JP2000313401A - 粉体充填装置 - Google Patents

粉体充填装置

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JP2000313401A JP11125391A JP12539199A JP2000313401A JP 2000313401 A JP2000313401 A JP 2000313401A JP 11125391 A JP11125391 A JP 11125391A JP 12539199 A JP12539199 A JP 12539199A JP 2000313401 A JP2000313401 A JP 2000313401A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粉体充填装置から弁付き包装袋に粉体を充填す
る際、弁付き包装袋の投入口から粉塵が吹き出すことを
防止するとともに装置から弛緩用チューブを無くすこ
と。 【解決手段】粉体充填管4は、粉体が空気輸送される粉
体供給管4aの一部(先端部)をなす内筒4bと、この
内筒4bの外径面に小片であるスペーサ4cを介して固
定された外筒4dとからなる二重筒構造をなし、このス
ペーサ4は、内筒4bと外筒4dの前端部と後端部の内
壁面間にそれぞれ複数個設けられ、周方向に所定の間隔
が設定され、内筒4bの外径面と外筒4dの内径面との
隙間で形成される環状空間が通気用の空気連通孔4eと
なり、外筒4dには、長尺の小判形状の貫設穴として形
成された切欠き4fが軸線方向Xに沿って形成され、所
定間隔で周方向に複数個貫設され、内筒4bの前端部4
gには、下面が切り欠かれ下面吹出口4iが開放された
粉体吹出口4hが取りつけられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粉体充填管に特徴を
有する粉体充填装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特公昭62−38201号公報に示す
「弁付き包装袋への粉粒体充填方法ならびにその装置」
に関する示す発明において、該公報の図2に示す細管B
はその一端が注入口9に開口し、その他端がフィルタを
介して外気に開放される管路(図示略)に接続されてお
り、袋3に粉粒体が充填される際にクラフト紙自身から
放出しきれない空気を排出するためのものが開示されて
いる。要するに粉体が充填される際の袋内部の正圧を、
細管B(弛緩用チューブとも呼ばれる)を通して空気を
逃がして弛緩することで、粉塵が袋の充填口から吹き出
すことを防止しているものである。その他、特公昭61
−27241号公報の図2或は特公昭61−54641
号公報の図3にも同様の構造が開示されている。
【0003】ところが、上記従来技術では、粉体が袋内
部に充填される際に発生する正圧を、袋内部より強制的
に吸引しないで単に細管Bで空気を大気に逃がしている
だけであるので、粉塵が充填管と袋の隙間から吹き出す
ことがある。従って、粉塵が100%集塵されずに落下
し汚れの原因となる。また、弛緩用チューブを配管しな
ければならず構造が複雑となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、請求項1ない
し6記載の発明は、袋への粉体充填の際、粉塵の吹き出
しを防止するとともに弛緩用チューブを無くすことを課
題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、請求項
1記載の発明は、外周の所定部位に空気連通部を設けた
粉体充填管と、空気排出口と、開口部と、を備え、前記
粉体充填管が前記開口部から突出するように取り付けら
れたフードと、を備えたことを特徴とする粉体充填装置
である。これにより、弁口部付き空袋等に前記粉体充填
管を挿入し、粉体充填管から粉体を空袋に供給するとと
もに、集塵機等により空気を吸引し前記空気排出口から
空気を排気させると、空袋内部の空気が前記空気連通部
と空気排出口を通って外部に強制的に排出されるので、
空袋内部の空気圧を有効に減圧でき、弁口部からの粉体
の漏れが防止できる。
【0006】ここでいうバイパス部とは、粉体充填時に
粉体の充填がなされる空袋からフード内部への空気逃が
