JP2000318762A - 密封容器 - Google Patents
密封容器Info
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- JP2000318762A JP2000318762A JP18062899A JP18062899A JP2000318762A JP 2000318762 A JP2000318762 A JP 2000318762A JP 18062899 A JP18062899 A JP 18062899A JP 18062899 A JP18062899 A JP 18062899A JP 2000318762 A JP2000318762 A JP 2000318762A
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Abstract
じる内容物の飛散を抑えるための密封容器を提供するこ
と。 【解決手段】 蓋材と底材からなる密封容器であって、
開封時の内容物の飛散防止のための含気部が設けられ、
加熱殺菌時に容器内圧の上昇によりシール破袋が起こら
ないように柔軟に上下する凹部又は凸部が蓋材に有する
密封容器。
Description
収納するための優れた開封性、密封性を有する密封容器
に関するものである。
ものであった場合、開封時に蓋材が挫屈したり、容器部
分を持つために容器が変形し、容器内部の内圧が上がり
内容物が飛び出すことが往々にしてあった。このため蓋
を落とし蓋形状にして対応していたが、十分ではなかっ
た。更に内容物の液面を下げ、含気部を設けて窒素と炭
酸ガスの混合ガスに置換し容器内圧を下げる方法が特公
平7−90847号公報に示されているが、炭酸ガスの
割合が多すぎると容器内圧が陰圧になり容器変形を起こ
し、少なすぎると加熱殺菌時に容器内圧が上昇しシール
破袋を起こしてしまう欠点があった。
くしたり、より剛性の高いものに変更することで対応し
ていたが、コストアップとなり価格的にも満足の得られ
るものではなかった。
材の構成、及びシール装置には何ら特別な変更を加えず
に従来と同じ開封性、保存性を維持しながら、開封時に
生じる内容物の飛散を抑えるための密封容器を提供する
ものである。
部の熱膨張量と内容物の加熱温度に基づく飽和水蒸気圧
とを加味した量の凹部又は凸部を蓋に成形して設け、開
封時の内容物の飛散防止のため含気包装を行った時に加
熱時の容器内圧上昇によるシール破袋の防止機能を設け
た密封容器である。すなわち本発明は、蓋材と底材から
なる密封容器であって、開封時の内容物の飛散防止のた
めの含気部が設けられ、加熱殺菌時に容器内圧の上昇に
よりシール破袋が起こらないように柔軟に上下する凹部
又は凸部が蓋材に有する密封容器である。好ましくは、
蓋材が落とし蓋形状であり、含気部の容積が、5〜50
ccであり、内容物が酸素の影響を受ける場合は含気部
を窒素又は炭酸ガス等の不活性ガカにより置換を行った
密封容器である。その際内容物があまり酸素の影響を受
けない物の場合通常の空気であって問題は無い。更に好
ましくは、前記落とし蓋形状において凹部に変形防止用
のリブを少なくとも1本有している密封容器である。
充填時の含気部の気体温度(絶対温度)をT1、加熱温
度(絶対温度)をT2、内容物の加熱温度における飽和
水蒸気圧をP、含気気体量をVとした場合、〔P+(T
2−T1)/273)〕×0.5V(以下式(1)とす
る)を基本容積として設定する。好ましくは、凹部は球
の1部を切り取った形状にし、容器内圧により無理なく
凹凸を行う形状にして、その開口部に容器内圧が上昇し
ても内容物が飛散しないように蓋材の形状とする。含気
部分の容積は、好ましくは5〜50ccであり、容器内
部の圧力変化にも対応できるようにした。5cc未満で
は開封時の内容物の飛散防止効果が期待できない。50
ccを超えると、凹の形状の作成が困難になる。更に好
ましくは10〜30ccである。
た状態の密封容器の断面図である。1は凹部分であり、
2は含気部であり3は内容物である。図1は単なる例示
に過ぎず、ピール口及び含気部の形状は、これに限定す
るものではない。また、底材は蓋材との密封が可能なも
のであれば任意のものが使用できる。密封の方法として
は、ヒートシール法、超音波シール法、高周波シール法
等が用いられる。
図である。1が該当凹部である。
図である。1が凹部であり、4は容器に被せる場合のズ
レ防止、5は、自動供給の際2枚取りを防ぐため容器間
のはまり込み防止用の突起部である。6の容積が上記式
(1)の量である。シール破袋を防止するための凹部は
球の一部を切り取った形をしているが、容器のデザイン
を行う際に意匠性等の要求から他形状でも構わない。
面図及び断面図である。凹部の加熱時又は、冷却時にお
いての変形を防止するためのリブ7を入れた例である、
この場合同心円で、2本のリブを入れてあるがリブ効果
を期待出来る形状であれぱ、本数、形状は容器のデザイ
ンにより変化し他の形状でもかまわない。
ポリオレフィン、ポリスチレン等の単層のシートであっ
てもよいし、必要に応じてガスバリア性を有する樹脂や
紙、との複合シートであっても差し支えなく、任意のも
のを使用することができ、特に限定するものではない。
は、真空成形、圧空成形及び、圧空真空成形法等が用い
られ、目的の形状が得られるものであれば特に限定する
ものではない。
本発明はこれに限定するものではない。 《実施例1〜5》蓋材としてPP(40%)/Ad(2%)/EV
OH(5%)/Ad(2%)/PP(40%)/イージーピール層(11
%)からなる0.33mmの多層シートを使用して、実施
例1、2及び4は図3に示したような落とし蓋の形状
で、実施例3及び5は図5に示したような落とし蓋の形
状で、それぞれ凹部の容積が15ccのものを成形し
た。底材としてPP(40%)/Ad(5%)/EVOH(5%)/Ad
