JP2000318889A - シート巻取軸 - Google Patents

シート巻取軸

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JP2000318889A
JP2000318889A JP11126576A JP12657699A JP2000318889A JP 2000318889 A JP2000318889 A JP 2000318889A JP 11126576 A JP11126576 A JP 11126576A JP 12657699 A JP12657699 A JP 12657699A JP 2000318889 A JP2000318889 A JP 2000318889A
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JP
Japan
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shaft
winding
rubber tube
collar
core
Prior art date
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Pending
Application number
JP11126576A
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English (en)
Inventor
Ayaaki Tabuchi
章明 田渕
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Hagiwara Industries Inc
Original Assignee
Hagiwara Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で巻芯係止機能と回転力伝達機能
を同時に発現可能な構成であり、部品点数が少なく廉価
なシート巻取軸を提供すること。 【解決手段】 軸11の周りに一対の軸受12を介し回転可
能に装着した環状のカラー13を有する巻取部10を軸方向
に複数配置し、巻取部10それぞれの一対の軸受12の間に
おいて内輪17に連設されて軸11と一体的に回転する径方
向へ垂直な平滑面21を有する一対のスラストプレート20
と、一対のスラストプレート20の間において軸11に遊嵌
されたトンネル型ゴムチューブ23と、ゴムチューブ23の
外周に位置しカラー13の周方向の少なくとも3箇所に配
設されたラグ15と、ゴムチューブ23の側面25に連結され
てスラストプレート20に摺接して空気室26を形成するカ
ーボン部材27とを備えてなるシート巻取軸である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻芯にシートを巻
取るスリッタのシート巻取軸に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙やプラスチックフィルム等の広
幅シートを縦にスリットしてなる細幅シートをその細幅
シート毎に巻き取るスリッタのシート巻取軸では、多数
の巻芯(通常は紙管)をシート巻取軸に装着してその巻
芯の上に細幅シートを巻き取っており、その巻取りが終
了した後には巻芯ごと抜き取り新たな巻芯を装着するよ
うにしている。したがって、巻芯を装着したり抜き取っ
たりするときは巻芯はシート巻取軸に対してフリーであ
り、巻取中は巻芯はシート巻取軸に固定されている必要
がある。このようなシート巻取軸は、通常、軸の周囲に
回転自在のカラーを複数配置し、カラーに外嵌した巻芯
をカラーに係止する巻芯係止部材と、軸の回転力をカラ
ーに伝達する回転力伝達部材とを備えた構成からなる。
【0003】上記のような巻芯係止部材としては、例え
ば、特開昭58−6863号公報に記載されているよう
に、カラーの外周に周方向に間隔をおいて傾斜溝を形成
し、この傾斜溝にローラを転動可能に配置し、巻芯とカ
ラーとの相対回転によってローラが傾斜溝の浅部へ転動
するとともに、ローラの一部が傾斜溝から突出して巻芯
の内周に当接して巻芯を係止する構成としたものがあ
る。しかしながら、この方法では、軸が回転を始めてロ
ーラが巻芯と相対回転を始め、ローラが浅部へ転動して
巻芯を係止するまでの間にわずかなタイムラグが生じて
スタート時に巻取不良が発生するなどの不都合があると
ともに、構造が複雑で組立にも手間がかかりコストアッ
プになるなどの問題があった。
【0004】また、回転力伝達部材としては、特開平5
−17055号公報に記載されているように、軸内部の
軸方向に設けられた通気路に連通して軸の同一円周上の
等間隔(例えば90度の角度で四方向)に設けられた径
方向の透孔にパッキング材が装着されたピストン部材を
装着して、空気圧によりピストン部材がカラーの内面を
押圧して軸の回転力をカラーに伝達する構成としたもの
がある。しかしながら、近年は生産性を向上するために
細幅シートを小径の巻軸にできるだけ大径に巻取ること
が要求されており、上記のように軸に透孔を設けてシリ
ンダを形成する方法においては、軸に透孔加工を施すと
軸強度が低下してしまうので、軸強度を維持しようとす
ると軸径を大きくせざるを得ないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み、簡単な構造で巻芯係止機能と回転力伝達機能を同
時に発現可能な構成であり、部品点数が少なく廉価なシ
ート巻取軸を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮
してなされたもので、巻芯にシートを巻取るスリッタの
シート巻取軸において、軸の周りに一対の軸受を介して
回転可能に装着された環状のカラーを有してなる巻取部
