JP2002157624A - 個人識別装置 - Google Patents

個人識別装置

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JP2002157624A
JP2002157624A JP2000349753A JP2000349753A JP2002157624A JP 2002157624 A JP2002157624 A JP 2002157624A JP 2000349753 A JP2000349753 A JP 2000349753A JP 2000349753 A JP2000349753 A JP 2000349753A JP 2002157624 A JP2002157624 A JP 2002157624A
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JP2000349753A
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English (en)
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Saori Yamamoto
佐保里 山本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通行者の固有データを個人識別装置から削除
したり、あるいは多大な時間と手間をかけて再度の通行
者固有データを登録することなしで、ビルを運用管理す
る側の管理者の都合により、その通行者の通行許可ある
いは通行不許可への切換えを一方的に管理者の簡単な作
業によって繰返し制御可能とした個人識別装置を得る。 【解決手段】 通行者の通行可否の可否決定は、ビル管
理者によって必要時にその所定の設定操作によって行わ
れ、登録済みの通行者固有データに付加した通行可否デ
ータの所定部が、その管理者の操作によって書換えられ
ることに伴って通行の可否制御が切換可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オフィスビル及
び共同住宅ビルにおいて入退室の通行管理制御を行う個
人識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、個人識別装置として、例えば指紋
照合装置を使用して、入退室の通行管理制御を行う場合
は、通行者は通行の許可権利を得るため、管理者承諾の
もとにあらかじめ、指紋照合装置にその通行者の指紋デ
ータを登録しておき、その後、入退室に伴う通行時点で
通行者の指紋データを読取り、読取った指紋データとあ
らかじめ登録済みの指紋データとを比較照合して、照合
一致と判定された指紋データに対応する通行者のみを通
行許可としていた。従って、あらかじめ登録された指紋
データと通行時の指紋データとの比較照合のみで通行許
可の判定が行われていたため、この比較照合によっての
判定結果が照合一致となれば、その通行者は必ず通行が
できるものであるものとなっていた。
【0003】このように従来の指紋照合装置では、照合
結果のみで通行許可判定をしていたため、通行者個人の
指紋データを通行の許可者として指紋照合装置にいった
ん登録してしまうと、その通行者は通行したい時にいつ
でも通行の許可を得られるものとなってしまっていた。
しかしながら、通行を許可していた通行者を通行させて
はならない事態等が発生することがあり、この場合に、
ビルの管理者は、その通行者個人に対応した登録指紋デ
ータを指紋照合装置から抹消することによって一方的に
その通行者の通行を不許可としていたが、その通行者の
登録指紋データを抹消するにあたっての作業には多大な
時間を費やさなければならなくなっていた。
【0004】また、いったん通行者の通行を不許可とし
てしまうと、今度はその通行者の通行を再び許可する段
階において、再度その通行者の指紋データを指紋照合装
置に登録しなおさなければならず、この指紋データの登
録作業に多大な時間と手間を費やさなければならないと
いう問題点もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を解消するためになされたものであり、通行者
が例えば指紋照合装置を操作して通行しようとする際
に、ビルの管理者側の都合でその通行者の通行許可、あ
るいは通行不許可を一方的に管理者の簡単な作業によっ
て繰返し切換え制御ができ得る個人識別装置を提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る個人識別
装置は、所定ビルにおいて通行者の通行許可判定を行う
