JP2000315372A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP2000315372A
JP2000315372A JP11125189A JP12518999A JP2000315372A JP 2000315372 A JP2000315372 A JP 2000315372A JP 11125189 A JP11125189 A JP 11125189A JP 12518999 A JP12518999 A JP 12518999A JP 2000315372 A JP2000315372 A JP 2000315372A
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cartridge
shutter
disk
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recording
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JP11125189A
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Kenji Takahashi
賢二 高橋
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッタ部材の磨耗を防止して、ディスク記
録及び/又は再生装置への確実な装脱及び記録及び/又
は再生用の開口部の確実な開閉操作を行う。 【解決手段】 光ディスク27を収納したカートリッジ
本体24に設けた記録再生用の開口部30,31を開閉
するシャッタ部材32に設けられる移動規制部材72が
係合する係合孔56に折り曲げ片57,58を設けるこ
とによって、移動規制部材72の係合孔56への安定し
た係脱を保証し、移動規制部材72の係脱の繰り返しに
よる係合孔56の内周面及び移動規制部材72の周面の
損傷を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク、光磁
気ディスク等のディスク状記録媒体を収納したディスク
カートリッジに関し、特に、ディスク状記録媒体を収納
したカートリッジ本体に設けた開口部を開閉するシャッ
タ部材を備えたディスクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスク記録及び/又は再生装置
の記録媒体として用いられる光ディスクや光磁気ディス
ク等の光ディスクあるいは磁気ディスク等のディスク状
記録媒体を収納したディスクカートリッジが広く用いら
れている。
【0003】この種のディスクカートリッジとして、図
1に示すように構成されたものが用いられている。図1
に示すディスクカートリッジ1は、上下一対のハーフ
2,3を突き合わせ結合して形成したカートリッジ本体
4内に構成されたディスク収納部に光ディスク5を回転
自在に収納している。光ディスク5を収納したカートリ
ッジ本体4の上下面を構成する上下ハーフ2,3には、
ディスク収納部に収納した光ディスク5の信号記録領域
の少なくとも一部を内外周に亘って外方ヘ臨ませるとと
もに、光ピックアップ装置の対物レンズや磁気ヘッド等
の記録及び/又は再生手段を光ディスク5に対向させる
ための記録再生用の開口部6が設けられている。
【0004】ディスクカートリッジ1は、光ディスク5
を収納したままの状態でディスク記録及び/又は再生装
置に装着され、光ディスク5を収納した状態で保管され
る。ディスクカートリッジ1の保管時に開口部6を介し
て塵埃や異物が侵入することによってを光ディスク5が
汚損されることを防止するため、ディスクカートリッジ
1の保管時に開口部6を閉塞し、ディスク記録及び/又
は再生装置への装着時に開口部6を開放するシャッタ部
材7が取り付けられている。
【0005】シャッタ部材7は、薄い金属板を用いて形
成され、金属板材料に外形抜き加工、折曲げ加工及び切
断加工等の加工を施して形成され、図1に示すように、
カートリッジ本体4の上下面に形成された開口部6を閉
塞する互いに平行に延長された第1及び第2のシャッタ
部7a,7bと、これらシャッタ部7a,7bの基端部
