JP2000312482A - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JP2000312482A
JP2000312482A JP11117749A JP11774999A JP2000312482A JP 2000312482 A JP2000312482 A JP 2000312482A JP 11117749 A JP11117749 A JP 11117749A JP 11774999 A JP11774999 A JP 11774999A JP 2000312482 A JP2000312482 A JP 2000312482A
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JP
Japan
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inverter
switching
arm
switching element
upper arm
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JP11117749A
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Hirohiko Tsutsumi
裕彦 堤
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズフィルタの設置数を低減する。 【解決手段】 PWM信号生成部106により生成した
上アーム用スイッチング信号SW1〜SW3により、イ
ンバータ5の上アームに接続されているスイッチング素
子と、インバータ15の下アームに接続されているスイ
ッチング素子をスイッチング動作させ、PWM信号生成
部106により生成した下アーム用スイッチング信号S
W4〜SW6により、インバータ5の下アームに接続さ
れているスイッチング素子と、インバータ15の上アー
ムに接続されているスイッチング素子をスイッチング動
作させる。そうすると、インバータ5,15で発生する
ノイズが相殺されノイズが低減する。このため、交流電
源1と順変換器3,13との間に1台のノイズフィルタ
102を介装するだけで、外部にノイズが流出するのを
防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインバータ装置に関
し、電源側へのノイズ侵入を防止しつつ、ノイズフィル
タの設置数を低減することができるように工夫したもの
である。
【0002】
【従来の技術】電圧型インバータでモータを駆動する方
式として、PWM(Pulse Width Modulatinon )制御に
よりスイッチング信号のパルス幅を制御することによ
り、インバータから出力される電圧波形を制御して、モ
ータの駆動制御をする方式がある。この方式により複数
台のモータを並列運転する場合においては、個々のイン
バータが独自のPWM制御信号波形を生成してモータを
駆動している。
【0003】ここで、図4を参照して、複数台のモータ
を複数台のインバータにより駆動する従来技術を説明す
る。
【0004】同図に示すように、交流電源1から出力さ
れた交流電流は、第1のノイズフィルタ2を介して第1
の順変換器3に供給されている。この順変換器3には第
1の平滑コンデンサ4が並列接続されており、順変換器
3は交流電流を直流電流に変換し、この直流電流を第1
の逆変換器(インバータ)5に供給する。インバータ5
は、6個のスイッチング素子(例えばIGBT)U1,
V1,W1,X1,Y1,Z1を三相ブリッジ接続して
構成されている。
【0005】第1のPWM信号生成部(スイッチング信
号生成部)6は、PWM制御をすることによりパルス幅
を制御した上アーム用スイッチング信号(上アーム用ゲ
ート信号)SW1,SW2,SW3ならびに、下アーム
用スイッチング信号(下アーム用ゲート信号)SW4,
SW5,SW6を出力する。
【0006】上アーム用スイッチング信号(上アーム用
ゲート信号)SW1,SW2,SW3は、上アームに接
続されているスイッチング素子(例えばIGBT)U
1,V1,W1のスイッチング端子(ゲート)に入力さ
れ、スイッチング素子U1,V1,W1は、上アーム用
スイッチング信号SW1,SW2,SW3のハイ・ロー
に応じてON・OFFする。
【0007】また下アーム用スイッチング信号(下アー
ム用ゲート信号)SW4,SW5,SW6は、下アーム
に接続されているスイッチング素子(例えばIGBT)
X1,Y1,Z1のスイッチング端子(ゲート)に入力
され、スイッチング素子X1,Y1,Z1は、下アーム
用スイッチング信号SW4,SW5,SW6のハイ・ロ
ーに応じてON・OFFする。
【0008】なお、上アーム用スイッチング信号SW
