JP2000317721A - シャーリングにおける板押え方法およびその装置 - Google Patents

シャーリングにおける板押え方法およびその装置

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JP2000317721A
JP2000317721A JP11128976A JP12897699A JP2000317721A JP 2000317721 A JP2000317721 A JP 2000317721A JP 11128976 A JP11128976 A JP 11128976A JP 12897699 A JP12897699 A JP 12897699A JP 2000317721 A JP2000317721 A JP 2000317721A
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ram
shearing
blade
cutting
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Haruo Asakawa
晴夫 浅川
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Amada Co Ltd
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャーリングの切断加工部にワークの切断線
を容易に目視で合わせ、ワークの表面を傷つけず切断す
る。 【解決手段】 ワークWをテーブル5の上面に載置して
上刃13R,13Lと下刃11R,11Lの切断加工部
に位置決めし、前記下刃11R,11Lに沿った近傍に
位置してテーブル5の上面に埋設した吸着装置27によ
り、前記ワークWを吸着してテーブル5の上面に押さえ
つけた後に、上刃13R,13Lと下刃11R,11L
と協働してワークWを切断し、前記吸着装置27による
ワークWの吸着を解除する。ワークWを上から押さえな
いので、シャーリング1の切断加工部にワークWの切断
線を容易に合わせられ、切断時にはワークWの表面に傷
がつかない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャーリングにお
ける板押え方法およびその装置に関し、特にコーナシャ
ーリングや直線刃を有するシャーリングマシン等の切断
加工部にワークの切断線(ケガキ線)を容易に目視で合
わせられると共にワークの表面に損傷を与えることなく
切断できるシャーリングにおける板押え方法およびその
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばコーナシャーリングの板押
え装置101は、図11に示すように、ワークWを載置
するテーブル103の中央部にて上下動するラム105
の前方壁面107に設けられており、ラム105の昇降
に伴って昇降するよう構成されている。板押え装置10
1の本体109がラム105の前方壁面107に固定さ
れ、この本体109内を案内され摺動するロッド111
の下端にはテーブル103上のワークを押圧する板押え
部113が設けられ、この板押え部113はスプリング
115を介して常時下方に付勢されている。
【0003】ラム105が上昇点に位置しているとき、
板押え部113の下面とテーブル103との間には隙間
があるが、板押え部113の下面はラム105の下端の
上刃より低い位置にある。テーブル103面に備えた下
刃にワークの切断位置を合わせてからラム105を下降
すると、ラム105と共に板押え装置101も下降す
る。ワークは板押え部113でテーブル103面に押圧
されクランプされる。次にワークはさらに下降するラム
105の上刃とテーブル103の下刃との協働で切断さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、コ
ーナシャーリングでは、例えばガセットプレートの切断
加工のとき、型紙を用いてワークに切断線を引き、この
ワークの切断線を目視でコーナシャーリングの切断加工
部に合わせてから切断される。コーナシャーリングの板
押え装置101はラム105の前方壁面107に設けら
れているので、ワークの切断線が板押え部113の影に
なってしまい、ワークの切断線を切断加工部に合わせる
ことができなくなるという問題点があった。
【0005】また、表面処理されたワークや鏡面材を板
押え部113で押さえられることによりワークの表面に
傷が付いたりすることがあるという問題点があった。
