JP2000313720A - 樹脂粒子の分散安定化方法 - Google Patents

樹脂粒子の分散安定化方法

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JP2000313720A
JP2000313720A JP11124021A JP12402199A JP2000313720A JP 2000313720 A JP2000313720 A JP 2000313720A JP 11124021 A JP11124021 A JP 11124021A JP 12402199 A JP12402199 A JP 12402199A JP 2000313720 A JP2000313720 A JP 2000313720A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 懸濁重合によって得られた樹脂粒子水分散体
の貯蔵安定性を向上させる方法および、樹脂粒子水分散
体を分離・乾燥工程を得ることなく、そのままつや消し
剤として使用できる水性つや消し塗料の製造方法を提供
する。 【解決方法】 (1)分散安定剤を用いてエチレン性不
飽和結合を有する単量体成分を水中で懸濁重合して樹脂
粒子水分散体を得る工程、(2)第1の工程で得られた
樹脂粒子水分散体に、親水性有機溶剤を添加する工程、
(3)水性バインダーに第2の工程で得られた樹脂粒子
水分散体を添加する工程からなる、水性つや消し塗料の
製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂粒子の分散安定化
方法および水性塗料の製造方法に関し、特に懸濁重合法
によって得られた樹脂粒子の分散安定化方法および水性
つや消し塗料の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】つや消し塗料は、塗料中に無機系または
有機系の粒子を含むものであり、その中でも水性のもの
は、建材表面の塗装に用いられることが多い。つや消し
塗料としての種々の性能を考慮すると、塗料中に含まれ
る粒子は、大粒径を有する樹脂粒子であることが好まし
い。このような大粒径を有する樹脂粒子は、通常、二重
結合を有する単量体を水中に分散させて重合させる、い
わゆる懸濁重合によって得ることができる。ところが、
懸濁重合で得られた樹脂粒子の水分散体の貯蔵安定性は
低く、経時で粒子が沈降して固化する、いわゆるハード
ケーキ化が起こる。このような状態に一旦なってしまう
と、粒子を再分散させることは不可能であるため、懸濁
重合で得られた樹脂粒子は、水分散体からわざわざ分離
・乾燥工程を経て、粉末化して用いられるのが通常であ
る。
【0003】一方、特開平5−224462号公報に
は、懸濁重合などで得られた粒子の分散液に親−疎水両
性有機溶媒を添加し、粒子同士を会合させて不定形の粒
子を得る方法が開示されている。この方法では、不定形
の粒子を得ることを目的としており、懸濁重合などで得
られた粒子の分散状態を保つことについては記載されて
いない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、懸濁
重合によって得られた樹脂粒子水分散体の貯蔵安定性を
向上させる方法を提供すること、および、樹脂粒子水分
散体を分離・乾燥工程を得ることなく、そのままつや消
し剤として使用できる水性つや消し塗料の製造方法を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の樹脂粒子水分散
体の安定化方法は、分散安定剤を用いる水中での懸濁重
合法によって得られた樹脂粒子水分散体に、親水性有機
溶剤を添加するものである。
【0006】また、本発明の水性つや消し塗料の製造方
法は、(1)分散安定剤を用いてエチレン性不飽和結合
を有する単量体成分を水中で懸濁重合して樹脂粒子水分
散体を得る工程、(2)第1の工程で得られた樹脂粒子
水分散体に、親水性有機溶剤を添加する工程、(3)水
性バインダーに第2の工程で得られた樹脂粒子水分散体
を添加する工程からなるものである。
【0007】樹脂粒子水分散体の安定化方法 本発明の樹脂粒子水分散体の安定化方法における、上記
樹脂粒子水分散体は分散安定剤を用いる水中での懸濁重
合法によって得られるものである。
【0008】分散安定剤を用いる水中での懸濁重合法
は、当業者によく知られている方法を利用することがで
きる。ここで用いられる分散安定剤としては、特に限定
されるものではないが、親水性を有するポリマーである
