JP2000318564A - 車両のエアバッグドアの構造 - Google Patents

車両のエアバッグドアの構造

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JP2000318564A
JP2000318564A JP11134430A JP13443099A JP2000318564A JP 2000318564 A JP2000318564 A JP 2000318564A JP 11134430 A JP11134430 A JP 11134430A JP 13443099 A JP13443099 A JP 13443099A JP 2000318564 A JP2000318564 A JP 2000318564A
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airbag door
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Kentaro Iwanaga
健太郎 岩永
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Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアバッグドア部および車室側部材に求めら
れる諸物性を満たして安全性に優れ、しかも成形性も良
好で軽量な車両のエアバッグドア構造を提供する。 【解決手段】 一般面11と一体に形成されたエアバッ
グドア部12を有する車室側部材10と、前記車室側部
材の成形時に前記エアバッグドア部裏面側に一体に接合
されたエアバッグドア補強部材20からなり、前記車室
側部材が、ポリプロピレン系硬質樹脂からなり、前記補
強部材が、ポリプロピレンを40重量%以上含み、かつ
示差走査熱量測定により表される、前記ポリプロピレン
の融解熱量を示すピーク面積S1と、ポリプロピレンよ
りも低温で融解する成分の融解熱量を示すピーク面積S
2の関係がS2/S1<1/2であるオレフィン系エラ
ストマーからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両のエアバッグ
装置に関連し、特にはそのエアバッグドア構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両の助手席側に設けられるエ
アバッグ装置は、折り畳まれたエアバッグがエアバッグ
ケース内に作動装置とともに収容され、助手席前面の車
室側部材内に格納されている。一方、前記車室側部材の
所定位置にはエアバッグのための展開開口部が設けら
れ、この展開開口部は平時にはエアバッグドアにより覆
われている。そして、車両が衝突等により大きな衝撃を
受けた時には、エアバッグケース内に収容されているエ
アバッグが膨張し、エアバッグドアを内部から押し開
き、前記展開開口部より該エアバッグを車室内に展開さ
せるようになっている。
【0003】このようなエアバッグドア構造では、エア
バッグドアは別成形され、車室側部材に形成された展開
開口部に嵌め込んで、ヒンジ等を介してエアバッグケー
スに取り付けられるのが一般的である。しかるに、この
取付作業は決して容易なものではなく、かかる取付作業
のコストは無視できないものがある。また、この作業自
体が煩雑であるだけでなく精度よく取り付けることが困
難であった。
【0004】このことに鑑み、近年では、図16および
図17に示されるように、エアバッグドア部81を車室
側部材80の一般面82に一体に形成することが行なわ
れるようになった。符号90はエアバッグ装置、Cはエ
アバッグケース、Aはエアバッグ、Iは作動装置であ
る。エアバッグドア部81は、車室側部材80の裏面の
所定位置にV溝やスリット等の脆弱部よりなる破断予定
部83を略コの字状またはロの字状に設けることにより
一体に区画形成されている。そして、エアバッグドア部
81の裏面側には取付部85を有するエアバッグドア補
強部材84が一体に取り付けられ、前記取付部85がエ
アバッグケースCに連結される。符号86は車室側部材
80裏面から垂下しエアバッグケースCに固定されるエ
