JP2000312385A - 移動電話装置、無線通信装置及び機能ロック方法 - Google Patents

移動電話装置、無線通信装置及び機能ロック方法

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JP2000312385A
JP2000312385A JP11121194A JP12119499A JP2000312385A JP 2000312385 A JP2000312385 A JP 2000312385A JP 11121194 A JP11121194 A JP 11121194A JP 12119499 A JP12119499 A JP 12119499A JP 2000312385 A JP2000312385 A JP 2000312385A
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Shizuo Otsuka
静夫 大塚
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの手元を離れた状況にあっても、ロッ
クをかけられるようにする。 【解決手段】 制御部4は、ユーザがキー入力部1から
入力した文字データをセキュリティーコードとしてセキ
ュリティーコードメモリ領域13に記録する。制御部4
は、通信処理部3が受信した文字メッセージとセキュリ
ティーコードメモリ領域13が記録する文字データとが
一致するか否かを判別し、一致すると判別すると、所定
の機能にロックをかける。一方、制御部4は、一致しな
いと判別すると、受信した文字メッセージを文字メッセ
ージメモリ領域11に記録し、表示部2に文字メッセー
ジを受信した旨を示す記号を表示させる等の通常の受信
データ処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種機能にロッ
クをかけることができる移動電話装置、無線通信装置及
びその機能ロック方法に係り、特に、ユーザの手元を離
れた状況でロックをかけることができる移動電話装置、
無線通信装置及び機能ロック方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、移動電話装置には、紛失時の
個人情報の漏洩防止や持ち運び時の誤動作防止のため、
各種機能にロックをかけて使用を禁止するロック機能を
有するものが多くある。このような移動電話装置が備え
るロック機能には、例えば、ダイヤルキーの押下による
発信を停止させる機能や移動電話装置が電話帳に記憶し
ている電話番号の閲覧・発信を停止させる機能等があ
る。
【0003】こうしたロック機能が備えられた移動電話
装置においてロックをかける際、ユーザは、移動電話装
置が備えるキーパッドを操作して暗証番号を入力し、ロ
ックをかけるように指示を与える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の移動電話装
置において、各種機能にロックをかけるには、ユーザが
キーパッドを押下する等の操作を行って移動電話装置に
ロックをかけるよう指示する必要がある。このため、ロ
ックをかけていない状態で盗難に遭うなどして、移動電
話装置がユーザの手元を離れた状況ではロックをかける
ことができず、移動電話装置に記録した個人情報が漏洩
したり、移動電話装置が不正に使用される等の問題があ
った。
【0005】この問題は、移動電話装置に限らず、ペー
ジャ等を含んだより一般的な無線通信装置に共通して存
するものであり、ユーザの手元を離れると、その無線通
信装置が備える機能にロックをかけることはできなかっ
た。
【0006】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
のであり、ユーザの手元を離れた状況でロックをかける
ことができる移動電話装置、無線通信装置及び機能ロッ
ク方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべ
く、この発明の第1の観点に係る移動電話装置は、基地
局との無線通信により電話信号と文字メッセージを送受
信する移動電話装置において、基地局から文字メッセー
ジを受信するメッセージ受信手段と、セキュリティーコ
ードとなる文字データを記録する文字データ記録手段
と、前記メッセージ受信手段が受信した文字メッセージ
と前記文字データ記録手段が記録する文字データとが一
致するか否かを判別し、一致すると判別すると、所定の
機能にロックをかけて該機能を使用不可とする処理手段
とを備えることを特徴とする。
【0008】この発明によれば、文字データ記録手段が
セキュリティーコードとなる文字データを記録し、処理
手段は、メッセージ受信手段が受信した文字メッセージ
