JP2000313411A - 浸出用包装体およびその製造方法および製造装置 - Google Patents

浸出用包装体およびその製造方法および製造装置

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JP2000313411A
JP2000313411A JP11124019A JP12401999A JP2000313411A JP 2000313411 A JP2000313411 A JP 2000313411A JP 11124019 A JP11124019 A JP 11124019A JP 12401999 A JP12401999 A JP 12401999A JP 2000313411 A JP2000313411 A JP 2000313411A
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Shinji Komatsu
慎二 小松
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ティーバッグの生産性、安全性、使い勝手を
向上させる。 【解決手段】 濾過用シート材を貼り合わせて袋体12
を形成する。一方の貼り合せ片24にミシン目26を形
成して、切り離し可能にする。袋体12の表面にひも体
14を配設し、ひも体14の一端を貼り合せ片22に接
合する。ひも体14の他端は貼り合せ片22のミシン目
26で切り離される部分24aに接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ティーバック等
の浸出用包装体およびその製造方法および製造装置に関
し、生産性、安全性、使い勝手を向上させたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のティーバックは周知のように、袋
状に折り畳んだ濾紙中に茶、コーヒー、漢方薬等の被浸
出物を収容して本体を構成し、該本体に吊りひもをホチ
キス針で止め、該吊りひもの上端部に紙製のタグ(つま
み)をホチキス針で止めて構成されていた。ところが、
このような構成では、濾紙、吊りひも、タグ、ホチキス
針が必要であるため、材料コストが高くつき、製造工程
も複雑で生産性が悪かった。また、使用時には金属製の
ホチキス針が浸出液中に浸るので、金属成分が浸出液中
に溶け出す等のおそれがあり、食品安全上好ましくなか
った。また、ホチキス針が付いているので、使用後分別
廃棄する場合に、廃棄処理がしにくかった。
【0003】そこで、これらの問題を解決するティーバ
ッグが従来より様々提案されている。例えば実公平1−
23989号公報には、濾紙を折り畳んで袋状に貼り合
わせる際に、表裏濾紙の貼り合わせる箇所に吊りひもの
両端部をそれぞれ挟み込み、該吊りひもの中間部を該貼
り合わせ箇所から出して外方向に大きく湾曲させて配置
し、濾紙の貼り合せと同時に吊りひもの両端部を表裏濾
紙間に綴じ込み、さらに表裏濾紙の貼り合わせ箇所で吊
りひもと交叉しない位置にミシン目を形成し、使用時に
吊りひもの一端部が綴じ込まれた貼り合せ箇所を該ミシ
ン目で切り離すことにより、該切り離された片をタグと
して、吊りひもで袋体を吊り下げるようにしたティーバ
ッグが記載されている。
【0004】また、特開平9−323757号公報に
は、濾紙を筒状に折り畳み、該筒の表面に吊りひもを沿
わせて配置し、該筒の両開口端を熱溶着で貼り合わせて
袋状に閉じる際に、該溶着部分の表面に吊りひもの両端
部を同時に熱溶着し、使用時に吊りひもの一方端を濾紙
から引き剥がして該吊りひもで袋体を吊り下げるように
したティーバッグが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記実公平1−239
89号、特開平9−323757号のティーバッグによ
れば、ホチキス針を使用しないので、生産性、安全性が
高められる。ところが、実公平1−23989号のもの
では、製造時に吊りひもの両端部を表裏濾紙の貼り合わ
せ箇所に綴じ込む操作が必要であり、製造装置に吊りひ
もの位置を複雑にコントロールするための複雑なメカニ
ズムが必要であった。また、特開平9−323757号
公報に記載のものでは、タグが無いので使い勝手が悪か
った。また、吊りひもを引き剥す際に袋体が破れるおそ
れがあった。
【0006】この発明は、前記従来の技術における問題
