JP2000316779A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP2000316779A
JP2000316779A JP12818399A JP12818399A JP2000316779A JP 2000316779 A JP2000316779 A JP 2000316779A JP 12818399 A JP12818399 A JP 12818399A JP 12818399 A JP12818399 A JP 12818399A JP 2000316779 A JP2000316779 A JP 2000316779A
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JP
Japan
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washing
cleaning
water
pressure
program
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JP12818399A
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English (en)
Inventor
Takeshi Inada
剛士 稲田
Masaki Yura
政樹 由良
Hiroaki Inui
浩章 乾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄騒音を低減して食器の洗浄を行うことを
目的とする。 【解決手段】 洗浄槽40と、食器かご47と、洗浄ポ
ンプ43と、ポンプ制御手段44と、ノズル45と、プ
ログラム制御手段53を備え、洗浄水42の噴射圧力を
低圧にする低圧洗浄プログラム55は、洗浄工程におけ
る噴射圧力をすすぎ工程におけるそれよりも高くした部
分を設けた食器洗浄機において、低圧洗浄プログラム5
5では、洗浄水42の加圧力を低くし運転時間を延長し
て洗浄する。そして、洗浄工程で洗浄水42が泡立って
くると、洗浄水42の噴射圧力を高くして洗浄するよう
に、ポンプ制御手段44は洗浄ポンプ43を制御する。
このとき噴射圧力を高くしても、洗浄水42に含まれる
空気が緩衝剤となるので、洗浄工程での洗浄騒音を、す
すぎ工程での洗浄騒音と略同等にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は洗浄騒音を低減して
食器の洗浄を行う食器洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の食器洗浄機について説明す
る。
【0003】従来の食器洗浄機は図16に示すように、
食器7等を収納した食器かご8を所定の場所に収納した
後、洗剤を投入して運転を開始するものである。
【0004】運転を開始するとともに、まず排水ポンプ
10が動作して、前回の運転等で洗浄槽1内に残ってい
る洗浄水3(残水と呼ぶ)を機外へ排出する。そして、
給水弁2が動作して洗浄水3を洗浄槽1に供給する。所
定の洗浄水3が供給されると、洗浄ポンプ4が洗浄水3
を加圧し、洗剤と共にノズル5に備えられた噴射孔6か
ら洗浄水3を噴射する。こうして洗浄工程が行われる。
この洗浄工程では洗浄槽1内に設けた発熱体9に通電し
て、洗浄水3を洗浄所定温度まで加熱する。
【0005】所定時間の洗浄工程を経ると、次に食器7
等から洗い落とされた汚れを含む洗浄水3を排水ポンプ
10により機外へ排出する。引き続いて、新たに洗浄水
3を供給してノズル5に備えられた噴射孔6から再び噴
射して、洗剤や残菜(食器7等に汚れとして付着してい
た食品のことを残菜と呼ぶ)等で汚れた食器7等をすす
ぐ工程を実行する。このすすぎ工程を終えると、洗浄水
3を再び機外へ排出する。このすすぎ工程は連続して数
回繰り返される。なお洗浄及びすすぎ工程において、残
菜は洗浄槽1に設けたフィルタ11内に捕集される。所
定回数のすすぎ工程が終了すると食器洗浄機の運転は終
了するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成の食器洗浄機では以下の問題を有している。従来の
食器洗浄機では、図17に示すように、洗浄及びすすぎ
工程において食器洗浄機の洗浄騒音が高く、使用者がテ
レビを見たり、家族や知人等と会話をしたり、電話で会
話をしたり、就寝したりする等の場合に、食器洗浄機か
らの洗浄騒音のために、不快感を感じたり、テレビから
の音や会話が聞こえにくかったり、就寝することができ
なかったりする等の問題がある。
【0007】この問題を解決するために、図18(a)
に示すように、ノズル5に備えられた噴射孔6からの洗
浄水3の噴射圧力を従来の食器洗浄機の圧力よりも低く
し、洗浄及びすすぎ工程終了前の数分間だけ洗浄水3の
噴射圧力を高くして食器7等を洗浄するという食器洗浄
機が提案されている(特願昭58−30033等)。し
かしながら、この構成では、図18(a)及び図18
(b)に示すように、たとえ数分間でも、噴射圧力を高
くして食器7等を洗浄している間は従来と同等以上の洗
浄騒音になるため、使用者に不快感を与えるという問題
を完全に改善することができないという問題がある。
【0008】また、図19(a)及び図19(b)に示
すように、洗浄騒音が使用者に不快感を与えるレベルよ
りも低くなるように、噴射孔6からの洗浄水3の噴射圧
力を低くし、且つ洗浄工程における洗浄時間を長くして
食器洗浄機の運転を行うことにより、使用者に不快感を
与えるということを改善することができる。しかしなが
ら、この構成では、洗浄ポンプ4が洗浄水3を加圧する
加圧力は常に一定であるため、洗浄時間が非常に長くな
ってしまったり、また、噴射孔6からの洗浄水3の噴射
圧力が低いために、所定の洗浄性能を確保できなかった
りするという問題がある。
【0009】本発明は前記問題点に鑑み、使用者に不快
感を与えることなく、且つ洗浄時間を短くして、且つよ
り高い洗浄性能を得ることを第一の目的とする。
【0010】また、食器等のすすぎ性能をより向上させ
ることを第二の目的とする。
【0011】また、洗浄騒音を高くすることなく、食器
等のすすぎ性能をより向上させることを第三の目的とす
る。
【0012】また、食器洗浄機の消費電力量及び洗浄時
間を少なくすることを第四の目的とする。
【0013】また、食器洗浄機の消費電力量及び洗浄時
間をより少なくすることを第五の目的とする。
【0014】また、洗浄騒音をより低減し、また食器の
洗浄及びすすぎ性能をより向上させることを第六の目的
とする。
【0015】また、洗浄槽のすすぎ性能をもより向上さ
せることを第七の目的とする。
【0016】また、洗浄騒音をより一層低減することを
第八の目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の食器洗浄機にお
いては、洗浄槽と、食器等を収納する食器かごと、洗浄