と文字データ記録手段が記録する文字データとが一致す
るか否かを判別して、一致する場合には所定の機能にロ
ックをかけてその機能の使用を禁止することができる。
これにより、ユーザの手元を離れた状況にあっても、ユ
ーザは、この移動電話装置に文字メッセージを送ること
で所定の機能にロックをかけることができる。
【0009】より具体的には、例えば、表示手段と、電
話番号及び該電話番号に関連する文字データを電話帳デ
ータとして記録する電話帳データ記録手段とを備え、前
記処理手段は、前記メッセージ受信手段が受信した文字
メッセージと前記文字データ記録手段が記録する文字デ
ータとが一致すると判別すると、前記電話帳データ記録
手段が記録する電話帳データの前記表示手段への表示を
禁止するようロックをかけるようにしてもよい。
【0010】前記文字データ記録手段は、複数の文字デ
ータをロックの対象となる機能ごとに対応付けて記録
し、前記処理手段は、前記文字データ記録手段が記録す
る複数の文字データに前記メッセージ受信手段が受信し
た文字メッセージと一致するものがあるか否かを判別
し、一致する文字データがあると判別すると、当該文字
データに対応する機能にロックをかけるようにしてもよ
い。これにより、ロックをかける対象となる複数の機能
ごとに異なる文字データをセキュリティーコードとして
登録しておき、文字メッセージの内容に応じて様々な機
能にロックをかけるようにすることができる。
【0011】また、このようにしてロックをかけた機能
を利用できるようにするため、キー入力手段と、暗証番
号を記録する暗証番号記録手段とを備え、前記処理手段
は、前記キー入力手段が入力する暗証番号と前記暗証番
号記録手段が記録する暗証番号とが一致すると判別する
と、ロックを解除することが望ましい。
【0012】また、この発明の第2の観点に係る無線通
信装置は、無線通信によりメッセージデータを受信する
データ受信手段と、セキュリティーコードを記録するコ
ード記録手段と、前記データ受信手段が受信したメッセ
ージデータと前記コード記録手段が記録するセキュリテ
ィーコードとが一致するか否かを判別し、一致すると判
別すると、所定の機能にロックをかけて該機能を使用不
可とする処理手段を備えることを特徴とする。
【0013】この発明によれば、処理手段は、データ受
信手段が受信したメッセージデータと、コード記録手段
が記録する、文字、数字、記号等を示す任意の形態のデ
ータであるセキュリティーコードとが一致するか否かを
判別し、一致すると判別すると、所定の機能にロックを
かけてその機能の使用を禁止することができる。これに
より、ユーザの手元を離れた状況にあっても、ユーザ
は、この無線通信装置にメッセージデータを送ることで
所定の機能にロックをかけることができる。
【0014】前記コード記録手段は、複数のセキュリテ
ィーコードをロックの対象となる機能ごとに対応付けて
記録し、前記処理手段は、前記コード記録手段が記録す
る複数のセキュリティーコードに前記データ受信手段が
受信したメッセージデータと一致するものがあるか否か
を判別し、一致するセキュリティーコードがあると判別
すると、当該セキュリティーコードに対応する機能にロ
ックをかけるようにしてもよい。
【0015】前記データ受信手段はメッセージデータと
して文字メッセージを受信し、前記コード記録手段はセ
キュリティーコードとして文字データを記録するように
してもよい。
【0016】また、このようにしてロックをかけた機能
を利用できるようにするため、キー入力手段と、暗証番
号を記録する暗証番号記録手段とを備え、前記処理手段
は、前記キー入力手段が入力する暗証番号と前記暗証番
号記録手段が記録する暗証番号とが一致すると判別する
と、ロックを解除することが望ましい。
【0017】また、この発明の第3の観点に係る機能ロ
ック方法は、移動電話装置を含めた、無線通信装置が備
える機能にロックをかけるためのものであって、無線通
信によりメッセージデータを受信するメッセージ受信ス
テップと、前記メッセージ受信ステップにて受信したメ
ッセージデータと予めメモリに登録したデータとが一致
するか否かを判別する判別ステップと、前記判別ステッ
プにて一致すると判別すると、所定の機能にロックをか
けて使用不可とするロックステップとを備えることを特
徴とする。
【0018】また、予めメモリに登録するデータとして
文字データを記録し、前記メッセージ受信ステップは、
メッセージデータとして文字メッセージを受信するよう
にしてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の実施の形態に係る移動電話装置について詳細に説明
する。
【0020】図1は、この発明の実施の形態に係る移動
電話装置100の構成を示す図である。図示するよう
に、この移動電話装置100は、キー入力部1と、表示
部2と、通信処理部3と、制御部4と、記憶部5とから
構成される。
【0021】キー入力部1は、キーパッド等から構成さ
れる、この移動電話装置100への命令入力部である。
【0022】表示部2は、液晶ディスプレイ(LC
D)、LCDドライバ等から構成され、制御部4の制御
に従って、文字メッセージの内容や文字メッセージを受
信した旨を示す記号等を表示するためのものである。
【0023】通信処理部3は、信号処理プロセッサ、R
F(Radio Frequency)発振器等から構成され、基地局
との間で無線通信を行うためのものである。通信処理部
3は、基地局との間で通話のための信号を送受信するほ
か、基地局から文字メッセージを受信することができ、
受信した文字メッセージを制御部4に送る。
【0024】制御部4は、CPU(Central Processing
Unit)等から構成され、この移動電話装置100全体
の動作を制御するためのものである。制御部4は、通信
処理部3から文字メッセージを受けると、セキュリティ
ーコードメモリ領域13が記憶する文字データと一致す
るか否かを判別し、一致すると判別すると、移動電話装
置100が備える各種の機能(例えば、電話帳閲覧機
能)にロックをかける。
【0025】記憶部5は、フラッシュROM(Read Onl
y Memory)等から構成され、文字メッセージや電話番号
を格納するための情報格納部である。ここで、記憶部5
は、電話帳データメモリ領域10と、文字メッセージメ
モリ領域11と、暗証番号メモリ領域12と、セキュリ
ティーコードメモリ領域13と、ロックフラグ14とを
備えている。
【0026】電話帳データメモリ領域10は、ユーザが
電話帳に登録した電話番号と当該電話番号に関連する文
字データとからなる電話帳データを記録するための領域
である。
【0027】文字メッセージメモリ領域11は、基地局
との無線通信により送受信する文字メッセージを記録す
るための領域である。
【0028】暗証番号メモリ領域12は、ユーザがキー
入力部1を操作して移動電話装置100が備える機能
(例えば、電話帳閲覧機能)のロックを設定・解除する
際の認証を行う暗証番号を記録するための領域である。
【0029】セキュリティーコードメモリ領域13は、
この移動電話装置100が受信した文字メッセージが、
移動電話装置100が備える機能にロックをかけること
を指示する文字メッセージであるか否かを判別するため
の文字データを記録するための領域である。
【0030】ロックフラグ14は、移動電話装置100
が備える機能にロックがかかっているか否かを示すため
のものである。より具体的には、ロックフラグ14は、
移動電話装置100が文字メッセージを受信し、受信し
た文字メッセージがセキュリティーコードメモリ領域1
3に記録されている文字データと一致すると判別される
と、”1”にセットされる。また、ロックフラグ14
は、ユーザが、キー入力部1から暗証番号を入力してロ
ックの解除を指示すると、”0”にリセットされる。そ
して、ロックフラグ14が”1”であるときには、移動
電話装置100が備える機能(例えば、電話帳閲覧機
能)にロックがかかり、制御部4は、移動電話装置10
0が備える機能を使用不可とする。
【0031】次に、上記構成を有する移動電話装置10
0が適用される無線通信システムについて説明する。
【0032】図2は、移動電話装置100が適用される
無線通信システムの一例を示す図である。図示するよう
に、この無線通信システムは、移動通信網150を介し
て相互に接続された基地局Bsを備えている。また、移
動通信網150は、電話PnやコンピュータCpが接続
された公衆通信網160にも接続され、移動電話装置1
00と電話Pn及びコンピュータCpとの間での通信を
可能とする。
【0033】基地局Bsは、移動電話装置100との間
で無線通信を行うことにより、電話信号や文字メッセー
ジ等の送受信を可能とする。移動電話装置100は、基
地局Bsと無線通信を行って、電話Pn及び他の移動電
話装置100との通話を可能とするほか、電話Pn、コ
ンピュータCp及び他の移動電話装置100から発信さ
れた文字メッセージを受信することができる。ここで、
移動通信網150は、文字メッセージ蓄積センタ170
とも接続し、送信先の移動電話装置100が見つからな
い場合に、文字メッセージを一時的に蓄積するようにし
てもよい。
【0034】以下に、この発明の実施の形態に係る移動
電話装置100の動作を説明する。この移動電話装置1
00は、予め設定した文字データと同一の文字メッセー
ジを無線通信により受信してロックをかけることによ
り、ユーザの手元にない状況でも各種機能にロックをか
けることができる移動電話装置である。
【0035】以下ではまず、移動電話装置100が各種