ための一要素としてその通行者がそれぞれに固有に保持
している通行者固有データと、その通行者固有データを
既登録データとしてそれぞれ登録保管する固有データ登
録手段と、その通行者が所定の通行路を通行する際に、
その都度その通行者の固有データを読取る読取り手段
と、この読取り手段によって読取られた固有データと、
この固有データ登録手段によって登録保管されている通
行者固有データとを比較して一致あるいは不一致の識別
判定を行う識別判定手段と、登録保管されている通行者
固有データの一部に、管理者によってその通行者の通行
可否を決定する通行可否設定データを、管理者が付加登
録する管理者付加登録設定手段と、通行者が所定の通行
路を通行する際に、管理者付加登録設定手段によって付
加登録となっている通行可否設定データに基づいて、そ
の通行者の通行可否を判定する通行可否判定手段と、通
行可否判定手段あるいは識別判定手段の少なくともいず
れかの判定によって、通行者の所定通行路を解錠するこ
とによりその通行者の通行を許可する電気錠解錠手段と
を、有するものである。
【0007】ここで、この発明に係る管理者付加登録設
定手段は、固有データ登録手段によって登録保管されて
いる通行者固有データを持つ通行者によってのみ、通行
可否設定データの付加登録が可能であり、この通行者の
うちの中から管理者が選定されているものである。
【0008】また、この発明に係わる管理者付加登録設
定手段は、管理者が管理者自らに対応する通行者固有デ
ータの一部に通行可否設定データを付加登録することは
できないが、管理者以外の通行者に対応する通行者固有
データの一部に通行可否設定データを付加登録すること
はできるもとしても良い。
【0009】また、この発明に係わる管理者付加登録設
定手段は、管理者に対応する通行者固有データの一部に
通行可否設定データとして、元々通行を許可しない設定
データが付加登録されているようにしても良い。
【0010】また、この発明に係わる個人識別装置は、
指紋照合装置を個人識別装置として使用するようにして
も良い。
【0011】また、この発明に係わる個人識別装置は、
磁気カードあるいはICカードの少なくともいずれかの
カードを使用したカード読取り装置を個人識別装置とし
て使用するようにしても良い。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1に係る指紋照合装置を示す説明図である。
図において、1は所定のビルへの入退室における通行を
許可された一人一人の通行者に対して固別に割当てられ
ている通行者固有データである。この通行者固有データ
1は固有データ登録部2の記憶部に登録保管されていて
いる。また、この固有データ登録部2に記憶されている
通行者固有データ1は、通行を許可することを対象とす
る通行者に固有の指紋データの集合である。即ち、初め
から通行許可の対象となる通行者の指紋データは読取り
部3によって順次読込まれ、通行者固有データ1として
固有データ登録部2に登録保管される。
【0013】また、通行許可対象者の指紋データを予め
登録しておく時ではなく、通行者が通行する時において
は、その通行者固有の指紋データは読取り部3によっ
て、その場で読取られ、その指紋データは固有データ4
として認識される。
【0014】この固有データ4として認識された指紋デ
ータは、固有データ登録部2に登録保管済みとなってい
る通行者固有データ1のそれぞれの指紋データと識別判
定部5によって比較照合される。
【0015】識別判定部5は、通行時に読取ったこの固
有データ4の指紋データと照合一致となる指紋データが
通行者固有データ1の中から探し出すことができた場合
に、電気錠解錠部9によって電気錠を解錠し、通行者の
入退室を許可する。
【0016】また、識別判定部5が行う指紋データの比
較照合の判定とは別に、ビルの管理者は所定の通行者に
対して、通行時における通行可否の可否決定を個別に行
うことができる。尚、通行可否の可否決定は、ビル管理
者によって必要時にその所定の設定操作で行われる。こ
の設定操作は、管理者の指紋データを読取り部3によっ
て読取った後、管理者付加登録設定部7のテンキー操作
入力によって行われる。この時、固有データ登録部2に
登録済みの通行者固有データ1に付加された通行可否デ
ータ6の所定部が書換えられる。
【0017】また、通行可否判定部8は、この書換えら
れた通行可否データ6に従って、通行者の通行時におけ
る通行可否の判定を行う。この通行可否の判定におい
て、通行可否判定部8がその通行者を通行可と判定した
場合には、電気錠解錠部9によって電気錠を解錠し、そ
の通行者の入退室を許可する。以上の各部によって指紋
