JP2000315873A - 組み込み型電子機器 - Google Patents
組み込み型電子機器Info
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- JP2000315873A JP2000315873A JP12147399A JP12147399A JP2000315873A JP 2000315873 A JP2000315873 A JP 2000315873A JP 12147399 A JP12147399 A JP 12147399A JP 12147399 A JP12147399 A JP 12147399A JP 2000315873 A JP2000315873 A JP 2000315873A
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- circuit board
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 座席等への取り付けにより生じる外形の歪み
が内部の回路基板に及ばないようにして、故障を未然に
防止する。 【解決手段】 回路基板の収容空間の外側を覆う複数の
カバー1,2,3のうち、収容空間の相対向する周壁と
なるカバー3,3の間に内部支持部材5を設け、この内
部支持部材5に内蔵すべき回路基板10を保持させる。
収容空間を上下から角筒状に覆う上下のカバー1,2
と、一対の端面カバー3,3とを備えたものでは、一対
の端面カバー3,3間に前記の内部支持部材5を設け
る。さらに、回路基板10の端部にコネクタ11もしく
は接続用エッジを設けて、これをカバー側に設けた内部
接続用のコネクタ9に直接差し込みにより接続するよう
にしてもよい。
が内部の回路基板に及ばないようにして、故障を未然に
防止する。 【解決手段】 回路基板の収容空間の外側を覆う複数の
カバー1,2,3のうち、収容空間の相対向する周壁と
なるカバー3,3の間に内部支持部材5を設け、この内
部支持部材5に内蔵すべき回路基板10を保持させる。
収容空間を上下から角筒状に覆う上下のカバー1,2
と、一対の端面カバー3,3とを備えたものでは、一対
の端面カバー3,3間に前記の内部支持部材5を設け
る。さらに、回路基板10の端部にコネクタ11もしく
は接続用エッジを設けて、これをカバー側に設けた内部
接続用のコネクタ9に直接差し込みにより接続するよう
にしてもよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば旅客機にお
いてオーデオ装置やビデオ装置の端末機器として各座席
に組み込まれる組み込み型の電子機器に係り、詳しく
は、その内部構造に関する。
いてオーデオ装置やビデオ装置の端末機器として各座席
に組み込まれる組み込み型の電子機器に係り、詳しく
は、その内部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に旅客機では、各乗客が好みの音楽
や映像の音声が聞けるよう、それぞれの座席にオーディ
オ装置やビデオ装置の端末機器が組み込まれている。
や映像の音声が聞けるよう、それぞれの座席にオーディ
オ装置やビデオ装置の端末機器が組み込まれている。
【0003】この端末機器は、内部にオーディオ基板や
ビデオ基板等、各種の回路基板を収容した箱形の電子機
器であって、通常、図5に示すような外形で、その箱形
の両側には固定片21が突設され、この固定片21を座
席の内部にある取り付け部に固定するようになってい
る。なお、図5において、符号22は外部接続用のコネ
クタである。
ビデオ基板等、各種の回路基板を収容した箱形の電子機
器であって、通常、図5に示すような外形で、その箱形
の両側には固定片21が突設され、この固定片21を座
席の内部にある取り付け部に固定するようになってい
る。なお、図5において、符号22は外部接続用のコネ
クタである。
【0004】従来のこの種の組み込み型電子機器は、複
数組のカバーで所要の回路基板の収容空間を覆っている
ものである。
数組のカバーで所要の回路基板の収容空間を覆っている
ものである。
【0005】従来のこの種機器は、具体的には図6およ
び図7に示すように、回路基板の収容空間を上下から角
筒状に覆う上下のカバー23,24と、これら上下のカ
