JP2000312505A - 農用トラクタのガバナ装置 - Google Patents

農用トラクタのガバナ装置

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JP2000312505A JP2000081430A JP2000081430A JP2000312505A JP 2000312505 A JP2000312505 A JP 2000312505A JP 2000081430 A JP2000081430 A JP 2000081430A JP 2000081430 A JP2000081430 A JP 2000081430A JP 2000312505 A JP2000312505 A JP 2000312505A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 農用トラクタのガバナ装置において、耕耘作
業及び耕起作業を望ましいガバナ特性に基づいて行える
ようにする。 【解決手段】 自動耕深制御モード及びドラフト制御モ
ードを選択可能に構成して、自動耕深制御モード及びド
ラフト制御モードの各々に対応して設定された異なる特
性の第1ガバナ特性Gb及び第2ガバナ特性Gcを備
え、第1又は第2ガバナ特性Gb,Gcを選択可能に構
成する。選択された第1又は第2ガバナ特性Gb,Gc
に基づいて、電気アクチュエータによりエンジンの燃料
供給量調節機構が操作されるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農用トラクタに搭
載されたエンジンのガバナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】農用トラクタに搭載されたエンジンのガ
バナ装置としては、アイドリング回転から最高回転まで
の全てのエンジン回転の範囲で、調速作用が行われるオ
ールスピードガバナが利用されている。オールスピード
ガバナは、エンジン負荷の変動に応じてエンジントルク
を増減させて、エンジン回転数の変動を抑えるものであ
り、エンジン負荷にかかわらず作業走行速度や作業装置
の作動速度を安定させることができる特性を備えてお
り、農用トラクタのみならず他の多くの農作業機や土工
機に好適なものとして利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】農用トラクタを用いて
行われる作業の最も主要な耕耘作業では、ロータリ耕耘
装置を使用する耕耘作業と、プラウ装置を使用する耕起
作業とがある。この場合に、耕耘作業及び耕起作業の作
業形態は互いに大きく相違しているので、耕耘作業及び
耕起作業を一種類のガバナ特性を備えたガバナ装置で対
応すると、対応が不充分なものになってしまう。
【0004】例えば、耕耘作業では均一な砕土耕耘を行
う為にロータリ耕耘装置を安定した回転速度で駆動する
ことが望ましく、その為にはエンジン回転数の変動に対
するトルク変動率の大きいトルクカーブに設定されたガ
バナ特性であることが必要である。これに対し耕起作業
では、作業負荷(牽引負荷)が増大した際に、エンジン
回転数が多少低下してもエンジンを停止させることなく
充分な推進力を発揮させることが望ましく、その為には
高負荷域でねばりのあるトルクカーブに設定されたガバ
ナ特性であることが必要とされる。
【0005】このように耕耘作業及び耕起作業では望ま
しいガバナ特性に差異があり、単一のガバナ特性を設定
する場合に耕耘作業を主に考慮すると、耕起作業時に必
ずしも好適な特性で作業することができなくなり、逆に
耕起作業を主に考慮すると、耕耘作業時に必ずしも好適
な特性で作業することができなくなる。本発明は農用ト
ラクタのガバナ装置において、耕耘作業及び耕起作業を
望ましいガバナ特性に基づいて行えるようにすることを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】[請求項1の構成]請求
項1の構成は、農用トラクタのガバナ装置において、次
のように構成することにある。トラクタ本機に昇降自在
に連結したロータリ耕耘装置を耕深検出手段の検出結果
に基づいて自動昇降する自動耕深制御モードと、トラク
タ本機に昇降自在に連結した牽引型の作業装置を牽引負
荷検出手段の検出結果に基づいて自動昇降するドラフト
制御モードと、自動耕深制御モード又はドラフト制御モ
ードを選択する作業モード選択手段とトラクタ本機に搭
載したエンジンの燃料供給量調節機構を操作する電気ア
クチュエータとを備えると共に、自動耕深制御モード及
びドラフト制御モードの各々に対応して設定された異な
る特性の第1ガバナ特性及び第2ガバナ特性を備えて、
第1又は第2ガバナ特性を選択可能に構成し、選択され
た第1又は第2ガバナ特性に基づいて、電気アクチュエ
ータにより燃料供給量調節機構が操作されるように構成
してある。
【0007】[請求項1の作用及び発明の効果]請求項
1の構成によると、耕耘作業及び耕起作業に対して各々
に適した第1及び第2ガバナ特性を設定することができ
て、耕耘作業において回転速度の安定した良好な砕土耕
耘を行うことができ、耕起作業では充分な推進力を発揮
させての良好な牽引走行を行うことが可能になった。
【0008】[請求項2の構成]請求項2の構成は、請
求項1の構成において、圃場面に接地追従して上下揺動
するロータリカバーをロータリ耕耘装置に備え、ロータ
リカバーの角度を検出するカバーセンサを備えて、カバ
ーセンサの検出に基づいてロータリ耕耘装置の耕深を検
出するように、耕深検出手段を構成し、耕深調節器で設
定された目標耕深と耕深検出手段の検出結果との比較に
基づいて、ロータリ耕耘装置の自動昇降の制御量が決定
されるように、自動耕深制御モードを構成してある。
【0009】[請求項3の構成]請求項3の構成は、請
求項2の構成において、エンジンに掛かるエンジン負荷
の変動に基づいて、ロータリ耕耘装置の自動昇降の制御
量が補正されるように、自動耕深制御モードを構成して
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
図面に基づいて説明する。図1,2,3に示すように、
トラクタ本機1に搭載されたディーゼル型のエンジン2
の動力が、主クラッチ3を介して後部のミッションケー
ス4に伝達され、ミッションケース4で動力が走行系と
PTO系に分岐される。走行系において動力が走行変速
機構5により変速されて前輪6及び後輪7に伝達され、
PTO系において動力がPTO変速機構8及びPTOク
ラッチ9を介して、後部のPTO軸10に所望の回転速
度の作業用の動力として伝達される。
【0011】図1及び図2に示すようにトラクタ本機1
の後部に、油圧シリンダ11で駆動されるリフトアーム
12、リフトアーム12によって昇降駆動される3点リ
ンク機構13が備えられている。3点リンク機構13の
後部にロータリ耕耘装置14(図1参照)をはじめとす
る各種の駆動型の作業装置、プラウ装置15(図2参
照)をはじめとする牽引型の作業装置、その他の各種の
非駆動型の作業装置が連結可能に構成され、ロータリ耕
耘装置14等の駆動型の作業装置は、PTO軸10の動
力で駆動されるように構成されている。
【0012】3点リンク機構13に連結された作業装置
は、操縦部に備えた作業モード選択スイッチ16(図8
参照)の選択によって、自動耕深制御モード、ドラフト
制御モード及びポジション制御モードのいずれかで昇降
駆動されるのであり、次に自動耕深制御モード、ドラフ
ト制御モード及びポジション制御モードについて説明す
る。
【0013】[自動耕深制御モード]作業モード選択ス
イッチ16により「オート」位置を選択すると、自動耕
深制御モードが設定される。自動耕深制御モードは主と
してロータリ耕耘装置14を用いての耕耘作業時に利用
されるものであり、耕深dが一定に維持されるようにロ
ータリ耕耘装置14が自動昇降される。
【0014】図1に示すようにロータリ耕耘装置14
に、圃場面に接触追従して上下揺動するロータリカバー
17、及びロータリカバー17の角度を検出するカバー
センサ18が備えられ、図8に示すように操縦部に耕深
dを任意に調節設定する耕深調節器19が備えられてい
る。図8に示すように、耕深調節器19で設定された目
標耕深d0 (目標とするロータリカバー17の角度)
と、カバーセンサ18で検出された耕深d(実際のロー
タリカバー17の角度)とが、マイクロコンピュータを
利用した制御装置20で比較演算されて、リフトアーム
12の作動角度(制御量)が決定される。
【0015】図8に示すように、エンジン回転センサ3
7で検出されたエンジン回転数nによりエンジン負荷の
変動が検出され、エンジン負荷の変動によりファジイ推
論等に基づいて、リフトアーム12の作動角度(制御
量)が最終決定され、決定されたリフトアーム12の作
動角度(制御量)に応じた制御信号が、電磁比例制御弁
21に出力されてリフトアーム12の駆動用の油圧シリ
ンダ11が作動する。リフトアーム12の作動角度(制
御量)は、リフトアーム12の基部に備えられたリフト
アームセンサ26によって検出される。
【0016】[ドラフト制御モード]作業モード選択ス
イッチ16により「ドラフト」位置を選択すると、ドラ
フト制御モードが設定される。ドラフト制御モードはプ
ラウ装置15を用いての耕起作業時に利用されるもので
あり、牽引負荷rが一定に維持されるようにプラウ装置
15が自動昇降される。
【0017】図2に示すように、3点リンク機構13の
ロアリンク13aの基端部に、ロアリンク13aの支点
に働く牽引負荷rを差動トランスや歪みゲージを用いて
検出するドラフトセンサ22が備えられ、図8に示すよ
うに操縦部に牽引負荷rを任意に調節設定するドラフト
設定器23が備えられている。図8に示すように、ドラ
フト設定器23で設定された目標牽引負荷r0 と、ドラ
フトセンサ22で検出された牽引負荷rとが、制御装置
20に入力されて比較演算され、牽引負荷rが目標牽引
負荷r0 に維持されるように牽引負荷rの変動に基づい
て電磁比例制御弁21が操作される。
【0018】[ポジション制御モード]作業モード選択
スイッチ16により「切り」位置を選択すると、ポジシ
ョン制御モードが設定される。ポジション制御モードで
は、操縦部に備えられたポジションレバー24(図1及
び図2参照)の操作位置に対応した位置に、作業装置を
昇降駆動して保持することができる。図8に示すよう
に、ポジションレバー24の操作位置がポジションレバ
ー24の基部に設けられたポジション設定器25で検出
され、リフトアームセンサ26で検出されたリフトアー
ム角度pが、ポジション設定器25で設定された目標リ
フトアーム角度p0 に合致するように、電磁比例電磁弁
21が操作される。
【0019】図4に示すように、エンジン2に装備され
た燃料噴射ポンプ30の燃料供給量調節機構であるコン
トロールラック31が、電子ガバナ32によって操作さ
れるように構成されている。コントロールラック31は
励磁電流に比例したストロークで変位するソレノイド3
3に連結され、コントロールラック31の位置が差動ト
ランス等を用いたストロークセンサ34で検出されてい
る。燃料噴射ポンプ30の駆動用のカム軸35に固定さ
れたギヤ36に対向したコイル型のエンジン回転センサ
37によって、エンジン回転数nが検出されており、エ
ンジン回転センサ37の検出値及び人為的に設定される
アクセル設定値に基づいて、コントロールラック31の
位置を制御するように構成されている。
【0020】図4に示す電子ガバナ32は、制御装置2
0を介して制御される。図1,2,8に示すように、人
為的に操作されるアクセル調節具として、アイドリング
位置近くから最高速位置までの全ての範囲において任意
の操作位置で摩擦保持することができるハンドアクセル
レバー38、及びアイドリング位置側に自動復帰するフ
ートアクセルペダル39が備えられ、ハンドアクセルレ
バー38及びフートアクセルペダル39に、操作位置を
アナログ信号として出力するアクセルレバーセンサ40
及びアクセルペダルセンサ41が備えられている。
【0021】図4に示す電子ガバナ32においては、大
別して2種類のガバナ特性が予め制御装置20に記憶設
定されている。その一つは図5に示すように、エンジン
回転数nの変動に対してトルク変動率が比較的小さいト
ルクカーブに設定された第3ガバナ特性Gaであり、路
上走行用に好適なものである。他方は図6(イ)(ロ)
に示すように、エンジン回転数nの変動に対してトルク
変動率の大きいトルクカーブに設定された第1及び第2
ガバナ特性Gb,Gcであり、作業走行用に好適なもの
である。
【0022】図6(イ)に示すように、エンジン回転数
nの変動に対してトルク変動率が特に大きいトルクカー
ブ、換言すればエンジン負荷の変動に対してエンジン回
転数nの変動の少ないトルクカーブに設定された耕耘作
業に好適な第1ガバナ特性Gbが設定されている。図6
(ロ)に示すように、エンジン回転数nの変動に対して
トルク変動率が第1ガバナ特性Gbほどは大きくなく、
最大トルク点が低速側に偏位されて高負荷領域でねばり
のあるトルクカーブに設定された牽引作業に好適な第2
ガバナ特性Gcが設定されている。
【0023】この場合、図9(イ),(ロ)に示すよう
に、第1及び第2ガバナ特性Gb,Gcを、ハンドアク
セルレバー38によるアクセルセットが低回転になるほ
ど最大トルク点が低速側に偏位されたトルクカーブに設
定して、高負荷域で一層ねばりのある特性にしておくと
よい。
【0024】図7に示すように、第1,2,3ガバナ特
