JP2000316727A - 調理具 - Google Patents
調理具Info
- Publication number
- JP2000316727A JP2000316727A JP11130341A JP13034199A JP2000316727A JP 2000316727 A JP2000316727 A JP 2000316727A JP 11130341 A JP11130341 A JP 11130341A JP 13034199 A JP13034199 A JP 13034199A JP 2000316727 A JP2000316727 A JP 2000316727A
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- JP
- Japan
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- meat
- fish
- cooking utensil
- support holes
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- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 肉や魚等の弾性に富む食材を焼いても張り付
くことがなく、また煙の発生を防止した調理具を提供す
る。 【解決手段】 ジンギスカン鍋1は、中央部が高く形成
され周縁部に油溜部21が形成された鋼鉄製の鍋本体2
に、周縁23を鍋本体2の表面2a側へ隆起させたクレ
ーター状の複数の支持孔22が均等に配置されたもので
ある。これにより、クレーター状の支持孔22の周縁2
3に肉や魚等の食材が接触し支持されるようになるた
め、鍋本体2の表面に肉や魚等がその弾性によって接触
して張り付くことが防止される。また、肉や魚等の油は
支持孔22間を伝って鍋本体2の中央部から周縁部へと
流れるため、炎の上に油が落ちることが防止され、煙が
発生しにくくなる。
くことがなく、また煙の発生を防止した調理具を提供す
る。 【解決手段】 ジンギスカン鍋1は、中央部が高く形成
され周縁部に油溜部21が形成された鋼鉄製の鍋本体2
に、周縁23を鍋本体2の表面2a側へ隆起させたクレ
ーター状の複数の支持孔22が均等に配置されたもので
ある。これにより、クレーター状の支持孔22の周縁2
3に肉や魚等の食材が接触し支持されるようになるた
め、鍋本体2の表面に肉や魚等がその弾性によって接触
して張り付くことが防止される。また、肉や魚等の油は
支持孔22間を伝って鍋本体2の中央部から周縁部へと
流れるため、炎の上に油が落ちることが防止され、煙が
発生しにくくなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肉や魚等の食材を
焼いて調理するための調理具に関する。
焼いて調理するための調理具に関する。
【0002】
【従来の技術】肉や魚等の食材を焼いて調理する調理具
として、例えば、実用新案登録第3056114号公報
に記載のジンギスカン鍋がある。図5はこの従来のジン
ギスカン鍋の斜視図、図6は図5の一部拡大図である。
として、例えば、実用新案登録第3056114号公報
に記載のジンギスカン鍋がある。図5はこの従来のジン
ギスカン鍋の斜視図、図6は図5の一部拡大図である。
【0003】図5に示すように、実用新案登録第305
614号公報記載のジンギスカン鍋101は、中央を適
宜高くしてなる球面状の鍋本体102の周縁部に、油溜
受部103を形設すると共に、鍋本体102の中心より
外側に向かって放射状に形成した断面山形状の調理物載
置部104を設け、調理物載置部104の頂部に長孔1
04aを穿設し、調理物載置部104間の油排出溝10
5を外側に向かう程、深く形成してなることを特徴と
し、さらに長孔104aの周縁部に適宜突出した立片を
周設してある。
614号公報記載のジンギスカン鍋101は、中央を適
宜高くしてなる球面状の鍋本体102の周縁部に、油溜
受部103を形設すると共に、鍋本体102の中心より
外側に向かって放射状に形成した断面山形状の調理物載
置部104を設け、調理物載置部104の頂部に長孔1
04aを穿設し、調理物載置部104間の油排出溝10
