JP2000316358A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2000316358A
JP2000316358A JP11134013A JP13401399A JP2000316358A JP 2000316358 A JP2000316358 A JP 2000316358A JP 11134013 A JP11134013 A JP 11134013A JP 13401399 A JP13401399 A JP 13401399A JP 2000316358 A JP2000316358 A JP 2000316358A
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seat
driver
threshing unit
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threshing
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Akito Yamamoto
明人 山本
Hitoshi Samuragi
仁 佐村木
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機体より作業者が降りて歩きながらコ
ンバイン作業を行う場合の運転操作性を向上させる。 【解決手段】 運転席(16)前方に運転操作コラム
(75)を配備するコンバインにおいて、脱穀部(3)
の前端上側に運転席(16)を配設すると共に、脱穀部
(3)前方の運転台(15)に設ける運転操作コラム
(75)の右側に走行用変速レバー(18)を配備させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は刈取部で刈取られた
穀稈を脱穀部に送給して脱穀処理するようにしたコンバ
インにあって、軽トラックの荷台などに容易に積込んで
輸送可能とさせる超小型のコンバインに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来のコンバインにあ
っては、運転席の前方略中央に操向用の操作レバー或い
は操作ハンドルが、またこの左側に走行用の変速レバー
などが通常配置されていて、作業中は右手で操作レバー
或いは操作ハンドルを、また左手で変速レバーなどを握
っての操作が行われている。しかし乍ら超小型化したコ
ンバインで機体より降りて機体の右外側よりこれらレバ
ーやハンドルを操作して作業を行う場合には、左側位置
のレバーやハンドル程操作がし難く、操作コラムやレバ
ーなどをチルト構造とするにはコストや強度上で問題が
あった。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、運転
席前方に運転操作コラムを配備するコンバインにおい
て、脱穀部の前端上側に運転席を配設すると共に、脱穀
部前方の運転台に設ける運転操作コラムの右側に走行用
変速レバーを配備させて、機体より作業者が降りて操作
コラムの右側位置で歩きながら作業を行う場合、変速レ
バーを容易に握って正確な変速操作を可能とさせて、機
体より降りて作業を行う場合の作業性及び操作性を向上
させるものである。
【0004】また、操向方向を変更する操向操作部材を
運転操作コラムの略中央に設けると共に、操向操作部材
より右側に変速レバーを設けて、機体より作業者が降り
て操作コラムの右側位置で歩きながら作業を行う場合、
丸形ハンドルなど操作部材と走行用変速レバーとの両方
の操作を容易且つ正確に可能とさせるものである。
【0005】さらに、運転席及び運転操作コラムを機体
の中心ラインより右側に配設させると共に、操作コラム
の左側に刈取部の引起ケース上端を配置させて、操作コ
ラム左側の余剰スペースに引起ケースの上端側を収める
状態とさせて、機体の左右巾及び前後長を縮小させて機
体の超小型化を可能とさせるものである。
【0006】またさらに、エンジン及びミッションケー
スを脱穀部の後側に配設すると共に、エンジンと運転席
を機体中央を中心とした対角線上に配置させて、脱穀部
を挾んだ運転席の反対側にエンジン及びミッションケー
スを設けて、構成のコンパクト化と機体の前後バランス
の良好化を図ると共に、対角線上のエンジンと運転席と
によって機体の左右バランスの良好化も図るものであ
る。
【0007】また、変速レバーの操作部を運転台より右
外側に突出させて、機体より作業者が降りて歩きながら
作業を行う場合にも、運転台の影響を受けることなく容
易且つ確実に変速レバーを操作して、正確な走行変速を
行うものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて詳述する。図1は全体の側面図、図2は同平面図、
図3は同正面図であり、図中符号(1)はトラックフレ
ーム(2)に装設させる左右一対の走行クローラ、
(3)は扱胴(4)及びフィードチェン(5)及び揺動
選別盤(6)を備えて脱穀選別によって穀粒を収集する
脱穀部、(7)は2条分の引起ケース(8)及び掻込ホ
イル(9)及び刈刃(10)、並びに刈取り穀稈搬送系
路(11)を脱穀部(3)左側に形成する株元搬送チェ
ン(12)と穂先搬送タイン(13)を備える刈取部、
(14)は作業者搭乗用の運転台であるステップ(1
