JP2000318521A - 自動車用ドアミラー装置 - Google Patents

自動車用ドアミラー装置

Info

Publication number
JP2000318521A
JP2000318521A JP11129136A JP12913699A JP2000318521A JP 2000318521 A JP2000318521 A JP 2000318521A JP 11129136 A JP11129136 A JP 11129136A JP 12913699 A JP12913699 A JP 12913699A JP 2000318521 A JP2000318521 A JP 2000318521A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
mirror base
inclination angle
mirror
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11129136A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Nakashita
和俊 中下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Molten Corp
Original Assignee
Molten Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Molten Corp filed Critical Molten Corp
Priority to JP11129136A priority Critical patent/JP2000318521A/ja
Publication of JP2000318521A publication Critical patent/JP2000318521A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車種の異なる自動車のドアに取りつけること
ができるドアミラー装置を提供する。 【解決手段】 フロントドアのドアミラーが取りつけら
れるアウターパネル5の3角形領域17に、この領域よ
り小さい形状の区域14が形成され、この区域内に開口
18が形成される。開口にミラーベース19が貫通して
挿入され、インナーパネルに固定される。区域は、アウ
ターパネルの左右方向傾斜角とは異なる傾斜角に設定さ
れ、かつこの傾斜角は異なる車種間において共通の値に
設定される。ミラーベースは、この区域に取りつけられ
るから、複数車種共通のミラーベースとすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロントドアの下
窓枠とピラーとの間の3角形領域に装着される自動車用
ドアミラー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種自動車用ドアミラー装置
は、例えば図3、4に示す構造が知られている。すなわ
ち、ゴム、樹脂よりなる3角形のアウターガーニッシュ
1に、外方に水平に突出したミラーベース2が一体形成
され、このミラーベース2に、シャフト3を介してドア
ミラー本体4が回転可能に取りつりられるのである。5
はアウターパネル、6は、アウターパネル5に形成され
た開口で、アウターガーニッシュ1が嵌装される。7
は、アウターガーニッシュ1とアウターパネル5との間
に配置された弾性シートで、アウターガーニッシュ1と
アウターパネル5の間に生じる隙間をシールする作用を
なす。8は、インナーパネルで、ミラーベース2に埋め
込まれたボルト9が、ナット10により固定される。1
1は、シャフト3をミラーベース2に固定するためのネ
ジ、12は、インナーパネル8を被覆するインナーガー
ニッシュ、13は、車内からアウターガーニッシュ1及
びミラーベース2を通ってドアミラー本体4へ電源を供
給するコードである。上記構成に関連する構造は、例え
ば特開平7‐223490号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構造においては、
アウターガーニッシュは自動車の車体形状に対応して設
計される必要がある。すなわち、フロントピラーの前後
方向の傾斜角θ1(図3)にあわせてアウターガーニッ
シュ1の前方傾斜角を決定しなければならず、また、ア
ウターガーニッシュ1の左右方向の傾斜角θ2(図4)
を、これが取りつけられるアウターパネル5の左右方向
の傾斜角に一致させなければならない。特にフロントピ
ラーの前後方向の傾斜角θ1及びアウターパネル5の左
右方向傾斜角θ2は、自動車のデザインに与える影響が
大きいため、車種によって異なる場合が多く、それ故ア
ウターガーニッシュ1及びミラーベース2は車種ごとに
設計しなければならなかった。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、上述のごとくデザインの異なる車種であっても、
共通のドアミラー本体及びミラーベースを使用すること
ができる自動車用ドアミラー装置を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
自動車フロントドアの下窓枠とピラーとの間の3角形領
域においてアウターパネルに形成されるとともに上記ア
ウターパネルの左右方向の傾斜角とは異なる傾斜角を有