1,SW2,SW3と下アーム用スイッチング信号SW
4,SW5,SW6とは、位相が180°ずれてハイ・
ローを繰り返している。また、上アーム用スイッチング
信号SW1,SW2,SW3の相互間では、位相が順次
120°ずれてハイ・ローを繰り返しており、下アーム
用スイッチング信号SW4,SW5,SW6の相互間で
は、位相が順次120°ずれてハイ・ローを繰り返して
いる。
【0009】このように、インバータ5の各スイッチン
グ素子U1,V1,W1,X1,Y1,Z1が、スイッ
チング信号SW1,SW2,SW3,SW4,SW5,
SW6に応じてON・OFFすることにより、インバー
タ5から第1の交流モータ(誘導電動機)7に三相交流
電流が送られ、交流モータ7が回転駆動する。
【0010】一方、交流電源1から出力された交流電流
は、第2のノイズフィルタ12を介して第2の順変換器
13に供給されている。この順変換器13には第2の平
滑コンデンサ14が並列接続されており、順変換器13
は交流電流を直流電流に変換し、この直流電流を第2の
逆変換器(インバータ)15に供給する。インバータ1
5は、6個のスイッチング素子(例えばIGBT)U
2,V2,W2,X2,Y2,Z2を三相ブリッジ接続
して構成されている。
【0011】第2のPWM信号生成部(スイッチング信
号生成部)16は、PWM制御をすることによりパルス
幅を制御した上アーム用スイッチング信号(上アーム用
ゲート信号)SW11,SW12,SW13ならびに、
下アーム用スイッチング信号(下アーム用ゲート信号)
SW14,SW15,SW16を出力する。
【0012】上アーム用スイッチング信号(上アーム用
ゲート信号)SW11,SW12,SW13は、上アー
ムに接続されているスイッチング素子(例えばIGB
T)U2,V2,W2のスイッチング端子(ゲート)に
入力され、スイッチング素子U2,V2,W2は、上ア
ーム用スイッチング信号SW11,SW12,SW13
のハイ・ローに応じてON・OFFする。
【0013】また下アーム用スイッチング信号(下アー
ム用ゲート信号)SW14,SW15,SW16は、下
アームに接続されているスイッチング素子(例えばIG
BT)X2,Y2,Z2のスイッチング端子(ゲート)
に入力され、スイッチング素子X2,Y2,Z2は、下
アーム用スイッチング信号SW14,SW15,SW1
6のハイ・ローに応じてON・OFFする。
【0014】なお、上アーム用スイッチング信号SW1
1,SW12,SW13と下アーム用スイッチング信号
SW14,SW15,SW16とは、位相が180°ず
れてハイ・ローを繰り返している。また、上アーム用ス
イッチング信号SW11,SW12,SW13の相互間
では、位相が順次120°ずれてハイ・ローを繰り返し
ており、下アーム用スイッチング信号SW14,SW1
5,SW16の相互間では、位相が順次120°ずれて
ハイ・ローを繰り返している。
【0015】このように、インバータ15の各スイッチ
ング素子U2,V2,W2,X2,Y2,Z2が、スイ
ッチング信号SW11,SW12,SW13,SW1
4,SW15,SW16に応じてON・OFFすること
により、インバータ15から第2の交流モータ(誘導電
動機)17に三相交流電流が送られ、交流モータ17が
回転駆動する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】一般に、PWM方式で
モータを駆動する場合には、スイッチング素子のON・
OFF時に電流,電圧が急激に変化することに起因して
ノイズが発生する。このノイズが外部に流出することを
防ぐためにはノイズフィルタが必要となる。
【0017】図4の従来例のように、2台の交流モータ
7,17を駆動するため、2台のインバータ5,15を
並列運転する場合には、インバータ5、15に対応して
設置した順変換器3,13の前段に、それぞれノイズフ
ィルタ2,12を設置する必要があった。即ち、順変換
器3と交流電源1との間にノイズフィルタ2を設置し、
順変換器13と交流電源1との間にノイズフィルタ12
を設置する必要があった。
【0018】2台を越える台数のモータを駆動するため
に、2台を越える台数のインバータを並列運転する場合
にも、インバータと同台数のノイズフィルタを設置する
必要があった。このため、従来では、多数のフィルタが
必要であり、このため装置構成が複雑になると共にコス
トアップを招来していた。
【0019】本発明は、上記従来技術に鑑み、複数台の
インバータを使用していても、必要とするフィルタ数を
削減することのできるインバータ装置を提供することを
目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、スイッチング素子をブリッジ接続して構成
