JP2000315272A - 生体識別機を含むセキュリティシステム - Google Patents

生体識別機を含むセキュリティシステム

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JP2000315272A
JP2000315272A JP11124296A JP12429699A JP2000315272A JP 2000315272 A JP2000315272 A JP 2000315272A JP 11124296 A JP11124296 A JP 11124296A JP 12429699 A JP12429699 A JP 12429699A JP 2000315272 A JP2000315272 A JP 2000315272A
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biometric
security
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JP11124296A
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Hideji Iwamoto
秀治 岩本
Yoshihiro Yamaguchi
佳宏 山口
Toshiyuki Yamamoto
敏之 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物内への不正侵入を防止し、盗難等に対す
る管理体制を強化できる生体識別機を含むセキュリティ
システムを提供する。 【解決手段】 セキュリティ領域への入室を、予め登録
された者のみが進入を許可されるように、生体的特徴の
照合を行う指紋識別ユニット20を備えた生体識別機1
が設けられている。一方、セキュリティ領域外に設けら
れたカメラ6は、セキュリティ領域とは別に設けられた
管理室のモニタ7に、1枚ドア付近の進入希望者の映像
を映しすためのものである。モニタ7において、管理人
が進入希望者の人物画像をチェックし、登録者であるか
どうかの事前判定を行う。登録者であることが確認され
たら、管理人は管理側制御部3から、生体識別機1を作
動可能な状態とする信号を出力し、生体識別機1が作動
可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば金銭又はこ
れに類似のものを保管ないし製造する室、コンピュータ
室、データ保管室、情報管理室、機器管理室、研究所等
のセキュリティ機能を必要とする建物のセキュリティシ
ステムに関し、特に生体識別機を含むセキュリティシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】セキュリティ機能を必要とする建物に対
しては、様々なセキュリティシステムが導入され、その
秘密情報、重要物品等が管理されている。例えば、ID
ナンバーあるいはIDカードにより照合を行い、建物内
への出入りを管理・規制している。このような従来のセ
キュリティシステムにおいては、セキュリティ機能が必
ずしも高いとは言えない。例えば、既設のセキュリティ
システムの甘さをついた、IDナンバー、カード盗難・
貸与による非許可者の建物への侵入が発生する場合があ
る。
【0003】このような問題に対応して、特に機密領域
(建物)内へ入退室する場合、指紋等の生体的な個人情
報を予め登録し、その登録された者(許可者)のみが入
退室できるようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような管理体制においても、IDの不正流用や、許可者
と非許可者との同伴入室など、セキュリティ管理をくぐ
り抜けて不正に侵入しようとする者があり、それに対し
て更なる対策が求められる。
【0005】本発明の課題は、上記のような不正侵入を
防止し、盗難等に対する防御体制を強化できる生体識別
機を含むセキュリティシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記課題
を解決するために、本発明の生体識別機を含むセキュリ
ティシステムは、建物又は建物内の特定のセキュリティ
領域(以下、これらを総称して単にセキュリティ領域と
いう)への入室を、予め登録された者だけに限定して許
可し、それ以外の者の入室を不能な状態とするセキュリ
ティシステムにおいて、前記セキュリティ領域の入口に
設けられ、人体の指紋・網膜その他の生体的特徴を識別
して前記登録された者であるか否かを判定し、登録者で
あると判定すれば前記セキュリティ領域への入室を可能
な状態とし、そうでなければ不能な状態とする生体識別
機と、その生体識別機を作動可能な状態とする信号を出