点を解決して、生産性、安全性、使い勝手を向上させる
とともに、製造装置に吊りひもの位置を複雑にコントロ
ールする複雑なメカニズムを設けることを不要にし、さ
らには吊りひもを引き剥す際に袋体が破れるのを防止し
た浸出用包装体およびその製造方法を提供しようとする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の浸出用包装体
は、濾過用シート材を袋状に貼り合わせて被浸出物を収
容する袋状部を構成し、該貼り合わせによる貼り合わせ
片が少なくとも前記袋状部の周縁部の対向する位置に形
成され、少なくとも一方の貼り合わせ片の面内に適宜の
切り取りマークが形成され、該貼り合わせ片の一部が該
切り取りマークで切り取り可能に構成された袋体と、該
袋体の表面上に前記一方の貼り合わせ片から前記切り取
りマークで切り離される位置を交叉して前記他方の貼り
合わせ片にかけて配設され、該袋体に対し両端部が前記
各貼り合わせ片上に接合され、中間部が前記袋状部に非
接合とされ、かつ前記切り取りマークが形成された貼り
合わせ片上では該切り取りマークによって切り離される
位置を挟んで、切り取られる部分側で接合され、残され
る部分側では非接合とされているひも体とを具備してい
るものである。
【0008】また、この発明の浸出用包装体は、1枚の
矩形状濾過用シート材の対向する両側辺どうしを重ね合
わせて熱溶着して筒状に形成し、かつ該筒の熱溶着され
た部分を裏面に配して該筒の両側部に折り込み部を形成
し、該筒の両開口端部を表裏面どうしそれぞれ熱溶着し
て貼り合わせて、被浸出物を収容する袋状部とその両端
の貼り合わせ片を形成し、少なくとも一方の貼り合わせ
片の面内に適宜の切り取りマークが形成され、該貼り合
わせ片の一部が該切り取りマークで切り取り可能に構成
された袋体と、該袋体の表面上に前記一方の貼り合わせ
片から前記切り取りマークで切り離される位置を交叉し
て前記他方の貼り合わせ片にかけて配設され、該袋体に
対し両端部が前記各貼り合わせ片上に接合され、中間部
が前記袋状部に非接合とされ、かつ前記切り取りマーク
が形成された貼り合わせ片上では該切り取りマークによ
って切り離される位置を挟んで、切り取られる部分側で
接合され、残される部分側では非接合とされているひも
体とを具備しているものである。なお、前記切り取りマ
ークは貼り合わせ片の切り取られるべき位置を表示する
もので、例えば該貼り合わせ片の切り取られるべき位置
に沿って形成されたミシン目または該貼り合わせ片の外
縁部の一部に形成された切り込みもしくはノッチ等の切
断容易部分で構成することができる。また、切り取りマ
ークは切り取られるべき位置を表示する印刷で構成する
こともできる。
【0009】また、この発明の浸出用包装体の製造方法
は、この発明の浸出用包装体を製造するに際して、前記
濾過用シート材を貼り合わせた後に、別の工程で前記一
方の貼り合わせ片の切り取られる部分および他方の貼り
合わせ片に前記ひも体を接合するものである。
【0010】また、この発明の浸出用包装体の製造装置
は、熱溶着可能な連続する濾過用シート材を両側部を折
り返し重ね合わせて筒状に形成する筒加工部と、該筒を
その長手方向の適宜の位置ごとに表裏面どうし横方向に
溶着して閉塞し貼り合わせ片を形成する横シール加工部
と、一端が前記貼り合わせ片で塞がれ他端が塞がれる前
の前記筒内に被浸出物を充填する充填部と、前記貼り合
わせ片が形成された濾過用シート材の表面に、連続する
ひも体を配設し、該筒の前記貼り合わせ片が形成された
箇所ごとにその表面に該ひも体を接合するひも体接合部
と、該ひも体が接合された貼り合わせ片の途中位置で該
濾過用シート材を該ひも体とともに個々の浸出用包装体
に切り離すカット部と、前記横シール加工部で前記貼り
合わせ片を形成した以降前記ひも体接合部で前記ひも体
を接合する以前の時点または該ひも体接合部で前記ひも
体を接合した以降前記カット部で個々の浸出用包装体に
切り離す以前の時点で、前記貼り合わせ片の該切り離し
位置から外れた位置に該貼り合わせ片の一部を切り取り
可能にする切り取りマークを形成する切り取りマーク加
工部とを具備し、前記ひも体接合部が、前記切り取りマ
ークで切り取り可能に構成された貼り合わせ片につい
て、前記ひも体を、該ひも体が通過する該貼り合わせ片
の全領域のうち前記切り取りマークで切り取られる部分
に接合し、残される部分には非接合とするものである。
