JP2000313562A - 粘着テープ自動貼り付け装置 - Google Patents

粘着テープ自動貼り付け装置

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JP2000313562A
JP2000313562A JP11123324A JP12332499A JP2000313562A JP 2000313562 A JP2000313562 A JP 2000313562A JP 11123324 A JP11123324 A JP 11123324A JP 12332499 A JP12332499 A JP 12332499A JP 2000313562 A JP2000313562 A JP 2000313562A
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tape
adhesive tape
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work
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English (en)
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Shinichi Segawa
真一 瀬川
Hiroki Suga
浩樹 菅
Masatoshi Suzuki
正敏 鈴木
Koji Tokunaga
浩二 徳永
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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  • Adhesive Tape Dispensing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアグラスランの表面に対する保護テープの
貼り付け作業を完全自動化する。 【解決手段】 テープドラム20から引き出されたテー
プTの端部を初期圧着子40にてドアグラスラン1に圧
着させ、さらにその端部を補助圧着子44にて圧着させ
た上で、本圧着子52をドアグラスラン1に圧接させ
る。この状態でキャリッジ13全体をドアグラスラン1
に対してスライド移動させることにより、テープドラム
20からテープTを引き出しながらドアグラスラン1に
貼り付ける。貼り付け終了時には、初期圧着子40と補
助圧着子44とを上昇させ、テープTに張力を付与した
のちにカッタブレード48にてカットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的長尺なワー
クの表面に粘着テープを貼り付ける装置に関し、特に自
動車用のドアグラスランの意匠面となるべき部分に部品
流通段階での傷付き等を防止するための保護テープを自
動貼着するのに好適な貼り付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】粘着テープの貼り付け作業を行うにあた
り、粘着テープ自体に直接手を触れることなくその作業
をスムーズに行えるようにし、且つテープのカットまで
も行えるようにした貼り付け装置が例えば実開平2−1
24969号公報、実開平2−124970号公報およ
び実開平7−12366号公報等で知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の粘着
テープ貼り付け装置は、いずれも事務用品的もしくは手
動操作式のものを前提としているため、前述したような
自動車用ドアグラスランの量産ラインには到底適用する
ことができず、特にドアグラスランの如き長尺なワーク
の表面に粘着テープを自動的且つ迅速に貼り付けること
ができる装置の実現が強く要請されている。
【0004】本発明は、このような要請に応えるべくな
されたもので、とりわけ自動車用のドアグラスランの生
産ライン等において粘着テープの貼り付け作業を効率よ
く行えるようにした貼り付け装置を提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、自動車用ドアグラスランの如き所定長さのワークに
対してその長手方向に移動しながらテープドラムから粘
着テープを引き出してワークの表面に貼り付ける装置で
あって、テープ貼り付け対象となるワークを位置決め固