【0006】また、上向きバーリング等の成形加工され
たワークに切欠き切断が行われる場合、図12に示され
ているように成形加工された部分が板押え部113でつ
ぶされてしまうという問題点があった。
【0007】本発明は叙上の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的はシャーリングの切断加工部にワ
ークの切断線を容易に目視で合わせることができ、ワー
クの表面を傷つけたり成形加工部をつぶしたりすること
なく切断可能なシャーリングにおける板押え方法および
その装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のシャーリングにおける板押
え方法は、ワークを載置するテーブルで上下動するラム
と、このラムの下端に備えた上刃と協働してワークを切
断する下刃を前記テーブルに備えたシャーリングにおい
て、ワークをテーブル上面に載置して上刃と下刃の切断
加工部に位置決めし、前記下刃に沿った近傍に位置して
テーブルに埋設した吸着装置により、前記ワークを吸着
してテーブル上面に押さえつけた後に、上刃と下刃と協
働してワークを切断することを特徴とするものである。
【0009】したがって、テーブル上のワークは上刃と
下刃の切断加工部に位置決めされた後に、吸着装置によ
り吸引されてテーブル上面に押さえつけられるので、従
来のような板押え装置のようにワークを上から押さえな
いため、コーナシャーリングの切断加工部にワークの切
断線を容易に目視で合わせることができ、またワークの
表面に板押え部による傷や、成形加工部がつぶされるな
どの損傷がなくなる。
【0010】請求項2によるこの発明のシャーリングに
おける板押え装置は、ワークを載置するテーブルで上下
動するラムと、このラムの下端に備えた上刃と協働して
ワークを切断する下刃を前記テーブルに備えたシャーリ
ングにおいて、前記テーブル上のワークをテーブル上面
に押さえつけるべく吸着開放自在な吸着装置を前記下刃
に沿った近傍に位置してテーブルに埋設してなることを
特徴とするものである。
【0011】したがって、テーブル上のワークは上刃と
下刃の切断加工部に位置決めされた後に、吸着装置によ
り吸引されてテーブル上面に押さえつけられるので、従
来のような板押え装置のようにワークを上から押さえな
いため、シャーリングの切断加工部にワークの切断線を
容易に目視で合わせることができ、またワークの表面に
板押え部による傷や、成形加工部がつぶされるなどの損
傷がなくなる。
【0012】請求項3によるこの発明のシャーリングに
おける板押え装置は、請求項2記載のシャーリングにお
ける板押え装置において、前記吸着装置が、前記テーブ
ル上面に下刃に沿った近傍に位置して複数の吸着用穴を
設けると共にこの複数の各吸着用穴の上部に前記テーブ
ル上面とほぼ同一平面に位置する平板状の真空パッドを
設け、この複数の各真空パッドのほぼ中央付近を下方へ
引き込む引込み装置をそれぞれに設けてなることを特徴
とするものである。
【0013】したがって、ワークをテーブル上面に載置
し、上刃と下刃の切断加工部にワークの切断線を位置合
わせする。ラム下降時に引込み装置により真空パッドの
ほぼ中央部が下方に引き下げられると、真空パッドの上
面とワークの下面との間が真空状態になるためにワーク
がテーブル上面に容易に押さえられて固定される。
【0014】請求項4によるこの発明のシャーリングに
おける板押え装置は、請求項3記載のシャーリングにお
ける板押え装置において、前記引込み装置が、前記真空
パッドの下面のほぼ中央に磁性体を設けると共にこの磁
性体を吸着する電磁石を前記磁性体の下方に設けてなる
ことを特徴とするものである。
【0015】したがって、ワークをテーブル上面に載置
し、上刃と下刃の切断加工部にワークの切断線を位置合
わせする。ラム下降時に電磁石がONになると磁性体が
電磁石に吸引吸着されるので真空パッドのほぼ中央部が
下方に引き下げられる。この引き下げられた真空パッド
の上面とワークの下面との間が真空状態になるためにワ
ークがテーブル上面に押さえられて容易に固定される。
【0016】請求項5によるこの発明のシャーリングに
おける板押え装置は、請求項3記載のシャーリングにお
ける板押え装置において、前記引込み装置が流体圧シリ
ンダ又はソレノイドであることを特徴とするものであ
る。
【0017】したがって、ワークをテーブル上面に載置
し、上刃と下刃の切断加工部にワークの切断線を位置合
わせする。ラム下降時に真空パッドのほぼ中央部が流体