バー23,24間の角筒状の空間の両端を覆う一対の端
面カバー25,25とを備えており、下カバー24の上
縁に前記固定片21が一体に形成されている。
び図7に示すように、回路基板の収容空間を上下から角
筒状に覆う上下のカバー23,24と、これら上下のカ
バー23,24間の角筒状の空間の両端を覆う一対の端
面カバー25,25とを備えており、下カバー24の上
縁に前記固定片21が一体に形成されている。
【0006】また、端面カバー25の内側に接続用基板
26が設けられ、この接続用基板26の端面カバー25
側には前記した外部接続用のコネクタ22が取り付けら
れていて、このコネクタ22は端面カバー25の窓孔か
ら外部に突出する。
26が設けられ、この接続用基板26の端面カバー25
側には前記した外部接続用のコネクタ22が取り付けら
れていて、このコネクタ22は端面カバー25の窓孔か
ら外部に突出する。
【0007】そして、内蔵すべき所要の回路基板27
は、下カバー24の底面部上にスペーサ28を介して間
隔をおいて積み重ね状に搭載される。
は、下カバー24の底面部上にスペーサ28を介して間
隔をおいて積み重ね状に搭載される。
【0008】また、電気的には、各回路基板27からコ
ネクタ29付きのケーブル30が導出されていて、この
ケーブル30のコネクタ29が、接続用基板26に設け
られた内部接続用コネクタ31に差し込み接続される。
ネクタ29付きのケーブル30が導出されていて、この
ケーブル30のコネクタ29が、接続用基板26に設け
られた内部接続用コネクタ31に差し込み接続される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の組
み込み型電子機器は、座席等の取り付け部Sに取り付け
た場合、歪んだ形に固定されることがある。その場合、
従来のものでは、前記したように、外形を形成するカバ
ーに直接、回路基板を積み重ね状に搭載した構造なの
で、外側のカバーが歪むだけでなく、その歪みが内蔵の
回路基板にも及んで、これら回路基板に変形が生じ、回
路基板において部品の剥がれ、断線等の故障が起こるお
それがあった。
み込み型電子機器は、座席等の取り付け部Sに取り付け
た場合、歪んだ形に固定されることがある。その場合、
従来のものでは、前記したように、外形を形成するカバ
ーに直接、回路基板を積み重ね状に搭載した構造なの
で、外側のカバーが歪むだけでなく、その歪みが内蔵の
回路基板にも及んで、これら回路基板に変形が生じ、回
路基板において部品の剥がれ、断線等の故障が起こるお
それがあった。
【0010】これに対しては、この電子機器をゴムのよ
うな緩衝材を介して座席に取り付けることが行われてい
るが、そのような取り付け方は作業性が悪く、余分な労
力が必要となるばかりか、旅客機の座席のようにかなり
の振動や衝撃が加わるところでは、電子機器の揺れが大
きくなり、動作の信頼性を確保するのがより難しくな
る。
うな緩衝材を介して座席に取り付けることが行われてい
るが、そのような取り付け方は作業性が悪く、余分な労
力が必要となるばかりか、旅客機の座席のようにかなり
の振動や衝撃が加わるところでは、電子機器の揺れが大
きくなり、動作の信頼性を確保するのがより難しくな
る。
【0011】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、座席等への取り付け作業を複雑化す
ることなく、この取り付けにより生じる外形の歪みが内
部の回路基板に及ばないようにして、故障を未然に防止
して信頼性を高めることを課題とする。
れたものであって、座席等への取り付け作業を複雑化す
ることなく、この取り付けにより生じる外形の歪みが内
部の回路基板に及ばないようにして、故障を未然に防止
して信頼性を高めることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために、内蔵すべき回路基板の収容空間が複数の
カバーで覆われている組み込み型電子機器において、前
記収容空間の相対向する周壁となるカバーの間に内部支
持部材が設けられ、この内部支持部材に前記回路基板が
保持されている構成とした。
成するために、内蔵すべき回路基板の収容空間が複数の
カバーで覆われている組み込み型電子機器において、前
記収容空間の相対向する周壁となるカバーの間に内部支
