
克幸 田中
Hiroshi Awaji
弘 淡路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP11130764A priority Critical patent/JP2000319483A/ja
Publication of JP2000319483A publication Critical patent/JP2000319483A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】光学用透明材料として、ポリカーボネート樹脂
の複屈折を低減する方法として、ラジカル重合性不飽和
末端基を有する芳香族ポリカーボネートとビニル系モノ
マーとをグラフト重合させる方法が開示されているが、
ラジカル重合性不飽和末端基を導入する工程が必要など
の理由から製造コストが高いという問題が有る。 【解決手段】ラジカル反応性のメチレン基、メチン基を
有する安価なポリカーボネート樹脂にビニルモノマーを
グラフト重合させる製造方法において、ポリカーボネー
ト樹脂と可塑剤を溶融混練した生成物とビニル系モノマ
ーと開始剤をさらに溶融混練することにより、光学材料
として有用な低複屈折で低光弾性係数を有し、さらには
安価で工業的に有利な方法で製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラフト化ポリカ
ーボネート樹脂とその製造方法に関し、更に詳しくは、
ラジカル反応性のメチレン基、メチン基を有する芳香族
ポリカーボネート樹脂とビニルモノマーとをグラフト重
合させて得られる、透明性、低複屈折性、耐熱性、耐湿
性、製膜性にすぐれたポリカーボネート樹脂およびその
製造方法に関するものである。本発明のポリカーボネー
ト樹脂は光学用フィルムまたはシート、偏光板用保護フ
ィルム、液晶表示用フィルム、液晶表示用基板、光ディ
スク、光学用レンズなどに有用である。
【0002】
【従来の技術】従来、光学用透明材料としては、アクリ
ル樹脂が透明性、流動性、低複屈折性に優れていること
から広く使用されている。しかし、アクリル樹脂は実用
上耐熱性が約100℃と低いだけでなく、高い吸水率の
ために水分によりそりを生じやすいという欠点がある。
上記の欠点を解決するため低分子量のポリカーボネート
樹脂を光学材料として用いることが検討されているが、
未だ複屈折が大きいといったポリカーボネート樹脂特有
の問題が解決されていない。
【0003】ポリカーボネート樹脂の複屈折を低減する
方法として、ラジカル重合性不飽和末端基を有する芳香
族ポリカーボネートとビニル系モノマーとをグラフト重
合させる方法(特開平6−41258,特開昭63−1
5822、特開昭63−196612)が開示されてい
るが、ラジカル重合性不飽和末端基を導入する工程が必
要などの理由から製造コストが高いという問題が有る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ラジカル反
応性のメチレン基、メチン基を有する安価なポリカーボ
ネート樹脂を用いて、光学材料として有用な低複屈折で
低光弾性係数を有するグラフト化ポリカーボネート樹脂
を安価で工業的に有利な方法で製造する方法を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる課
題を解決すべく鋭意検討した結果、ラジカル反応性のメ
チレン基、メチン基を有する安価なポリカーボネート樹
脂にビニルモノマーをグラフト重合させる製造方法にお
いて、ポリカーボネート樹脂と可塑剤を溶融混練した生
成物とビニル系モノマーと開始剤をさらに溶融混練する
ことにより、光学材料として有用な低複屈折で低光弾性
係数を有し、さらには安価で工業的に有利な方法で製造
する方法を見いだし本発明の完成に至った。
【0006】即ち、本発明の第1は、芳香族ポリカーボ
ネートと可塑剤の溶融混練品、ビニル系モノマー、ラジ
カル重合開始剤を溶融混練することを特徴とするグラフ
ト化ポリカーボネート樹脂の製造方法を内容とする(請
求項1)。
【0007】本発明の第2は、前記芳香族ポリカーボネ
ートが、下記一般式(1)
【0008】
【化3】 (式中、R1、R2、R3およびR4は同一もしくは異な
り、水素原子またはメチル基を表し、Xは炭素数5〜1
0のシクロアルキレン基または炭素数7〜15のアラア
ルキレン基である。) および下記一般式(2)
【0009】
【化4】 (式中、R1、R2、R3およびR4は同一もしくは異な
り、水素原子またはメチル基を表し、Yは炭素数1〜5
のアルキレン基または炭素数7〜15のアラアルキレン
基である。)で表される繰り返し単位からなり、かつ一
般式(1)で表される繰り返し単位が20〜100モル
%、一般式(2)で表される繰り返し単位が80〜0モ
ル%であることを特徴とする、請求項1記載のグラフト
化ポリカーボネート樹脂の製造方法を内容とする(請求
項2)。
【0010】本発明の第3は、前記可塑剤が、有機系単
量体化合物であることを特徴とする、請求項1又は2記
載のグラフト化ポリカーボネート樹脂の製造方法を内容
とする(請求項3)。
【0011】本発明の第4は、前記可塑剤が、フタル酸
エステル、リン酸エステル、脂肪族一塩基酸エステル、