照合装置10が構成される。
【0018】次に、図1及び図2のフローチャートによ
って、実施の形態1の動作を説明する。先ず、通行者に
よって読取り部3に置かれた指によって、読取り部3は
その通行者の指紋データを読取り、その読取りができた
かどうかの判定を指置き判定ステップ(S1)が行う。
ここで、その読取りができなかった場合には、そこでこ
の一連の動作を終了して、再び最初からの動作に戻る。
【0019】また、この指置き判定ステップ(S1)に
て、その通行者の指紋データを読取ることができた場合
には、次の指紋データ検索ステップ(S2)にて、その
読取った通行者の指紋データと順次比較照合を行い通行
者固有データ1の中から照合一致となる指紋データを探
し出す。次に、指紋データ該当判定ステップ(S3)へ
と動作を移す。
【0020】この指紋データ該当判定ステップ(S3)
は、指紋データ検索ステップ(S2)において通行者固
有データ1の中から該当となる照合一致の指紋データが
探し出されなかった場合には、そこでこの一連の動作を
終了して、再び最初からの動作に戻る。
【0021】また、この指紋データ該当判定ステップ
(S3)は、指紋データ検索ステップ(S2)において
通行者固有データ1の中から探し出された照合一致の指
紋データが管理者のものであると該当判定された場合に
は、即ち図1の通行者固有データ1中の管理者のID番
号であるID番号M0000001に対応する指紋デー
タのデータ1と照合一致した場合には、次の管理者付加
登録設定入力待ちステップ(S4)へと動作を移す。
【0022】この管理者付加登録設定入力待ちステップ
(S4)は、管理者による管理者付加登録設定部7のテ
ンキー操作入力を入力待ちとする。これによって管理者
は、管理者付加登録設定部7のテンキー操作入力の入力
待ちとなり、所定の通行者に対しての通行時における通
行可否の可否決定を個別に行うための設定操作を待つ。
【0023】次に、ID番号該当判定ステップ(S5)
へと動作を移し、管理者は所定の通行者に対応したその
ID番号例えばU0000003を管理者付加登録設定
部7からテンキー入力した後に、このID番号該当判定
ステップ(S5)によって、そのID番号が図1の通行
者固有データ1の中に存在しているかどうかの判定を行
う。
【0024】この判定結果により、管理者が入力したそ
のID番号が図1の通行者固有データ1のどのID番号
にも該当しなかった場合は、そこでこの一連の動作を終
了して、再び最初からの動作に戻る。
【0025】また、このID番号該当判定ステップ(S
5)によって、そのID番号が図1の通行者固有データ
1の中に存在しているかどうかの判定を行い、この判定
結果により、管理者が入力したそのID番号が図1の通
行者固有データ1の中に存在するどれかのID番号に該
当した場合には、次の通行可否データ設定操作ステップ
(S6)へと動作を移す。
【0026】この通行可否データ設定操作ステップ(S
6)において、管理者は図1の固有データ登録部2に登
録済みのその所定通行者に対応するID番号例えばU0
000003とその所定通行者の通行を可とするか否か
を表す可あるいは否の設定データを入力した後、この通
行可否データ設定操作ステップ(S6)は図1の固有デ
ータ登録部2に登録済みのその所定通行者に対応する通
行者固有データ1に付加された通行可否データ6の通行
可否設定データ個所を書換える。
【0027】これにより、管理者は、所定の通行者に対
して、通行時における通行可否の可否決定を個別に行う
ために、管理者付加登録設定部7のテンキー操作入力に
よって、固有データ登録部2に登録済みのその所定通行
者に対応するID番号例えばU0000003とその所
定通行者の通行を可とするか否かの設定データを入力し
て、その通行者固有データ1に付加された通行可否デー
タ6の所定通行者に対応する個所を必要時に書換えるこ
とができる。
【0028】これにより、管理者の一連の操作動作が終
了する。ここでまた、次に、前述の指紋データ該当判定
ステップ(S3)において、指紋データ検索ステップ
(S2)により通行者固有データ1の中から探し出され
た照合一致の指紋データが管理者でなく一般の通行者の
ものであると該当判定された場合には、即ち図1の通行
者固有データ1中の一般通行者のID番号であるID番
号U0000002に対応する指紋データのデータ2と
照合一致した場合には、次の通行可否判定操作ステップ
(S7)へと動作を移す。
【0029】ここで、通行可否判定操作ステップ(S
7)は、照合一致となったその通行者に対応する通行者
固有データ1に付加された通行可否データ6の通行可否
設定データ個所を読取りその通行者の通行可否判定を行