圧シリンダ又はソレノイド下方に引き下げられると、真
空パッドの上面とワークの下面との間が真空状態になる
ためにワークがテーブル上面に押さえられて容易に固定
される。
【0018】請求項6によるこの発明のシャーリングに
おける板押え装置は、請求項2記載のシャーリングにお
ける板押え装置において、前記吸着装置が電磁石である
ことを特徴とするものである。
【0019】したがって、テーブル上のワークは上刃と
下刃の切断加工部に位置決めされた後に、電磁石により
電気的に容易に吸引吸着されてテーブル上面に押さえつ
けられ固定される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のシャーリングにお
ける板押え方法およびその装置の実施の形態について、
シャーリングマシンとしての例えばコーナシャーリング
を例にとって図面を参照して説明する。
【0021】図4を参照するに、本実施の形態に係わる
コーナシャーリング1は、箱状の本体フレーム3を備え
ており、この本体フレーム3の前側にはフロントカバー
プレート(図示省略)が開閉可能に設けられている。前
記本体フレーム3の上部にはテーブル5が設けられてい
る。このテーブル5内には複数のガイドローラ7によっ
て前後方向へ微調整移動可能なクリアランス調整テーブ
ル9が設けられている。
【0022】このクリアランス調整テーブル9の後部に
はほぼ直交してL字形状に配置した下刃11R,11L
が取付けられており、この下刃11R,11Lと対応し
てワークWの剪断を行う上刃13R,13Lを備えたラ
ム15が上下動自在に備えられている。また、前記クリ
アランス調整テーブル9の上面には下刃11R,11L
に平行なT溝17R,17Lが設けられており、このT
溝17R,17LにはワークWの位置決めを行う回動自
在なワークストッパ19R,19Lが設けられている。
この各ワークストッパ19R,19LにはワークWを突
き当てる突当て板21R,21Lが設けられており、し
かも、突当て板21R,21Lの角度をロックするロッ
クレバー23R,23Lが設けられている。
【0023】上記構成により、図4に示されているよう
に位置決め固定されたワークストッパ19R,19Lの
突当て板21R,21LにワークWを突当てた後、ラム
15を上下動せしめることにより、下刃11R,11L
と上刃13R,13Lとの協働でワークWのコーナに剪
断加工が行われることになる。
【0024】次に、本発明の実施の形態の主要部である
板押え装置25について説明すると、図4を参照する
に、テーブル5上のワークWをテーブル5の上面に押さ
えつけるための板押え装置25としては、ワークWの下
面を吸着および開放可能な吸着装置27が下刃11に沿
った近傍に位置してテーブル5の上面に埋設されてい
る。
【0025】図1を参照するに、テーブル5の上面には
図4に示されているように例えば下刃11R,11Lに
沿った近傍に位置して複数の吸着用穴29が設けられて
いる。複数の各吸着用穴29の上部には図1に示されて
いるように吸着用穴29より大きな段付穴31が真空パ
ッドとしての例えば平板状のゴム製からなるバキューム
パッド33を載置可能に設けられている。なお、段付穴
31はバキュームパッド33の上面がテーブル5の上面
とほぼ同一平面に位置するように、つまりバキュームパ
ッド33がテーブル5上に載置されたワークWの下面に
当接する深さに設けられている。
【0026】さらに、複数の各吸着用穴29の下部には
バキュームパッド33のほぼ中央付近を下方へ引き込む
ための引込み装置35が設けられている。換言すれば、
引込み装置35としては、バキュームパッド33の下面
のほぼ中央に鉄板等の磁性体37が設けられており、こ
の磁性体37を吸着する電磁石39が下方に位置して固
定されている。
【0027】上記構成により、ラム15の上昇時は、図
1に示されているように電磁石39がOFFの状態とな
っている。ワークWをテーブル5の上面に載置し、図4
に示されているように位置決め固定されたワークストッ
パ19R,19Lの突当て板21R,21LにワークW
を突当てることにより、上刃13R,13Lと下刃11
R,11Lの切断加工部にワークWの切断線を位置合わ
せする。
【0028】ラム15の下降時は、電磁石39がONと
なるよう電気信号が送られ、図2に示されているように
磁性体37が電磁石39に吸引吸着されるのでバキュー
ムパッド33のほぼ中央部が下方に引き下げられる。こ
の引き下げられたバキュームパッド33の上面とワーク
Wの下面との間が真空状態になるためにワークWはテー