脂肪族二塩基酸エステル、二価アルコールエステル、オ
キシ酸エステルであることを特徴とする、請求項1又は
2記載のグラフト化ポリカーボネート樹脂の製造方法を
内容とする(請求項4)。
【0012】本発明の第5は、前記可塑剤が、フタル酸
ジメチル、フタル酸ジエチル、リン酸トリフェニルであ
ることを特徴とする、請求項1又は2記載のグラフト化
ポリカーボネート樹脂の製造方法を内容とする(請求項
5)。
【0013】本発明の第6は、前記可塑剤が、フタル酸
ジエチルであることを特徴とする、請求項1又は2記載
のグラフト化ポリカーボネート樹脂の製造方法を内容と
する(請求項6)。
【0014】本発明の第7は、前記可塑剤が、低分子量
ポリマーであることを特徴とする、請求項1又は2記載
のグラフト化ポリカーボネート樹脂の製造方法を内容と
する(請求項7)。
【0015】本発明の第8は、前記可塑剤が、数平均分
子量200〜10000の低分子量ポリマーであること
を特徴とする、請求項1又は2記載のグラフト化ポリカ
ーボネート樹脂の製造方法を内容とする(請求項8)。
【0016】本発明の第9は、前記可塑剤が、数平均分
子量200〜10000の低分子量ポリスチレンである
ことを特徴とする、請求項1又は2記載のグラフト化ポ
リカーボネート樹脂の製造方法を内容とする(請求項
9)。
【0017】本発明の第10は、前記ビニル系モノマー
が、ビニル芳香族化合物、アクリル酸エステル、メタク
リル酸エステル、マレイン酸エステル、N−置換マレイ
ミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリルからなる
群から選ばれる1種または2種以上であることを特徴と
する、請求項1〜9のいずれかに記載のグラフト化ポリ
カーボネート樹脂の製造方法を内容とする(請求項1
0)。
【0018】本発明の第11は、前記ビニル系モノマー
が、スチレンであることを特徴とする、請求項1〜9の
いずれかに記載のグラフト化ポリカーボネート樹脂の製
造方法を内容とする(請求項11)。
【0019】本発明の第12は、フィルムに加工した場
合の相対光弾性係数(ポリカーボネートを100とする
光弾性係数の相対値)が55以下となる、可塑剤を含有
することを特徴とするグラフト化ポリカーボネート樹脂
を内容とする(請求項12)。
【0020】本発明の第13は、請求項1〜11のいず
れかに記載の方法で製造した請求項12記載のグラフト
化ポリカーボネート樹脂を内容とする(請求項13)。
【0021】
【発明の実施の形態】通常、溶融混練重合法によるポリ
カーボネートのグラフト化としては、ポリカーボネート
に、ビニル系モノマーとラジカル重合開始剤を加えて、
ラジカル重合開始剤の分解が進行しない温度において、
あらかじめ混合しておいた後、ラジカル重合開始剤の分
解が進行する温度において溶融混練する。この方法を用
いても、グラフト化ポリカーボネートを得ることができ
るが、原料であるポリカーボネートを溶融混練させる温
度が非常に高いためにラジカル重合開始剤の寿命が短
く、グラフト量が上がらないという問題がある。
【0022】原料であるポリカーボネートと可塑剤を混
合し、溶融混練することにより得られる溶融混練品は、
原料であるポリカーボネートよりガラス転移点を低下さ
せることができる。さらに、この溶融混練品とビニル系
モノマーとラジカル重合開始剤を加えて、ラジカル重合
開始剤の分解が進行しない温度において、あらかじめ混
合しておいた後、ラジカル重合開始剤の分解が進行する
温度において溶融混練することによって、グラフト量が
向上したグラフト化ポリカーボネートを得ることができ
る。
【0023】溶融混練を行う設備は特に限定はされない
が、例えば、一軸混練押し出し機、二軸混練押し出し機
などが使用できる。
【0024】本発明で用いられる芳香族ポリカーボネー
トは、下記一般式(1)
【0025】
【化5】 (式中、R1、R2、R3およびR4は同一もしくは異な
り、水素原子またはメチル基を表し、Xは炭素数5〜1
0のシクロアルキレン基または炭素数7〜15のアラア
ルキレン基である。) および下記一般式(2)
【0026】
【化6】 (式中、R1、R2、R3およびR4は同一もしくは異な
り、水素原子またはメチル基を表し、Yは炭素数1〜5
のアルキレン基または炭素数7〜15のアラアルキレン
基である。)で表される繰り返し単位とからなるポリカ
ーボネート樹脂である。
【0027】一般式(1)中のシクロアルキレン基とし
ては、1,1−シクロペンチレン、1,1−シクロヘキ
シレン、1,1−(3,3,5−トリメチル)シクロヘ
キシレン、ノルボルナン−2,2−ジイル、トリシクロ
[5.2.1.02,6]デカン−8,8‘−ジイルなど
が挙げられ、価格の点、原料の入手のし易さから1,1
−シクロヘキシレン、1,1−(3,3,5−トリメチ
ル)シクロヘキシレンが好適に用いられる。
【0028】一般式(1)中、アラアルキレン基として
は、フェニルメチレン、1,1−(1−フェニル)エチ
レンなどがあげられる。
【0029】一般式(2)中、アルキレン基としては、
メチレン、1,1−エチレン、2,2−プロピレン、
2,2−ブチレン、2,2−(4−メチル)ペンチレン
などが挙げられる。