(5%)/PP(45%)からなる1.1mmの多層シートを使用
して、 内容積が240ccの容器を成形し、内容物
(苺ミルク)の容量を変えることにより含気量の異なる
3種類の密封容器を作成した。次いで90℃で50分の
オープンボイルを行い、加熱時のシール破袋、容器形状
の変形、開封時の内容物の飛散の防止効果を評価した。
結果を表1に示す。 蓋材及び底材に用いた材質の略号: PP:ポリプロピレン Ad:接着層 EVOH:エチレンビニルアルコール共重合体
器を使用し、蓋体として従来型の凹部の無い落とし蓋の
形状のものを実施例と同一の含気量にし、実施例と同様
な方法で評価した。結果を表1に示す。 《比較例4〜6》内容積が240ccの容器を使用し、
延伸Ny(15μ)/EVOH(15μ)/延伸Ny
(15μ)/イージーピール層(50μ)構成の蓋材を
用いフラットシールしたものを実施例と同一の含気量に
し、実施例と同様な方法で評価した。結果を表1に示
す。
器を大気圧以下の加熱条件において無加圧でもシール破
袋のない、開封時に液零れの無い密封容器が得られる。
からの平面図
図
方からの平面図
面図
Claims (5)
- 【請求項1】 蓋材と底材からなる密封容器であって、
開封時の内容物の飛散防止のための含気部が設けられ、
加熱殺菌時に容器内圧の上昇によりシール破袋が起こら
ないように柔軟に上下する凹部又は凸部が蓋材に有する
ことを特徴とする密封容器。 - 【請求項2】 蓋材が落とし蓋形状になっている請求項
1記載の密封容器。 - 【請求項3】 含気部の容積が、5〜50ccである請
求項1又は2記載の密封容器。 - 【請求項4】 含気部を窒素又は炭酸ガスで置換を行っ
た請求項1、2又は3記載の密封容器。 - 【請求項5】 落とし蓋形状において凹部に変形防止用
のリブを少なくとも1本有している請求項2〜4記載の
密封容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18062899A JP2000318762A (ja) | 1999-03-11 | 1999-06-25 | 密封容器 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6437399 | 1999-03-11 | ||
JP11-64373 | 1999-03-11 | ||
JP18062899A JP2000318762A (ja) | 1999-03-11 | 1999-06-25 | 密封容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000318762A true JP2000318762A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=26405487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18062899A Pending JP2000318762A (ja) | 1999-03-11 | 1999-06-25 | 密封容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000318762A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2385577A (en) * | 2002-01-25 | 2003-08-27 | Solovino Australia Pty Ltd | Alcoholic beverage container |
JP2006027700A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-02-02 | Shikoku Kakoki Co Ltd | 液体包装用容器 |
JP2008516861A (ja) * | 2004-10-22 | 2008-05-22 | フェニックス プロダクト ディベロップメント リミテッド | 容器 |
-
1999
- 1999-06-25 JP JP18062899A patent/JP2000318762A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2385577A (en) * | 2002-01-25 | 2003-08-27 | Solovino Australia Pty Ltd | Alcoholic beverage container |
GB2385577B (en) * | 2002-01-25 | 2006-03-08 | Solovino Australia Pty Ltd | Alcoholic beverage container |
JP2006027700A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-02-02 | Shikoku Kakoki Co Ltd | 液体包装用容器 |
JP2008516861A (ja) * | 2004-10-22 | 2008-05-22 | フェニックス プロダクト ディベロップメント リミテッド | 容器 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040526 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |
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A521 | Written amendment |
Effective date: 20060809 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |