JPH11147166A - 鋳造装置 - Google Patents

鋳造装置

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JPH11147166A
JPH11147166A JP31027397A JP31027397A JPH11147166A JP H11147166 A JPH11147166 A JP H11147166A JP 31027397 A JP31027397 A JP 31027397A JP 31027397 A JP31027397 A JP 31027397A JP H11147166 A JPH11147166 A JP H11147166A
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die
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Toshiro Ichihara
敏朗 市原
Taichi Mitsuo
太一 満尾
Eiji Yamada
英司 山田
Hideo Hajikawa
英雄 櫨川
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】射出スリーブ1の先端が当接される湯口ス
リーブ5と、この湯口スリーブ5が被さる分流子7とを
介して金型の成形キャビテイ内へ溶湯を充填する鋳造装
置において、前記湯口スリーブ5と分流子7はそれぞれ
横長形状にした、鋳造装置。 【効果】湯口スリーブと分流子がそれぞれ横長形状のた
め、ランナの長さを均一化できる。このため、成形品が
横流の略長方形状であったり、多数個取りのため複数の
成形部を得るように成形キャビテイを横並びに複数形成
しても、ランナの長さにおける長短差が少なくなり、分
流子から離れた成形部でも所定の鋳造品質を維持でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は鋳造装置に係り、
特に分流子と湯口スリーブを成形上有利な構造にしたも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】図8乃至図11は従来のアルミダイカス
ト成形に使用する鋳造装置を示し、可動型と分流子を示
す図8、金型内への溶湯射出状態を示す図9、分流子の
正面(射出方向に向く面、以下同)形状を示す図10、
その11−11線断面を示す図11に明らかなように、
射出スリーブ1の先端が当接される湯口スリーブ5、こ
の湯口スリーブ5が被さる分流子7、固定型10及び可
動型11を備え、射出スリーブ1から射出された溶湯4
が「5」の「6」より分流子側ランナ9及び金型側ラン
ナ12へ入り、固定型10と可動型11の間に形成され
た成形キャビテイ13内へ充填されるようになってい
る。
【0003】図10及び図11に明らかなように、分流
子7は丸形をなし、これに対応して湯口スリーブ5も丸
形をなしている。また分流子7のランナ9に接続する金
型側のランナ12は(図9)、分流子7よりも横幅が広
い成形部14へ溶湯4を供給するため図8に符号15乃
至19で示すように複数形成され、中央から左右方向に
配設されるものほど長くなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】湯口スリーブ5と分流
子7が丸形であると、成形品が横長形状であったり、多
数個取りのため複数の成形部を得るように成形キャビテ
イ13を横並びに複数形成すると、ランナ12の長さに
おける長短差が大きくなり、分流子7から離れる部分ほ
ど鋳造品質の低下が生じやすくなる。なお、本願におい
て横長とは、設置状態において、射出スリーブ1の溶湯
射出方向(A矢示方向)投影面が上下方向よりも左右方
向へより長くなっている状態をいう。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明に係る鋳造装置は、射出スリーブの先端が
当接される湯口スリーブと、この湯口スリーブが被さる
分流子とを介して金型の成形キャビテイ内へ溶湯を充填
する鋳造装置において、前記湯口スリーブと分流子をそ
れぞれ横長形状にしたことを特徴とする。
【0006】
【発明の効果】本願発明によれば、湯口スリーブと分流
子がそれぞれ横長形状のため、ランナの長さを均一化で
きる。このため、成形品が横長の略長方形状であった
り、多数個取りのため複数の成形部を得るように成形キ
ャビテイを横並びに複数形成しても、ランナの長さにお