【0030】一般式(2)中、アラアルキレン基として
は、フェニルメチレン、1,1−(1−フェニル)エチ
レンなどがあげられる。
【0031】本発明で用いられる芳香族ポリカーボネー
トにおいて、一般式(1)で示される繰り返し単位と、
一般式(2)で示される繰り返し単位の割合は特に制限
されないが、例えば前者を20〜100モル%、後者を
80〜0モル%とするポリカーボネートが優れた低複屈
折性と高い耐熱性を有する点で優れる。一般式(1)で
示される繰り返し単位が20モル%より少ない場合は耐
熱性に劣り、80モル%より多い場合はコストが高くな
るという問題がある。
【0032】本発明で用いられる芳香族ポリカーボネー
トの数平均分子量は、10000〜100000、好ま
しくは15000〜70000である。芳香族ポリカー
ボネートの数平均分子量が10000より小さい場合
は、機械特性や耐久性が劣り、100000より大きい
場合は、成形性に劣るという問題がある。
【0033】本発明で用いられる可塑剤は、有機系単量
体化合物であれば特に制限はされないが、例えば、フタ
ル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、
フタル酸ジヘプチル、フタル酸ジ−n−オクチル、フタ
ル酸ジ−2−エチルへキシル、フタル酸ジイソノニル、
フタル酸オクチルデシル、フタル酸ジイソデシル、フタ
ル酸ブチルベンジル、フタル酸ジシクロヘキシル、など
のフタル酸エステル類、リン酸トリブチル、リン酸トリ
−2−エチルへキシル、リン酸トリフェニル、リン酸ト
リクレシル、などのリン酸エステル類、オレイン酸ブチ
ル、グリセリンモノオレイン酸エステル、などの脂肪族
一塩基酸エステル、アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジ
−n−へキシル、アジピン酸ジ−2−エチルへキシル、
アジピン酸アルキル610、アゼライン酸ジ−2−エチ
ルへキシル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジ−2−
エチルへキシル、などの脂肪族二塩基酸エステル類、ジ
エチレングリコールジベンゾエート、トリエチレングリ
コールジ−2−エチルブチラート、などの二価アルコー
ルエステル類、アセチルリシノール酸メチル、アセチル
リシノール酸ブチル、ブチルフタリルブチルグリコレー
ト、アセチルクエン酸トリブチル、などのオキシ酸エス
テル、塩素化パラフィン、ジノニルナフタレン、o−お
よびp−トルエンスルホンエチルアミド、ショウ脳、ア
ビエチン酸メチルなどがあげられる。これらの中で、フ
タル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、リン酸トリフェニ
ルが特に好ましく、特にフタル酸ジエチルが好ましい。
本発明で用いられる可塑剤としては、低分子量ポリマー
も使用することができる。低分子量ポリマーの数平均分
子量としては、数平均分子量200〜10000が好ま
しい。分子量が200より小さい場合は、ビニル系モノ
マーのグラフト化の混練時に樹脂からのブリードアウト
したり、揮発したりすることがある。また、10000
より大きい場合は、樹脂の相溶性に問題が生じることが
ある。低分子量ポリマーとしては、上記の分子量を満足
すれば特に制限はされないが、熱可塑性樹脂の方が好ま
しく、特に低分子量ポリスチレンが光学特性上好まし
い。
【0034】尚、数平均分子量はゲルパーミエーション
クロマトグラフィー(GPC)法(ポリスチレンスタン
ダード)により測定できる。具体的にはWaters社
製600型GPCシステムを用いて、クロロホルムを移
動相とし、流速を1mL/min、カラム温度は40℃
にて測定し、ポリスチレンを標準試料とした数平均分子
量を算出できる。
【0035】本発明で可塑剤として用いられる低分子量
ポリマーとしては、特に光弾性係数や相溶性などの面か
ら低分子量ポリスチレンが望ましい。
【0036】本発明で用いられる可塑剤の使用量は、樹
脂100重量部に対し、1〜30重量部、好ましくは2
〜20重量部である。1重量部より少ない場合は、グラ
フト化のための溶融混練温度の低下効果が十分ではな
く、また30重量部より多い場合は耐熱性が悪化する。
【0037】本発明で用いられるビニル系モノマーとし
ては、特に限定はないが、例えば、メチル(メタ)アク
リレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、
t−ブチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)ア
クリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、な
どののビニル系単量体、スチレン、o−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、o−ブ
チルスチレン、p−ブチルスチレン、クロロスチレン、
ブロモスチレン、2,4−ジメチルスチレン、4−ヒド
ロキシスチレン、ビニルトルエン、などの芳香族炭化水
素系ビニル系単量体、アクリル酸、メタクリル酸、マレ