し通路となるものであり、具体的には、粉体充填管の外
周部に形成された二重管或は溝が挙げられるが限定され
るものではない。この空気連通部は粉体充填管とフード
は一体に形成されることが好ましいが、脱着可能として
も良い。また、空気排出口は集塵機等と接続され、空気
の吸引による負圧の作用により空気を排出しようとする
ものである。
【0007】請求項2記載の発明は、前記空気連通部
は、前記粉体充填管の外周の所定部位に所定の間隙を設
けて両端が開端してなる外筒を設けてなる二重管構造で
あることを特徴とする請求項1記載の粉体充填装置であ
る。これにより請求項1と同様の課題が達成できる。粉
体充填管の外周が内管となり、前記外筒との間に環状の
通路が形成され、粉体充填時に空気を袋内部からフード
内部に空気連通させることができる。
【0008】請求項3記載の発明は、前記外筒に複数の
切欠きを形成したことを特徴とする請求項1又は2記載
の粉体充填装置である。これにより、請求項2と同様、
上記課題が達成できる上、複数の切欠きから空気が空気
連通部に流入するので、空気の流通が一層改善され、集
塵機等の風量を低くすることができる。ここでいう切欠
きには、外筒の軸線方向に設けたものが好ましく、ま
た、形状は小判形状等様々な形状を採用できる。
【0009】請求項4記載の発明は、前記空気連通部
は、外周面の所定部位に複数の凹部を軸方向に沿って備
え、該凹部は周方向に間隔を置いて複数形成されたこと
を特徴とする請求項1記載の粉体充填装置である。これ
により、請求項2と同様の課題が達成される。前記凹部
は周方向に一定の間隔を置いて設けることが好ましい。
【0010】請求項5記載の発明は、前記粉体充填管は
先端部側に行くに従って断面積が減少してなることを特
徴とする請求項1ないし4いずれかに記載の粉体充填装
置である。これにより前記請求項と同様、上記課題が達
成できる上、粉体充填袋の様々な弁口部の大きさに対応
させて、弁口部への密着性を向上させ、粉体の弁口部か
らの漏れを有効に防止できる。
【0011】請求項6記載の発明は、側面から見て、前
記フードは概ね靴の形状をなしたことを特徴とする請求
項1ないし4いずれかに記載の粉体充填装置である。こ
れにより前記請求項と同様、上記課題が達成できる上、
前記フードが粉体充填管を覆うようになっているので、
粉体の漏れを有効に防止できる。なお、側面から見てフ
ードの前端部は基部に向かって傾斜しても良いし、真っ
直ぐでも良いし、曲線でも良い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の粉体
充填装置を図面を参照して説明する。図1に示す通り、
粉体充填機Mは、粉体充填装置1を備えたことを特徴と
する。この粉体充填装置1は、製粉工場等の床面に設置
された粉体充填機Mのベースプレート2に取りつけられ
た袋体保持フレーム3の上部に設けられたものである。
粉体充填装置1は、包装袋F(図8参照)の弁口部Kに
差し込んで粉体を充填する粉体充填管4と、粉体充填管
4が取り付けられている集塵フード5とからなるもので
ある。粉体充填機Mには、袋体保持フレーム3の下部に
取りつけられ、粉体が充填された弁付き包装袋Fを受け
取り且つ傾動可能な袋受けバスケット6が備えられてい
る。袋受けバスケット6の前方には粉体の充填された弁
付き包装袋Fをベルトコンベア(図示略)に搬送する袋
搬送装置8が設けられている。弁口部Kは、包装袋Fの
上部隅部の内部に設けられた概ね筒状のものであり、こ
こに粉体充填管4を挿入し、ここから粉体が充填され
る。なお、粉体充填機Mのその他の構造は周知であり、
例えば、特開昭58−160201、特開昭58−21
6504、特開昭59−15001、特開平1−167
035等の公報に記載されているので、それらの説明は
省略する。以下、詳細に説明する。
【0013】粉体充填装置1を図2〜図7を参照して説
明する。図2及び図3に示す通り、粉体充填装置1は、
水平に配置された直管状の粉体充填管4と、概ねシュー
(靴)形状とされた集塵フード5とが一体化したもので
ある。粉体充填管4は軸線方向が水平とされ、集塵フー
ド5の下部中央を水平に貫通して固定されたものであ
る。
【0014】粉体充填管4は、図4ないし図6に示す通
り、粉体が空気輸送される粉体供給管4aの一部(先端
部)をなす内筒4bと、この内筒4bの外径面に小片で
あるスペーサ4cを介して固定された外筒4dとからな
る二重筒構造をなしている。このスペーサ4は、内筒4
bと外筒4dの前端部と後端部の内壁面間にそれぞれ複
数個(図では4個)設けられ、周方向に所定の間隔が設
定されている。そして、これらの内筒4bの外径面と外
筒4dの内径面との隙間で形成される環状空間が通気用
の空気連通孔4eとなっている。空気連通孔4eの径は
内筒4bの径よりもかなり小さく設定されている(例え
ば、図では約1/30〜1/40)が、その径は発明の
趣旨の範囲内で適宜設定可能である。外筒4dには、長
尺の小判形状の貫設穴として形成された切欠き4fが軸
線方向Xに沿って形成され、また所定間隔で周方向に複
数個(図では8個)貫設されている。この切欠き4f
は、内筒4bと外筒4dの左右端部付近まで延び出して
いる。一方、内筒4bの前端部4gには、側面から見る
と鳥のくちばし状で下面が切り欠かれ下面吹出口4iと
して開放された粉体吹出口4hが取りつけられており、
粉体供給管4aから供給された粉体は内筒4bを通過し
て粉体吹出口4hの下面吹出口4iから吹き出すように
なっている。なお、粉体充填管4は材質的には金属、ゴ
ム、プラスチックなどが適宜採択可能である。なお、切
欠き4fがない場合でも吸引効果を発生させることがで
きるが、この場合は空気の通路断面が狭いので、集塵機
(図示略)の風量を上げることにより対応可能である。
【0015】図7に示す通り、概ねシュー形状の集塵フ
ード5は、薄板からなるハウジングに形成され、ボック
ス型に形成され内部が空洞で外部空間と連通する本体部
5aと、本体部5aの前方に突出し、開口部5bが形成
されたカバー部5cと、本体部5aの上面から上方に突
出し本体部5aから空気を排出する空気排出管5dと、
本体部5aの背面の概ね中央部に形成され粉体充填管4
を貫通させて固定するための貫設穴5eとからなってい
る。従って、空気が開口部5bから空気管5dに向かっ
て流れるようになっている。カバー部5は側面から見る
と、前端縁が基部側に直線状に傾斜している。なお、図
3において本体部5aの横幅は、袋Fの弁口部K周囲の
粉塵を集塵できるような適宜の横幅と高さに設定してあ
る。幅が広過ぎる、或は高さが高過ぎると、余分な隙間
ができて集塵効率が落ちるおそれがある。
【0016】粉体充填管4は、図2に示した通り、側面
から見ると、内筒4b及び外筒4dは、それらの後半部
が集塵フード5に隠れ、前半部が集塵フード5の開口部
5bから外部(左方向に)に水平に突出している。従っ
て、切欠き4fも同様である。粉体吹出口4hは外部に
露出されている。粉体供給管4aは、貫設穴5eを貫通
し、集塵フード5の後部から外部に水平に突出するよう
に取り付けられている。この集塵フード5の上部に空気
排出管5dが取り付けられて集塵フード5の内部空間と
連通されており、空気排出管5dとパイプライン(図示
略)を介して集塵機(図示略)等に接続され、負圧が加
わることで、空気が排出できるようになっている。
【0017】図3に示した通り、粉体充填装置1を正面
から見ると粉体充填管4が集塵フード5の開口部5bの
中央部に位置するように取り付けられており、粉体充填
管4を空の弁付き包装袋Fの弁口部K(図9参照)に差
し込む際に、弁付き包装袋Fの上部隅部が集塵フード5
の内部に収まる形態となっている。
【0018】粉体充填装置1の動作を説明する。まず、
図8に示す通り、粉体充填機Mのハンドリング機構の吸
着盤(図示略)などによって弁付き包装袋Fを袋受けバ
スケット6の上に移送し、弁口部Kに粉体充填管4の先
端を挿入する。次に粉体が粉体充填管4から圧縮空気に
よって弁付き包装袋Fに供給されると弁付き包装袋Fは
膨張し、袋F内は正圧となる。弁付き包装袋Fが図8の
状態から膨張すると、開口部5bの側縁に密着する。上
部は若干の隙間ができるが密着するようにもできる。内
筒4bと外筒4dの前半分及び粉体吹出口4hは、弁口
部Kの後端部(図では右端)から突出した状態となって
いるので、粉体が粉体吹出口4hから袋F内部に空気輸
送され、弁付き包装袋F内部の空気を前端部4gと切欠
き4fの両方から空気連通孔4eを介して集塵フード5
に吸引するのである。
