JP2000319338A - 重合体及びその製造方法 - Google Patents

重合体及びその製造方法

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JP2000319338A
JP2000319338A JP11131530A JP13153099A JP2000319338A JP 2000319338 A JP2000319338 A JP 2000319338A JP 11131530 A JP11131530 A JP 11131530A JP 13153099 A JP13153099 A JP 13153099A JP 2000319338 A JP2000319338 A JP 2000319338A
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carbon
carbon atoms
polymer
molecule
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English (en)
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Takeharu Morita
健晴 森田
Koichi Shibayama
晃一 柴山
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 柔軟性、相溶性に優れた新規重合体、及び、
その製造方法を提供する。 【解決手段】 繰り返し単位毎に少なくとも1つの炭素
間不飽和結合を有し、かつ、分子中に少なくとも1つの
エポキシ基を有することを特徴とする重合体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な重合体、及
び、その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】主鎖に二重結合を有する重合体は、柔軟
性に優れる樹脂に用いられることが知られている。特に
ポリブタジエンはガラス転移温度が非常に低く、架橋ゴ
ムや熱可塑性エラストマーのソフトセグメントとして自
動車材料をはじめ、様々な分野で用いられている。しか
し、ポリブタジエンはオレフィン樹脂以外の樹脂との相
溶性が低いため、他の樹脂の可とう性付与剤として使用
できる範囲が限定される。そのため、ポリブタジエンの
分子末端への官能基の導入が試みられている(Poly
bdR−45HT、Poly bdR−15HT(出
光石油化学社製))。しかし、公知のものは、官能基種
が水酸基等の少ない種類の官能基に限定される上、官能
基濃度が低いため、その効果は充分でない。
【0003】メタセシス重合によれば、重合体に二重結
合と官能基を導入することができるが、USP5728
917に開示されているようなアセトキシ基等の反応性
の低い官能基を有する重合体しか得られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、柔軟性、相溶性に優れた新規重合体、及び、その製
造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、繰り返し単位
毎に少なくとも1つの炭素間不飽和結合を有し、かつ、
分子中に少なくとも1つのエポキシ基を有する重合体で
ある。以下に、本発明を詳述する。
【0006】本発明の重合体は、繰り返し単位毎に少な
くとも1つの炭素間不飽和結合を有し、かつ、分子中に
少なくとも1つのエポキシ基を有する。上記エポキシ基
としては、主鎖及び側鎖のいずれでも、又は、双方に導
入されていてもよく、主鎖に直接導入されているもの
や、側鎖にアルキル鎖を介して導入されているものが挙
げられる。側鎖にエポキシ基が導入される場合、介在す
るアルキル鎖の炭素数は1〜10であるのが好ましい。
10を超えると、分子中に少なくとも1つのエポキシ基
及び炭素間不飽和結合を有する環状化合物を反応させる
場合、その反応性が低下する。
【0007】本発明の重合体は、ガラス転移温度又は融
点が0℃以下であるのが好ましい。ガラス転移温度又は
融点が0℃以下であれば、柔軟性が保持される。本発明
の重合体がガラス転移温度及び融点の両方を有する場合
は、ガラス転移温度及び融点が、共に0℃以下であるの
が好ましい。より好ましくは−20℃以下である。
【0008】本発明の重合体の製造方法は特に限定され
ず、例えば、本発明2の製造方法により製造することが
できる。即ち、本発明2は、本発明1の重合体を製造す
る重合体の製造方法であって、分子中に少なくとも1つ
のエポキシ基及び炭素間不飽和結合を有する環状化合物
を、メタセシス重合触媒を用いて重合させる重合体の製
造方法である。
【0009】上記分子中に少なくとも1つのエポキシ基
及び炭素間不飽和結合を有する環状化合物としては、分
子中に少なくとも1つの炭素間不飽和結合を有する環状
化合物にエポキシ基を導入することにより得られるもの
が挙げられる。エポキシ基を導入する方法としては、公
知の方法を用いることができ、例えば上記分子中に少な