なお、ひも体は例えば糸状、テープ状等各種形態のもの
を用いることができる。また、ひも体と袋体の接合は、
例えばひも体を濾過用シート材の貼り合わせ片に対しホ
ットメルトで溶接したり、ひも体を熱溶着可能な材質で
構成して濾過用シート材に熱溶着することにより行うこ
とができる。
【0011】この発明によれば、貼り合わせ片の一部を
切り取りマークで切り取ってタグとして使用することが
でき、使い勝手が良好である。また、切り取らずにその
ままやかん、ポット等に投入して煮出し用として使用す
ることもできる。また、ホチキス針を使用しないので、
生産性、安全性が良好である。また、ひも体の両端部を
表裏濾紙間に綴じ込む操作が不要なので、製造装置に吊
りひもの位置を複雑にコントロールする複雑なメカニズ
ムを設ける必要がない。しかも、ひも体を、切り取りマ
ークで切り離される位置を交叉して配置していながら、
切り取りマークが形成された貼り合わせ片上では該切り
取りマークによって切り離される位置を挟んで、切り取
られる部分側に接合し、残される部分側には非接合とし
たので、貼り合わせ片の一部を切り取りマークで切り離
す際に、ひも体を該貼り合わせ片の残される部分から引
き剥がさなくて済み、袋状部が破けるのを防止すること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の浸出用包装体の実施の
形態を図1に示す。ティーバッグ10は袋体12とひも
体14で構成されている。袋体12は透水性を有しかつ
熱溶着可能な樹脂を付着あるいは付加(貼り合わせ、コ
ーティング等による積層あるいは含浸等)している例え
ば公知のヒートシール濾紙で構成されている。このヒー
トシール濾紙は熱溶着の際に、溶融した樹脂が熱溶着用
加工具に付着するのを防止するために、非溶融性または
難溶融性の材料で構成した基材の一方の面(袋体の内側
となる面)に熱溶融可能な合成樹脂を付着あるいは付加
させたものを用いるのが望ましい。そのような片面ヒー
トシール性のヒートシール濾紙の具体例を以下に示す。 (1)セルローズ(基材)/オレフィン系繊維(熱溶融
材)不織布 (2)ナイロン繊維(基材)/オレフィン系繊維(熱溶
融材)不織布 (3)ポリエステル繊維(基材)/オレフィン系繊維
(熱溶融材)不織布 (4)オレフィン系繊維(基材)/オレフィン系繊維
(熱溶融材)不織布 (注)(a)オレフィン系繊維とは、ポリエチレン、ポ
リプロピレン系の樹脂を指す。(b)上記(4)はオレ
フィン系繊維(基材)とオレフィン系繊維(熱溶融材)
で熱溶融温度に差をつけ、袋体の内面側となるオレフィ
ン系繊維(熱溶融材)が低温溶融し、外面側となるオレ
フィン系繊維(基材)はその温度では溶融しないものが
用いられている。
【0013】袋体12は展開形状が矩形のヒートシール
濾紙を図1(c)に断面形状を示す筒状に折り畳み、重
ね合わさせる側辺どうしを熱溶着して背面側中央部に縦
シール16を形成し、両側部に折り込み部18,20を
形成している。そして、該筒の内部に茶、コーヒー、漢
方薬等の被浸出物32を収容し、両開口端部を表裏面ど
うし重ね合わせて熱溶着して横シール22,24(貼り
合わせ片)を形成し袋状に密閉している。横シール24
には、その長手方向に沿ってミシン目26が刻まれてい
る。
【0014】袋体12の表面の幅方向中央部には、該袋
体12の長手方向に沿ってひも体14が取り付けられて
いる。ひも体14は例えば糸状、テープ状等各種形態の
ものを用いることができる。また、ひも体14は袋体1
2の横シール22,24に対しホットメルトで溶接して
接合したり、ひも体14を樹脂を有する熱溶着可能な材
質で構成して袋体12の横シール22,24に熱溶着で
接合することができる。ひも体14の具体例および袋体
12に対する接合方法を以下に示す。 (1)セルローズ糸:ホットメルトで溶接 (2)セルローズ繊維/オレフィン系繊維縒り糸:溶着
またはホットメルトで溶接 (3)オレフィン系繊維:溶着 (4)化学繊維(PET、ONY(オリエンテッドナイ
ロン)、アセテート):ホットメルトで溶接 (5)PETまたはONY/オレフィン系フィルムの2
層ラミネートフィルムテープ:オレフィン系フィルム側
を袋体12に対面させて溶着またはホットメルトで溶接 (6)共押出し多層フィルムテープ:例えばCNY(キ
ャストナイロン)フィルム、ポリプロピレンフィルム、
ポリエチレンフィルムを積層し、ポリエチレンフィルム