ことが好ましい。具体的には、ポリビニルアルコール、
ゼラチン、メチルセルロース、メチルヒドロキシプロピ
ルセルロース、エチルセルロース、ポリアクリル酸およ
びその塩など当業者によく知られているものを挙げるこ
とができる。また、分散性を向上させるために、通常の
界面活性剤を併用することも可能である。
【0009】本発明の樹脂粒子水分散体の安定化方法に
おける樹脂粒子水分散体の平均粒子径は特に限定されな
いが、つや消し塗料に用いる場合には、1〜100μm
のものが好ましく、1〜50μmのものがさらに好まし
い。1μm未満だとつや消しの効果が得られず、100
μmを上回ると、塗膜化の際にブツとなって外観不良を
引き起こす恐れがある。なお、上記平均粒子径は、レー
ザー光散乱法などを用いた通常の測定機器により、決定
することができる。
【0010】上記樹脂粒子水分散体の樹脂固形分は、2
0〜50重量%であることが好ましい。20重量%未満
では、水分散体中の樹脂粒子量が少ないため経済的では
なく、50重量%を上回ると合成が困難になる。
【0011】本発明の樹脂粒子水分散体の安定化方法で
は、上記樹脂粒子水分散体に、親水性有機溶剤を添加す
る。上記親水性有機溶剤は、0.3重量%以上の水への
溶解度を有するものであって、かつ前記分散安定剤の
1.25重量%水溶液100重量部に対して、上記親水
性有機溶剤を添加して白濁が生じるための最少添加量が
150重量部未満であることが好ましい。白濁が生じる
ための最少添加量は、100重量部未満であることがさ
らに好ましい。
【0012】上記親水性有機溶剤としては、アルキルア
ルコール、エチレングリコールモノアルキルエーテル、
エチレングリコールジアルキルエーテル、ジエチレング
リコールモノアルキルエーテルおよびエチレングリコー
ルジアルキルエーテルを挙げることができる。ここでア
ルキル基としては、枝分かれしていてもいい炭素数が2
〜8のものである。その中でも好ましいものとして、n
−プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、エチレ
ングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコール
モノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールブチルエ
ーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテルを挙げ
ることができる。
【0013】上記親水性有機溶剤の樹脂粒子水分散体へ
の添加量は、上記親水性有機溶剤を添加して白濁が生じ
るための最少添加量に基づいて決定することができる。
上記最少添加量が5重量部未満の場合には、上記樹脂粒
子水分散体の樹脂固形分40重量部に対する、親水性有
機溶剤の添加量は0.5〜2重量部であることが好まし
い。上記最少添加量が5〜20重量部の場合には、上記
樹脂粒子水分散体の樹脂固形分40重量部に対する、親
水性有機溶剤の添加量は2〜15重量部であることが好
ましい。上記最少添加量が20〜50重量部の場合に
は、上記樹脂粒子水分散体の樹脂固形分40重量部に対
する、親水性有機溶剤の添加量は5〜30重量部である
ことが好ましい。上記最少添加量が50〜150重量部
の場合には、上記樹脂粒子水分散体の樹脂固形分40重
量部に対する、親水性有機溶剤の添加量は5〜50重量
部であることが好ましい。上記添加量が所定量未満であ
ると、目的とする貯蔵安定性を得ることができない恐れ
がある。また、所定量を上回ると、つや消し塗料に用い
た際の塗料の貯蔵安定性やそれから得られる塗膜の外観
に悪影響を及ぼす恐れがある。
【0014】上記親水性有機溶剤の樹脂粒子水分散体へ
の添加方法は、特に限定されるものではなく、上記所定
量の親水性有機溶剤を樹脂粒子水分散体に撹拌しながら
加える方法などをとることができる。このように親水性
有機溶剤を樹脂粒子水分散体へ添加することにより、樹
脂粒子が会合し、その結果、樹脂粒子水分散体を安定化
することができる。この会合により、樹脂粒子の平均粒
径が添加前に比べて30%ほど増大することがある。ま
た、会合体の沈降が生じることがあるが、通常の撹拌で
これを再分散することが可能である。
【0015】水性つや消し塗料の製造方法 本発明の水性つや消し塗料の製造方法は、(1)分散安
定剤を用いてエチレン性不飽和結合を有する単量体成分
を水中で懸濁重合して樹脂粒子水分散体を得る工程、
(2)第1の工程で得られた樹脂粒子水分散体に、親水
性有機溶剤を添加する工程、(3)水性バインダーに第