槽内の洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄ポンプを制
御するポンプ制御手段と、洗浄水を噴射する噴射孔を有
したノズルと、洗浄水を排出する排水口及び排水ポンプ
と、複数個の洗浄プログラムを有するプログラム制御手
段を備え、洗浄プログラムは、噴射孔から噴射される洗
浄水の噴射圧力を低圧にして食器等を洗浄する低圧洗浄
プログラムを有し、且つ低圧洗浄プログラムは、洗浄工
程における噴射圧力をすすぎ工程における噴射圧力より
も高くした部分を設けた構成としたものである。
【0018】この発明によれば、使用者に不快感を与え
ることなく、且つ洗浄時間を短くして、且つより高い洗
浄性能を得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、洗浄槽と、食器等を収納する食器かごと、洗浄槽内
の洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄ポンプを制御す
るポンプ制御手段と、洗浄水を噴射する噴射孔を有した
ノズルと、洗浄水を排出する排水口及び排水ポンプと、
複数個の洗浄プログラムを有するプログラム制御手段を
備え、洗浄プログラムは、噴射孔から噴射される洗浄水
の噴射圧力を低圧にして食器等を洗浄する低圧洗浄プロ
グラムを有し、且つ低圧洗浄プログラムは、洗浄工程に
おける噴射圧力をすすぎ工程における噴射圧力よりも高
くした部分を設けたことにより、使用者が低圧洗浄プロ
グラムを選択すると、ポンプ制御手段は、洗浄ポンプが
洗浄水を加圧する加圧力を、使用者が食器洗浄機の洗浄
騒音を不快に感じないレベルまで低くなるように制御
し、さらにプログラム制御手段は、洗浄工程での運転時
間を延長して食器等を洗浄するように低圧洗浄プログラ
ムを制御する。そして、ポンプ制御手段は、洗浄工程が
開始されてから洗剤が洗浄水に十分に溶けたり、食器等
に付着した残菜及び食器の汚れ等が洗浄水に含まれたり
して洗浄水が泡立った状態になるまでは、噴射孔から噴
射される洗浄水をすすぎ工程における噴射圧力と略同等
の噴射圧力で噴射するように洗浄ポンプを制御する。ま
た、洗浄水が泡立ってくると、噴射孔から噴射される洗
浄水をすすぎ工程における噴射圧力よりも高い噴射圧力
で噴射するように、ポンプ制御手段は洗浄ポンプを制御
する。このとき、洗浄水は泡立っているために、噴射孔
から噴射される洗浄水をすすぎ工程における噴射圧力よ
りも高い噴射圧力で噴射しても、洗浄水に含まれる空気
が、洗浄水と食器等の衝突音、噴射された洗浄水が洗浄
槽底部に存在する洗浄水に衝突する滴下音等を低減する
ために、洗浄工程における食器洗浄機の洗浄騒音を、す
すぎ工程における洗浄騒音と略同等のレベルにすること
ができる。さらに、洗浄水が泡立っている状態では、洗
浄工程開始から洗浄水が泡立つまでの間における噴射孔
からの洗浄水の噴射圧力よりも高い噴射圧力で食器等を
洗浄するので、洗浄水の噴射圧力が高い分だけ食器等に
洗浄エネルギーをより短時間で与えることができ、それ
ゆえ、洗浄工程における洗浄時間を短縮することができ
る。また、洗浄工程開始から洗浄水が泡立つまでの間に
おける噴射圧力では洗浄水が届かずに洗浄できない食器
等の残菜や汚れに対しても洗浄することができるのでよ
り高い洗浄性能を得ることができる。
【0020】従って、ポンプ制御手段により、洗浄工程
において洗浄水が泡立っている状態の時に噴射孔から噴
射される洗浄水の噴射圧力を、洗浄工程及びすすぎ工程
における噴射圧力よりも高くして食器等を洗浄すること
ができるので、洗浄時間を短縮することができたり、洗
浄水の噴射圧力が一定の場合よりもより高い洗浄性能を
得ることができる。また、食器洗浄機の洗浄騒音を高め
ることなく、使用者が不快感を感じる騒音レベルよりも
低いレベルで食器洗浄機を運転することができる。
【0021】以上より、使用者がテレビを見たり、家族
や知人等と会話をしたり、電話で会話をしたり、就寝し
たりする等の場合に、食器洗浄機の洗浄騒音により不快
感を感じたり、テレビからの音や会話が聞こえにくかっ
たり、就寝することができなかったりすることなく、食
器洗浄機を運転することができる。さらに、洗浄工程に
おいて洗浄水の噴射圧力を高くして食器等を洗浄するこ
とができるので、低圧洗浄プログラムにおける運転時間
を短縮したり、洗浄水の噴射圧力が一定の場合よりもよ
り高い洗浄性能を得ることができる。
【0022】さらに、使用者の就寝を妨害することなく
食器洗浄機を運転することができるので、深夜に食器洗
浄機を運転することができ、日中よりも低価格である深
夜電力を使用することができる。それゆえ、食器洗浄機
の消費電力料金をより安くしたりすることができるとい
う作用を有する。
【0023】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明に加え、低圧洗浄プログラムは、すすぎ工程にお
いて洗浄水の噴射圧力を周期的に変動させる部分を設け
たことことにより、低圧洗浄プログラムにおけるすすぎ
工程において、ポンプ制御手段は、食器洗浄機の洗浄騒
音が使用者に不快感を感じさせない領域内で、噴射孔か
らの洗浄水の噴射圧力が周期的に変化するように洗浄ポ
ンプを制御する。そのため、噴射孔からの洗浄水の噴射
圧力を周期的に変動させて食器等をすすぐので、洗浄水
の噴射圧力に強弱の水流を生み出すことができ、食器等
をより効率的にすすぐことができるという作用を有す
る。
【0024】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明に加え、低圧洗浄プログラムは、最初に
行われるすすぎ工程において、洗浄工程における噴射圧
力の高い部分と略同等の圧力で洗浄水を噴射させること
により、低圧洗浄プログラムにおける第一のすすぎ工程
において、ポンプ制御手段は、洗浄工程での洗浄水が泡
立っている状態のときに洗浄水を加圧する加圧力と略同
等の加圧力で洗浄ポンプが洗浄水を加圧するように制御
する。このとき、洗浄工程において、洗剤や食器等に付
着する残菜及び汚れ等が洗浄水に含まれると洗浄水は泡
立った状態になるが、洗浄工程終了後、洗浄水が排水ポ
ンプにより機外へ排出されても、洗浄槽内には洗浄工程
中に発生した泡が多く残ることになる。そのため、新た
に洗浄水を供給しても、第一のすすぎ工程が開始される
と、洗浄水と洗浄槽内に残る泡とが混合されることにな
るので、第一のすすぎ工程における洗浄水は洗浄工程と
同様に、多くの空気を含んだ状態で食器等をすすぐこと
になる。従って、第一のすすぎ工程では、洗浄水の噴射
圧力を高くしても、洗浄水に含まれる空気により、洗浄
水と食器等の衝突音や、洗浄水の滴下音等を低減するこ
とができるので、第一のすすぎ工程における食器洗浄機
の洗浄騒音を、洗浄工程や第二以降のすすぎ工程におけ
る洗浄騒音と略同等のレベルにすることができる。それ
ゆえ、第一のすすぎ工程では、洗浄水の噴射圧力が高い
ので、食器等のすすぎ性能をより向上させることができ