5を外側に向かう程、深く形成してなることを特徴と
し、さらに長孔104aの周縁部に適宜突出した立片を
周設してある。
【0004】このような構成のジンギスカン鍋101
は、ガスコンロや炭火等の上に置き、調理物載置部10
4の上に肉や魚等を置いて調理する。このとき、肉や魚
等を調理物載置部104の上に置いても立片により長孔
104a内に油が流入することはほとんどなく、よって
ガスコンロを汚したり、煙が発生することもほとんどな
い。
は、ガスコンロや炭火等の上に置き、調理物載置部10
4の上に肉や魚等を置いて調理する。このとき、肉や魚
等を調理物載置部104の上に置いても立片により長孔
104a内に油が流入することはほとんどなく、よって
ガスコンロを汚したり、煙が発生することもほとんどな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すように、鍋本体102の中心より外側に向かって放
射状に形成した断面山形状の調理物載置部104の上に
肉片M等の弾性に富むものを載せた場合、肉片M等はそ
の自重によって調理物載置部104間の油排出溝105
の形状に合わせて変形し、肉片M等が油排出溝105を
形成する面に張り付いてしまうことが考えられ、張り付
いた肉片M等を箸で掴んで取りにくくなる。
示すように、鍋本体102の中心より外側に向かって放
射状に形成した断面山形状の調理物載置部104の上に
肉片M等の弾性に富むものを載せた場合、肉片M等はそ
の自重によって調理物載置部104間の油排出溝105
の形状に合わせて変形し、肉片M等が油排出溝105を
形成する面に張り付いてしまうことが考えられ、張り付
いた肉片M等を箸で掴んで取りにくくなる。
【0006】そこで、本発明においては、肉や魚等の弾
性に富む食材を焼いても張り付くことがなく、また煙の
発生を防止した調理具を提供する。
性に富む食材を焼いても張り付くことがなく、また煙の
発生を防止した調理具を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の調理具は、中央
部が高く形成され周縁部に油溜部が形成された調理具本
体に、周縁を隆起させたクレーター状の複数の支持孔が
均等に配置されたものである。これにより、隆起させた
クレーター状の支持孔の周縁に肉や魚等の食材が接触し
支持されるようになるため、調理具本体の表面に肉や魚
等がその弾性によって接触して張り付くことが防止され
る。また、肉や魚等の油は支持孔間を伝って調理具本体
の中央部から周縁部へと流れるため、炎の上に油が落ち
ることが防止され、煙が発生しにくくなる。
部が高く形成され周縁部に油溜部が形成された調理具本
体に、周縁を隆起させたクレーター状の複数の支持孔が
均等に配置されたものである。これにより、隆起させた
クレーター状の支持孔の周縁に肉や魚等の食材が接触し
支持されるようになるため、調理具本体の表面に肉や魚
等がその弾性によって接触して張り付くことが防止され
る。また、肉や魚等の油は支持孔間を伝って調理具本体
の中央部から周縁部へと流れるため、炎の上に油が落ち
ることが防止され、煙が発生しにくくなる。
【0008】クレーター状の複数の支持孔は、多角形状
や円形状等の様々な形状とすることができるが、支持孔
間を油がスムーズに流れるようになめらかな形状、特に
円形状とするのが望ましい。また、支持孔は長孔形状や
複数の長孔等が複雑に交差するような形状であってもよ
いが、その場合を含めて、複数の支持孔のうち最も近く
にある支持孔同士の周縁間距離は、20mm以内、より
好ましくは15mm以内、さらに好ましくは10mm以
内とするのがよい。
や円形状等の様々な形状とすることができるが、支持孔
間を油がスムーズに流れるようになめらかな形状、特に
円形状とするのが望ましい。また、支持孔は長孔形状や
複数の長孔等が複雑に交差するような形状であってもよ
いが、その場合を含めて、複数の支持孔のうち最も近く
にある支持孔同士の周縁間距離は、20mm以内、より
好ましくは15mm以内、さらに好ましくは10mm以
内とするのがよい。
【0009】最も近くにある支持孔同士の周縁間距離が
20mm以内であれば、肉や魚等を焼いたときに調理具
本体の表面にこれらが接触する面積が少なく、ほとんど