2の工程で得られた樹脂粒子水分散体を添加する工程か
らなるものである。
【0016】本発明の水性つや消し塗料の製造方法の第
1の工程は、分散安定剤を用いてエチレン性不飽和結合
を有する単量体成分を水中で懸濁重合して樹脂粒子水分
散体を得る工程である。この第1の工程で用いられる分
散安定剤は、先の樹脂粒子水分散体の安定化方法のとこ
ろで述べたものを使用することができる。また、この第
1の工程で用いられるエチレン性不飽和結合を有する単
量体成分は、得られる樹脂粒子の物性を考慮すると、1
重量%以上の多官能性単量体を含んでいることが好まし
く、全てが多官能性単量体であっても構わない。
【0017】多官能性単量体は、分子中にエチレン性不
飽和結合を2つ以上有するものであって、例えば、ジビ
ニルベンゼン、エチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート
などを挙げることができる。
【0018】また、上記単量体成分は、親水性単量体お
よびその他の単量体を含んでいても構わない。親水性単
量体は、分子中に親水性の官能基を有するものであっ
て、カルボン酸基含有単量体、スルホン酸基含有単量
体、水酸基含有単量体、アミノ基含有単量体、アミド基
含有単量体を挙げることができる。カルボン酸基含有単
量体の例としては、(メタ)アクリル酸、無水マレイン
酸、フマル酸、イタコン酸およびこれらの塩などを挙げ
ることができる。スルホン酸基含有単量体の例として
は、スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸、2−アク
リルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、アリルス
ルホン酸およびこれらの塩などを挙げることができる。
水酸基含有単量体の例としては、(メタ)アクリル酸−
2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸−2−ヒド
ロキシプロピル、(メタ)アクリル酸−4−ヒドロキシ
ブチル、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチルにε
−カプロラクトンを開環付加重合させたものなどを挙げ
ることができる。アミノ基含有単量体の例としては、
N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート
などを挙げることができる。アミド基含有単量体の例と
しては、(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル
(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)ア
クリルアミドなどを挙げることができる。
【0019】その他の単量体は、上記の親水性単量体お
よび多官能性単量体以外のものであり、炭素数1〜20
のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレート、
酢酸ビニルやプロピオン酸ビニルなどのビニルエステ
ル、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエンな
どのスチレン化合物、その他ものとして炭素数1〜4の
アルキル基を有するアルキルビニルエーテル、酢酸アリ
ール、(メタ)アクリロニトリルなどを挙げることがで
きる。
【0020】上記親水性単量体およびその他の単量体を
含む場合に、それぞれが単量体成分に占める割合は、親
水性単量体が10重量%未満、その他の単量体が99重
量%未満であることが好ましいこれらの範囲外では、得
られる樹脂粒子の物性の低下を引き起こす恐れがある。
【0021】本発明の水性つや消し塗料の製造方法の第
1の工程における懸濁重合は、上記単量体成分は重合開
始剤と共に、上記分散安定剤を含んだ加温した水中に、
滴下などの方法により、撹拌しながら添加することによ
り行われる。また、先に単量体成分および重合開始剤を
分散安定剤を含んだ水中に分散しておき、この得られた
懸濁液を加温した水中に撹拌しながら滴下する方法もと
ることができる。ここで媒体として用いる水の量は、得
られる樹脂粒子水分散体の樹脂固形分が20〜50にな
るように適宜設定することができる。また上記加温は、
重合開始剤の分解温度に応じて設定されることが好まし
い。
【0022】上記分散安定剤は、上記単量体成分100
重量部に対して0.1〜10重量部用いることが好まし
く、0.5〜5部用いることがさらに好ましい。また、