力する信号出力手段と、その生体識別機を作動可能な状
態にする前提条件として、その生体識別機に生体的な特
徴を識別させようとする者の人物画像をその生体識別機
の近傍で撮影すること又は所定のキー入力をさせること
等の事前の適格者判定を生体識別に先立ち行う事前判定
手段と、その事前判定手段により、前記生体識別機を使
用しようとする者が適格者であると判定され又は推定さ
れた場合に、前記信号出力手段からの信号により、その
生体識別機を作動可能な状態にする生体識別機作動手段
と、を含むことを特徴とする。
【0007】このセキュリティシステムにおいては、事
前判定手段により生体識別に先立つ事前判定が行われる
ため、生体識別機への不正による入室、あるいは進入許
可者と非許可者による同伴入室等の不正侵入が防止さ
れ、盗難等に対する管理体制が徹底されるようになる。
【0008】例えば、事前判定手段として、人物画像を
生体識別機の近傍で撮影するカメラ(撮影手段)を設置
し、セキュリティ領域外の領域に設けられた管理室等の
モニタ(画像出力手段)上にその人物画像が映し出され
るものとすることができる。管理室のモニタ上におい
て、管理人の目視による本人照合が行われ、照合が確認
されたら、管理人は信号出力手段から生体識別機を作動
可能な状態とする信号を出力する。その信号は生体識別
機作動手段に供給され、生体識別機作動手段により生体
識別機が作動可能となる。この場合、カメラによる事前
判定により、2人以上の同伴入室、及び生体識別機への
不正等が防止され、例えば、カメラに不正侵入者等の非
許可者が映し出された場合、管理人は信号出力手段によ
る生体識別機作動手段への信号を供給せず、音声出力手
段によりアナウンス等で進入不許可の旨を放送すること
や、警報出力手段により警報音を発令させることも可能
である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例に基づき説明する。図1は、本発明の生体
識別機を含むセキュリティシステムの一実施例を示す概
略図である。この建物(フロア)のセキュリティ領域1
00の出入口には、そのセキュリティ領域100への入
室を、予め登録された者のみが進入を許可されるよう
に、指紋、網膜等の照合を行う生体照合装置を備えた生
体識別機1が設けられている。生体識別機1は、電気錠
を含む1枚ドアにより構成され、生体照合装置による照
合結果等を受けてドアの解錠が行われる。また、セキュ
リティ領域100の外側には、生体識別機1に生体的な
特徴を識別させようとする進入希望者の人物画像を撮影
する事前判定手段としてのカメラ6と、生体識別機1の
作動を許可する生体識別機作動手段としての制御部10
とが設けられている。一方、セキュリティ領域100の
内側には、侵入者を赤外線で感知するための警備装置と
しての警備センサ5が設けられている。
【0010】図2に示すように、生体識別機1の1枚ド
アの近傍(ドア外)には、進入希望者の指紋を識別して
登録されたものであるか否かを照合(判定)する生体照
合装置としての指紋識別ユニット20が設けられてい
る。一方、生体識別機1の1枚ドアには、指紋識別ユニ
ット20の判定結果を表示するための表示装置(表示ラ
ンプ)25と、指紋識別ユニット20により登録者であ
ると判定された場合にセキュリティ領域100への入室
を可能な状態にするための電気錠19と、セキュリティ
領域100内から退室する際に電気錠19を解錠するた
めの解錠スイッチ4とが設けられている。さらに、指紋
識別ユニット20、電気錠19、表示ランプ25等の作
動を司るドライバとしての1枚ドア制御ボード18が1
枚ドアの生体識別機1に備えつけられている。
【0011】上記生体識別機1は、制御部10により制
御される。制御部10は、CPU10a、ROM10
b、RAM10c、I/Oポート10dを備え、ROM
10bには、指紋識別ユニット20による照合結果によ
り電気錠の開閉等の命令を、生体識別機1に対して行う
アプリケーションのプログラム(AP)と、アプリケー
ションを動作させるためのオペレーションプログラム
(OS)とが備えられている。また、RAM10cに
は、指紋識別ユニット20を作動可能な状態とするフラ
グをセットするための作動許可フラグメモリ10eが設
けられ、この作動許可フラグが立っている場合(ONの
場合)にのみ、電気錠19を解錠する処理が上記APに
より実行される。さらに、制御部10には中央制御部9
が接続されており、中央制御部9により、図示しないそ
の他のセキュリティシステム(例えば異なるフロアのセ
キュリティシステム等)とともに統括制御されている。
中央制御部9には、例えば、各セキュリティシステムの
有効期限、あるいは使用履歴等の情報が入力されてお
り、各セキュリティシステムの使用に関する全ての情報