機能にロックをかける際のセキュリティーコードとなる
文字データを、ユーザが設定する際の移動電話装置10
0の動作について説明する。
【0036】移動電話装置100の制御部4は、電源が
投入された状態で、キー入力部1から入力されたユーザ
からの指示を受ける。ここで、ユーザが、キー入力部1
を操作して表示部2が表示するメニューからロックを設
定する項目を選択する等により、ロックの設定を行う旨
を指示すると、制御部4は、図3のフローチャートに示
すロック設定・解除処理を開始する。
【0037】ロック設定・解除処理を開始すると、制御
部4は、ユーザがキー入力部1から暗証番号を入力する
のを待ち(ステップS1にてNO)、暗証番号が入力さ
れたことを検出すると(ステップS1にてYES)、入
力された番号が正しい番号であるか否かを判別する(ス
テップS2)。すなわち、制御部4は、キー入力部1が
入力した番号と暗証番号メモリ領域12が記憶する暗証
番号とが一致するか否かを判別する。
【0038】制御部4は、入力された番号が間違ってい
ると判別すると(ステップS2にて偽)、不正なアクセ
スであるとしてロック設定・解除処理を終了する(ステ
ップS3)。
【0039】一方、制御部4は、入力された番号が正し
い番号であると判別すると(ステップS2にて真)、表
示部2の表示を切り替えてメニューを表示する等して、
ユーザからの指示を待つ(ステップS4にて無)。この
際、制御部4は、表示部2の表示を切り替えたり、キー
入力部1が備えるキーの押下を検出したりすることによ
り、ユーザが、少なくとも、セキュリティーコードとな
る文字データの登録と、ロック機能の解除を指示できる
ようにする。
【0040】制御部4は、ユーザからの指示を受けると
(ステップS4にて有)、その指示が文字データの登録
か、ロック機能の解除かを判別する(ステップS5)。
ここで、ユーザが、セキュリティーコードとなる文字デ
ータの登録を指示したと判別すると(ステップS5にて
登録)、制御部4は、キー入力部1から文字データが入
力されるのを待つ(ステップS6にてNO)。
【0041】ユーザは、キー入力部1を操作して、例え
ば、電話帳ダイヤル機能(電話帳を閲覧し、所望の相手
先を選択して電話をかける機能)をロックするための文
字データとして、「デンワチョウダイヤルヲロックシテ
クダサイ」を入力する。
【0042】制御部4は、文字データの入力が終了する
と(ステップS6にてYES)、入力された文字データ
をセキュリティーコードメモリ領域13に記録して、所
定の文字メッセージを受信した際に、移動電話装置10
0が備える機能にロックをかけられるようにする(ステ
ップS7)。例えば、制御部4は、電話帳ダイヤル機能
をロックするための文字データをセキュリティーコード
メモリ領域13に記録することで、この文字メッセージ
を基地局Bsから受信した場合に、電話帳ダイヤル機能
にロックをかけることができる。
【0043】こうしてロック機能の設定が行われた移動
電話装置100は、図2に示す通信システムに適用さ
れ、基地局Bsと無線通信を行って文字メッセージを受
信する。すなわち、移動電話装置100は、移動通信網
150及び公衆通信網160を介して接続されたコンピ
ュータCpや電話Pn、又は他の移動電話装置100等
から発信された文字メッセージを、基地局Bsとの無線
通信により受信することができる。
【0044】次に、移動電話装置100が基地局Bsと
の無線通信により文字メッセージを受信した際の動作を
説明する。移動電話装置100は、通信処理部3が基地
局Bsから文字メッセージを受信して制御部4に送り、
制御部4は、図4のフローチャートに示すメッセージ受
信処理を開始する。
【0045】メッセージ受信処理を開始すると、制御部
4は、セキュリティーコードメモリ領域13に文字デー
タが記録されているか否かを判別する(ステップS1
0)。
【0046】制御部4は、文字データが記録されていな
いと判別すると(ステップS10にて無)、ロックをか
けるための処理を実行しないとして処理をステップS1
3に進める。すなわち、制御部4は、受信した文字メッ
セージを文字メッセージメモリ領域11に記録し、表示
部2に文字メッセージを受信した旨を示す記号を表示す
る等の通常の受信データ処理を実行する。
【0047】一方、制御部4は、文字データが記録され
ていると判別すると(ステップS10にて有)、受信し
た文字メッセージの内容に応じて移動電話装置100が
備える機能にロックをかけるための処理を実行する。
【0048】すなわち、制御部4は、受信した文字メッ
セージをセキュリティーコードメモリ領域13が記録す
る文字データと比較し、受信した文字メッセージとセキ
ュリティーコードである文字データとが一致するか否か
を判別する(ステップS11)。
【0049】制御部4は、受信した文字メッセージとセ