上記重合開始剤は、油溶性のものを用いることが好まし
い。具体的には、ラウリルパーオキサイド、t−ブチル
パーオキシエチルヘキサネート、過酸化ベンゾイル、ジ
t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルパーベンゾエー
トなどの有機過酸化物やアゾビスシアノ吉草酸、アゾビ
スイソブチロニトリルなどの有機アゾ化合物を用いるこ
とができる。上記重合開始剤の使用量は、上記単量体成
分100重量部に対して0.1〜20重量部であること
が好ましい。
【0023】樹脂粒子の平均粒子径は、1〜100μm
のものが好ましく、1〜50μmのものがさらに好まし
い。1μm未満だとつや消しの効果が得られず、100
μmを上回ると、塗膜化の際にブツとなって外観不良を
引き起こす恐れがある。樹脂粒子の平均粒子径は、撹拌
速度および時間により制御することが可能である。ま
た、先に単量体成分および重合開始剤を分散安定剤を含
んだ水中に分散させた懸濁液を添加する場合には、この
分散液の油滴の粒径を制御することによって、最終的に
得られる樹脂粒子の平均粒子径を制御することも可能で
ある。
【0024】上記単量体成分および重合開始剤が添加さ
れた後、そのまま数時間、加温下での撹拌を継続するこ
とによって、樹脂固形分が20〜50重量%である樹脂
粒子水分散体を得ることができる。
【0025】本発明の水性つや消し塗料の製造方法の第
2の工程は、第1の工程で得られた樹脂粒子水分散体
に、親水性有機溶剤を添加する工程である。この第2の
工程については、先の樹脂粒子水分散体の安定化方法の
ところで記載した内容をそのまま用いることができる。
なお先に述べたように、親水性有機溶剤の添加によっ
て、樹脂粒子の会合が生じ、樹脂粒子の平均粒子径が増
大することがあるが、その場合、上で述べた樹脂粒子の
平均粒子径の範囲内であれば、特に問題はない。
【0026】本発明の水性つや消し塗料の製造方法の第
3の工程は、水性バインダーに第2の工程で得られた樹
脂粒子水分散体を添加する工程である。この第3の工程
で用いられる水性バインダーとしては、水性塗料用のも
のであれば特に限定されない。例えば、水溶性または水
分散性のアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹脂を用いることがで
き、これらは単独で、または2つ以上のものを使用する
ことができる。入手が容易なことから、アクリル樹脂ま
たはポリエステル樹脂を用いることが好ましい。
【0027】上記水性バインダーと上記樹脂粒子水分散
体との比率は、上記水性バインダーの樹脂固形分100
重量部に対して、上記樹脂粒子水分散体の樹脂固形分が
1〜40重量部になるように設定されることが好まし
く、3〜25重量部がさらに好ましい。1重量部未満で
あると、水性つや消し塗料から得られた塗膜のつや消し
性が不十分であり、40重量部を上回ると上記塗膜の耐
候性が低下する恐れがある。
【0028】上記水性バインダーへの樹脂粒子水分散体
の添加は、任意の方法により行うことができ、添加後撹
拌して、状態を均一にしておくことが好ましい。
【0029】本発明の水性つや消し塗料の製造方法の第
3の工程では、さらに必要に応じて、顔料、硬化剤およ
び添加剤を加えることができる。これらの成分の添加
は、上記水性バインダーへの樹脂粒子水分散体の添加を
行う際に同時に行ってもよいし、添加の前後でも構わな
い。
【0030】上記顔料としては、二酸化チタン、弁柄、
黄色酸化鉄、カーボンブラック、フタロシアニンブル
ー、フタロシアニングリーン、キナクリドン系顔料、ア
ゾ系顔料などの着色顔料、タルク、シリカ、炭酸カルシ
ウム、沈降性硫酸バリウムなどの体質顔料などが使用で
きる。上記硬化剤としては、アミノ樹脂、イソシアネー
ト樹脂、ブロックイソシアネート樹脂、エポキシ樹脂な
どが使用できるが、上記バインダーが有する官能基の種
類および量に合わせて選択することができる。また、添
加剤としては、表面調整剤、粘性調整剤、分散剤、消泡
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防錆剤、フィラーなど
が使用できる。
【0031】このようにして得られた本発明の水性つや
消し塗料は、つや消し性が必要な用途に塗装することが
できる。適用される素材としては、金属、スレート板、
コンクリート、窯業系の建材などを挙げることができ
る。本発明の水性つや消し塗料の上記素材に対する塗装
方法としては、ロールコーター塗装、スプレー塗装、ロ
ーラー塗装、刷毛塗りなどの種々の方法を用いることが