されており、直流電流を交流電流に変換して第1及び第
2の交流モータに供給する第1及び第2の逆変換器と、
上アーム用スイッチング信号を、第1の逆変換器の上ア
ームに接続されているスイッチング素子及び第2の逆変
換器の下アームに接続されているスイッチング素子に供
給すると共に、上アーム用スイッチング信号に対して位
相が180°ずれている下アーム用スイッチング信号
を、第1の逆変換器の下アームに接続されているスイッ
チング素子及び第2の逆変換器の上アームに接続されて
いるスイッチング素子に供給する1台のスイッチング信
号生成部と、第1及び第2の逆変換器に直流電流を供給
する第1及び第2の順変換器と交流電源との間に介装し
た1つのノイズフィルタとを有することを特徴とする。
【0021】また本発明の構成は、スイッチング素子を
ブリッジ接続して構成されており、直流電流を交流電流
に変換して第1群と第2群の交流モータに供給する第1
群と第2群の逆変換器と、上アーム用スイッチング信号
を、第1群の逆変換器の上アームに接続されているスイ
ッチング素子及び第2群の逆変換器の下アームに接続さ
れているスイッチング素子に供給すると共に、上アーム
用スイッチング信号に対して位相が180°ずれている
下アーム用スイッチング信号を、第1群の逆変換器の下
アームに接続されているスイッチング素子及び第2群の
逆変換器の上アームに接続されているスイッチング素子
に供給する1台のスイッチング信号生成部と、第1群及
び第2群の逆変換器に直流電流を供給する第1群及び第
2群の順変換器と交流電源との間に介装した1つのノイ
ズフィルタとを有することを特徴とする。
【0022】また本発明の構成は、スイッチング素子を
ブリッジ接続して構成されており、直流電流を交流電流
に変換して、巻線方向を180°ずらした三相2巻線モ
ータの各巻線に供給する第1及び第2の逆変換器と、上
アーム用スイッチング信号を、第1の逆変換器の上アー
ムに接続されているスイッチング素子及び第2の逆変換
器の下アームに接続されているスイッチング素子に供給
すると共に、上アーム用スイッチング信号に対して位相
が180°ずれている下アーム用スイッチング信号を、
第1の逆変換器の下アームに接続されているスイッチン
グ素子及び第2の逆変換器の上アームに接続されている
スイッチング素子に供給する1台のスイッチング信号生
成部と、第1及び第2の逆変換器に直流電流を供給する
第1及び第2の順変換器と交流電源との間に介装した1
つのノイズフィルタとを有することを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態にかか
るインバータ装置を図面に基づき詳細に説明する。
【0024】<第1の実施の形態>図1は本発明の第1
の実施の形態にかかるインバータ装置を示す。この第1
の実施の形態にかかるインバータ装置では、2台の交流
モータ(誘導電動機)7,17を2台の逆変換器(イン
バータ)5,15によりオープンループ制御により駆動
制御する場合に、PWM信号生成部(スイッチング信号
生成部)106により生成した上アーム用スイッチング
信号(上アーム用ゲート信号)SW1,SW2,SW3
と下アーム用スイッチング信号(下アーム用ゲート信
号)SW4,SW5,SW6を入力する手法に工夫をす
ることにより、インバータ5とインバータ15とで発生
するノイズを相殺させるようにしたものであり、これに
より、1つのノイズフィルタ102を設置するだけで、
交流電源1側へのノイズの侵入を防止するようにしたも
のである。
【0025】つまり、上アーム用スイッチング信号(上
アーム用ゲート信号)SW1,SW2,SW3を、イン
バータ5の上アームに接続されているスイッチング素子
U1,V1,W1とインバータ15の下アームに接続さ
れているスイッチング素子X2,Y2,Z2に入力し、
下アーム用スイッチング信号(下アーム用ゲート信号)
SW4,SW5,SW6を、インバータ5の下アームに
接続されているスイッチング素子X1,Y1,Z1とイ
ンバータ15の上アームに接続されているスイッチング
素子U2,V2,W2に入力することにより、インバー
タ5とインバータ15とで発生するノイズを相殺させ、
外部に流出するノイズを低減させるようにしたものであ
る。
【0026】以下に、エネルギー(電力)の流れ方向に
沿い、第1の実施の形態にかかるインバータ装置につい
て説明をする。
【0027】図1に示すように、交流電源1から出力さ
れた交流電流は、1台のノイズフィルタ102を介して
第1の順変換器3に供給されている。この順変換器3に
は第1の平滑コンデンサ4が並列接続されており、順変
換器3は交流電流を直流電流に変換し、この直流電流を
第1の逆変換器(インバータ)5に供給する。インバー
タ5は、6個のスイッチング素子(例えばIGBT)U
1,V1,W1,X1,Y1,Z1を三相ブリッジ接続