イン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、無水イタコン
酸、クロトン酸、フマル酸、シトラコン酸等のα,β−
エチレン性不飽和カルボン酸、スチレンスルホン酸、ビ
ニルスルホン酸、などの重合可能な炭素−炭素二重結合
を有する酸あるいは、それらの塩(アルカリ金属塩、ア
ンモニウム塩、アミン塩等)、無水マレイン酸、などの
酸無水物またはそれらと炭素数1〜20の直鎖または分
岐のアルコールとのハーフエステル、ジメチルアミノエ
チル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル
(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、などのアミノ基を有する(メタ)アクリ
レート;(メタ)アクリルアミド、α−エチル(メタ)
アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリル
アミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−メチル
アクリルアミド、アクリロイルモルホリンあるいは、そ
れらの塩酸、酢酸塩、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、安息香酸ビニル、ジアリルフタレート、などのビニ
ルエステルやアリルエステル化合物、(メタ)アクリロ
ニトリル、などのニトリル基含有ビニル系単量体、グリ
シジル(メタ)アクリレート、などのエポキシ基含有ビ
ニル系単量体、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、N−メチロール
(メタ)アクリルアミド、ヒドロキシスチレン、2−ヒ
ドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート(東亜
合成化学(株)製、商品名:アロニックスM−570
0)、PlaccelFA−1、PlaccelFA−
4、PlaccelFM−1、PlaccelFM−
4、などのε−カプロラクトン変性ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート類(以上、ダイセル化学(株)
製)、ブレンマーPPシリーズ、ブレンマーPEシリー
ズ、などのポリアルキレングリコールモノメタクリレー
ト類、ブレンマーPEPシリーズ、などのポリエチレン
グリコールポリプロピレングリコールモノメタクリレー
ト類、ブレンマーAP−400、ブレンマーAE−35
0、などのポリエチレングリコールモノアクリレート
類、ブレンマーNKH−5050(グリセロールモノメ
タクリレート)(以上、日本油脂(株)製)、などの水
酸基含有ビニル系変性ヒドロキシアルキルビニル系単量
体等の水酸基含有ビニル系単量体、(メタ)アクリル酸
のヒドロキシアルキルエステル類、などのα,β−エチ
レン性不飽和カルボン酸のヒドロキシアルキルエステル
類とリン酸エステル基含有ビニル系化合物あるいはウレ
タン結合やシロキサン結合を含む(メタ)アクリレート
等のビニル系化合物、AS−6、AN−6、AA−6、
AB−6、AK−5、などのメタクリロイル基含有マク
ロモノマー類(以上、東亜合成化学(株)製)、ビニル
メチルエーテル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、クロロ
プレン、プロピレン、ブタジエン、N−ビニルイミダゾ
ール、マレイン酸エステル、N−置換マレイミド、など
のその他のビニル系単量体等が挙げられる。これらの中
で、ビニル芳香族化合物、アクリル酸エステル、メタク
リル酸エステル、マレイン酸エステル、N−置換マレイ
ミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリルが好まし
く、特にスチレンが好ましい。
【0038】ビニル系モノマーの使用量は、ポリカーボ
ネート樹脂100重量部に対して5〜200重量部、好
ましくは10〜100重量部である。5重量部未満では
グラフト量が不足し、一方、200重量部を越えるとグ
ラフト量が飽和するとともにビニル系モノマーのホモポ
リマーが増大し不経済である。
【0039】本発明においては、ビニル系モノマーの分
子量調節剤を用いることができる。好適な分子量調節剤
としては、有機硫黄化合物が挙げられ、例えば、n−オ
クチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタンなどの
脂肪族メルカプタン、芳香族メルカプタン、チオグリコ
ール酸とそのエステル、エチレンチオグリコール酸とそ
のエステル、エチレンチオグリコール等をあげることが
できる。これらは単独または2種以上組み合わせて用い
られる。分子量調節剤の使用量は、ポリカーボネート樹
脂100重量部に対して0.001〜5重量部、好まし
くは0.01〜1重量部である。
【0040】ラジカル重合開始剤は、10時間半減期を
得るための分解温度が40〜170℃、好ましくは60
〜130℃のものである。
【0041】前記10時間半減期を得るための分解温度
とは、1L中にラジカル重合開始剤の0.05または