ブル5の上面に押さえられて固定される。
【0029】ラム15の下降により、下刃11R,11
Lと上刃13R,13Lとの協働で図3に示されている
ように、ワークWのコーナに剪断加工が行われる。
【0030】ラム15が下降端へ到達すると、ラム下降
端の図示省略のリミットスイッチがONとなり、このO
N信号により電磁石39がOFFとなるので、バキュー
ムパッド33の下面の磁性体37は電磁石39から離
れ、バキュームパッド33が原位置へ復帰するので、ワ
ークWの吸着状態が解除される。この状態でワークWは
テーブル5上でスライドして位置合わせすることができ
る。
【0031】本発明の板押え装置25の他の実施の形態
について図5を参照して説明すると、図1における場合
と同様の構成で吸着用穴29にバキュームパッド33が
設けられており、このバキュームパッド33の下面のほ
ぼ中央部に突部41が設けられている。引込み装置35
としては上下動するプランジャ43を備えたソレノイド
45が各バキュームパッド33の下方に位置してテーブ
ル5の下部に設けたブラケット47内に収納されてい
る。本実施の形態ではソレノイド45としては固定鉄心
の内部にコイルが挿入されおり、固定鉄心内をプランジ
ャ43としての可動鉄心が上下に動作するように構成さ
れているACソレノイドが用いられている。
【0032】上記のACソレノイドのプランジャ43の
先端は連結部材49を介してバキュームパッド33の突
部41に連結されている。
【0033】上記構成により、ラム15の下降時にソレ
ノイド45に信号が入るとプランジャ43が引き下げら
れるので連結部材49を介してバキュームパッド33の
ほぼ中央部が下方に引き下げられ、図1の引込み装置3
5の作用と同様にワークWがバキュームパッド33に吸
引されてテーブル5の上面に押さえられて固定される。
【0034】本発明の板押え装置25の他の実施の形態
について図6及び7を参照して説明すると、図1におけ
る場合と同様の構成で吸着用穴29にバキュームパッド
33が設けられている。
【0035】引込み装置35としては上下動するピスト
ンロッド51を備えた油圧シリンダ53が各バキューム
パッド33の下方に位置してテーブル5の下部に複数の
ボルトBTで取り付けられている。油圧シリンダ53は
図7に示されているようにピストンロッド51がスプリ
ング55により常時上方へ押し上げられており、ピスト
ンロッド51の上部の加圧室57に圧油が油圧回路59
を介して供給される。
【0036】油圧回路59としては、例えば図7に示さ
れているように圧油がオイルタンク61よりポンプモー
タ63にて駆動される油圧ポンプ65により圧油供給側
管路67を経てサーボバルブ69に供給される。サーボ
バルブ69で制御されて加圧側管路73を経てラムシリ
ンダ71の加圧室75へ供給されピストンが下降する。
ラムシリンダ71の背圧室77の圧油は背圧側管路79
を経てサーボバルブ69から圧油排出側管路81を経て
オイルタンク61へ戻される。
【0037】ラムシリンダ71の加圧室75の圧油は引
込み装置35の圧油供給管路83を経てソレノイドバル
ブ85により制御されて油圧シリンダ53の加圧室57
へ供給されピストンロッド51がスプリング55の付勢
力に抗して下降する。なお、ソレノイドバルブ85の作
動により油圧シリンダ53の加圧室57が圧油排出管路
87を介してオイルタンク61に連通すると、スプリン
グ55の付勢力によりピストンロッド51が上昇し油圧
シリンダ53の加圧室57の圧油がオイルタンク61へ
戻される。
【0038】上記構成により、ラム15の下降時にソレ
ノイドバルブ85に信号が入るとラムシリンダ71の加
圧室75の圧油が引込み装置35の油圧シリンダ53の
加圧室57へ供給されて、ピストンロッド51が引き下
げられるので、バキュームパッド33のほぼ中央部が下
方に引き下げられ、図1の引込み装置35の作用と同様
にワークWがバキュームパッド33に吸引されてテーブ
ル5の上面に押さえられて固定される。
【0039】次に、本発明の板押え装置25の他の実施
の形態について説明すると、図8を参照するに、板押え
装置25の吸着装置27としては、電磁石89が下刃1
1に沿って適当な幅で周囲を囲むようにテーブル5の上
面に埋設されている。なお、電磁石89の上面がテーブ
ル5の上面とほぼ同一平面に位置するように設けられて
いる。
【0040】この電磁石89は例えば図9に示されてい
るような電気回路91によりラム15の下降時に通電さ
れ、ラム15が下降端に到達するときに遮断される。
【0041】電気回路91においてプッシュ釦PB3を