できる。本発明の水性つや消し塗料は、つや消し性を発
現させるため、乾燥塗膜で10〜60μmに塗装するこ
とが好ましい。乾燥は、本発明の水性つや消し塗料に含
まれる水性バインダーや硬化剤の種類、塗装方法などに
よって異なるが、常温〜250℃で約20秒〜60分の
範囲の中で行われるものである。
【0032】
【実施例】製造例1 樹脂粒子水分散体Aの製造 エチレングリコールジメタクリレート10重量部、スチ
レン15重量部、シクロヘキシルメタクリレート45重
量部、メチルメタクリレート30重量部を混合した単量
体成分に、重合開始剤であるラウロイルパーオキサイド
4重量部を溶解した。これを、PVA217EE(クラ
レ社製のポリビニルアルコール)2重量部を溶解した脱
イオン水水溶液70重量部に撹拌しながら添加し、ディ
スパーを用いて2000rpmの速度で撹拌・分散して
懸濁液を得た。この懸濁液を滴下ロートに移し、撹拌
機、冷却器、温度制御装置および窒素導入管を備えた反
応容器に備え付けた。反応容器に脱イオン水90重量
部、ハイドロキノン0.1重量部を入れ、100rpm
の速度で撹拌下、80℃で懸濁液を2時間かけて逐次滴
下し、滴下後、80℃で2時間反応させた。得られた樹
脂粒子水分散体Aの平均粒子径は20μmであった。
【0033】製造例2 樹脂粒子水分散体Bの製造 エチレングリコールジメタクリレート10重量部、スチ
レン45重量部、シクロヘキシルメタクリレート45重
量部を混合した単量体成分に、重合開始剤であるラウロ
イルパーオキサイド4重量部を溶解した。これを、PV
A217EE(クラレ社製のポリビニルアルコール)2
重量部を溶解した脱イオン水水溶液70重量部に撹拌し
ながら添加し、ディスパーを用いて2000rpmの速
度で撹拌・分散して懸濁液を得た。この懸濁液を滴下ロ
ートに移し、撹拌機、冷却器、温度制御装置および窒素
導入管を備えた反応容器に備え付けた。反応容器に脱イ
オン水90重量部、ハイドロキノン0.1重量部を入
れ、100rpmの速度で撹拌下、80℃で懸濁液を2
時間かけて逐次滴下し、滴下後、80℃で2時間反応さ
せた。得られた樹脂粒子水分散体Bの平均粒子径は20
μmであった。
【0034】親水性有機溶剤の添加量の決定 PVA217EE(クラレ社製のポリビニルアルコー
ル)の1.25重量%脱イオン水水溶液を調整した。こ
の100重量部に対して、下記の0.3重量%以上の水
への溶解度を有する親水性有機溶剤を添加して白濁が生
じるための最少添加量を求めた。結果を表1に示す。
【0035】実施例1〜5 製造例1および2で製造した樹脂粒子水分散体Aまたは
Bに対して、表1に示した親水性有機溶剤を所定量撹拌
して加えた。この親水性有機溶剤添加後の樹脂粒子水分
散体100重量部をそれぞれ100mlのビーカーに取
り、室温で1日放置したところ、内容物の上部3割ほど
が上澄み液となっており、樹脂粒子の会合体が沈降して
いることが全てのビーカーで確認された。これらの沈降
物は、ガラス棒で容易にほぐすことができ、撹拌によっ
て全て均一状態にすることができた。なお、30日が経
過しても、上澄み液の量が増加したくらいであり、それ
ぞれのビーカーに特別な変化は認められず、沈降物も1
日後と同様にほぐすことができた。
【0036】比較例1〜4 製造例1および2で製造した樹脂粒子水分散体Aまたは
Bに対して、表1に示した親水性有機溶剤および0.3
重量%以上の水への溶解度を有しないキシレンを所定量
撹拌して加えた。なお、比較例4では、溶剤は何も添加
しなかった。この親水性有機溶剤添加後の樹脂粒子水分
散体100重量部をそれぞれ100mlのビーカーに取
り、室温で1日放置した。樹脂粒子の会合体が沈降して
いることが全てのビーカーで確認された。これらの沈降
物は、ハードケーキ化しており、ガラス棒でほぐすこと
が全て非常に困難であった。
【0037】
【表1】
【0038】*1 PVA217EEの1.25重量%
脱イオン水水溶液100重量部に対して、白濁が生じる
ための最少添加量 *2 ○:沈降物をガラス棒で容易にほぐすことがで
き、撹拌により均一状態にすることが可能 ×:沈降物をガラス棒でほぐすことが非常に困難
【0039】実施例6 水性つや消し塗料の製造 水性バインダーとしての東洋インキ社製のアクリルエマ
ルション樹脂NPX−7136(樹脂固形分47%)1
00重量部に対して、実施例1で得られた樹脂粒子水分
散体A 19.3重量部をつや消し剤として加え、さら
に造膜助剤としてジブチルカルビトールを7重量部、消
泡剤としてサンノプコ社製SN−777を0.5重量
部、造粘剤としてサンノプコ社製SN−6157を0.