を管理している。また、上記1枚ドア制御ボード18
は、制御部10からの命令コマンドを受けて一連のドラ
イバとしての機能を果たすものである。
【0012】一方、セキュリティ領域外(外側)に設け
られたビデオ(CCD)カメラ6は、セキュリティ領域
とは別に設けられた管理室のモニタ7に、1枚ドア付近
の進入希望者の映像を映し出すためのものである。モニ
タ7において、管理人が人物画像をチェックし、登録者
であるかどうかのチェックを行う。登録者であることが
確認されたら、管理人は信号出力手段としての管理側制
御部3を操作して、生体識別機1を作動可能な状態とす
る信号を制御部10へ出力し、その結果、RAM10c
の作動許可フラグがON「1」となり、生体識別機1が
作動可能になる。
【0013】なお、本実施例においては、セキュリティ
領域100内に警備装置としての例えば赤外線等を検知
する警備センサ5が設けられ、これが上述の制御部10
に接続され、制御部10からの信号によりセンサ作動状
態と非作動状態との間で切り換えられる。作動状態にあ
る警備センサ5が進入者の発する赤外線等を感知する
と、図示しない警報システムにより警報音が鳴り、管理
人等に知らせるものとされている。
【0014】以下、上記構成の1枚ドアの生体識別機1
の操作手順を詳しく説明する。なお、進入許可者(登録
者)は、指紋識別ユニット20及び中央制御部9に、指
紋、キー(IDナンバー)等の個人データを、予め登録
・記憶させてあるものとする。
【0015】図3に示すように、進入者Aは、1枚ドア
の近傍に設けられた指紋識別ユニット20により、指
紋、キー(IDナンバー)の照合を行う。しかしなが
ら、この段階で指紋識別ユニット20は作動不能となっ
ており、同じく1枚ドアの近傍に設けられたカメラ6か
らの進入者Aの映像を、図5に示すように、管理人がモ
ニタ7上で目視確認し、進入者Aが登録者であれば管理
側制御部3を操作して許可信号を制御部10に出力し、
制御部10の作動許可フラグメモリ10eのフラグがO
Nになって初めて指紋識別ユニット20が作動可能とな
る。
【0016】指紋識別ユニット20は、図4に示すよう
に、テンキー23と指紋識別機22とを備え、進入者A
はテンキー23によりIDナンバーをキー入力し、かつ
指紋識別機22の指紋認識部21に指を当てて指紋の入
力を行う。テンキー23を備えるのは、個人の指紋情報
が個人のID番号と対応付けて記憶されているからであ
り、テンキー23によりID番号が入力されると、その
ID番号に対応する指紋情報が比較の一方(登録されて
いる指紋情報)として認識され、実際に入力された指紋
情報を他方として、双方の比較(一致判断)が行われ
る。
【0017】この指紋の照合方法については公知技術で
あるが、その内容を簡単に説明する。指紋識別に関して
は様々な方法があり、例えば特徴点抽出法を採用するこ
とができる。特徴点抽出法は、まず、人間には通常20
0個程度あるといわれている指紋の端点、分岐点といっ
た特徴点を指紋画像から抽出し、その画像データを記憶
する。特徴点の抽出方法は、スキャンされた画像をデジ
タル線の点列で捕らえ、このような点列の画素を細線化
することで行われる。すなわち、点列の連結数を算出
し、例えば連結数が0の場合、孤立点(雑音)として消
去可能で、連結数が1の場合、特徴点の端点として抽出
し、連結数が3の場合、特徴点の分岐点として、その周
辺画素を抽出する。なお、連結数が2の場合、連結線
(特徴点でない)であり特徴点として抽出されず、連結
数が4以上の場合、交点であり特徴点として抽出されな
い。このような方法で画像データが各特徴点毎に記憶さ
れ、一方、入力された画像に対しても同様の特徴点抽出
を行い、その中から複数(例えば8個)の特徴点を抽出
し、記憶されている画像データの特徴点と一致するか否
かを判定する。その判定方法は、ある特徴点(例えば分
岐点)において、記憶されている登録画像データと、入
力された分岐点の入力画像データとが特定のアルゴリズ
ムにより比較され、しきい値(例えば全画素数のうちの
80%)以上の一致画素数を有していれば特徴点一致と
判定する。そして、入力された画像から抽出した複数
(例えば8個)の特徴点のうち、一定値(例えば3個)
以上が特徴点一致と判定された場合に、指紋照合一致と
している。なお、特徴点抽出法においては、200個程
度の特徴点のうち例えば12個程度以上が一致していれ
ば照合一致としてよいといわれている。
【0018】図5に示すように、入力された進入者Aの
キー及び指紋情報は、指紋識別ユニット20において登
録されているデータと照合され、照合結果は1枚ドア制
御ボード18を介して制御部10に送信される。
【0019】照合が適格であった場合、制御部10から
の信号又は制御部10内のプログラム処理により、セキ
ュリティ領域100内に設けられた警備センサ5が作動