を軸方向に複数配置し、前記巻取部それぞれの一対の軸
受の間において内輪に連設されて軸と一体的に回転する
径方向へ垂直な平滑面を有する一対のスラストプレート
と、該一対のスラストプレートの間において軸に周回し
て遊嵌されたトンネル型のゴムチューブと、該ゴムチュ
ーブの外周に位置して前記カラーの周方向の等間隔の少
なくとも3箇所にカラーの外周から出没可能に配設され
たラグと、前記ゴムチューブの側面に連結されて前記ス
ラストプレートに摺接して空気室を形成するカーボン部
材とを備え、空気室に導入された空気圧の付勢力により
ゴムチューブを膨大させ、ラグが押し上げられてカラー
に外挿された巻芯の内周に当接して巻芯を係止するとと
もに、軸の回転力を巻芯に伝達することを特徴とするシ
ート巻取軸を提供して、上記課題を解消するものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施例について図
面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係るシー
ト巻取軸の一実施例の軸方向の断面を示す説明図であ
り、図2は図1の線X−Xに沿う軸断面を示す説明図で
ある。
【0008】図において、11は軸で、軸11に嵌設さ
れた一対の軸受12を介して環状のカラー13が装着さ
れて巻取部10が形成され、複数の巻取部10が軸方向
に配置されている。カラー13は軸11に対して自由に
回転可能であり、カラー13の周方向に開口部14が設
けられ、開口部14にはラグ15が配置され、ラグ15
はカラー13の外周から出没可能に設けられている。カ
ラー13に外挿された巻芯16はラグ15が突出して巻
芯16の内周に当接して係止され、各巻取部10がそれ
ぞれ独立に個別の巻取張力で巻取りが可能となってい
る。巻取部10を形成する一対の軸受12と隣接する巻
取部10の軸受12との間は内輪17同士がスペーサ1
9を挟んで配置され、複数配置された巻取部10は軸1
1の両端において図示しないねじ止めなどにより締め付
けられて固定される。
【0009】一対の軸受12の間において、両軸受12
の内輪17に当接して一対のスラストプレート20が連
設されている。スラストプレート20は径方向に垂直な
平滑面21を有する円環状で、一対のスラストプレート
20の平滑面21を相対方向に向けて軸11に嵌合され
ており、対向する一対のスラストプレート20は軸11
に嵌設されたスペーサ22を挟んで固定されて軸11と
一体的に回転する。
【0010】一対のスラストプレート20の間におい
て、ゴムチューブ23が軸11に周回して遊嵌されてい
る。ゴムチューブ23は、内周面が開口しているトンネ
ル型断面の環状体で外周面24と両側面25とから構成
され、ゴムチューブ23と一対のスラストプレート20
と軸11に嵌設された上記スペーサ22との間に空気室
26を形成する。そしてゴムチューブ23は空気室26
に導入される空気圧により膨縮自在であって、空気圧が
加えられるとゴムチューブ23は径方向に膨大してラグ
15を押し上げて巻芯16を係止するとともに巻芯16
に回転力を伝達し、同時にゴムチューブ23は軸方向に
膨大して後述するカーボン部材27を介してスラストプ
レート20との間のシールを完成させて空気室26の気
密を維持する。空気圧によりゴムチューブ23が膨大し
たときには、ゴムチューブ23の外周面24はラグ15
の内周およびカラー13の内周全面に密接するように作
用している。
【0011】上記ゴムチューブ23の外周に位置して、
ラグ15がカラー13の周方向の等間隔の少なくとも3
箇所(図例では4箇所)に設けられた開口部14から出
没自在に配設されている。ラグ15の外周はカラー13
の外周と同一の曲率を有する湾曲した板状体で、ラグ1
5の頂部がカラー13の外周から没状態のときにカラー
13とラグ15の外周が一致してカラー13全体が円形
状であるのが好ましい。このような構成であることによ
り巻芯16の着脱を円滑に行なうことができる。ラグ1
5の内周には板ばね28がリベット29で取り付けられ
ており、板ばね28の周方向の両端部はラグ15の両端
部から周方向へ延長され、カラー13の内周に当接され
ている。この板ばね28は、ゴムチューブ23によりラ
グ15が押し上げられていないときには、ラグ15の頂
部をカラー13の外周から没するように戻しばねの作用
をしているとともに、ゴムチューブ23に空気圧の付勢
力が加えられたときには、戻しばねの作用は空気圧の付
勢力に屈してラグ15の頂部がカラー13の外周から突
出するように作用するものである。ラグ15の外周方向
の長さの合計は、少なくともカラー13の周方向の長さ
の50%以上であるのが好ましい。50%未満では、ゴ
ムチューブ23が膨大してラグ15を介して巻芯16に
係止力および軸11の回転力を伝達する作用が充分では
ない。
【0012】27はカーボン部材で、トンネル型のゴム
チューブ23の両側面25端にカーボン部材27が密着
して連結されて空気の洩れのないようにし、該カーボン
部材27が前記スラストプレート20に摺接して空気を
シールし、上記ゴムチューブ23と軸11に嵌設された
スペーサ22とともに空気の洩れのない空気室26を形
成するものである。スラストプレート20がカーボン部
材27と摺接する面は、径方向に垂直でかつ表面は平滑
に形成されており、カーボン部材27もこの平滑面21
に摺接する当接面を有している必要がある。このような
構成により、軸受12の外輪18に連結しているカラー
13、カラー13に当接しているゴムチューブ23およ
びゴムチューブ23に連結されているカーボン部材27
がフリー回転して軸受12の内輪17に連結しているス
ラストプレート20と相対移動するときに、摩擦係数の
低いカーボン部材27がスラストプレート20の平滑面
21と円滑に摺接して空気が洩れることのないようにし
ている。スラストプレート20は軸11に嵌合されてス