5)と座乗用運転席(16)と操向操作部材である丸形
操向ハンドル(17)と前後進用走行変速レバー(1
8)とを備える運転操作部、(19)は脱穀部(3)か
らの穀粒を揚穀筒(20)によって入れる穀物タンクで
ある籾タンク、(21)は脱穀部(3)からの排藁を切
断して放出する排藁カッター、(22)はエンジン、
(23)はミッションケースである。
【0009】そして図4乃至図7にも示す如く、脱穀部
(3)の前方に刈取部(7)を装設させ、刈取部(7)
の刈取り穀稈を脱穀部(3)に送給させる刈取り穀稈搬
送系路(11)の搬送方向に脱穀部(3)の扱胴(4)
中心を機体進行方向に対して略90度傾けて設け、扱胴
(4)と平行に延設させるフィードチェン(5)によっ
て排藁をカッター(21)に送出させ、従来の排藁チェ
ンを不要にして搬送機構の簡素化により軽量化を行うと
共に、排藁を排出させる4番口を縮少してスペースの有
効活用により小型化を行い、収穫作業性の向上並びに製
造コストの低減などを図るもので、機体の略中心部に脱
穀部(3)を設け、機体中央の扱胴(4)を中心に、大
重量部品である刈取り穀稈搬送用の株元搬送チェン(1
2)を脱穀部(3)の右側に、またフィードチェン
(5)を脱穀部(3)の後側に配設させ、機体の小型化
並びに機体の重量バランスの向上などを図るように構成
している。
【0010】また、機体前後方向中心ラインと扱胴
(4)中心ラインの交点を基準に運転席(16)を右側
前方に設け、脱穀部(3)の扱胴(4)前方で後方より
も低く形成できる上面を活用して運転席(16)を取付
け、作業者の視界を確保し、作業者の搭乗による機体の
重心移動を小さくして重量バランスの向上などを図ると
共に、機体の後方にエンジン(22)を設け、機体前方
の運転席(16)に対して対角線位置にエンジン(2
2)を配置させ、機体の重量バランスを向上し、かつエ
ンジン(22)及びミッションケース(23)など駆動
部を機体最後側のメンテナンスし易い場所にコンパクト
に設置し、かつ脱穀部(3)前部に刈取部(7)を近接
して機体前後長を縮小させるように構成している。
【0011】また、脱穀部(3)からの穀粒を入れる籾
タンク(19)を機体中央部に設け、籾タンク(19)
の籾量変化による機体重心移動を少なくし、機体の重量
バランスの向上などを図ると共に、脱穀部(3)から排
出される排藁を切断して放出するカッター(21)を脱
穀部(3)右側の右走行クローラ(1)上方に配設さ
せ、脱穀部(3)右側の右走行クローラ(1)上方のス
ペースを有効活用してカッター(21)をコンパクトに
設置し、脱穀部(3)の排藁をフィードチェン(5)に
よってカッター(21)に直接投入し、藁搬送構造の簡
素化及び軽量化を図るように構成している。
【0012】さらに、未刈取り穀稈を起立させる刈取部
(7)の引起ケース(8)上端側を左側に傾斜させて設
け、作業者が搭乗するステップ(15)及び運転席(1
6)を刈取部(7)の刈り幅右側上方の機体中央寄りで
低位置に配置し、刈取部(7)と運転席(16)の左右
設置幅を小さくして機体の左右重量バランス向上及び小
型化を行い、かつステップ(15)などから離れて穀稈
穂先側を搬送させると共に、2条分の略平行な各引起ケ
ース(8)を運転席(16)と反対側に傾けて設け、刈
取部(7)の上方で低位置に運転席(16)を設け、か
つ運転者が搭乗するステップ(15)の左真横に引起ケ
ース(8)を近接させて配置し、作業者の搭乗による機
体の重心移動を少なくし、作業者が搭乗する前の機体重
心を機体中央に設定し、トラック荷台に積んだときに偏
荷重にトラック荷台が傾く不具合をなくし、小さい積載
重量のトラックを用いて安定良く輸送させるように構成
している。
【0013】また、刈取部(7)の刈刃(10)右側部
上方に作業者搭乗用のステップ(15)を配置させ、刈
取部(7)とステップ(15)の左右全幅を小さく形成
して機体の小型化を行い、かつ作業者を機体中央寄りに
搭乗させて機体の左右重量バランスを向上し、しかも2
条分の刈り幅の刈取部(7)とステップ(15)を左右
走行クローラ(1)左右幅内に配置させると共に、左右
クローラ(1)設置幅の右半分に運転席(16)を設
け、左半分に2条分の引起ケース(8)を設け、作業者
が搭乗するステップ(15)の左真横に2条分の引起ケ
ース(8)を立設し、機体左右幅の縮小と同時に機体前
後長を短縮し、小型軽量化並びに機体重量バランス向上
などを図るように構成している。
【0014】さらに、前記脱穀部(3)の左側面の後上
方に供給口(24)を開設する扱室(25)内部に扱胴
軸(26)を介して扱胴(4)を軸支させ、支点軸(2
7)回りに上方に開放自在な上面カバー(28)によっ
て扱室(25)上面を閉塞し、上面カバー(28)に挾
扼杆(29)を取付け、フィードチェン(5)と挾扼杆
(29)による穀稈挾持搬送高さと、扱胴(4)上面及
び供給口(24)の各高さを略等しく形成し、穀稈を略
水平姿勢で搬送し乍ら脱穀する上扱ぎ構造に構成してい
る。
【0015】また、前記扱胴(4)下方に受網であるク
リンプ網(30)を張設させて扱室(25)下面を閉塞
し、クリンプ網(30)下方に選別機構(31)を設け
るもので、前後方向に揺動運動させる前記揺動選別盤
(6)と、該選別盤(6)前部に設けて上下に揺動させ
る篩線(32)と、前記選別盤(6)後部下方に設けて