定するワーク位置決め治具と、所定のスライド駆動手段
によりスライド駆動されて、ワークとの相対位置関係を
保ちながら該ワークの長手方向に沿って走行移動するキ
ャリッジとを備えていることを前提としている。
【0006】そして、前記キャリッジは、該キャリッジ
に回転可能に支持されているとともに予め粘着テープが
巻き付けられていて、キャリッジの走行移動に伴う張力
によりその粘着テープが順次引き出されるテープドラム
と、前記キャリッジに上下動可能に設けられ、その下降
動作により前記テープドラムから引き出された粘着テー
プの端部をワークに貼り付けるテープ初期圧着部材と、
前記キャリッジのうちテープ初期圧着部材よりも反走行
方向側に上下動可能に設けられ、その下降状態でキャリ
ッジ自体の走行に伴い前記テープ初期圧着部材にて圧着
された部分を後追いするようにテープ初期圧着部材とと
もに粘着テープを押圧するテープ本圧着部材と、前記キ
ャリッジに設けられて所定のタイミングで粘着テープを
カットするテープカッタとを有していることを特徴とし
ている。
【0007】したがって、請求項1に記載の発明では、
テープ初期圧着部材を下降させると、テープドラムから
繰り出される粘着テープの端部がワーク位置決め治具に
固定されているワークに貼り付けられ、このままの状態
でテープ貼り始め位置が本圧着部材の下にくるまでキャ
リッジを走行方向に移動させる。この状態でテープ本圧
着部材を下降させて該テープ本圧着部材をワークに直接
接触させ、粘着テープの本圧着操作に備える。この状態
でキャリッジを走行させると、この走行に伴ってテープ
ドラムから粘着テープが徐々に引き出されながらテープ
初期圧着部材によって順次ワークに貼り付けられる。同
時に、キャリッジが走行していてもテープ初期圧着部材
とテープ本圧着部材との位置関係は不変であるから、テ
ープ本圧着部材は常にテープ初期圧着部材にて押圧され
た部分を後追いするようにして粘着テープをワークに確
実に貼り付ける。そして、必要長さ分だけ粘着テープが
ワークに貼り付けられると、キャリッジの走行が停止
し、テープカッタが作動して粘着テープをカットする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明におけるテープドラムには制動手段により粘着テ
ープの送り出し抵抗が付与されるようになっていること
を特徴としている。
【0009】したがって、この請求項2に記載の発明の
ように、テープドラムに粘着テープの送り出し抵抗が付
与されていると、キャリッジの走行速度を高くしても、
テープドラムが慣性により空転して必要以上に粘着テー
プが引き出されてしまうことがない。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明におけるテープドラムとテープ初期圧着部材とが
共通のスライダに支持されていて、このスライダがキャ
リッジに対して上下動するものであることを特徴として
いる。
【0011】したがって、請求項3に記載の発明では、
テープ初期圧着部材とテープドラムとが一体的に上下動
することから、少なくともテープ初期圧着部材の上下動
によってはテープドラムから引き出されている粘着テー
プの張力が急変することがない。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明におけるキャリッジのうちテープ初期圧着部材と
テープ本圧着部材との間にテープ補助圧着部材が上下動
可能に設けられていて、テープ初期圧着部材によるテー
プ初期圧着動作に続いてテープ補助圧着手段が下降動作
して、前記テープ初期圧着手段にて貼り付けられた粘着
テープの端部のうち該テープ初期圧着部材よりも反走行
側部分を圧着させるようになっていることを特徴として
いる。
【0013】したがって、この請求項4に記載の発明で
は、テープ初期圧着部材によって粘着テープの端部がワ
ークに貼り付けられると、貼り付けられた粘着テープ端
部のうちテープ初期押圧部材よりもキャリッジの反走行
方向側をさらにテープ補助押圧部材が圧着させることに
なる。これにより、粘着テープの端部の浮き上がりが確
実に解消され、例えばテープ初期圧着部材を後追いする
ようにしてテープ本圧着部材が粘着テープを圧着させる
際に粘着テープを剥離させてしまうような事態を防ぐこ
とになる。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明におけるキャリッジのうちテープ初期圧着部材と
