JP2000313031A - 2色成形装置 - Google Patents

2色成形装置

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JP2000313031A
JP2000313031A JP11159961A JP15996199A JP2000313031A JP 2000313031 A JP2000313031 A JP 2000313031A JP 11159961 A JP11159961 A JP 11159961A JP 15996199 A JP15996199 A JP 15996199A JP 2000313031 A JP2000313031 A JP 2000313031A
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JP
Japan
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mold
primary
split
plate
molding
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JP11159961A
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English (en)
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Terumasa Osaki
輝正 大崎
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Pentel Co Ltd
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Pentel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、1次成形品を成形する1次側金型
と、この1次成形品に連続的に2次成形品を固着する場
合、割型の締結力を1次と2次とで異ならしめ、その
際、割型の隙間から樹脂が流出してバリとなり、製品と
しての価値が低下するのを防止することを目的としてい
る。 【解決手段】 1次成形品を成形する1次側金型
と、前記1次成形品に大きさの異なる2次成形品を連続
的に固着する2次側金型とよりなる2色成形装置であっ
て、前記各々の金型を割型で構成すると共に、前記各々
の割型の角度を異ならしめたことを特徴とする2色成形
装置。 1次成形品を成形する1次側金型と、前記1
次成形品に2次成形品を連続的に固着する2次側金型と
よりなる2色成形装置であって、前記各々の金型を割型
で構成すると共に、前記各々の割型の上部に形成する隙
間を異ならしめたことを特徴とする2色成形装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1次成形品を成形
する1次側金型と、前記1次成形品に連続的に2次成形
品を固着する2次側金型とよりなる2色成形装置に関す
る。ここで、称される2色成形とは、色の異なる樹脂材
質を連続的に成形する方法や、異なる材質のものを連続
的に成形する方法、あるいは、材質は同じであっても硬
度が相違する樹脂材質を連続的に成形する方法などを意
味する。
【0002】
【従来の技術】図12〜図15を基に説明する。固定側
型板101と可動側型板102とよりなる1次側金型1
03の前記固定側型板101には、1次成形品104が
成形されるキャビティー105が形成された1次割型1
06が接触、離隔可能に配置されている。また、前記可
動側型板102には、前記1次成形品104に空間部を
形成する先細りのコアピン107が配置されており、更
に、前記1次割型106にはキャビティー105に樹脂
を流入させるためのランナー孔108とゲート口109
とが形成されている(図13参照)。
【0003】一方、2次成形品を成形する2次側金型1
10も固定側型板と可動側型板とより構成されている
が、可動側型板は、前記1次側金型103の可動側型板
と同一構成をなしている。そこで、他方の2次側金型1
10の固定側型板111について詳述する。固定側型板
111には前記1次成形品よりも大きい2次成形品11
2が成形される2次キャビティー113が形成され、前
記1次割型106とその外形を同一にする2次割型11
4が接触、離隔可能に配置されている。また、その2次
割型114には、前記キャビティー113に樹脂を流入
させるための、前記1次割型106のランナー孔108
よりもかなり長いランナー孔115とゲート口116と
が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、2次側金型の
成形品を成形するキャビティーの内面の表面積は、2次
側金型のキャビティーの表面積に比べ大きいが故に、割
型を開かせようとする力は1次側金型の割型よりも大き
く、それ故に、2次側金型の割型が僅かながらも開いて
しまい、その僅かな隙間から樹脂が流出し、バリとな
り、製品としての価値を著しく落としてしまっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みてなされたものであり、1次成形品を成形する1次