持部材が設けられ、この内部支持部材に前記回路基板が
保持されている構成とした。
【0013】
【発明の実施の形態】本件の請求項1の発明は、内蔵す
べき回路基板の収容空間が複数のカバーで覆われている
組み込み型電子機器において、前記収容空間の相対向す
る周壁となるカバーの間に内部支持部材が設けられ、こ
の内部支持部材に前記回路基板が保持されている構成と
したものである。
べき回路基板の収容空間が複数のカバーで覆われている
組み込み型電子機器において、前記収容空間の相対向す
る周壁となるカバーの間に内部支持部材が設けられ、こ
の内部支持部材に前記回路基板が保持されている構成と
したものである。
【0014】具体的には、請求項2の発明のように、収
容空間を覆うカバーとして、前記収容空間を上下から角
筒状に覆う上下のカバーと、これら上下のカバー間の角
筒状の空間の両端を覆う一対の端面カバーとを備え、上
下両カバーのうち、下カバーには所定の取り付け部への
固定片が一体に形成され、一対の端面カバーの間に内部
支持部材が設けられているものである。
容空間を覆うカバーとして、前記収容空間を上下から角
筒状に覆う上下のカバーと、これら上下のカバー間の角
筒状の空間の両端を覆う一対の端面カバーとを備え、上
下両カバーのうち、下カバーには所定の取り付け部への
固定片が一体に形成され、一対の端面カバーの間に内部
支持部材が設けられているものである。
【0015】上記の構成では、回路基板は内部支持部材
により、外側のカバーに対しては間接的に支持されるか
ら、座席等への取り付けで外側のカバーが歪んでも、そ
の歪みは回路基板にまで及ばず、したがって、回路基板
の変形による故障が未然に防止される。
により、外側のカバーに対しては間接的に支持されるか
ら、座席等への取り付けで外側のカバーが歪んでも、そ
の歪みは回路基板にまで及ばず、したがって、回路基板
の変形による故障が未然に防止される。
【0016】ここで、請求項3の発明のように、前記内
部支持部材を長手方向中途部に段違いのある板材とする
と、搭載部品の大きさが異なる各種の回路基板をこの内
部支持部材に保持させることができるほか、板材の段違
い部分でも歪みを吸収することになるから、回路基板の
変形をより効果的に防止できる。
部支持部材を長手方向中途部に段違いのある板材とする
と、搭載部品の大きさが異なる各種の回路基板をこの内
部支持部材に保持させることができるほか、板材の段違
い部分でも歪みを吸収することになるから、回路基板の
変形をより効果的に防止できる。
【0017】次に、請求項4の発明は、前記した請求項
2または3の組み込み型電子機器において、前記端面カ
バーの少なくとも一方に外部接続端子が設けられ、この
端面カバーの内側に、前記回路基板の端面カバー側のエ
ッジもしくはこのエッジに取り付けられたコネクタが差
し込み接続されるコネクタが配置されている構成とした
ものである。
2または3の組み込み型電子機器において、前記端面カ
バーの少なくとも一方に外部接続端子が設けられ、この
端面カバーの内側に、前記回路基板の端面カバー側のエ
ッジもしくはこのエッジに取り付けられたコネクタが差
し込み接続されるコネクタが配置されている構成とした
ものである。
【0018】この請求項4の発明では、回路基板を保持
した内部支持部材に対して、その両端外側から端面カバ
ーを当て付けていくだけで、両者の間でエッジとコネク
タ、またはコネクタとコネクタとが互いに差し込まれ
て、回路基板の回路が外部接続端子に接続されるから、
構造的な組み立てと電気的接続とが一挙になされる。
した内部支持部材に対して、その両端外側から端面カバ
ーを当て付けていくだけで、両者の間でエッジとコネク
タ、またはコネクタとコネクタとが互いに差し込まれ
て、回路基板の回路が外部接続端子に接続されるから、
構造的な組み立てと電気的接続とが一挙になされる。
【0019】この場合、請求項5の発明のように、前記
端面カバーの内側に接続用基板が取り付けられ、この接
続用基板に、前記回路基板のエッジもしくはこのエッジ
に取り付けられたコネクタが差し込み接続されるコネク
タが設けられている構成にすると、回路基板の枚数が多
くても、接続用基板を介することで、これら回路基板の
回路を整然と外部接続端子に接続することができる。
端面カバーの内側に接続用基板が取り付けられ、この接