テープ本圧着部材との間にナイフエッジ状のテープカッ
タが上下動可能に設けられていて、テープ貼り付け作業
終了直前にテープ初期圧着部材およびテープ補助圧着部
材を上昇させることによりテープ本圧着部材のみによっ
て押圧されている粘着テープに張力を与えて、この張力
付与部分に対してテープカッタを下降させることで粘着
テープをカットするようになっていることを特徴として
いる。
【0015】したがって、この請求項5に記載の発明で
は、テープ初期圧着部材とテープドラムとが一体的に上
下動する構造を積極的に利用し、キャリッジ停止状態で
ありながらテープドラムをテープ初期圧着部材とともに
上動させることにより粘着テープに適度な張力を与え、
この張力付与状態の粘着テープに対してナイフエッジ状
のテープカッタを下降させて、ワークに貼り付けられて
いる粘着テープをテープドラム側との間でカットする。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明における各圧着部材が、粘着テープに直接接触し
てこれをワークに圧着させるフェルトにより形成されて
いることを特徴としている。
【0017】したがって、この請求項6に記載の発明で
は、粘着テープが貼り付けられるべきワークが例えば曲
面であってもこれにフェルト製の圧着部材が忠実に追従
して、ワーク表面に確実に粘着テープを貼り付けること
ができる。
【0018】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、粘着テ
ープの端部をテープ初期圧着部材にてワークに貼り付け
た上でキャリッジを走行させて、テープドラムから粘着
テープを引き出しつつ上記テープ初期圧着部材を後追い
するテープ本圧着部材にて粘着テープを本圧着させるよ
うにしたことから、繁雑なテープ貼り付け作業を高速で
しかも効率よく行うことができ、生産性が大幅に向上す
るほか、粘着テープの貼り付け具合のばらつきを解消し
て品質向上にも貢献できる効果がある。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、上記テー
プドラムから送り出される粘着テープに制動手段等にて
送り出し抵抗を付与するようにしていることから、キャ
リッジの走行速度を高速化してもテープドラムから粘着
テープが必要以上に引き出されてしまうことがなく、作
動信頼性の向上とともに、粘着テープの貼り付け作業を
一段と高速化できる効果がある。
【0020】請求項3に記載の発明によれば、テープド
ラムとテープ初期圧着部材とが一体的に上下動するよう
に構成したため、テープ初期圧着部材の上下動に応じて
粘着テープの張力が急激に変化することがなく、これに
よってもまた装置の作動信頼性のが向上する効果があ
る。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、テープ初
期圧着部材およびテープ本圧着部材とは別にさらにテー
プ補助圧着部材を備えていて、このテープ補助圧着部材
が、粘着テープの端部のうちテープ初期圧着部材にて圧
着した部分よりもさらにキャリッジの反走行方向側を圧
着させるため、粘着テープの本圧着に先立つ粘着テープ
の端部圧着がより確実に行われて、粘着テープの端部か
らの剥離を未然に防止できる効果がある。
【0022】請求項5に記載の発明によれば、テープド
ラムの上昇にて粘着テープに張力を付与しつつナイフエ
ッジ状のテープカッタにて粘着テープをカットするよう
にしたため、より確実にテープカットを行えるととも
に、そのテープカット位置が安定化するとともに次サイ
クルでのテープ貼り始め位置も安定化し、さらにカット
ミスも未然に防止できる効果がある。
【0023】請求項6に記載の発明によれば、上記の各
圧着部材をフェルトにて形成したため、ワークの断面形
状に忠実に追従させながら粘着テープを貼り付けること
ができ、粘着テープの貼り付け品質が向上するととも
に、粘着テープ貼り付け時にその粘着テープもしくはワ
ークに傷をつけてしまうことがない。
【0024】
【発明の実施の形態】図1〜7は本発明に係る粘着テー
プ自動貼り付け装置の好ましい実施の形態を示す図であ
って、図8に示すような自動車のドアグラスラン1の一
部に粘着テープタイプの保護テープTを貼り付ける場合
の装置構成を示している。
【0025】図8に示すように、ドアグラスラン1は、
図示外のドアガラスを受容してこれを案内するドアグラ