後部下方から前部上方に選別風を供給する唐箕(33)
と、前記選別盤(6)前部下方に設けて漏下する穀粒を
揚穀筒(20)に取出す一番コンベヤ(34)及び一番
樋(35)と、前記篩線(32)下方に設けて漏下する
穀粒及び藁屑などの二番還元物を取出す二番コンベヤ
(36)及び二番樋(37)と、二番コンベヤ(36)
からの二番還元物を前記選別盤(6)上面に戻すスロワ
型の二番還元部材(38)と、前記篩線(32)上方右
側の吸引口(39)から篩線(32)上面の藁屑及び粉
塵を吸込んで機外に排出させる吸排塵ファン(40)と
で、前記選別機構(31)を構成している。
【0016】また、脱穀部(3)の選別機構(31)に
設ける二番還元部材(38)を左側前部に配設させ、脱
穀部(3)の左側板(41)の内側に二番還元部材(3
8)を設置させ、脱穀部(3)左側の選別駆動機構の簡
素化を行い、刈取り穀稈搬送用の穂先搬送タイン(1
3)及び株元搬送チェン(12)を脱穀部(3)左側に
近接させ、機体左右幅を縮少して小型化を図ると共に、
脱穀選別によって発生する排塵を機外に排出させる吸排
塵ファン(40)を脱穀部(3)の右側前部に配設さ
せ、脱穀部(3)の右側板(42)の外側に吸排塵ファ
ン(40)を設置させ、二番還元部材(38)と反対側
で扱胴(4)後端側の右側板(42)外側のスペースを
吸排塵ファン(40)の取付に有効利用し、吸排塵ファ
ン(40)の排風の方向変更角度を小さくし、脱穀選別
性能を確保するように構成している。
【0017】さらに、最左側の引起ケース(8)上端と
機体左側を略一致させ、機体左右全幅を有効活用して刈
取部(7)とステップ(15)を左右に並べて配設し、
かつ脱穀部(3)左側で引起ケース(8)上端乃至脱穀
部(3)の供給口(24)間で穀稈穂先部が正面視で略
直線上を移動し、搬送稈姿勢の乱れ及び脱粒などを低減
し、刈取り穀稈搬送系路の簡略化を行うと共に、刈取り
穀稈を供給する脱穀部(3)の供給口(24)を立毛穀
稈の穂先高さ(約90センチメートル)と略同一高さに
設け、脱穀部(3)側面に沿わせて刈取り穀稈を移動さ
せ、穀稈株元が未刈り側に突出して未刈り穀稈穂先を扱
く不具合をなくし、かつ刈取り穀稈穂先高さを略一定維
持して搬送し、穀稈搬送構造の簡略化及び動力低減によ
って小型化を図るように構成している。
【0018】さらに、脱穀部(3)の扱胴(4)を上扱
ぎ構造に取付け、穀稈搬送位置に対して扱胴(4)を低
位置に配設して機体重心を低下し、機体重量バランスを
良好に維持し乍ら小型軽量化を図ると共に、刈取部
(7)から刈取り穀稈を搬送する株元搬送チェン(1
2)と供給口(24)の間に、穀稈の搬送方向を変更さ
せる受継搬送チェン(43)を設け、脱穀部(3)側面
に沿わせる略直立姿勢の刈取り穀稈を略水平姿勢に変更
し、本機進行方向に対して交叉する方向に延設させるフ
ィードチェン(5)に受渡す穀稈の株元を穂先部中心に
回向し、穀稈搬送性能の向上並びに機体の小型化を図る
ように構成してる。
【0019】さらに、前記エンジン(22)上面に燃料
タンク(44)を固設させ、エンジンルームカバー(4
5)によってエンジン(22)の上面と左右及び後面を
覆い、カバー(45)上面にタンク(44)を突出さ
せ、タンク(44)によってカバー(45)の一部を形
成させると共に、エンジン(22)の周辺に形成される
暖気を唐箕(33)に吸引させ、エンジン(22)冷却
を助長させかつ選別除湿効果を得るように構成してい
る。
【0020】また、脱穀部(3)からの穀粒を入れる籾
タンク(19)下面とエンジン(22)上面の間にフィ
ードチェン(5)を張設させ、籾タンク(19)の下方
に脱穀部(3)の扱胴(4)とエンジン(22)を配置
し、かつエンジン(22)上部のスペースを穀稈搬送に
有効利用し、機体の小型化及び重量バランスの向上を図
ると共に、エンジン(22)上側の燃料タンク(44)
と上方の籾タンク(19)の間に穀稈株元側を搬送さ
せ、燃料タンク(44)の容量拡大及びコンパクト収納
を行い、機体の小型化及び重量バランスの向上を図るよ
うに構成している。
【0021】さらに、脱穀部(3)の後部側面に開設す
る刈取り穀稈用供給口(24)よりも前方に吸排塵ファ
ン(40)を設け、脱穀部(3)に発生する排塵を吸排
塵ファン(40)によって機体後方に向けて排出させ、
脱穀部(3)前部に運転席(16)を設けても排塵が作
業者に飛散する不具合をなくし、吸排塵ファン(40)
上面に運転席(16)を設置し、かつ脱穀部(3)に刈
取り穀稈を搬送する株元搬送チェン(12)を脱穀部
(3)側方に設けても、前方支点によって株元搬送チェ
ン(12)の長短稈調節スペースを大きく形成し、脱穀
部(3)前部の左右いずれの側にも吸排塵ファン(4
0)をコンパクトに配設し、機体の小型化を図ると共
に、選別機構(31)に選別風を送給させる唐箕(3
3)を脱穀部(3)後部に配置させ、吸排塵ファン(4
0)を右側前方に配置させ、脱穀部(3)左側から刈取
り穀稈を供給し、左側に発生する多量の脱穀物を唐箕
(33)によって右側前方に送出させ、吸排塵ファン
(40)によって吸引させ、選別機構(31)の選別送
塵風路を対角線方向に長尺に形成し、機体の小型化並び
に選別損失の低減を図るように構成している。また、供
給口(24)と反対側の脱穀部(3)側面で前方に吸排
塵ファン(40)を配設させ、脱穀部(3)からの排藁