【0019】即ち、図9で示した通り、粉体供給管4a
を経て粉体吹出口4hから粉体を実線で示す矢印A方向
に粉体を空気輸送しながら、集塵フード5の空気排出管
5dに接続されている集塵機(図示略)で集塵運転が行
われるため、集塵フード5の内部は負圧となり、内筒4
bと外筒4dからなる二重管の間隙に形成された空気連
通孔4eに強制的に負圧が加わり、粉体が充填されつつ
ある弁付き包装袋Fの弁口部K付近の粉塵は、二点鎖線
で示す矢印B方向に示したように、前端部4gの隙間或
は外筒4dの切欠き4fから吸引され、空気連通孔4e
から集塵フード5内部に導かれ、集塵フード5内部から
空気排出管5dを介して集塵機(図示略)に送られるこ
とになる。また、負圧の作用により弁口部Kが外筒4d
に吸引されて密着し、隙間から外部に粉塵が漏れにくく
なる。さらに、弁口部Kの開口端がカバー部5cにより
覆われ、しかも負圧の作用により空気が吸引されている
ので、弁口部Kの周囲或は開口部5bから外部に粉体が
漏れにくくなる。つまり、負圧により、弁付き包装袋F
内部の空気と、弁口部Kの外部周囲の空気とを併せて吸
引できる。
【0020】そして、弁付き包装袋F内に充填された粉
体は計量フレーム(図示略)を介して自動的に計量され
るが、その計量値が設定値に達すると、粉体の注入が停
止されるとともに集塵機(図示略)による集塵も停止さ
れ、弁口部Kが封止され、袋受けバスケット6が下方に
傾動し、弁付き包装袋Fは自重により手前に傾きながら
落下し、袋搬送装置8によって搬送路まで搬送される。
【0021】以上の通り、粉体充填管4の内筒4bと外
筒4dの隙間に形成される空気連通孔4eが、弁付き包
装袋F内部と集塵フード5の内部を連通させ、弁付き包
装袋F内部の空気を強制的に負圧で吸引し、弁付き包装
袋F内部の圧力を下げて、粉塵漏れを防ぐことができ
る。即ち、二重管の隙間から弁付き包装袋Fの内部の空
気を吸引して内圧を下げているので、負圧での弛緩作用
が有効に働き、弁口部Kから吐出されようとする空気の
吹出圧力を有効に減殺し、弁付き包装袋Fから外側に漏
れ出ようとする粉塵を抑制するのである。そして、従来
の装置では別系統で備えていた弛緩用チューブをなく
し、単なる弛緩作用よりも一層優れた機能を粉体充填管
4に一体的に付与できるのである。
【0022】従って、粉体充填作業中において粉塵が吹
き出することがなく衛生的でクリーンな職場環境が実現
する。また、粉体充填管4は単なる弛緩用チューブより
優れた吸引機能を新たに備えたので、粉体充填管4を従
来の装置に取りつけるだけで一層性能を向上させること
が可能になり極めて経済的である。さらに、装置の内部
から弛緩用チューブを排除して専用のパーツや配管が不
要になったため、構造が簡単になり製造が容易になると
ともに、メンテナンス(パーツの交換作業や修理)が極
めて容易になり、機器の稼動率を向上させてランニング
コストを小さく抑えることが可能になるなど、職場環境
や作業環境を向上させる人間工学的に優れた装置であ
る。
【0023】第2実施形態の粉体充填装置101を図1
0及び図11を参照して説明する。粉体充填管104の
共通する構造は第1実施形態の説明を援用し、共通する
要素には100番を付加する。この粉体充填装置101
は、第1実施形態と同様、粉体充填管104の先端部が
集塵フード105の開口部105bから外部に突出して
取りつけられているが、粉体充填管104に粉体を供給
する粉体供給管104aが集塵フード105の内部にお
いて途中から下方に90度湾曲し、集塵フード105の
底部から下方に突出するように取り付けられている。そ
して、集塵フード105を下から支えるユニットの内部
に粉体供給管104aが収められる。
【0024】このように第2実施形態の粉体充填装置1
01は、効果においては前記第1実施形態と概ね同様で
あるが、本実施形態特有の効果としては、粉体供給管1
04aをユニットの内部に収めたことで集塵フード10
5を製粉工場等の壁側に配置して設置スペースを節約す
ることができるようになる。
【0025】次に、第3実施形態の粉体充填装置201
を図12及び図13を参照して説明する。この粉体充填
管204は、粉体が供給される粉体供給管204aに、
先端に行くにしたがって先しぼみになるテーパー形状の