スラン本体としての断面略コ字状をなすチャンネル部2
と、このチャンネル部2の一方の側壁部3bを共有する
かたちで該側壁部3bから逆向きに一体に延設された断
面略コ字状のフランジ嵌合部4とをもって全体として略
変形S字状断面の長尺レール状のものとして形成されて
いるもので、一般的には芯金5を被覆するようにソリッ
ドゴムを押出成形することにより成形される。
【0026】そして、チャンネル部2の開口縁にはその
側壁部3a,3bの端部から内方に向かって斜めに突出
するアウタシールリップ6とインナシールリップ7とが
一体に形成されているほか、フランジ嵌合部4には嵌合
溝8とともにフランジ保持リップ9が一体に形成されて
いて、車体組付時には上記嵌合溝8が所定のフランジ部
に嵌合保持されるとともに、アウタ,インナ双方のシー
ルリップ6,7がドアガラスに弾接するかたちとなる。
なお、ドアへの組付時には、ドアガラスをはさんでアウ
タシールリップ6が車室外側に、インナシールリップ7
が車室内側にそれぞれ位置することになる。
【0027】さらに、チャンネル部2のうち車室外側と
なる側壁部3aの外表面は車体側面の造形上重要な意匠
面(モール面)となることから、この側壁部3aの外表
面については、部品流通段階での傷付き等を防止するた
めに、例えば透明もしくはカラー付きの粘着テープたる
保護テープTが予め貼着された上でドア組立工程あるい
は車体組立工程に供給される。
【0028】本実施の形態では、上記ドアグラスラン1
のチャンネル部2の一部である側壁部3aの外表面に保
護テープTを自動的に貼着する装置を提供するもので、
その装置の詳細を図1以下に示す。
【0029】図1は装置全体の正面説明図を、図2は図
1の要部拡大側面図を、図3は図1の要部拡大図を、図
4は図3の平面図をそれぞれ示している。これらの図に
おいて、11は架台、12は架台11上に直立姿勢にて
設けられた本体フレーム、13は本体フレーム12に対
してリニアガイド14とボールねじ15とを介して水平
方向(図2の紙面と直交方向)にスライド可能に支持さ
れたキャリッジ、16は前記架台11上に設けられて保
護テープTの貼り付け対象となるドアグラスラン1をク
ランプして位置決めするワーク位置決め治具である。そ
して、スクリューシャフト17に螺合してこのスクリュ
ーシャフト17とともにボールねじ15を形成している
ナット部材18がキャリッジ13に固定されていること
から、サーボモータ19にてスクリューシャフト17を
正転もしくは逆転駆動させることにより、キャリッジ1
3がドアグラスラン1に対してその長手方向に直線往復
運動して、後述するようにドアグラスラン1に保護テー
プTを貼着するようになっている。これにより、上記ボ
ールねじ15やサーボモータ19等によってキャリッジ
13を走行させるためのスライド駆動手段が構成されて
いる。
【0030】なお、キャリッジ13が図1の矢印A方向
にスライド(往動)する過程でドアグラスラン1に対す
る保護テープTの貼着が行われ、そのキャリッジ13が
矢印A方向の保護テープ貼り付けが完了する位置まで走
行して停止し、全ての貼付作業が完了した状態でテープ
貼着済みのドアグラスラン1が排出され、次のドアグラ
スラン1の投入に先立ってキャリッジ13が矢印A方向
と反対方向にスライド動作(復動)することで初期状態
に復帰する。
【0031】図1のほか図2〜4に示すように、キャリ
ッジ13の前面には、該キャリッジ13の走行方向側か
ら順に、保護テープTが巻き付けられたテープドラム2
0と、初期圧着機構21、補助圧着機構22、テープカ
ット機構23および本圧着機構24がそれぞれに設けら
れている。
【0032】キャリッジ13には、スライドガイド25
を介して略矩形状をなすスライダ26が上下方向にスラ
イド可能に設けられていて、このスライダ26はキャリ
ッジ13に設けたエアシリンダ27のピストンロッド2
8に連結されている。これにより、エアシリンダ27の
伸縮作動に応じてスライダ26が昇降動作することにな
る。
【0033】上記スライダ26には、テープドラム20
がガイドローラ29とともに設けられている。テープド
ラム20は、図5〜7に示すように、スライダ26にベ
アリング30を介して軸受支持されたドラムシャフト3
1にアダプタ32にて着脱可能に固定されているもの
で、テープドラム20自体が自由回転可能であることか
ら、後述するように該テープドラム20から引き出した
保護テープTに所定の張力を与えればガイドローラ29