るという作用を有する。
【0025】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3に
記載の発明に加え、複数の洗浄水の給水量を検知するこ
とができる給水量検知手段を備え、低圧洗浄プログラム
は、洗浄水の噴射圧力が標準圧力で行われる標準圧洗浄
プログラムにおける給水量よりも少ない給水量で運転す
ることにより、低圧洗浄プログラムにおいて、ポンプ制
御手段は洗浄ポンプが洗浄水を低圧力で加圧するように
制御するために、給水量検知手段により洗浄水の給水量
が低圧洗浄プログラム以外の洗浄プログラムにおける給
水量よりも少なくしても、洗浄ポンプは洗浄水とともに
空気を混入して洗浄水を加圧することができない状態
(この状態をエアがみ状態という)に陥ることなく洗浄
水を所定の圧力で加圧することができる。従って、低圧
洗浄プログラムでは、洗浄水の給水量を少なくしても食
器等を洗浄することができるので、発熱体が加熱すべき
洗浄水の量を少なくすることができ、且つ、洗浄工程及
びすすぎ工程における所定の洗浄水温度に洗浄水を加熱
する時間を短縮することができる。それゆえ、発熱体及
び洗浄ポンプ等への通電時間を短縮することができるの
で、食器洗浄機の消費電力量を少なくすることができ、
且つ短時間で洗浄水を所定の温度に加熱することができ
るので低圧洗浄プログラムにおける食器洗浄機の運転時
間を短縮することができるという作用を有する。
【0026】請求項5に記載の発明は、請求項3または
4に記載の発明に加え、低圧洗浄プログラムは、洗浄工
程及び最初のすすぎ工程での給水量よりもより少ない給
水量で2回目以降のすすぎ工程が行われることにより、
低圧洗浄プログラムにおいて、ポンプ制御手段は、洗浄
ポンプが洗浄水を低圧力で加圧するように制御し、且つ
洗浄工程開始から洗浄水が泡立つまでの間及び第二以降
のすすぎ工程では、洗浄水が泡立った状態である洗浄工
程及び第一のすすぎ工程よりもさらに洗浄水を低圧力で
加圧するように洗浄ポンプを制御する。そのため、給水
量検知手段により洗浄水の給水量が低圧洗浄プログラム
以外の洗浄プログラムにおける給水量よりも少なくし、
第二以降のすすぎ工程の給水量を洗浄工程及び第一のす
すぎ工程よりもより少なくしても、洗浄ポンプはエアが
み状態に陥ることなく洗浄水を所定の圧力で加圧するこ
とができる。従って、洗浄工程及び第一のすすぎ工程よ
りも第二以降のすすぎ工程における洗浄水の給水量をよ
り少なくすることができるので、発熱体が加熱すべき洗
浄水の量をより少なくすることができ、且つ、洗浄水を
第二以降のすすぎ工程における所定の洗浄水温度に加熱
する時間をより短縮することができる。
【0027】以上より、発熱体や洗浄ポンプ等への通電
時間をより短縮することができるので、食器洗浄機の消
費電力量をより少なくすることができ、且つより短時間
で洗浄水を所定の温度に加熱することができるので食器
洗浄機の運転時間をより短縮することができるという作
用を有する。
【0028】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5に
記載の発明に加え、ノズルは、洗浄槽の底面近傍に備え
られた第一のノズルと洗浄槽の天面近傍に備えられた第
二のノズルで構成されることにより、洗浄及びすすぎ工
程において、第一のノズル及び第二のノズルそれぞれに
備えられた噴射孔から洗浄水が噴射されるので、食器等
には下方及び上方の両方から洗浄水が供給されることに
なる。そのため、噴射孔から噴射される洗浄水の噴射圧
力を低圧力にした場合において、洗浄槽底部近傍に備え
られた第一のノズルに設けられた噴射孔からのみでは洗
浄水が供給されずに食器等を洗浄及びすすぐことができ
ない部分に対しても、洗浄槽天面近傍に備えられた第二
のノズルに設けられた噴射孔から噴射される洗浄水によ
り洗浄及びすすぐことができる。従って、低圧洗浄プロ
グラム55において、噴射孔から噴射される洗浄水の噴
射圧力を請求項1〜5の場合よりもさらに低圧力にして
も、食器等を洗浄及びすすぐことができる。それゆえ、
食器洗浄機の洗浄騒音をさらに低減することができる。
また、請求項1〜5の場合と略同等の噴射圧力で洗浄水
を噴射する場合においても、第二のノズルの噴射孔から
噴射される洗浄水により食器等の洗浄及びすすぎ性能を
請求項1〜5の場合よりもより向上させることができる
という作用を有する。
【0029】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6に
記載の発明に加え、第二のノズルに、洗浄槽の側面上方
に洗浄水を噴射する洗浄槽洗浄噴射孔を設けたことによ
り、洗浄及びすすぎ工程において、第二のノズルに設け
られた槽洗浄噴射孔から噴射される洗浄水は洗浄槽の側
面に向けて略水平方向に噴射されるので、低圧洗浄プロ
グラムにおいて、食器等を洗浄する際に洗浄槽の側面に
付着し、第一及び第二のノズルに設けられた噴射孔から
噴射される洗浄水のみでは洗浄するのに多くの時間を要
したり、洗浄及びすすぐことができなかったりする残菜
や汚れ等に対して、槽洗浄噴射孔から噴射される洗浄水
により洗浄及びすすぐことができる。従って、洗浄槽に
おいて第一及び第二のノズルに設けられた噴射孔から噴
射される洗浄水の噴射圧力を低圧力にした場合に洗浄及
びすすぐことができない部分を、槽洗浄噴射孔により洗
浄及びすすぐことができるので、洗浄槽の洗浄及びすす
ぎ性能をもより向上させることができるという作用を有
する。
【0030】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7に
記載の発明に加え、洗浄槽の底面は、前記排水口近傍の
みに洗浄水が溜められるように構成されたことにより、
洗浄及びすすぎ工程において、洗浄槽の底面の形状によ
り、洗浄水は排水口近傍のみに溜められる。そのため、
洗浄水が溜められている排水口近傍以外の底面では、噴
射孔から噴射された洗浄水は洗浄槽と直接衝突すること
になる。従って、噴射孔から噴射された洗浄水が洗浄槽
底部に溜められた洗浄水と衝突する際に生じる滴下音を
低減することができるという作用を有する。
【0031】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0032】図1において、40は洗浄槽、41は洗浄
水42を洗浄槽40内に供給する給水弁、43は洗浄ポ
ンプである。44はポンプ制御手段で、洗浄ポンプ43
が洗浄水42を加圧する加圧力を任意の加圧力に変化さ
せることができるものである。45はノズル、46はノ
ズル45に備えられた噴射孔で、洗浄ポンプ43により
加圧された洗浄水42は、ノズル45に供給され噴射孔
46より洗浄槽40内に噴射される。47は食器48等
を洗浄槽40内に収納する食器かご、70は排水口、4
9は残菜等を捕集するフィルタ、50は発熱体、51は
洗浄水42を機外へ排出する排水ポンプである。52は
給水弁41から給水される洗浄水42の給水量を検知す