続用基板に、前記回路基板のエッジもしくはこのエッジ
に取り付けられたコネクタが差し込み接続されるコネク
タが設けられている構成にすると、回路基板の枚数が多
くても、接続用基板を介することで、これら回路基板の
回路を整然と外部接続端子に接続することができる。
【0020】請求項6の発明では、前記内部支持部材の
両側であって上下両カバーの側面部の内側に、前記回路
基板の側縁に係合してその上下位置を規制する側面ガイ
ドが設けられている構成としたものである。
両側であって上下両カバーの側面部の内側に、前記回路
基板の側縁に係合してその上下位置を規制する側面ガイ
ドが設けられている構成としたものである。
【0021】この請求項6の発明の構成では、内部支持
部材に保持されている回路基板の上下位置が側面ガイド
により規制されるから、回路基板のエッジもしくはコネ
クタと、端面カバー側のコネクタとが正確に位置合わせ
されることになり、組み立ての際の接続が確実かつ容易
に行える。
部材に保持されている回路基板の上下位置が側面ガイド
により規制されるから、回路基板のエッジもしくはコネ
クタと、端面カバー側のコネクタとが正確に位置合わせ
されることになり、組み立ての際の接続が確実かつ容易
に行える。
【0022】以下、本発明の詳細を図示の実施の形態に
基づいて説明する。図1ないし図4は、本発明の一実施
形態に係り、図1は組み込み型電子機器の主として外形
部分の分解斜視図、図2はその内蔵部分の分解斜視図、
図3は内蔵部分と端面カバーとの関係を示す縦断面図、
図4は内蔵部分と側面ガイドとの関係を示す縦断面図で
ある。
基づいて説明する。図1ないし図4は、本発明の一実施
形態に係り、図1は組み込み型電子機器の主として外形
部分の分解斜視図、図2はその内蔵部分の分解斜視図、
図3は内蔵部分と端面カバーとの関係を示す縦断面図、
図4は内蔵部分と側面ガイドとの関係を示す縦断面図で
ある。
【0023】この実施形態に係る組み込み型電子機器
は、旅客機においてオーデオ装置やビデオ装置の端末機
器として各座席に組み込まれるもので、図1に示すよう
に、所要の回路基板の収容空間を覆うカバーとして、上
カバー1と、下カバー2と、一対の端面カバー3,3と
を備えている。
は、旅客機においてオーデオ装置やビデオ装置の端末機
器として各座席に組み込まれるもので、図1に示すよう
に、所要の回路基板の収容空間を覆うカバーとして、上
カバー1と、下カバー2と、一対の端面カバー3,3と
を備えている。
【0024】上カバー1は断面が下向きコ字形で、下カ
バー2は上向きコ字形であり、これら上下のカバー1,
2は、回路基板の収容空間を上下から角筒状に覆うよう
になっている。そして、下カバー2の上縁には座席の取
り付け部への固定片4が張り出し状に一体成形されてい
る。端面カバー3は、前記の上下両カバー1,2間の角
筒状の空間の両端を覆うようになっている。
バー2は上向きコ字形であり、これら上下のカバー1,
2は、回路基板の収容空間を上下から角筒状に覆うよう
になっている。そして、下カバー2の上縁には座席の取
り付け部への固定片4が張り出し状に一体成形されてい
る。端面カバー3は、前記の上下両カバー1,2間の角
筒状の空間の両端を覆うようになっている。
【0025】一対の端面カバー3,3の間には、収容空
間内で所要の回路基板を保持する内部支持部材として、
センタープレート5が設けられている。このセンタープ
レート5は、長手方向中途部に段違いのある板材であっ
て回路基板の保持用部分が上下2段形成され、長手方向
両端には、端面カバー3への取り付け片6が形成されて
いる。
間内で所要の回路基板を保持する内部支持部材として、
センタープレート5が設けられている。このセンタープ
レート5は、長手方向中途部に段違いのある板材であっ
て回路基板の保持用部分が上下2段形成され、長手方向
両端には、端面カバー3への取り付け片6が形成されて
いる。
【0026】図1において、符号7は、各端面カバー3
の内側に設けられる接続用基板で、これには端面カバー
3の外側に突出する外部接続用のコネクタ8が取り付け
られている。また、これら接続用基板7の内面にはそれ
ぞれ内部接続用のコネクタ9(図1では一方の接続用基
板7のものだけ図示)が取り付けられている。この内部
接続用のコネクタ9は、内蔵すべき回路基板の回路と接