を連結する連設片7cとを有し、全体で断面コ字状に形
成されている。連設片7cの一側には、下ハーフ3の前
面側に係合し、シャッタ部材7の移動方向をガイドする
移動ガイド部7dが突設されている。また、連設片7c
には、記録及び/又は再生装置側に設けられるシャッタ
部材7の移動規制部材が係合する係合孔8が穿設されて
いる。
【0006】このように形成されたシャッタ部材7は、
第1及び第2のシャッタ部7a,7bを開口部6上に延
在するようにしてカートリッジ本体4の前面側から組み
合わされる。このとき、移動ガイド部7dが下ハーフ3
の前面側に嵌合し、第2のシャッタ部7bの基端部側及
び移動ガイド部7dに形成した係合片が下ハーフ3の外
方側の面に形成した移動ガイド溝に係合することによっ
てカートリッジ本体4からの抜け止めが図られ、カート
リッジ本体4の前面側に沿って移動可能に取り付けられ
る。
【0007】カートリッジ本体4の前面側の一方のコー
ナ部には、カートリッジ本体4に設けた開口部6を閉塞
した位置に移動されたシャッタ部材7の移動を規制し
て、開口部6を閉塞した状態に保持するシャッタロック
部材9が配設されている。このシャッタロック部材9
は、合成樹脂を用いて形成され、基端側に下ハーフ3へ
の取付部9aが形成され、この取付部9aから略U字状
に形成された弾性変位可能なロックアーム部9bが延長
されている。ロックアーム部9bは、先端側にシャッタ
部材7の移動ガイド部7dの一部を折り曲げて形成した
ロック片7eが係合する係合凹部9cが形成されてい
る。シャッタロック部材9は、シャッタ部材7がカート
リッジ本体4に設けた開口部6を閉塞した位置に移動さ
れたとき、ロック片7eが係合凹部9cに係合すること
によってシャッタ部材7の移動を規制し、開口部6を閉
塞した状態に保持する。
【0008】なお、カートリッジ本体4の前面側には、
シャッタロック部材9を弾性変位させてロック片7eの
係合凹部9cへの係合を解除させるディスク記録及び/
又は再生装置側に設けられるシャッタ開放操作部材が進
入する開放操作部材係合溝10が設けられている。この
係合溝10は、カートリッジ本体4の前面に直交する一
方の側面を開放してカートリッジ本体4の前面に形成さ
れている。
【0009】上述のように構成されたディスクカートリ
ッジ1は、シャッタ部材7が取り付けられる前面に直交
する一方の側面を挿入端として図1中矢印X方向を挿入
方向としてディスク記録及び/又は再生装置に挿入され
ていくと、ディスク記録及び/又は再生装置側に設けた
シャッタ部材7の移動規制部材11がカートリッジ本体
4の前面からシャッタ部材7の移動ガイド部7d上に乗
り上げさらに連設片7c上に乗り上げていく。この移動
規制部材11のカートリッジ本体4の前面への乗り上げ
に続いてディスク記録及び/又は再生装置側に設けたシ
ャッタ開放操作部材12が開放操作部材係合溝10に進
入していき、シャッタロック部材9のロックアーム部9
bをカートリッジ本体4の内方に弾性変位させる。さら
にディスクカートリッジ1をディスク記録及び/又は再
生装置内に挿入すると、移動規制部材11が連設片7c
に設けた係合孔に係合しシャッタ部材7の移動を規制す
るとともに、シャッタ開放操作部材12がロックアーム
部9bをカートリッジ本体4の内方にさらに弾性変位さ
せロック片7eの係合凹部9cへの係合を解除させる。
【0010】シャッタ部材7のロックが解除され、シャ
ッタ部材7の移動が規制された後さらにディスクカート
リッジ1をディスク記録及び/又は再生装置内に挿入す
ると、移動が規制されたシャッタ部材7に対しカートリ
ッジ本体4が図1中矢印X方向に相対移動して開口部6
が開放される。このとき、シャッタ部材7は、移動規制
部材11により移動が規制された状態に保持されている
ので、開口部6が開放された状態が維持され、この開口
部6を介して光ピックアップ装置及び/又は磁気ヘッド
が光ディスク5に対向されることによって情報信号の記
録及び/又は再生が可能な状態となる。
【0011】光ディスク5に対する情報信号の記録又光
ディスク5に記録された情報信号の再生が終了し、イジ
ェクト操作が行われると、ディスクカートリッジ1はデ
ィスク記録及び/又は再生装置の外方に向かう図1中反
矢印X方向に移動される。このとき、シャッタ部材7