側を袋体12に対面させて溶着またはホットメルトで溶
【0015】ひも体14は図1の例では糸状のもので構
成されている。ひも体14はその両端部で袋体12の表
面に熱溶着またはホットメルトによる溶接で接合されて
いる。接合箇所は図2に示すように、ミシン目が形成さ
れていない方の横シール22との重なり面全体と、ミシ
ン目26が形成されている方の横シール24との重なり
面のうち、ミシン目26を挟んで切り取られる部分24
aであり、袋状部28および横シール24のうちミシン
目26を挟んで残される部分24bとは接合されていな
い。
【0016】図3は、以上の構成のティーバッグ10の
使用手順を示したものである。初期状態()から、横
シール24の一部24aをミシン目26で切り離し
()、切り離した部分24aをタグとして指でつまん
で吊り下げて()、コップ30に入れて湯を注ぎ
()、浸出(抽出)する。
【0017】次に図1のティーバッグを連続的に製造す
る方法について説明する。図4はティーバッグ製造装置
の具体例を示すものである。ロール34からは幅広のヒ
ートシール濾紙36が順次引き出され、スリット刃37
で縦方向にカットされて等幅に4列に分割される。各列
のヒートシール濾紙36は以後各列個別にかつ同時に加
工される。すなわち、まず筒加工部38で連続的に筒状
に形成され、重ね合わされた側辺どうしが縦シール加工
部40で熱溶着されて縦シール16が形成される。な
お、側辺どうしを重ね合わせて折り畳むだけにして、熱
溶着を省くこともできる。続いて、横シール加工部44
で該筒状のヒートシール濾紙36の表裏面どうしが熱溶
着されて、横シール(1つのティーバッグの横シール2
2およびその1つ前のティーバッグの横シール24を兼
ねる)。が形成される。横シールが形成された後、充填
ノズル42から被浸出物が落下して該筒内に充填され
る。充填後、横シール加工部44で該充填部分の上方の
ヒートシール濾紙36の表裏面どうしが熱溶着されて、
横シール(本ティーバッグの横シール24とその1つ後
のティーバッグの横シール22を兼ねる。)が形成さ
れ、被浸出物を充填した部分が袋状に密閉される。
【0018】リール46からひも体14が連続的に引き
出され、ひも体接合部48に送り込まれて、横シール2
2,24の表面に熱溶着またはホットメルトで溶接され
る。続いて切り取りマーク加工部50でひも体14を避
けて横シール24にミシン目26が加工される。さらに
カット部52でティーバッグの相互につながって形成さ
れた横シール22,24間がひも体14とともに切断さ
れて、個々のティーバッグができ上がる。その後個別の
あるいは複数個一緒の外包装に収容されて密閉される。
【0019】図4の横シール加工部44からひも体接合
部48を経て切り取りマーク加工部50に至る箇所の加
工具の配置例を図5に示す。横シール加工部44は、ヒ
ートシール濾紙36の表裏両側に少なくとも一方が加熱
された加工具53,54を配置し、該加工具53,54
を相互に接近させてヒートシール濾紙36の表面36a
と裏面36bどうしを加熱圧接して溶着し、ティーバッ
グ10−0の下側の横シール22と1つ前のティーバッ
グ10−1の上側の横シール24を同時に形成する。ひ
も体接合部48はヒートシール濾紙36の表裏面に少な
くとも一方が加熱された加工具56,58を配置してい
る。ひも体14は左右ずれ防止用のガイドリング55を
通してティーバッグの幅方向の所定位置(例えば幅方向
の中央部)に位置決めされて、加工具56とティーバッ
グとの間に送り込まれる。ひも体接合部48は加工具5
6,58を相互に接近させて、ひも体14をティーバッ
グの幅方向の前記所定位置で横シール22の上下方向全
体と、横シール24の上下方向のうちミシン目26で切
り離される部分24aに熱溶着する。切り取りマーク加
工部50は刃物60をヒートシール濾紙36に接近させ
て、ひも体14を避けて横シール24の所定位置にミシ
ン目26を形成する。
【0020】1個のティーバッグのうち、横シール加工
部44およびひも体接合部48で加熱圧接される箇所を
図6に示す。横シール22は全体が両加工部44,48
で加熱圧接される。横シール24は残される部分24b
の全体および切り離される部分24aのうち、ミシン目
26に隣接した領域24a−1が横シール加工部44で
のみ加熱圧接され、切り離される部分24aのうち先端
部に隣接する領域24a−3が両加工部44,48で加