続されるものであるが、詳細は後述する。
の内側に設けられる接続用基板で、これには端面カバー
3の外側に突出する外部接続用のコネクタ8が取り付け
られている。また、これら接続用基板7の内面にはそれ
ぞれ内部接続用のコネクタ9(図1では一方の接続用基
板7のものだけ図示)が取り付けられている。この内部
接続用のコネクタ9は、内蔵すべき回路基板の回路と接
続されるものであるが、詳細は後述する。
【0027】前記の上下両カバー1,2および端面カバ
ー3に覆われる収容空間の内部では、図2に示すよう
に、各種の回路基板10(10a,10b,10c,1
0d)が、スペーサのような適当の部材を介してセンタ
ープレート5の表面および裏面に保持される。図示のも
のでは回路基板10は4枚あり、10aが電源回路基
板、10bがオーディオ回路基板、10cがCPU回路
基板、10dがビデオ回路基板である。
ー3に覆われる収容空間の内部では、図2に示すよう
に、各種の回路基板10(10a,10b,10c,1
0d)が、スペーサのような適当の部材を介してセンタ
ープレート5の表面および裏面に保持される。図示のも
のでは回路基板10は4枚あり、10aが電源回路基
板、10bがオーディオ回路基板、10cがCPU回路
基板、10dがビデオ回路基板である。
【0028】これらの回路基板10はいずれも、その一
端が端面カバー3に近接するよう配置される。そして、
各回路基板10の両端部のうち、端面カバー3に近い端
部にはそれぞれコネクタ11が取り付けられている。こ
れら各回路基板10の端部にあるコネクタ11は、図3
にも示すように、接続用基板7の内部接続用コネクタ9
に差し込み接続されるものである。すなわち、各回路基
板10のコネクタ11と接続用基板7のコネクタ9とは
互いに対応していて、センタープレート5に保持されて
いる回路基板10に対して接続用基板7の上下位置を合
わせ、この接続用基板7を回路基板10に近づけていく
ことで、両コネクタ9,11は互いに差し込み接続され
るようになっている。
端が端面カバー3に近接するよう配置される。そして、
各回路基板10の両端部のうち、端面カバー3に近い端
部にはそれぞれコネクタ11が取り付けられている。こ
れら各回路基板10の端部にあるコネクタ11は、図3
にも示すように、接続用基板7の内部接続用コネクタ9
に差し込み接続されるものである。すなわち、各回路基
板10のコネクタ11と接続用基板7のコネクタ9とは
互いに対応していて、センタープレート5に保持されて
いる回路基板10に対して接続用基板7の上下位置を合
わせ、この接続用基板7を回路基板10に近づけていく
ことで、両コネクタ9,11は互いに差し込み接続され
るようになっている。
【0029】図2に戻って、各種の回路基板10を保持
するセンタープレート5の両側には、側面ガイド12が
設けられる。この側面ガイド12は、内側面に各回路基
板10の側縁と係合する係合部13,……があって、図
4にも示すように、この係合部13を各回路基板10の
側縁に係合させることで、回路基板10どうしの上下間
隔が規制され、これによって、接続用基板7側のコネク
タ9に対して各回路基板10のコネクタ11の上下位置
が合致するようになっている。
するセンタープレート5の両側には、側面ガイド12が
設けられる。この側面ガイド12は、内側面に各回路基
板10の側縁と係合する係合部13,……があって、図
4にも示すように、この係合部13を各回路基板10の
側縁に係合させることで、回路基板10どうしの上下間
隔が規制され、これによって、接続用基板7側のコネク
タ9に対して各回路基板10のコネクタ11の上下位置
が合致するようになっている。
【0030】この側面ガイド13は、全体を金属板で形
成してもよいし、樹脂で形成してもよいが、図示のもの
では、外側を金属板とし、その内面に係合部13を有す
る樹脂部分を接合した構造となっている。
成してもよいし、樹脂で形成してもよいが、図示のもの
では、外側を金属板とし、その内面に係合部13を有す
る樹脂部分を接合した構造となっている。
【0031】次に、上記構成の組み立ての手順を説明す
ると、まず、センタープレート5の表裏面に各種の回路
基板10を、スペーサのような適当の部材を介して取り
付ける。
ると、まず、センタープレート5の表裏面に各種の回路