を切断放出させるカッター(21)を後方に配設させ、
吸排塵ファン(40)の排風によってカッター(21)
からの排藁を拡散放出し、かつ脱穀部(3)の扱胴
(4)後部にカッター(21)を近接させて機体の小型
化を図る。
【0022】また、唐箕(33)の後方にエンジン(2
2)を配設させ、エンジン(22)周辺の温風を唐箕
(33)に吸引させ、選別風の湿度低下並びにエンジン
(22)冷却効率向上を行い、かつ脱穀部(3)にエン
ジン(22)を近接させてエンジン(22)取付け構造
の簡略化を行い、機体の小型軽量化を図ると共に、左右
走行クローラ(1)の間に脱穀部(3)を設け、刈取部
(7)から脱穀部(3)に刈取り穀稈を供給する穀稈搬
送系路(11)を左走行クローラ(1)上方に配設さ
せ、吸排塵ファン(40)及びカッター(21)を右走
行クローラ(1)上方に配設させ、左右走行クローラ
(1)のトレッドを可及的に大きく形成し、穀稈搬送系
路(11)乃至カッター(21)の左右設置幅と左右走
行クローラ(1)の設置幅を略等しく形成し、機体幅で
決定される移動可能幅と走行クローラ(1)の走行幅を
略同一にし、小型機体の安定性及び操縦性を向上させ
る。
【0023】さらに、脱穀部(3)後部で機体進行方向
に対して直交させる扱胴(4)の前方で左右両側に二番
還元部材(38)と吸排塵ファン(40)を対向させて
選別機構(31)を形成し、二番還元部材(38)側の
脱穀部(3)側面に刈取り穀稈搬送系路(11)を設
け、吸排塵ファン(40)と同側で後方に排藁切断用の
カッター(21)を配設させ、脱穀部(3)を機体中心
に配置して両側スペースを活用して刈取り穀稈の供給と
排藁切断放出を行い、機体前後長で短縮して小型化を図
るように構成している。
【0024】また、扱胴(4)を囲む左右と後方に刈取
り穀稈搬送系路(11)及び排藁切断カッター(21)
及びフィードチェン(5)をコ字形に配設させ、前記コ
字形前方開放部に刈取部(7)と運転席(16)を設
け、機体を構成するフレーム構造の簡略化によって軽量
化を行い、かつ機体の前後長及び左右幅の短縮によって
小型化を行うと共に、選別機構(31)の揺動選別盤
(6)上面よりも低いか略同一高さ位置に二番還元部材
(38)の還元口下縁を形成し、二番還元部材(38)
に多量の還元物が供給されて還元物の飛散力が低下して
も、詰る前に還元物が還元口から押出され、一番樋(3
5)側に取出され、二番還元部材(38)内部で還元物
が詰る不具合をなくすように構成している。
【0025】さらに、図8にも示す如く、上記の左右一
対のトラックフレーム(2)の前後部に一対の前後の横
機枠フレーム(46)両端部を溶接により一体固定さ
せ、側面視門形の左右一対の縦機枠フレーム(47)下
端を前後の横機枠フレーム(46)上面に溶接により一
体固定させ、左右トラックフレーム(2)を一体固定さ
せる略水平な前後の横機枠フレーム(46)に左右の縦
機枠フレーム(47)を立設固定させると共に、側面視
コ字形の左右一対の後機枠フレーム(48)の下部端部
を下向に折曲げて後の横機枠フレーム(46)上面に溶
接により一体固定させ、後機枠フレーム(48)の上部
端部を縦機枠フレーム(47)の上面前後幅中間に溶接
により一体固定させるように構成している。また、前記
トラックフレーム(2)に軸受板(49)を介して軸受
(50)を溶接により一体固定させ、軸受(50)にト
ラックローラ(51)を回転自在に軸支させると共に、
トラックフレーム(2)前部のテンション輪(52)
と、ミッションケース(23)に車軸(53)を介して
設ける駆動輪(54)と、前記の複数のトラックローラ
(51)に走行クローラ(1)を張設させるように構成
してる。
【0026】さらに、左右の縦機枠フレーム(47)に
左右の軸受体(58)を固定させて扱胴軸(26)を回
転自在に軸支させ、左右の各フレーム(47)間に扱胴
(4)を取付ける。そして、走行クローラ(1)を取付
けるトラックフレーム(2)に、扱胴(4)を取付ける
脱穀部(3)の縦機枠フレーム(47)を一体的に連結
させ、従来の平面的なシャーシフレーム構造に代え、ト
ラックフレーム(2)と機枠フレーム(47)による単
一の立体フレーム構成とし、扱胴軸(26)などの取付
け部品の強度によって機枠フレーム(47)を補強し、
特別な補強部材を省いて軽量化を行うと共に、脱穀部
(3)の左右側板(41)(42)を縦機枠フレーム
(47)に設け、脱穀機枠強度を左右側板(41)(4
2)に持たせる必要がなく、板厚が薄く軽量な材料によ
って左右側板(41)(42)を形成している。
【0027】また、作業者が搭乗するステップ(15)
のステップフレーム(55)を右の縦機枠フレーム(4
7)前側部に突設させ、右の縦機枠フレーム(47)前
側にステップ(15)を支持させ、右の縦機枠フレーム
(47)上部に固定させる台座(59)に運転席(1
6)を配置し、作業者が座乗する運転位置を機体中心寄
りに形成し、機体の重量バランスの向上並びにステップ
(15)及び運転席(16)取付け構造の軽量簡略化を
図ると共に、油圧昇降シリンダ(60)によって昇降さ
せる刈取部(7)を昇降自在に取付ける刈取支点軸(5
6)を左右の縦機枠フレーム(47)前側に一体固定さ
せて設け、縦機枠フレーム(47)の活用による刈取部
(7)の刈取支点軸(56)構造の簡略化を行い、かつ