は、移動規制部材11によって移動が規制された状態に
保持されているので、カートリッジ本体4のみがシャッ
タ部材7に対し図1中反矢印X方向に移動し、シャッタ
部材7が開口部6を閉塞する方向に相対移動される。シ
ャッタ部材7が開口部6を閉塞する位置までカートリッ
ジ本体4が移動すると、ロック片7eがシャッタロック
部材9の係合凹部9cに係合し、シャッタ部材7により
開口部6を閉塞した状態に保持される。このとき、ディ
スクカートリッジ1は、その一部がディスク記録及び/
又は再生装置の外方に突出した状態となり、ディスク記
録及び/又は再生装置から突出された部分を把持して引
き出すことによりディスク記録及び/又は再生装置から
の取り出しが行われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、シャ
ッタ部材の移動を規制することによってカートリッジ本
体に設けた開口部の開閉を行うように構成されたディス
クカートリッジにあっては、ディスクカートリッジのデ
ィスク記録及び/又は再生装置への装脱を行うたびにシ
ャッタ部材に設けた係合孔に対し移動規制部材が係脱さ
れる。特に、移動規制部材は、シャッタ部材の移動を確
実に規制するため、シャッタ部材をカートリッジ本体の
前面側に押し付ける付勢力が付与されている。このよう
に付勢力が付与された移動規制部材が係合孔に係脱を繰
り返すことにより、係合孔の内周面が磨耗し粗面化し、
移動規制部材の円滑な係脱を行うことができなくなって
しまう。
【0013】また、移動規制部材も係合孔の内周面と摺
接を繰り返すことにより損傷を受けて周面が粗面化して
しまい、係合孔の内周面が粗面化していない他のディス
クカートリッジを装脱する際に円滑な係脱を行うことが
できなくなってしまう。係合孔及び/又は移動規制部材
が損傷を受けてしまうと、移動規制部材が係合孔に係脱
する際の摩擦抵抗も大きくなる。その結果、ディスクカ
ートリッジをディスク記録及び/又は再生装置から取り
出す際に大きな力が必要となり、良好な操作感をもって
イジェクト操作を行うことができなくなる。
【0014】係合孔及び/又は移動規制部材の磨耗が著
しくなると、移動規制部材が係合孔に係脱する際の摩擦
抵抗も一層大きなものとなり、移動規制部材の係合孔か
らの離脱を行うことができなくなるおそれがあり、ディ
スクカートリッジのイジェクト操作を行うことができな
くなるおそれもある。
【0015】本発明の目的は、ディスク記録及び/又は
再生装置への確実な装脱を行うことができ、確実にカー
トリッジ本体に設けた開口部の開閉操作を行うことがで
きるディスクカートリッジを提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、移動規制部材のシャ
ッタ部材に対する安定した係脱を長期間に亘って保証可
能となすディスクカートリッジを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述したような従来のデ
ィスクカートリッジが有する問題点を解決し、上記目的
を達成するため、本発明に係るディスクカートリッジ
は、ディスク状記録媒体を収納したカートリッジ本体に
設けた開口部を開閉するシャッタ部材に設けられる移動
規制部材が係合する係合孔に折り曲げ片を設けることに
よって、移動規制部材の係合孔への安定した係脱を保証
し、ディスク記録及び/又は再生装置側に設けられる移
動規制部材の係脱の繰り返しによる係合孔の内周面及び
移動規制部材周面の損傷を防止する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るディスクカー
トリッジを図面を参照して説明する。
【0019】本発明に係るディスクカートリッジ21
は、図2及び図3に示すように、合成樹脂を成形して矩
形状に形成された上下一対のハーフ22,23を突き合
わせ結合して形成したカートリッジ本体24を備える。
上下ハーフ22,23の周囲には、互いに突き合わせら
れてカートリッジ本体24を構成したとき、カートリッ
ジ本体24の周壁25を構成する立ち上がり壁25a,
25bが形成されている。また、上下ハーフ22,23
の相対向する面には、これら上下ハーフ22,23に内
接する円を形成するように、収納部形成壁26a,26