押してONすると、油圧ポンプ93が作動すると共に電
源が入っている状態になる。次いでフットスイッチFT
Sを踏んでONすると、ラム下降補助の回路が導通して
リレーR2が作動するので、ラム下降の回路が導通して
ソレノイドSOLbによりラム15が下降する。と同時
に板押え回路が導通して電磁石89がONするので、ワ
ークWが電磁石89により吸着されテーブル5の上面に
押しつけられて固定される。この状態でラム15が下降
端まで下降するのでワークWが上刃13R,13Lと下
刃11R,11Lの協働により切断される。
【0042】なお、フットスイッチFTSがOFFとな
ると、ラム上昇補助の回路は自己保持回路によりリレー
R3は作動したままの状態にある。しかし、ラム下降補
助の回路が不導通となりリレーR2が作動停止となるの
で、ラム下降及び板押さえの回路が不導通となるので電
磁石89がOFFとなってワークWの板押えが開放され
る。
【0043】ラム15が下降端に到達すると、リミット
スイッチLS2がONして、ラム上昇補助の回路が導通
してリレーR3が作動することから、ラム下降補助の回
路が不導通となりリレーR2の作動が停止するので、ラ
ム下降の回路と板押えの回路が不導通となるので、ラム
15の下降が停止すると共に電磁石89がOFFとなっ
てワークWの板押えが開放される。そしてラム上昇の回
路が導通してソレノイドSOLaによりラム15が上昇
する。
【0044】ラム15が上昇端に到達すると、リミット
スイッチLS1がOFFとなって、ラム上昇補助の自己
保持回路が不導通となるためにリレーR3が停止するこ
とから、ラム上昇の回路が不導通となりラム15の上昇
が停止する。
【0045】以上のように、図1及び図5、図6、図8
における各板押え装置25は、従来のような板押え装置
のようにワークWを上から押さえないので、コーナシャ
ーリング1の切断加工部にワークWの切断線(ケガキ
線)を容易に目視で合わせることができ、またワークW
の表面に板押え部による傷や、成形加工部がつぶされる
などの損傷がなくなる。
【0046】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。また、本実施の形態で
はコーナシャーリングを説明したがその他のシャーリン
グマシンであっても構わない。
【0047】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態から理解
されるように、請求項1の発明によれば、テーブル上の
ワークは上刃と下刃の切断加工部に位置決めされた後
に、吸着装置により吸引吸着してテーブル上面に押さえ
つけることができる。従来のような板押え装置のように
ワークを上から押さえないので、シャーリングの切断加
工部にワークの切断線を容易に目視で合わせることがで
きる。また、ワークの表面に板押え部による傷や、成形
加工部がつぶされるなどの損傷をなくすことができる。
【0048】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、テーブル上のワークは上刃と下刃の
切断加工部に位置決めされた後に、吸着装置により吸引
吸着してテーブル上面に押さえつけることができる。従
来のような板押え装置のようにワークを上から押さえな
いので、シャーリングの切断加工部にワークの切断線を
容易に目視で合わせることができる。また、ワークの表
面に板押え部による傷や、成形加工部がつぶされるなど
の損傷をなくすことができる。
【0049】請求項3の発明によれば、ワークをテーブ
ル上面に載置し、従来のようなワークの上からの板押え
がないので、上刃と下刃の切断加工部にワークの切断線
を容易に位置合わせできる。ラム下降時に引込み装置に
より真空パッドのほぼ中央部を下方に引き下げると、真
空パッドの上面とワークの下面との間が真空状態になる
のでワークをテーブル上面に容易に押さえつけ固定でき
る。
【0050】請求項4の発明によれば、ワークをテーブ
ル上面に載置し、従来のようなワークの上からの板押え
がないので、上刃と下刃の切断加工部にワークの切断線
を容易に位置合わせできる。ラム下降時に電磁石がON
になると磁性体が電磁石に吸引吸着されるので真空パッ
ドのほぼ中央部を下方に引き下げることができ、真空パ
ッドの上面とワークの下面との間が真空状態になるので
ワークをテーブル上面に容易に押さえつけ固定できる。
【0051】請求項5の発明によれば、ワークをテーブ
ル上面に載置し、従来のようなワークの上からの板押え