する区域と、該区域に形成された開口と、該開口に貫通
して挿入されるミラーベースと、該ミラーベースの車体
外側に取りつけられたドアミラー本体と、上記ミラーベ
ースと上記アウターパネルの間に配置された弾性を有す
るシール材とを備え、上記区域は、異なるアウターパネ
ルの左右方向傾斜角を有する車種間において、所定の傾
斜角に設定されてなり、上記ミラーベースは、上記区域
に取りつけられ上記区域の傾斜角にて適正な位置状態と
なるよう構成されたものである。
【0006】かかる構成において、アウターパネルの左
右方向の傾斜角が異なる車種において、区域はその傾斜
角が所定の値に一定とされている。ミラーベースは、か
かる区域に取りつけられて、適正な位置状態となり、車
種が異なる自動車においても、それとは無関係に共通の
ミラーベースが使用される。
【0007】本発明(請求項2)においては、上記区域
は、凹部に形成されてなるものである。かかる構成にお
いて、凹部の底面が所定の傾斜角に設定され、この底面
に開口が形成されている。ミラーベースは開口にはめ込
まれ、開口周囲の傾斜面にて支持される。
【0008】
【発明の実施の形態】図1、2において、14は、自動
車フロントドアの下窓枠15とフロントピラー16との
間の3角形領域17において、アウターパネル5に形成
された水平方向に長い略長円形の区域であり、アウター
パネル5の左右方向傾斜角θ2とは異なる傾斜角θ3を
有する面に形成されている。すなわち区域14の上端は
アウターパネル5の表面に一致せしめられ、下端はアウ
ターパネル5の表面より内側に位置しており、下端とア
ウターパネル5表面とはなだらかな曲面にて連続せしめ
られている。かかる構造により区域14は断面略3角形
の凹部を構成し、その底面(図中縦方向の面〉の傾斜角
θ3は、アウターパネル5の傾斜角θ2より急峻な角度
に設定されている。
【0009】18は、区域14の底面略中央に形成され
た略長円形の開口である。区域14は、3角形領域17
より小さく、したがってフロントピラー16の前後方向
の角度θ1に制限を加えない形状とされ、かつその底面
の傾斜角θ3は、異なる車種(デザインの相違等に起因
してアウターパネルの左右方向傾斜角θ2が異なる)間
において、一定の値に設定されている。なお、上記構造
では、区域14を断面略3角形の凹部としたが、区域1
4上端もまた一段内側に形成し断面台形とすることもで
きる。また、逆に区域14を突出すなわち凸部とするこ
とも可能である。しかしながら凸部にすると、ドアミラ
ーが必要以上に外方へ突出し、またはミラーべ−スの車
体左右方向の長さが短く制限され、その設計が制約を受
ける等の不都合があることから、凹部の方が望ましい。
【0010】19は、開口18に車体外側から貫通して
挿入されたミラーべースで、その断面形状が、開口18
の形状に相似し、かつこれよりわずか小さい形状を有す
る小径部20とその外側の大径部21とからなる。大径
部21は小径部20と相似形に形成することができる。
この大径部21と小径部20との間に区域14に相対す
る端面22が形成されている。この端面22は、車体に
取りつけられたとき、垂直方向又はわずか車体側へ傾斜
した傾斜角に設定されている。23は、ミラーーべース
19の外側端部に形成された凹部、3は、この凹部23
にネジ11にて略垂直方向に固定されたシャフト、4
は、このシャフト3に嵌合されたドアミラー本体で、シ
ャフト3を中心として回転可能である。
【0011】ドアミラー本体4内には、これをシャフト
3を中心として回転駆動する電動格納駆動部(図示せ
ず)及びミラー傾動駆動部(図示せず)が収納されてい
る。24は、ミラーべース19の内側、すなわち車体側
端部に埋め込み形成されたボルトである。ミラーベース
19の材料としては、高強度樹脂であるポリアミド樹脂
等が適しており、射出成形法により形成される。
【0012】25は、ミラーベース19の小径部20に
嵌装された弾性を有するシール材で、リング部26と有
底部27とからなり、リング部26が端面22に当接し
て配置されている。リング部26の外側面(図1,2中
右側面)は、端面22形状に一致する形状を有してい
る。シール材25の内側面(図1,2中左側面)は、シ
ール材25の外側面がミラーべース19の端面22に接
しているとき、区域14に密接している。シール材25
は、その端面22と区域14の間隙に略等しい幅に設定
されており、端面22とアウターパネル5間の隙間を封
鎖する。シール材25の開口部分は、ミラーベース19
の小径部20の形状に一致若しくはこれよりわずか小さ
く形成されており、かつその外側面が端面22に当接す
るから、シール材25とミラーベース19との間に隙間
が生じることはない。シール材25の有底部27は、小
径部20に等しいか若しくはこれよりわずか小さい内面
形状を有し、その底部には、ミラーベース19の内側端
部に埋め込まれたボルト24を貫通する孔28が設けら
れている。シール材25の材料として、耐候性、耐久性
に優れたEPDM等のゴム、エラストマー又はこれらの
発泡体が使用できる。29は、ドアのインナーパネル8
のドアミラー本体4に対応する部位に形成された取付け
凹部である。
【0013】12はインナーパネル8の取付け凹部29
を覆う前述のインナーガーニッシュであり、インナーパ
ネル8に固定される。13は、インナーパネル8とアウ
ターパネル5の間から、ミラーべース19及びシャフト
3を介して、ドアミラー本体4に電源を供給する前述の
コードである。この電源供給により、電動格納駆動部及