ける長短差が少なくなり、分流子から離れた成形部でも
所定の鋳造品質を維持できる。
【0007】しかも、各ランナが分流子のほぼ上もしく
はその近傍に位置するようになるので、溶湯を成形キャ
ビテイ内へ圧入する際において、圧力損失を少なくする
ことができ、そのうえ圧入速度を早くして成形サイクル
を短縮しかつ溶湯温度の低下を少なくできる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本願発明の
一実施例を説明する。図1はアルミダイカスト成形にお
ける金型のうち可動型と分流子を射出方向(図2のA矢
示方向)から示す図、図2は鋳造装置のうち金型部分を
主体とする要部を射出方向に沿う断面で示す図、図3は
分流子の正面図、図4は図3の4−4線断面図、図5は
湯口スリーブを分流子側(図2のB矢示方向)から示す
図、図6は図5の6−6線断面図である。なお、図8乃
至図11に説明した従来例と共通する部分には共通符号
を使用する。
【0009】図1及び図2において、この鋳造装置は横
射出・横開き形式であり、鋳造装置の一部である射出ス
リーブ1は射出チップ2が摺動するスリーブ穴3を備
え、射出チップ2の移動によりスリーブ穴3から溶湯4
を射出するようになっている。
【0010】射出スリーブ1の先端が当接する湯口スリ
ーブ5はスリーブ穴3と同心で接続する湯口穴6を備え
るとともに、分流子7に被さって分流子7との間に溶湯
溜まり空間8を形成する。
【0011】この溶湯溜まり空間8は分流子側ランナ9
及びこれが接続する固定型10と可動型11のパーテイ
ング面に形成された金型側ランナ12を介して成形キャ
ビテイ13と連通し、射出スリーブ1から射出された溶
湯4が溶湯溜まり空間8、分流子側ランナ9及び金型側
ランナ12を介して成形キャビテイ13内へ充填され
る。
【0012】湯口スリーブ5は固定型10の下部へ一体
化され、かつ分流子7は可動型11の下部へ一体化され
るとともに、図3及び図5に明らかなように、射出方向
から見たときそれぞれ横長の略長方形をなしている。
【0013】図1は分流子7と可動型11を射出方向か
ら示したものであり、成形キャビテイ13の一部を構成
する成形部14は横長に形成され、その左右方向両端は
分流子7の左右方向両端よりもさらに左右方向両側へ延
びている。
【0014】金型側ランナ12を構成する可動型11側
のランナ溝15乃至19は左右方向中央に対してほぼ左
右対称に配列され、最短となる中央部のランナ溝17と
最長となる左右のランナ溝15及び19との長短差は少
なく、かつ溝幅及び深さの調節により、好ましくは各ラ
ンナ溝で形成される金型側ランナ12の各通路容積がほ
ぼ同程度になるように設定される。
【0015】図3及び図4に示すように、湯口スリーブ
5は分流子7側が開放された容器状をなし、側壁20は
周壁状をなしてその先端部内側に分流子7の周囲を嵌合
し、分流子7と共に溶湯溜まり空間8の周囲を囲む壁部
をなすとともに、射出スリーブ1側の立て壁21の中央
には湯口穴6が形成されている。
【0016】図5及び図6に示すように、分流子7の溶
湯溜まり空間8を構成する部分は、下部側に湯口スリー
ブ5へ向って突出する突部22を備え、その表面は上方
へ向かって溶湯溜まり空間8を拡大するように湾曲する
曲面23をなし、突部22の上方は分流子側ランナ9を
形成するための薄肉部24になっている。
【0017】分流子側ランナ9は図5に明らかなよう
に、中央部が最も深く、左右に向って徐々に浅くなる略
V字形をなし、湯口スリーブ5に設けられている側壁2
0の上部内側へ嵌合する上壁部25の一部にスリット2
6が形成され、このスリット26から金型側ランナ12
へ連通するようになっている。
【0018】金型側ランナ12のうち、中央部のランナ
溝17は分流子側ランナ9の中央部に接続し、左右両端
部のランナ溝15及び19は分流子側ランナ9の左右両
端部すなわち分流子側ランナ9が最も浅くなった位置に
接続してかつ分流子側ランナ9の左右両端部の延長方向
へ延びてから上方へ屈曲し、中間のランナ16及び18
は分流子側ランナ9の左右方向両端と中央部の各中間点
に接続している。
【0019】次に、本実施例の作用を説明する。図2に
示すように、可動型11を固定型10に合せ、かつ分流
子7を湯口スリーブ5へ嵌合した状態で、湯口スリーブ
5へ射出スリーブ1の先端を当接し、湯口穴6とスリー
ブ穴3を一致させ、射出チップ2により溶湯を射出する
と、溶湯は溶湯溜まり空間8へ入ってから、分流子側ラ
ンナ9及び金型側ランナ12を介して成形キャビテイ1