0.1mol/L濃度のトルエンまたはベンゼン溶液を
加熱し、10時間経過した時の分解率が50%となる温
度である。
【0042】ラジカル重合開始剤としては上記の条件を
満たせば特に限定されないが、例えば、ジイソプロピル
パーオキシジカーボネート、ジ−n−プロピルパーオキ
シジカーボネート、ジミリスチルパーオキシジカーボネ
ート、ジ(2−エトキシエチル)パーオキシジカーボネ
ート、ジ(メトキシイソプロピル)パーオキシジカーボ
ネート、ジ(2−エチルヘキシル)パーオキシジカーボ
ネート、t−ヘキシルパーオキシネオデカノエート、ジ
(3−メチル−3−メトキシブチル)パーオキシジカー
ボネート、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t
−ヘキシルパーオキシネオヘキサノエート、t−ブチル
パーオキシネオヘキサノエート、2,4−ジクロロベン
ゾイルパーオキシド、t−ヘキシルパーオキシピバレー
ト、t−ブチルパーオキシピバレート、3,5,5−ト
リメチルヘキサノイルパーオキシド、オクタノイルパー
オキシド、ラウロイルパーオキシド、クミルパーオキシ
オクトエート、アセチルパーオキシド、t−ブチルパー
オキシ−2−エチルヘキサノエート、m−トルオイルパ
ーオキシド、ベンゾイルパーオキシド、t−ブチルパー
オキシイソブチレート、1,1−ビス(t−ブチルパー
オキシ)−3,5,5−トリメチルシクロヘキサンなど
をあげることができる。ラジカル重合開始剤の使用量
は、ビニルモノマーに対して通常0.01〜5重量%、
好ましくは0.05〜1重量%である。0.01重量%
未満ではグラフト量が低くなり、一方、30重量%を越
えるとゲル分(架橋生成物)が増大し好ましくない。
【0043】以上、本発明に関わるグラフト化ポリカー
ボネート樹脂の製造方法について説明したが、これらの
方法によって製造されたグラフト化ポリカーボネート樹
脂を加工すれば得られるフィルムの相対光弾性係数(ポ
リカーボネート樹脂を100とする光弾性係数の相対
値)は55以下となり、光学用途に好適なフィルムを提
供することが可能となる。更に、従来の変性ポリカーボ
ネート樹脂を用いてフィルムを製造する場合には、加工
性を向上させる目的で可塑剤の添加が一般的に行われる
が、本発明により提供されたグラフト化ポリカーボネー
ト樹脂には既に可塑剤が含有されているためフィルム加
工時の添加量を少なくできる、もしくは添加を必要とし
ない。従って本発明におけるグラフト化ポリカーボネー
ト樹脂の製造方法は、安価で工業的に有利な方法を提供
するばかりではなく、上述した通り製造されるグラフト
化ポリカーボネート樹脂に対して良好な品質と良好な加
工性を付与する。
【0044】
【実施例】以下、本発明を実施例にて具体的に説明する
が、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
【0045】尚、フィルムの各物性値は、下記の方法に
より測定した。 1.厚み フィルムから10mm×150mmのサイズでMD、TD方
向それぞれ5枚の試験片を切り出した。温度20℃±2
℃、湿度60%±5%において、各試験片の5ヶ所をミ
ツトヨ製デジマティックインジケーターを用いて測定
し、その平均値をフィルムの厚みとした。 2.リターデション フィルムから10mm×150mmのサイズでMD、TD方
向それぞれ1枚の試験片を切り出した。温度20℃±2
℃、湿度60%±5%において、オーク製作所製、顕微
偏光分光光度計(波長515nm)を用いて、各試験片
について無加重の場合の消光位を測定し、次式よりリタ
ーデーション値を求めた。 リターデーション=(消光位−90)/180×515 3.光弾性係数 上記2における各試験片について、温度20℃±2℃、
湿度60%±5%において、オーク製作所製、顕微偏光
分光光度計(波長515nm)を用いて、無加重と50
0gの加重を架けた場合のリターデーションを測定し、
次式よりポリカーボネートを100とした時の相対光弾
性係数を算出した。 応力による複屈折変化=(応力下のリターデーション−
無応力下でのリターデーション)×(1/膜厚)×(1
/応力) 相対光弾性係数=(各樹脂の応力による複屈折変化/P
Cの応力による複屈折変化)×100 4.ガラス転移温度(Tg) フィルムから試験片を約7mgに切り出し、セイコー製
DSCを用いて、300℃まで20℃/minの昇温速
度で測定した。DSCプロファイルの変化点からガラス
転移温度を求めた。 5.全光線透過率とヘイズ フィルムから50mm×50mmのサイズで試験片を切り出
し、日本電色工業製濁度計300Aを用いて、温度20
℃±2℃、湿度60%±5%において測定した。 6.グラフト量の算出 得られたグラフト化ポリカーボネートのプロトンNMR
(重クロロホルム溶媒)を測定し、ポリスチレンの芳香
族プロトン(2プロトン分)に対しポリカーボネートと
ポリスチレンの芳香族プロトン(8プロトンおよび3プ
ロトン分、合計11プロトン分)からポリカーボネート
重量に対するポリスチレンのグラフト量を算出した。
【0046】(実施例1〜4) 下記の構造式(3)
【0047】
【化7】 を有するポリカーボネート樹脂(数平均分子量:175
00)とフタル酸ジエチルまたはスチレンオリゴマー