基板10を、スペーサのような適当の部材を介して取り
付ける。
【0032】このように各種回路基板10を搭載したセ
ンタープレート5には、一対の側面ガイド12,12を
用意し、これらの側面ガイド12,12の間に回路基板
搭載のセンタープレート5を挟み込み、側面ガイド12
の係合部13を各回路基板10の側縁に係合させる。こ
れで、回路基板10どうしの上下間隔が所定の寸法に規
制され、各回路基板10のコネクタ11が接続用基板7
の内部接続用コネクタ9と合致するようになる。
ンタープレート5には、一対の側面ガイド12,12を
用意し、これらの側面ガイド12,12の間に回路基板
搭載のセンタープレート5を挟み込み、側面ガイド12
の係合部13を各回路基板10の側縁に係合させる。こ
れで、回路基板10どうしの上下間隔が所定の寸法に規
制され、各回路基板10のコネクタ11が接続用基板7
の内部接続用コネクタ9と合致するようになる。
【0033】一方、各端面カバー3の内面にはそれぞれ
接続用基板7を結合して、端面カバー3と接続用基板7
とを一体に取り扱えるようにしておく。
接続用基板7を結合して、端面カバー3と接続用基板7
とを一体に取り扱えるようにしておく。
【0034】そして、この接続用基板7と一体の端面カ
バー3を、側面ガイド12に挟まれた回路基板搭載のセ
ンタープレート5に、その両端外側から当て付けてい
く。すると、側面ガイド12の端部と端面カバー3とが
組み合わされるとともに、接続用基板7のコネクタ9が
各回路基板10のコネクタ11に差し込まれて電気的に
接続される。
バー3を、側面ガイド12に挟まれた回路基板搭載のセ
ンタープレート5に、その両端外側から当て付けてい
く。すると、側面ガイド12の端部と端面カバー3とが
組み合わされるとともに、接続用基板7のコネクタ9が
各回路基板10のコネクタ11に差し込まれて電気的に
接続される。
【0035】この接続とともに、センタープレート5の
両端の取り付け片6が端面カバー3の内面に突き当たる
から、この取り付け片6を端面カバー3にねじ等で固定
することで、各種回路基板搭載のセンタープレート5
と、接続用基板7付きの端面カバー3とは相互に結合さ
れる。
両端の取り付け片6が端面カバー3の内面に突き当たる
から、この取り付け片6を端面カバー3にねじ等で固定
することで、各種回路基板搭載のセンタープレート5
と、接続用基板7付きの端面カバー3とは相互に結合さ
れる。
【0036】このように、組み立てに伴い、自動的に内
蔵部品どうしの電気的接続が行われるから、内部接続の
ための専用の工程が不要である。
蔵部品どうしの電気的接続が行われるから、内部接続の
ための専用の工程が不要である。
【0037】回路基板搭載のセンタープレート5と、そ
の両側の側面ガイド12と、接続用基板7付きの端面カ
バー3とは、互いに組み合わされて一つの結合体になっ
ているから、最後に、この結合体の上下から上カバー1
と下カバー2とを被せて、これら上下のカバー1,2を
端面カバー3にねじ等で結合する。これで、センタープ
レート5や各種回路基板10等の内蔵部分が上下カバー
1,2や端面カバー3に包み込まれ、カバー1,2,3
どうしも箱体を形成することになり、組み立てが完了す
る。
の両側の側面ガイド12と、接続用基板7付きの端面カ
バー3とは、互いに組み合わされて一つの結合体になっ
ているから、最後に、この結合体の上下から上カバー1
と下カバー2とを被せて、これら上下のカバー1,2を
端面カバー3にねじ等で結合する。これで、センタープ
レート5や各種回路基板10等の内蔵部分が上下カバー
1,2や端面カバー3に包み込まれ、カバー1,2,3
どうしも箱体を形成することになり、組み立てが完了す
る。
【0038】組み立てが完了したものにおいて、各種回
路基板10は、上下のカバー1,2や端面カバー3には
間接的に支持されるから、座席等への取り付けで下カバ
ー2等が歪んでも、回路基板10が変形することはな
い。
路基板10は、上下のカバー1,2や端面カバー3には
間接的に支持されるから、座席等への取り付けで下カバ
ー2等が歪んでも、回路基板10が変形することはな
い。
【0039】なお、上記の実施形態では、回路基板10
の内部支持部材として、長手方向中途部に段違いのある
センタープレート5を示したが、この内部支持部材はほ
ぼ全体が平坦なプレートでも、またブロック状のもので