前記刈取支点軸(56)による縦機枠フレーム(47)
の補強を行い、しかも脱穀部(3)と刈取部(7)を近
接させて機体前後長を縮少し、軽量化及び小型化を図る
ように構成している。
【0028】また、排藁を切断して放出させるカッター
(21)を機枠フレーム(47)(48)の右外側に設
け、機枠フレーム(47)(48)によるカッター(2
1)取付け構造の簡略化及びカッター(21)支持強度
の確保を行い、かつカッター(21)による機枠フレー
ム(47)(48)の補強を行い、しかも脱穀部(3)
にカッター(21)を近接させて従来の排藁搬送チェン
の省略並びに機体幅の縮少を図ると共に、機体後部のエ
ンジン(22)を、左の後機枠フレーム(48)に固定
したエンジン台(61)に支持させ、左の後機枠フレー
ム(48)によるエンジン(22)取付け構造の簡略化
及びエンジン(22)支持強度の確保を行い、かつエン
ジン(22)とミッションケース(23)とトラックフ
レーム(2)の連結によって左の後機枠フレーム(4
8)の強度向上及び軽量化を図るように構成している。
【0029】また、穀粒を取出す籾受台(57)を左右
の後機枠フレーム(48)後面に支軸(62)を介して
設け、後機枠フレーム(48)による籾受台(57)取
付け構造の簡略化及び籾受台(57)支持強度の確保を
行い、かつ籾受台(57)によって後機枠フレーム(4
8)の強度向上及び軽量化を図ると共に、脱穀部(3)
の扱室カバーである上面カバー(28)を開閉自在に取
付けるカバー支点軸(27)を左右の後機枠フレーム
(48)に設け、左右の後機枠フレーム(48)による
扱室(25)の上面カバー(28)取付け構造の簡略化
及び上面カバー(28)支持強度の確保を行い、かつ上
面カバー(28)のカバー支点軸(27)によって左右
の後機枠フレーム(48)の強度向上及び軽量化を図
る。
【0030】さらに、脱穀部(3)に設けるフィードチ
ェン(5)のチェン台(63)によって左右の縦機枠フ
レーム(47)を連結させ、左右の縦機枠フレーム(4
7)によるチェン台(63)取付け構造の簡略化及びチ
ェン台(63)支持強度の確保を行い、かつチェン台
(63)の連結によって左右の縦機枠フレーム(47)
の強度向上及び軽量化を行うと共に、左右の縦機枠フレ
ーム(47)に左右の軸受体(58)を設けて扱胴
(4)を回転自在に軸支させ、扱胴(4)を取付ける扱
胴軸(26)によって左右の縦機枠フレーム(47)を
連結さえ、縦機枠フレーム(47)の強度向上及び軽量
化を行い、かつ扱胴(4)を内設させる脱穀部(3)の
左右側板(41)(42)を薄くて軽い板材料によって
形成して、機体の軽量化及び製造コスト低減を図るよう
に構成している。
【0031】また、左右の縦及び後機枠フレーム(4
7)(48)の下端部を左右のトラックフレーム(2)
に連結させ、トラックフレーム(2)に装設させる左右
走行クローラ(1)の内側に各機枠フレーム(47)
(48)を立設させ、左右走行クローラ(1)内側幅内
に脱穀部(3)を配設し、刈取部(7)の穀稈搬送系路
(11)と、運転席(16)と、カッター(21)と、
エンジン(22)を、脱穀部(3)の左右及び前後に走
行クローラ(1)上方スペースを活用してコンパクトに
設置し、小型化並びに機体重量バランス向上などを図る
と共に、右の縦機枠フレーム(47)前部に運転席(1
6)を設け、左の後機枠フレーム(48)後部にエンジ
ン(22)を設け、平面視四角形の脱穀部(3)の対向
する角隅部で大重量となる作業者とエンジン(22)を
支持し、運転席(16)から作業者が降りた状態での機
体重心を機体中央に設定し、収穫作業時の機体重量バラ
ンスを良好に維持させ、本機を小型軽量トラックの荷台
に載せる運搬時、偏荷重によってトラックが一方に傾く
不具合をなくすように構成している。
【0032】さらに、図7に示す如く、前記エンジン
(22)の出力軸(22a)にミッションケース(2
3)の入力軸(64)を直結させ、操向ハンドル(1
7)によって制御する操向油圧出力機(65)並びに走
行変速レバー(18)によって制御する走行変速油圧出
力機(66)の各油圧ポンプを入力軸(64)によって
駆動させ、各出力機(65)(66)の油圧モータによ
って左右駆動輪(54)を介して左右走行クローラ
(1)を駆動し、前後進及び旋回移動させる。また、前
記入力軸(64)に唐箕(33)の軸(67)と扱胴軸
(26)を右端側でベルト連結させ、唐箕軸(67)に
一番コンベヤ(34)の軸(68)を左端側でベルト連
結させ、一番コンベヤ軸(68)に二番コンベヤ(3
6)の軸(69)を左端側でベルト連結させ、前記吸排
塵ファン(40)のファン軸(70)と刈取入力軸(7
1)に二番コンベヤ軸(69)を右端側でベルト連結さ
せ、丸パイプ形の刈取支点軸(56)の中空に刈取入力
軸(71)を内挿させ、刈取入力軸(71)にベベルギ
ヤ連結させる刈取2軸(72)を介して引起ケース
(8)及び刈刃(10)などに駆動力を伝えると共に、
穂先搬送タイン(13)に送り終端を接離させる方向に
刈取支点軸(56)回りに長短稈調節動作させる株元搬
送チェン(12)に刈取入力軸(71)の左端部をベベ
ルギヤ連結させる。また、前記扱胴軸(26)の左端部
に駆動ケース(73)を設け、穂先搬送タイン(13)
及び受継搬送チェン(43)とフィードチェン(5)に
駆動ケース(73)を介して扱胴軸(26)左端側から