熱圧接され、領域24a−1,24a−3で挟まれる領
域24a−2がひも体接合部48でのみ加熱圧接され
る。これにより、ティーバッグ10は横シール22,2
4により上下が閉じられて袋状に形成されるとともに、
ひも体14が横シール22の上下方向全体と、横シール
24の切り離される部分24aのうちミシン目26を外
れた領域24a−2,24a−3に接合されて、図1の
ティーバッグ10が作られる。なお、横シール24の切
り離される部分24aの領域24a−2を領域24a−
3と同様に両加工部44,48で加熱圧接することもで
きる。
【0021】なお、ひも体14をホットメルトで袋体1
2に接合する場合は、図5のひも体接合部48の熱溶着
用加工具56,58に代えて、ホットメルト樹脂を吐出
させるホットメルト用加工具を配置し、図6の領域2
2,24a−2,24a−3にひも体14をホットメル
ト溶接する。
【0022】また、図5では1つのティーバッグについ
て、横シール22を下側に形成し、横シール24を上側
に形成したが、横シール加工部44の加工具53,54
を上下反転させて配置するとともに、ひも体接合部48
の加工具56,58の位置を下方にずらして配置するこ
とにより、横シール22を上側に形成し、横シール24
を下側に形成することもできる。また、切り取りマーク
加工部50の刃物60はミシン目を形成するものに代え
て、図7(a)に示すように横シール24の側端部に切
り込み62を形成するカッター刃を用いたり、図7
(b)に示すように横シール24の側端部にノッチ64
を形成する抜き型を用いることができる。また、切り取
りマーク加工部50を横シール加工部44とひも体接合
部48の間に配置して、ひも体14を接合する前に切り
取りマークを形成することもできる。また、切り取りマ
ークを横シール24のみならず横シール22にも形成し
て、いずれの側でも切り離せるようにすることもでき
る。また、ひも体14は袋体12上に直線状に配設する
のに限らず、弛ませて配設することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の浸出用包装体の実施の形態を示す
前面側および背面側の斜視図である。
【図2】 図1のティーバッグの袋状部とひも体との接
合箇所を示す平面図である。
【図3】 図1のティーバッグの使用方法を示す工程図
である。
【図4】 図1のティーバッグを連続的に製造する製造
装置の具体例を示す斜視図である。
【図5】 図4の一部の加工領域における加工具の配置
を示す図である。
【図6】 図4の加工具による熱溶着箇所を示すティー
バッグの正面図である。
【図7】 切り取りマークの他の構成例を示すティーバ
ッグの正面図である。
【符号の説明】 10,10−0,10−1,10−2,10−3…ティ
ーバッグ(浸出用包装体)、12…袋体、14…ひも
体、16…縦シール(筒の熱溶着された部分)、18,
20…折り込み部、22,24…横シール(貼り合わせ
片)、24a…切り取られる部分、24b…残される部
分、26…ミシン目(切り取りマーク)、28…袋状
部、32…被浸出物、36…ヒートシール濾紙(濾過用
シート材)、36a…ヒートシール濾紙の表面、36b
…ヒートシール濾紙の裏面、42…充填ノズル(充填
部)、44…横シール加工部、48…ひも体接合部、5
0…切り取りマーク加工部、62…切り込み(取り取り
マーク)、64…ノッチ(切り取りマーク)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】濾過用シート材を袋状に貼り合わせて被浸
    出物を収容する袋状部を構成し、該貼り合わせによる貼
    り合わせ片が少なくとも前記袋状部の周縁部の対向する
    位置に形成され、少なくとも一方の貼り合わせ片の面内
    に適宜の切り取りマークが形成され、該貼り合わせ片の
    一部が該切り取りマークで切り取り可能に構成された袋
    体と、 該袋体の表面上に前記一方の貼り合わせ片から前記切り
    取りマークで切り離される位置を交叉して前記他方の貼
    り合わせ片にかけて配設され、該袋体に対し両端部が前
    記各貼り合わせ片上に接合され、中間部が前記袋状部に
    非接合とされ、かつ前記切り取りマークが形成された貼
    り合わせ片上では該切り取りマークによって切り離され
    る位置を挟んで、切り取られる部分側で接合され、残さ