くとも1つの炭素間不飽和結合を有する環状化合物をm
−クロロ過安息香酸と反応させることにより、エポキシ
基を導入することができる。
【0010】上記分子中に少なくとも1つの炭素間不飽
和結合を有する環状化合物としては、例えば、ノルボル
ネン、シクロブテン、ノルボルナジエン、シクロペンテ
ン、ジシクロペンタジエン、シクロヘプテン、シクロオ
クテン、7−オキサノルボルネン、7−オキサノルボル
ナジエン、シクロオクタジエン、シクロドデセン等が挙
げられる。これらは単独で用いられても、2種以上が併
用されてもよい。
【0011】また、上記分子中に少なくとも1つの炭素
間不飽和結合を有する環状化合物には、官能基が導入さ
れた誘導体も含まれ、これらをモノマーとして用いて重
合反応を行うことにより、本発明の重合体に官能基を導
入することができる。
【0012】上記メタセシス重合触媒としては、例え
ば、タングステン、レニウム、ルテニウム、オスニウム
等の公知のメタセシス重合性を示す有機金属錯体が挙げ
られる。このうち下記一般式(1)で表されるルテニウ
ムカルベン錯体が好ましい。ルテニウムカルベン錯体は
空気中及び水中で安定である。
【0013】
【化2】
【0014】式中、R1 及びR2 は、同じであっても異
なっていてもよく、それぞれ、水素、炭素数2〜20の
アルケニル基、炭素数2〜20のアルキル基、アリール
基、炭素数2〜20のカルボキシレート基、炭素数2〜
20のアルコキシル基、炭素数2〜20のアルケニルオ
キシ基、アリールオキシ基、炭素数2〜20のアルコキ
シカルボニル基、炭素数2〜20のアルキルチオ基を表
し(これらは、炭素数1〜5のアルキル基、ハロゲン
基、炭素数1〜5のアルコキシル基により置換されたフ
ェニル基により置換されたものを含む)、X1 及びX2
は、同じであっても異なっていてもよく、それぞれ、ア
ニオン性配位子を表し、L1 及びL2 は、同じであって
も異なっていてもよく、それぞれ、中性電子供与体を表
す(X1 、X 2 、L1 、及び、L2 は、その2基又は3
基が多座キレート化配位子を形成しているものを含
む)。
【0015】上記一般式(1)で表されるルテニウムカ
ルベン錯体としては、R1 及びR2 は、同じであっても
異なっていてもよく、それぞれ、水素、炭素数2〜5の
アルケニル基、炭素数2〜5のアルキル基、フェニル
基、炭素数1〜5のカルボキシレート基、炭素数2〜6
のアルコキシル基、フェノキシ基、炭素数2〜6のアル
コキシカルボニル基を表し(これらは、炭素数1〜5の
アルキル基、ハロゲン基、炭素数1〜5のアルコキシル
基、又は、炭素数1〜5のアルコキシル基により置換さ
れたフェニル基により置換されたものを含む)、X1
びX2 は、同じであっても異なっていてもよく、それぞ
れ、Cl、Br、炭素数1〜5のカルボキシレート基、
フェノキシ基、炭素数1〜5のアルコキシル基、炭素数
1〜5のアルキルチオ基等の(これらは、炭素数1〜5
のアルキル基、ハロゲン基、炭素数1〜5のアルコキシ
ル基、又は、炭素数1〜5のアルキル基、ハロゲン基、
若しくは、炭素数1〜5のアルコキシル基により置換さ
れたフェニル基により置換されたものを含む)アニオン
性配位子を表し、L1 及びL2 は、同じであっても異な
っていてもよく、それぞれ、アリール基、炭素数1〜1
0のアルキルフォスフィン基等の(これらは、炭素数1
〜5のアルキル基、ハロゲン基、炭素数1〜5のアルコ
キシル基、又は、炭素数1〜5のアルキル基、ハロゲン
基、若しくは、炭素数1〜5のアルコキシル基により置
換されたフェニル基により置換されたものを含む)中性
電子供与体を表すものが好ましい。
【0016】より好ましくは、R1 及びR2 は、同じで
あっても異なっていてもよく、それぞれ、水素、メチル
基、エチル基、フェニル基、又は、メチル基、エチル
基、若しくは、フェニル基により置換されたビニル基を
表し、X1 及びX2 は、同じであっても異なっていても
よく、それぞれ、Cl、Brを表し、L1 及びL2 は、
同じであっても異なっていてもよく、それぞれ、トリメ
チルフォスフィン基、トリエチルフォスフィン基、トリ
フェニルフォスフィン基、トリシクロヘキシルフォスフ
ィン基を表すものである。
【0017】上記ルテニウムカルベン錯体の添加量はモ
ノマーに対して重量換算で5〜3万倍であることが好ま
しい。5倍未満であると、得られる重合体の分子量が上
がらず、3万倍を超えると、重合速度が遅くなる。より
好ましくは、30〜7000倍である。
【0018】上記分子中に少なくとも1つのエポキシ基
及び炭素間不飽和結合を有する環状化合物は、それだけ
で重合されてもよいが、エポキシ基を有さず分子中に少
なくとも1つの炭素間不飽和結合を有する環状化合物と
共重合させることが好ましい。これによりエポキシ基の
反応性を制御することができる。
【0019】上記エポキシ基を有さず分子中に少なくと
も1つの炭素間不飽和結合を有する環状化合物として
は、例えば、ノルボルネン、シクロブテン、ノルボルナ
ジエン、シクロペンテン、ジシクロペンタジエン、シク