駆動力を伝え、脱穀部(3)の低い位置での選別伝動系
を左側に配設させ、高い位置での選別伝動系を右側に配
設させ、しかも単一の駆動ケース(73)によって穂先
搬送タイン(13)とフィードチェン(5)の両方に駆
動力を入力させ、穀稈搬送スペースを左側に大きく確保
し乍ら駆動伝動機構をコンパクトに設けるように構成し
ている。
【0033】而して図3、図23に示す如く、本実施例
の超小型コンバインは、積載重量が350キログラムの
小型四輪のトラック荷台(74)に載せて運搬すること
を可能とさせたもので、トラック荷台(74)の前後長
さに対し、刈取部(7)と走行クローラ(1)の前後長
さが若干短く形成されると共に、トラック荷台(74)
の左右幅に対し、乗降用の歩み板を含む幅を側方に確保
し乍ら中央部に載せる機体幅に形成され、空の標準状態
で約300キログラムの機体重量となる本機をトラック
荷台(74)に安定良く搭載して運搬を行うものであ
る。
【0034】また、図24は機体の重心位置の移動を示
すもので、運転席下方にエンジンを設けて脱穀部右側に
籾タンクを設ける従来機種の場合、破線で示すように、
空の作業前の標準位置(黒丸)で、左側前方に重心が位
置し、運転者が搭乗した状態(白丸)で中央寄り前方に
重心が移動し、収穫作業によって籾収集量が増加するこ
とによって右側中央方向に重心が移動していたから、空
の標準のときに左側が重く、トラック荷台に載せて運搬
するときにトラックが左に傾き易い不具合があり、収穫
作業時、籾が多くタンクに留まることによって右側が重
くなり、右側に傾き易い不具合があった。これに対し、
本実施例の超小型コンバインの場合、図2に示す如く、
運転席(16)及び籾タンク(19)を機体中央寄りに
配設させてエンジン(22)を後方配置させることによ
り、図24の実線で示すように、空の作業前の標準位置
(黒丸)で機体中央付近に重心が位置し、運転者が搭乗
した状態(白丸)で右側に重心が移動した後、収集籾の
増加によって中央寄り後方に重心が移動するから、空の
標準状態で運搬するトラック荷台(74)が偏荷重によ
って傾く不具合をなくし、また収穫作業によって籾が増
加しても左右走行クローラ(1)の接地圧を略均等に保
って左右走行力を略等しくし、スリップまたは蛇行を防
ぐものである。
【0035】図7、図9、図10にも示す如く、前記脱
穀部(4)の前端上側で右側寄りに運転席(16)を配
設し、運転席(16)の前方位置となる前記ステップ
(15)の前端上面に運転操作コラム(75)を立設さ
せ、該操作コラム(75)の上面略中央に操向ハンドル
(17)を回動自在に取付けると共に、操作コラム(7
5)の上部右側面に走行変速レバー(18)の基端を前
後揺動自在に支持させ、該レバー(18)上端の操作部
であるノブ部(18a)をステップ(15)の右端より
外側に突出させて、ステップ(15)より右外側の圃場
に降りて歩き乍ら作業者が操向ハンドル(17)及び変
速レバー(18)の操作を行う場合、これらハンドル
(17)及び操作レバー(18)の操作を容易且つ確実
に行うように構成している。
【0036】また、前記ステップ(15)の前端左右両
側を切欠いて傾斜面(15a)に形成して、左側傾斜面
(15b)では右引起ケース(8)との干渉を回避させ
ると共に、右側傾斜面(15a)では操作コラム(7
5)の右前方位置より該コラム(75)に最大近接した
状態でのハンドル(17)及び操作レバー(18)の良
好な操作を可能とさせるように構成している。
【0037】さらに、前記ステップ(15)の右傾斜面
(15a)に右引起ケース(8)の上端側を側面視でラ
ップさせ、操作コラム(75)に右引起ケース(8)を
最大近接させて、運転操作部(14)と刈取部(7)の
左右設置幅を小さく抑えて機体左右幅を縮小させると同
時に機体前後長を短縮させると共に、エンジン(12)
に対しては脱穀部(3)を挾んで対角線位置の機体前方
右側に運転席(16)を最大に離して設けて、機体の重
量バランスを向上させ、前記操向ハンドル(17)及び
変速レバー(18)による機体の操向や変速動作を安定
維持させると共に、運転席(16)位置の作業者にエン
ジン(12)で発生する騒音や熱などの悪影響が及ぶの
を最小に抑制するように構成している。
【0038】図11乃至図14にも示す如く、前記脱穀
部(3)の上方に前後方向の中心ラインを略一致させて
左右バランス良好に籾タンク(19)を配備させるもの
で、籾タンク(19)は左右側壁下部を安息角を有する
傾斜面(19a)に形成して籾の流下を促進させると共
に、前後側壁(19b)(19c)を鉛直面に形成し
て、この前後側壁(19b)或いは(19c)にタンク
排出口(76)を容易に形成可能とさせるように構成し
ている。
【0039】前記タンク排出口(76)は略90度折曲
げた筒体を後側壁(19c)の下部より後方に突出させ
て、籾タンク(19)底部の左右中央で前後方向に配設
する籾排出用バネコンベア(77)によって後送りされ
る籾をタンク排出口(76)より下方の籾受台(57)
上の籾袋などに投入させるように構成している。
【0040】また、前記タンク排出口(76)に籾排出
シャッタ(78)を開閉自在に設けると共に、該シャッ
タ(78)近傍の後側壁(19c)に排出ボタン(7
9)を設けて、シャッタ(78)の開動作或いは排出ボ