側金型と、前記1次成形品に大きさの異なる2次成形品
を連続的に固着する2次側金型とよりなる2色成形装置
であって、前記各々の金型を割型で構成すると共に、前
記各々の割型の角度を異ならしめたことを第1の要旨と
し、1次成形品を成形する1次側金型と、前記1次成形
品に2次成形品を連続的に固着する2次側金型とよりな
る2色成形装置であって、前記各々の金型を割型で構成
すると共に、前記各々の割型の上部に形成する隙間を異
ならしめたことを第2の要旨とし、1次側金型の割型の
締結力と、2次側金型の割型の締結力とを異ならしめる
ことを目的とする。
【0006】
【作用】1次金型と2次金型の固定側型板に対する可動
側型板の型締め力は同様に作用するが、各々の割型の締
め付けは異なる。言い換えるなら、割型を開かせまいと
する力が各々異なる。
【0007】
【発明の実施の形態】固定側型板1と可動側型板2とよ
りなる1次側金型3の前記固定側型板1には、1次成形
品(具体的には、筆記具の軸筒)4が成形されるキャビ
ティー5が形成された1次割型6が接触、離隔可能に配
置されている(図1参照)。また、前記可動側型板2に
は、前記1次成形品4に空間部を形成する先細りのコア
ピン7が配置されており、更に、前記1次割型6には前
記キャビティー5に樹脂を流入させるためのランナー孔
8とゲート口9とが形成されている(図2参照)。
【0008】一方、前記2次側金型10も固定側型板と
可動側型板とより構成されているが、その可動側型板は
前記1次側金型3の可動側型板と同一構成をなしてい
る。そこで、前記2次側金型10の固定側型板11につ
いて詳述する(図4、図5参照)。固定側型板11に
は、前記1次割型6の傾斜角度(締め付け角度)θ1よ
りも小さな傾斜角度θ2を有し、また2次成形品12
(具体的には、大径部を有するクリップ)が成形される
2次キャビティー13が形成された2次割型14が接
触、離隔可能に配置されている。ここで、2次割型14
のキャビティー13は前記1次側金型3の1次割型6よ
りも体積が大きなものとなっており、また、その側面方
向からの投影面積も前記1次割型6の投影面積よりも大
きくなっている。
【0009】また、2次割型14には前記キャビティー
13に樹脂を流入させるための、前記1次割型6のラン
ナー孔8よりも長いランナー孔15と、ゲート口16と
が複数形成されているが、2次割型14の高さを低くす
ると共に、ホットスプルーを取り付けることによってラ
ンナー孔8の長さを短くし、成形されるランナーの低減
を図っても良い。
【0010】次に動作を説明する。先ず、図1に示す状
態、即ち、1次側金型3によって1次成形品4を成形す
る。次いで、可動側型板2を拡開(後退移動)し、1次
成形品4とコアピン7を1次側金型3から露出させる
(図2参照)。更に拡開させると1次割型6のスライド
ブロックSにランナー孔8が当接しているため、ゲート
口9と1次成形品4とが切断される(図3参照)。次
に、前記可動側型板2を移動させ2次側金型10の固定
側型板11の下方に位置させる。そして、前記可動側型
板2を閉鎖(前進移動)させると前記2次割型14も閉
鎖する(図4、図5参照)。
【0011】次いで、2次割型14のキャビティー13
に樹脂を流し込むと2次成形品12が前記1次成形品4
に固着された状態で成形される。この時、前記1次側金
型3の1次割型6においても、1次成形品4が同時に成
形されると共に、前記2次割型14には1次割型6に比
べ、割型を開かせようとする力が多く作用する。各々の
キャビティーにおいて、成形される投影面積が異なるた
めである。しかし、2次割型14の傾斜角度θ2が1次
割型6の傾斜角度θ1よりも小さく形成されているた
め、そのくさび効果が大きく働き、1次割型に比べ締結
させようとする力が強くなっている。ここで、前記可動
側型板2を拡開させると、2次成形品12を固着して1
次成形品4が2次側金型10より露出し(図6参照)、
更に、可動側型板2を拡開させるとストリッパープレー
トXによりコアピン7から成形品が抜け落ちる(図7参
照)。これで成形が完了する。
【0012】次に、本発明の第2実施例を図8、図9に
示し詳細に説明する。筆記具などの軸筒にゴム状のグリ
ップ部材を2色成形する例である。1次金型17の固定
側型板18や可動側型板19、並びに、1次割型21,
22は前記第1実施例とほぼ同様な形状をしているが、
型締め圧力が加わらない状態においては、1次割型2
1,22の頂部21a,22aと固定側型板18の内面
底部18aとの間に隙間Xが形成されるようになってい
る。なお、この1次割型21,22には、筆記具の軸筒
が形成されるキャビティー23,24が形成されてい
る。
【0013】一方、2次金型31には、前記1次金型1
7によって成形された軸筒25に、その軸筒25よりも
投影面積が少ないグリップを一体成形するキャビティー
26,27が形成された2次割型28,29が配置され
ている。その2次割型28,29は、前記1次割型2
1,22と傾斜角度θ3と高さHを同様なものとしてい
るが、幅Wを異ならしめている。具体的には、1次割型
21,22の幅W1が広く、2次割型28,29の幅W