もよく、相対向する周壁となるカバーの間に設けること
ができて、そのカバー間で回路基板10を保持できるも
のであればよい。
の内部支持部材として、長手方向中途部に段違いのある
センタープレート5を示したが、この内部支持部材はほ
ぼ全体が平坦なプレートでも、またブロック状のもので
もよく、相対向する周壁となるカバーの間に設けること
ができて、そのカバー間で回路基板10を保持できるも
のであればよい。
【0040】センタープレート5等の内部支持部材に各
種回路基板10を上下精度よく保持させて、回路基板1
0どうしの上下間隔を正確に設定できるのであれば、回
路基板10の上下間隔を規制する側面ガイド12は、省
略可能である。
種回路基板10を上下精度よく保持させて、回路基板1
0どうしの上下間隔を正確に設定できるのであれば、回
路基板10の上下間隔を規制する側面ガイド12は、省
略可能である。
【0041】また、上記の実施形態では、回路基板10
の両端部のうち、端面カバーに近い端部にコネクタ11
を取り付けて、これを端面カバー3側のコネクタ9に差
し込み接続するようにしたが、回路基板10の端面カバ
ー3側の端部を接続用エッジとして、これを端面カバー
3側に設けたエッジソケット型のコネクタに差し込み接
続するようにしてもよい。
の両端部のうち、端面カバーに近い端部にコネクタ11
を取り付けて、これを端面カバー3側のコネクタ9に差
し込み接続するようにしたが、回路基板10の端面カバ
ー3側の端部を接続用エッジとして、これを端面カバー
3側に設けたエッジソケット型のコネクタに差し込み接
続するようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、内蔵の回路基板は内部
支持部材により間接支持されるので、座席等への組み込
みにより、外側のカバーが歪むことがあっても、回路基
板に変形が起こらず、変形による故障を未然に防止し信
頼性を高めることができる。
支持部材により間接支持されるので、座席等への組み込
みにより、外側のカバーが歪むことがあっても、回路基
板に変形が起こらず、変形による故障を未然に防止し信
頼性を高めることができる。
【0043】また、内蔵の回路基板の端部にコネクタも
しくは接続用エッジを設け、これをカバー側のコネクタ
に差し込み接続されるようにすると、構造的な組み立て
と同時に電気的接続を済ませることができ、組み立て工
数が減少する。
しくは接続用エッジを設け、これをカバー側のコネクタ
に差し込み接続されるようにすると、構造的な組み立て
と同時に電気的接続を済ませることができ、組み立て工
数が減少する。
【図1】本発明の一実施形態に係る組み込み型電子機器
の主として外形部分の分解斜視図。
の主として外形部分の分解斜視図。
【図2】上記電子機器の内蔵部分の分解斜視図。
【図3】上記電子機器の内蔵部分と端面カバーとの関係
を示す縦断面図。
を示す縦断面図。
【図4】上記電子機器の内蔵部分と側面ガイドとの関係
を示す縦断面図。
を示す縦断面図。
【図5】組み込み型電子機器の外観斜視図。
【図6】従来の組み込み型電子機器の分解斜視図。
【図7】上記従来の組み込み型電子機器の縦断面図。
1 上カバー、 2 下カバー、 3 端面カバー、 5 センタープレート(内部支持部材)、 7 接続用基板、 9 内部接続用コネクタ、 10(10a,10b,10c,10d) 回路基板、 11 コネクタ、 12 側面ガイド、 13 係合部、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E360 AA02 AB02 AB14 AB23 BA02 BC05 EA12 EA18 ED02 ED03 FA09 FA14 FA15 GA12 GA53 GB05 GB13 5E344 AA01 AA08 AA16 AA28 BB01 BB06 CC03 CD18 DD07 EE16 5E348 AA03 AA12 AA16 AA31 CC06 CC09
Claims (7)
- 【請求項1】 内蔵すべき回路基板の収容空間が複数の
カバーで覆われている組み込み型電子機器において、 前記収容空間の相対向する周壁となるカバーの間に内部
支持部材が設けられ、この内部支持部材に前記回路基板
が保持されていることを特徴とする組み込み型電子機