タン(79)の押動作によってコンベア(77)の駆動
を行うように構成している。
【0041】さらに、前記バネコンベア(77)を駆動
する電動式コンベアモータ(80)を前側壁(19b)
に設けると共に、前側壁(19b)の右端で運転席(1
6)との間に配設する揚穀筒(20)のオーガ軸(20
a)を中心として、籾タンク(19)を右外方に回動自
在に設けて、籾タンク(19)の保守点検や、脱穀部
(3)上方を開放しての脱穀部(3)の保守点検などを
容易に可能とさせて、メンテナンス性を向上させるよう
に構成している。
【0042】また図15に示すものは、前記籾タンク
(19)のタンク排出口(76)にバネコンベア式の籾
排出オーガ(81)を連通接続させて、該オーガ(8
1)の排出口(82)を籾タンク(19)前方に設ける
構成とするもので、籾タンク(19)の左側壁傾斜面
(19a)下方の余剰スペースを利用して籾排出オーガ
(81)をコンパクトに配設させ、籾タンク(19)内
ではバネコンベア(77)によって 籾を後送りすると
共に、籾タンク(19)外では排出オーガ(81)によ
って籾を前送りして、運転席(16)側に籾を取出すこ
とを可能とさせるものである。
【0043】図16乃至図19に示す如く、前記カッタ
ー(21)を脱穀部(3)の右側で運転席(16)の右
後方に配備させて、排藁或いはカッター(21)で切断
した切藁を既刈稈側に落下させるもので、カッター(2
1)のカッターケース(83)の右側面にアーム(8
4)を固設させ、アーム(84)の上方延設端を機枠フ
レーム(48)右側の回動支点軸(85)に上下動自在
に支持させて、前記カッターケース(83)の上動時に
は機枠フレーム(47)(48)と水平姿勢のアーム
(84)先端間を斜状に連結するフック部材(86)に
よって上動位置にケース(83)を固定保持させて、脱
穀部(3)の右側を開放状態として扱胴(4)、クリン
プ網(30)、揺動選別盤(6)の機体右横方向への取
出しを容易に可能とさせて、従来の如く扱胴(4)及び
受網(30)を扱胴軸(26)を中心として移動させて
脱着する手段に比べ、特別の案内レールなどの部品を不
要とさせて、構成簡単な手段で脱穀部(3)のメンテナ
ンス性を向上させるように構成している。
【0044】図18、図19に示す如く、前記排藁カッ
ター(21)はカッターケース(83)内で前後方向に
支持する単一の回転軸(87)に、複数のディスク刃
(88)を略等間隔に交換自在に設けると共に、該ディ
スク刃(88)の回転方向側前面で各ディスク刃(8
8)と対に固定切刃(89)を設けて、正面視或いは後
面視で各ディスク刃(88)と切刃(89)先端とをラ
ップ且つ摺接させ、前記フィードチェン(5)の送り終
端から排藁が放出されるとき、ディスク刃(88)上方
で回転軸(87)より若干切刃(89)側に先端を傾け
るガイド板(90)と、切刃(89)を交換自在に取付
けるガイド兼用の切刃台(91)とを介して、ディスク
刃(88)と切刃(89)との間に排藁を案内落下させ
て確実に切断を行うように構成している。
【0045】また、前記ディスク刃(88)の外周縁部
に複数(3箇所)の切欠き(92)を設けて、ディスク
刃(81)と切刃(89)間に排藁が落下するとき、切
欠き(92)によって排藁をディスク刃(81)と切刃
(89)間に送り込んで確実な切断を行うように構成し
ている。
【0046】なお前述実施例にあっては、排藁カッター
(21)を機体右外方に略90度上動させる構成を示し
たが、図20に示す如く、右後機枠フレーム(48)の
後端に後回動縦支点軸(93)を介しカッターケース
(83)の後端を水平回動自在に連結させて、前述同様
機体右外方にカッターケース(83)を回動させて、脱
穀部(3)の右前側を開放して脱穀部(3)のメンテナ
ンス性を向上させる構成としても良い。
【0047】また図21に示す如く、右後機枠フレーム
(48)の前端側に前回動縦支点軸(94)を介しカッ
ターケース(83)の前端を水平回動自在に連結させ
て、前述同様機体右外方にカッターケース(83)を回
動させて、脱穀部(3)の右後側を開放してフィードチ
ェン(5)など脱穀部(3)のメンテナンス性を向上さ
せる構成としても良い。
【0048】さらに前述実施例にあっては2枚を1組と
する凵字形切刃(89)を切刃台(91)に設置する構
成を示したが、図22に示す如く単一のL字形切刃(8
9a)を各ディスク刃(81)にそれぞれ対応させて設
置する構成でも良い。
【0049】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、運転席(16)前方に運転操作コラム(75)を配
備するコンバインにおいて、脱穀部(3)の前端上側に
運転席(16)を配設すると共に、脱穀部(3)前方の
運転台(15)に設ける運転操作コラム(75)の右側
に走行用変速レバー(18)を配備させたものであるか
ら、機体より作業者が降りて操作コラム(75)の右側
位置で歩きながら作業を行う場合、変速レバー(18)
を容易に握って正確な変速操作を可能とさせて、機体よ
り降りて作業を行う場合の作業性及び操作性を向上させ
ることができるものである。
【0050】また、操向方向を変更する操向操作部材
(17)を運転操作コラム(75)の略中央に設けると
共に、操向操作部材(75)より右側に変速レバー(1
8)を設けたものであるから、機体より作業者が降りて