アバッグケース取付部である。エアバッグAの展開時に
は、図18に示すように、その膨張圧力によって前記補
強部材84を介してエアバッグドア部81が裏面側から
押し上げられ、破断予定部83が破断して、前記エアバ
ッグドア部81が開放する。
【0005】この構造では、前記補強部材84を金属に
より形成すると、車室側部材80が重くなり取付作業が
やりにくくなるという問題がある。そのため、前記補強
部材84を硬質プラスチック製とし、車室側部材80裏
面に一体に形成し、エアバッグドア部を二層構造とする
ことが提案されている。このように、エアバッグドア部
を二層構造とした車室側部材は、予め成形された補強部
材を、車室側部材の成形時に型内に配置し、射出成形に
より車室側部材を補強部材と一体化するインサート成形
を行うことにより、あるいは、前記補強部材とエアバッ
グドア部を有する車室側部材とを同時に射出成形するい
わゆるダブルインジェクション成形を行うことにより製
造されることが多い。
【0006】しかるに、このような構造とした場合に
は、用いられる各層の樹脂材料に次に述べる物性が要求
される。第一に、車室側部材を構成する樹脂材料と補強
部材を構成する樹脂材料との接着強度である。また、第
二には車室側部材の射出成形時に補強部材をインサート
として配置する場合に、型内に配置された補強部材が車
室側部材の一般面を成形する溶融樹脂による剪断力を受
けても容易に変形しない剛性を有していなければならな
い。さらに、第三には両層を構成する樹脂材料に応力に
対する伸び特性の差が少ないことである。これは、二層
の各樹脂材料の伸びに大きな差があると、エアバッグド
ア部がエアバッグの膨張を受ける等して変形した際に、
一方の層がその変形に追随できず著しい破壊を生じ破片
等が飛散することがあるからである。
【0007】さらに、車室側部材側の樹脂材料では、エ
アバッグの展開時にはその変形に対応して割れ等を防ぐ
だけの充分な伸びと剛性、および車室内の温度上昇によ
り変形等を生じることがないように高い耐熱性が必要と
される。また、補強部材側の樹脂材料には、低温での使
用に耐える衝撃強度が要求される。
【0008】現在、車室側部材として用いられている主
な樹脂材料は、ポリプロピレン系硬質樹脂(表中P
P)、変性ポリフェニレンオキサイド(表中変性PP
O)、ガラス繊維強化アクリロニトリル−スチレン共重
合体(表中ASG)等がある。また、エアバッグドア補
強部材として用いられている樹脂材料には、オレフィン
系エラストマー(表中TPO)、スチレン系エラストマ
ー(表中TPS)、ポリエステル系エラストマー(表中
TPEE)等の熱可塑性エラストマーの他、ポリフェニ
レンオキサイドと6−ナイロンとのポリマーアロイ(表
中PA/PPO)等が使用されている。本発明者らは、
車室側部材またはエアバッグドア補強部材として好適な
物性を有するこれら各種の樹脂同士について、その接着
性を検討した。結果を以下の表1に示す。
【0009】
【表1】
【0010】その結果、PP系樹脂とTPO系樹脂との
組み合わせが最も良好な接着性を発揮することを見出し
た。そして、これらの樹脂を用いてエアバッグドア部を
有する車室側部材を構成しさらに検討したところ、所定
の配合組成及び物性を有する前記樹脂を組み合わせた場
合に、両層の接着性が良好で成形性にも優れ、しかも高
い剛性と熱変形温度を有し、かつ低温時の良好な衝撃強
度いずれに対しても優れた物性を発揮することを見出
し、遂に本発明に至った。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、エアバッ
グドア部および車室側部材に求められる諸物性を満たし
て安全性に優れ、しかも成形性も良好で軽量な車両のエ
アバッグドアの構造を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明に係る車両のエアバッグドアの構造は、一般面と一体
に形成されたエアバッグドア部を有する車室側部材と、
前記車室側部材の成形時に前記エアバッグドア部裏面側
に一体に接合されたエアバッグドア補強部材からなり、
前記車室側部材が、ポリプロピレン系硬質樹脂からな
り、前記エアバッグドア補強部材が、ポリプロピレンを