を介して保護テープTが送り出されるようになってい
る。
【0034】また、上記テープドラム20のドラムシャ
フト31には制動手段たるブレーキチャック33が付設
されている。このブレーキチャック33はドラムシャフ
ト31を左右から挟持する一対のチャック爪34を備え
ていて、本体35内に封入された流体圧もしくはスプリ
ングの力によってドラムシャフト31を常時弾性的に加
圧挟持している。これにより、テープドラム20からの
保護テープTの引き出しに際して所定の抵抗が付与され
るようになっている。
【0035】また、スライダ26にはガイドブロック3
6がボルト37にて位置調整可能に取り付られている。
このガイドブロック36には、ガイドローラ38と針状
のガイドピン39が設けられているほか、テープ初期圧
着部材としてのフェルト製の初期圧着子40と、静電除
去ブラシ41とが並設されている。そして、上記テープ
ドラム20から引き出された保護テープTは、ガイドロ
ーラ29,38とガイドピン39とで案内されつつ初期
圧着子40および静電除去ブラシ41を経た上で後述す
る本圧着機構24側へ供給されるようになっている。
【0036】したがって、スライダ26を母体としてこ
れに装着されたテープドラム20やガイドローラ29,
38および初期圧着子40等は、上記エアシリンダ27
の伸縮作動に応じて一体的に昇降動作することになる。
【0037】上記スライダ26に隣接している補助圧着
機構22は、鉛直姿勢にてキャリッジに設けられたエア
シリンダ42と、このエアシリンダ42のピストンロッ
ド43に連結されて、テープ補助圧着部材としてのフェ
ルトからなる略矩形状の補助圧着子44を保持している
ホルダブロック45とから形成されていて、この補助圧
着子44はエアシリンダ42の伸縮作動に応じて昇降動
作するようになっている。
【0038】また、上記補助圧着機構22と隣接配置さ
れたテープカット機構23は、キャリッジ13に所定の
傾斜角をもって設けられたカッタ用エアシリンダ46
と、このカッタ用エアシリンダ46のピストンロッド4
7に連結されたテープカッタとしてのナイフエッジ状の
カッタブレード48を保持しているカッタホルダ49と
から形成されていて、カッタ用エアシリンダ46の伸縮
作動に応じてカッタブレード48が昇降動作するように
なっている。
【0039】さらに、上記テープカット機構23と隣接
配置された本圧着機構24は、キャリッジ13に所定の
傾斜角をもって設けられたエアシリンダ50と、このエ
アシリンダ50のピストンロッド51に連結されて、テ
ープ本圧着部材としてのフェルトからなる略矩形状の本
圧着子52を保持しているホルダブロック53とから形
成されていて、本圧着子52は上記補助圧着機構22と
同様にエアシリンダ50の伸縮作動に応じて昇降動作す
るようになっている。
【0040】次に、上記のように構成されたテープ貼り
付け装置による保護テープTの自動貼り付け作業の一連
の手順を、図9以下の図面を参照しながら順を追って説
明する。
【0041】図1,2に示すように、ワーク位置決め治
具16に保護テープ貼り付け対象となるドアグラスラン
1が正しく位置決め固定されている状態で、キャリッジ
13を保護テープ貼り付け開始側のストロークエンドに
位置させる。この状態を図9の(A)に示す。この状態
では、全ての圧着子40,44,52およびカッタブレ
ード48が上昇していて、テープドラム20から引き出
された保護テープTの端部がガイドローラ29,38や
ガイドピン39を経て図示せぬエア配管より吹き出され
たエアにより初期圧着子40および補助圧着子44の直
下位置まで及んでいる。
【0042】図9の(A)の状態からエアシリンダ27
の作動によりスライダ26を下降させると、同図(B)
に示すようにそのスライダ26を共有しているテープド
ラム20および初期圧着子40が一体的に下降し、保護
テープTの始端部が初期圧着子40によってドアグラス
ラン1に圧着されて初期圧着が完了する。
【0043】さらに、図10の(A)に示すように、初
期圧着に続いてエアシリンダ22の作動により補助圧着
子44を下降させ、保護テープTのうち初期圧着子40
にて圧着させた部分よりも補助圧着機構22側の部分を
上記補助圧着子44にて圧着させる。これにより、保護
テープTの始端部がより確実に圧着され、補助圧着が完
了する。このままの状態で、テープ貼り始め位置が本圧
着子52の下降位置にくるまでキャリッジ13を矢印A