びミラー傾動駆動部が駆動される。
【0014】上記構造のドアミラー装置の車体への装着
に際しては、まずミラーベース19の外側端部の凹部2
3にシャフト3がネジ11にて取りつけられ、このシャ
フト3にドアミラー本体4が取りつけられる。ミラーベ
ース19の小径部20にシール材25が嵌装され、その
外側面がミラーベース19の端面22に当接される。ミ
ラーベース19は、コード13が通された状態で、車体
の外側から開口18に挿入され、シール材25の内側面
がアウターパネル5に当接せしめられ、同時にインナー
パネル8の取付け凹部29の孔にボルト24がはめ込ま
れる。次いでナット10にてボルト24をネジ止めし、
ミラーベース19及びドアミラー本体4をインナーパネ
ル8及びアウターパネル5に固定する。かかる固定状態
において、シール材25はミラーベース19の端面22
及びアウターパネル5に弾性をもって当接する。取付け
凹部29には、インナーガーニッシュ12が被せられ
る。かくしてシール材25の底部はミラーべース19と
インナーパネル取付け凹部29の間に位置し、両者に弾
性密着するから、取付け凹部29に形成されたボルト貫
通孔28は完全にシールされ、ここから、雨水、塵挨等
が車内へ侵入するおそれはない。
【0015】前述したように、フロントピラー16の前
後方向の傾斜角θ1及びアウターパネル5の左右方向の
傾斜角θ2は、自動車のデザインに与える影響が大きい
から、車種によって異なることが多い。他方、インナー
パネル8側における取付け凹部29の位置及び形状はデ
ザインとは殆ど無関係であるから、構造上の観点からの
みの設計が可能である。したがってアウターパネル5側
に車種共通の傾斜角θを有する区域14を設け、ここに
ミラーベース19が取りつけられる開口15を形成して
おけば、2つの傾斜角θ1,θ2が異なる車種であって
も、共通のミラ一ベース18さらに共通のドアミラー本
体4が使用できる。
【0016】
【発明の効果】本発明(請求項1)によれば、アウター
パネルのミラーベース取付け部位に、その左右方回の傾
斜角を一定とした所定の車種共通区域を設けることによ
り、異なる車種すなわちアウターパネルの傾斜角が異な
る複数車種の自動車においても共通のミラーベースとド
アミラー本体を、シール性及び外観を損なうことなく、
使用することができる。
【0017】また本発明(請求項2)によれば、ミラー
ベース取付け区域は、凹部に形成されその底面が所定の
傾斜角とされるから、プレス成形にて容易に形成するこ
とができる。また凹部とすることによりデザインに与え
る影響を最小限のものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態に係る自動車用ドアミラー装
置の分解斜視図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】従来のドアミラー装置の分解斜視図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【符号の説明】
1 アウターガーニッシュ 2,19 ミラーベース 3 シヤフト 4 ドアミラー本体 5 アウターパネル 6,18 開口 7 弾性シート 8 インナーパネル 9,24 ボルト 10 ナット 11 ネジ 12 インナーガーニッシュ 13 コード 14 区域 15 下窓枠 16 フロントピラー 17 3角形領域 20 小径部 21 大径部 22 端面 23 凹部 25 シール材 26 リング部 27 有底部 28 孔 29 取付け凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車フロントドアの下窓枠とピラーと
    の間の3角形領域においてアウターパネルに形成される
    とともに上記アウターパネルの左右方向の傾斜角とは異
    なる傾斜角を有する区域と、 該区域に形成された開口と、 該開口に貫通して挿入されるミラーべ一スと、 該ミラーベースの車体外側に取りつけられたドアミラー
    本体と、 上記ミラーベースと上記アウターパネルの間に配置され
    た弾性を有するシール材とを備え、 上記区域は、異なるアウターパネルの左右方向傾斜角を
    有する車種間において、所定の傾斜角に設定されてな
    り、上記ミラーベースは、上記区域に取りつけられ上記
    区域の傾斜角にて適正な位置状態となるよう構成された
    ことを特徴とする自動車用ドアミラー装置。
  2. 【請求項2】 上記区域は、凹部に形成されてなること
    を特徴とする請求項1記載の自動車用ドアミラー装置。
JP11129136A 1999-05-10 1999-05-10 自動車用ドアミラー装置 Pending JP2000318521A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11129136A JP2000318521A (ja) 1999-05-10 1999-05-10 自動車用ドアミラー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11129136A JP2000318521A (ja) 1999-05-10 1999-05-10 自動車用ドアミラー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000318521A true JP2000318521A (ja) 2000-11-21