して構成されている。
【0028】1台のPWM信号生成部(スイッチング信
号生成部)106は、PWM制御をすることによりパル
ス幅を制御した上アーム用スイッチング信号(上アーム
用ゲート信号)SW1,SW2,SW3ならびに、下ア
ーム用スイッチング信号(下アーム用ゲート信号)SW
4,SW5,SW6を出力する。
【0029】上アーム用スイッチング信号(上アーム用
ゲート信号)SW1,SW2,SW3は、インバータ5
の上アームに接続されているスイッチング素子(例えば
IGBT)U1,V1,W1のスイッチング端子(ゲー
ト)に入力され、スイッチング素子U1,V1,W1
は、上アーム用スイッチング信号SW1,SW2,SW
3のハイ・ローに応じてON・OFFする。
【0030】また下アーム用スイッチング信号(下アー
ム用ゲート信号)SW4,SW5,SW6は、インバー
タ5の下アームに接続されているスイッチング素子(例
えばIGBT)X1,Y1,Z1のスイッチング端子
(ゲート)に入力され、スイッチング素子X1,Y1,
Z1は、下アーム用スイッチング信号SW4,SW5,
SW6のハイ・ローに応じてON・OFFする。
【0031】なお、上アーム用スイッチング信号SW
1,SW2,SW3と下アーム用スイッチング信号SW
4,SW5,SW6とは、位相が180°ずれてハイ・
ローを繰り返している。また、上アーム用スイッチング
信号SW1,SW2,SW3の相互間では、位相が順次
120°ずれてハイ・ローを繰り返しており、下アーム
用スイッチング信号SW4,SW5,SW6の相互間で
は、位相が順次120°ずれてハイ・ローを繰り返して
いる。
【0032】このように、インバータ5の各スイッチン
グ素子U1,V1,W1,X1,Y1,Z1が、スイッ
チング信号SW1,SW2,SW3,SW4,SW5,
SW6に応じてON・OFFすることにより、インバー
タ5から第1の交流モータ(誘導電動機)7に三相交流
電流が送られ、交流モータ7が回転駆動する。
【0033】また、交流電源1から出力された交流電流
は、1台のノイズフィルタ102を介して第2の順変換
器13に供給されている。この順変換器13には第2の
平滑コンデンサ14が並列接続されており、順変換器1
3は交流電流を直流電流に変換し、この直流電流を第2
の逆変換器(インバータ)15に供給する。インバータ
15は、6個のスイッチング素子(例えばIGBT)U
2,V2,W2,X2,Y2,Z2を三相ブリッジ接続
して構成されている。
【0034】1台のPWM信号生成部(スイッチング信
号生成部)106により生成した下アーム用スイッチン
グ信号(下アーム用ゲート信号)SW4,SW5,SW
6は、インバータ15の上アームに接続されているスイ
ッチング素子(例えばIGBT)U2,V2,W2のス
イッチング端子(ゲート)に入力され、スイッチング素
子U2,V2,W2は、下アーム用スイッチング信号S
W4,SW5,SW6のハイ・ローに応じてON・OF
Fする。
【0035】1台のPWM信号生成部(スイッチング信
号生成部)106により生成した上アーム用スイッチン
グ信号(上アーム用ゲート信号)SW1,SW2,SW
3は、インバータ15の下アームに接続されているスイ
ッチング素子(例えばIGBT)X2,Y2,Z2のス
イッチング端子(ゲート)に入力され、スイッチング素
子X2,Y2,Z2は、上アーム用スイッチング信号S
W1,SW2,SW3のハイ・ローに応じてON・OF
Fする。
【0036】このように、インバータ15の各スイッチ
ング素子U2,V2,W2,X2,Y2,Z2が、スイ
ッチング信号SW4,SW5,SW6,SW1,SW
2,SW3に応じてON・OFFすることにより、イン
バータ15から第2の交流モータ(誘導電動機)17に
三相交流電流が送られ、交流モータ17が回転駆動す
る。
【0037】このように、上アーム用スイッチング信号
SW1,SW2,SW3により、インバータ5の上アー
ムに接続されているスイッチング素子U1,V1,W1
とインバータ15の下アームに接続されているスイッチ
ング素子X2,Y2,Z2をON・OFFし、下アーム
用スイッチング信号SW4,SW5,SW6により、イ
ンバータ5の下アームに接続されているスイッチング素
子X1,Y1,Z1とインバータ15の上アームに接続
されているスイッチング素子U2,V2,W2をON・
OFFしているため、次に示すスイッチング素子の組が
同時にON・OFFする。
【0038】即ち、 スイッチング素子U1とスイッチング素子X2の組 スイッチング素子V1とスイッチング素子Y2の組 スイッチング素子W1とスイッチング素子Z2の組 スイッチング素子X1とスイッチング素子U2の組 スイッチング素子Y1とスイッチング素子V2の組 スイッチング素子Z1とスイッチング素子W2の組 が同時にON・OFFする。