不能状態になる。一方、制御部10は1枚ドア制御ボー
ド18に「ドア解錠」等の命令を送信し、1枚ドア制御
ボード18は電気錠19を解錠することになる。以上の
過程を経て、進入者Aはセキュリティ領域100への進
入が許可される。
【0020】なお、1枚ドアには表示ランプ25が設け
られ、制御部10からの「ランプ表示」の命令を受け
て、1枚ドア制御ボード18が照合結果の可否を表示す
るものとされている(例えば2個のランプのうち、一方
の点灯で照合OKを示し、他方の点灯で照合不可を表
す)。一方、この1枚ドアから退室する場合は、セキュ
リティ領域100側の1枚ドアに設けられた解錠スイッ
チ4の操作により、退室することが可能である。
【0021】次に、上記生体識別機1を含むセキュリテ
ィシステムの照合開始から入室までのプロセスを、図6
のフローチャートに基づいて説明する。なお、ここで
は、図5の構成図を参照しつつ説明することにする。
【0022】まず、S1において進入者Aの人物画像が
カメラ6により撮影される。撮影された映像は、管理室
のモニタ7に送信され、モニタ7上での管理人による目
視照合が行われる(S2)。S3において、モニタ7上の
人物が登録者であると管理人により判断されなかった場
合は、S4でエラーメッセージが表示ランプ25等によ
り行われ、生体識別機1は作動しない。一方、S3にお
いて、管理人の目視照合により登録者であると判断され
た場合は、S5に進み、管理人が管理側制御部3から許
可信号を制御部10に送信し、作動許可フラグメモリ1
0eにおいて作動許可フラグがONとなる(S6)。こ
れにより、生体識別機1が作動可能状態にセットされる
(S7)。
【0023】生体識別機1が作動可能になると、表示ラ
ンプ25あるいはアナウンス等により、その旨が表示さ
れ、進入者Aにより指紋識別ユニット20にIDナンバ
ー(番号)がキー入力される(S8)。S9において、指
紋識別ユニット20に登録されている登録ID番号との
照合が行われ、照合不一致の場合、S10でエラーメッセ
ージされ、1枚ドアは非解錠のままである。照合一致の
場合、S11に進み、ID番号が予め登録されている有効
期限内のものであるかの確認を行う。有効期限を超えて
いる場合は、S10でエラーメッセージされ、1枚ドアは
非解錠のままであり、有効期限内のものである場合は、
その旨が表示(メッセージ)され、S12に進む。なお、
この有効期限は、ある期間毎に登録者に登録データを更
新させるために設けられ、中央制御部9に登録されてい
るものであるが、指紋識別ユニット20に直接記憶させ
ておくことも可能である。
【0024】次にS12において、指紋識別ユニット20
に指紋が入力され、続いて登録されている指紋との照合
が行われる(S13)。照合不一致の場合、S10でエラー
メッセージされ1枚ドアは解錠されず、照合一致の場
合、その旨が制御部10に送信されS14に進む。
【0025】S14においては、警備センサ5が解除され
ているかどうかが判断され、解除されていなければS15
で解除が行われた後に、制御部10により1枚ドアが解
錠され、セキュリティ領域100への入室が許可される
ことになる。なお、上記各メッセージ及びエラーメッセ
ージは表示ランプ25により表示するものでもよいし、
管理人によるアナウンスにより行うものでもよい。
【0026】以上のような生体識別機1を含むセキュリ
ティシステムは、カメラ6を用いた事前判定手段により
生体識別に先立つ事前判定が管理人により行われるた
め、生体識別機への不正による入室、あるいは進入許可
者と非許可者による同伴入室等の不正侵入が防止でき
る。以上の説明では、セキュリティ領域内に警備センサ
5が設けられていたが、これを省略することもできる。
その場合は、制御部10からその警備センサを作動(監
視)状態にしたり、非作動(解除)状態にしたりする信
号供給又はプログラム処理は不要となる。また、以上の
説明では、制御部10の作動許可フラグメモリ10eの
フラグがONになるまでの経過を図6のS1〜S6の手順
として示したが、プログラム上は上述の作動許可フラグ
がONかどうかを、CPU10aが作動許可フラグメモ
リ10eの内容を読み出すことに基づいて判断すればよ
い。そのフラグがOFFであればS4へ、ONであれば
S9へ移行する。
【0027】さらに、上述の作動許可フラグのON・O
FFによるソフトウェア処理に代えて、例えば図2に示
すように、指紋識別ユニット20を作動させるための電
源ををON・OFFするスイッチ1aを例えばフリップ
フロップ等を含むスイッチング回路で構成し、制御部1
0からの信号でこのスイッチを切り換えるようにするこ
とも可能である。すなわち、進入希望者を映し出すテレ
ビカメラ10の映像をモニタ7で確認した管理人が、そ