40重量%以上含むオレフィン系エラストマーからな
り、示差走査熱量測定(DSC)により表される、前記
ポリプロピレンの融解熱量を示すピーク面積S1と、ポ
リプロピレンよりも低温で融解する成分の融解熱量を示
すピーク面積S2の関係がS2/S1<1/2であるこ
とを特徴とする。
【0013】この請求項1の発明によれば、エアバッグ
ドア部が一般面と一体に形成されているので、車室側部
材の外観が極めて良好となるだけでなく、従来単層で
は、車室側部材とエアバッグドア部とに必要な物性を全
て満たすのは困難であったが、このような二層構造とす
ることで車室側部材とエアバッグドア補強部材の物性が
それぞれ補完し合い、全体として車室側部材およびエア
バッグドア部に必要な物性を簡単に保有することができ
る。
【0014】さらに、車室側部材をポリプロピレン系樹
脂で構成し、エアバッグドア補強部材をオレフィン系エ
ラストマーにより構成しているので、両者の接着性は極
めて良好で、成形精度および効率は極めてよい。
【0015】加えて、前記エアバッグドア補強部材を構
成するオレフィン系エラストマーが、ポリプロピレンを
40重量(wt)%以上含み、かつ示差走査熱量測定
(DSC)により表される、前記ポリプロピレンの融解
熱量を示すピーク面積S1と、ポリプロピレンよりも低
温で融解する成分の融解熱量を示すピーク面積S2の関
係がS2/S1<1/2となっているので、車室側部材
とエアバッグドア補強部材の十分な融着強度を得ること
ができ、エアバッグの膨張によるエアバッグの展開の
際、特に低温時におけるエアバッグの展開の際に、車室
側部材がエアバッグドア補強部材の表面から剥離(界面
剥離とも称される。)し難くなるとともに、車室側部材
に破壊が生じその破片等が飛散し難くなる。
【0016】また、請求項2の発明に係る車両のエアバ
ッグドアの構造は、請求項1において、前記エアバッグ
ドア補強部材が、−40℃における衝突速度5m/秒の
高速面衝撃での破断点エネルギーが1700kgf・m
m〜2100kgf・mmであることを特徴とする。
【0017】請求項2の発明によれば、前記請求項1の
発明による効果に加えて、エアバッグ展開の際、特には
低温時におけるエアバッグ展開の際、エアバッグドア補
強部材のエアバッグケースへの取付部が破損するのを防
ぐことができる。また、前記エアバッグドア補強部材の
エアバッグケースへの取付部がドア回転軸側およびドア
開放側に設けられ、かつ前記エアバッグドア補強部材の
ドア開放側に破断予定部が形成されている場合において
も、エアバッグの展開を当該ドア開放側の破断予定部の
開裂により確実かつ速やかに行うことができる。そのた
め、前記破断予定部が開裂する前にエアバッグドア部本
体(車室側部材)が破損するのを防止することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明に係る構造の要部を
示す分解斜視図、図2は図1のa−a線における断面
図、図3は図1のb−b線における断面図、図4は破断
予定部の他の例を示す断面図、図5は同じく他の例を示
す断面図、図6はこの発明の他の実施例を示す分解斜視
図、図7は図6のc−c線における断面図、図8は図6
のd−d線における断面図、図9はさらに他の実施例を
示す分解斜視図、図10は図9のe−e線における断面
図、図11は図9のf−f線における断面図、図12は
この発明のエアバッグドア構造を有する車室側部材の成
形時の一例を示す部分断面図、図13はエアバッグドア
補強部材を構成する樹脂のDSCのグラフ、図14は高
速面衝撃試験の結果を表すグラフ、図15は高速面衝撃
試験機の一部を示す概略図である。
【0019】図1ないし図3に示されるように、本発明
に係る車両のエアバッグドアの構造は、車室側部材10
とエアバッグドア補強部材20とからなる。車室側部材
10は、インストルメントパネル形状の一般面11と該
一般面11の所定位置に一体に形成されたエアバッグド
ア部12とを有している。
【0020】エアバッグドア補強部材20は、本体部2
1と取付部22とからなる。本体部21は、エアバッグ
ドア部12の形状にほぼ等しい形状とされる。また、取
付部22は、前記本体部21のドア回転軸側にヒンジ部
23を介して一体に立設されており、エアバッグケース