う。
【0030】ここでその通行者に対応する通行可否デー
タ6の通行可否設定データ個所が通行可の設定となって
いた場合は、次の電気錠解錠ステップ(S8)へと動作
を移し、電気錠解錠ステップ(S8)にて電気錠を解錠
し、その通行者の入退室を許可する。
【0031】また、通行可否判定操作ステップ(S7)
が、照合一致となったその通行者に対応する通行者固有
データ1に付加された通行可否データ6の通行可否設定
データ個所を読取りその通行者の通行可否判定を行い、
その通行者に対応する通行可否データ6の通行可否設定
データ個所が通行否の設定となっていた場合は、電気錠
を解錠せずに、その通行者の通行を不許可のままとし
て、その動作を終了し、一連の処理を終わる。
【0032】この指紋照合装置によれば、以上の運用に
より、管理者は所定の通行者に対して、通行時における
通行可否の可否決定を個別に行うために、管理者付加登
録設定部7のテンキー操作入力によって、固有データ登
録部2に登録済みのその所定通行者に対応するID番号
例えばU0000002とその所定通行者の通行を可と
するか否かの設定データを入力して、その通行者固有デ
ータ1に付加された通行可否データ6の所定通行者に対
応する個所を必要時に書換えることができる。
【0033】更には、今述べたように管理者はこの書換
えた通行可否データ6に基づいて、通行時にその通行者
の通行可否を指紋照合装置で制御できたこととなり、管
理者による管理者付加登録設定部のみの簡単な操作だけ
で所定の通行者の通行許可、不許可を管理制御できる指
紋照合装置が提供できたという効果が得られる。
【0034】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2に係る指紋照合装置を示す説明図である。図3にお
ける番号相当部分の示す内容は、図1の番号が示す内容
と相当なため、説明は省略するが、図3と図1での異な
る部分としては、通行可否データ6の可否設定個所の設
定データが異なる。
【0035】即ち、図3においては、図1とのそれとは
異なり通行可否データ6の可否設定が、初期段階におい
て、全ての通行者に対応する可否設定が最初から否の設
定として書込まれている。
【0036】次に、図3及び図4のフローチャートによ
って、実施の形態2の動作を説明する。ここでは、社員
がビル内の機密書類が保管されている書庫に通行者とし
て入りたい場合の動作について説明する。
【0037】先ず、この場合、社員は管理者に対して書
庫入場許可申請を入場許可申請ステップ(T1)によっ
て申請する。その後、社員から書庫入場許可申請を受け
た管理者は実施の形態1の指置き判定ステップ(S1)
から管理者付加登録設定入力待ちステップ(S4)を経
て通行可否データ設定操作ステップ(S6)迄と同様
に、管理者の指紋データを読取り部3によって読取った
後、管理者は管理者付加登録設定部7のテンキー操作入
力によって、今申請してきた社員通行者に対しての通行
を許可するために、その社員通行者に対応する通行可否
データ6に通行を可とする設定データを書込み換える。
【0038】この動作は管理者付加登録通行可設定操作
ステップ(T2)によって行われる。これにより、実施
の形態1の指置き判定ステップ(S1)から通行可否判
定操作ステップ(S7)を経て電気錠解錠ステップ(S
8)迄と同様に、社員通行者は読取り部3に指を置くこ
とによりその指紋データを読取った後、書庫入室への電
気錠を解錠し、その社員通行者の書庫室への入退室を許
可する。この動作は書庫室入退室利用操作ステップ(T
3)によって行われる。
【0039】次に、社員通行者が書庫室の利用を終えて
書庫室から退室した後、管理者は再び社員から書庫室へ
の入場許可の申請が出されるまで機密書類が保管されて
いる書庫への入室を禁止しておくために、管理者は実施
の形態1の指置き判定ステップ(S1)から管理者付加
登録設定入力待ちステップ(S4)を経て通行可否デー
タ設定操作ステップ(S6)迄と同様に、管理者の指紋
データを読取り部3によって読取った後、管理者は管理
者付加登録設定部7のテンキー操作入力によって、今書
庫への入室を許可した社員通行者に対しての通行を不許
可とするために、その社員通行者に対応する可否データ
6に通行を否とする設定データを書込み換える。この動
作は管理者付加登録通行否設定操作ステップ(T4)に
よって行われる。
【0040】これにより、管理者は書庫への入室を禁止
状態とすることができたこととなり、この実施の形態2
に係る一連の動作処理を終了する。従って、管理者はビ
ル内の機密書類が保管されている書庫室への社員通行者
の入退室を社員からの申請があるたびに繰り返し何回で