Family

ID=15002015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11129136A Pending JP2000318521A (ja) 1999-05-10 1999-05-10 自動車用ドアミラー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000318521A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007085960A2 (es) * 2006-01-24 2007-08-02 Fico Mirrors, Sa Retrovisor exterior de vehiculo
US8215702B2 (en) * 2008-09-17 2012-07-10 Dr. Ing. H.C.F. Porsche Aktiengesellschaft Vehicle door

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007085960A2 (es) * 2006-01-24 2007-08-02 Fico Mirrors, Sa Retrovisor exterior de vehiculo
WO2007085960A3 (es) * 2006-01-24 2007-10-18 Fico Mirrors Sa Retrovisor exterior de vehiculo
US8215702B2 (en) * 2008-09-17 2012-07-10 Dr. Ing. H.C.F. Porsche Aktiengesellschaft Vehicle door

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7895703B2 (en) Backdoor apparatus
EP2100775B1 (en) Vehicle door mirror mounting structure
US4703973A (en) Mounting apparatus for a vehicle window
JP2000318521A (ja) 自動車用ドアミラー装置
KR100613708B1 (ko) 인스트루먼트 패널 일체형 디프로스터 덕트
JP2000309246A (ja) 自動車用ドアミラー装置
JP2000142229A (ja) 自動車用ドアミラー装置
JP2000318523A (ja) 自動車用ドアミラー装置
JP3569415B2 (ja) 車両のドアミラー配置部分の構造
US7726624B2 (en) Mounting system for vehicular mirror
JPH0718700A (ja) 作業機用キャノピー
JP2000318522A (ja) 自動車用ドアミラー装置
JP3494341B2 (ja) 車両用キーシリンダの取付構造
KR0160078B1 (ko) 아웃사이드 미러의 베이스플레이트구조
JPH0144364Y2 (ja)
JPH0719967Y2 (ja) 自動2輪車のカウリング
JP2003104125A (ja) 車両用ドアミラーの取付部構造
JPH08332844A (ja) キャビンのドア装置
JPH0655937A (ja) 自動車用ドアトリム
JPH05310040A (ja) キャビン装置
JP3438541B2 (ja) ウォッシャノズル取付け装置
JP2580469Y2 (ja) 車両のバックドアバンパ取付構造
KR200235369Y1 (ko) 자동차의 후방문 지지구조
JP2000198388A (ja) ドアミラ―のハウジング
JP3541605B2 (ja) フェンダパネル装着用プロテクタ