Cの固定部C1へ固定するためのボルト等が挿通される
取付孔24が設けられている。このエアバッグドア補強
部材20は、車室側部材10の成形時に、前記本体部2
1が前記エアバッグドア部12の裏面側に一体に接合さ
れる。
【0021】本実施例において前記エアバッグドア部1
2は、車室側部材10裏面側に形成された破断予定部1
3により区画形成されている。この破断予定部13は、
エアバッグドア補強部材20の本体部21の外周形状に
沿って、取付部22側を除く本体部21の外側に略コの
字状に形成されたV溝よりなる。この破断予定部13
は、エアバッグの膨張時の圧力を受けて最先に破断し、
前記エアバッグドア部12のスムーズな展開開口を促す
ものである。なお、この破断予定部13は、U溝やスリ
ット等でもよく、またミシン目状に断続して設けてもよ
い。
【0022】破断予定部は、前記したように車室側部材
裏面に設ける他、エアバッグドア補強部材に設けたり、
車室側部材表面側に設けてもよい。図4および図5はそ
の一例を示したものである。図4はエアバッグドア補強
部材32の本体部32aの大きさをエアバッグドア部3
1の大きさよりもやや大とし、破断予定部34を本体部
32a上の所定位置に形成したものである。符号30は
車室側部材、33はエアバッグドア補強部材の取付部で
ある。また、図5は破断予定部39を車室側部材35の
表面側にも設けた例である。符号36はエアバッグドア
部、37はエアバッグドア補強部材、38は取付部であ
る。
【0023】図6ないし図8はこの発明の他の例を示す
ものである。ここで示されるエアバッグドア構造は、エ
アバッグドア補強部材40が本体部41と前記本体部4
1の四辺から立設された取付部42とからなるととも
に、該取付部42がヒンジ側取付部42Aと開放側取付
部42Bとから構成されている。ヒンジ側取付部42A
は前記本体部41の一の辺から延設され、エアバッグケ
ースCに固定される取付孔43Aを有している。また、
開放側取付部42Bは前記本体部41の残りの三辺から
図のような略コの字状に一体に延設されている。そし
て、図6に示されるように、前記本体部41と開放側取
付部42Bとの境界に沿って、V溝状よりなる破断予定
部44が略コの字状に形成されている。なお、前記破断
予定部44を薄くすれば、エアバッグ展開時における開
裂性は向上するが、該破断予定部44を薄くしすぎる
と、当該エアバッグドア補強部材の射出成形時にショー
トショット(欠肉)が生じたり、さらには平時(エアバ
ッグ膨張時以外)における押圧により該破断予定部44
で切れたりすることがあるため、当該破断予定部44の
厚みは0.5mm以上とするのが好ましい。このエアバ
ッグドア補強部材40は、前記本体部41を車室側部材
50に一体に接合されている。図示の符号43Bは前記
開放側取付部42Bに形成されたエアバッグケースCへ
の取付孔、45はエアバッグドア補強部材のヒンジ部、
51は車室側部材50の一般面、52はエアバッグドア
部である。
【0024】この構造によれば、エアバッグケースCと
車室側部材50とが強固に結合され、しかもエアバッグ
ケースCと車室側部材50との間の隙間が、エアバッグ
ドア補強部材40のヒンジ側取付部42Aと開放側取付
部42Bとによって覆われるので、エアバッグケースC
内のエアバッグ(図示せず)の膨張圧力をエアバッグド
ア部裏面に効果的に集中させて、破断予定部44を速や
かにかつ確実に破断させることができる。
【0025】なお、図示しないが、車室側部材50の表
面側若しくは裏面側には、前記エアバッグドア補強部材
40のヒンジ側取付部42Aの根本部外側と対応する位
置に車室側部材用ヒンジ側破断予定部が形成されること
がある。前記ヒンジ側破断予定部は破断可能な脆弱部
(薄肉部)であればV溝又は幅のあるU溝等形状、構造
は問わない。さらに、車室側部材50の表面側に、エア
バッグドア補強部材40の開放側破断予定部44に対応
して、破断可能な脆弱の車室側部材開放側破断予定部を
形成することもある。
【0026】図9ないし図11はこの発明に係るエアバ
ッグドア構造のさらに他の例を示すものである。ここで
示されるエアバッグドア構造は、車室側部材60のエア
バッグドア部62が両開きのドア構造に係るもので、こ