も簡単な操作によって許可及び不許可として運用して行
くことができる。
【0041】この指紋照合装置によれば、以上の運用に
より、必要時のみに、必要となる通行者のみを通行許可
とすることができたこととなり、簡単な操作で且つセキ
ュリティ性を上げた入退室の通行管理制御を提供できた
という効果が得られる。
【0042】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3に係る指紋照合装置を示す説明図である。図5にお
ける番号相当部分の示す内容は、図1の番号が示す内容
と相当なため、説明は省略するが、図5と図1での異な
る部分としては、通行可否データ6の可否設定個所の設
定データが異なる。即ち、図5においては、図1とのそ
れとは異なり通行可否データ6の可否設定が、初期段階
において、全ての通行者に対応する可否設定が最初から
可の設定として書込まれている。
【0043】次に、図5及び図6のフローチャートによ
って、実施の形態3の動作を説明する。ここでは、例え
ば共同住宅への入退室をする住人通行者が自分自身の住
む居住費としての家賃を共同住宅の管理者に滞納してし
まった場合の動作について説明する。先ず、この場合、
管理者は住人に対して家賃の支払を請求するために、家
賃請求連絡ステップ(U1)によって、管理者は住人通
行者へ電話等の連絡手段を取って連絡する。
【0044】しかしながら、管理者は、その後住人通行
者からの連絡を待てども、いっこうに住人通行者からの
連絡がこない場合において、管理者は実施の形態1の指
置き判定ステップ(S1)から管理者付加登録設定入力
待ちステップ(S4)を経て通行可否データ設定操作ス
テップ(S6)迄と同様に、管理者の指紋データを読取
り部3によって読取った後、管理者は管理者付加登録設
定部7のテンキー操作入力によって、家賃を滞納してい
る住人通行者との連絡を取るために、その住人通行者に
対応の通行可否データ6の所定個所に通行を否とする設
定データを書込み換えて、管理者はその住人通行者に対
する住居通行を不許可とする。この動作は管理者付加登
録住人通行否設定操作ステップ(U2)によって行われ
る。
【0045】これにより、実施の形態1の指置き判定ス
テップ(S1)から通行可否判定操作ステップ(S7)
迄と同様に、住人通行者は読取り部3に指を置くことに
よりその指紋データを読取った後、自分の住居へ入室し
ようとするが、その住人通行者に対する通行可否データ
6の設定が通行を否とする設定データとなっているた
め、住人通行者は自分の住居への入室ができなくなって
しまったことに気付く。従って住人はこれに困り、管理
者に連絡を取る。この動作は住人連絡ステップ(U3)
によって行われる。
【0046】住人は、管理者に連絡を取り、これによっ
て管理者は住人とのコミュニケーションが可能となっ
た。従って、管理者は住人に対して家賃の請求を伝え、
銀行振り込み等の手段によって住人から家賃を支払って
もらうことができる。
【0047】これにより、住人はもと通り、自分の住居
に入室できるようになり、管理者は実施の形態1の指置
き判定ステップ(S1)から管理者付加登録設定入力待
ちステップ(S4)を経て通行可否データ設定操作ステ
ップ(S6)迄と同様に、管理者の指紋データを読取り
部3によって読取った後、管理者は管理者付加登録設定
部7のテンキー操作入力によって、住居への入室を不許
可した住居通行者に対しての通行を許可とするために、
その住居通行者に対応する可否データ6に通行を可とす
る設定データを書込み換える。この動作は管理者付加登
録住人通行可設定操作ステップ(U4)によって行われ
る。
【0048】これにより、実施の形態1と同様に、管理
者は住居通行者の住居への入室を許可とすることができ
たこととなり、この実施の形態3に係る一連の動作処理
を終了する。従って、管理者は家賃を滞納してしまって
いる住人に対して一人一人繰り返しの簡単な操作によっ
て住居への入室を不許可とでき、また家賃を納入の住人
に対しては簡単な操作で住居への入室を許可できること
となる。
【0049】この指紋照合装置によれば、以上の運用に
より、必要時のみに、当然必要となる住居通行者のみを
通行許可とすることができたこととなり、簡単な操作で
且つ共同住宅の管理性を上げた入退室の通行管理制御を
提供できたという効果が得られる。
【0050】また、以上の実施の形態によれば、個人識
別装置を指紋照合装置としてきたが、指紋照合装置に限
らず、磁気カードあるいはICカードの少なくともいず
れかのカードを使用したテンキー付きのカード読取り装
置を個人識別装置として使用しても良い。これによって