(数平均分子量2000)を表1に示す配合に従い、ド
ライブレンドした。
【0048】
【表1】 この混合物を東洋精機製プラストミルに加え、285℃
で3分混練(回転数50rpm)し、樹脂固体(a−1
〜a−4)を得た。これを粉砕し、スチレンモノマー
(和光純薬製)、2,5−ジメチル−2,5−ジ(te
rt−ブチルパーオキシ)ヘキサン(日本油脂製、パー
ヘキサ25B)を表2に示す配合に従い、ドライブレン
ドした。この混合物を再度プラストミルに加え、表2に
示した温度で3分間混練(回転数50rpm)し、生成
物を得た(b−1〜b−4)。フィルムは得られたグラ
フト化ポリカーボネートの塩化メチレン溶液(25重量
%)を調製し、流延法により作製した。得られたフィル
ムの物性値を表2に示す。
【0049】(実施例5,6) 下記の構造式(4)
【0050】
【化8】 を有するポリカーボネート樹脂(数平均分子量:270
00)とフタル酸ジエチルまたはスチレンオリゴマー
(数平均分子量2000)を表1に示す配合に従い、ド
ライブレンドした。この混合物を東洋精機製プラストミ
ルに加え、285℃で3分混練(回転数50rpm)
し、樹脂固体(a−5、a−6)を得た。これを粉砕
し、スチレンモノマー(和光純薬製)、2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン(日本油脂製、パーヘキサ25B)を表2に示す配合
に従い、ドライブレンドした。この混合物を再度プラス
トミルに加え、表2に示した温度で3分間混練(回転数
50rpm)し、生成物を得た(b−5、b−6)。フ
ィルムは得られたグラフト化ポリカーボネートの塩化メ
チレン溶液(25重量%)を調製し、流延法により作製
した。得られたフィルムの物性値を表2に示す。
【0051】
【表2】 (比較例1)ビスフェノールAとホスゲンからなるポリ
カーボネート樹脂(c−1)の塩化メチレン溶液(20
重量%)を調製し、流延法によりフィルムを作製した。
得られたフィルムの物性値を表3に示す。
【0052】(比較例2) 下記の構造式(3)
【0053】
【化9】 を有するポリカーボネート樹脂(数平均分子量:175
00)(c−2)の塩化メチレン溶液(25重量%)を
調製し、流延法によりフィルムを作製した。得られたフ
ィルムの物性値を表3に示す。
【0054】(比較例3) 下記の構造式(3)
【0055】
【化10】 を有するポリカーボネート樹脂(数平均分子量:175
00)100重量部、スチレンモノマー15重量部、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルパー
オキシ)ヘキサンを表1にドライブレンドした。この混
合物を東洋精機製プラストミルに加え、285℃で3分
混練(回転数50rpm)し、樹脂固体(c−3)を得
た。これの塩化メチレン溶液(25重量%)を調製し、
流延法により作製した。得られたフィルムの物性値を表
3に示す。
【0056】(比較例4) 下記の構造式(4)
【0057】
【化11】 を有するポリカーボネート樹脂(数平均分子量:270
00)(c−4)の塩化メチレン溶液(25重量%)を
調製し、流延法によりフィルムを作製した。得られたフ
ィルムの物性値を表3に示す。
【0058】
【表3】
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、低複屈折性、耐熱性、
耐湿性、製膜性にすぐれたグラフト化ポリカーボネート
樹脂を得ることができ、さらに、本発明は安価なポリカ
ーボネート樹脂を用いるので、工業的に有利にグラフト
化ポリカーボネート樹脂を製造することができる。
【0060】本発明のグラフト化ポリカーボネート樹脂
は、光学用フィルムまたはシート、偏光板用保護フィル
ム、液晶表示用フィルム、液晶表示用基板、光ディス
ク、光学用レンズなどに有用である。更に、従来の変性
ポリカーボネート樹脂を用いてフィルムを製造する場合
には、加工性を向上させる目的で可塑剤の添加が一般的
に行われるが、本発明により提供されたグラフト化ポリ
カーボネート樹脂には既に可塑剤が含有されているため
フィルム加工時の添加量を少なくできる、もしくは添加
を必要としない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 69/00 C08L 69/00 5D029 G02B 1/04 G02B 1/04 5/30 5/30 G11B 7/24 526 G11B 7/24 526G Fターム(参考) 2H049 BA02 BB27 BC22 4F071 AA04 AA22 AA33 AA34 AA35 AA36 AA50 AA77 AA81 AB29 AB31 AC10 AC15 AE04 AG36 AH19 BA02 BB02 BC01 4J002 BC032 CG001 EA047 EH006 EH077 EH107 EH146 ET007 EU027 EW046 FD022 FD026 FD207 GP00 4J026 AB17 BA05 BA06 BA08 BA22 BA25 BA27 BA30 BA31 BA32 BA34 BA35 BA36 BA38 DB05 DB13 DB22 DB32 4J029 AA09 AC02 AC05 AD01 AE03 AE04 AE05 BB12A BB12B BB13A BB13B BB16A BB16B BD08 BD09A BD09B HC05A 5D029 KA07 KC07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芳香族ポリカーボネートと可塑剤の溶融混
    練品、ビニル系モノマー、ラジカル重合開始剤を溶融混
    練することを特徴とするグラフト化ポリカーボネート樹
    脂の製造方法。
  2. 【請求項2】芳香族ポリカーボネートが、下記一般式
    (1) 【化1】 (式中、R1、R2、R3およびR4は同一もしくは異な
    り、水素原子またはメチル基を表し、Xは炭素数5〜1
    0のシクロアルキレン基または炭素数7〜15のアラア
    ルキレン基である。) および下記一般式(2) 【化2】 (式中、R1、R2、R3およびR4は同一もしくは異な
    り、水素原子またはメチル基を表し、Yは炭素数1〜5
    のアルキレン基または炭素数7〜15のアラアルキレン
    基である。)で表される繰り返し単位からなり、かつ一
    般式(1)で表される繰り返し単位が20〜100モル
    %、一般式(2)で表される繰り返し単位が80〜0モ
    ル%であることを特徴とする、請求項1記載のグラフト
    化ポリカーボネート樹脂の製造方法。
  3. 【請求項3】可塑剤が、有機系単量体化合物であること
    を特徴とする、請求項1又は2記載のグラフト化ポリカ
    ーボネート樹脂の製造方法。
  4. 【請求項4】可塑剤が、フタル酸エステル、リン酸エス
    テル、脂肪族一塩基酸エステル、脂肪族二塩基酸エステ
    ル、二価アルコールエステル、オキシ酸エステルである
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載のグラフト化ポ
    リカーボネート樹脂の製造方法。
  5. 【請求項5】可塑剤が、フタル酸ジメチル、フタル酸ジ
    エチル、リン酸トリフェニルであることを特徴とする、
    請求項1又は2記載のグラフト化ポリカーボネート樹脂
    の製造方法。
  6. 【請求項6】可塑剤が、フタル酸ジエチルであることを
    特徴とする、請求項1又は2記載のグラフト化ポリカー
    ボネート樹脂の製造方法。
  7. 【請求項7】可塑剤が、低分子量ポリマーであることを
    特徴とする、請求項1又は2記載のグラフト化ポリカー
    ボネート樹脂の製造方法。
  8. 【請求項8】可塑剤が、数平均分子量200〜1000
    0の低分子量ポリマーであることを特徴とする、請求項
    1又は2記載のグラフト化ポリカーボネート樹脂の製造
    方法。
  9. 【請求項9】可塑剤が、数平均分子量200〜1000
    0の低分子量ポリスチレンであることを特徴とする、請
    求項1又は2記載のグラフト化ポリカーボネート樹脂の
    製造方法。
  10. 【請求項10】ビニル系モノマーが、ビニル芳香族化合
    物、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、マレ
    イン酸エステル、N−置換マレイミド、アクリロニトリ
    ル、メタクリロニトリルからなる群から選ばれる1種ま
    たは2種以上であることを特徴とする、請求項1〜9の
    いずれかに記載のグラフト化ポリカーボネート樹脂の製
    造方法。
  11. 【請求項11】ビニル系モノマーが、スチレンであるこ
    とを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載のグラ
    フト化ポリカーボネート樹脂の製造方法。
  12. 【請求項12】フィルムに加工した場合の相対光弾性係
    数(ポリカーボネートを100とする光弾性係数の相対
    値)が55以下となる、可塑剤を含有することを特徴と
    するグラフト化ポリカーボネート樹脂。
  13. 【請求項13】請求項1〜11のいずれかに記載の方法
    で製造した請求項12記載のグラフト化ポリカーボネー
    ト樹脂。
JP11130764A 1999-05-12 1999-05-12 グラフト化ポリカーボネート樹脂とその製造方法 Pending JP2000319483A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11130764A JP2000319483A (ja) 1999-05-12 1999-05-12 グラフト化ポリカーボネート樹脂とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11130764A JP2000319483A (ja) 1999-05-12 1999-05-12 グラフト化ポリカーボネート樹脂とその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000319483A true JP2000319483A (ja) 2000-11-21