のドア部62は中央破断予定部から両側に開放されるも
のである。図示の両開き構造では、車室側部材60のエ
アバッグドア部62には、2つのヒンジ側破断予定部
(V溝等からなる)63,64が互いに対向するように
形成され、該ヒンジ側破断予定部63,64側がそれぞ
れドア回転軸側となっている。また、エアバッグドア補
強部材70には、前記車室側部材60のヒンジ側破断予
定部63,64の内側にヒンジ側取付部71,72が形
成されているとともに、該ヒンジ側取付部71,72の
両側に開放側取付部73,74並びにV溝等からなる開
放側破断予定部75,76がそれぞれ形成されている。
前記各取付部71,72,73,74はエアバッグケー
スCへの取付孔71a,72a,73a,74aをそれ
ぞれ有している。図示の符号61は車室側部材60の一
般面、77はエアバッグドア補強部材70裏面のほぼ中
央に両側の開放側破断予定部75,76に達するように
形成された中央破断予定部であり、これら3つの破断予
定部75,76,77がH字状になっている。
【0027】上述してきた例のエアバッグドア構造にお
いて、前記エアバッグドア補強部材は、車室側部材の成
形の際、該車室側部材を形成する樹脂とともに一体に接
合される。それにより、車室側部材の成形と同時にエア
バッグドア部裏面にエアバッグドア補強部材が一体に形
成される。図12には、この発明のエアバッグドア構造
を有する車室側部材の成形の一例として、図6ないし図
8に示したエアバッグドア構造における車室側部材の成
形時が示されている。この例では、図12の(A)に示
すように、あらかじめ射出成形等で別成形したエアバッ
グドア補強部材40を、車室側部材50の成形時にその
成形型F内の所定位置にインサートとして配置し、同図
の(B)のように、車室側部材用溶融樹脂材料Mを成形
型F内に射出充填して、車室側部材50を前記エアバッ
グドア補強部材40と一体化している。ここで、前記の
ように、エアバッグドア補強部材をインサートとして、
車室側部材と一体成形する際には、前記エアバッグドア
補強部材にあらかじめ凹凸や孔等を設けてその表面積を
増して、エアバッグドア補強部材と車室側部材のエアバ
ッグドア部との一体性を高めてもよい。また、上記のイ
ンサート成形の代わりに公知のダブルインジェクション
法により、車室側部材とエアバッグドア補強部材とを同
時かつ一体に形成することもできる。
【0028】次に、ここで使用される車室側部材および
ドア補強部材の材質,配合組成,物性について詳述す
る。前記車室側部材は、前記したようにポリプロピレン
系樹脂により構成される。さらに、当該車室側部材を構
成するポリプロピレン系樹脂の物性は、JIS−K71
13の引張伸びが300%より大で、JIS−K720
3による曲げ弾性率が20000kgf/cmより大
で、かつJIS−K7207の熱変形温度が120℃よ
り大きく、しかもJIS−K7110のアイゾッド衝撃
強度(23℃)が15kg・cm/cmより大きくする
のが好ましい。
【0029】前記のように、車室側部材を構成するポリ
プロピレン系樹脂の物性を、JIS−K7113の引張
伸びが300%より大としたのは、エアバッグ膨張によ
りエアバッグドア部が変形した場合、エアバッグドア補
強部材の変形および開口に対して車室側部材の変形を追
随させるようにして、車室側部材側の破損を防ぎ乗員を
保護するためである。そして、JIS−K7110のア
イゾッド衝撃強度(23℃)を15kg・cm/cmよ
り大きくしたのは、常温時におけるエアバッグドア部の
展開に際し、車室側部材の割れを防ぐためである。ま
た、JIS−K7203の曲げ弾性率を20000kg
f/cmより大としたのは、車室側部材に充分な形状
保持性を付与するためである。さらに、JIS−K72
07の熱変形温度を120℃より大としたのは、夏季駐
車時等の際に直射日光により車室側部材が高温となった
場合でも、変形を生じないようにするためである。
【0030】他方、この発明においては、エアバッグド
ア補強部材は、ポリプロピレンを含むオレフィン系エラ
ストマー(TPO)からなる。このエアバッグドア補強
部材は、成形型にインサートとして配置され、その状態
で車室側部材が射出成形されるため、成形型内における