5重量部加えた。これをディスパーで撹拌した後、水を
加えて固形分を30重量%に調整し、水性つや消し塗料
を得た。
【0040】実施例7〜13および比較例5〜7 水性
つや消し塗料の製造 水性バインダーおよびつや消し剤について、種類および
量を表2に記載したものに変更する以外は、実施例6と
同様の操作によって水性つや消し塗料を得た。なお、実
施例13では、硬化剤を併用した。
【0041】
【表2】
【0042】 *1 東洋インキ社製NPX−7136(樹脂固形分4
7%) *2 ユニチカ社製KZE−7016(樹脂固形分30
%) *3 ゼネカ社製R−967(樹脂固形分40%) *4 水酸基価60、酸価50、数平均分子量600
0、重量平均分子量18000のアクリル樹脂をジメチ
ルエタノールアミンで中和して水に分散させたもの *5 三井サイテック社製サイメル327 *6 積水化成品工業社製テクポリマーMBX−20 *7 日本シリカ社製E−1009
【0043】水性つや消し塗料から得られる塗膜の評価 アクリルエマルションベースのシーラーおよび中塗り塗
料を塗布して乾燥させたスレート板に、実施例6〜13
および比較例5〜7で得られた水性つや消し塗料をエア
ースプレーを用いて、乾燥膜厚が15μmになるよう塗
布した。これを100℃で5分間熱風乾燥を行い、さら
に20℃で1日放置したものを試験板とした。なお、実
施例13についてのみ、熱風乾燥を140℃で20分の
条件で行った。このようにして得られた試験板につい
て、下記に示す評価を行った。その結果を表3に示す。
【0044】<つや消し性> BYK社製の光沢計ガードナー・マイクログロスを用い
て光沢値(60度グロス)を測定した結果である。 ○:光沢値<20 ×:光沢値≧20
【0045】<耐水性>60℃の温水に10日間浸漬し
た後、20℃で1日乾燥を行い、ミノルタ社製の色差計
CR−300を用いて測定した色相の変化をΔEで評価
した。 ○:ΔE<1 △:1≦ΔE<2 ×:ΔE≧2
【0046】<耐候性>ダイプラウィンテス社製のダイ
プラメタルウェザー試験器に試験板をセットし、照射4
時間、シャワー放水10秒、結露4時間を1サイクルと
して、これを繰り返して1000時間試験を行った。こ
の色相の変化をΔEで評価した。なお、照射は光源から
の距離4mmで行い、温度63℃、湿度40%の条件で
あり、結露は温度30℃、湿度98%の条件で行った。 ○:ΔE<1 △:1≦ΔE<2 ×:ΔE≧2
【0047】
【表3】
【0048】
【発明の効果】本発明の樹脂粒子水分散体の安定化方法
を用いることによって、懸濁重合法で製造した樹脂粒子
水分散体の貯蔵安定性を向上させることができる。これ
は、以下のように考えることができる。すなわち、懸濁
重合で得られる樹脂粒子は乳化重合によって得られる粒
子に比べて、粒径が大きく真球状であるため、経時で沈
降しやすい。また、沈降した場合に粒子同志が接する面
が大きくなり、結果としてハードケーキ化してしまう。
一方、本発明においては、親水性有機溶剤を添加するこ
とにより、樹脂粒子同士が会合した粒子が得られ、この
会合した粒子は、真球状でないため沈降した場合に粒子
同志が接する面が小さく、ハードケーキ化することがな
い。よって、本発明で用いられる親水性有機溶剤は、分
散安定剤と樹脂粒子との相互作用を解き、樹脂粒子同士
を結びつける働きをしているものと考えられる。
【0049】本発明の樹脂粒子水分散体の安定化方法に
よれば、懸濁重合で得られた樹脂粒子は、安定性が増加
したため、水分散体からわざわざ分離・乾燥工程を経
て、粉末化して用いる必要がなく、製造のためのコスト
を大幅に削減することができる。また、塗料化するため
の分散が容易である。
【0050】また、水性つや消し塗料の製造方法におい
て添加される親水性有機溶剤は、塗膜化する際に造膜助
剤として働くことが期待できるため、水性つや消し塗料