る給水量検知手段、53は標準洗浄プログラム54a、
念入り洗浄プログラム54b、短時間洗浄プログラム5
4c等、複数の洗浄プログラムを有するプログラム制御
手段であり、プログラム制御手段53は、図2に示すよ
うに、複数の洗浄プログラム54を備えている。そし
て、複数の洗浄プログラム54は、図3に示すように、
噴射孔46から噴射される洗浄水42の噴射圧力を、標
準洗浄プログラム54aでの噴射圧力よりも低圧力にし
て食器48等を洗浄する低圧洗浄プログラム55を備え
ている。56は食器洗浄機を通電状態にする電源スイッ
チ、57は洗浄プログラム54を選択するプログラムス
イッチ、58は選択された洗浄プログラム54を動作さ
せるスタートスイッチである。
【0033】前記構成において以下にその動作について
説明する。洗浄槽40内に所定量の洗剤を投入し、食器
48等を食器かご47に収納する。食器48等を収納
後、電源スイッチ56を押して食器洗浄機を通電状態に
し、プログラムスイッチ57を押して食器48の汚れに
応じた洗浄プログラム54を選択する。そしてスタート
スイッチ58を押して運転を開始する。運転が開始する
とまず排水ポンプ51が動作して洗浄槽40内に残って
いる残水を機外へ排出する。そして、給水弁41に通電
することで洗浄水42が供給される。給水量検知手段5
2により所定量の洗浄水42が給水されると、洗浄ポン
プ43が駆動して洗浄水42を加圧する。加圧された洗
浄水42はノズル45に供給され、ノズル45に備えら
れた噴射孔46から噴射される。そして、洗浄水42は
洗浄槽40及び食器48等に供給される。こうして食器
48等を洗浄する洗浄工程が行われる。この洗浄工程で
は、発熱体50に通電することにより洗浄水42は洗浄
所定温度まで加熱される。所定時間の洗浄工程を経る
と、排水ポンプ51が動作し、食器48等から洗い落と
された汚物等を含む洗浄水42を機外へ排出する排水工
程が行われる。そして、新たに洗浄水42を供給し、ノ
ズル45に備えられた噴射孔46から洗浄水42を噴射
することで洗剤や残菜等で汚れた食器48等をすすぐ工
程を行う。この工程終了後再び洗浄水42を機外へ排出
する。そして、このすすぎ工程が連続して数回繰り返さ
れてすすぎ工程が終了する。残菜は洗浄槽40に設けた
フィルタ49内に捕集される。すすぎ工程終了後、食器
洗浄機の運転を終了する。
【0034】このように構成された本発明の第1の実施
例によれば、使用者が低圧洗浄プログラム55を選択す
ると、ポンプ制御手段44は、図3及び図4に示すよう
に、洗浄ポンプ43が洗浄水42を加圧する加圧力を、
使用者が食器洗浄機の洗浄騒音を不快に感じないレベル
まで低くなるように制御し、さらにプログラム制御手段
53は、図5に示すように、洗浄工程での運転時間を延
長して食器48等を洗浄するように低圧洗浄プログラム
55を制御する。そして、図3に示すように、ポンプ制
御手段44は、洗浄工程が開始されてから洗剤が洗浄水
42に十分に溶けたり、食器48等に付着した残菜及び
食器48の汚れ等が洗浄水42に含まれたりして洗浄水
42が泡立った状態になるまでは、噴射孔46から噴射
される洗浄水42をすすぎ工程における噴射圧力と略同
等の噴射圧力で噴射するように洗浄ポンプ43を制御す
る。また、洗浄水42が泡立ってくると、噴射孔46か
ら噴射される洗浄水42をすすぎ工程における噴射圧力
よりも高い噴射圧力で噴射するように、ポンプ制御手段
44は洗浄ポンプ43を制御する。このとき、洗浄水4
2は泡立っているために、噴射孔46から噴射される洗
浄水42をすすぎ工程における噴射圧力よりも高い噴射
圧力で噴射しても、洗浄水42に含まれる空気が、洗浄
水42と食器48等の衝突音、噴射された洗浄水42が
洗浄槽40底部に存在する洗浄水42に衝突する滴下音
等を低減するために、図4に示すように、洗浄工程にお
ける食器洗浄機の洗浄騒音を、すすぎ工程における洗浄
騒音と略同等のレベルにすることができる。さらに、洗
浄水42が泡立っている状態では、洗浄工程開始から洗
浄水42が泡立つまでの間における噴射孔46からの洗
浄水42の噴射圧力よりも高い噴射圧力で食器48等を
洗浄するので、洗浄水42の噴射圧力が高い分だけ食器
48等に洗浄エネルギーをより短時間で与えることがで
き、それゆえ、洗浄工程における洗浄時間を短縮するこ
とができる。また、洗浄工程開始から洗浄水42が泡立
つまでの間における噴射圧力では洗浄水42が届かずに
洗浄できない食器48等の残菜や汚れに対しても洗浄す
ることができるのでより高い洗浄性能を得ることができ
る。
【0035】従って、ポンプ制御手段44により、洗浄
工程において洗浄水42が泡立っている状態の時に噴射
孔46から噴射される洗浄水42の噴射圧力を、洗浄工
程及びすすぎ工程における噴射圧力よりも高くして食器
48等を洗浄することができるので、洗浄時間を短縮す
ることができたり、洗浄水42の噴射圧力が一定の場合
よりもより高い洗浄性能を得ることができる。また、食
器洗浄機の洗浄騒音を高めることなく、使用者が不快感
を感じる騒音レベルよりも低いレベルで食器洗浄機を運
転することができる。
【0036】以上より、使用者がテレビを見たり、家族
や知人等と会話をしたり、電話で会話をしたり、就寝し
たりする等の場合に、食器洗浄機の洗浄騒音により不快
感を感じたり、テレビからの音や会話が聞こえにくかっ
たり、就寝することができなかったりすることなく、食
器洗浄機を運転することができる。さらに、洗浄工程に
おいて洗浄水42の噴射圧力を高くして食器48等を洗
浄することができるので、低圧洗浄プログラム55にお
ける運転時間を短縮したり、洗浄水42の噴射圧力が一
定の場合よりもより高い洗浄性能を得ることができる。
【0037】さらに、使用者の就寝を妨害することなく
食器洗浄機を運転することができるので、深夜に食器洗
浄機を運転することができ、日中よりも低価格である深
夜電力を使用することができる。それゆえ、食器洗浄機
の消費電力料金をより安くしたりすることができる。
【0038】(実施例2)全体の構成は第1の実施例と
同様であるので説明を省略する。ただし、図6(a)、
(b)において、低圧洗浄プログラム55におけるすす
ぎ工程での噴射孔46からの洗浄水42の噴射圧力を周
期的に変化させるように、ポンプ制御手段44が洗浄ポ
ンプ43を制御するものである。
【0039】このように構成された本発明の第2の実施
例によれば、図6(a)、(b)に示すように、低圧洗
浄プログラム55におけるすすぎ工程において、ポンプ
制御手段44は、食器洗浄機の洗浄騒音が使用者に不快
感を感じさせない領域内で、噴射孔46からの洗浄水4
2の噴射圧力が周期的に変化するように洗浄ポンプ43
を制御する。そのため、噴射孔46からの洗浄水42の
噴射圧力を周期的に変動させて食器48等をすすぐの
で、洗浄水42の噴射圧力に強弱の水流を生み出すこと
ができ、食器48等をより効率的にすすぐことができ
る。従って、食器48等のすすぎ性能をより向上させる
ことができる。