【0039】図2は、上記の組に示す、スイッチング
素子U1のゲート信号波形とスイッチング素子X2のゲ
ート信号波形を示すものである。
【0040】このように、インバータ5の上アーム側の
スイッチング素子U1,V1,W1とインバータ15の
下アーム側のスイッチング素子X2,Y2,X2とが同
期してON・OFFし、インバータ5の下アーム側のス
イッチング素子X1,Y1,Z1とインバータ15の上
アーム側のスイッチング素子U2,V2,W2とが同期
してON・OFFするため、インバータ5で発生したノ
イズと、インバータ15で発生したノイズとが相殺して
ノイズが低減する。このため、1台のノイズフィルタ1
02を、交流電源1と順変換器3,13との間に設置す
るだけで、ノイズを外部に流出することを防止できる。
【0041】<第1の実施の形態の変形例>なお、2台
を越える台数の交流モータを、2台を越える台数のイン
バータにより駆動する場合にも、PWM信号生成部(ス
イッチング信号生成部)を1台にして、ノイズフィルタ
を1台とすることもできる。
【0042】つまり、2台を越える台数の交流モータを
第1群と第2群との2グループに分類すると共に、これ
に併せて、2台を越える台数のインバータを第1群と第
2群との2グループに分類する。そして、1台のPWM
信号生成部(スイッチング信号生成部)により生成した
上アーム用スイッチング信号を、第1群の逆変換器の上
アームに接続されているスイッチング素子及び第2群の
逆変換器の下アームに接続されているスイッチング素子
に供給すると共に、上アーム用スイッチング信号に対し
て位相が180°ずれている下アーム用スイッチング信
号を、第1群の逆変換器の下アームに接続されているス
イッチング素子及び第2群の逆変換器の上アームに接続
されているスイッチング素子に供給するようにする。
【0043】このようにすると、第1群のインバータで
発生したノイズと、第2群のインバータで発生したノイ
ズとが相殺され、ノイズが低減する。このため、第1群
及び第2群の順変換器と、交流電源との間には、1台の
ノイズフィルタを備えるだけで、ノイズを外部に流出す
ることを防止することができる。
【0044】<第2の実施の形態>図3は本発明の第2
の実施の形態にかかるインバータ装置を示す。この第2
の実施の形態にかかるインバータ装置では、交流モータ
として、三相2巻線モータ107を採用している。この
三相2巻線モータ107は、巻線方向が180°ずれて
いる2系統の巻線107a,107bを有している。そ
して、逆変換器(インバータ)5により第1の巻線10
7aに交流電流を供給し、逆変換器(インバータ)15
により第2の巻線107bに交流電流を供給するように
している。
【0045】他の部分の構成は第1の実施の形態と同様
にしている。即ち、PWM信号生成部(スイッチング信
号生成部)106により生成した上アーム用スイッチン
グ信号(上アーム用ゲート信号)SW1,SW2,SW
3を、インバータ5の上アームに接続されているスイッ
チング素子U1,V1,W1とインバータ15の下アー
ムに接続されているスイッチング素子X2,Y2,Z2
に入力し、下アーム用スイッチング信号(下アーム用ゲ
ート信号)SW4,SW5,SW6を、インバータ5の
下アームに接続されているスイッチング素子X1,Y
1,Z1とインバータ15の上アームに接続されている
スイッチング素子U2,V2,W2に入力するようにし
ている。
【0046】この結果、インバータ5とインバータ15
とで発生するノイズが相殺され、外部に流出するノイズ
を低減させることができる。これにより、1つのノイズ
フィルタ102を設置するだけで、交流電源1側へのノ
イズの侵入を防止することができ、しかも、ノイズフィ
ルタ102を従来のものに比べて小型化することができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上実施の形態と共に具体的に説明した
ように、本発明では、1台のスイッチング信号生成部に
より生成した上アーム用スイッチング信号を、第1(第
1群)の逆変換器の上アームに接続されているスイッチ
ング素子及び第2(第2群)の逆変換器の下アームに接
続されているスイッチング素子に供給すると共に、上ア
ーム用スイッチング信号に対して位相が180°ずれて
いる下アーム用スイッチング信号を、第1(第1群)の
逆変換器の下アームに接続されているスイッチング素子
及び第2(第2群)の逆変換器の上アームに接続されて
いるスイッチング素子に供給するようにしたため、第1
(第1群)の逆変換器で発生するノイズと第2(第2
群)の逆変換器で発生するノイズとが相殺されて、ノイ
ズが低減する。この結果、1台のノイズフィルタを設置
するだけで、ノイズを外部に流出することを防止するこ
とができる。