操作コラムの右側位置で歩きながら作業を行う場合、丸
形ハンドルなど操作部材(75)と走行用変速レバー
(18)との両方の操作を容易且つ正確に可能とさせる
ことができるものである。
【0051】さらに、運転席(16)及び運転操作コラ
ム(75)を機体の中心ラインより右側に配設させると
共に、操作コラム(75)の左側に刈取部(7)の引起
ケース(8)上端を配置させたものであるから、操作コ
ラム(75)左側の余剰スペースに引起ケース(8)の
上端側を収める状態とさせて、機体の左右巾及び前後長
を縮小させて機体の超小型化を可能とさせることができ
るものである。
【0052】またさらに、エンジン(22)及びミッシ
ョンケース(23)を脱穀部(3)の後側に配設すると
共に、エンジン(22)と運転席(16)を機体中央を
中心とした対角線上に配置させたものであるから、脱穀
部(3)を挾んだ運転席(16)の反対側にエンジン
(22)及びミッションケース(23)を設けて、構成
のコンパクト化と機体の前後バランスの良好化を図ると
共に、対角線上のエンジン(22)と運転席(16)と
によって機体の左右バランスの良好化も図ることができ
るものである。
【0053】また、変速レバー(18)の操作部(18
a)を運転台(15)より右外側に突出させるように設
けたものであるから、機体より作業者が降りて歩きなが
ら作業を行う場合にも、運転台(15)の影響を受ける
ことなく容易且つ確実に変速レバー(18)を操作し
て、正確な走行変速を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図。
【図2】コンバインの全体平面図。
【図3】コンバインの全体正面図。
【図4】脱穀部の断面図。
【図5】脱穀部の平面図。
【図6】駆動系の説明図。
【図7】刈取部の平面説明図。
【図8】機枠フレームの斜視説明図。
【図9】刈取部の側面説明図。
【図10】運転操作部の正面説明図。
【図11】脱穀部の断面正面説明図。
【図12】籾タンク部の平面説明図。
【図13】籾タンク部の側面説明図。
【図14】籾タンク部の斜視説明図。
【図15】籾タンク部の他の変形例の説明図。
【図16】カッター取付説明図。
【図17】カッターの上動説明図。
【図18】カッターの内部構造の説明図。
【図19】カッターの平面説明図。
【図20】カッターの他の変形例の説明図。
【図21】カッターの他の変形例の説明図。
【図22】切刃の他の変形例の説明図。
【図23】コンバインの荷台搭載の説明図。
【図24】機体重心の移動状態を示す説明図。
【符号の説明】
(3) 脱穀部 (7) 刈取部 (8) 引起ケース (15) ステップ(運転台) (16) 運転席 (17) 操向ハンドル(操向操作部材) (18) 変速レバー (18a) ノブ部(操作部) (22) エンジン (23) ミッションケース (75) 操作コラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B074 AA03 AB01 AC02 AD03 AD06 AE01 AF02 AG03 BA18 CA01 CE01 CG01 DA01 DA02 DA03 DA05 DA06 DC01 DC04 DE03 DF04 2B076 AA03 BA07 BB03 CA13 CD03 CD05 DA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席前方に運転操作コラムを配備する
    コンバインにおいて、脱穀部の前端上側に運転席を配設
    すると共に、脱穀部前方の運転台に設ける運転操作コラ
    ムの右側に走行用変速レバーを配備させたことを特徴と
    するコンバイン。
  2. 【請求項2】 操向方向を変更する操向操作部材を運転
    操作コラムの略中央に設けると共に、操向操作部材より
    右側に変速レバーを設けたことを特徴とする請求項1記
    載のコンバイン。
  3. 【請求項3】 運転席及び運転操作コラムを機体の中心
    ラインより右側に配設させると共に、操作コラムの左側
    に刈取部の引起ケース上端を配置させたことを特徴とす
    る請求項2記載のコンバイン。
  4. 【請求項4】 エンジン及びミッションケースを脱穀部
    の後側に配設すると共に、エンジンと運転席を機体中央
    を中心とした対角線上に配置させたことを特徴とする請
    求項3記載のコンバイン。
  5. 【請求項5】 変速レバーの操作部を運転台より右外側
    に突出させるように設けたことを特徴とする請求項2記
    載のコンバイン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002186335A (ja) * 2000-12-20 2002-07-02 Yanmar Agricult Equip Co Ltd コンバイン

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JP2002186335A (ja) * 2000-12-20 2002-07-02 Yanmar Agricult Equip Co Ltd コンバイン

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