張り付くことがない。周縁間距離が15mm以内であれ
ば、比較的薄く、柔らかい肉や魚等であっても調理具本
体の表面に張り付くことがなくなる。周縁間距離が10
mm以内であれば、非常に薄い肉であっても、張り付き
をほぼ完全に防止することができる。周縁間距離が20
mm超である場合、肉や魚等の調理具本体表面との接触
面積が大きくなってしまうため、弾性に非常に富むもの
を焼いた場合、垂れて調理具本体に張り付きやすくな
る。
20mm以内であれば、肉や魚等を焼いたときに調理具
本体の表面にこれらが接触する面積が少なく、ほとんど
張り付くことがない。周縁間距離が15mm以内であれ
ば、比較的薄く、柔らかい肉や魚等であっても調理具本
体の表面に張り付くことがなくなる。周縁間距離が10
mm以内であれば、非常に薄い肉であっても、張り付き
をほぼ完全に防止することができる。周縁間距離が20
mm超である場合、肉や魚等の調理具本体表面との接触
面積が大きくなってしまうため、弾性に非常に富むもの
を焼いた場合、垂れて調理具本体に張り付きやすくな
る。
【0010】また、複数の支持孔の調理具本体に対する
占有率は、30〜80%、より好ましくは40〜60%
とするのが望ましい。占有率を30〜80%とすれば、
この調理具の下方から炭によって加熱した場合に、支持
孔を介して炭による遠赤外線効果が十分に得られるよう
になる。占有率を40〜60%とすれば、遠赤外線によ
る効果、支持孔からの肉や魚等の油の落下防止や火力等
が最適なバランスとなるため最も望ましい状態となる。
占有率が80%超の場合、支持孔からの肉や魚等の油の
落下量が多くなり、煙が比較的発生しやすくなる。一
方、30%未満の場合、肉や魚等の油は支持孔からより
落ちにくくなるが、遠赤外線が伝わりにくくなってしま
う。
占有率は、30〜80%、より好ましくは40〜60%
とするのが望ましい。占有率を30〜80%とすれば、
この調理具の下方から炭によって加熱した場合に、支持
孔を介して炭による遠赤外線効果が十分に得られるよう
になる。占有率を40〜60%とすれば、遠赤外線によ
る効果、支持孔からの肉や魚等の油の落下防止や火力等
が最適なバランスとなるため最も望ましい状態となる。
占有率が80%超の場合、支持孔からの肉や魚等の油の
落下量が多くなり、煙が比較的発生しやすくなる。一
方、30%未満の場合、肉や魚等の油は支持孔からより
落ちにくくなるが、遠赤外線が伝わりにくくなってしま
う。
【0011】調理具本体の周縁部には、肉、魚や野菜等
の食材の滑り落ちを防止するストッパー部が形成される
のが望ましい。中央部が高く形成された本発明の調理具
本体は、その調理具本体に均等に配置されたクレーター
状の複数の支持孔によっても食材の滑り落ちは防止され
るが、調理具本体の周縁部の油溜部にさらにストッパー
部を形成することによって、食材が油溜部に滑り落ちる
のを完全に防止することが可能となる。
の食材の滑り落ちを防止するストッパー部が形成される
のが望ましい。中央部が高く形成された本発明の調理具
本体は、その調理具本体に均等に配置されたクレーター
状の複数の支持孔によっても食材の滑り落ちは防止され
るが、調理具本体の周縁部の油溜部にさらにストッパー
部を形成することによって、食材が油溜部に滑り落ちる
のを完全に防止することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態におけ
るジンギスカン鍋の斜視図、図2は図1に示すジンギス
カン鍋の使用状態を示す側面図、図3は図1に示すジン
ギスカン鍋の支持孔周辺の拡大断面図、図4は図1に示
すジンギスカン鍋のストッパー部周辺の拡大断面図であ
る。
るジンギスカン鍋の斜視図、図2は図1に示すジンギス
カン鍋の使用状態を示す側面図、図3は図1に示すジン
ギスカン鍋の支持孔周辺の拡大断面図、図4は図1に示
すジンギスカン鍋のストッパー部周辺の拡大断面図であ
る。
【0013】本発明の実施の形態における調理具として
のジンギスカン鍋1は、中央部が高く形成され周縁部に
油溜部21が形成された調理具本体としての鋼鉄製の鍋
本体2と、ジンギスカン鍋1を把持するための同じく鋼
鉄製の把持部3とを備えている。
のジンギスカン鍋1は、中央部が高く形成され周縁部に