【0040】なお、すすぎ工程だけでなく、洗浄工程に
おいても、洗浄水42の噴射圧力を周期的に変動させる
と、洗浄工程においても強弱の水流を生み出すことがで
き、食器48等をより効率的に洗浄することができるの
でより良い。
【0041】(実施例3)全体の構成は第1の実施例と
同様であるので説明を省略する。ただし、図7(a)、
(b)において、ポンプ制御手段44は、洗浄工程終了
後最初に行われる第一のすすぎ工程においても、洗浄工
程での洗浄水42が泡立っている状態のときに洗浄水4
2を加圧する加圧力と略同等の加圧力で洗浄ポンプ43
が洗浄水42を加圧するように制御するものである。
【0042】このように構成された本発明の第3の実施
例によれば、図7(a)に示すように、低圧洗浄プログ
ラム55における第一のすすぎ工程において、ポンプ制
御手段44は、洗浄工程での洗浄水42が泡立っている
状態のときに洗浄水42を加圧する加圧力と略同等の加
圧力で洗浄ポンプ43が洗浄水42を加圧するように制
御する。このとき、洗浄工程において、洗剤や食器48
等に付着する残菜及び汚れ等が洗浄水42に含まれると
洗浄水42は泡立った状態になるが、洗浄工程終了後、
洗浄水42が排水ポンプ51により機外へ排出されて
も、洗浄槽40内には洗浄工程中に発生した泡が多く残
ることになる。そのため、新たに洗浄水42を供給して
も、第一のすすぎ工程が開始されると、洗浄水42と洗
浄槽40内に残る泡とが混合されることになるので、第
一のすすぎ工程における洗浄水42は洗浄工程と同様
に、多くの空気を含んだ状態で食器48等をすすぐこと
になる。従って、第一のすすぎ工程では、洗浄水42の
噴射圧力を高くしても、洗浄水42に含まれる空気によ
り、洗浄水42と食器48等の衝突音や、洗浄水42の
滴下音等を低減することができるので、図7(b)に示
すように、第一のすすぎ工程における食器洗浄機の洗浄
騒音を、洗浄工程や第二以降のすすぎ工程における洗浄
騒音と略同等のレベルにすることができる。それゆえ、
第一のすすぎ工程では、洗浄水42の噴射圧力が高いの
で、食器48等のすすぎ性能をより向上させることがで
きる。
【0043】以上より、食器洗浄機の洗浄騒音を高くす
ることなく、且つ食器48等のすすぎ性能をより向上さ
せることができる。
【0044】(実施例4)全体の構成は第1の実施例と
同様であるので説明を省略する。ただし、図8におい
て、給水量検知手段52は二水準の給水量を検知するこ
とができ、且つ低圧洗浄プログラム55における洗浄水
42の給水量をその他の洗浄プログラム54よりも少な
くするものである。
【0045】このように構成された本発明の第4の実施
例によれば、図8に示すように、低圧洗浄プログラム5
5において、ポンプ制御手段44は洗浄ポンプ43が洗
浄水42を低圧力で加圧するように制御するために、給
水量検知手段52により洗浄水42の給水量が低圧洗浄
プログラム55以外の洗浄プログラム54における給水
量よりも少なくしても、洗浄ポンプ43は洗浄水42と
ともに空気を混入して洗浄水42を加圧することができ
ない状態(この状態をエアがみ状態という)に陥ること
なく洗浄水42を所定の圧力で加圧することができる。
従って、低圧洗浄プログラム55では、洗浄水42の給
水量を少なくしても食器48等を洗浄することができる
ので、発熱体50が加熱すべき洗浄水42の量を少なく
することができ、且つ、図9に示すように、洗浄工程及
びすすぎ工程における所定の洗浄水温度に洗浄水42を
加熱する時間を短縮することができる。それゆえ、発熱
体50及び洗浄ポンプ43等への通電時間を短縮するこ
とができるので、食器洗浄機の消費電力量を少なくする
ことができ、且つ短時間で洗浄水42を所定の温度に加
熱することができるので低圧洗浄プログラム55におけ
る食器洗浄機の運転時間を短縮することができる。
【0046】(実施例5)全体の構成は第1の実施例と
同様であるので説明を省略する。ただし、図8におい
て、給水量検知手段52は三水準の給水量を検知するこ
とができ、低圧洗浄プログラム55の洗浄及び第一のす
すぎ工程における洗浄水42はその他の洗浄プログラム
54のそれよりも少なく給水されるものであり、第二以
降のすすぎ工程における洗浄水42は洗浄及び第一のす
すぎ工程のそれよりもより少なく給水されるものであ
る。
【0047】このように構成された本発明の第5の実施
例によれば、図7(a)に示すように、低圧洗浄プログ
ラム55において、ポンプ制御手段44は、洗浄ポンプ
43が洗浄水42を低圧力で加圧するように制御し、且
つ洗浄工程開始から洗浄水42が泡立つまでの間及び第
二以降のすすぎ工程では、洗浄水42が泡立った状態で
ある洗浄工程及び第一のすすぎ工程よりもさらに洗浄水
42を低圧力で加圧するように洗浄ポンプ43を制御す
る。そのため、給水量検知手段52により洗浄水42の
給水量が低圧洗浄プログラム55以外の洗浄プログラム
54における給水量よりも少なくし、第二以降のすすぎ
工程の給水量を洗浄工程及び第一のすすぎ工程よりもよ
り少なくしても、洗浄ポンプ43はエアがみ状態に陥る
ことなく洗浄水42を所定の圧力で加圧することができ
る。従って、洗浄工程及び第一のすすぎ工程よりも第二
以降のすすぎ工程における洗浄水42の給水量をより少
なくすることができるので、発熱体50が加熱すべき洗
浄水42の量をより少なくすることができ、且つ、図1
0に示すように、洗浄水42を第二以降のすすぎ工程に
おける所定の洗浄水温度に加熱する時間をより短縮する
ことができる。
【0048】以上より、発熱体50や洗浄ポンプ43等
への通電時間をより短縮することができるので、食器洗
浄機の消費電力量をより少なくすることができ、且つよ
り短時間で洗浄水42を所定の温度に加熱することがで
きるので食器洗浄機の運転時間をより短縮することがで
きる。
【0049】(実施例6)全体の構成は第1の実施例と
同様であるので説明を省略する。ただし、図11におい
て、59は洗浄槽40底部近傍に備えられた第一のノズ
ル、60は洗浄槽40天面近傍に備えられた第二のノズ
ルであり、洗浄及びすすぎ工程で、第一のノズル59及
び第二のノズル60それぞれに備えられた噴射孔46か
ら洗浄水42を噴射するものである。
【0050】このように構成された本発明の第6の実施
例によれば、洗浄及びすすぎ工程において、第一のノズ
ル59及び第二のノズル60それぞれに備えられた噴射
孔46から洗浄水42が噴射されるので、食器48等に
は下方及び上方の両方から洗浄水42が供給されること
になる。そのため、噴射孔46から噴射される洗浄水4
2の噴射圧力を低圧力にした場合において、洗浄槽40
底部近傍に備えられた第一のノズル59に設けられた噴
射孔46からのみでは洗浄水42が供給されずに食器4
8等を洗浄及びすすぐことができない部分に対しても、
洗浄槽40天面近傍に備えられた第二のノズル60に設
けられた噴射孔46から噴射される洗浄水42により洗
浄及びすすぐことができる。従って、図12、図13に