方向に移動させ、図10の(B)に示すように、エアシ
リンダ24の作動により本圧着子52を下降させてドア
グラスラン1に圧着させる。
【0044】こうして全ての圧着子40,44,52が
ドアグラスラン1に接触すると、キャリッジ13が図1
および図10の(B)の矢印A方向に向かって所定速度
でスライド動作を開始する。このキャリッジ13のスラ
イド動作に伴って各圧着子40,44,52がドアグラ
スラン1上を同じく矢印A方向に摺動することから、保
護テープTに所定の張力が付与されて該保護テープTは
テープドラム20から順次引き出されて初期圧着子40
および補助圧着子44にてドアグラスラン1に貼り付け
られるとともに、これらの初期圧着子40および補助圧
着子44にて貼り付けられた部分を本圧着子52が後追
いするようにして保護テープTをドアグラスラン1に確
実に圧着させる。そして、以上の動作はキャリッジ13
が保護テープ貼り付け終了側のエンドに達するまで継続
される。
【0045】なお、保護テープTの繰り出しに伴って静
電気が発生することがあるが、この静電気は図3に示し
た静電除去ブラシ41によって除去されるから、テープ
貼り付け作業への悪影響を回避できる。
【0046】また、キャリッジ13の動きを高速化して
も、テープドラム20からは常にブレーキチャック33
にて所定の引き出し抵抗を付与されながら保護テープT
が引き出されるので、テープドラム20の慣性のために
必要以上に保護テープTが引き出されてしまうことがな
い。
【0047】キャリッジ13が上記エンドに達してドア
グラスラン1の全長に対する保護テープTの貼り付けが
完了すると、その位置でキャリッジ13が一旦停止する
ことから、このキャリッジ13の一時停止を待って、図
11の(A)に示すように補助圧着子44が上昇する。
この補助圧着子44の上昇動作に続いて同図(B)に示
すようにスライダ26が上昇し、結果としてこのスライ
ダ26に装着されているテープドラム20および初期圧
着子40が一体的に上昇する。
【0048】このスライダ26の上昇動作に伴って保護
テープTに所定の張力が付与され、保護テープTのうち
一旦はドアグラスラン1に貼り付けられながらも本圧着
子52から初期圧着子40までの間に位置する部分が剥
離される。
【0049】この状態で図12の(A)に示すように、
カッタ用エアシリンダ46の作動によりカッタブレード
48が下降して、保護テープTのうち先の張力付与部分
に押し当てることでその保護テープTをカットする。保
護テープTのカット作業を終えたカッタブレード48は
同図(B)に示すように直ちに上昇動作する。
【0050】そして、保護テープTのカット完了を待っ
てキャリッジ13が図13の(A)に示すように矢印A
方向に微小ストロークだけスライド動作し、図12の
(B)に示したように保護テープTのカット時に生じた
テープ端末の剥離部分Qを再度圧着させる。
【0051】こうしてドアグラスラン1に貼り付けられ
た保護テープTの端末圧着が完了すると、図13の
(B)に示すように初めて本圧着子52が上昇動作し、
以上をもってドアグラスラン1に対する保護テープTの
貼り付け作業が完了する。
【0052】そして、保護テープTの貼り付けを終えた
ドアグラスラン1が図1,2に示すワーク位置決め治具
16から取り出された上で次のドアグラスラン1がワー
ク位置決め治具16にセットされる一方、キャリッジ1
3は反矢印A方向と反対方向に一気にスライド動作して
初期位置に復帰し、以降は上記と同様の動作を繰り返す
ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテープ自動貼り付け装置の好まし
い実施の形態を示す図で、装置全体の正面説明図。
【図2】図1の要部拡大右側面説明図。
【図3】図1に示すキャリッジの要部拡大説明図。
【図4】図3の平面説明図。
【図5】図3に示すテープドラムの断面説明図。
【図6】図5の背面説明図。
【図7】図5の正面説明図。
【図8】保護テープが貼り付けられたドアグラスランの
要部斜視図。
【図9】(A),(B)ともに図3に示す各要素の作動
説明図。
【図10】(A),(B)ともに図3に示す各要素の作
動説明図。
【図11】(A),(B)ともに図3に示す各要素の作
動説明図。
【図12】(A),(B)ともに図3に示す各要素の作
動説明図。
【図13】(A),(B)ともに図3に示す各要素の作
動説明図。
【符号の説明】