キュリティーコードメモリ領域13に記録された文字デ
ータとが一致しないと判別すると(ステップS11にて
NO)、処理をステップS13に進め、通常の受信デー
タ処理を実行する。
【0050】例えば、セキュリティーコードメモリ領域
13が電話帳ダイヤル機能をロックするための文字デー
タ「デンワチョウダイヤルヲロックシテクダサイ」を記
録しているところ、移動電話装置100が「デンワチョ
ウダイヤルヲロックシテクダサイネ」を受信したとす
る。ここで、移動電話装置100が受信した文字メッセ
ージは、電話帳ダイヤル機能をロックするための文字デ
ータとは、末尾に「ネ」がついている点で異なってい
る。これにより、制御部4は、受信した文字メッセージ
が電話帳ダイヤル機能をロックするための文字データと
一致しないと判別し、電話帳ダイヤル機能をロックする
ことなく受信した文字メッセージを文字メッセージメモ
リ領域11に記録する。
【0051】一方、制御部4は、受信した文字メッセー
ジとセキュリティーコードメモリ領域13が記録する文
字データとが一致すると判別すると(ステップS11に
てYES)、移動電話装置100が備える機能にロック
をかけて、使用を禁止する(ステップS12)。この
際、制御部4は、ロックフラグ14を”1”にセットし
て、移動電話装置100の機能にロックがかけられたこ
とを記録する。
【0052】例えば、セキュリティーコードメモリ領域
13が電話帳ダイヤル機能をロックするための文字デー
タ「デンワチョウダイヤルヲロックシテクダサイ」を記
録し、通信処理部3が文字メッセージ「デンワチョウダ
イヤルヲロックシテクダサイ」を受信したとする。制御
部4は、受信した文字メッセージが電話帳ダイヤル機能
をロックするための文字データであると判別し、電話帳
ダイヤル機能にロックをかける。これにより、不正利用
者がキー入力部1が押下して電話帳データメモリ領域1
0が記録する電話番号等からなる電話帳データの閲覧及
び電話帳ダイヤル機能を用いた発信等を要求しても、制
御部4は、ロックフラグ14が”1”であることから、
この要求を拒否する。従って、移動電話装置100は、
電話帳データの閲覧及び電話帳ダイヤル機能を用いた発
信を禁止することができる。
【0053】この後、制御部4は、受信した文字メッセ
ージを文字メッセージメモリ領域11に記録して(ステ
ップS13)、メッセージ受信処理を終了する。
【0054】このように、制御部4は、基地局Bsから
受けた文字メッセージがセキュリティーコードメモリ領
域13が記録する文字データと一致するか否かを判別
し、一致すると判別すると、移動電話装置100が備え
る機能にロックをかけることができる。すなわち、移動
電話装置100は、所定の文字メッセージを受信するこ
とで、各種機能にロックをかけることができる。これに
より、移動電話装置100は、ユーザの手元を離れた状
況にあっても、ロックをかけることができる。
【0055】次に、上記メッセージ受信処理によりロッ
クがかけられた移動電話装置100がロックを解除する
際の動作を説明する。
【0056】この場合には、ユーザは、キー入力部1を
操作して、制御部4に、図3のフローチャートに示すロ
ック設定・解除処理を実行させ、ステップS4にて、表
示部2が表示する項目を選択する等して、ロックの解除
を指示する。
【0057】制御部4は、ユーザからの指示があったと
判別して(ステップS4にて有)、その指示がロックの
解除であると判別し(ステップS5にて解除)、移動電
話装置100の各種機能(例えば、電話帳ダイヤル機
能)にかけられているロックを解除する(ステップS
8)。この際、制御部4は、ロックフラグ14を”0”
にリセットして、ロック設定・解除処理を終了する。こ
れにより、制御部4は、移動電話装置100の機能にか
けられたロックを解除して、ユーザがキー入力部1から
入力した指示に応じて当該機能を利用可能とすることが
できる。
【0058】以上説明したように、この発明の移動電話
装置100によれば、セキュリティーコードメモリ領域
13に記録した文字データに一致する文字メッセージを
受信して、移動電話装置が備える機能にロックをかける
ことができる。従って、移動電話装置がユーザの手元に
ない状況でも、移動電話装置に文字メッセージを送信す
ることでロックをかけることができ、移動電話装置の盗
難、紛失による個人情報の漏洩、移動電話装置の不正使
用を防止することができる。
【0059】この発明は、上記実施の形態に限定され
ず、様々な変形及び応用が可能である。例えば、上記実
施の形態では、セキュリティーコードメモリ領域13
は、1種類の文字データだけを記録するものとして説明
したが、これに限定されない。すなわち、移動電話装置
100が備える機能で、ユーザがロックをかけたいと思
う機能ごとに異なる文字データを登録し、セキュリティ