【0048】また三相2巻線モータの各巻線に、第1及
び第2の逆変換器から交流電流を供給する場合にも、ス
イッチング信号の入力手法を同様に工夫することによ
り、ノイズが低減し、1台のノイズフィルタを設置する
だけで、ノイズを外部に流出することを防止することが
できると共に、ノイズを小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるインバータ
装置を示す回路図。
【図2】第1の実施の形態におけるスイッチング状態を
示す波形図。
【図3】本発明の第2の実施の形態にかかるインバータ
装置を示す回路図。
【図4】従来のインバータ装置を示す回路図。
【符号の説明】
1 交流電源 2,12,102 ノイズフィルタ 3,13 順変換器 4,14 平滑コンデンサ 5,15 逆変換器 6,16,106 PWM信号生成部 7,17 交流モータ 107 三相2巻線モータ 107a,107b 巻線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング素子をブリッジ接続して構
    成されており、直流電流を交流電流に変換して第1及び
    第2の交流モータに供給する第1及び第2の逆変換器
    と、 上アーム用スイッチング信号を、第1の逆変換器の上ア
    ームに接続されているスイッチング素子及び第2の逆変
    換器の下アームに接続されているスイッチング素子に供
    給すると共に、上アーム用スイッチング信号に対して位
    相が180°ずれている下アーム用スイッチング信号
    を、第1の逆変換器の下アームに接続されているスイッ
    チング素子及び第2の逆変換器の上アームに接続されて
    いるスイッチング素子に供給する1台のスイッチング信
    号生成部と、 第1及び第2の逆変換器に直流電流を供給する第1及び
    第2の順変換器と交流電源との間に介装した1つのノイ
    ズフィルタとを有することを特徴とするインバータ装
    置。
  2. 【請求項2】 スイッチング素子をブリッジ接続して構
    成されており、直流電流を交流電流に変換して第1群と
    第2群の交流モータに供給する第1群と第2群の逆変換
    器と、 上アーム用スイッチング信号を、第1群の逆変換器の上
    アームに接続されているスイッチング素子及び第2群の
    逆変換器の下アームに接続されているスイッチング素子
    に供給すると共に、上アーム用スイッチング信号に対し
    て位相が180°ずれている下アーム用スイッチング信
    号を、第1群の逆変換器の下アームに接続されているス
    イッチング素子及び第2群の逆変換器の上アームに接続
    されているスイッチング素子に供給する1台のスイッチ
    ング信号生成部と、 第1群及び第2群の逆変換器に直流電流を供給する第1
    群及び第2群の順変換器と交流電源との間に介装した1
    つのノイズフィルタとを有することを特徴とするインバ
    ータ装置。
  3. 【請求項3】 スイッチング素子をブリッジ接続して構
    成されており、直流電流を交流電流に変換して、巻線方
    向を180°ずらした三相2巻線モータの各巻線に供給
    する第1及び第2の逆変換器と、 上アーム用スイッチング信号を、第1の逆変換器の上ア
    ームに接続されているスイッチング素子及び第2の逆変
    換器の下アームに接続されているスイッチング素子に供
    給すると共に、上アーム用スイッチング信号に対して位
    相が180°ずれている下アーム用スイッチング信号
    を、第1の逆変換器の下アームに接続されているスイッ
    チング素子及び第2の逆変換器の上アームに接続されて
    いるスイッチング素子に供給する1台のスイッチング信
    号生成部と、 第1及び第2の逆変換器に直流電流を供給する第1及び
    第2の順変換器と交流電源との間に介装した1つのノイ
    ズフィルタとを有することを特徴とするインバータ装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003102188A (ja) * 2001-09-21 2003-04-04 Fuji Electric Co Ltd 電動機の駆動制御装置
JP2007267510A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Kawasaki Heavy Ind Ltd インバータ駆動装置および駆動方法
JP2010283972A (ja) * 2009-06-04 2010-12-16 Hitachi Ltd スイッチング電源システム

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