bが形成されている。これら収納部形成壁26a,26
bは、互いに突き合わせられてカートリッジ本体24内
にディスク収納部26を構成する。光ディスク27は、
ディスク収納部26内に回転自在に収納される。
【0020】カートリッジ本体24の下面を構成する下
ハーフ23の中央部には、図3に示すように、このカー
トリッジ本体24に収納された光ディスク27の中心部
に取り付けられたマグネットクランプ用のハブ28を外
方に臨ませる円形の中央開口部29が設けられている。
この中央開口部29には、ディスクカートリッジ21を
ディスク記録及び/又は再生装置に装着したとき、カ−
トリッジ本体24に収納した光ディスク27を回転駆動
するディスク回転駆動機構のディスクテーブルが進入す
る。すなわち、光ディスク27は、ディスクカートリッ
ジ21がディスク記録及び/又は再生装置に装着された
とき、中央開口部29を介してカートリッジ本体24内
に進入するディスクテーブル上にクランプされ、ディス
クテーブルと一体に回転駆動される。
【0021】さらに、カートリッジ本体24の上下面を
構成する上下ハーフ22,23には、図3に示すよう
に、ディスク収納部26に収納した光ディスク27の信
号記録領域の少なくとも一部を内外周に亘って外方ヘ臨
ませるとともに、光ピックアップ装置の対物レンズや磁
気ヘッド等の記録及び/又は再生手段を光ディスク27
に対向させるための記録再生用の開口部30,31が設
けられている。これら開口部30,31は、図3に示す
ように、カートリッジ本体24の左右方向の中央部にし
て、中央開口部28の近傍からカートリッジ本体24の
一の側面である前面側に亘って形成されている。
【0022】本発明に係るディスクカートリッジ21
は、光ディスク27を収納したままの状態でディスク記
録及び/又は再生装置に装着され、光ディスク27を収
納した状態で保管される。そこで、ディスクカートリッ
ジ21の保管時に記録再生用の開口部30,31を介し
て塵埃や異物が侵入することによってを光ディスク27
が汚損されることを防止するため、ディスクカートリッ
ジ21の保管時に開口部30,31を閉塞し、ディスク
記録及び/又は再生装置への装着時に開口部30,31
を開放するシャッタ部材32が取り付けられている。
【0023】シャッタ部材32は、ステンレスなどの薄
い金属板を用いて形成され、金属板材料に外形抜き加
工、折曲げ加工及び切断加工等の加工を施して形成さ
れ、図3及び図4に示すように、カートリッジ本体24
の上下面に形成された記録再生用の開口部30,31を
閉塞する互いに平行に延長された第1及び第2のシャッ
タ部33,34と、これらシャッタ部33,34の基端
部を連結する連設片35とを有し、全体で断面コ字状に
形成されている。連設片35の両側には、下ハーフ23
の前面側に係合し、シャッタ部材32の移動方向をガイ
ドする断面コ字状をなす第1及び第2の移動ガイド部3
6,37が突設されている。
【0024】このように形成されたシャッタ部材32
は、図3及び図5に示すように、第1及び第2のシャッ
タ部33,34を記録再生用の開口部30,31上に延
在するようにしてカートリッジ本体24の前面側から組
み合わされる。このとき、第1及び第2の移動ガイド部
36,37が下ハーフ23の前面側に嵌合し、図4及び
図5に示すように、第1及び第2の移動ガイド部36,
37の一部を折り曲げて形成した係合片39,40が下
ハーフ23の外方側の面に形成した図示しない移動ガイ
ド溝に係合することによってカートリッジ本体24から
の抜け止めが図られ、カートリッジ本体24の前面側に
沿って記録再生用の開口部30,31を開閉する図2中
矢印A方向及び矢印B方向に移動可能に取り付けられ
る。
【0025】なお、カートリッジ本体24の上下面の開
口部30,31の周縁からシャッタ部材32が各開口部
30,31を開放する位置に移動する領域からカートリ
ッジ本体24の前面側には、図2に示すように、シャッ
タ部材32を構成する金属板の厚さにほぼ等しい深さを
有するシャッタ部材移動凹部41が形成されている。シ
ャッタ部材32は、シャッタ部材移動凹部41内に配設
されることにより、カートリッジ本体24の外面とほぼ
面一となってカートリッジ本体24に取り付けられる。