の進入希望者は登録者(不正に進入する者ではない)で
あると判断すれば、その許可(適格)信号が制御部10
に供給され、制御部10を経てスイッチ10aがOFF
状態からON状態とされ、指紋識別ユニット20に電源
が入った状態となる。以後は、ID番号や指紋の照合が
行われることとなる。なお、このようなスイッチ1aは
1枚ドア制御ボード18内に組み込むこともできるし、
あるいは制御部10を介さないで管理人室の管理制御部
3と接続し、そこからの信号により直接的に指紋識別ユ
ニット20の電源を入れて、これを作動可能状態にする
こともできる。
【0028】上述の様なテレビカメラによる映像の確認
を前提としつつも、例えば指紋識別ユニット20に入室
要求のための操作部(ボタン等)を設け(又は指紋識別
ユニット20の前又はその近傍に人が近づいた又は存在
することを検知する赤外線センサ等の検知手段を設
け)、ここが押されると(又は検知手段が作動すると)
その入室要求信号(又は検知信号)が管理人室等へ送ら
れ、その管理人室等では入室要求信号(又は検知信号)
に応じてテレビカメラ6を作動状態にすることもでき
る。あるいは、その入室要求信号(又は検知信号)が出
されることによりテレビカメラ6が作動し、かつ管理人
室等へは入室要求があったこと(又は指紋識別ユニット
の前等に人がいること)を知らせる信号を出力し、この
信号に基づいて管理人がそのテレビカメラの映像を通し
て本人照合を行い、指紋識別ユニット(20)を作動可
能な状態にすることができる。
【0029】なお、前述の検知手段についてもう少し具
体的に説明すれば、例えば図7に示すように、ドア70
の近傍に赤外線センサ等の人間検出(感知)センサ71
を設け、そのセンサ71が人間を感知すると自動的にテ
レビカメラ6をONにする、又は人間が来たことを管理
人室へ知らせて、テレビモニタ6からの画像により本人
照合を行うことを管理人に促す方式を採用することがで
きる。
【0030】また、生体識別機は本実施例に示した形態
のものに限定されるものではなく、網膜識別機、声紋識
別機等を採用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセキュリティシステムの一実施例を示
す概略図。
【図2】図1のセキュリティシステムの全体配置を示す
構成ブロック図。
【図3】1枚ドアの生体識別機の通過要領の概略を示す
説明図。
【図4】指紋識別ユニットの一例を示す全体図。
【図5】図1のセキュリティシステムの詳細を示す構成
ブロック図。
【図6】図1のセキュリティシステムの通過プロセスを
示すフローチャート。
【図7】ドアの近傍にテレビカメラ及び人間感知センサ
を設けた一例を示す説明図。
【符号の説明】
1 生体識別機 3 管理側制御部(信号出力手段) 6 カメラ(事前判定手段) 9 中央制御部 10 制御部 20 指紋識別ユニット 100 セキュリティ領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E250 AA04 AA05 BB04 DD08 DD09 3E038 AA01 BA20 CC01 EA02 FA10 GA02 HA05 HA06 HA07 JA01 JB10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物又は建物内の特定のセキュリティ領
    域(以下、これらを総称して単にセキュリティ領域とい
    う)への入室を、予め登録された者だけに限定して許可
    し、それ以外の者の入室を不能な状態とするセキュリテ
    ィシステムにおいて、 前記セキュリティ領域の入口に設けられ、人体の指紋・
    網膜その他の生体的特徴を識別して前記登録された者で
    あるか否かを判定し、登録者であると判定すれば前記セ
    キュリティ領域への入室を可能な状態とし、そうでなけ
    れば不能な状態とする生体識別機と、 その生体識別機を作動可能な状態とする信号を出力する
    信号出力手段と、 その生体識別機を作動可能な状態にする前提条件とし
    て、その生体識別機に生体的な特徴を識別させようとす
    る者の人物画像をその生体識別機の近傍で撮影すること
    又は所定のキー入力をさせること等の事前の適格者判定
    を生体識別に先立ち行う事前判定手段と、 その事前判定手段により、前記生体識別機を使用しよう
    とする者が適格者であると判定され又は推定された場合
    に、前記信号出力手段からの信号により、その生体識別
    機を作動可能な状態にする生体識別機作動手段と、 を含むことを特徴とする生体識別機を含むセキュリティ
    システム。
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