外筒204dが接続され、内筒204bの前端部204
gに鳥のくちばし状の粉体吹出口204hが取りつけら
れている。この内、内筒204bの外径面にはスペーサ
204cを介して、テーパー形状の外筒204dが重な
るように被せられ所定の環状の空気連通孔204eが形
成された二重筒構造となっている。さらに、外筒204
dには、長尺の切欠き204fが概ね軸線方向Xに対し
て前方にテーパ形状に複数個設けられている。
【0026】粉体供給管204aから粉体が供給される
と、内筒204bの内径部を通過して前端部204gに
ある粉体吹出口204hに送られ、下面吹出口204i
から粉体が空気輸送されるようになっている。従って、
粉体充填管204によれば、図13で示した通り、内筒
204bに接続されている粉体吹出口204hから粉体
を矢印A方向に吹出させながら、空気排出管205dに
接続されている集塵機(図示略)で集塵運転が開始され
るため、集塵フード205の内部は負圧となり、内筒2
04bと外筒204dとからなる二重管の間隙に強制的
に負圧が加わり、粉体が充填されている弁付き包装袋F
の内部で発生した粉塵は、二点鎖線の矢印Bに示したよ
うに外筒204dの切欠き204fから吸引される。そ
して、集塵フード205から空気排出管205dを介し
て集塵機(図示略)に送られることになる。
【0027】このように第3実施形態の粉体充填装置2
01は、効果において前記第1実施形態と概ね同様であ
るが、本実施形態特有の効果としては、図13に示した
通り、粉体充填管204をテーパー形状にしたことで、
様々な大きさの弁口部Kに適合させることができるとと
もに、根元になればなるほど径が太くなって弁付き包装
袋Fの弁口部Kに密着しやすくなり、これにより粉体充
填作業の弁付き包装袋Fから粉塵が外部に一層出にくく
なる。
【0028】次に、第4実施形態の粉体充填装置301
を図14及び図15を参照して説明する。粉体充填装置
301は、粉体充填管304の粉体供給管304aが接
続される後端から先端に行くにしたがって先しぼみにな
るテーパー形状の肉厚テーパー筒304bとなってお
り、この肉厚テーパー筒304bの外径面は、図15に
示した通り、角形の凹断面の空気連通溝304eが概ね
軸線方向に沿ってテーパ状に形成され、空気連通溝30
4eは周方向に所定間隔で複数個(図では8個)配置さ
れている。一方、粉体充填管304の前端には、鳥のく
ちばし状の粉体吹出口304hが取りつけられている。
【0029】この第4実施形態の粉体充填装置301
は、図16に示した通り、肉厚テーパー筒304bの根
元まで弁付き包装袋Fの弁口部Kが差し込まれると、適
宜の径のところで弁口部Kに密着する。この作用は第3
実施形態と同様であるが、集塵機(図示略)で吸引され
る空気は、矢印Cに示した通り、集塵フード305を介
して肉厚テーパー筒304bの空気連通溝304eを流
れ弁付き包装袋Fの内部を負圧にすることができる。
【0030】このように第4実施形態の粉体充填装置3
01は、効果において前記第1実施形態から第3実施形
態と概ね同様であるが、本実施形態の特有の効果として
は、二重管構造にすることなくアルミ材等の肉圧パイプ
を採用したことで外径面をテーパー状に削り出し、溝を
設けることができるようになる。
【0031】第4実施形態の粉体充填装置301は、図
17及び図18に示した通り、小型の集塵フード305
の内部の開口部305bに粉体充填管304を取りつけ
て極めてコンパクトな装置が可能となる。また、カバー
部305cが前方にさらに突出され、袋Fを覆う範囲が
拡大され粉体の漏れ出しがさらに防止される。
【0032】なお、本発明は、上述の実施の形態又は実
施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想
を逸脱しない範囲に於て、改変等を加えることが出来る
ものであり、それらの改変、均等物等も本発明の技術的
範囲に含まれることとなる。例えば、空気連通部は二重
管、溝に限定されることはなく、粉体充填管に複数の孔
を軸方向に穿孔した空気連通部、或は管を溶接等により
設けた空気連通部でも良いなど、同様の機能を達成可能
な様々な構造を採用できる。
【0033】
【発明の効果】請求項1ないし6記載の発明によれば、
装置の内部から弛緩用チューブを排除して構造を簡単に