【0026】カートリッジ本体24の前面側の一方コー
ナ部には、図3及び図6に示すように、記録再生用の開
口部30,31を閉塞した位置に移動されたシャッタ部
材32の移動を規制するシャッタロック部材42が取り
付けられている。シャッタロック部材42は、合成樹脂
を用いて形成され、基端部側に下ハーフ23に植立した
支軸43に枢支される枢支部44が設けられ、この枢支
部44から相対向するようにロックアーム部45と弾性
変位部46が延長されている。ロックアーム部45の中
途部の一側面には、シャッタ部材32の第1の移動ガイ
ド部36の一部を折り曲げて形成したロック片47が係
合する係合凹部48が形成されている。このシャッタロ
ック部材42は、図6に示すように、枢支部44を下ハ
ーフ23に植立した支軸43に枢支し、ロックアーム部
45の係合凹部48が形成された一側面側をカートリッ
ジ本体24の前面側に形成された切り欠き部49に臨ま
せ、弾性変位部46の先端部を下ハーフ23内に立ち上
がり形成した係止突片51に当接させてカートリッジ本
体24内に取り付けられる。
【0027】このようにカートリッジ本体24内に取り
付けられたシャッタロック部材42は、シャッタ部材3
2が、図2に示すように、カートリッジ本体24に設け
た記録再生用の開口部30,31を閉塞した位置に移動
されたとき、ロック片47が係合凹部48に係合するこ
とによってシャッタ部材32の移動を規制し、各開口部
30,31を閉塞した状態に保持する。
【0028】上述のようにシャッタ部材32が移動可能
に取り付けられたカートリッジ本体24の前面側には、
シャッタロック部材42を弾性変位させてロック片47
の係合凹部48への係合を解除させるとともにシャッタ
部材32を開口部30,31を開放する図2中矢印A方
向に移動操作するディスク記録及び/又は再生装置側に
設けられるシャッタ開放操作部材71が進入する開放操
作部材係合溝53が設けられている。この開放操作部材
係合溝53は、図2に示すように、シャッタ部材32が
移動するカートリッジ本体24の前面に直交する一方の
側面を開放してカートリッジ本体24の前面に形成され
ている。
【0029】開放操作部材係合溝53は、カートリッジ
本体24の周壁25の一部を構成する前面壁54をカー
トリッジ本体24の内方側に形成することによって形成
される。したがって、前面壁54を構成する上下ハーフ
22,23の前面側に形成される立ち上がり壁54a,
54bは、上下ハーフ22,23の内方側に位置して上
下ハーフ22,23の前面端面と平行に形成されてい
る。そして、シャッタロック部材42のロックアーム部
45の係合凹部48が形成された一側面側がカートリッ
ジ本体24の外方に臨まされる切り欠き部49は、図5
及び図6に示すように、前面壁54の一部を切り欠くこ
とによって形成される。すなわち、ロックアーム部45
は、図2及び図5に示すように、切り欠き部49を介し
て開放操作部材係合溝53内に突出されている。
【0030】また、下ハーフ23の前面側には、開放操
作部材係合溝53内に位置すようにしてシャッタガイド
壁55が設けられている。シャッタガイド壁55は、下
ハーフ23の前面側に嵌合される第1及び第2の移動ガ
イド部36,37の揺動を規制し、シャッタ部材32の
安定した移動を保証するようにしたものである。
【0031】なお、カートリッジ本体24のシャッタロ
ック部材42が取り付けられる前面側の一方のコーナ部
に対向する背面側の他方のコーナ部には、図3に示すよ
うに、カートリッジ本体24に設けた誤記録検出穴を開
閉することによって、カートリッジ本体24に収納され
た光ディスク27に対する情報信号の記録の可否を選択
する誤記録防止部材55が移動可能に取り付けられる。
【0032】カートリッジ本体24の前面側に移動可能
に取り付けられるシャッタ部材32の連設片35には、
ディスクカートリッジ21がディスク記録及び/又は再
生装置に装着されたとき、ディスク記録及び/又は再生
装置側に設けられる移動規制部材72が係合する係合孔
56が穿設されている。係合孔56は、図4及び図7に
示すように、カートリッジ本体24に対する移動方向を
長径とした矩形状に形成されている。この係合孔56の
シャッタ部材32がカートリッジ本体24に対し移動す
る方向と直交する相対向する辺には、図4及び図7に示