油溜部21が形成された調理具本体としての鋼鉄製の鍋
本体2と、ジンギスカン鍋1を把持するための同じく鋼
鉄製の把持部3とを備えている。
【0014】図3を参照して、鍋本体2には、周縁23
を鍋本体2の表面2a側へ隆起させたクレーター状の複
数の支持孔22が均等に配置されている(図3参照)。
支持孔22は鍋本体2の裏面2b側からポンチ(図示せ
ず)にて約8mmφの略円状に打ち抜くことによって開
口されたものであり、この打ち抜き時に表面2a側に発
生する高さ1〜2mm程度のバリがクレーター状の支持
孔22の周縁23を形成する。
を鍋本体2の表面2a側へ隆起させたクレーター状の複
数の支持孔22が均等に配置されている(図3参照)。
支持孔22は鍋本体2の裏面2b側からポンチ(図示せ
ず)にて約8mmφの略円状に打ち抜くことによって開
口されたものであり、この打ち抜き時に表面2a側に発
生する高さ1〜2mm程度のバリがクレーター状の支持
孔22の周縁23を形成する。
【0015】また、この支持孔22の鍋本体2に対する
占有率は約50%とし、最も近くにある支持孔22同士
の周縁23間距離は6〜10mm程度としている。この
最も近くにある支持孔22同士の周縁23間距離は、本
実施形態におけるジンギスカン鍋1を使用して焼く主な
食材の弾性の大小に合わせて、その支持孔22間の鍋本
体2の表面に食材が垂れて接触しない程度としておけば
よい。
占有率は約50%とし、最も近くにある支持孔22同士
の周縁23間距離は6〜10mm程度としている。この
最も近くにある支持孔22同士の周縁23間距離は、本
実施形態におけるジンギスカン鍋1を使用して焼く主な
食材の弾性の大小に合わせて、その支持孔22間の鍋本
体2の表面に食材が垂れて接触しない程度としておけば
よい。
【0016】図4を参照して、鍋本体2の周縁部に形成
される油溜部21は、鍋本体2の周縁24から約20m
m外側まで形成された溝部21aと、溝部21aの周縁
から外側斜め上方へ約10mm突出させた堤部21bと
によって構成される。
される油溜部21は、鍋本体2の周縁24から約20m
m外側まで形成された溝部21aと、溝部21aの周縁
から外側斜め上方へ約10mm突出させた堤部21bと
によって構成される。
【0017】また、鍋本体2の周縁24には、肉、魚や
野菜等の食材の滑り落ちを防止するストッパー部4が形
成されている。ストッパー部4は、ストッパー本体とし
ての針金41と、針金41を支持する複数の支柱42と
によって構成される。針金41と鍋本体2の表面2aと
の間の距離は約4mmとし、支柱42は鍋本体2の周縁
24に沿って等間隔に配置されている。
野菜等の食材の滑り落ちを防止するストッパー部4が形
成されている。ストッパー部4は、ストッパー本体とし
ての針金41と、針金41を支持する複数の支柱42と
によって構成される。針金41と鍋本体2の表面2aと
の間の距離は約4mmとし、支柱42は鍋本体2の周縁
24に沿って等間隔に配置されている。
【0018】以上の構成のジンギスカン鍋1は、図2に
示すようにして使用する。ジンギスカン鍋1を七輪5等
の上に載せ、木炭などの炭6によってその下方より加熱
する。適度に熱せられたジンギスカン鍋1の鍋本体2上
に肉片M等の食材を載せて焼くと、図3に示すように、
肉片Mはクレーター状の支持孔22の周縁23に接触し
支持されるため、鍋本体2の表面2aに肉片Mがその弾
性によって垂れても接触して張り付くことがない。この
とき、肉片Mの油は支持孔22間を伝って鍋本体2の中
央部から周縁部へと流れ、支柱42の間から油溜部21
へと流れ込むため、炭6の上に肉片Mの油が落ちず、煙
が発生しにくくなる。このように煙の発生を抑えること
によって、室内でも肉、魚や野菜等の食材を炭火で焼い
て手軽に楽しむことができる。
示すようにして使用する。ジンギスカン鍋1を七輪5等
の上に載せ、木炭などの炭6によってその下方より加熱
する。適度に熱せられたジンギスカン鍋1の鍋本体2上
に肉片M等の食材を載せて焼くと、図3に示すように、
肉片Mはクレーター状の支持孔22の周縁23に接触し
支持されるため、鍋本体2の表面2aに肉片Mがその弾
性によって垂れても接触して張り付くことがない。この
とき、肉片Mの油は支持孔22間を伝って鍋本体2の中