Family

ID=15042109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11130764A Pending JP2000319483A (ja) 1999-05-12 1999-05-12 グラフト化ポリカーボネート樹脂とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000319483A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013089092A1 (ja) * 2011-12-16 2013-06-20 リンテック株式会社 硬化性樹脂組成物、硬化性樹脂成形体、硬化樹脂成形体およびそれらの製造方法、並びに積層体
CN113880995A (zh) * 2020-07-01 2022-01-04 中国石油化工股份有限公司 一种改性聚碳酸酯及其制备方法和应用
CN114466877A (zh) * 2019-10-23 2022-05-10 三菱瓦斯化学株式会社 固化用树脂组合物、其固化方法和成型品

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013089092A1 (ja) * 2011-12-16 2013-06-20 リンテック株式会社 硬化性樹脂組成物、硬化性樹脂成形体、硬化樹脂成形体およびそれらの製造方法、並びに積層体
JPWO2013089092A1 (ja) * 2011-12-16 2015-04-27 リンテック株式会社 硬化性樹脂組成物、硬化性樹脂成形体、硬化樹脂成形体およびそれらの製造方法、並びに積層体
US9102833B2 (en) 2011-12-16 2015-08-11 Lintec Corporation Curable resin composition, curable resin molded body, cured resin molded body, method for producing each of same, and laminate body
CN114466877A (zh) * 2019-10-23 2022-05-10 三菱瓦斯化学株式会社 固化用树脂组合物、其固化方法和成型品
CN114466877B (zh) * 2019-10-23 2024-05-14 三菱瓦斯化学株式会社 固化用树脂组合物、其固化方法和成型品
CN113880995A (zh) * 2020-07-01 2022-01-04 中国石油化工股份有限公司 一种改性聚碳酸酯及其制备方法和应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1020461C (zh) 相容的共混聚合物
JP5666751B1 (ja) 光学樹脂材料および光学フィルム
WO2016139927A1 (ja) アクリル系樹脂組成物、その成形体及びフィルム
WO2014084178A1 (ja) フマル酸ジエステル-ケイ皮酸エステル系共重合体、その製造方法及びそれを用いたフィルム
JP6126201B2 (ja) ポリカーボネート配合物およびその製造方法
JP6177309B2 (ja) ポリカーボネート配合物製品およびその製造方法
JPWO2018212227A1 (ja) フィルム製造用ドープ、及びフィルムの製造方法
JP2006274118A (ja) 熱可塑性樹脂組成物およびそれからなる成形品、フィルムおよびシート
JP2000319483A (ja) グラフト化ポリカーボネート樹脂とその製造方法
JP2007169626A (ja) ゴム質含有共重合体、熱可塑性樹脂組成物、およびその製造方法
JPH0686497B2 (ja) スチレン系共重合体
JP4432551B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物、成形品およびフィルム
JP2009199044A (ja) 位相差フィルム
JP5308891B2 (ja) アクリル系重合体とその製造方法ならびにアクリル樹脂組成物、位相差フィルムおよび画像表示装置
WO2017188031A1 (ja) マレイミド系ブロック共重合体の製造方法
JP6040752B2 (ja) フマル酸ジイソプロピル−ケイ皮酸エステル−アクリレート共重合樹脂及びその製造方法
JPH0578570B2 (ja)
JP3305007B2 (ja) グラフト化ポリカーボネート樹脂の製造方法
JP2000313727A (ja) グラフト化ポリカーボネート樹脂の製造方法
JP7495941B2 (ja) コアシェル架橋ゴム粒子およびメタクリル樹脂組成物
JP3359724B2 (ja) グラフト化前駆体、及びグラフト化芳香族ポリカーボネート樹脂の製造方法
JP6680213B2 (ja) 樹脂組成物
JP3178029B2 (ja) 耐候性に優れるシ−ト
JP2002241570A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
WO2021020426A1 (ja) メタクリル樹脂組成物、樹脂改質剤、成形体およびフィルムならびにフィルムの製造方法