示すように、低圧洗浄プログラム55において、噴射孔
46から噴射される洗浄水42の噴射圧力を実施例1〜
5よりもさらに低圧力にしても、食器48等を洗浄及び
すすぐことができる。それゆえ、食器洗浄機の洗浄騒音
をさらに低減することができる。また、実施例1〜5と
略同等の噴射圧力で洗浄水42を噴射する場合において
も、第二のノズル60の噴射孔46から噴射される洗浄
水42により食器48等の洗浄及びすすぎ性能を実施例
1〜5よりもより向上させることができる。以上より、
低圧洗浄プログラム55において、食器洗浄機の洗浄騒
音をより低減することができ、また、洗浄及びすすぎ性
能をより向上させることができる。
【0051】(実施例7)全体の構成は第1及び第6の
実施例と同様であるので説明を省略する。ただし、図1
4において、61は第二のノズル60に設けられた槽洗
浄噴射孔であり、洗浄槽40の側面に向けて略水平方向
に噴射されるものである。
【0052】このように構成された本発明の第7の実施
例によれば、洗浄及びすすぎ工程において、第二のノズ
ル60に設けられた槽洗浄噴射孔61から噴射される洗
浄水42は洗浄槽40の側面に向けて略水平方向に噴射
されるので、低圧洗浄プログラム55において、食器4
8等を洗浄する際に洗浄槽40の側面に付着し、第一及
び第二のノズル59、60に設けられた噴射孔46から
噴射される洗浄水42のみでは洗浄するのに多くの時間
を要したり、洗浄及びすすぐことができなかったりする
残菜や汚れ等に対して、槽洗浄噴射孔61から噴射され
る洗浄水60により洗浄及びすすぐことができる。従っ
て、洗浄槽40において第一及び第二のノズル59,6
0に設けられた噴射孔46から噴射される洗浄水42の
噴射圧力を低圧力にした場合に洗浄及びすすぐことがで
きない部分を、槽洗浄噴射孔61により洗浄及びすすぐ
ことができるので、洗浄槽40の洗浄及びすすぎ性能を
もより向上させることができる。
【0053】(実施例8)全体の構成は第1の実施例と
同様であるので説明を省略する。ただし、図15におい
て、洗浄槽40の底面は、洗浄水42が排水口70近傍
のみに溜められるように形成されている。
【0054】このように構成された本発明の第8の実施
例によれば、洗浄及びすすぎ工程において、図15に示
すように、洗浄槽40の底面の形状により、洗浄水42
は排水口70近傍のみに溜められる。そのため、洗浄水
42が溜められている排水口70近傍以外の底面では、
噴射孔46から噴射された洗浄水42は洗浄槽40と直
接衝突することになる。従って、噴射孔46から噴射さ
れた洗浄水42が洗浄槽40底部に溜められた洗浄水4
2と衝突する際に生じる滴下音を低減することができ
る。
【0055】以上より、低圧洗浄プログラム55だけで
なく、全ての洗浄プログラム54において、洗浄騒音を
低減することができ、食器洗浄機の運転時に使用者に与
える不快感をより低減することができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、洗浄槽
と、食器等を収納する食器かごと、洗浄槽内の洗浄水を
加圧する洗浄ポンプと、洗浄ポンプを制御するポンプ制
御手段と、洗浄水を噴射する噴射孔を有したノズルと、
洗浄水を排出する排水口及び排水ポンプと、複数個の洗
浄プログラムを有するプログラム制御手段を備え、洗浄
プログラムは、噴射孔から噴射される洗浄水の噴射圧力
を低圧にして食器等を洗浄する低圧洗浄プログラムを有
し、且つ低圧洗浄プログラムは、洗浄工程における噴射
圧力をすすぎ工程における噴射圧力よりも高くした部分
を設けたことにより、使用者が低圧洗浄プログラムを選
択すると、ポンプ制御手段は、洗浄ポンプが洗浄水を加
圧する加圧力を、使用者が食器洗浄機の洗浄騒音を不快
に感じないレベルまで低くなるように制御し、さらにプ
ログラム制御手段は、洗浄工程での運転時間を延長して
食器等を洗浄するように低圧洗浄プログラムを制御す
る。そして、ポンプ制御手段は、洗浄工程が開始されて
から洗剤が洗浄水に十分に溶けたり、食器等に付着した
残菜及び食器の汚れ等が洗浄水に含まれたりして洗浄水
が泡立った状態になるまでは、噴射孔から噴射される洗
浄水をすすぎ工程における噴射圧力と略同等の噴射圧力
で噴射するように洗浄ポンプを制御する。また、洗浄水
が泡立ってくると、噴射孔から噴射される洗浄水をすす
ぎ工程における噴射圧力よりも高い噴射圧力で噴射する
ように、ポンプ制御手段は洗浄ポンプを制御する。この
とき、洗浄水は泡立っているために、噴射孔から噴射さ
れる洗浄水をすすぎ工程における噴射圧力よりも高い噴
射圧力で噴射しても、洗浄水に含まれる空気が、洗浄水
と食器等の衝突音、噴射された洗浄水が洗浄槽底部に存
在する洗浄水に衝突する滴下音等を低減するために、洗
浄工程における食器洗浄機の洗浄騒音を、すすぎ工程に
おける洗浄騒音と略同等のレベルにすることができる。
さらに、洗浄水が泡立っている状態では、洗浄工程開始
から洗浄水が泡立つまでの間における噴射孔からの洗浄
水の噴射圧力よりも高い噴射圧力で食器等を洗浄するの
で、洗浄水の噴射圧力が高い分だけ食器等に洗浄エネル
ギーをより短時間で与えることができ、それゆえ、洗浄
工程における洗浄時間を短縮することができる。また、
洗浄工程開始から洗浄水が泡立つまでの間における噴射
圧力では洗浄水が届かずに洗浄できない食器等の残菜や
汚れに対しても洗浄することができるのでより高い洗浄
性能を得ることができる。
【0057】従って、ポンプ制御手段により、洗浄工程
において洗浄水が泡立っている状態の時に噴射孔から噴
射される洗浄水の噴射圧力を、洗浄工程及びすすぎ工程
における噴射圧力よりも高くして食器等を洗浄すること
ができるので、洗浄時間を短縮することができたり、洗
浄水の噴射圧力が一定の場合よりもより高い洗浄性能を
得ることができる。また、食器洗浄機の洗浄騒音を高め
ることなく、使用者が不快感を感じる騒音レベルよりも
低いレベルで食器洗浄機を運転することができる。
【0058】以上より、使用者がテレビを見たり、家族
や知人等と会話をしたり、電話で会話をしたり、就寝し
たりする等の場合に、食器洗浄機の洗浄騒音により不快
感を感じたり、テレビからの音や会話が聞こえにくかっ
たり、就寝することができなかったりすることなく、食
器洗浄機を運転することができる。さらに、洗浄工程に
おいて洗浄水の噴射圧力を高くして食器等を洗浄するこ
とができるので、低圧洗浄プログラムにおける運転時間
を短縮したり、洗浄水の噴射圧力が一定の場合よりもよ
り高い洗浄性能を得ることができる。
【0059】さらに、使用者の就寝を妨害することなく
食器洗浄機を運転することができるので、深夜に食器洗
浄機を運転することができ、日中よりも低価格である深
夜電力を使用することができる。それゆえ、食器洗浄機
の消費電力料金をより安くしたりすることができる食器
洗浄機を提供することができる。
【0060】また本発明は、低圧洗浄プログラムはすす
ぎ工程において洗浄水の噴射圧力を周期的に変動させる
部分を設けたことことにより、低圧洗浄プログラムにお