ロヘプテン、シクロオクテン、7−オキサノルボルネ
ン、7−オキサノルボルナジエン、シクロオクタジエ
ン、シクロドデセン等が挙げられる。これらは単独で用
いられても、2種以上が併用されてもよい。
【0020】上記分子中に少なくとも1つのエポキシ基
及び炭素間不飽和結合を有する環状化合物の含有量は、
全モノマーのうち、90〜10モル%であるのが好まし
い。90モル%を超えると、反応性が高すぎて、反応の
制御が難しく、得られる重合体がもろくなる。10モル
%未満であると、エポキシ基の反応による耐久性に優れ
た重合体を得ることが困難になる。
【0021】得られる重合体が分子中に不飽和結合を有
していると、長期にわたり高温に曝されるような場合
は、他の分子の付加反応や架橋反応等がおこり溶融粘度
等の性能が変化する可能性がある。このような場合は、
得られた重合体の分子中に残存する不飽和結合を、水素
添加反応により飽和結合にしてもよい。上記水素添加反
応は、公知の金属触媒を用いた接触還元法やヒドラジン
還元法等の公知の方法を用いて行うことができる。
【0022】本発明の製造方法の重合温度は0〜100
℃が好ましい。0℃未満ではモノマーの反応性が低く、
重合が進行しない。重合温度が100℃を超えると触媒
の分解が起こる。より好ましくは、10〜70℃であ
る。
【0023】重合反応は無溶媒系でも進行するが、固体
モノマーを反応させる場合や、均一に反応させるために
は、溶媒が用いられてもよい。溶媒としては、芳香族炭
化水素、塩素化炭化水素、エーテル、脂肪族炭化水素、
アルコール、水等が挙げられ、ベンゼン、トルエン、p
−キシレン、塩化メチレン、ジクロロエタン、ジクロロ
ベンゼン、クロロベンゼン、テトラヒドロフラン、ジエ
チルエーテル、ペンタン、メタノール、エタノール、水
等が好適に用いられる。これらは単独で用いられても、
2種以上が併用されてもよい。
【0024】重合反応は不活性気体雰囲気下にて行うこ
とが好ましい。しかし、ルテニウムカルベン錯体等の安
定な触媒を用いる場合には空気中で行ってもよい。
【0025】得られる重合体の分子量を調節するため
に、連鎖移動剤を用いてもよい。開環メタセシス重合反
応のための連鎖移動剤としては、炭素−炭素二重結合を
有する開鎖化合物が挙げられ、例えば、酢酸アリル等が
挙げられる。酢酸アリル等は安価かつ入手が容易であ
る。連鎖移動剤は重合を阻害しない官能基を有していて
もよく、これを用いることにより重合体の分子末端に各
種官能基を導入することができる。
【0026】本発明の重合体は、相溶性、柔軟性、更
に、接着性、耐候性、耐薬品性等に優れる。本発明の重
合体の用途としては特に限定されず、例えば、電気電子
部品に用いたり、可とう性付与剤として剛直な樹脂に配
合することができる。本発明の重合体は、エポキシ樹脂
に対して特に相溶性が高いため、エポキシ樹脂と混ざり
やすく、エポキシ樹脂の可とう性付与剤として好適に用
いることができる。この場合、未架橋のエポキシ樹脂に
本発明の重合体をあらかじめ配合し、硬化剤を加えて架
橋させる。
【0027】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0028】エポキシ基含有不飽和環状モノマーの合成 130mLのクロロホルムに溶解させた1,5−シクロ
オクタジエン30g(0.278モル)に対してm−ク
ロロ過安息香酸(70%純度、含水)47.9g(0.
194モル)のクロロホルム溶液(500mL)を氷浴
で2時間にわたってゆっくりと滴下した。その後、室温
で18時間反応させ、得られた混濁液を濾過した。濾液
のクロロホルム溶液を分液漏斗を用いて炭酸水素ナトリ
ウム溶液200mLで5回洗浄し、更に、飽和塩化ナト
リウム水溶液で洗浄した。得られた有機層を更に硫酸ナ
トリウムで乾燥させた後、エバポレーターにて溶剤を除
去した。得られた透明液体を減圧蒸留により、精製単離
した(収量29.9g(収率85%))。以下、得られ
たモノマーをエポキシモノマーIとする。
【0029】実施例1 エポキシモノマーI 5g(0.04モル)と下記式
(2)で表されるルテニウムアルキリデン触媒8.3m
g(1×10-5モル)を混合攪拌させ、空気中室温にて
反応させた。1時間後、エチルビニルエーテル0.3m
Lを加えて重合を停止させた。得られた重合体はトルエ
ン/メタノール系にて沈殿を数回繰り返すことにより精
製した。得られた重合体の収量は4.5g(収率90
%)であった。
【0030】
【化3】
【0031】得られた重合体のDSC測定を行った結
果、ガラス転移温度が−50℃であることが分かった。
得られた重合体1gを3mLのTHFに溶解させ、ヘキ
サメチレンジアミン0.1gを加えて、50℃で1時間
攪拌させた後、シャーレにキャストし、室温で18時間
放置した。その後、得られた重合体を窒素雰囲気下、1
20℃で1時間加熱することにより、架橋体を得た。得
られた架橋体は柔軟性を保持していた。
【0032】実施例2 エポキシモノマーI 5g(0.04モル)と1,5−
シクロオクタジエン4.35g(0.04モル)に上記
式(2)で表されるルテニウムアルキリデン触媒16.