すように、連設片35の一部を折り曲げて形成した折り
曲げ片57,58が形成されている。これら折り曲げ片
57,58は、図7及び図8に示すように、第1及び第
2のシャッタ部33,34の延長方向であるシャッタ部
材32の内方に向かって形成されている。折り曲げ片5
7,58は、シャッタ部材32をカートリッジ本体24
の前面側に取り付けたとき、カートリッジ本体24の前
面側に設けられるシャッタガイド壁55に当接しない高
さH1を有するように形成される。これは、シャッタ部
材32がカートリッジ本体24に対し移動操作されたと
き、折り曲げ片57,58がシャッタガイド壁55と摺
接することにより合成樹脂の削り粉が発生することを防
止するためである。
【0033】折り曲げ片57,58は、シャッタ部材3
2を形成するために行われる金属板材料に対する外形抜
き加工、折曲げ加工、切断加工等の一連の加工工程にお
いて形成される。各折り曲げ片57,58は、連設片3
5に対し折り曲げ角度θ1が約90度〜110度となる
ように、すなわち、連設片35側に傾斜するように折り
曲げられる。このように折り曲げ片57,58が連設片
35に垂直若しくは連設片35に対し傾斜するように折
り曲げられることにより、折り曲げ片57,58の基端
部57a,58aに円弧状に形成されるので、ディスク
記録及び/又は再生装置に挿入されたディスクカートリ
ッジ21の前面側に弾性付勢された移動規制部材72が
係合孔56に対し円滑に係脱することができる。さら
に、各折り曲げ片57,58が連設片35側に傾斜する
ように折り曲げられることにより、鋭角な切断面が形成
される折り曲げ片57,58の先端と移動規制部材72
との干渉を防止することができ、移動規制部材72が損
傷を受けることを確実に防止することができる。
【0034】係合孔56に係合する移動規制部材72と
各折り曲げ片57,58の先端との干渉を確実に防止
し、さらに各折り曲げ片57,58のカートリッジ本体
24への摺接を確実に防止するため、各折り曲げ片5
7,58を、図9に示すように、連設片35に重ね合わ
せるように折り曲げるようにしてもよい。
【0035】上述のように構成されたディスクカートリ
ッジ21は、シャッタ部材32が取り付けられる前面に
直交する一方の側面を挿入端として図2中矢印X方向を
挿入方向としてディスク記録及び/又は再生装置に挿入
されていく。
【0036】なお、カートリッジ本体24の上面側に
は、図2に示すように、ディスク記録及び/又は再生装
置への挿入方向を示す挿入方向表示部61が設けられて
いる。
【0037】ディスクカートリッジ21がディスク記録
及び/又は再生装置に挿入されいくと、ディスク記録及
び/又は再生装置側に設けたディスクカートリッジ21
の前面側に圧接するように付勢された移動規制部材72
がカートリッジ本体24の前面からシャッタ部材32の
第1の移動ガイド部36上に乗り上げさらに連設片35
上に乗り上げていく。この移動規制部材72のカートリ
ッジ本体24の前面への乗り上げに続いてディスク記録
及び/又は再生装置側に設けたシャッタ開放操作部材7
1が開放操作部材係合溝53に進入していき、シャッタ
ロック部材42のロックアーム部45を図6中矢印C方
向のカートリッジ本体24の内方に弾性変位させる。さ
らにディスクカートリッジ21をディスク記録及び/又
は再生装置内に挿入すると、移動規制部材72が連設片
35に設けた係合孔56に係合しシャッタ部材32の移
動を規制するとともに、シャッタ開放操作部材71がロ
ックアーム部49をカートリッジ本体24の内方にさら
に弾性変位させロック片47の係合凹部48への係合を
解除させる。
【0038】ところで、移動規制部材72が係合孔56
に係合していく際、係合孔56内に設けた折り曲げ片5
7,58の円弧状に折り曲げられた基端部57a,58
aに摺接しながら係合孔56に係合していくので、大き
な摩擦力を発生させることなく円滑に係合していく。
【0039】シャッタ部材32のロックが解除され、シ
ャッタ部材32の移動が規制された後さらにディスクカ
ートリッジ21をディスク記録及び/又は再生装置内に
挿入すると、移動が規制されたシャッタ部材32に対し
カートリッジ本体24が図2中矢印X方向に相対移動し