ーコードメモリ領域13に記録するようにしてもよい。
【0060】この場合には、制御部4は、基地局Bsか
ら文字メッセージを受信すると、セキュリティーコード
メモリ領域13が記録する文字データに受信した文字メ
ッセージと一致するものがあるか否かを判別し、一致す
るものがあると判別すると、その文字データに対応する
機能にロックをかけるようにすればよい。このような機
能を実現するべく、セキュリティーコードメモリ領域1
3は、図5に示すように、ロックをかける対象となる機
能ごとに区分けされた複数のコード領域13a〜13n
(任意の個数のコード領域)を備える。また、ロックフ
ラグ14は、コード領域13a〜13nに対応づけて複
数設け、ロックをかける対象となる機能ごとにロックが
かかっているか否かを示すようにすればよい。
【0061】これにより、例えば、制御部4は、電話帳
ダイヤル機能をロックするための文字データを「デンワ
チョウダイヤルヲロックスル」、リダイヤル機能をロッ
クするための文字データを「リダイヤルシナイデネ」と
してセキュリティーコードメモリ領域13に記録する。
そして、制御部4は、通信処理部3が基地局Bsから受
信した文字メッセージが「デンワチョウダイヤルヲロッ
クスル」であるときには、電話帳ダイヤル機能にロック
をかける。また、制御部4は、通信処理部3が基地局B
sから受信した文字メッセージが「リダイヤルシナイデ
ネ」であるときには、リダイヤル機能にロックをかけ
る。このように、移動電話装置100が備える各種の機
能ごとにロックをかけるための文字データをセキュリテ
ィーコードメモリ領域13に記録し、移動電話装置10
0が備える機能ごとに個別にロックをかけることができ
るようにしてもよい。
【0062】また、この発明は、移動電話装置に限定さ
れず、無線通信により文字メッセージを受信するページ
ャ等を含んだより一般的な無線通信装置に適用可能であ
る。すなわち、例えば、無線通信により文字メッセージ
を受信するページャにおいて、セキュリティーコードと
なる文字データを記録し、無線通信により受信した文字
メッセージが当該文字データと一致するときには、ペー
ジャが備える機能(例えば、文字メッセージ閲覧機能)
にロックをかけるようにしてもよい。
【0063】また、ロックをかけるために受信するメッ
セージや、セキュリティーコードとして記録するデータ
は、文字を示すものに限定されるものではない。すなわ
ち、通信処理部3が受信するメッセージと、セキュリテ
ィーコードメモリ領域13が記録するデータとが一致す
るか否かを判別することができるものであれば如何なる
データであってもよく、数字や記号を示すデータや、通
信回線を制御するために用いるデータ等、任意のデータ
を用いることができる。
【0064】
【発明の効果】以上の説明のように、この発明は、ユー
ザの手元を離れた状況にあっても、所定のメッセージを
受信することで、移動電話装置や無線通信装置が備える
機能にロックをかけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る移動電話装置の構
成を示す図である。
【図2】移動電話装置が適用される無線通信システムの
構成を示す図である。
【図3】ロック設定・解除処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図4】メッセージ受信処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図5】この発明の実施の形態に係る移動電話装置の変
形例におけるセキュリティーコードメモリ領域とモード
フラグを示す図である。
【符号の説明】
1 キー入力部 2 表示部 3 通信処理部 4 制御部 5 記憶部 10 電話帳データメモリ領域 11 文字メッセージメモリ領域 12 暗証番号メモリ領域 13 セキュリティーコードメモリ領域 13a〜13n コード領域 14 ロックフラグ 100 移動電話装置 150 移動通信網 160 公衆通信網 170 文字メッセージ蓄積センタ Bs 基地局 Cp コンピュータ Pn 電話

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基地局との無線通信により電話信号と文字
    メッセージを送受信する移動電話装置において、 基地局から文字メッセージを受信するメッセージ受信手
    段と、 セキュリティーコードとなる文字データを記録する文字
    データ記録手段と、 前記メッセージ受信手段が受信した文字メッセージと前
    記文字データ記録手段が記録する文字データとが一致す
    るか否かを判別し、一致すると判別すると、所定の機能
    にロックをかけて該機能を使用不可とする処理手段とを
    備える、 ことを特徴とする移動電話装置。