成形熱で当該ドア補強部材の表面が融解することによっ
て、ドア補強部材と車室側部材が融着して一体となる。
この射出成形時の融着強度(界面接着強度)が低いと、
エアバッグ展開の際(特に低温時におけるエアバッグ展
開の際)に、車室側部材がドア補強部材表面から剥離し
たり割れ等が生じるため、当該融着強度を高くする必要
がある。
【0031】前記射出成形時の融着は、成形型内に射出
された車室側部材用溶融樹脂の保有する熱をドア補強部
材が奪って該ドア補強部材の表面が溶融することによっ
て行われる。ところが、前記溶融樹脂の保有熱は射出後
も連続的に補充されるものではなく、しかも前記溶融樹
脂は射出後型面と接して速やかに冷却固化するため、ド
ア補強部材が溶融に利用できる熱量は限られている。そ
のため、前記ドア補強部材の表面が十分に溶融せず、ド
ア補強部材と車室側部材間の十分な融着強度が得られな
いおそれがある。
【0032】そして、前記のように車室側部材がポリプ
ロピレン系樹脂からなり、エアバッグドア補強部材がポ
リプロピレンを含むオレフィン系エラストマー(TP
O)からなる場合において、車室側部材とドア補強部材
の融着強度を高くするには、ドア補強部材を構成するT
PO中のポリプロピレンに射出溶融樹脂の熱が十分使用
されて前記ポリプロピレンが確実に溶融できるようにす
ることが必要となる。
【0033】しかるに、エアバッグドア補強部材を構成
するある種のTPOに対して示差走査熱量測定(DSC
と呼ばれる。)を行ったところ、図13に示すような結
果となり、このTPOでは、まずPP成分よりも先に他
の成分が低温で融解し、その後PP成分の融解がなされ
るのがわかった。そのため、車室側部材の射出成形時
に、射出溶融樹脂の熱は、まずドア補強部材を構成する
TPOにおいてPP成分よりも低融点である他の成分の
融解に使用され、その残りの熱がドア補強部材のPP成
分の融解に使用されることになり、前記TPOの材質に
よっては、PP成分が十分に融解せず、ドア補強部材と
車室側部材間の融着強度が不足することが生じる。
【0034】そこで、本発明者は、前記TPOに対する
DSCの測定結果と、エアバッグドア補強部材に対する
車室側部材の融着強度との関係を種々検討したところ、
次のことを見いだした。すなわち、エアバッグドア補強
部材を構成するTPOが、ポリプロピレンを40重量%
(wt%)以上含み、かつDSCにより表される、前記
ポリプロピレンの融解熱量を示すピーク面積S1と、ポ
リプロピレンよりも低温で融解する成分の融解熱量を示
すピーク面積S2の関係が、S2/S1<1/2であれ
ば、十分なエアバッグドア補強部材と車室側部材の融着
強度が得られ、エアバッグ展開の際(特に低温時におけ
るエアバッグ展開の際)に、車室側部材がドア補強部材
表面から剥離したり、割れ等が生じないことが判明し
た。
【0035】前記ポリプロピレンよりも低温で融解する
成分としては、高密度PE、低密度PE、エチレン−α
オレフィン系共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体
等のPE共重合体のほか、スチレン系重合体、例えばS
EBS(スチレン−エチレン−ブテン−スチレン共重合
体)等のポリプロピレンよりも低温で融解する重合体等
が挙げられる。
【0036】また、前記エアバッグドア補強部材を構成
する樹脂は、JIS−K7203の曲げ弾性率が300
0kgf/cmより大で、JIS−K7110による
アイゾッド衝撃強度が20kg・cm/cm(−40
℃)より大きくされるのが望ましい。前記のようにJI
S−K7203の曲げ弾性率が3000kgf/cm
より大とすれば、エアバッグドア補強部材に、車室側部
材成形時の溶融樹脂の剪断力に対する自己形状保持性を
付与することができ、また、JIS−K7110のアイ
ゾッド衝撃強度(−40℃)を20kg・cm/cmよ
り大とすれば、低温時におけるエアバッグ展開時に、エ
アバッグケースへの取付部が破損し難くなる。
【0037】さらに、先に説明した、図6ないし図8に
示したエアバッグドア構造、あるいは、図9ないし図1
1に示したエアバッグドア構造のように、エアバッグド
ア補強部材のヒンジ側取付部および開放側取付部でエア