性Gb,Gc,Gaは、作業モード選択スイッチ16に
よる選択及び所定の条件によって、自動的に選択される
ように構成されている。基本的には作業モード選択スイ
ッチ16により「オート」位置及び「切り」位置が選択
されていると、耕耘作業に好適な第1ガバナ特性Gbが
選択され、作業モード選択スイッチ16により「ドラフ
ト」位置が選択されていると、牽引作業に好適な第2ガ
バナ特性Gcが選択されるのであるが、作業モード選択
スイッチ16の選択状態にかかわらず以下の条件によっ
て、自動的に路上走行用の第3ガバナ特性Gaが選択さ
れる。
【0025】走行系の最終変速が行われた回転軸(図示
せず)(例えば後輪用デフ機構の入力ベベルピニオン
軸)に、トラクタ本機1の走行速度vを検出する走行速
度センサ27(図3及び図8参照)が備えられており、
リフトアームセンサ26によって検出されたリフトアー
ム角度p(作業装置高さ)が、通常使用される作業時の
角度よりも充分に高い値(例えば上限位置の近傍)に予
め設定されている基準角度P以上に上昇し、検出された
走行速度vが予め設定されている設定速度V以上である
ことが検出されると(ステップ#3,#6)、作業装置
を持ち上げての高速移動、つまり路上走行であると判断
されて、作業モード選択スイッチ16の選択状態にかか
わらず、路上走行用の第3ガバナ特性Gaが自動的に選
択される(ステップ#8)。
【0026】設定速度Vは作業モード選択スイッチ16
の選択に連動して切り換えられるようになっており、作
業モード選択スイッチ16により「オート」位置及び
「切り」位置が選択されている場合、設定速度Vは例え
ば6km/hに設定され、作業モード選択スイッチ16
により「ドラフト」位置が選択されている場合、設定速
度Vが例えば10km/hに設定される(ステップ#
2,#6)。
【0027】以上のようにして第1,2,3ガバナ特性
Gb,Gc,Gaが設定されると、以下のような制御が
行われる。第3ガバナ特性Gaを用いる路上走行では、
第3ガバナ特性Gaのトルクカーブが、アクセル設定値
ごとにエンジン回転数nとコントロールラック31の位
置(トルク)との関係として予めマップデータとして記
憶設定されており、アクセルペダルセンサ41から得ら
れたアクセル設定値に対応するマップデータに基づい
て、検出されたエンジン回転数nに対するコントロール
ラック31の目標位置が割り出され、検出されたコント
ロールラック31の位置を、コントロールラック31の
目標位置に近づけるように、ソレノイド33が制御され
る。
【0028】第1及び第2ガバナ特性Gb,Gcを用い
る自動耕深制御モード及びドラフト制御モードにおいて
も、所定のトルクカーブが、アクセル設定値ごとにエン
ジン回転数nとコントロールラック31の位置(トル
ク)との関係として予めマップデータとして記憶設定さ
れており、検出されたエンジン回転数nの変動に基づい
てコントロールラック31の目標位置が割り出され、検
出されたコントロールラック31の位置を、コントロー
ルラック31の目標位置に近づけるように、ソレノイド
33が制御される。
【0029】[発明の実施の別形態] 第1ガバナ特性Gbを選択する手段として、PTO
クラッチ9の入り切りを検出するPTOクラッチセンサ
28(図3及び8参照)を備え、PTOクラッチ9の
「クラッチ入り」が検出されて、走行速度センサ27に
よって検出された走行速度vが設定速度V(例えば5k
m/h)以下であることが検出されると、耕耘作業であ
ると判断して、耕耘作業に好適な第1ガバナ特性Gbが
自動的に選択される形態で実施することもできる。
【0030】 自動耕深制御モードとしては、耕深調
節器19、カバーセンサ18及びエンジン回転センサ3
7の検出値に基づいてロータリ耕耘装置14を自動昇降
する形態の他に、以下のような形態で実施することもで
きる。耕深調節器19により目標耕深d0 (目標とする
リフトアーム角度p)を設定し、リフトアームセンサ2
6により耕深d(実際のリフトアーム角度p)を検出し
て、設定された目標耕深d0 と耕深dとを比較してリフ
トアーム12の作動角度(制御量)を決定する。これと
並行してエンジン回転センサ37によりエンジン負荷の
変動(エンジン回転数n)を検出し、エンジン負荷の変
動によりファジー推論等に基づいて、リフトアーム12
の作動角度(制御量)を最終決定する。決定されたリフ
トアーム12の作動角度(制御量)に応じた信号を電磁
比例制御弁21に出力して、リフトアーム12を作動さ
せる。この形態では、ロータリカバー17を持ち上げた