がないので、上刃と下刃の切断加工部にワークの切断線
を容易に位置合わせできる。ラム下降時に真空パッドの
ほぼ中央部を流体圧シリンダ又はソレノイドにより下方
に引き下げることができ、真空パッドの上面とワークの
下面との間が真空状態になるのでワークをテーブル上面
に容易に押さえつけ固定できる。
【0052】請求項6の発明によれば、テーブル上のワ
ークは上刃と下刃の切断加工部に位置決めされた後に、
電磁石により電気的に容易に吸引吸着してテーブル上面
に押さえつけ固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、コーナシャ
ーリングにおける板押え装置の縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すもので、板押え装置
の作動状態を説明する縦断面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示すもので、板押え装置
の作動状態を説明する縦断面図である。
【図4】本発明の実施の形態で用いられるコーナシャー
リングの平面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示すもので、板押え
装置の縦断面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態を示すもので、板押え
装置の縦断面図である。
【図7】図6の板押え装置の油圧回路図である。
【図8】本発明の他の実施の形態を示すもので、板押え
装置の平面図である。
【図9】図8の板押え装置の電気回路図である。
【図10】従来のコーナシャーリングの斜視図である。
【図11】板押え装置によるワークの成形加工部をつぶ
した状態図である。
【符号の説明】
1 コーナシャーリング(シャーリング) 5 テーブル 11R,11L 下刃 13R,13L 上刃 15 ラム 25 板押え装置 27 吸着装置 29 吸着用穴 33 バキュームパッド(真空パッド) 35 引込み装置 37 磁性体 39 電磁石 45 ソレノイド 49 連結部材 51 ピストンロッド 53 油圧シリンダ 83 ソレノイドバルブ 85 電磁石 87 電気回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを載置するテーブルで上下動する
    ラムと、このラムの下端に備えた上刃と協働してワーク
    を切断する下刃を前記テーブルに備えたシャーリングに
    おいて、 ワークをテーブル上面に載置して上刃と下刃の切断加工
    部に位置決めし、前記下刃に沿った近傍に位置してテー
    ブルに埋設した吸着装置により、前記ワークを吸着して
    テーブル上面に押さえつけた後に、上刃と下刃と協働し
    てワークを切断することを特徴とするシャーリングにお
    ける板押え方法。
  2. 【請求項2】 ワークを載置するテーブルで上下動する
    ラムと、このラムの下端に備えた上刃と協働してワーク
    を切断する下刃を前記テーブルに備えたシャーリングに
    おいて、 前記テーブル上のワークをテーブル上面に押さえつける
    べく吸着開放自在な吸着装置を前記下刃に沿った近傍に
    位置してテーブルに埋設してなることを特徴とするシャ
    ーリングにおける板押え装置。
  3. 【請求項3】 前記吸着装置が、前記テーブル上面に下
    刃に沿った近傍に位置して複数の吸着用穴を設けると共
    にこの複数の各吸着用穴の上部に前記テーブル上面とほ
    ぼ同一平面に位置する平板状の真空パッドを設け、この
    複数の各真空パッドのほぼ中央付近を下方へ引き込む引
    込み装置をそれぞれに設けてなることを特徴とする請求
    項2記載のシャーリングにおける板押え装置。
  4. 【請求項4】 前記引込み装置が、前記真空パッドの下
    面のほぼ中央に磁性体を設けると共にこの磁性体を吸着
    する電磁石を前記磁性体の下方に設けてなることを特徴
    とする請求項3記載のシャーリングにおける板押え装
    置。
  5. 【請求項5】 前記引込み装置が流体圧シリンダ又はソ
    レノイドであることを特徴とする請求項3記載のシャー
    リングにおける板押え装置。
  6. 【請求項6】 前記吸着装置が電磁石であることを特徴
    とする請求項2記載のシャーリングにおける板押え装
    置。
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