バッグケースに固定されるとともに、エアバッグドア補
強部材に破断予定部が存在する場合には、請求項2の発
明として規定したように、前記エアバッグドア補強部材
を構成する樹脂が、−40℃における衝突速度5m/秒
の高速面衝撃での破断点エネルギーが1700kgf・
mm〜2100kgf・mmであることが好ましい。な
お、前記高速面衝撃は、厚み2mmの板状サンプルを、
内径25.4mmの穴の開いた受け台に固定し、前記受
け台の穴から露出した板状サンプルの表面に衝撃錘を衝
突速度5m/秒で衝突させることにより行う。
【0038】前記−40℃,衝突速度5m/秒における
高速面衝撃での破断点エネルギーとは、図14の荷重変
位曲線K及びエネルギー吸収量曲線Eで示すように、−
40℃,衝突速度5m/秒の衝突時における弾性変形領
域Xと塑性変形領域Yを含めた全エネルギー吸収量E1
であり、その数値が大になるほど破壊し難く、その数値
が小になるほど破壊し易い材料であることを示す。図1
4において符号Pは最大荷重点、Qは破断点を表す。
【0039】したがって、上記のように、エアバッグド
ア補強部材を構成する樹脂において、−40℃,衝突速
度5m/秒における高速面衝撃での破断点エネルギーが
1700kgf・mm〜2100kgf・mmとなれ
ば、前記エアバッグドア補強部材のエアバッグケースへ
の取付部がドア回転軸側およびドア開放側に形成され、
かつエアバッグドア補強部材の前記ドア開放側に破断予
定部が形成されている場合でも、エアバッグ展開の際、
特には低温時におけるエアバッグ展開の際、エアバッグ
ドア補強部材のエアバッグケースへの取付部が破損する
のを防ぐことができるとともに、ドア開放側の破断予定
部の開裂によるエアバッグドア部の展開を確実かつ速や
かに行うことができる。その結果、前記破断予定部が開
裂する前にエアバッグドア部本体(車室側部材)が破損
するのを防止することができる。
【0040】なお、上記車室側部材に用いられるポリプ
ロピレン系樹脂としては、前記物性を満たしておれば特
に制限されるものではなく、適量の他の熱可塑性樹脂や
フィラー等をブレンドしてもよい。また、エアバッグド
ア補強部材に用いられるオレフィン系エラストマーとし
ては、ポリプロピレンとエチレン−プロピレン共重合ゴ
ムのブレンド物、あるいはブレンド時に動的加硫物を行
なったもの等がある。さらに、前記ポリプロピレン系樹
脂、およびオレフィン系エラストマーには、所定の物性
を損ねない程度の添加剤を適宜加えることができる。添
加剤としては、酸化防止剤、紫外線吸収剤、流動性改良
剤、タルクやファイバー等の補強材等が挙げられる。
【0041】次に、本発明の具体的実施例及び比較例の
配合組成(エアバッグドア補強部材のPP重量分率)と
各種評価を下記の表2及び表3に示す。
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】ここで、実施例及び比較例における各種評
価は、以下に示す方法で行った。なお、実施例及び比較
例においては、先に説明した図6ないし図8に示したエ
アバッグドアの構造のように、エアバッグドア補強部材
のエアバッグケースへの取付部がドア回転軸側およびド
ア開放側に形成され、かつエアバッグドア補強部材の前
記ドア開放側に破断予定部が形成されている構造を採用
している。
【0045】〔1〕エアバッグドア補強部材のポリプロ
ピレンの融解熱量を示すピーク面積S1と、ポリプロピ
レンよりも低温で融解する成分の融解熱量を示すピーク
面積S2の関係(S2/S1):セイコー社製の測定装
置を用いて、測定条件10℃/minの昇温過程による
DSCで測定。
【0046】〔2〕エアバッグドア補強部材の衝撃破断
点エネルギー(kgf・mm):図15に一部を示す島
津製作所製の高速面衝撃試験機100を用いて行った。
その際、厚み2mm、120mm×120mm(正方
形)のサンプル101を、中央に直径25.4mmの穴
102の開いた金属製受け台103に把持固定して受け
台103と共に−40℃の恒温槽に2時間収容し、サン
プル101の温度を−40℃にした後、サンプル101
を受け台103と共に試験台104に載置し、先端撃心
105aの曲率半径が6.35mmからなる直径12.