  2. 【請求項2】表示手段と、 電話番号及び該電話番号に関連する文字データを電話帳
    データとして記録する電話帳データ記録手段とを備え、 前記処理手段は、前記メッセージ受信手段が受信した文
    字メッセージと前記文字データ記録手段が記録する文字
    データとが一致すると判別すると、前記電話帳データ記
    録手段が記録する電話帳データの前記表示手段への表示
    を禁止するようロックをかける、 ことを特徴とする請求項1に記載の移動電話装置。
  3. 【請求項3】前記文字データ記録手段は、複数の文字デ
    ータをロックの対象となる機能ごとに対応付けて記録
    し、 前記処理手段は、前記文字データ記録手段が記録する複
    数の文字データに前記メッセージ受信手段が受信した文
    字メッセージと一致するものがあるか否かを判別し、一
    致する文字データがあると判別すると、当該文字データ
    に対応する機能にロックをかける、 ことを特徴とする請求項1に記載の移動電話装置。
  4. 【請求項4】キー入力手段と、 暗証番号を記録する暗証番号記録手段とを備え、 前記処理手段は、前記キー入力手段が入力する暗証番号
    と前記暗証番号記録手段が記録する暗証番号とが一致す
    ると判別すると、ロックを解除する、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の移動電話
    装置。
  5. 【請求項5】無線通信によりメッセージデータを受信す
    るデータ受信手段と、 セキュリティーコードを記録するコード記録手段と、 前記データ受信手段が受信したメッセージデータと前記
    コード記録手段が記録するセキュリティーコードとが一
    致するか否かを判別し、一致すると判別すると、所定の
    機能にロックをかけて該機能を使用不可とする処理手段
    とを備える、ことを特徴とする無線通信装置。
  6. 【請求項6】前記コード記録手段は、複数のセキュリテ
    ィーコードをロックの対象となる機能ごとに対応付けて
    記録し、 前記処理手段は、前記コード記録手段が記録する複数の
    セキュリティーコードに前記データ受信手段が受信した
    メッセージデータと一致するものがあるか否かを判別
    し、一致するセキュリティーコードがあると判別する
    と、当該セキュリティーコードに対応する機能にロック
    をかける、 ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 【請求項7】前記データ受信手段はメッセージデータと
    して文字メッセージを受信し、 前記コード記録手段はセキュリティーコードとして文字
    データを記録する、 ことを特徴とする請求項5又は6に記載の無線通信装
    置。
  8. 【請求項8】キー入力手段と、 暗証番号を記録する暗証番号記録手段とを備え、 前記処理手段は、前記キー入力手段が入力する暗証番号
    と前記暗証番号記録手段が記録する暗証番号とが一致す
    ると判別すると、ロックを解除する、 ことを特徴とする請求項5、6又は7に記載の無線通信
    装置。
  9. 【請求項9】無線通信装置が備える機能にロックをかけ
    るための機能ロック方法であって、 無線通信によりメッセージデータを受信するメッセージ
    受信ステップと、 前記メッセージ受信ステップにて受信したメッセージデ
    ータと予めメモリに登録したデータとが一致するか否か
    を判別する判別ステップと、 前記判別ステップにて一致すると判別すると、所定の機
    能にロックをかけて使用不可とするロックステップとを
    備える、 ことを特徴とする機能ロック方法。
  10. 【請求項10】予めメモリに登録するデータとして文字
    データを記録し、 前記メッセージ受信ステップは、メッセージデータとし
    て文字メッセージを受信する、ことを特徴とする請求項
    9に記載の機能ロック方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7386299B2 (en) 2001-03-02 2008-06-10 Fujitsu Limited Mobile communication system and apparatus constituting same
US8285313B2 (en) 2008-06-16 2012-10-09 Aristocrat Technologies Australia Pty Limited Messaging system and method

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