すると共に粉体充填作業場に粉塵が吹き出すことがなく
衛生的でクリーンな職場環境が可能である。また、請求
項5及び6記載の発明によれば、粉体充填管の袋への密
着性を向上させて粉塵の漏洩を防止することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の粉体充填装置を取りつ
けた粉体充填機を表した斜視図である。
【図2】同粉体充填装置の側面図である。
【図3】同粉体充填装置の正面図である。
【図4】同粉体充填装置の粉体充填管の先端部分の拡大
した正面図である。
【図5】同粉体充填装置の粉体充填管の側面図である。
【図6】(a)は図5のA−A線に沿って切断した断面
図、(b)は図5のB−B線に沿って切断した断面図で
ある。
【図7】(a)は集塵フードの側面図、(b)は同正面
図、(c)は同平面図である。
【図8】同粉体充填機に弁付き包装袋を取りつけた説明
図である。
【図9】同粉体充填装置から弁付き包装袋への粉体充填
方法及びサクション流の流れを表した一部切り欠き説明
図である。
【図10】第2実施形態の粉体充填装置を表した側面図
である。
【図11】同粉体充填装置を表した正面図である。
【図12】第3実施形態の粉体充填装置の粉体充填管の
拡大側面図である。
【図13】同粉体充填装置から弁付き包装袋への粉体充
填方法及びサクション流の流れを表した一部切り欠き説
明図である。
【図14】第4実施形態の粉体充填装置の粉体充填管の
拡大側面図である。
【図15】(a)は同粉体充填管の背面図、(b)は同
粉体充填管の正面図である。
【図16】同粉体充填装置から弁付き包装袋への粉体充
填方法及びサクション流の流れを表した一部切り欠き説
明図である。
【図17】同粉体充填装置の側面図である。
【図18】同粉体充填装置の正面図である。
【符号の説明】
1…粉体充填装置、2…ベースプレート、3…袋体保持
フレーム、4…粉体充填管 4a 粉体供給管、4b…内筒、4c…スペーサ、4d
…外筒、4e…空気連通孔、4f…切欠き、4g…前端
部、4h…粉体吹出口、4i…下面吹出口、5…集塵フ
ード 5a…本体部、5b…開口部、6…袋受けバスケット 8…袋搬送装置、F…弁付き包装袋、K…弁口部 M…粉体充填機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周の所定部位に空気連通部を設けた粉体
    充填管と、 空気排出口と、開口部と、を備え、前記粉体充填管が前
    記開口部から突出するように取り付けられたフードと、 を備えたことを特徴とする粉体充填装置。
  2. 【請求項2】前記空気連通部は、前記粉体充填管の外周
    の所定部位に所定の間隙を設けて両端が開端してなる外
    筒を設けてなる二重管構造であることを特徴とする請求
    項1記載の粉体充填装置。
  3. 【請求項3】前記外筒に複数の切欠きを形成したことを
    特徴とする請求項1又は2記載の粉体充填装置。
  4. 【請求項4】前記空気連通部は、外周面の所定部位に複
    数の凹部を軸方向に沿って備え、該凹部は周方向に間隔
    を置いて複数形成されたことを特徴とする請求項1記載
    の粉体充填装置。
  5. 【請求項5】前記粉体充填管は先端部側に行くに従って
    断面積が減少してなることを特徴とする請求項1ないし
    4いずれかに記載の粉体充填装置。
  6. 【請求項6】側面から見て、前記フードは概ね靴の形状
    をなしたことを特徴とする請求項1ないし4いずれかに
    記載の粉体充填装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005212795A (ja) * 2004-01-27 2005-08-11 Nisshin Seifun Group Inc 粉体充填装置
CN103287597A (zh) * 2013-06-17 2013-09-11 苏州市佳宏机械有限公司 螺杆充填机集尘机构
CN105353747A (zh) * 2015-11-30 2016-02-24 无锡拓能自动化科技有限公司 洁净厂房监控方法

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