7mmの衝撃錘105を、サンプル101の表面中央部
に衝突速度5m/秒で衝突させ、その際の荷重を荷重検
出器108で測定し、また撃心105aの衝突時からの
変位をアクチュエーター106上部に設けられたストロ
ーク検出器107で測定し、それぞれ図示しない記録装
置、コンピュータ等の処理装置に転送し、プリンタでプ
リントした。図15において、符号109はアキュムレ
ータである。
【0047】〔3〕エアバッグドア補強部材の曲げ弾性
率(kgf/cm):JIS−K7203に準拠して
スパン間64mm、曲げ速度2mm/分にて測定。
【0048】〔4〕車室側部材の成形時における成形用
溶融樹脂の剪断力に対するエアバッグドア補強部材の自
己形状保持性:エアバッグドア補強部材を成形型にイン
サートとして配置し、その状態で車室側部材を射出成形
した(図12参照)後、エアバッグドア補強部材のヒン
ジ側取付部上部への成形用溶融樹脂の侵入量(図12の
(B)の符号zで示される量)を測定した。なお、前記
エアバッグドア補強部材のヒンジ側取付部上部への成形
用溶融樹脂の侵入量が大になると、該エアバッグドア補
強部材のヒンジ部の厚みが薄くなってしまうため、エア
バッグ展開時にヒンジ切れ等の不具合が起こり易くな
る。
【0049】〔5〕エアバッグ展開テスト:車室側部材
のエアバッグドア補強部材にエアバッグケースを取り付
け、低温試験用については−35℃の雰囲気下に4時間
放置した後、また高温試験用については110℃の雰囲
気下に4時間放置した後、その雰囲気から開放し、その
後、5分以内にエアバッグの展開を実施し、そのエアバ
ッグ展開時における不具合発生の有無を調べた。
【0050】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明に
係る車両のエアバッグドアの構造によれば、エアバッグ
ドア部および車室側部材に必要な諸物性をいずれも満た
して安全性が高く、エアバッグ膨張時に、界面剥離や破
片の飛散等の不具合なく、エアバッグをスムーズに展開
することができるとともに、車室側部材とエアバッグド
ア補強部材とを同じ剛性にすることができる。しかも、
軽量で取付作業等も効率よく行なうことができる。さら
に、成形に際しては、エアバッグドア補強部材が所定の
強度を有しているため、公知のインサート成形であって
もダブルインジェクション成形であっても、車室側部材
の溶融樹脂の剪断力により補強部材に変形やソリ等を生
じることはなく、極めて簡単かつ確実に成形することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る構造の要部を示す分解斜視図で
ある。
【図2】図1のa−a線における断面図である。
【図3】図1のb−b線における断面図である。
【図4】破断予定部の他の例を示す断面図である。
【図5】同じく他の例を示す断面図である。
【図6】この発明の他の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図7】図6のc−c線における断面図である。
【図8】図6のd−d線における断面図である。
【図9】さらに他の実施例を示す分解斜視図である。
【図10】図9のe−e線における断面図である。
【図11】図9のf−f線における断面図である。
【図12】この発明のエアバッグドア構造を有する車室
側部材の成形時の一例を示す部分断面図である。
【図13】エアバッグドア補強部材を構成する樹脂のD
SCのグラフである。
【図14】高速面衝撃試験の結果を表すグラフである。
【図15】高速面衝撃試験機の一部を示す概略図であ
る。
【図16】従来の車両のエアバッグドア構造を示す断面
図である。
【図17】図16のg−g線における断面図である。
【図18】図16のエアバッグドア構造におけるエアバ
ッグ展開時の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 車室側部材 11 一般面 12 エアバッグドア部 20 エアバッグドア補強部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般面と一体に形成されたエアバッグド
    ア部を有する車室側部材と、前記車室側部材の成形時に
    前記エアバッグドア部裏面側に一体に接合されたエアバ
    ッグドア補強部材からなり、 前記車室側部材が、ポリプロピレン系硬質樹脂からな
    り、 前記エアバッグドア補強部材が、ポリプロピレンを40
    重量%以上含むオレフィン系エラストマーからなり、示
    差走査熱量測定(DSC)により表される、前記ポリプ
    ロピレンの融解熱量を示すピーク面積S1と、ポリプロ
    ピレンよりも低温で融解する成分の融解熱量を示すピー
    ク面積S2の関係がS2/S1<1/2であることを特
    徴とする車両のエアバッグドアの構造。
  2. 【請求項2】 前記エアバッグドア補強部材が、−40
    ℃における衝突速度5m/秒の高速面衝撃での破断点エ
    ネルギーが1700kgf・mm〜2100kgf・m
    mであることを特徴とする請求項1に記載された車両の
    エアバッグドアの構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113661096A (zh) * 2019-03-29 2021-11-16 安姆希比创新咨询有限公司 全tpo安全气囊组件

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