も、同様な効果が得られることは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】以上説明した如く、この発明に係る個人
識別装置によれば、通行者の固有データを個人識別装置
から削除したり、あるいは多大な時間と手間をかけて再
度登録しなおしたりせずに、ビルを運用管理する側の管
理者の都合により、その通行者の通行許可あるいは通行
不許可への切換えを一方的に管理者の簡単な作業によっ
て繰返し制御可能とした個人識別装置を提供でき得ると
いう効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す説明図である。
【図2】この発明の実施の形態1の動作を示すフローチ
ャート図である。
【図3】この発明の実施の形態2を示す説明図である。
【図4】この発明の実施の形態2の動作を示すフローチ
ャート図である。
【図5】この発明の実施の形態3を示す説明図である。
【図6】この発明の実施の形態3の動作を示すフローチ
ャート図である。
【符号の説明】
1 通行者固有データ、2 固有データ登録部、3 読
取り部、4 固有データ、5 識別判定部、6 通行可
否データ、7 管理者付加登録設定部、8 通行可否判
定部、9 電気錠解錠部、10 指紋照合装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定ビルにおいて通行者の通行許可判定
    を行うための一要素として該通行者がそれぞれ固有に保
    持している通行者固有データと、 該通行者固有データを既登録データとしてそれぞれに登
    録保管する固有データ登録手段と、 通行者が所定の通行路を通行する際に、その都度前記通
    行者の固有データを読取る読取り手段と、 該読取り手段によって読取られた前記固有データと、前
    記固有データ登録手段によって登録保管されている前記
    通行者固有データとを比較照合して照合一致あるいは照
    合不一致の識別判定を行う識別判定手段と、 管理者によって前記通行者の通行可否を決定する通行可
    否設定データを、登録保管されている前記通行者固有デ
    ータの一部に、前記管理者が付加登録する管理者付加登
    録設定手段と、 前記通行者が所定の通行路を通行する際に、前記管理者
    付加登録設定手段によって付加登録された前記通行可否
    設定データに基づいて、前記通行者の通行可否を判定す
    る通行可否判定手段と、 該通行可否判定手段あるいは前記識別判定手段の少なく
    ともいずれかの判定によって、前記通行者の所定通行路
    を解錠することにより前記通行者の通行を許可する電気
    錠解錠手段とを、有していることを特徴とする個人識別
    装置。
  2. 【請求項2】 管理者付加登録設定手段は、固有データ
    登録手段によって登録保管される通行者固有データに対
    応の通行者によってのみ、通行可否設定データの付加登
    録が可能であり、前記通行者のうちから管理者が選定さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の個人識別装
    置。
  3. 【請求項3】 管理者付加登録設定手段は、管理者が該
    管理者自らに対応する通行者固有データの一部に通行可
    否設定データを付加登録することはできないが、前記管
    理者以外の通行者に対応する通行者固有データの一部に
    は通行可否設定データを付加登録することができること
    を特徴とする請求項1記載の個人識別装置。
  4. 【請求項4】 管理者付加登録設定手段は、管理者に対
    応する通行者固有データの一部に通行可否設定データと
    して、元々通行を許可しない設定データが付加登録され
    ていることを特徴とする請求項1記載の個人識別装置。
  5. 【請求項5】 指紋照合装置を個人識別装置として使用
    することを特徴とする請求項1記載の個人識別装置。
  6. 【請求項6】 磁気カードあるいはICカードの少なく
    ともいずれかのカードを使用したカード読取り装置を個
    人識別装置として使用することを特徴とする請求項1記
    載の個人識別装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000315272A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Is Co Ltd 生体識別機を含むセキュリティシステム

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