央部から周縁部へと流れ、支柱42の間から油溜部21
へと流れ込むため、炭6の上に肉片Mの油が落ちず、煙
が発生しにくくなる。このように煙の発生を抑えること
によって、室内でも肉、魚や野菜等の食材を炭火で焼い
て手軽に楽しむことができる。
【0019】また、支持孔22の周縁23に支持された
肉片Mは、この支持孔22の開口を介して炭6により直
接加熱され、炭6による遠赤外線効果が得られる。遠赤
外線を多く取り入れることにより食材の旨味が十分に引
き出される。支持孔22の占有率を約50%とすると
き、遠赤外線による効果、支持孔22からの肉片Mの油
の落下防止や火力等が最適となる。
肉片Mは、この支持孔22の開口を介して炭6により直
接加熱され、炭6による遠赤外線効果が得られる。遠赤
外線を多く取り入れることにより食材の旨味が十分に引
き出される。支持孔22の占有率を約50%とすると
き、遠赤外線による効果、支持孔22からの肉片Mの油
の落下防止や火力等が最適となる。
【0020】中央部が高く形成された鍋本体2に肉片M
を載せて焼く場合、鍋本体2に均等に配置されたクレー
ター状の複数の支持孔22によって肉片Mの滑り落ちは
ある程度防止されるが、野菜V等の比較的軽量な食材を
鍋本体2の周縁24付近の傾斜がきつい部分に載せると
油溜部21に落ちやすくなる。鍋本体2の周縁24に形
成されたストッパー部4はこのような食材の滑り落ちを
防止するものであり、図4に示すように、野菜V等の食
材はストッパー部4の針金41に引っかかるため、油溜
部21に滑り落ちることがない。
を載せて焼く場合、鍋本体2に均等に配置されたクレー
ター状の複数の支持孔22によって肉片Mの滑り落ちは
ある程度防止されるが、野菜V等の比較的軽量な食材を
鍋本体2の周縁24付近の傾斜がきつい部分に載せると
油溜部21に落ちやすくなる。鍋本体2の周縁24に形
成されたストッパー部4はこのような食材の滑り落ちを
防止するものであり、図4に示すように、野菜V等の食
材はストッパー部4の針金41に引っかかるため、油溜
部21に滑り落ちることがない。
【0021】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
ができる。
【0022】(1)周縁を隆起させたクレーター状の複
数の支持孔が調理具本体に配置されることによって、ク
レーター状の支持孔の周縁に肉や魚等が接触し支持され
るようになるため、調理具本体の表面に肉や魚等が垂れ
て張り付くのが防止される。また、肉や魚等の油は支持
孔間を伝って調理具本体の中央部から周縁部へと流れる
ため、炎の上に油が落ちることが防止され、煙が発生し
にくくなる。このように煙の発生を抑えることによっ
て、室内でも肉、魚や野菜等の食材を炭火で焼いて手軽
に楽しむことができる。さらに、支持孔の開口を介して
炭により直接加熱され、炭による遠赤外線効果が得ら
れ、遠赤外線を多く取り入れることにより食材の旨味が
十分に引き出される。
数の支持孔が調理具本体に配置されることによって、ク
レーター状の支持孔の周縁に肉や魚等が接触し支持され
るようになるため、調理具本体の表面に肉や魚等が垂れ
て張り付くのが防止される。また、肉や魚等の油は支持
孔間を伝って調理具本体の中央部から周縁部へと流れる
ため、炎の上に油が落ちることが防止され、煙が発生し
にくくなる。このように煙の発生を抑えることによっ
て、室内でも肉、魚や野菜等の食材を炭火で焼いて手軽
に楽しむことができる。さらに、支持孔の開口を介して
炭により直接加熱され、炭による遠赤外線効果が得ら
れ、遠赤外線を多く取り入れることにより食材の旨味が
十分に引き出される。
【0023】(2)複数の支持孔のうち最も近くにある
支持孔同士の周縁間距離が20mm以内であるため、肉
や魚等を焼いたときに調理具本体の表面にこれらが接触
する面積が少なくなり、ほとんど張り付くことがない。
支持孔同士の周縁間距離が20mm以内であるため、肉
や魚等を焼いたときに調理具本体の表面にこれらが接触
する面積が少なくなり、ほとんど張り付くことがない。
【0024】(3)複数の支持孔の調理具本体に対する
占有率が30〜80%であるため、調理具の下方から炭
によって加熱した場合に、支持孔を介して炭による遠赤
外線効果が十分に得られる。