3へ充填される。
【0020】このとき、湯口スリーブ5及び分流子7が
略長方形のため、図1に明らかなように、成形部14
(すなわち成形キャビテイ13)が横長であっても、各
ランナ溝15〜19で構成される金型側ランナ12は、
それぞれ分流子7の上及びその近傍に位置することがで
き、各長さもあまり長短差のないものとなる。
【0021】したがって、各金型側ランナ12における
溶湯の充填速度を均一化し、流動のばらつきを最小限に
するため、成形キャビテイ13内へ圧入する際の圧入速
度を早くし、圧力損失を少なくし、かつ溶湯温度の低下
を少なくできる。その結果、分流子7から離れた成形部
分でも所定の鋳造品質を維持できる。
【0022】そのうえ、分流子側ランナ9を略V字状に
したため、左右両端部のランナ溝15及び19が接続す
る分流子側ランナ9の部分を最も浅くし、これらが構成
する金型側ランナ12へ溶湯を圧力損失が少ない状態で
スムーズに圧入可能になっている。
【0023】なお、本願発明は成形品が横長形状の単一
部材に限られず、比較的小型の成形品を多数個取りする
場合にも有効である。図7はこの状態を示す、図1に対
応する略図であり、分流子側ランナ9に接続する各ラン
ナ30〜33に接続する成形キャビテイ34〜37を横
並びに複数形成してある。
【0024】この成形キャビテイ34〜37はそれぞれ
比較的小型の同一又は異種の成形品を成形するための小
型成形キャビテイであり、このようにしても、やはり各
ランナ30〜33の長さにおける長短差が少なくなるた
め、各成形キャビテイ34〜37における鋳造品質をそ
れぞれ所定レベル以上に維持できる。
【0025】さらに、本願発明は上記各実施例に限定さ
れず種々に変形可能であり、例えば、この鋳造装置はア
ルミダイカストに限らず種々の合金に対する公知のダイ
カスト成形に適用できる。また、金型側ランナ12の数
は複数であれば任意であり、かつ各ランナの形状はそれ
ぞれ異なったものでもよく、その配置も前各実施例のよ
うな対称配置でなく、任意の非対称配置を採用できる。
そのうえさらに、湯口スリーブ5及び分流子7の形状は
横長であればよく、長方形に限らず長円形、楕円形その
他の横長多角形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の可動型及び分流子を射出方向から示
す図
【図2】 射出方向に沿う断面で示す図
【図3】 分流子の正面図
【図4】 図3の4−4線断面図
【図5】 湯口スリーブの正面図
【図6】 図5の6−6線断面図
【図7】 別実施例に係る図1に相当する図
【図8】 従来例の図1に相当する図
【図9】 同図2に相当する図
【図10】同図5に相当する図
【図11】図10の11−11線断面図
【符号の説明】
1:射出スリーブ、5:湯口スリーブ、7:分流子、
9:分流子側ランナ、10:固定型、11:可動型、1
2:金型側ランナ、13:成形キャビテイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫨川 英雄 熊本県菊池郡大津町大字平川1500番地 本 田技研工業株式会社熊本製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】射出スリーブの先端が当接される湯口スリ
    ーブと、この湯口スリーブが被さる分流子とを介して金
    型の成形キャビテイ内へ溶湯を充填する鋳造装置におい
    て、前記湯口スリーブと分流子をそれぞれ横長形状にし
    たことを特徴とする鋳造装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010132276A (ja) 2008-10-27 2010-06-17 Honda Motor Co Ltd 複合部品及び複合部品の製造方法
JP2012148292A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Honda Motor Co Ltd 鋳造用金型
JP2015013294A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 本田技研工業株式会社 鋳造用金型
JP2020082183A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 リョービ株式会社 中空ダイカスト品、ダイカスト法

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