器。 - 【請求項2】 請求項1に記載の組み込み型電子機器で
あって、 収容空間を覆うカバーとして、前記収容空間を上下から
角筒状に覆う上下のカバーと、これら上下のカバー間の
角筒状の空間の両端を覆う一対の端面カバーとを備え、
上下両カバーのうち、下カバーには所定の取り付け部へ
の固定片が一体に形成され、一対の端面カバーの間に内
部支持部材が設けられていることを特徴とする組み込み
型電子機器。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の組み込み型電
子機器であって、 前記内部支持部材が長手方向中途部に段違いのある板材
であることを特徴とする組み込み型電子機器。 - 【請求項4】 請求項2または3に記載の組み込み型電
子機器であって、 前記端面カバーの少なくとも一方に外部接続端子が設け
られ、この端面カバーの内側に、前記回路基板の端面カ
バー側のエッジもしくはこのエッジに取り付けられたコ
ネクタが差し込み接続されるコネクタが配置されている
ことを特徴とする組み込み型電子機器。 - 【請求項5】 請求項4に記載の組み込み型電子機器で
あって、 前記端面カバーの内側に接続用基板が取り付けられ、こ
の接続用基板に、前記回路基板のエッジもしくはこのエ
ッジに取り付けられたコネクタが差し込み接続されるコ
ネクタが設けられていることを特徴とする組み込み型電
子機器。 - 【請求項6】 請求項4または5に記載の組み込み型電
子機器であって、 前記内部支持部材の両側であって上下両カバーの側面部
の内側に、前記回路基板の側縁に係合してその上下位置
を規制する側面ガイドが設けられていることを特徴とす
る組み込み型電子機器。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の組
み込み型電子機器であって、 旅客機の座席に組み込まれるオーデオおよびビデオ装置
用端末機器であることを特徴とする組み込み型電子機
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12147399A JP2000315873A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 組み込み型電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12147399A JP2000315873A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 組み込み型電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000315873A true JP2000315873A (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=14812032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12147399A Pending JP2000315873A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 組み込み型電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000315873A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109219284A (zh) * | 2017-07-05 | 2019-01-15 | 胡夫·许尔斯贝克和福斯特有限及两合公司 | 用于传感器的电子单元、车辆以及用于制造电子单元的制造方法 |
-
1999
- 1999-04-28 JP JP12147399A patent/JP2000315873A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109219284A (zh) * | 2017-07-05 | 2019-01-15 | 胡夫·许尔斯贝克和福斯特有限及两合公司 | 用于传感器的电子单元、车辆以及用于制造电子单元的制造方法 |
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