製造時に添加する造膜助剤を減少させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 敬三 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社内 (72)発明者 三輪 宏 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社内 Fターム(参考) 4J038 BA032 BA052 BA182 CC092 CD091 CE001 CE022 CG032 CG142 CG182 CH122 CH142 CH202 DB001 DD001 DG001 GA03 GA06 GA09 GA13 KA06 KA09 MA08 MA14 NA01 NA26 4J100 AB07P AB16P AJ02P AJ08P AJ09P AK32P AL09P AM17P EA06 EA09 FA21 GC19 GC22 JA01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分散安定剤を用いる水中での懸濁重合法に
    よって得られた樹脂粒子水分散体に、親水性有機溶剤を
    添加することを特徴とする、樹脂粒子水分散体の安定化
    方法。
  2. 【請求項2】前記親水性有機溶剤の添加によって、前記
    樹脂粒子を会合させることを特徴とする、樹脂粒子水分
    散体の安定化方法。
  3. 【請求項3】前記親水性有機溶剤が0.3重量%以上の
    水への溶解度を有し、かつ前記分散安定剤の1.25重
    量%水溶液100重量部に対して、前記親水性有機溶剤
    を添加して白濁が生じるための最少添加量が150重量
    部未満である、請求項1または2記載の樹脂粒子水分散
    体の安定化方法。
  4. 【請求項4】前記分散安定剤がポリビニルアルコールで
    ある、請求項1ないし3記載の樹脂粒子水分散体の安定
    化方法。
  5. 【請求項5】前記樹脂粒子の粒径が1〜100μmであ
    る、請求項1ないし4記載の樹脂粒子水分散体の安定化
    方法。
  6. 【請求項6】(1)分散安定剤を用いてエチレン性不飽
    和結合を有する単量体成分を水中で懸濁重合して樹脂粒
    子水分散体を得る工程、(2)第1の工程で得られた樹
    脂粒子水分散体に、親水性有機溶剤を添加する工程、
    (3)水性バインダーに第2の工程で得られた樹脂粒子
    水分散体を添加する工程からなる、水性つや消し塗料の
    製造方法。
  7. 【請求項7】前記第2の工程において、前記親水性有機
    溶剤の添加によって、前記樹脂粒子を会合させることを
    特徴とする、請求項6記載の水性つや消し塗料の製造方
    法。
  8. 【請求項8】前記親水性有機溶剤が0.3重量%以上の
    水への溶解度を有し、かつ前記分散安定剤の1.25重
    量%水溶液100重量部に対して、前記親水性有機溶剤
    を添加して白濁が生じるための最少添加量が150重量
    部未満である、請求項6または7記載の水性つや消し塗
    料の製造方法。
  9. 【請求項9】前記エチレン性不飽和結合を有する単量体
    成分中で、多官能性単量体の占める割合が、1重量%以
    上である、請求項6ないし8記載の水性つや消し塗料の
    製造方法。
  10. 【請求項10】前記第2の工程において、前記樹脂粒子
    水分散体の固形分40重量部に対して、前記親水性有機
    溶剤0.5〜50重量部を添加することを特徴とする、
    請求項6ないし9記載の水性つや消し塗料の製造方法。
  11. 【請求項11】前記第3の工程において、前記水性バイ
    ンダーの固形分100重量部に対して、前記樹脂粒子水
    分散体の固形分1〜50重量部を添加することを特徴と
    する、請求項6ないし10記載の水性つや消し塗料の製
    造方法。
  12. 【請求項12】前記水性バインダーが、アクリル樹脂ま
    たはポリエステル樹脂である請求項6ないし11記載の
    水性つや消し塗料の製造方法。
  13. 【請求項13】請求項6〜12のいずれか1つに記載の
    製造方法を用いて得られた水性つや消し塗料。
  14. 【請求項14】水性バインダーと、親水性有機溶剤を含
    有することにより安定化された、分散安定剤を用いる水
    中での懸濁重合法によって得られた樹脂粒子水分散体と
    を含む水性つや消し塗料。
  15. 【請求項15】請求項13または14記載の水性つや消
    し塗料を用いて得られたつや消し塗膜。
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