    れる部分側では非接合とされているひも体とを具備して
    いる浸出用包装体。
  2. 【請求項2】1枚の矩形状濾過用シート材の対向する両
    側辺どうしを重ね合わせて熱溶着して筒状に形成し、か
    つ該筒の熱溶着された部分を裏面に配して該筒の両側部
    に折り込み部を形成し、該筒の両開口端部を表裏面どう
    しそれぞれ熱溶着して貼り合わせて、被浸出物を収容す
    る袋状部とその両端の貼り合わせ片を形成し、少なくと
    も一方の貼り合わせ片の面内に適宜の切り取りマークが
    形成され、該貼り合わせ片の一部が該切り取りマークで
    切り取り可能に構成された袋体と、 該袋体の表面上に前記一方の貼り合わせ片から前記切り
    取りマークで切り離される位置を交叉して前記他方の貼
    り合わせ片にかけて配設され、該袋体に対し両端部が前
    記各貼り合わせ片上に接合され、中間部が前記袋状部に
    非接合とされ、かつ前記切り取りマークが形成された貼
    り合わせ片上では該切り取りマークによって切り離され
    る位置を挟んで、切り取られる部分側で接合され、残さ
    れる部分側では非接合とされているひも体とを具備して
    いる浸出用包装体。
  3. 【請求項3】前記切り取りマークが、前記貼り合わせ片
    の切り取られるべき位置に沿って形成されたミシン目ま
    たは該貼り合わせ片の外縁部の一部に形成された切り込
    みもしくはノッチで構成されている請求項1または2記
    載の浸出用包装体。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載の浸出用
    包装体を製造する方法であって、前記濾過用シート材を
    貼り合わせた後に、別の工程で前記一方の貼り合わせ片
    の切り取られる部分および他方の貼り合わせ片に前記ひ
    も体を接合してなる浸出用包装体の製造方法。
  5. 【請求項5】熱溶着可能な連続する濾過用シート材を両
    側部を折り返し重ね合わせて筒状に形成する筒加工部
    と、 該筒をその長手方向の適宜の位置ごとに表裏面どうし横
    方向に溶着して閉塞し貼り合わせ片を形成する横シール
    加工部と、 一端が前記貼り合わせ片で塞がれ他端が塞がれる前の前
    記筒内に被浸出物を充填する充填部と、 前記貼り合わせ片が形成された濾過用シート材の表面
    に、連続するひも体を配設し、該筒の前記貼り合わせ片
    が形成された箇所ごとにその表面に該ひも体を接合する
    ひも体接合部と、 該ひも体が接合された貼り合わせ片の途中位置で該濾過
    用シート材を該ひも体とともに個々の浸出用包装体に切
    り離すカット部と、 前記横シール加工部で前記貼り合わせ片を形成した以降
    前記ひも体接合部で前記ひも体を接合する以前の時点ま
    たは該ひも体接合部で前記ひも体を接合した以降前記カ
    ット部で個々の浸出用包装体に切り離す以前の時点で、
    前記貼り合わせ片の該切り離し位置から外れた位置に該
    貼り合わせ片の一部を切り取り可能にする切り取りマー
    クを形成する切り取りマーク加工部とを具備し、 前記ひも体接合部が、前記切り取りマークで切り取り可
    能に構成された貼り合わせ片について、前記ひも体を、
    該ひも体が通過する該貼り合わせ片の全領域のうち前記
    切り取りマークで切り取られる部分に接合し、残される
    部分には非接合とする浸出用包装体の製造装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008150071A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Fuso Sangyo Kk 抽出用バッグの製造装置、抽出用バッグの製造方法及び抽出用バッグ
US20210169139A1 (en) * 2019-12-06 2021-06-10 Nava Pouch Inc System And Device For Consumption Of Smokeable Product Using A Vaporizer Natural Herbal Inhaler Device

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