て記録再生用の開口部30,31が開放される。このと
き、シャッタ部材32は、移動規制部材72により移動
が規制された状態に保持されているので、開口部30,
31が開放された状態が維持され、この開口部30,3
1を介して光ピックアップ装置及び/又は磁気ヘッドが
光ディスク27に対向されることによって情報信号の記
録又は再生が可能な状態となる。
【0040】光ディスク27に対する情報信号の記録又
は光ディスク27に記録された情報信号の再生が終了
し、イジェクト操作が行われると、ディスクカートリッ
ジ21はディスク記録及び/又は再生装置の外方に向か
う図2中反矢印X方向に移動される。このとき、シャッ
タ部材32は、移動規制部材72によって移動が規制さ
れた状態に保持されているので、カートリッジ本体24
のみがシャッタ部材32に対し図2中反矢印X方向に移
動し、シャッタ部材32が開口部30,31を閉塞する
方向に相対移動される。シャッタ部材32が開口部3
0,31を閉塞する位置までカートリッジ本体24が移
動すると、ロック片47がシャッタロック部材42の係
合凹部48に係合し、シャッタ部材32により開口部3
0,31を閉塞した状態に保持される。このとき、ディ
スクカートリッジ21は、その一部がディスク記録及び
/又は再生装置の外方に突出した状態となり、ディスク
記録及び/又は再生装置から突出された部分を把持して
引き出すことによりディスク記録及び/又は再生装置か
らの取り出しが行われる。このとき、移動規制部材72
は、折り曲げ片57,58の円弧状に折り曲げられた基
端部57a,58aに摺接しながら係合孔56から離脱
するので、大きな摩擦力を発生させることなく円滑に離
脱させることができる。
【0041】このように、本発明に係るディスクカート
リッジ21は、ディスク記録及び/又は再生装置側に設
けられ、ディスクカートリッジ21の前面側に圧接する
ように弾性付勢された移動規制部材72が係脱する係合
孔56のシャッタ部材32の移動方向と直交する辺に折
り曲げ片57,58を設けているので、移動規制部材7
2が係合孔56に係脱する際の摩擦力を小さくでき、係
合孔56の内面や移動規制部材72の周面の磨耗を少な
くでき、長期間に亘って円滑な係脱を行うことができ
る。特に、ディスクカートリッジ21をディスク記録及
び/又は再生装置からのイジェクト操作を良好な操作感
を持って行うことができる。
【0042】上述したディスクカートリッジ21は、折
り曲げ片57,58を係合孔56のシャッタ部材32の
移動方向と直交する2つの辺に設けるようにしている
が、ディスクカートリッジ21のディスク記録及び/又
は再生装置への挿入端側に位置する一方の折り曲げ片5
7のみを設けるようにしてもよい。すなわち、移動規制
部材72は、ディスクカートリッジ21のディスク記録
及び/又は再生装置への挿入端側から係合孔56に係脱
するためである。
【0043】また、係合片は、矩形状をなす係合孔56
の4辺にそれぞれ設けるようにしてもよい。このように
4辺に折り曲げ片を設けることにより、移動規制部材7
2が係合孔56に係合した状態でシャッタ部材32がカ
ートリッジ本体24に対し揺動するように回転した場合
であっても、鋭角に切り取られる係合孔56の内周面で
移動規制部材72が削られることを確実に防止すること
ができる。
【0044】さらにまた、係合孔56は、矩形状に限ら
ず、円形若しくは楕円形に形成したものであってもよ
い。この場合にも、シャッタ部材32の移動方向と直交
する側に折り曲げ片を設けることにより、上述したよう
な利点を得ることができる。
【0045】さらにまた、カートリッジ本体24の前面
側の端面に、図5に示すように、シリコンオイルなどを
塗布した潤滑層59を設けることにより、シャッタ部材
32をカートリッジ本体24に対し一層円滑に移動操作
することができる。
【0046】上述したディスクカートリッジ21は、カ
ートリッジ本体24の両面に記録再生用の開口部30,
31を設けているが、カートリッジ本体24の下面側に
のみ開口部31を設けたものにも適用できるものであ
る。この場合、シャッタ部材32は、一方のシャッタ部
34を備えるものが用いられる。
【0047】また、本発明は、光ディスクを収納したデ
ィスクカ−トリッジのみならず、カートリッジ本体に設