けるすすぎ工程において、ポンプ制御手段は、食器洗浄
機の洗浄騒音が使用者に不快感を感じさせない領域内
で、噴射孔からの洗浄水の噴射圧力が周期的に変化する
ように洗浄ポンプを制御する。そのため、噴射孔からの
洗浄水の噴射圧力を周期的に変動させて食器等をすすぐ
ので、洗浄水の噴射圧力に強弱の水流を生み出すことが
でき、食器等をより効率的にすすぐことができる。従っ
て、食器等のすすぎ性能をより向上させることができる
食器洗浄機を提供することができる。
【0061】また本発明は、低圧洗浄プログラムは、最
初に行われるすすぎ工程において、洗浄工程における噴
射圧力の高い部分と略同等の圧力で洗浄水を噴射させる
ことにより、低圧洗浄プログラムにおける第一のすすぎ
工程において、ポンプ制御手段は、洗浄工程での洗浄水
が泡立っている状態のときに洗浄水を加圧する加圧力と
略同等の加圧力で洗浄ポンプが洗浄水を加圧するように
制御する。このとき、洗浄工程において、洗剤や食器等
に付着する残菜及び汚れ等が洗浄水に含まれると洗浄水
は泡立った状態になるが、洗浄工程終了後、洗浄水が排
水ポンプにより機外へ排出されても、洗浄槽内には洗浄
工程中に発生した泡が多く残ることになる。そのため、
新たに洗浄水を供給しても、第一のすすぎ工程が開始さ
れると、洗浄水と洗浄槽内に残る泡とが混合されること
になるので、第一のすすぎ工程における洗浄水は洗浄工
程と同様に、多くの空気を含んだ状態で食器等をすすぐ
ことになる。従って、第一のすすぎ工程では、洗浄水の
噴射圧力を高くしても、洗浄水に含まれる空気により、
洗浄水と食器等の衝突音や、洗浄水の滴下音等を低減す
ることができるので、第一のすすぎ工程における食器洗
浄機の洗浄騒音を、洗浄工程や第二以降のすすぎ工程に
おける洗浄騒音と略同等のレベルにすることができる。
それゆえ、第一のすすぎ工程では、洗浄水の噴射圧力が
高いので、食器等のすすぎ性能をより向上させることが
できる。
【0062】以上より、食器洗浄機の洗浄騒音を高くす
ることなく、且つ食器等のすすぎ性能をより向上させる
ことができる食器洗浄機を提供することができる。また
本発明は、複数の洗浄水の給水量を検知することができ
る給水量検知手段を備え、低圧洗浄プログラムは、洗浄
水の噴射圧力が標準圧力で行われる標準圧洗浄プログラ
ムにおける給水量よりも少ない給水量で運転することに
より、低圧洗浄プログラムにおいて、ポンプ制御手段は
洗浄ポンプが洗浄水を低圧力で加圧するように制御する
ために、給水量検知手段により洗浄水の給水量が低圧洗
浄プログラム以外の洗浄プログラムにおける給水量より
も少なくしても、洗浄ポンプは洗浄水とともに空気を混
入して洗浄水を加圧することができない状態(この状態
をエアがみ状態という)に陥ることなく洗浄水を所定の
圧力で加圧することができる。従って、低圧洗浄プログ
ラムでは、洗浄水の給水量を少なくしても食器等を洗浄
することができるので、発熱体が加熱すべき洗浄水の量
を少なくすることができ、且つ、洗浄工程及びすすぎ工
程における所定の洗浄水温度に洗浄水を加熱する時間を
短縮することができる。それゆえ、発熱体及び洗浄ポン
プ等への通電時間を短縮することができるので、食器洗
浄機の消費電力量を少なくすることができ、且つ短時間
で洗浄水を所定の温度に加熱することができるので低圧
洗浄プログラムにおける食器洗浄機の運転時間を短縮す
ることができる食器洗浄機を提供することができる。
【0063】また本発明は、低圧洗浄プログラムは、洗
浄工程及び最初のすすぎ工程での給水量よりもより少な
い給水量で2回目以降のすすぎ工程が行われることによ
り、低圧洗浄プログラムにおいて、ポンプ制御手段は、
洗浄ポンプが洗浄水を低圧力で加圧するように制御し、
且つ洗浄工程開始から洗浄水が泡立つまでの間及び第二
以降のすすぎ工程では、洗浄水が泡立った状態である洗
浄工程及び第一のすすぎ工程よりもさらに洗浄水を低圧
力で加圧するように洗浄ポンプを制御する。そのため、
給水量検知手段により洗浄水の給水量が低圧洗浄プログ
ラム以外の洗浄プログラムにおける給水量よりも少なく
し、第二以降のすすぎ工程の給水量を洗浄工程及び第一
のすすぎ工程よりもより少なくしても、洗浄ポンプはエ
アがみ状態に陥ることなく洗浄水を所定の圧力で加圧す
ることができる。従って、洗浄工程及び第一のすすぎ工
程よりも第二以降のすすぎ工程における洗浄水の給水量
をより少なくすることができるので、発熱体が加熱すべ
き洗浄水の量をより少なくすることができ、且つ、洗浄
水を第二以降のすすぎ工程における所定の洗浄水温度に
加熱する時間をより短縮することができる。
【0064】以上より、発熱体や洗浄ポンプ等への通電
時間をより短縮することができるので、食器洗浄機の消
費電力量をより少なくすることができ、且つより短時間
で洗浄水を所定の温度に加熱することができるので食器
洗浄機の運転時間をより短縮することができる食器洗浄
機を提供することができる。
【0065】また本発明は、ノズルは、洗浄槽の底面近
傍に備えられた第一のノズルと洗浄槽の天面近傍に備え
られた第二のノズルで構成されることにより、洗浄及び
すすぎ工程において、第一のノズル及び第二のノズルそ
れぞれに備えられた噴射孔から洗浄水が噴射されるの
で、食器等には下方及び上方の両方から洗浄水が供給さ
れることになる。そのため、噴射孔から噴射される洗浄
水の噴射圧力を低圧力にした場合において、洗浄槽底部
近傍に備えられた第一のノズルに設けられた噴射孔から
のみでは洗浄水が供給されずに食器等を洗浄及びすすぐ
ことができない部分に対しても、洗浄槽天面近傍に備え
られた第二のノズルに設けられた噴射孔から噴射される
洗浄水により洗浄及びすすぐことができる。従って、低
圧洗浄プログラム55において、噴射孔から噴射される
洗浄水の噴射圧力を請求項1〜5の場合よりもさらに低
圧力にしても、食器等を洗浄及びすすぐことができる。
それゆえ、食器洗浄機の洗浄騒音をさらに低減すること
ができる。また、請求項1〜5の場合と略同等の噴射圧
力で洗浄水を噴射する場合においても、第二のノズルの
噴射孔から噴射される洗浄水により食器等の洗浄及びす
すぎ性能を請求項1〜5の場合よりもより向上させるこ
とができる。
【0066】以上より、低圧洗浄プログラムにおいて、
食器洗浄機の洗浄騒音をより低減することができ、ま
た、洗浄及びすすぎ性能をより向上させることができる
食器洗浄機を提供することができる。
【0067】また本発明は、第二のノズルに、洗浄槽の
側面上方に洗浄水を噴射する洗浄槽洗浄噴射孔を設けた
ことにより、洗浄及びすすぎ工程において、第二のノズ
ルに設けられた槽洗浄噴射孔から噴射される洗浄水は洗
浄槽の側面に向けて略水平方向に噴射されるので、低圧
洗浄プログラムにおいて、食器等を洗浄する際に洗浄槽
の側面に付着し、第一及び第二のノズルに設けられた噴
射孔から噴射される洗浄水のみでは洗浄するのに多くの
時間を要したり、洗浄及びすすぐことができなかったり
する残菜や汚れ等に対して、槽洗浄噴射孔から噴射され