2が狭くなっている。このような構成をとることによ
り、型締め圧力が加わらない状態においては、2次割型
28,29の頂部28a,29aと固定側型板30の内
面底部30aとの間に、前記1次金型17の隙間Xより
も狭い隙間Yが形成されるようになっている。型締め圧
力が加わらない状態においては、1次割型21,22の
頂部21a,22aと、固定側型板18の内面底部18
aとの間に隙間Xが形成されるようになっている。
【0014】次に動作について説明する。1次金型17
並びに2次金型31の型締めが開始されると、先ず、1
次金型17の1次割型21,22が締結する。しかし、
前記隙間Xの形成により、更に1次金型の可動側型板1
9が1次金型の固定側型板18に接近し、隙間Xが微少
なものYとなると共に、その1次金型の固定側型板18
が多少変更しながら前記1次割型21,22を更に強固
に閉鎖せしめる。なお、この最中に、他方の2次金型3
1も型締めし、2次割型28,29も閉鎖する。このよ
うにして、グリップよりも投影面積が大きい軸筒を成形
する前記1次割型21,22からの樹脂の漏れなどを防
止している。
【0015】本発明の第3実施例を図10〜図11に示
し説明する。前記第1実施例の1次金型32の1次割型
と2次金型33の2次割型の傾斜角度θ4,θ5を異な
らしめた構成と、第2実施例の1次金型の隙間Xと2次
金型の隙間Yを異ならしめた構成とを組み合わせた例で
ある。なお、本実施例においては、2次成形品34の投
影面積よりも1次成形品35の投影面積が大きいため、
1次割型32の傾斜角度θ4を小さくすると共に、1次
金型32の隙間Xを大きくしている。前記第1実施例、
第2実施例の構成に比し、1次割型に対するより強固な
閉鎖力が得られる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、1次成形品を成形する1次側
金型と、前記1次成形品に大きさの異なる2次成形品を
連続的に固着する2次側金型とよりなる2色成形装置で
あって、前記各々の金型を割型で構成すると共に、前記
各々の割型の角度を異ならしめたことを第1の要旨と
し、1次成形品を成形する1次側金型と、前記1次成形
品に2次成形品を連続的に固着する2次側金型とよりな
る2色成形装置であって、前記各々の金型を割型で構成
すると共に、前記各々の割型の上部に形成する隙間を異
ならしめたことを第2の要旨としているので、バリなど
の発生しない外観見栄えの良い成形品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例で、1次成形金型の閉型時
断面図である。
【図2】図1の可動側型板を後退した時の正断面図であ
る。
【図3】図2の可動側型板を更に後退させ、ゲートと1
次成形品とが切断された正断面図である。
【図4】本発明の第1実施例2次成形金型の正断面図で
ある。
【図5】図4のY−Y側断面図である。
【図6】可動側型板を後退させた正断面図である。
【図7】図6の可動側型板を更に後退させた正断面図で
ある。
【図8】本発明の第2実施例で、1次成形金型の閉型時
の正断面図である。
【図9】本発明の第2実施例の2次成形金型の正断面図
である。
【図10】本発明の第3実施例で、1次成形金型正断面
図である。
【図11】図10の1次割型と2次側割型の傾斜角を異
ならしめた図である。
【図12】従来の1次成形金型の閉型時の正断面図であ
る。
【図13】図12のX−X側断面図である。
【図14】従来の2次成形金型の閉型時の正断面図であ
る。
【図15】図14のY−Y側断面図である。
【符号の説明】
1 1次成形金型の固定側型板 2 1次成形金型の可動側型板 3 1次側金型 4 1次成形品 5 1次キャビティー 6 1次割型 7 コアピン 8 ランナー孔 9 ゲート口 10 2次側金型 11 2次側金型の固定側型板 12 2次成形品 13 2次キャビティー 14 2次割型 15 ランナー孔 17 1次金型 18 1次金型の固定側型板 19 1次金型の可動側型板 21,22 1次割型 23,24 キャビティー 25 軸筒 26,27 キャビテイー 28,29 2次割型 30 固定側型板 31 2次金型

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次成形品を成形する1次側金型と、前
    記1次成形品に大きさの異なる2次成形品を連続的に固
    着する2次側金型とよりなる2色成形装置であって、前
    記各々の金型を割型で構成すると共に、前記各々の割型
    の角度を異ならしめたことを特徴とする2色成形装置。
  2. 【請求項2】 1次成形品を成形する1次側金型と、前
    記1次成形品に2次成形品を連続的に固着する2次側金
    型とよりなる2色成形装置であって、前記各々の金型を
    割型で構成すると共に、前記各々の割型の上部に形成す
    る隙間を異ならしめたことを特徴とする2色成形装置。
JP11159961A 1999-04-28 1999-04-28 2色成形装置 Pending JP2000313031A (ja)

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