ラストプレート20と軸11の当接面は固着されている
が、若干の空気洩れがあるとしても空気室26の圧力に
変動をきたさない程度であれば差し支えない。空気室2
6内の圧力は、0.5〜5kg/cmが好ましく、1
〜3kg/cmがさらに好ましい。
【0013】空気室26の内周面は前記スペーサ22が
固定されており、スペーサ22には空気が導かれる孔3
0が設けられ、スペーサ22の内周に前記孔30に連通
する空気の導通路31が設けられている。したがって、
導通路31から径方向へ設けられる透孔32は1本でよ
く、透孔32から導かれる空気は導通路31を経過して
周方向の他の空気室26に導かれる。そして、透孔32
は軸11の中心に設けられた空気供給路33に連通して
いる。
【0014】つぎに、以上のように構成された本実施例
の動作について説明する。まず、カラー13に巻芯16
(通常は紙管)を外挿する。このとき、空気室26には
空気圧が掛かっていないのでラグ15はカラー13の外
周から没状態にあり、巻芯16は自由にカラー13に外
挿可能である。
【0015】ついで、空気室26に空気を供給するとゴ
ムチューブ23は、外周面24が径方向に膨大するとと
もに、側面25が軸方向に膨大し、側面25端に密着し
て連結されたカーボン部材27がスラストプレート20
に摺接してシールを形成し空気の洩れがないように空気
室26を完成している。
【0016】ゴムチューブ23の外周面24が径方向に
膨大すると、ラグ15の内周面に当接し、さらに板ばね
28がラグ15を没方向に付勢する付勢力を制してラグ
15をカラー13の外周から突出させ、突出したラグ1
5がカラー13に外挿された巻芯16の内周面に強く当
接して巻芯16を係止するとともに、軸11の回転力を
ラグ15を介して巻芯16に伝達する作用をなしてい
る。
【0017】軸11が回転して巻取りを行なうときに
は、軸11の回転速度は、巻取りに必要な巻芯16の回
転速度よりも若干早い速度に設定される。これは、各巻
取部10において厚みむらなどの理由から巻径に差異が
生じて、その結果引張張力に差異が生じるため、引張張
力を均一にして巻取るためには軸11の回転速度に対し
てカラー13の回転をスリップさせて巻取るためであ
る。このとき、空気室26のシールに用いられるカーボ
ン部材27が摩擦抵抗が少なくスラストプレート20と
摺接して、円滑にスリップを生じて良好な巻取りが行わ
れる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、空気室
に導かれた空気圧によりゴムチューブが膨大して巻芯係
止機能と回転力伝達機能を同時に発現可能な構成であ
り、部品点数が少ない簡単な構造で廉価なシート巻取軸
である。また、空気室のシールに用いられるカーボン部
材が摩擦抵抗が少なくスラストプレートと摺接して、円
滑にスリップを生じて良好な巻取りが行われるととも
に、空気圧は任意に設定可能であるため任意の巻取張力
で巻取ることができ、さらに、空気圧は運転中において
も任意に設定可能であるため、巻き始めまたは巻き終わ
りなど任意の巻取張力に設定変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート巻取軸の一実施例の軸方向
の断面を示す説明図である。
【図2】図2は図1の線X−Xに沿う軸断面を示す説明
図である。
【符号の説明】
10 巻取部 11 軸 12 軸受 13 カラー 14 開口部 15 ラグ 16 巻芯 17 内輪 18 外輪 19 スペーサ 20 スラストプレート 21 平滑面 22 スペーサ 23 ゴムチューブ 24 外周面 25 側面 26 空気室 27 カーボン部材 28 板ばね 29 リベット 30 孔 31 導通路 32 透孔 33 空気供給路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻芯にシートを巻取るスリッタのシート
    巻取軸において、 軸の周りに一対の軸受を介して回転可能に装着された環
    状のカラーを有してなる巻取部を軸方向に複数配置し、 前記巻取部それぞれの一対の軸受の間において内輪に連
    設されて軸と一体的に回転する径方向へ垂直な平滑面を
    有する一対のスラストプレートと、 該一対のスラストプレートの間において軸に周回して遊
    嵌されたトンネル型のゴムチューブと、 該ゴムチューブの外周に位置して前記カラーの周方向の
    等間隔の少なくとも3箇所にカラーの外周から出没可能
    に配設されたラグと、 前記ゴムチューブの側面に連結されて前記スラストプレ
    ートに摺接して空気室を形成するカーボン部材とを備
    え、 空気室に導入された空気圧の付勢力によりゴムチューブ
    を膨大させ、ラグが押し上げられてカラーに外挿された
    巻芯の内周に当接して巻芯を係止するとともに、軸の回
    転力を巻芯に伝達することを特徴とするシート巻取軸。
JP11126576A 1999-05-07 1999-05-07 シート巻取軸 Pending JP2000318889A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7475844B2 (en) 2005-03-22 2009-01-13 Fujifilm Corporation Web winding device and spacer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7475844B2 (en) 2005-03-22 2009-01-13 Fujifilm Corporation Web winding device and spacer

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