る洗浄水により洗浄及びすすぐことができる。従って、
洗浄槽において第一及び第二のノズルに設けられた噴射
孔から噴射される洗浄水の噴射圧力を低圧力にした場合
に洗浄及びすすぐことができない部分を、槽洗浄噴射孔
により洗浄及びすすぐことができるので、洗浄槽の洗浄
及びすすぎ性能をもより向上させることができる食器洗
浄機を提供することができる。
【0068】また本発明は、洗浄槽の底面は、前記排水
口近傍のみに洗浄水が溜められるように構成されたこと
により、洗浄及びすすぎ工程において、洗浄槽の底面の
形状により、洗浄水は排水口近傍のみに溜められる。そ
のため、洗浄水が溜められている排水口近傍以外の底面
では、噴射孔から噴射された洗浄水は洗浄槽と直接衝突
することになる。従って、噴射孔から噴射された洗浄水
が洗浄槽底部に溜められた洗浄水と衝突する際に生じる
滴下音を低減することができる。
【0069】以上より、低圧洗浄プログラムだけでな
く、全ての洗浄プログラムにおいて、洗浄騒音を低減す
ることができ、食器洗浄機の運転時に使用者に与える不
快感をより低減することができる食器洗浄機を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における食器洗浄機の構成図
【図2】本発明の実施例1における食器洗浄機の操作パ
ネル部の拡大図
【図3】本発明の実施例1における食器洗浄機の低圧洗
浄プログラムでの噴射孔からの噴射圧力の推移を表す図
【図4】本発明の実施例1における食器洗浄機の低圧洗
浄プログラムでの洗浄騒音の推移を表す図
【図5】本発明の実施例1における食器洗浄機の低圧洗
浄プログラムでの各工程の運転時間の推移を表す図
【図6】本発明の実施例2における食器洗浄機の低圧洗
浄プログラムでの噴射孔からの噴射圧力の推移及び洗浄
騒音の推移を表す図
【図7】本発明の実施例3における食器洗浄機の低圧洗
浄プログラムでの噴射孔からの噴射圧力の推移及び洗浄
騒音の推移を表す図
【図8】本発明の実施例4における食器洗浄機の構成図
【図9】本発明の実施例4における食器洗浄機の洗浄水
温度の変化を表す図
【図10】本発明の実施例5における食器洗浄機の洗浄
水温度の変化を表す図
【図11】本発明の実施例6おける食器洗浄機の構成図
【図12】本発明の実施例6における食器洗浄機の低圧
洗浄プログラムでの噴射孔からの噴射圧力の推移を表す
【図13】本発明の実施例6における食器洗浄機の低圧
洗浄プログラムでの洗浄騒音の推移を表す図
【図14】本発明の実施例7における食器洗浄機の構成
【図15】本発明の実施例8における食器洗浄機の構成
【図16】従来の食器洗浄機の構成図
【図17】従来の食器洗浄機における洗浄騒音の推移を
表す図
【図18】従来の食器洗浄機における噴射孔からの噴射
圧力を低圧にした場合の噴射圧力の推移及びその時の洗
浄騒音の推移を表す図
【図19】従来の食器洗浄機における噴射孔からの噴射
圧力を低圧の一定レベルにした場合の噴射圧力の推移及
びその時の洗浄騒音の推移を表す図
【符号の説明】
40 洗浄槽 42 洗浄水 43 洗浄ポンプ 44 ポンプ制御手段 45 ノズル 46 噴射孔 47 食器かご 51 排水ポンプ 52 給水量検知手段 53 プログラム制御手段 55 低圧洗浄プログラム 59 第一のノズル 60 第二のノズル 61 槽洗浄噴射孔 70 排水口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 乾 浩章 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B082 BD01 BL01 DB00 DC01 DC02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽と、食器等を収納する食器かご
    と、前記洗浄槽内の洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前
    記洗浄ポンプを制御するポンプ制御手段と、洗浄水を噴
    射する噴射孔を有したノズルと、洗浄水を排出する排水
    口及び排水ポンプと、複数個の洗浄プログラムを有する
    プログラム制御手段を備え、前記洗浄プログラムは、前
    記噴射孔から噴射される洗浄水の噴射圧力を低圧にして
    食器等を洗浄する低圧洗浄プログラムを有し、且つ前記
    低圧洗浄プログラムは、洗浄工程における噴射圧力をす
    すぎ工程における噴射圧力よりも高くした部分を設けた
    ことを特徴とする食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 低圧洗浄プログラムは、すすぎ工程にお
    いて洗浄水の噴射圧力を周期的に変動させる部分を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 低圧洗浄プログラムは、最初に行われる
    すすぎ工程において、洗浄工程における噴射圧力の高い
    部分と略同等の圧力で洗浄水を噴射させることを特徴と
    する請求項1または2記載の食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 複数の洗浄水の給水量を検知することが
    できる給水量検知手段を備え、低圧洗浄プログラムは、
    洗浄水の噴射圧力が標準圧力で行われる標準圧洗浄プロ
    グラムにおける給水量よりも少ない給水量で運転するこ
    とを特徴とする請求項1〜3記載の食器洗浄機。
  5. 【請求項5】 低圧洗浄プログラムは、洗浄工程及び最
    初のすすぎ工程での給水量よりもより少ない給水量で2
    回目以降のすすぎ工程が行われることを特徴とする請求
    項3〜4記載の食器洗浄機。
  6. 【請求項6】 前記ノズルは、洗浄槽の底面近傍に備え
    られた第一のノズルと洗浄槽の天面近傍に備えられた第
    二のノズルで構成されることを特徴とする請求項1〜5
    記載の食器洗浄機。
  7. 【請求項7】 前記第二のノズルに、洗浄槽の側面上方
    に洗浄水を噴射する洗浄槽洗浄噴射孔を設けたことを特
    徴とする請求項1〜6記載の食器洗浄機。
  8. 【請求項8】 洗浄槽の底面は、前記排水口近傍のみに
    洗浄水が溜められるように構成されたことを特徴とする
    請求項1〜7記載の食器洗浄機。
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JP2009521293A (ja) * 2005-12-27 2009-06-04 ベーエスハー ボッシュ ウント ジーメンス ハウスゲレーテ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 一定の洗浄能力において短縮された運転時間を有する、食器洗浄機のための洗浄プログラム
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