けた記録及び/又は再生用の開口部を開閉するシャッタ
部材を備え、ディスク記録及び/又は再生装置に装着さ
れる際、シャッタ部材に設けた係合孔にディスク記録及
び/又は再生装置側に設けた移動規制部材が係脱するデ
ィスクカートリッジにも広く適用され、上述したと同様
の利点を得ることができる。
【0048】
【発明の効果】上述したように、本発明に係るディスク
カ−トリッジは、ディスク状記録媒体を収納したカート
リッジ本体に設けた開口部を開閉するシャッタ部材に設
けられる移動規制部材が係合する係合孔に折り曲げ片を
設けることによって、移動規制部材の係合孔への安定し
た係脱を保証し、移動規制部材の係脱の繰り返しよる係
合孔の内周面及び移動規制部材周面の損傷を防止するこ
とができるので、長期間に亘って安定した状態でディス
ク記録及び/又は再生装置への装脱を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のディスクカートリッジを示す斜視図であ
る。
【図2】本発明に係るディスクカ−トリッジを示す斜視
図である。
【図3】上記ディスクカートリッジの分解斜視図であ
る。
【図4】本発明に係るディスクカートリッジを構成する
シャッタ部材を示す斜視図である。
【図5】カートリッジ本体にシャッタ部材を取り付ける
状態を示す斜視図である。
【図6】シャッタ部材がカートリッジ本体に設けた記録
再生用の開口部を開放した位置に移動された状態を上ハ
ーフを除いて示す平面図である。
【図7】シャッタ部材に設けられる係合孔部分を拡大し
て示す斜視図である。
【図8】係合孔内に設けられる折り曲げ片を示す断面図
である。
【図9】係合孔内に設けられる折り曲げ片の他の例を示
す断面図である。
【符号の説明】
21 ディスクカートリッジ、 24 カートリッジ本
体、 32 シャッタ部材、 35 連結片、 42
シャッタロック部材、 47 ロック片、48 係合凹
部、 45 ロックアーム部、 56 係合孔、 5
7,58 係合片、 71 シャッタ開放操作部材、
72 移動規制部材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体が回転自在に収納さ
    れるとともに上記ディスク状記録媒体の信号記録領域の
    少なくとも一部を径方向に亘って外方に臨ませる開口部
    が形成されたカートリッジ本体と、 上記カートリッジ本体の外方側に延在されて上記開口部
    を開閉するシャッタ部とこのシャッタ部の基端部側に連
    設され上記カートリッジ本体の一の側面に沿って移動す
    る連設片を有し上記カートリッジ本体に移動可能に取り
    付けられるシャッタ部材とを備え、 上記シャッタ部の連設片に記録及び/又は再生装置側に
    設けられたシャッタ部材の移動規制部材が係合する係合
    孔が形成され、上記係合孔の上記シャッタ部材の移動方
    向側に上記連設片の一部を折り曲げた折り曲げ片が形成
    されてなるディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 上記係合孔は矩形状に形成され、上記折
    り曲げ片は上記係合孔の上記シャッタ部材の移動方向の
    両側に位置して上記シャッタ部材の内方側に向かって折
    り曲げられてなる請求項1記載のディスクカートリッ
    ジ。
  3. 【請求項3】 上記開口部は上記カートリッジ本体の上
    下面に相対向して形成され、上記シャッタ部材は上記カ
    ートリッジ本体の上下面に形成された一対のシャッタ部
    を有し、上記連設部は上記一対のシャッタ部の基端部側
    を連結してなる請求項1記載のディスクカートリッジ。
JP11125189A 1999-04-30 1999-04-30 ディスクカートリッジ Withdrawn JP2000315372A (ja)

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TW089108072A TW535149B (en) 1999-04-30 2000-04-28 Disc cartridge
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