ままでロータリ耕耘装置14の自動昇降を行うことがで
き、湿田や半湿田での荒起こし作業、内盛り耕耘、畝立
て作業等を一定の耕深dで行うことができる。
【0031】 以上の形態では、ポジション制御モー
ドでのガバナ特性を、自動耕深制御モードでの第1ガバ
ナ特性Gbと共用しているが、第1及び第2ガバナ特性
Gb,Gcとは異なったガバナ特性を記憶設定しておい
て、このガバナ特性を選択するようにしてもよい。
【0032】 燃料供給量調節機構31を操作する電
気アクチュエータ33として、各種の直流サーボモータ
を用いることもできる。
【0033】 請求項1に係る発明では、ガバナ特性
を選択する専用のスイッチ等を備え、作業走行及び路上
走行に対応して運転者がガバナ特性の選択操作を行うよ
うな形態で実施することも可能である。
【0034】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロータリ耕耘装置を連結した状態の農用トラク
タを示す側面図
【図2】プラウ装置を連結した状態の農用トラクタを示
す側面図
【図3】伝動系のブロック図
【図4】ガバナ装置の構成図
【図5】路上走行用の第3ガバナ特性を示す線図
【図6】自動耕耘制御モード及びドラフト制御モードで
の第1及び第2ガバナ特性を示す線図
【図7】第1,2,3ガバナ特性の選択の流れを示す図
【図8】作業装置の昇降制御系及びガバナ制御系のブロ
ック図
【図9】自動耕耘制御モード及びドラフト制御モードで
の第1及び第2ガバナ特性を示す線図
【符号の説明】
1 トラクタ本機 2 エンジン 14 ロータリ耕耘装置 15 牽引型の作業装置 17 ロータリカバー 18 カバーセンサ 19 耕深調節器 31 燃料供給量調節機構 33 電気アクチュエータ Gb 第1ガバナ特性 Gc 第2ガバナ特性 d 耕深 d0 目標耕深
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 1/08 F02D 1/08 A E 29/00 29/00 B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ本機(1)に昇降自在に連結し
    たロータリ耕耘装置(14)を耕深検出手段の検出結果
    に基づいて自動昇降する自動耕深制御モードと、前記ト
    ラクタ本機(1)に昇降自在に連結した牽引型の作業装
    置(15)を牽引負荷検出手段の検出結果に基づいて自
    動昇降するドラフト制御モードと、 前記自動耕深制御モード又はドラフト制御モードを選択
    する作業モード選択手段と、前記トラクタ本機(1)に
    搭載したエンジン(2)の燃料供給量調節機構(31)
    を操作する電気アクチュエータ(33)とを備えると共
    に、 前記自動耕深制御モード及びドラフト制御モードの各々
    に対応して設定された異なる特性の第1ガバナ特性(G
    b)及び第2ガバナ特性(Gc)を備えて、前記第1又
    は第2ガバナ特性(Gb),(Gc)を選択可能に構成
    し、 選択された前記第1又は第2ガバナ特性(Gb),(G
    c)に基づいて、前記電気アクチュエータ(33)によ
    り前記燃料供給量調節機構(31)が操作されるように
    構成してある農用トラクタのガバナ装置。
  2. 【請求項2】 圃場面に接地追従して上下揺動するロー
    タリカバー(17)を前記ロータリ耕耘装置(14)に
    備え、前記ロータリカバー(17)の角度を検出するカ
    バーセンサ(18)を備えて、前記カバーセンサ(1
    8)の検出に基づいて前記ロータリ耕耘装置(14)の
    耕深(d)を検出するように、前記耕深検出手段を構成
    し、 耕深調節器(19)で設定された目標耕深(d0 )と前
    記耕深検出手段の検出結果との比較に基づいて、前記ロ
    ータリ耕耘装置(14)の自動昇降の制御量が決定され
    るように、前記自動耕深制御モードを構成してある請求
    項1に記載の農用トラクタのガバナ装置。
  3. 【請求項3】 前記エンジン(2)に掛かるエンジン負
    荷の変動に基づいて、前記ロータリ耕耘装置(14)の
    自動昇降の制御量が補正されるように、前記自動耕深制
    御モードを構成してある請求項2に記載の農用トラクタ
    のガバナ装置。
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