1…ドアグラスラン(ワーク) 13…キャリッジ 15…ボールねじ(スライド駆動手段) 16…ワーク位置決め治具 19…サーボモータ(スライド駆動手段) 20…テープドラム 21…初期圧着機構 22…補助圧着機構 23…テープカット機構 24…本圧着機構 26…スライダ 33…ブレーキチャック(制動手段) 40…初期圧着子(テープ初期圧着部材) 44…補助圧着子(テープ補助圧着部材) 48…カッタブレード(テープカッタ) 52…本圧着子(テープ本圧着部材) T…保護テープ(粘着テープ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 正敏 千葉県千葉市稲毛区長沼町330番地 鬼怒 川ゴム工業株式会社内 (72)発明者 徳永 浩二 千葉県千葉市稲毛区長沼町330番地 鬼怒 川ゴム工業株式会社内 Fターム(参考) 3F062 AB03 BA08 BB08 BC08 BE08 BE09 BF03 BG07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長さのワークに対してその長手方向
    に移動しながらテープドラムから粘着テープを引き出し
    てワークの表面に貼り付ける装置であって、 テープ貼り付け対象となるワークを位置決め固定するワ
    ーク位置決め治具と、 所定のスライド駆動手段によりスライド駆動されて、ワ
    ークとの相対位置関係を保ちながら該ワークの長手方向
    に沿って走行移動するキャリッジと、 を備えてなり、 前記キャリッジは、 該キャリッジに回転可能に支持されているとともに予め
    粘着テープが巻き付けられていて、キャリッジの走行移
    動に伴う張力によりその粘着テープが順次引き出される
    テープドラムと、 前記キャリッジに上下動可能に設けられ、その下降動作
    により前記テープドラムから引き出された粘着テープの
    端部をワークに貼り付けるテープ初期圧着部材と、 前記キャリッジのうちテープ初期圧着部材よりも反走行
    方向側に上下動可能に設けられ、その下降状態でキャリ
    ッジ自体の走行に伴い前記テープ初期圧着部材て圧着さ
    れた部分を後追いするようにテープ初期圧着部材ととも
    に粘着テープを押圧するテープ本圧着部材と、 前記キャリッジに設けられて所定のタイミングで粘着テ
    ープをカットするテープカッタと、 を有していることを特徴とする粘着テープ自動貼り付け
    装置。
  2. 【請求項2】 前記テープドラムには制動手段により粘
    着テープの送り出し抵抗が付与されるようになっている
    ことを特徴とする請求項1に記載の粘着テープ自動貼り
    付け装置。
  3. 【請求項3】 前記テープドラムとテープ初期圧着部材
    とが共通のスライダに支持されていて、このスライダが
    キャリッジに対して上下動するものであることを特徴と
    する請求項2に記載の粘着テープ自動貼り付け装置。
  4. 【請求項4】 前記キャリッジのうちテープ初期圧着部
    材とテープ本圧着部材との間にテープ補助圧着部材が上
    下動可能に設けられていて、テープ初期圧着部材による
    テープ初期圧着動作に続いてテープ補助圧着部材が下降
    動作して、前記テープ初期圧着部材にて貼り付けられた
    粘着テープの端部のうち該テープ初期圧着部材よりも反
    走行側部分を圧着させるようになっていることを特徴と
    する請求項3に記載の粘着テープ自動貼り付け装置。
  5. 【請求項5】 前記キャリッジのうちテープ初期圧着部
    材とテープ本圧着部材との間にナイフエッジ状のテープ
    カッタが上下動可能に設けられていて、テープ貼り付け
    作業終了直前にテープ初期圧着部材およびテープ補助圧
    着部材を上昇させることによりテープ本圧着部材のみに
    よって押圧されている粘着テープに張力を与えて、この
    張力付与部分に対してテープカッタを下降させることで
    粘着テープをカットするようになっていることを特徴と
    する請求項4に記載の粘着テープ自動貼り付け装置。
  6. 【請求項6】 前記各圧着部材が、粘着テープに直接接
    触してこれをワークに圧着させるフェルトにより形成さ
    れていることを特徴とする請求項5に記載の粘着テープ
    自動貼り付け装置。
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