占有率が30〜80%であるため、調理具の下方から炭
によって加熱した場合に、支持孔を介して炭による遠赤
外線効果が十分に得られる。
【0025】(4)調理具本体の周縁部に食材の滑り落
ちを防止するストッパー部が形成されることによって、
食材が比較的な軽量であっても油溜部に滑り落ちるのを
完全に防止することが可能となる。
ちを防止するストッパー部が形成されることによって、
食材が比較的な軽量であっても油溜部に滑り落ちるのを
完全に防止することが可能となる。
【図1】 本発明の実施の形態におけるジンギスカン鍋
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】 図1に示すジンギスカン鍋の使用状態を示す
側面図である。
側面図である。
【図3】 図1に示すジンギスカン鍋の支持孔周辺の拡
大断面図である。
大断面図である。
【図4】 図1に示すジンギスカン鍋のストッパー部周
辺の拡大断面図である。
辺の拡大断面図である。
【図5】 従来のジンギスカン鍋の斜視図である。
【図6】 図5の一部拡大図である。
1 ジンギスカン鍋 2 鍋本体 2a 表面 2b 裏面 21 油溜部 21a 溝部 21b 堤部 22 支持孔 23,24 周縁 3 把持部 4 ストッパー部 41 針金 42 支柱
Claims (4)
- 【請求項1】 中央部が高く形成され周縁部に油溜部が
形成された調理具本体に、周縁を隆起させたクレーター
状の複数の支持孔が配置された調理具。 - 【請求項2】 前記複数の支持孔のうち最も近くにある
支持孔同士の周縁間距離が、20mm以内である請求項
1記載の調理具。 - 【請求項3】 前記複数の支持孔の調理具本体に対する
占有率が、30〜80%である請求項1または2記載の
調理具。 - 【請求項4】 前記調理具本体の周縁部に、食材の滑り
落ちを防止するストッパー部が形成された請求項1から
3のいずれかに記載の調理具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11130341A JP2000316727A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | 調理具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11130341A JP2000316727A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | 調理具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000316727A true JP2000316727A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=15032077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11130341A Pending JP2000316727A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | 調理具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000316727A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190109058A (ko) * | 2018-03-16 | 2019-09-25 | 김정욱 | 직화 구이용 조리기 |
-
1999
- 1999-05-11 JP JP11130341A patent/JP2000316727A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190109058A (ko) * | 2018-03-16 | 2019-09-25 | 김정욱 | 직화 구이용 조리기 |
KR102214329B1 (ko) * | 2018-03-16 | 2021-02-08 | 김정욱 | 직화 구이용 조리기 |
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