5mg(2×10-5モル)を混合攪拌させ、空気中室温
にて反応させた。1時間後、エチルビニルエーテル0.
3mLを加えて重合を停止させた。得られた重合体はト
ルエン/メタノール系にて沈殿を数回繰り返すことによ
り精製した。得られた重合体の収量は8.8g(収率9
4%)であった。
【0033】得られた重合体のDSC測定を行った結
果、ガラス転移温度が−70℃であることが分かった。
得られた重合体1gを3mLのTHFに溶解させ、ヘキ
サメチレンジアミン0.1gを加えて、50℃で1時間
攪拌させた後、シャーレにキャストし、室温で18時間
放置した。その後、得られた重合体を窒素雰囲気下、1
20℃で1時間加熱することにより、架橋体を得た。得
られた架橋体は柔軟性を保持していた。
【0034】
【発明の効果】本発明の重合体は、上記の構成からな
り、相溶性、柔軟性、更に、接着性、耐候性、耐薬品性
等に優れる。したがって、本発明の重合体は、電気電子
部品や、剛直な樹脂に配合する可とう性付与剤として用
いることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繰り返し単位毎に少なくとも1つの炭素
    間不飽和結合を有し、かつ、分子中に少なくとも1つの
    エポキシ基を有することを特徴とする重合体。
  2. 【請求項2】 ガラス転移温度又は融点は、0℃以下で
    あることを特徴とする請求項1記載の重合体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の重合体を製造する
    重合体の製造方法であって、分子中に少なくとも1つの
    エポキシ基及び炭素間不飽和結合を有する環状化合物
    を、メタセシス重合触媒を用いて重合させることを特徴
    とする重合体の製造方法。
  4. 【請求項4】 分子中に少なくとも1つのエポキシ基及
    び炭素間不飽和結合を有する環状化合物と、エポキシ基
    を有さず分子中に少なくとも1つの炭素間不飽和結合を
    有する環状化合物とを、メタセシス重合触媒を用いて重
    合させることを特徴とする請求項3記載の重合体の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 メタセシス重合触媒は、下記一般式
    (1)で表されるルテニウムカルベン錯体であることを
    特徴とする請求項3又は4記載の重合体の製造方法。 【化1】 式中、R1 及びR2 は、同じであっても異なっていても
    よく、それぞれ、水素、炭素数2〜20のアルケニル
    基、炭素数2〜20のアルキル基、アリール基、炭素数
    2〜20のカルボキシレート基、炭素数2〜20のアル
    コキシル基、炭素数2〜20のアルケニルオキシ基、ア
    リールオキシ基、炭素数2〜20のアルコキシカルボニ
    ル基、炭素数2〜20のアルキルチオ基を表し(これら
    は、炭素数1〜5のアルキル基、ハロゲン基、炭素数1
    〜5のアルコキシル基により置換されたフェニル基によ
    り置換されたものを含む)、X1 及びX2 は、同じであ
    っても異なっていてもよく、それぞれ、アニオン性配位
    子を表し、L1 及びL2 は、同じであっても異なってい
    てもよく、それぞれ、中性電子供与体を表す(X1 、X
    2 、L1 、及び、L2 は、その2基又は3基が多座キレ
    ート化配位子を形成しているものを含む)。
  6. 【請求項6】 メタセシス重合触媒は、一般式(1)に
    おいて、R1 及びR2 は、同じであっても異なっていて
    もよく、それぞれ、水素、メチル基、エチル基、フェニ
    ル基、又は、メチル基、エチル基、若しくは、フェニル
    基により置換されたビニル基を表し、X1 及びX2 は、
    同じであっても異なっていてもよく、それぞれ、Cl、
    Brを表し、L1 及びL2 は、同じであっても異なって
    いてもよく、それぞれ、トリメチルフォスフィン基、ト
    リエチルフォスフィン基、トリフェニルフォスフィン
    基、トリシクロヘキシルフォスフィン基を表すものであ
    ることを特徴とする請求項5記載の重合体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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